対話・広報の取組
資料3
平 成 3 0 年 3 月 2 0 日
資 源 エ ネ ル ギ ー 庁
Ⅰ.現状
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p2
Ⅱ.今後の方向性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p9
①データに基づく政策情報の提供
・・・・・・・・・・・・p14
②対話による理解
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p18
③行政による対話・広報事業
・・・・・・・・・・・・・・・ p21
1
Ⅰ.現状・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p2
Ⅱ.今後の方向性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p9
①データに基づく政策情報の提供
・・・・・・・・・・・・p14
②対話による理解
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p18
③行政による対話・広報事業
・・・・・・・・・・・・・・・・p21
2
0 10 20 30 40 50 60 70 80 2008 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 % 年 0 10 20 30 40 50 60 70 80 2008 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 % 年
現状(1)原子力に対するイメージ
出典:(一財)日本原子力文化財団、2017年度 原子力利用に関する世論調査をもとにエネ庁作成問.あなたは「原子力」という言葉を聞いたときに、どのようなイメージを思い浮かべますか。
次の中からあてはまるものをすべてお選びください(〇はいくつでも)。 【17年10月 N=1200】
※ 「必要/不必要」、「信頼できる/信頼できない/危険」の項目のみ抜粋
「危険」というイメージは、事故の前後でも変わらずに高い。信頼感や必要感は、低下。
危険
信頼できない
信頼できる
必要
不必要
福島事故3
福島事故 15~79歳の男女個人を訪問 調査。全国200地点で、年齢 などが偏らないように抽出。0 20 40 60 80 日経新聞 朝日新聞 読売新聞 毎日新聞 産経新聞 日本世論調査協会
現状(2)メディア各社の世論調査
各社の世論調査も、原発の再稼働については、「反対」が「賛成」を上回っている。
4
0 10 20 30 40 50 60 70 80 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 %原発再稼働に「賛成」
0 10 20 30 40 50 60 70 80 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 %原発再稼働に「反対」
出典:各社世論調査をもとにエネ庁作成現状(3)関心がある事項
出典:(一財)日本原子力文化財団、2017年度 原子力利用に関する世論調査をもとにエネ庁作成問.原子力やエネルギー、放射線の分野において、あなたが関心あることはどれですか。
次の中からあてはまるものをすべてお選びください(〇はいくつでも)。 【17年10月 N=1200】
※上位7位までを抜粋
地球温暖化に対する関心が高い。また、事故リスクや放射線、廃棄物に対する関心も高い。
47.3 41.7 38.8 37.4 36.8 32.3 29.6 0 10 20 30 40 50 地球温暖化 原子力施設のリスク(事故・トラブルなど) 放射線による人体の影響 放射性廃棄物の処分 日本のエネルギー事情 原子力発電の安全性 太陽光発電の開発状況 % <その他の選択項目> • 省エネルギー • 世界のエネルギー事情 • 住民の帰還状況 • 使用済燃料の貯蔵 • 放射線の医療利用 • 原子力発電所の再稼働 • 風力発電の開発状況 • 原子力発電所の防災体制 • 石油や石炭など化石資源の消費 • バイオマス発電の開発状況 • 高速増殖炉「もんじゅ」 • 各発電方法の長所や短所 • 核不拡散 • プルサーマル・核燃料サイクル • 電力システム改革 • 各発電方法の発電コスト比較 • 放射線の工業利用 • 放射線の農業利用 • その他 • 特にない/わからない5
15~79歳の男女個人を訪問 調査。全国200地点で、年齢 などが偏らないように抽出。49.6
18.2
16.7
14.8
9.2
7.5
7
6.4
4.7
4.2
3.4
1.8
1.7
1.6
1.3
0.8
29.1
0
10
20
30
40
50
60
専門家(大学教員・研究者)
国際原子力機関(IAEA)、経済協力開発機構(OECD)などの国際機関
原子力関係者(電力会社・メーカー)
評論家(キャスターなども含む)
新聞・雑誌などの記者
非営利組織(NPO)
テレビ・ラジオなどのアナウンサー
政府関係者
家族や親戚
知人や友人
オピニオンリーダー(身近な知識人)
その他
財団法人・社団法人などの公益法人
自治体職員
政治家
小・中・高等学校の教員
あてはまるものはない
%
現状(4)情報発信元の信頼感
出典:(一財)日本原子力文化財団、2017年度 原子力利用に関する世論調査問.原子力やエネルギー、放射線に関する情報について、どのような人や組織の発言を信頼しますか。
次の中からあてはまるものをすべてお選びください(〇はいくつでも)。 【17年10月 N=1200】
政府関係者の信頼感は低く、大学教員や研究者などの専門家や、評論家、原子力関係者(電力
会社やメーカー)への信頼感が高い。
6
信頼できないと回答した理由
情報公開が不足しているから 管理体制や安全対策が不足しているから 正直に話していないから 15~79歳の男女個人を訪問 調査。全国200地点で、年齢 などが偏らないように抽出。現状(5)情報の入手先
82.2 47.8 42.2 14.6 14.0 9.4 9.3 8.3 5.9 5.9 4.9 3.9 2.9 2.6 2.3 2.3 1.7 1.7 1.6 1.5 1.4 1.3 1.1 0.9 0.5 0.5 0.3 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 テレビ(ニュース) 新聞 テレビ(情報番組) 検索サイト上のニュース(Googleニュースや… スマートフォンのニュースアプリ… 家族、友人、知人との会話 特にない/わからない テレビ局や新聞社などのニュースサイト 雑誌(週刊誌・月刊誌等) ラジオ SNS(LINE、フェイスブック、ツイッター等) 自治体の広報紙 本・パンフレット テレビ(CM) 国、自治体のホームページ 講演会・説明会・セミナー等のイベント 原子力事業者、研究機関等のホームページ テレビ(ドラマ) 学校 動画投稿サイト(YouTube,ニコニコ動画等) 回覧板 博物館・展示館・PR施設 事業者の広報紙 メール配信(メールマガジン等) その他のインターネット情報 ビデオ・DVD その他
情報の入手先は、新聞・テレビ等のマスメディアが多い。
また、これらに次いで、検索サイト上のニュースや、スマートフォンのニュースアプリが多い。
出典:(一財)日本原子力文化財団、2017年度 原子力利用に関する世論調査7
問.あなたは、ふだん原子力やエネルギー、放射線に
関する情報を何によって得ていますか。
次の中からあてはまるものをすべてお選びください
(〇はいくつでも)。
【17年10月 N=1200】
% 15~79歳の男女個人を訪問 調査。全国200地点で、年齢 などが偏らないように抽出。現状(6)参加・利用してみたいイベント・情報提供
出典:(一財)日本原子力文化財団、2017年度 原子力利用に関する世論調査問.以下に挙げている「原子力やエネルギー、放射線に関する情報提供(イベントなど)」の中
で、参加してみたいものや利用してみたいものはどれですか。
あてはまるものをすべてお選びください(〇はいくつでも)。
【17年10月 N=1200】
情報提供(イベントなど)については、約6割以上が「あてはまるものがない」と回答し、参加・利用の
意欲が著しく低い。
8
18.1
11.5
8.1
6.7
5.3
5.1
4.6
2.5
2.2
1.8
1.4
0.4
63.3
0
10
20
30
40
50
60
70
施設見学会
勉強会(専門家が講師として解説を行う)
実験教室(計測器など機器を用いて実験や測定を行う)
講演会(大規模、パネリストによる討論会)
インターネットでの映像資料の視聴
講演会(少人数、双方向型)
バーチャル見学会(インターネットでの疑似見学)
インターネットでの講演会視聴
インターネットでの図面等を用いた解説資料の閲覧
工作教室
インターネットでのパンフレット等の閲覧
その他
あてはまるものがない
%
15~79歳の男女個人を訪問 調査。全国200地点で、年齢 などが偏らないように抽出。9
Ⅰ.現状・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p2
Ⅱ.今後の方向性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p9
①データに基づく政策情報の提供
・・・・・・・・・・・・p14
②対話による理解
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p18
③行政による対話・広報事業
・・・・・・・・・・・・・・・・p21
出典:平成30年3月6日、原子力委員会(第9回)資料第1ー1号 内閣府・原子力政策担当室 「ステークホルダー・インボルブメントに関する取組について」
内閣府・原子力委員会 「理解の深化の取組」
10
図の左側・・・日本では、パンフレットや教材などは充実しているが、その先の「解説情報」や「政策情報」が
不十分。そのため根拠となる情報にまで深く調べていくルートが途切れがち(図の縦の赤い線)。
図の右側・・・様々な立場の人が情報を入手し、フィードバックすることで、理解の深化につながる。
内閣府・原子力委員会での議論のポイント(平成30年3月6日)
11
①国民が知りたい情報にアクセスできるよう、根拠情報の整備を。
情報過多にならないよう、わかりやすくまとめる工夫も。
②Push型ではなく、関心や意見に耳を傾ける Pull型の対話を。
参加者が、共同で事実を見つけること。
ファシリテーション(対話の舵取り)のスキルも必要。
③「絶対的な安全が必要だ」と強調しすぎると、原子力恐怖症を生み出す。
④英国では、科学コミュニケーションにおいて、BSE問題の失敗を教訓に、
各省の科学顧問が、国民向けに俯瞰的に解説している。
参考:米国NPOの考え方
12
「信頼」とは、関わり合い
/結びつき
Trust is a Relationship
信頼
Trust
誠実
Integrity
能力
Competence善意
Benevolence 言葉と行動が一致しているか? Do you do what you say you will do?心から私のために考えてくれているか? Do you have my best interests in mind?
技術的な能力があるか? Are you technically capable?
原子力の対話は「技術」にかたよりがち
Nuclear communications usually focus on technology
ERIA(東アジア・ASEAN経済研究センター)、日本エネルギー経済研究所 『原子力のパブリック・アクセプタンス』ワークショップ、2018年2月6日 米国Mothers for Nuclear共同設立者 Kristin Zaitz 氏のプレゼンテーション資料から
原注:(Adapted from Colquitt, J.A., Lepine, J.A., & Wesson, M.J. (2017). Organizational behavior: Improving performance and commitment in the workplace (5th Edition). New York, NY: McGraw Hill Education.)