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足元の安定性からみた床のかたさの評価方法に関する研究 : 相対的評価方法の提示

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1

文】     日本建築学 会構造系論文報告築 第448号

1993 年6月 Journal of Struct

 Canstr

 Engng

 AIJ

 No

448

 June

1993

足 元

安定性

か ら

み た

か た

方 法

’.

       

対 的評価方 法

提示

STUDY

 

ON

 

AN

 

EVALUATION

 

METHOD

 

ON

 

HARDNESS

 

OF

 

FLOORS

 

FROM

 

       

THE

 

VIEWPOINT

 

OF

 

STABILITY

 

OF

 

FOOTING

      

Presentation

 of 

q

 relative  evaluation  method

 

英 哲

高 橋 宏 樹

* *

Hidenori

 

ONO

 and  

Hiroki

 

TAKAH4SHI

1.

序   論

     

 近年, 転倒衝突時の安全性の確 保や,

遮 音 性向上 どを 目的と し て

建 築 物 床 似 降 単に床 と呼ぶ ) を やわ ら か く す る傾 向が ある

。一

床のやわ

らか さに よっ て は 足 元の安 定 性 (以 降単に安 定 性と呼ぶ )が失われ身 体 的 弱 者の場 合は転 倒 事 故の原 因に なっ た り

車 椅 子 を 含む キャス タ

類の走 行 性が悪く なる 歩 行 感が悪くな る く などの 題が生じる ことも多い

 

これ らの問 題の う ち

安 定 性

キャ スタ

類の走 行

に関して は問 題の重 要 性が指 摘さ れ ながらも調査

研 究 例がな く

未 解 決の課 題に な っ て い る。  特に歩 行 時の揺 動 感

転 倒の し や す さ な

ど に大き な影 響 を 与 え る安定性か らみ た床の か た さの問 題は 影 響 を 受け や すい高齢者な どの身 体 的弱者が増 加する傾 向にあ る状況 に おいて, 健常者の場 合 も含め早 急に解 決 すべ

課 題とい えるQ  本 研 究は

安 定 性か らみ た床の か た さ の課 題を解決す るうえで必 要 不 可 欠 と考える評 価 方 法につ い て考 究し

基 礎 的 知 見 を得た結 果 を述 尽るもの であ り

,一

部の概 要

        ら

 The

 purpose of this study  is to present a relative  evaluation  method

 on  

hardness

 of 

fl

 ors 

from

the viewpoint  of stabillty  of 

footing

       

t

 

First

 sensory  tests on  

hardness

 

from

 the viewpoint  of stabihty  were  taken place to make  psycho

logical

 scales  with  thirteen 

healhty

 men  and

seventeen  sample  

floors

 Secondly

 an apparatus  to measure  physical

 values  of 

floors

 which  corresponded  tQ the psycholo

gical scales  was  developed

       

 

Finally

 eyaluation  

indexes

 which  were  c6mposed  of the psychological scale きand  the physical values

 and  a measuring  method  of the 

ph

ysical values  were 

presented

 as a relative  evaluation

methQd

 

KeyworUIS

:stability  offooting  

PsycbOlogical

 scale

 hardneSS of 

floor

 ewatuation  Ptethod          足元の安 定 性

心 理学的尺度

床のか た さ

評 価 方 法                                は 日本建築 学会 大 会に告 し てい る1 ]

2 )

2.

研 究の目的および 範 囲  本 研 究の 目的は 安 定 性の観 点か ら床の か た さ の評 価 方 法を提 示するこ とにある

 こ こ で

安 定 性の絶 対 的な評 価は

年齢

身体条 件

履 物な どに よっ て

互い に高い相 関は あると 想定さ れもの の 大き く異な る可 能 性

あ るの で

研 究で は当初か らこ れ らの要 因 をすべ て包 含す ること は せ ず

足元の安 定 性か ら み た床の か たさの相対 的な評価方 法を 提 示す ることに目的 を限定 す る

 相 対 的 評 価 方 法を骨 子と し た上述の因 を取り込 ん だ 絶 対 的な評 価 指 標を提 示する課 題は現 在 進 行 中で あ り

現 時点で は今 後の課題と する

 な お, 安 定性は激しい運 動 動 作 を行 うスポ

ツ フ やマ ッ トなどの場 合 も重 要であるが

本 研 究では対 象を 主に立 位や歩 行に供さ れ る床や歩 道に限定する

 ま た

本 研 究の 目 的は床の材 料

構 法にか か わ らず評 価で きる方 法 を提 示する ことにあり

個々 の床の評 価あ * 東 京 工大学 工 学建 築 学科  教授

工 博 *i 東 京工業 大学工学部 建築 学 科 助 手

体 育 修

Prof

 Dept

 of Architecture and  Building Engineering

 Faculty of Engineering

 Tokyo lnstltute of Technology

 Dr

 Eng

Resear

h

 

Assoc

  Dept

 of  Arc揃 tecture and  Bui且ding Engi皿eerlng

Faculty of Enginee【ing

TokyQ Institute ef Techno 】ogy

 M

Phys

Educ

(2)

るい は安 定 性の高い床の設 計

開 発などは研 究の範 囲 外 とする

なお

か た さの ほかに安 定 性に大き な影 響 を与 え る凹凸に関し て は か た さと分 離 し て現在研 究 中で あ り3)

4} , 範 囲 外 と するた め

本 研 究で は安 定 性に影 響 を 与える程 度 以 上の 凹 凸 を もつ床は対 象 外 と する。

3,

既 往の研 究   床の か た さに関しては

歩 行 感

弾 力 性

緩 衝 効 果な どの観 点か ら多く の研 究 例が ある が

安 定 性の観 点か ら 床の か たさの評 価 方 法 を 考 究し た例は み あた ら ない。

4.

研究方法の概 要   研 究 方 法の概 要以 下の と お りであ る。 (

1

)安 定性の異な る試料床を 用いて安定性に関す る 尺 度を構成す る。 (2 ) 床の安 定性測定装置を設計

試 作し, 安定性に関 す る尺度と対応す る床の物理 量 を抽 出す る

(3 ) 安定性に関す る 尺度と物理 量の関係を安 定性の相 対的評 価 指 標と して提 示 する。

5.

安定性に関す る尺 度の構成 5

1 安 定 性の反 応の抽 出 方 法に関する予備 的 検 討  本 研 究に おい て は 安 定 性に関す る人 間 側の反 応 を抽 出し定 量 化 すること が重 要と な る

安 定 性に関 する反 応 と しては

心理 的 反 応

生 理 的 反 応

生 体 機 構 的 反 応が 考え ら れ る が

いずれ が定量 化を行 う うえで有 効で ある かを知る た め に あ ら か じ め以 下の よ う な検討を行っ た。  まず, 筆 者 を含め た 数 人の判 断により安定性 が 明 ら か にな る と認め られ た3つの試料床上で

5人の健常な 成 人 男 子に立位

歩 行の動作を行わ せ

安定性の差 を明 確に感 じ ること

つ ま り明 確 な 心 理 的 反 応が得ら れ るこ と を確 認し た。  つ ぎに同 じ条 件 下で

生 理的 反応 とし て下 肢の筋 (大 腿 直筋

大腿二頭 筋

前 脛 骨 筋

腓 腹 筋 )の筋 電 図

生 体機構的反 応とし て足 関 節の角 度 変 化

重 心 動 揺 を検 出 したが

ばらつ き が大きく 動 作によっ て は 3つ の試料 床の間に明 確な差を検 出で き ない こと

つ まり現 段 階で は定量化は非常に困難である こと を確認した。 こ のよう な結果 は

ひ とつ には 刺 激 その ものが 微 妙 な た め 生 理的

機 械 的, 物 理 的 測 定か ら反 応を抽 出す ること が 困難なこ と

ひとつ には生 体 反 応 を 抽 出する方 法が未 成 熟なこ と か ら生 じ るものと推 定で き る

  以 上か ら本 研 究で は

安 定 性に関 する人 間 側の反 応 を 心 理的反応を用い て定量化す ること と し た。 な お

こ の 種の課題に心 理的反応を用い る ことの問 題を指摘する旨 もあ る が

生理 的 反 応あ るいは生 体 機 構 的 反 応の アウ ト プッ トと し て 心理的反応が位 置づ け ら れ ること が精 神 物 理学の分野で は

般的になっ て いること

筆者の

部ら の既 往の研 究でも心 理 的 反 応 を用い るこの妥 当 性 を証 明し ているS)

8, と な ど か ら

大き な問 題は ない といえ る

5

2 構 成する尺度の項目 お よ び官能 検 査手法  心 理 的 反 応 を用いて安 定 性に関 する尺 度 を構成す る た めの官 能 検 査の概 要 を表

ユ に示 す

  構 成す る尺 度は大き く安 定 性の感 覚上の相 対 的 序 列 を 示す安定 性感 覚尺度および安 定 性に対す る総 合 的な評 価 を示す安 定 性 評 価 尺 度, 床の安 定性に起 因す る疲労の程 度を示す長 期 疲 労予測尺度, 捻 挫な どの傷 害の発 生の し や す さを示す傷 害 発 生 予 測 尺 度の 4つ の尺 度 を構成す る こ と とし た

1  官 能 検 査の概 要 評 価 検 査 項 目 感      覚 安   定  性   評   価 長 期 疲 労 予 測 傷   粤   発   生   予   測 尺 度 構 成 手 法 標準 試料 床 (試 料 床NαDと の 比 較による系列範 ちゅう法 絶 対 判 断によ る 系 列 範 ちゅう法 こ の床の上で ( ) すると き この 床の上で (  ) すると き こ の床の上で長 時 間 ( )する こ の床の上で (  ) すると き 足 元の安 定性 は 標 準 床 と比 較 足 元の安 定 性 は ど うです か

と した ら足 元の安 定 性の観 点 足元の安 定 性の観 点 からど う してど うです か

か ら ど うです か

です か

  非 常に低い   非 常に気にな る   非 常に疲 れそう   非 常にけがを しそ う 判 断 範 ちゅう   か なり低い   かな り気にな る   かなり疲 れそう   か な りけがを しそ う   や や低い   や や気に なる   やや疲 れそう   や や けがを しそ う   ど ち ら ともい え な い   ほ と ん ど 気 に な ら な い   ほ と ん ど疲れ な さ そう   ほ と ん どけがを しなさ そう   やや高い   全 く気に な ら な い   全く疲 れな さ そう  全 くけがをし な さ そう   かなり高い   非常に高い 立 位 立 位 立位 歩行 動 作 片足 立 ち (閉眼) 歩 行 歩 行 段 差 降 り 歩行 段 差 降 り 段差降り 履   物 硬 底 紳 士靴13 名

ス リッパ 7名

くっ下7名 検 査  員 21

29 歳 の成 人 男子

2

(3)

  官 能 検 査 手 法 としては

安 定 性 感 覚では標 準 試 料 床と の比 較による系 列 範ちゅ

う法

安 定 性 評 価

長 期 疲 労 予 測, 傷 害 発 生予測で は絶 対 判 断に よる系 列 範 ちゅう法と し

そ れ ぞれ表Tl に示す判 断 範ちゅう を用い て検査員

に 口頭で答え てもらうこと と し た

     

5

3

 

試 料 床  設 定

       

 

試 料 床と して表

一2

に示 し た

17

種を設定し  。 試料 床を設定す るに あ たっ て は安 定 性 を左 右す る様々な か た さ を もつ とするこ と, すべ り具合の不都 合によ り 安 定 性の判 断に影 響を与え ない床と す ること, 検査期間 申 性状が変化しないこ とな ど を考 慮し た

 試 料 床のき さの最 小 値は

不 安感 な ど をいだ かずに 安 定 性の判 断 を 行 うのに十 分な大き さで ある約

50cm

× 50cm と し た。 な お

つ ねに同じ刺激と な る よ うに

各 試 料 床ご とに足が接 する位 置は

定と し た。  

な お

試料床は床 面の高さ を同

に し た補助床の中央 部に置し検査にす るこ と と し た

ま た

段差降りの 場合は さ25

cm 幅 60 c皿 の 段 差の下 に試料床を設 置 し検 査に供す ること とした

5

4  検 査 員の選 定

  検 査 員と して健 常な成人男 子 13名 (年 齢21

29歳 〉 を選 定した が

安 定 性に関 する判 断の相 対 的 傾 向は年 齢

身体 条 件

性によっ て異な ら ない こと が予 想さ れ る ので

2 試料床の概要

単位 (皿 ) −

2

314

5

5

7

899

 

 

 

 

 

 

Ol 1 且 12 13141516

]7 床  下  地 コ ンクリ

ト床 下地 束立床 下地 (ウ眇ン樹 脂束 @440) 根 太床 下地 (鍾製 根太 @450) 根 太 床 下 地 (鋼製 根 太@60e) 床  仕  上  げ クッ シ ョ ン材(厚16)+ ビ≧ ルシ

ト(厚2) 仕上げ材なし カ

ペ ッ ト(厚4)

     

ペッ ト(厚L4) クッ ション材(厚 15) クッション材 (厚16) 

クッシ

ン材(厚30) クッション材 (厚30)+カ

ペット(厚 14) クッ シ

ン材 (厚1の+ クッション材(厚5の クッション材 (厚15)  +ッション材 付 きフロ

1丿ングボ

ド(厚16) クッ ション材 (厚10)+クッ ショ ン材 (厚 7 ) +クッション材 付きフ ロ

1丿ングボ

ド(厚18) 合板 (厚 9 )+ビニ ル シ

ト(厚 2 ) 合 板 (厚14)+クッショ ン材 (厚7)  +

ペ ット(厚16 ) 合 板(厚12)十カ

ペッ ト(厚12)

合 板 (厚 12)+ビニ ルイ ル(厚 2 ) 合 板(厚9)

合 板(厚9)+クッショ ン材(厚8)   + カ

ペ ット(厚14) 相対 的な評価 方 法の提 示 を 目 的と し た本 研 究の段 階にお いて

検査 員を成人男 子 に 限 定す ることに不 都 合は な い とい え る。 な お

特に高 齢 者や身 体に障 害 を 持っ た人々 を対象と した検査は絶対評 価を得る う えで重 要で あ る が

検 査が可能であ る かどう か など を含めて;今後の課 題 と するこ と と し た。 

1

5,

5

 

お よ

び履 物の選 定

1

      

 安 定 性の感 覚に関 する官 能 検 査 を行う際の動 作は

日 常的に よ く行わ れ る立位 (両足 立ち), 歩 行お よ び段差 降りとし, さらに 日常 的な動 作では ないが容易に行え る 最 も不 安 定な動 作の ひ

つ どして 目 を 閉じ た状 態での片 足立ちを加え

合 計4種と し

。. 1

     

 安定性の評価につ い て は,

日常的に よ く行わ れ る動作 である こと を考 慮し

安 定 性 評 価では立 位

,.

歩行

段差 降り, 長期疲労 予 測で は立位, 歩行, 傷害 発生予 測で

は 歩 行 澱 差 降り と し た

 

1

 

履 物は

成 人 男 子が最 も

般 的に装 着する硬 底 紳

ス リッパ および くつ し た。 なお

ハ イヒ

ル や特 殊 な形態 を有す る履 物を対象と し た検査 は絶 対 評 価 を 得る          表

3 分散分析結果    

底 紳 士 靴

    F

ス  リ ッ パ く つ  下 尺   度 動   作 項 目 分散 比 寄与 率 分散 比 寄 与率 分敬 比 寄与 率 主 効 果 42

695

了3

&8瓢

   .

31

610

80

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   .

22

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26瓢 立   位 個人差 2

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1,

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4

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97γ 2

34瓢 安     定     性

    感     覚 主 効 26

61760

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   .

32

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43写 歩   行 個 人 差 4

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1

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52瓢 主効 果 44

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64弩 且6

364

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55

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価 歩   行

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5340

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76

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69

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708

4

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6

06κ 主 効果 14

615

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831

64

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長 期 疲 労 予 測 立   位

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2

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2

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 3

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 「

98

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η

9,

P,

7

51男

:危 険 串5Xで有 意  

:危wa率ISで 有 意

3

(4)

4 安定性 感 覚 尺度値相互の係数

動   作 立      位 片   足   立   ち 歩      行 段   差  降   り

履 物 硬 底 靴 λリァパ くつ 下 硬 底 靴 スll7バ くつ 下 硬 底靴 スリ7バ くつ下 硬 底靴 スリ,バ

くつ下 o

aglo

8540

9を30

856O

8590

857D

9560

897O

9280

937o

960

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降 り スリ7ハ

9O .

9220

8910

9正70

8BOO

8980

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9420

938O

9260

964

硬 底 靴 O

9420

9000

927o

924o

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924

くつ下 0

968o

9420

922o

9300

9590

9580

9540

942 歩 行 スリ7バ o

964o

9η 0

9470

920O :9740

929O

948

硬 底 靴 O

9600

9290

954o

93了 0

9310

925 くつ下 0

966o

9軒 0

952O

9460

957 片 足 立 ち スリ7バ o

9840

988o

9670

953 硬 底靴 O

936o

9230

935 すべ て危 険 率1% で有意 くつ下 0

968a

951 立位 スリフバ 0

965 評 価の 尺度 値 相 互の相 関係 数 表

5 評 価の尺 度 値の相 関 係数 動     作 立        位 歩      行 段   差   降   り 履         物 硬 底靴 スリ7バ くつ下 硬 底 靴 スリ7バ くつ下 硬 底 靴 スリ,バ くつ下

安 定性評 価 と長 期疲労予測 0

946o

940O

9660

932O

892

O

969

安 定 性 評 価 と傷害発生 予 測

o

914O

899

0

976O

90星 o

983o

991

長 期 疲 労 予 測と傷害発生 予 測

0

9890

9《4o

9B2

安 定 性 評 価 尺 凌 値 相互 の相 関 係 数

段 差 降 り 歩     行 立       位 動  作

卿7バ くつ下 硬 底範 スリ7バ くつ下 硬 底靴 λり7バ くつ下 展 物

0

9550

9640

9750

921o

914O

9510

840o

B7亘 硬 底 靴

0

9570

950Q

9170

895o

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857o

B94 スリ7バ

0

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9440

855o

go5 くつ下 段 差 降 り

O

§54o

950o

975O

9060

922 硬 底 靴 O

9350

963o

9480

919 スリ7バ 歩行 ぺ て危険率1%で有 意 0

9B3O

927o

971 くつ下 0

9340

969 硬底 靴 立 位 0

934 スリ7バ 長 期 疲 労 予 測 尺 度 僅椙互の相 関 係 数 傷害発生予測 尺度 値 相 互の相 関係 数 歩      行 立      位 動  作 スリ7バ o

957 スリ7バ くつ下 硬 底 靴 潮 7バ くつ下 履 物 歩行 硬 底 靴 o

9530

95i

0

9540

9390

9590

908O

946 硬 底 靴 くつ下 o

920O

B66o

919

D

920o

9230

9340

923 スリ7バ 歩 行 段 差

降 り

ス IJ7バ 0

931O

902D

936O

955

o

9320

913O

969 くつ 硬 底 靴 O

916O

8950

942o

9且70

927

0

886

0

910 硬底 靴 履 物 くつ下 刈7バ 硬 靴 靴 くつ 下 スリ7A

o

9正9 対7バ 立位 動   作 歩      行 段 差 降 り 時 点で うこ と と し, 今 後の課 題 とし た

5

6 検査の

   結果お よび尺    度の構 成  5

2

5

5の 条 件 の ほ か, 試 料 床のす べ , 温 冷 感

発 音 などは判 断に入れ な い よ う教 示し て検 査 を行っ た。 検 査は温 度 20℃ ± 2

°

C

 湿 度

50

% ±

5

RH

の 宮 能 検 査 室で 疲 労

倦 怠など が生じ ない よ うに各 検査員 ご と に

7

日間か ら

10

日間に 分割 して 行っ た  検 査 終 了後, 検 査 の有 効 性 を確 認す る た めにっ た分散分 析の果を 表

3に 示す

  主効果は すべ て に おい て 危 険 率

1

% で有意であ り

設定 し た試 料 床 間に有 意 な刺 激の 差が存 在 し

検査が 十 分有効 で あっ たこと が わ か る

ま たい くつ か の 個 人 差も危 険 率1% あ るい は 5% で 意で あ り, 判 断に個 人 差 が存在 し たこ と は明ら か で あ る が

個人差の寄 与率が主 効 果と 比較してめ て小さ く, この種の 検 査で は通 常 有り得 る個 人 差である こと か ら

尺 度を構 成す る うえ で大き な問題 と は な ら ない とい え る

  以 上の検 討 を 行っ

4

(5)

9    

7118L316617    旦2   

14

41553艮0  2    

             1  

1

、 」        〜   1 

       唱

   1

   1

    \! 

11

〃 /

灘    

1

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      !

琳  

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l

 

l脚

         丶       

、・

 

r

/ !

 

ト 

i   l  

、   [

  .

 

9   n亘2 7  8613 L45415 量03 2 試 料 床Na

1

一         161T 一

1

一 試 料床陬

4

3 

2 

1 0   1

 2 3 4 安 定性が低い ∠

安 定 性 感 覚 尺 度7 安定性が高い        図

1  安定 性 感 覚 尺 度線 図

た後, 検 査 結 果

を月

ヨい て

尺 度 構 成 理 :mP ) 従い

安 定 性に関す る尺度 を 構 成し た

5

7 考   察

 

安 定 性 感 覚 尺 度 値関 し尺 度 線 図 を 図

1に

動 作 間 および履 物 間の相 関 係 数を表

4に示し た

図お よ び表 よ り各 尺 度 値 間の相 関が高く

や履 物の違い によ る

料 床の

定 性の感 覚 上の序列の差 異は ほ と ん ど み ら れ な い ことが わ か る

  同 様の こと は安 定 性 評 価 尺 度

長 期 疲労予測 尺度お よ び傷 害 発生予 測 尺 度につ い て も当ては ま り

一2

お よ び表

5から わ か る よ うに各尺 度 値相互の相 関は高く

かつ履物あ るい は動 作が異

なっ て も互いに高い相 関 関係 に ある こが明 確とい

。   さ らに

安 定 性 感 覚 尺 度と安 定 性 評 価 尺 度との関係の

3す が

両 者対 応明 確上 不 定な床は評 価におい て 不 都

で あるこ と が わ か る。 な お紙 面の都 合 上 図は省 略す

他の関 係におい て も同

の結果が得ら れて い る

  これ らの ことは

安 定 性からみ たか

さ を測 定 する装 置 を設 計

試 作し物 理 量 を抽 出 する際

本 研 究の範 囲 内 で は動 作や履 物ご とに測 定 条 件を設 定す る必要はな く

任 意の ひとつ の条 件で

すべ て の場 合に対 応 可 能であ るこ と

ら に は安定 性感覚 尺度に対応する物理 量 で安定性 評 価

長期 疲労予測およ び傷 害 発 生予測の各尺度 を表 示 で きる可 能性が高い ことを示 唆し てい る とい え る

6.

安 定

性 感 覚 尺 度と対 応 する物 理 量の設 定 6

1

..

既 往の研 究におい て提 示 さ れ た か た さに関 す る 物     理 量の検 討      1 9 117正 71681216 13

朔 ゲ

    噛

1

 

,ここ

1

・ 。

             「

i

w

ハ ll

i

ミ榔

  丶      

     

、’

1

    \

_

   

緊こ\      丶\

          、、

1

1

 

 

 

 

1

\ 1

   

r

7 ノ

ρ

6      

/ リ

14415518 ・ 試料床

 

底靴 ス リッノ くつ下   位   立

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

− 9U1 12

8

44515103  

Z

気に な る

安雛 瓢 尺度 一 7 気にな らti

9     812131514

7111T61 ]6105432

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

− 9U  

7

1716612141453102        13  15       8 疲れ そう∠■ 駢 捌

そ? 9   17613  ro 71且8161214141553 2

 

 

 

 

\弋

こ\

 

 

’ ,

7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丶 \ \

1

γ / /

.・

r

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

1

・・

1

 

ρ

 

 

 

 

 

 

 

 

     

ン〃 / 々 く厂

  F

9Hl6 且2178  136114 515 1032    7       4

試料床M 一  〇   1   2

 3   4   ら   6 けがをしそう∠

一一

傷 害発生 予 測 尺 度

7rけがをしな さ そう       図

2  評価尺度 線 図   床

の か た さに関する物 理 量の中 で安 定 性か ら み た か た さ と 深い関係が あ る と想 定され る物 理 量とし て は

歩行 感や転倒衝 突時の安全性の観 点か ら提 示 されたい くっ 理 量 が あげら れ る

 

本研 究 では こ れ

の物 理 量(

p

適 用 性を あ らかじ め検 討 す る 必要が あ る た め

種々提 案さ れて いる物理量の うち

人間の反 応 との対 応を明 確 にしで いる点で, 筆 者の

部 らが提 示し て い る物理 量 を代表と して

定 性 感覚尺度 を表 示する可 能 性を検討

し た

L

 

ま ず立位を含む

の観

か ら

P

a

)がた さ を表 示す る物理 量 を

4 に示す歩行時床の か たさ測 定 装 置

を 用い て求めた図

5に示

す床の 荷重

時 間 曲 線

変 形

時間 曲 線か ら床の 変 形エ ル ギ

UFi

}と

床の 変

5

(6)

      る         ロ     る           む     る            

唳 硬 底 靴 スリッパ くつ下 沌 ’8

  搾   戸 r

a964

   

:ン 4  

メ   4 鳳 981

   /

  兇

  ノ

.φ ρ ノ r30

963

    !

r

0

963 r

o

989  /   7

   

津 プ   o   げ9  

o ♂,

°

    2

 〆

‘o ♂

γ

r

o

975

  〆

  9 β r

o

9臼4 ’     %

 

r

砿958

  

Ψ〆     ! 4

’ ! ‘ 〆 1 ノ !‘ 立 位 歩 行 段 差 降 り  

4

20  2 

4

20  2 

4

20  2 4 安 雕 が 低い∠

安雛 驢 腋

7 安 定 性 齲 い               すぺ危険率1% で有 意

3  安 定 性 感 覚 尺 度と安 定 性 評 価 尺 度 との 関係の

例 1

変 位変換器 2

変 位 変 換器   取 り付 け 座 3

重錘 取り付 け座 4

重 錘 取り付魯ナ座   上 下ハ ドル 5

シ ャ フ ト 6

重錘取 り付   支持架台 7

重 錘誤落下 防 止 用  安 全装置 8

電磁石 9

重 睡 10

ゴ ム ば ね 11受 け 板 12

荷 重変 換 器 13

荷重板 図

一4

歩 行 時の床のか た さ測定 装置の概 要

嗣 鯉 ) 80 4000   5 曾

2

5   D

0     0

0 DR } 80    60c 鯉 40 顴    20    0O

 OO O

2   0

4   時 間 (s, 囮 u,

O

6 1

25   2

50   3

75   変 形(皿 ) 図

一一

5 荷 重

時 閊 曲線

変 形

時 間曲線お よ び荷 重

変形曲線

6

3

            單 爿

鐸 週 麒                             二 覃 嶺 報 賀 幤     弼 度 越 囈 劇 展 琳

4

剽 個 構 ●      ● ●●    ●  ●

     

8

     

ee ・       ● ■ 0

0 0

5  1

0 1

5  2

0       【昭(UF■

8DにXD冐

TR

6 安 定性感覚尺度と物 理

fi

 logUm

8Dn ×D,

 Ti ] )との      対 応の

例 昌 80 ◎

oo 5

650皿 1 23 4 1

電磁石 2

頭 部モデル 3

加 速 度 計 4

頭皮代替ゴ ム 5

支 持フ レ

ム 6

移勁用 車 輪 図

7 転 倒 衝 突 時の床の か た さ測 定 装 置の概 要 60 G 40 ) 罰  20 0   0   20  40  60  80       時 間 (ms ) 図rB 加 速 度

時間曲 線 形の

re

 {

D

。)お よび床の変 形の復 元 速 度(

D

丁訪を 算 出し

,Ul

 

− 8

 

DRX

 

DR ・

 

Ti

’と し て抽出し た1°)

]1 ] 。  安定 性感覚尺度と物理量

10g

UF

8D

,×

D

Tfit

)と の対 応の

例 を図

6に示す

全 体 的な対 応はあ る とい え る が

詳 細に み た場 合ばらつ く部 分 も あり

安 定 性か らみ た試 料 床の序 列 を 説 明 する に は十 分とは いえ ない こ と が わ か る。  つ ぎに

転 倒 衝 突 時の安 全 性の 観 点か ら床の かた さ を 表示す る物理 量 を

7に示す転 倒衝突時の 床のか た さ測定装置を用いて求め た図

一8

に示す床の加速度

時 間曲線か ら

最大加速度 (

Ama

.)と して抽出し た IZ ) 。

(7)

4 二 齷 る 坦 暇 枢

, 0 罎 爿

溝 唖 醪 弼 匿 駅 鹽 坦 假 嵐

2     朗 二

  

4 。 4。 8。 、2。 、6。        Amax (G) 図

9 安 定 性 感覚尺度と物理

fi

 Amaxとの応の

  安 定 性 感 覚 尺 度と物 理 量

Amax

との対 応

を 図

一9

両者応は明確でな く

,Amax

で は 安 定 性 感 覚 尺 度 を 十 分に説 明 で き る と はい え ない こと が わ か る。

 

O

ま り

歩 行感や転 倒 衝突時の安全 性を表 示 す る床の鉛直方向の形挙動 か ら求め た物 1

床        5

分 度器       9

荷 重 微調 整ハ ンドル 2

荷 重 板 (7x7  ) 6

コイ ルばね

      10

ガイ ドレ

ル 3

重 錘 (44  )   7

荷重 読 み 取 り用スケ

ル ll

プ 4

シャフ ト    8

シ ャフ ト傾 斜 用ハ ン ドル 】2

重 錘 受 ii 板       図

一10

 安 定 性か ら み た床の か た さ測 定 装置の概 要 理 量 だ げで は

安 定 性 を より よ く表 示す るこ と はできず

安定性に関与す る床 側の新たな物 理 量 を 模 索す る必要が あ る とい え

6

2 物理 量 お よび物理 量測 定 方 法の 基 本 構 想

    

 6

1の 検 討 結 果か ら新た な物理量 を検 討す るこ と と し

官 能 検 査 時の検 査 員の床の挙 動に関 す る 感 想 お よ び 検 査 時の床の挙 動の観 察 結 果か らつ ぎ の よ うに理量お よ び物 理 量 測 定 方 法を構 想し た

 足 元の安定性を左 右 する要 因とし て着 地 時の床の沈 み 込み と

床上にお け る 足元の傾き やすさが重要と想定さ れ た ため

,一

定 荷 重 載 荷 時の床の鉛 直方 向の変 形量 と床 上に直 立す る物 体を

定 量 傾ける の に必 要な引張 力 を物 理 量の基 本とす る こと と し た

また こ れらの理 量 を 求め る際 さ ま ざ ま な条 件はで き るだけ実 情に即し たも の とする必 要があ る が

5

7に述べ た よ うに

足 元の 定 性の感 覚上の序 列に は

立 位の よ うな静 的な状 態で も 歩 行や段 差 降りの よ うな動 的な状 態で

も大き な差 異が み ら れ ない の で

物理 量 を求める測 定 装 置を設 計

試 作す

る 際には 測定お よ び 精 度の確 保 が 容 易 な 静的な条 件を取 り入 れ ること と し た

6

3 物理量 測 定 装置の設 計

試 作お よ び 測定 方 法の概 要

 

β

2’t

C述べた概 念で図

ユ0

に示し た 床の安 定性 測 定 装 置 を設 計

試 作し た

本 装 置は荷 重板を有す る シャ フ ト と シャフ トを支持す る左 右の コイル

ばね

お よび ガ イ ド レ

ル と な るフ レ

ムで構 成さ れてい る

 床の 鉛 直 方 向の変 形 量 (以 下

,Dm

。x と す る)を 測定 する ための荷 重 板とし て は

既往の研究” ) にじて径 7cm の 円盤 を試み たが シ ャ7

トを傾か せ る際に円 形 で は バ ラ ン ス を保 持 する観 点か ら不 都 合なこ と が判明し た の で

7cm × 7c皿 の正方形 と し た

ま た

載 荷 荷 重 は立 位 時に片 足にかか る体 重応歩 行や段 差 降り

な どの動 作時の荷重の増 分を考 慮し全 体で 47kgf (シャ フ ト部 分 の重 量 :

3k9 ,

重 錘 重 量 44 kgと した。   傾き や す さ を示す引張 力 (以 下

,F

と す る)は

シャ フ トを右 側に

定 角 度 (

5

°

)傾け た際の右 側のコ イルば ね に か か る力 (

FR

)と左 側の それ (

FL

)との差 と して求 め ら れ る ように なっ て い る

傾ける角 度を5

°

と し たの は

本 研 究で設 定した試 料 床に お い て F の差最 も大 き く

得られた角 度で あっ た ことによる

シ ャ フ トは床 上 に垂直に設 定するが やわら か い

で は立し に く い の で

あ らか じ め左 右の コ イル ばね に は 2 

kgf

の張 力 をか け シ ャ フ トを安 定さ せるよ うに 工夫し てある

シ ャフ ト を引 張る際の載 荷 点の 高さ は荷 重 板の底 面か ら8ユ cm と し た。   測 定 方 法は以下の ど お り で あ る

 まず 床上に フ レ

ム と シャ フ トを設 置し

重 錘に よる 載荷を行わ ない態での シャ フ トの高さ方 向の位 置の目 盛りを 読み取 り

D

ユと す る

その後シャフ トに 44kgf を 重 錘に よ り載 荷 し

同様たシャ フ トの 目盛り を読み 取 り

D2

とする。 最 大 変 形 量

P

  (cm )は

D2 − Dl

に よっ て示さ れ る。 つ ぎに重 錘 を載 荷し た状 態で シ ャ フ ト傾 斜 用ハ ン ドル を用い て シャ フ トを右 側に 5°傾け

F

(kgf) を求め る。   以上が概 要であ る が

すべ 位 時人 体 側条件お よび安定性感覚 尺度との対応を検 討し な が ら多 くの試 行を繰 り返 しな が ら決 定し た もの である。

6.4

 物理 量 の設定   6

2にべ た方 法で試 料 床の Dmax お よ びF を 測 定 し

安 定 性 感 覚 尺 度との 対 応を検 討し た。

 

まず,

Dm。

x お よ び

F

単独で対応可能 か ど う か検討し

7

(8)

  42024202420242024              

 

 

 

       

 

 

 

       

 

 

 

       

 

 

 

為 ト ー 章 倡

謬 殫 屡 想 鰻 儒           瞑 ヒ 駅 鹽 組 製 胴

 

2

掣 ≦ 製 單  

4 鰡 殺   O     l    2    3   4       Dmax 〔  ) 図

11  安定 性感覚尺度と Dmaxとの対 応の

例 4 2 0 β 匝 る

單 伺

纛 奥 醪 靼 恨 粥           爆 叱 獄 踵 蝿 破 脳

2   蛆3

2

1 。 、 2       F (  f> 図

12 安定性感覚尺 度と F と の対 応の

硬 底靴 スリ7パ くつ下

1聰

   ・

9

     ●曳      

        1

 丶9

   丶

 

  

     

       

● ”

.    ●慟

     涼        

o o

 

1

 ・

  

  

    

      丶 ●

  蒐

   ●●

    減

 

 

 

 幾

         

●   画      

  

   

    

丶        

o

 

Q    鴨

    

       

・ ’

”一

ζ。     丶         賦・

    

8

      

    ‘

    

      ● \       \ 軌

  

、 A

    海

       . P          

       

9 ひ

軸     、     箔     ∂        

9、

rr

 

 

  

    气. ●     も訣

      、

     

つ 立 位 片 足 立 ち 歩 行 段差 降 り

8  0

0 0

8

0

8 0

O D

0

8 0

0 0

8     )agiO(D田ax/Dref

O

2F/Fref+O

3)

13 安定 性感覚尺度と 物 理 量loglo(Dmax/

D

.,

O

2FIF .,

      十 〇

3)と の対 応 た結果

11

12に

例を示し た よ うに単 独で は対 応 し き れ ない こと が判 明し た。  つ ぎに安 定 性は沈込み量と傾 き や す さ を複 合した物 理 量で表 示で き る 可能性が あ る との 想定の も と に

,Dmx

8

+a

F (α :定 数)な る物 理 量 を設 定 し 最 も対 応の よ い物 理 量と して の a の値 を安 定 性 感 覚 尺 度 との回 帰 分 析 に よ り種々検 討 した結 果

a

=−

O

2と した D

 

Dref

O

2 FFref (D f :1cm   Fref:lkgf)が よい対 応 を示 すこと を 究 明できた ことか ら

求めた物 理 量 を 常 用 対 数で表示す る こと と し

物 理 量 log,。DmaxD

f

O.

2

 

FIFref

十 〇

3>を設 定 し た。 な お 0

3を加え たの は

か た く安 定し た床で は

Dmax

D

.ef

− O.

2

 

F

F

、,,fが負の値 になる場 合がある ことか ら

最 もかたい とみなせ る試料 床

No .

2の場 合の物 理 量 を正の値にする ためで ある

者の対 応 を 図

ユ3に示 すが

両 者はな め らか に対 応し て おり

また図

13の硬 底 靴

立 位の感 覚 尺 度と物理 量との関 係は図

6と 比較し てよりよい と判 断で き るこ とか ら

設 定 した物 理 量の妥 当 性が証 明 されて い るとい え る。

Z

足 元の安定性か らみた 床の かた さの評 価 指 標の提示  安 定 性の評 価 尺 度 と 物 理 量】0910(

Dmax

Dre

一 〇

2

 

F

/ F.ef+0

3)との対 応を図

14に示す

両 者は なめ ら かに 対 応し て お り

設 定し た物 理 量で安 定 性の評 価が可 能で あ るこ と が わ か る。 ま た

D

、、ax が小さ く かつ

F

が大き い ほ ど安 定し た床とい えること

安 定性の評 価 尺 度と物 理 量 は S 字に あ り, 非常に安定な領 域

非 常に 不 安 定な領 域にな る

定の物 理 量が存 在す るこ と な ども わか る

 ただ し 研究で構 成さ れ た評価尺度は健常な成人 男 子に よっ て得られ たもの であり 得ら れ た評 価尺度と物 理 量の関 係か ら

般 的な許 容 範 囲など を策 定す ることは 早計と考える

す なわ ち, たとえ ば健常 者では問題の な いでも身体 障害者や高 齢 者などの いわ ゆ る身体的弱 者 では不 安定で危険であ る可 能 性が ない と はいえ ないな ど であ る。  し か し, 床の安 定 性の相 対 的序 列が大き く異な ること は考え に くい ことか ら

14に示 し た関 係か ら安 定 性か ら み た床の相 対 的な評 価を行うこ と は能で あ る と 考え る。  以上か ら図

一14

を安 定 性か ら み た床の か た さの相 対 的 評 価 指 標 と して提 示で き る

8.

足 元の安 定性か ら み た床の か た さ の相対的 評 価 方 法   の提 示  

6.

3,6.

4

べ た物 理 量測 定 方 法び 7で示 した 相 対 的 評 価 指 標 (図

14 )を ま と めて安 定 性か らみ た床 の か た さ の相 対 的 評 価 方 法とし て提 示する

  安 定 性 を 表 示 す る た めの物 理 量 とし て鉛 直 方 向の沈み 込み と傾き や す さ に着 目し

物 理 量 を測 定する装 置を設 計

試 作し て 物 理 量と安 定 性の 評 価尺度か ら なる 指標を提 示したこ と は

国 内 外におい て安 定 性に関す る

表 一 4  安定 性 感 覚 尺 度値相 互 の 相 関 係数
図 一 13  安定 性 感 覚 尺 度 と 物 理 量 loglo ( Dmax / D . , − O . 2FIF . ,
図 一 14   評 価 尺 度 と 物 理 量 log1 。 ( Dm 。 、 、 / D . 。 t − o . 2   F / F . , + o . 3 )       と の 対 応                         安 定 牲 が 高 い                               一1 .0                 − 0 .5 9. ’ 床 の か た さ に お け る 安 定性 の 位 置 付 け に 関 す る 若 干 の考察 居 住者の快 適 性

参照

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