【論 文】 UDC :624
.
042.
7 ;69.
022 日本 建築 学 会構 造 系 論 文 報 告集 第 390 号・
昭和 63 年 8月HellingerlReiss
,
rier
の
原
理
に
基
礎
を お く
直
接 剛性 法
に よ る
単
独
耐 震
壁
の
弾性解
析
法
正 会 員 正 会 員 正 会 員 正 会 員末
花
竹白
岡
井
尾
浜
禎
正勝
敏
佑
*実
* *哉
*紳行
* ** *1
,
は じめに付 帯ラ
ー
メ ンを有 する擘
の弾 性 解 析はこれ まで多くの 研 究 者が手がけ て き た問 題であるが,
い ま だに信 頼の お ける簡 便 な解
析 法は見い だされていなv)。
壁 を平 面 応 力 状 態の弾 性 体 とみなし て行っ た付 帯ラー
メ ン を有する耐震壁の解 析 法に関 する研究と して は, フー
リェ 級数 を使用す る一
層の単 独 耐震
壁 (以 後, 単独 耐 震 壁 とい うことにす る。
)につ い て の坪 井の解 析 的 研 究, 12 坪 井の方 法 を 発 展させ るとともに運 層 耐 震 壁へ の 応 用 を 試み た富 井の解 析 的 研 究, の秒
η 鋤 置 換 ト ラス法 を使 用し た単 独 耐 震 壁お よ び連 層 耐 震 壁につ い て の岩 下 の数 値 解 析 的研究, 1)−
3} 変分原理を 使用 し, 柱お よびは り にっ いても壁と同様二次元の平面応 力問題と み な し て 変位法,
応 力 法に よ る解析法の定 式化 を行っ た大 越の数 値 解 析法に関す る 研究5}等1ωが あ る が , フー
リェ 級 数 を 使 用す る解 析 法 (以 後,
フー
リェ 級 数 解析 法とい うこと に す る。)におい て は,
式の煩 雑さの問 題が あり,
数値 解 析 的 解 析法におい ては,
精 度を確 保す る た め に 必要と な る未 知パ ラ メー
タの増 大に伴う経 済 性の 問題が あ る た め,
これら の解析法をそ のま まの形で耐震 壁を有す る構 造 物の解 析に適用す るこ とに は 無 理 が あ る よ う に 思 わ れ る.
耐震 壁を有する実際の構 造物を解析す る た めには,
従 来の解 析法に比べ て未 知パ ラメー
タ の少ない よ り簡 便な 解 析 法が必 要に な る。本 論 文は
,
壁,
柱お よ び はりが平 面応力抹
態にあ る も の とレて,
応 力関数 を 用い た Hellinger−
Reissnerの 原 理 に基 礎を お く直接剛 性 法に よ る解析法 (以後, 本解析法 とい うことにす る。
)を提 案し, その概 要 を説明 する と と もに解 析 法の有 効 性を示すために行っ た単 独 耐 震 壁に 本 報 告の一
部を,
昭和 61 年 3月の 中 国 支 部 研 究 発表 会お よび同 年 8月の 日本 建築 学 会の大 会におい て報告し た。
11 ) 寧 長 崎 大 学 教 授・
工 博 * * 広島大 学 教 授・
工博 *# 鈴木 自動車株式会社 * * # 長崎 大 学 技 官 〔昭 和63年1月8日 原稿 受理1 つ いて の解析結果を報告す る も のであ る。 本解析法で は,
壁,
柱お よびは り を そ れ ぞ れ一
つ の要 素と み な し,
各 要 素の応 力 は微小要 素の力の つ り合い 条 件式を満足 す る よ う に応力 関 数に よっ て表示さ れ,
変位 は各要 素の境界におい て幾何学 的条件式を満足す る適 合 変 位に よっ て表 示さ れてお り,
各 要 素の応 力 と変位 は す べ て 同 種 類の基 底 関 数に よっ て近 似さ れて い る。
し た がっ て,
本 解 析 法に よっ て単独耐震 壁の解析を行う な ら ば,
解析に使用 さ れ る 壁,
柱お よびは り各 要素の剛 性マ トリッ クスの次 数が最小ボ テンシャルエ ネルギー
の原 理 に基 礎を お く従 来の 解析法におい て使用さ れ る剛 性マ ト リック ス の次 数に比べ て小さ く な る ば か りでな く,
解 析 結 果の精 度 も向上すること が期待さ れ る。 ま た, 壁の応 力お よ び変 位の近 似に使 用さ れて い る基底 関 数が,
柱お よ びは り の変 位お よ び庵
力の近 似に使 用さ れて いる基 底 関 数 と 同種 類の関 数で あること は,
壁と柱お よ び は り の 接 合 面に おける連 続 条 件を満 足しや す くし て いる。 2.
付帯ラー
メ ン を有 する単 独 耐 震壁 の要 素 分割 図一
1は,
柱とは り の接 合 部の重心の位 置につ り合い 条 件 式 (1)お よび (2 )を満足 する 自己つ り合い状 態 にある力およびモー
メ ン ト (以 後,
自己つ り合い力 とい うことに する。)が作 用 する単 独 耐 震 壁を示し た もので ある。
、
丁 +・
†・
→
・
†⊥
凵
■
Ψ
1鬮
匸
・
・
噛
L
一鬮
1
色7
■
一.
』閲
1:
H‘
岡
’
.
剛
’
隔
’
繭
層
v卩
四
ト恥
匹
・
←“
邑
十一
→山
十囗
・
→:
:::
1
::
: 図一
1 柱と は りの接 合 部 に 自 己つ り 合い 状 態にある力およ び モー
メン トが作 用する単 独 耐 震 壁一 70 一
H
,十H
,十H3
十H4
=0
…………一 ・
…・
一
(1
) Vi十脇十 脇十V
,=0
(H、十H2Xbo十b2
>一
(H,十H‘Xbo
十b‘
)一
(V,十 V4)(αo十α1)十(V2
十V3
){αo 十a3) 十M,十M
,十Ms
十M4 =0……・
・
・
・
・
……・
・
…・
(2) 式 (1)は力のつ り合い条件式であ り,
式 (2)は壁 の重 心に関 するモー
メ ン トの つ り合い 条件式で ある。
図一
1に おける壁,
柱,
は りお よびは り と柱の接 合部の 各 要 素に要 素 番 号O〜
8を付し,
各要素の重心の位 置 を原 点 とし局 所 座 標 系x;,
yt (i
= 0−
4)を設定する。
な お, 本 論 文で は柱と は りの接合部 (i=5〜8
)の剛性は高い もの と み な し,
剛体と仮定す る。 し た がっ て,
柱とは り の接 合 部 (i=
5〜8
)に は局 所 座 標系Xt、
yt (i
= 5−
8 ) の設 定は行わ ない ことにす る.
図一
1の ご と く壁,
柱お よびは り各 要素の 水 平 方 向の 寸法を2
α‘,
鉛直方 向の寸 法を 2b‘と し, 厚さ をt
‘ (i
=O− 4
)と す る。 (以 後, 水平方 向の寸法2
α‘, 鉛直方 向の 寸法 2b,をそ れ ぞ れ幅 2α‘,
高さ2b ‘とい うこと にする。)3.
境界条件式お よび連続条件 式 図一 1
に示す柱と は りの接合部の重心の 位置に自己つ り合い力が作 用す る単 独 耐 震 壁の解 析を行う際に必要と な る境界条件式お よ び連続 条件式は次の と お りで あ る。
3−
1.
力 学的境界条 件式 柱 (i
=1
>の外 側 表 面に お け る力 学 的 境 界 条 件 式は,
式 (3
)の よ う に表さ れ る。
σコe、
lx、
.
α1= 0…一 ……・
……・
………一 一
(3
) τ”x1;
ai=
0 ほ かの柱 (i=
3)お よ び は り (i=
2,
4 )の外 側 表 面 にお ける力学的境界 条件式につ い て も式 (3 )と同様な 表 示が可 能で あ る。3−2.
剛 体変位お よ び剛 体 回 転を規 制 する た めの条 件 変位を決定す る た めに は剛 体と して の変位お よ び回 転 を規 制す る必 要が あ る が,
本 報 告で は文 献7にならっ て 式 (4
)お よ び式 (5
)に示す条件を使 用す ることにす る。u・
1
鋼=O
v・
1
騫::=0… ””
(4
) ∂u。 ∂Vo∂π。
1
蠍鼎
0’
… ’
(5)∂y。
1
職=
° ま た は 式 (4 )は剛 体とし て の変 位を規 制する ための条件式 であり, 式 (5)は剛 体 として の回 転 を規 制する た めの 条 件 式である。
3−
3.
連 続 条 件 式 壁,
柱お よ び は り が平 面 応 力 状 態に あ るもの と す る と,
壁 (i=0
)と柱 (i=1
)の接 合 面にお け る幾何学 的連続 条 件 式お よ び力学 的 連 続 条 件 式は,式 (6)お よび式 (7) の ように表される。 UOLXo=
OP; Ullxl=
−
al・
…
−t・
・
・
・
・
…
9・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
(6) Vosxe=
αo;
Vl]X、
=
−
al ax。1=
e.
tht 。=
・
・OXII=、
一
.
qti・
・
・
・
・
・
…
鹽
鹽
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7
) τb胙 ”t。=
τ且1エ1.
.
α1君L 壁 (i=
0)と ほ か の柱 (F3
)お よびは り (i=
2,
4) の接 合 面に お け る幾 何学的 連 続 条 件 式および力 学 的 連 続 条 件 式につ い て も式 (6
)お よび式 (7 )と同 様な表 示 が 可 能である。 柱お よ びは り の端 部と接合部 (i
=5
)の接 合 面におけ る連続条 件 式は, 接 合 部を剛体と仮定して い る ため幾 何 学的 境 界 条 件 式と して式 (8a
),
式 (8b
)の よ う に表さ れ る。
∂uI ∂コa
)。、
。
、1 ==o ∂Vt毎
1
鋤.
の ; o ∂u2 ∂ v、再
』.
,、+∂x、1
. 、.
、,
;
O (a ) (b
)………
(8 ) 式 (8a)は柱および は り の端 部に お け る材 軸に直 角 方 向の ひずみに関 する条 件 式であ り,
式 (8b
)は接合 部 を 剛体と仮 定し た ことによ る柱お よ び は りの端部断 面 の 直角 条 件 式である。 ほ か の 接 合 部 (i;
6〜
8)と柱お よ び は り の端部の接 合 面に おける連 続 条 件 式につ い て も式 (8a ),
式 (8b
) と 同 様な表 示 が 可 能である。 3−
4.
外 力と内 力のつ り合い条 件 式 本 報 告で は,
壁,
柱お よ びは りは平 面応力状態にあ る もの と仮 定し ている た め,
図一
2を参 照 すると,
柱と は りの接 合 部Ci
=
5)の重 心の位 置に作 用 する外 力と柱お よび は りの端 部に生じ る応 力と のつ り合い条 件 式は,
式 (9
)の よ うに表さ れ る。
∫
騒
… ・t・dy
・+∫
:
:
Tllyi−
b・
t
・d
・・− H
・∫
:
:
Tii・ 、−
a,
t・
dYz
+∫
i
:
c・・,
1y,
一
・,
・t,・d
・,一・v
,∫
:
嘱 1− ・麟 …∫
験
一
・轟一
∫
2
% 一 言・x,d
・,− b
・∫
:
:
tl・y,一
・, tld・,=
ルfl・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…守
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
…
一・
・
一・
(9) 畿乾
』
ユ
o吐
圉
TW
簡冥
払゜
圈
τ
酬 丁 唾 Lー
隔
亠 tJls/
・
・
b,
tコ
上
〜、
.
.
、
、
、
1
1
圍
ご ・・l
L‘
,
.
4L儒
.
→ x』
・
、
』
噛
o罵
幽
隅
國
・
゜
ylr−.
hし
/
t
上
.
脳.
図
圜
」圃
.
十・
.
→ 図一
2 柱と は りの接 合 部に作 用する外 力と内 力ほ か の接合部 (‘
=6− 8
)の重心の位 置に作 用する外 力と柱お よ び は りの 端 部に生 じる応 力のつ り合い条 件 式 につ いて も式 (9 >と同 様な表 示が可 能で ある。4.
応 力関数に よ る応 力の表 示 未知パ ラ メー
タの数を少な く すると ともに解 析 結 果の 精度を確保 する ために,
壁,
柱およびはり各 要 素の応 力 を応力 関 数F
, (Xt,
g∂ (‘≡
0〜
4〕(以 後,
F
‘と書 くこと にする。)に よ っ て式 (10)の よ うに表すこ と にする。
∂eFi σ・・尸 毎 ∂2Ft σ”=
∂。1
∂2凡 Tt=一
∂Xt ∂yi…・
…………・
…………・
……
(10 ) こ こ に, axt, σy ‘.
お よび rtは要 素i
に おけるXt軸 方 向,
Yi軸 方 向の垂 直応 力度お よ び せ ん断 応 力 度である。
5.
変 位の近似 単 独 耐 震 壁の壁, 柱お よ び は り の変位は各 要 素ご とに 多項 式で近 似す ることにす る が,
各 要 素の変 位 を近 似す る ために使用する基 底 関数を選 定 する際に本 報 告で採 用 す る規 準は次の と お り である。
5−
1.
柱 およびは り 柱お よ びは りの変位は, 各材と も, 材軸に直角方 向に は材 軸に直角 方 向の座標につ いての1
次 式で近似し, 材 軸 方 向に は, 材 軸 方 向の座 標につ いて,
最 低 3次 式で近 似す る が,
解析 結果の精 度を さ らに良く す る必要が あ る 場 合に は, 基底関数の項 数を増や す た め に材軸 方 向の座 標につ いて のみ5 乗,
7 乗と累乗の 最 高値を そ れ ぞ れ 2 つ つ 増すこ と に す る。5−2.
壁 壁の変位は,
壁と柱お よ び は りの接合面に お け る変位 の連 続 条件を考慮し て 壁の周 辺にお け る変位が そ れ ぞ れ 柱お よびは りの内 側 表面に お け る材 軸方 向の変位お よ び 材 軸に直 角 方 向の変 位 と一
致す る よ うに,
水平方 向の座 標お よ び鉛直方向の座標につ いてそれ ぞれ最低 3 次式で 近 似す る が, 解析結果の精度 を確 保す る た め に基 底 関数 の項 数 を増す必 要 が ある場 合に は, 柱お よ びは りの材 軸 方向の座標につ い ての累乗に合わ せ て,
水平方向お よ び 鉛 直 方 向の座 標につ いて 5乗, 7乗と累 乗の最 高 値を そ れぞれ2つつ 増 すことに よっ て,
基 底 関 数の項 数 を増す こ とにする。
図一
3は,
壁,
柱お よ び はり各 要 索の変 位を近 似 する 際に使用 す る基 底 関 数の内,
最低 次の関 数を示 し た もの である。
壁,
柱お よ びは りの変 位は,
これ らの基 底関 数 を 使 用す る多 項 式に よっ て近似さ れ るが.
壁 と柱お よび は りの接 合面 に お け る変 位の連 続条件を考慮す る な ら ば,
各 要素の変 位の 表 示に 含ま れ る未 定 係数は各 要 素の 周 辺に おける一
般 化 変 位と関 係づ けて お く の が便 利であ一
72
一
1 X Y xl KY Y2 X}
xZy XY
!
Y,
xコT x:
yS xY3 ×3yZ xiva xヨ
YS ( 壁 } 1x Yx Y Y I Y2 Yt x Y!
〔 柱 ) l x Y xl x Yx3 xtyxヨ
Y 〔 は り ⊃ 図一
3 壁,
柱.
は り の変位の近似に使 用さ れる基底 関 数。
る。
壁,
柱お よ びは りの周辺にお け る一
般 化 変位の選定に はある程 度の 自 由 度 が あるが,
本 論 文で は,
一
般 化 変 位 と して各 要 素の四隅の点 (以 後, 隅角 点とい うこと に す る。
)にお け る変 位お よび変 位の微分係 数よ り求め ら れ る一
般 化 変 位 を使 用する ことにする。
各 要 素の隅 角 点に お ける一
般 化 変 位を未 知パ ラメー
タに選定す る と,
各 要 素の変位は式 (ll)の よ うに表さ れ る。
Ut=
=
ufmnfYiC
9
?it……・
…・
………・
・
………
(11) ”‘;
か鍮π∫致8
寡 こ こ に,
/殊,g
致 (i=
O−
4)は ラグランジュ 型の関 数 で ある。 包翫, 鵡 。 は各 要素の隅角点にお け る微 分 係 数 と幅2α‘の 1/2また は高 さ2b‘の 1/2
との積と して 式 (ユ2)およ び式 (13)に よって定義さ れ る各 要 素の 隅 角 点に お ける一
般 化 変位で ある。
κ儀=
1−
4)は壁,
柱お よ び はり各 要 素の隅 角 点の番 号で あ り,
各要素の右上の 隅 角点を 1とし て反 時 計回 りに番号 付 け を行うこ とにす る。 な お,
式 (11)に は 瓦 m , n につ い て の総 和 規 約 が使 用さ れて いるもの とす る。
1 ∂ m+nUt u娜 = α『δ野 ∂コじ野∂y列
欟 晦 一 ・r
わ野路識
1
毳
、誰 磁一
・r
・蓄
識
1
、,,,、 u:一一
・7
う嗤 識
1
渦 ∂配 + η ”‘ v}・ ・唱
α欝 翫7
∂副
欟 vl−一
・野δ嚇
識
臨 ・ ・1
−一
・欝繙
;
擬
、,農 vtmn−
・野媛説
臓
………・
…・
…・
(12 >……・
…・
…・
…
(13) こ こ に,
m,
n は Xi,
yiにつ いて の微分 回 数であ る が,
m
=
n=
Oは非 微 分 項を示す もの と す る。
6.
応 力関 数の近 似 単独耐震 壁の壁,
柱 お よ びは りの応 力 関 数は変 位と同 様に各要素ご とに 多項 式で近 似するが, 各 要 素の応 力 関 数の 近似に使用 する基 底関数を選 定す る際に本 論 文で採 用し た規 準は次の と おり である。 6−
1.
柱お よ びは り 柱およ びは り の応 力 関 数は, 材 軸に直 角 方 向には材軸 に直 角 方 向の座 標につ い て の 3次 式で近 似し,
材 軸方向 には,
材 軸に 直 角 方 向の座 標につ い て の累乗 p (0≦ ρ ≦3 )と材 軸 方 向の座 標につ い て の累 乗q
の和p
+q
が6
以 下にな る よ う な関 数 を用い て近 似 する が,
解 析 結 果 の精 度を確 保する ために基 底 関 数の項 数を増や す必 要が ある場 合に は, 材 軸に直 角 方 向の座 標につ い て の累 乗の 最高値は その ま ま とし, 材 軸 方 向の座 標につい て のみ増 や し, 累乗の和p+q の最 高 値が 8,
10,
と な る よ う に 累乗の最 高 値 を2つつ増すことに よっ て基 底 関 数の項 数 を 増し てい くことにする。
6−
2.
壁 壁の応 力 関 数は, 壁と柱お よびは り の接 合 面にお け る 力 学 的 連 続 条 件 を考 慮して,
壁の周 辺における応 力の近 似に使用 され て い る基 底 関 数がそ れ ぞ れ柱お よ びは り の 内側表 面に おける応 力の近 似に使 用さ れて い る基 底 関 数 と一
致す る よ うに, 水 平 方 向の座 標につい て の累 乗 r (0 ≦ r ≦6)と鉛 直 方 向の座 標につ い て の累 乗 s の和 r + 8 が 6以 下に な るような完 全6次の関 数を用い て近 似す るが, 解 析 結 果の精 度 を 確 保 するために基 底 関 数の項 数 を増す 必要が あ る場 合に は,
柱お よびは り の材 軸 方向の 座 標につ い て の累 乗に合わ せ て鉛 直 方 向および水 平 方 向 の座 標につ い て の累 乗の和 r+ s の最 高 値 を8,
10と2
つつ 増すこ と によっ て基 底 関 数の項 数 を増し て い く こと にする。
図一
4は,
壁,
柱お よ び はり各 要 素の応 力 関 数を 近似 する際に使 用する基 底 関 数の 内,
最 低 次の関 数を示し た もの である。
応 力 関 数は、
これ等の基底関 数を使 用す る 1 X Y xZ X Y YZ x」
x2Y X Y霊
Yヨ
x貼
x}
Y xZYユ
XY訓
Y頃
x・
x・Y 冗・
ゼ x2ゾ XY辱
Y’
x・ x・
Y X・
Y2 x}
YS XZY』
XY°
YS 1 X Y xp X Y Y:
xヨ xZY X YZ Ys Xヨ
Y X!
YZ KY園
YL xiY2 xコ
Y亊
XY4 Ys Xヨ
Yヨ
XIY4 × 1’
s Yb 〔 壁 ) 1 x Y XZ KY Yl x ヨ X」
Y xYn vs其
辱
xiY KIY2 XYl I5 掛Y X3YZ X2Yコ
Xe XsY X4Y2 1ヨ
Yヨ
( はり 1 〔 柱 1 図一
4 壁,
柱,
は りの応 力関数の近似に使用 さ れ る 基底 関 数。
多項式によっ て式 (14 )の よ うに表さ れ る。F
‘=
asrsX :Y『・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
(14 ) こ こに,
αi,s (i=O〜
4)は未 定 係 数である。
r,
s は 座標Xi,
Utにつ い ての累乗で あ り各要 素ごとに定め ら れて い る が, 式 (11)に おける変位の場合と同様こ こ で もr,
s につ いての総 和 規 約 が 使 用さ れ てい るもの とす る。
本 報 告で使 用する応 力 関 数に対する選 定 規 準の設 定に 際して は, 応 力 関 数か ら求め たひずみ に含 まれ て い る基 底 関 数と変 位か ら求め たひずみ に含ま れて いる基 底関数 との 間に余り大き な違いが存在 し な い よ うにとい うこ と が考 慮さ れ ている。
式 (14 )で表さ れ る応 力関数は適 合 条件式 を完 全には 満 足 してい ない が,
本 論 文で提案す る 解析法がHellinger
−Reissner
の原理に基礎を お く解 析 法 で あ る た め,
応力関数を仮定す る に際し て適合 条件式は 特に考 慮 し ない ことにす る。
7.
汎関数要素
i
(i=O〜4
)にっ い てのHellinger
−Reissner
の原理に基 礎を お く 解 析法のた めの汎関数 は 式 (15 )の よ うに表され る
。
13}・
1
…=f
:
:
f
:
[
− Bl
(臨 一 晦窪
1
・卿噐
・ tt(
∂u‘ ∂ Vi ∂yt十∂xi)
]
t・d
・・dyt
Bl
(侮・
% 両 )−
2齢
(耐 ぱ +2 (1+レ、)(τi
−
(rXl、a,、)}・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
…
tS
(15)こ こ に, axt, σyt, Tt(
i=O〜
4)は壁, 柱お よ び は りの 任 意 点に おけ るXi軸,
yt軸 方 向の垂 直 応 力 度お よびせ ん断 応 力 度であ り,
Ui,
Vtは Xi,
駈 軸 方 向の変 位 成分で あ る。t
‘,E ・
,, Vt (i=O〜4
)は壁, 柱お よびは りの厚さ, ヤン グ係 数およ びボアソ ン比で あ る。
式 (15 )は壁,
柱 およ びは りを対 象と し て各 要素ごとに応力 と変位の関 係 式お よび隅角点に お け る等価な一
般化力を求め ること を 目的と し た式であ る た め,
同 式には境界 項は含ま れて い ない。
8.
汎関数の変分 式 (10 )を式 (15
)に 代入 し,
各要素の 応 力 関 数 F, および変 位 Ui,
Vt (i
= 0〜
4)で変 分 す る と 式 (16)〜
式 (19 )が得ら れ る。
fillRt= δ”.
,
,
十 δnme
十 δllR
;3……・
………
……
(16)・f・…
−
f
:
:
f
:
[
一
萼
響
・F
,・謝 誓
£
・篝
・誓
畏
一
(
∂Ul ∂Vt ∂yt+石贏
)
・∂瓢
]
t・d
・・dyt
…
一
・
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
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・
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・
…
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・
(17 )・・
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−
f
:
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f
:
[
誹
畿
一
、農
;
岳
・器
]
t
,・・… ,……・
・
…
…8
・a
・1
・・3一
燃
[
籌
・篝
一
議
・籌
蟷…一 ・
…・
(・9
)式 (17 )は
Fs
に関す る第一
変 分で あり, 式 (18)お よび式 (19
)は変位 Ut,
Vt に関 する第一
変 分である。 式 (17
)を積分す る と式 (20 )が得ら れ る。
・
URil
一
・
f
:
:
f
:
[
一
∂罪
小
蝙一
f
:
‘[
Ui・轟
一
Vt・籌
]
鵬 ・
f
:
:
[
’
∂2Fl ∂ZFi U・δ ∂0
/一
一
Vl∂X、∂y‘]
ン
・・・
・
・
・
・
・
…
一・
・
t−・
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(20) 式 (20
)に おい て δn
た‘、を零とする と,
各 要 素ご とに 応力 関 数と変位の関 係 式が得ら れ るが,
式 (20)に含ま れて いる変 位は すべ て各 要 素の周 辺にお ける変 位で あ る こと か ら,
壁,
柱および はり各 要 素の応 力 関 数はすべ て 各 要 素の周 辺におけ る変 位の み に よっ て表さ れ る こと が わ か る。 したがっ て,
式 (12)お よ び式 (13>よ り求め ら れ る壁,
柱および は りの隅 角点における一
般 化 変位の 内,
応 力の算 定に必 要な応 力 関 数と変 位の関 係 式に含ま れる未 知パ ラ メー
タは,
非 微 分 項と座標 x、また はyi
の みによ る微 分 係 数より求め ら れ る各 要 素の隅 角 点にお け る一
般 化 変 位で あり,
Xt とyi
に関する微 分 係 数より求 め られ る一
般 化 変位は含まれない。9.
壁, 柱および は りの剛 性マ トリックス 式 (20)に お け る δnR“ を零と し て求めた応 力 関数と 変 位の 関係 式を式 (18)お よ び式 (19)に代入 し, 変 位 φ 近 似 式に含 まれ る未 定 係 数 を各 要 素の隅 角 点にお ける一
般 化 変 位に変 換する と,
壁,
柱およ びは りの剛性マ ト リッ ク スが得られる。
これらの剛 性マ ト リッ ク ス に関 する未 知パ ラメー
タ は,
前 述の ご と く各 要 素の座 標 Xi また は ytの み に関 す る 微 分 係 数およ び非微 分項より求め ら れ る各 要 素の隅角 点に お け る一
般 化変位であ る。
10.
数 値 計 算 例 本 論 文で提 案する解 析 法が有 効である こと を 示 すため に, 図一
5に示す柱とは りの接 合 部の重心の位置に 自 己 つ り合い 力が作 用 する単 独 耐 震 壁の解 析 を行い,
その結 果を富井 らによっ て求め ら れて い るフー
リェ 級数解析 法 に よる結 果と比 較する。
解 析の対 象と し て選ん だ単 独 耐 震 壁は文 献7 に お け る もの と同じ もの で あり,
その寸 法 を表一
1に示す。
1
:
1
・
1
・ ,’
tn・
・
『
・
’
T’
:.
”
b’
・
’
・
・
⊥ 図一
5 縦 軸お よ び横軸に関して逆 対 称な外 力 を受ける単独 耐 震 壁 寸 法 記 号 偏 t 表示による寸 法 ¢ o LOOO ¢ bo 0.
5370 配 α b α3 0.
1111 氏 b2,
b鉢 Oj111 4 to LOOO t t2.
t恥 2.
500 t tbt3 3.
333 t h 1.
296 α 2a :壁の幅 t :壁 の 厚 さ 解 析は,
縦軸お よび横軸に関して の単独 耐 震壁の対 称 性お よび外 力の逆 対称 性を考 慮し て 全 体の1
/4につ い て 行うこと に す る。
.
10−1.
壁,
柱お よびはり の変位 5−
1お よび5−
2に おい て説明 し た柱,
は り お よ び 壁 に 対す る基 底 関数の 選定規準に従っ て座 標に関す る累 乗の 最 高 値 を11 と す る と,
壁,
柱お よびは りの 変位u、,
Vt(i=
O〜
2)は式 (21 )〜
式 (23 )の よ うに表さ れ る。
U。=
α 。。iY。+αD2、詬雪。+α。“xSy 。+α 。6、xSy 。 +α。s、xgy 。+α 。、。1エ乙゜y。+α 。。、yl+α 。、編 蜴+ a“sx3y ま+ aossπ
3Y
蠶+a。s3x 撫ノi
+α。
iO3x 乙 ゜ yま + a。。、Y
盞+α,t,x:YS
+ aD45xtyl +α。6、x:yl + a。ssx :Y:+α el。sxS °郵+α。。7蛎+α。,,鯔蛎 +α。”x3yg +α。e, t: yl+α。、 ,コc3yl+α。、。7 コcl “ y‘ + a。。eY3 +α。2,エ鰄 + a。,、x:y言+α。、、x:Yl+α 。seX:Y:+α ,、。sxS°詬+α。。”yl’+α 。2且ixly 愚1
+α 04tl コC3yli + aoeux 言yとi+ aoeti C3ySi
十αOiO”xl
°
y乙i
V。
=
β。1。X。+β。S。X3 +β。 、。X3 +β。,。X9 +β。p,鋪 +β。、、。xSt+fie
、tX。蛎+β。S,X3Y :+β。StX3y9一 74 一
+
flO7
,X;y言+leD,t t: y:+β。 ”2x 乙 ’ y言+β。“x。y3 +β,“x:y:+β,、、X:yt+β。,、π;Yl+β。,、X:y: +fi
。,uxSiy :+β。16X。翻+β。36Xまy9+β。55コC言y9 +fiDT6x
;Yき+β。,eX 言y9+β。、、sコcl’yま+βeisx 。詬 +β。3sX呂Y 含+β。5sX:Y3+β。T8X:Y 含+β。esX言y唇 +βousxS ’y3+β。,,。x。齢 ゜ +β。3、。x言yhe +β。肌
。X:yl ° +β。7且。X乙y昌 ゜ +β』91。X言齢 D +β。1、1。xllyS °・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
・
・
・
…
(21 ) u,
= α1。
IY,
+αU、
コc、
y、
+ α、
。 、盗+α、
、
3x、
yl+α1。
5Yl +α 且isx ,Y{+α1。,gl+αll,コc、yl+α、,、yr十 afleXIYI 十 aiOiiySi 十 allllXly }l
Vl
=
β、。。+βii。Xl +β1。2Yぞ+βn2 コc、拓+β、。4酬 +β、14x 、蝦+β1。6蝦+β.6x ,y
:+β、。8班 +βU ,x, y:+β、。、eyl ° +βnioxiy } °・
…・
・
…・
・
………・
…・
・
………・
(22) U,=
α,。、+α,。iY,+α22。コC耋+α22、X;y
,+α、、。コC量 +α 24、x畫y、+α,6。x窪+ a2Slxly ,+α、8。雌 +α 28、諺ン,+α 21。。x呈 ゜ +α,1。1コcl°y,V2
=
β2ieX2 +β2 、、X2y2+β2S。X埀+β2SiX茎Yi+β35。置i
+β,,、諺92+β27。誘+βsnx :Y2+β29。x窰
+β2eiX 茎y2+β2、、。xi1 +βani c皇iyi
1
…・
……・
………・
………・
…・
・
(23
) こ こ に,α。。1−一
α。、。ll、B
。i。一
一
B
・iuo , al・1〜
α llll,β…〜
β・11・ ・ a2。。一
α,1。1,
fi21
。〜
fitlll
は未 定 係 数であ り,
式 (12),
(13) に よっ て定 義さ れ ている壁, 柱お よびは りの隅角 点にお ける一
般 化 変 位 娠 。,
v mn に よっ て表さ れ るもの とす る。
10−2.
壁, 柱お よ び は りの応力関 数6−1
お よび6−2
に おい て説明し た柱, は り お よび 壁に 対す る基底 関数の選定規準に従っ て鉛直方 向お よび水平 方 向 座 標に関す る累乗の和 r+s の最 高 値を.
13と する と.
壁, 柱お よびは りの応 力 関 数は式 (24
)一
式 (26 ) のよ う に表さ れ る。
Fo
= α011ユ;oYo 十α031ユ}ま創0 十ao13」冫oy9 十α051ユ;:Yo十 α03aX3y ま十aOlsXoy盞十aonxgyO 十aOS3X潟y蕁
+α。、sX3yl + α。ITX 。Yl+ α。,ix:y。+α。7:π‘Yl
十 a,ssx3y :十 α 03,x3y :十 aOisXoY :十 am ”x:
iyo +aeg,X:Y:+α。,,Xgy :+α。、,譌9乙+a。 ,、コじ編 +α。111x 。yS1+α。13、x乙 3y 。+α。11、x5 ’ yま+α,9,x3yl +α。” x乙y:+α。sgx :Y:+α。Sl、x言yS ’ +α。11、x。Yゐ ’
・
…
9・
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幽
9・
・
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
…
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・
一・
(24) F,=
=
a川 XIYI 十a121xlYl十amxlyl 十α1。3Y :十a匸1sXly 妻十al23 t蓄y?十alssx{y畳十alosy妻
十a”sxiy7 十ansXiY ?十ansx ;y ?十aiO,yT
+a,”xly;+α、,, tiy;+a、37xlyl +α、。,yl
十 angXtY :十ai!gxiYl 十 aisgxly :十ate”y:
t
十allllコCiy{i十ati
”
x言y}i十al
。
i3y : 3・
・
・
…
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・
…
一
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・
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…
(25)F
、= a、nxtY :+α、12x 、Yl
+α飢渦 詬+α,,誠+α、3、xly ,+ α、、,x;
y
;+αnixly 盞+α,5。コじ塁+ α、5読 9,+α25、置躍+α,,3 エ寢 +α27綴
+α27
、
xly 、+砺 2コC:y;+α 、,3皿鰯+α,9。X: +砺 9、x;Y7+α 29,エ短+α、、,π擢+α,u。xl’
+α,t,、コc5 置 y,+α,、nx } iyl +α213。x呈 3・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
・
・
・
・
…
(26)こ こに
,
α・u〜
aoll3, α 111〜
a・。ls,
αt、L−
a、13e は未 定 係数であ る。 10
−
3.
解 析 結果式 (
21
)〜
式 (23 )で表され る壁,
柱お よ び は りの変 位お よび式 (24)一
式 (26)で表さ れ る応力関数を 式 (17>〜
式 (19
)に代入 し,
式 (3 )で表さ れ る柱お よ びは り の外 側表 面に おける力 学 的 境 界 条 件式 と, 式 (7)で表 さ れ る壁と柱, および壁と はり の接 合 面に お け る力 学 的 連 続 条件式の 内, 壁の隅 角点にお け る連続条件を付帯 条 件と して,
壁,
柱お よ びは り につ い て個々 に停留条件式 を使 用し て応 力関数 を 消去 し,
未 定 係 数を各 要素の隅角 点にお け る一
般 化変 位で表せば,
各 要素の剛性マ トリッ クスが得ら れ る。
壁
,
柱お よびは りの剛 性マ トリックスが求ま れば, 単 1.
414 ,.
201 言 b虎
0 蟹
.
8060.
6譱
廴
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一fi 縦軸および 横軸に関して 逆 対称な 外 力を受ける 単 独 耐 壁の 壁の垂 直 応力tt ax, ay および 柱はりの曲げ
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圏邑薗 卿 師唖【 よ ●61
Ut
「 耳 マ , : L開 .1
図 一7 縦 軸 お よ び 横 軸 に関し
逆 対 称 な外
141411071
.
o08o.
6 畚・・1
一 N匹
卩
石口
3卩
亟
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ゴ6冖
罰
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詔
署 3鬯
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辱刀
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→
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.
2 04 0.
6 0.
B 10 1.
11「 1222ao
図一
8 縦 軸お よ び横軸に関し て逆対称な外 力 を受 ける単 独 耐震 壁の柱およびはりの軸 力Na,
Nb 14t412 °7 「.
o0、
旧 oGko.
q200 缶 04e60.
B l.
0 1111 t211 ° °’
51』
°・
÷・
図一
9 縦軸お よ び横軸に関し て逆対称な外力を受 ける単 独耐 震 壁の壁と柱お よ びはりの接 合 面にお け る単位長 さ当た り の 垂 直 力 独 耐 震 壁 を解 析する ことに よっ て壁,
柱およびは りの応 力 関 数の計 算に必要な各要素の 隅 角点におけ る一
般 化 変 位が求まり, 式 (10 )を用い て各 要 素の応 力 を算 定す る こ と がで きる。
図一6L9
は,
本解 析 法に よる応 力の解 析 結 果と文 献7に示さ れてい るフー
リェ 級 数 解 析 法によ る結 果 を示し た もの である。
図一
6−
8は,
それぞ れ壁の垂 直 応 力 度と柱お よ びは り の曲げモー
メ ン ト,
壁の せ ん断 応 力 度と柱お よ びは り のせ ん断 力,
および柱およびは りの軸 力 を示し たもの で あ る が,
これ らの図より壁の隅 角 点 近 傍の垂 直応 力 度 を の ぞ い て両 解 析 法の結 果は よく.
一
致し て い る ことが わ か る。 図一
9は、
壁,
柱およびは りの接 合 面にお ける単 位 長 さ 当た りの 垂直力 を示し た もので ある。 実 線は本 解析 法 に よる結果であ り,一
点鎖 線お よ び点 線は そ れぞれフー
リエ 級 数 解 析 法に よ る壁,
お よ び柱と は りの単 位 長さ当 た り の 力を示し た もの である が, 図 よ り, 本 解 析 法に よ る結 果は接 合 面に お け る力学 的 連 続 条 件を満足し てい る こ と が わ か る。 図一
ユ0 (a),
10 (b
)は壁の隅 角 点に お ける変 位U
。,
V。の収 束 状 況 を示 し た もの で あ る。
変位 につ い ての解析 結果を縦 軸に とり,
解 析に必要な壁の変 位お よ び応 力関数を 近似するた めに使 用す る基 底 関 数の 座 標 x。,
y。につ い て の 累 乗の最 高 値の 組を横 軸にとっ一 76 一
・一
響τ。
OA6 o.
44 o.
42OAO 03s 慶 位 関 畝 o o O O O 庵力閲敏 衷恥
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圏1} 匸1].
13コ τr,
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ζ81 〔121 【161 〔10 , i241 胃:1
;;
::
;
1
:畿黷器
図一
10 〈a)縦 軸お よび横 軸に関 し て 逆 対 称 な 外 力 を 受 け る 単 独耐 震 壁の壁の隅 角 点における変位 U。の収 束 状 況 ・告。
1.
94 1.
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図一
10 (b> 縦 軸およ び横 軸に関し て逆 対 称な外 力を受け る単 独 耐震壁の壁の隅 角点に お け る変 位 V。の収 束 状 況 てある。 これ らの図よ り, 壁の隅角 点に お け る変 位 成 分Ue,
V 。の収 束が早い ことが わ か る。
図一
ユ1は, 壁の 重心にお け る せ ん断 応 力 度 τ。の収 束 状 況 を示し たものである。
図 よ り, 収 束の程 度に差が認 め ら れ るもの の壁の隅 角 点にお け る変位と似た よ うな収 束状況 を示し て い る こ と が わ か る。
本数値 解 析 例におい て使 用さ れ て い る未 知パ ラメー
タ は,
壁の隅角点に お け る水 平 方 向の変 位 成 分と鉛 直 方 向 の変 位 成分,
これ らの変位成 分の 水 平 方 向座標,
また は 鉛 直 方 向 座 標に よる微分係 数より求め ら れる一
般 化 変 位,
および柱の外 側 隅 角 点にお け る鉛 直 方 向の変位 成 分 とは りの外側 隅角 点に お ける水 平 方 向の変 位 成分で あ り,
そ の数は図一
10および図一
ll に示 す とお り である。 未知パ ラメー
タの 数につ い て文 献7の フー
リェ 級 数 解と の直 接の対 比は難しい が, 著 し く少ない もの となっ て い日
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図一
11 縦 軸およ び横 軸に関して逆対称な 外 力 を受ける単 独 耐 震 壁の壁の重心にお け る せ ん断 応 力 度T。の収 束 状況 る。 な お,
数 値計算 結 果は,
長 崎 大 学 情 報 処 理セ ンター
の電 子計算機 (FACOM M−
360)を使 用して求め た。
11.
む す び 解析 的解析法の信 頼 性と変位型有 限 要 素 法に よ る数 値 解析 的方 法の簡便さ を備え た,
耐震壁を有す る構 造 物の 解 析 法 を 開 発 す る た め に,
単独耐 震壁 を対 象と し たHellinger
・
Reissner
の原理 に基 礎を お く解 析 法の提 案を 行い,
解 析 法の概 要を説明す る と と も に,
その有 効 性を 示 す た めに柱 と は りの 接 合 部の重 心の位 置に 自己つ り合 い状態に ある力を受け る単 独 耐 震 壁の数 値 解 析を行っ て み た結 果,
次のよ う な結論を得た。
1.
本 解析 法は,
本 来,
壁,
柱お よ び はりをそれぞ れ一
っ の要素と するHellinger
−Reissner
の 原 理に基 礎を お く有 限 要素法で あ る が,
応 力の表示に 応力 関 数を使 用し たこと に よ り,
最 終 的に は, 各 要素の隅 角 点にお ける一
般 化 変位を未 知パ ラ メー
タとする精 度の よい直 接 剛 性 法 とな り,
計 算 上の処 理 も非 常に簡 単になっ た。
2.
本解析 法は,
直接剛性 法に よる解 析 法で ある が,
未 知パ ラメー
タを要 素の応 力と隅 角 点の変 位 を求める た めの もの に限 定して い る の で,
単 独 耐 震 壁の解 析に使 用 され る剛 性マ トリック ス の次 数は,
従 来の変 位 型 有 限 要 素 法に お い て使 用さ れ る剛 性マ ト リッ ク ス の次 数に比べ て か な り小さ く なっ ている。
し た がっ て,
本 解 析 法 を使 用 す れば数値解析 的 解 析 法の難 点で あ る未 知パ ラメー
タ の増大に伴う経 済 性の問題 を相 当程 度 解 決する こと がで き る。
3.
多 項 式 を使 用する本 解 析 法は,
フー
リェ 級 数解析 法に よ る結 果と 同 程度の 精度 を有し,
壁 と 柱 お よ びは り の接 合 面にお け る単位長 さ当た りの垂直力の分布の不一
致も起こ ら ない。 参考 文 献 1>岩 下 恒 雄 ;置 換 トラス法 に よ る耐震 壁の研究 (第1報 )(計 算 精 度お よび3層独 立 耐震壁につ い て},
日本 建 築 学 会 論 文報告 集 第105号,
pp.
14−
19,
昭 和35年11月。 2} 岩 下 恒 雄 ;水 平荷 重を受け る無開口独 立耐震壁の変 形に つ いて (置換トラス によ る耐 震 壁の研 究 第2報 〉,
日本建 築学 会 論 文 報 告 集 第 130号,
pp.
1−
7,
昭和 41年12月。
3) 岩 下 恒 雄 :水 平 荷重 を受け る 3層 無 開 口 独立 耐震壁の応 力 分 布につ いて (置換 トラス法による耐 震 壁の研 究 第3 報1
,
日本 建 築 学 会 論 文 報 告 集 第132号,
pp 25−
31,
昭和 42年2月。
4)Masahide Tomii :General Analysis of Elasticity of
Shear WaLls by Airy
’
s Stress Function−
Part l−
Elementsnot Satisfied Qnly with Serial Stless Function
−
Trans.
ofA
.
1.
J,
No.
154.
pp.
25−
32,
Dec.
1968,
.
5) Masahide Tomii;General Analysis of Elasticity of
Shear Wails by Airy
’
s Stress Function−
Partll−
Selectionof Algebraic Stress Functien Which is Necessary
Together with Serial Function
・
Trans.
of A.
1.
J.
No
.
155,
pp.
23−
32,
Jan,
19696) 大 越 俊 男:変 分 法による平 面 応 力で の耐震壁の解析 (1)
一
基 本 問 題一
日本建築 学会論文報告集,
第222号,
pp.
1−
7, 昭和49年8月。
7> Masahide Tomii and HisahilQ Hiraishi:ElasticAnalysis
of Framed Shear Walls by considering Shearing De
−
formation of the Beams and Columns of Their Boundary
Frames Part
一
皿・
Numerical Examples−
Trans.
of A.
1.
J
.
No,
275,
pp,
45−
53,
Jan.
1979.
) 8 ) 9 10) 11> 12) 13) 14)Masahide Tomii
,
Nerimi Sato and Masafumi Inoue:Elastic Analysis Qf TwQ
・
Stoly or Two−
bay DuplexFranmed Shear Walls Subjected to Antisymmetrical
Loads with Respect to the Axes of the Intermediate
Members of Their Fiames
,
Trans.
of A.
LJ.
No,
297.
pp
.
35−
48,
Nov.
1980.
Masahide Tomii
,
Mas 洫 mi Inoue and Kosuke Kuriyama :Elastic Analysis of Two−
story or Two・
bay DtiplexFramed Shear Walls Subjected To Symmetrical Leads with Respect to the Axes of the lntermediate Members ef
Their Frames
,
Trans.
of A.
1.
J.
No.
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pp.
69−
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藤 谷 義 信,
末 岡 禎 佑,
花井正実 ;変位関 数 定 義 域の拡 張 によ る有限要 素モ デル,
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末岡禎佑,
花井正実,
白 浜 敏 行 :Hellinger.
Resissnerの 原理に基 礎 をお く単 独 耐 震 壁の弾 性 解 析 法,
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坪 井 善 勝 :建築 学大 系 9−
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19720 鷲 津 久一
郎:弾 性 学の変分 原 理概 論,
コ ンピュー
タに よ る構 造工学 講座 丑一
3−
A,
培風館,
pp.
6−
13,
lg72。
Kyuichiro Washizu:Variational Methods in Elasticity
SYNOPSIS
UDC :624. 042. 7: 69. 022
A
NEWDIRECTSTIFFNESS
METHOD
FOR
FRAMED
SHEAR
WALLSANALYZING
by Dr.TEISUKE SUEOKA, PrQf.ef NagasakiUniv., Dr.
MASAMI HANAI, Prof.of
Hi[oshima
Univ.,KATSUYATAKEO, Suzuki Motor Co., Ltd., and TOSHIYUKI
SHIRAHAMA,
TechnicalOfficial
of NagasakiUniv.,Members of A.I,
J.
A
newdirct
stiffness methodbased
ofiHellinger-Reissner's
Principle
for
analyzingframed
shear walls isprop-osed,
In
this method, a framed shear wall'is subdivided intothe elemets of the shear wall,bams
and columns, andthenthe