• 検索結果がありません。

環境激変下での 攻めと守りの経営について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "環境激変下での 攻めと守りの経営について"

Copied!
56
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

2013.2.14

2013.2.14

株式会社A&Mコンサルト

株式会社A&Mコンサルト

代表取締役

代表取締役

中山幹男

中山幹男

“製造業が元気になる”モノ造りセミナー

日本の製造業が元気になる秘訣

について現役コンサルタントが語る

(2)

はじめに

はじめに

株式会社 株式会社 A&MコンサルトA&Mコンサルト 企業の活性化、組織風土改革と行動力学に重点を置いた 企業の活性化、組織風土改革と行動力学に重点を置いた コンサル会社 コンサル会社 1997年1997年 設立設立 コンサルティング領域 コンサルティング領域 1.経営企画、事業企画等の戦略立案、構築、実践支援 1.経営企画、事業企画等の戦略立案、構築、実践支援 2.商品企画、新製品開発支援 2.商品企画、新製品開発支援 3.原価企画、原価管理推進によるコストマネジメント支援 3.原価企画、原価管理推進によるコストマネジメント支援 4.営業、設計、購買、生産、物流の現場改善支援 4.営業、設計、購買、生産、物流の現場改善支援 5.SCM、ERPをベースにした経営情報システム構築支援 5.SCM、ERPをベースにした経営情報システム構築支援 【 【販売管理、設計管理、生産管理、原価管理販売管理、設計管理、生産管理、原価管理】】 クライアント先 クライアント先 1.日本国内製造業 1.日本国内製造業 受注生産型企業、量産型企業受注生産型企業、量産型企業 2.海外製造業 2.海外製造業 韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア

(3)

プロフィール

プロフィール

1978 1978--19891989 自動車メーカエンジニア 自動車メーカエンジニア 1990 1990--19961996 大手コンサルティングファーム 大手コンサルティングファーム の経営コンサルタント の経営コンサルタント 1997 1997--現在現在 A&Mコンサルト A&Mコンサルト 代表取締役代表取締役 関西ブレインコンソーシアム 関西ブレインコンソーシアム 副理事長副理事長 立命館大学 立命館大学 アントレプレナー講座アントレプレナー講座 ゲスト講師ゲスト講師 *現場主義のカスタムメイド、実践コンサルティング *現場主義のカスタムメイド、実践コンサルティング

(4)

本日のセミナープログラム

本日のセミナープログラム

現在の経営環境について

現在の経営環境について

1980

1980

年代~現在までの経営環境変化と企業

年代~現在までの経営環境変化と企業

戦略の変遷について

戦略の変遷について

電機産業の業績悪化要因分析考察

電機産業の業績悪化要因分析考察

韓国(サムソン電子)の経営分析

韓国(サムソン電子)の経営分析

中国メーカの経営分析

中国メーカの経営分析

グローバル展開で日本の製造業が復活する

グローバル展開で日本の製造業が復活する

秘訣は

秘訣は

(5)

本日のメッセージ

本日のメッセージ

経営戦略の革新 経営戦略の革新 過去の成功体験から脱して、グローバル展開可 過去の成功体験から脱して、グローバル展開可 能な特徴ある経営・事業戦略の革新 能な特徴ある経営・事業戦略の革新 モノ造りの革新(モノ造りから価値造りへ) モノ造りの革新(モノ造りから価値造りへ) 差別化製品の企画開発とデジタルモノ造りへの 差別化製品の企画開発とデジタルモノ造りへの 変革 変革 グローバル展開できる人材の採用、育成 グローバル展開できる人材の採用、育成 組織風土改革 組織風土改革 日本の中だけの護送船団方式の運命共同体 日本の中だけの護送船団方式の運命共同体

(6)

最近の経営環境

最近の経営環境

日本の経済環境

日本の経済環境

„ „ バブル崩壊後の20年間のデフレ経済と企業業績の長期バブル崩壊後の20年間のデフレ経済と企業業績の長期 低迷(1990年~2012年) 低迷(1990年~2012年) (国際貿易投資研究所データ)(国際貿易投資研究所データ) GDPの伸び GDPの伸び ( (19951995~~20102010)) 95年シェア 95年シェア 10年シェア10年シェア 米国 米国 2倍2倍 2525%% 24%24% 日本 日本 1倍1倍 1818%% 99%% 中国 中国 8倍8倍 33%% 1010%% ロシア ロシア 5倍5倍 11%% 33%% 韓国 韓国 2倍2倍 22%% 22%% 世界全体 世界全体 2倍2倍

(7)

最近の経営環境

最近の経営環境

日本の経済環境

日本の経済環境

国内市場の縮小とグローバル化 国内市場の縮小とグローバル化 自動車国内生産台数減少 自動車国内生産台数減少 1300万台⇒800万台1300万台⇒800万台 住宅着工の減少 住宅着工の減少 100万戸⇒70万戸100万戸⇒70万戸 製造業の6重苦 製造業の6重苦 ①円高、株価低迷 ①円高、株価低迷 ②高い法人税②高い法人税 ③厳しい労働規制③厳しい労働規制 ④温暖化ガス排出抑制 ④温暖化ガス排出抑制 ⑤外国との経済連携の遅れ⑤外国との経済連携の遅れ ⑥電力不足 ⑥電力不足 東アジア(中国・韓国)、東南アジア、南アジア(インド)の 東アジア(中国・韓国)、東南アジア、南アジア(インド)の

(8)

最近の経営環境

最近の経営環境

日本の経済環境

日本の経済環境

安倍政権による経済対策 安倍政権による経済対策【【アベノミクス】アベノミクス】 1.大胆な金融政策 1.大胆な金融政策 2.機動的な財政政策 2.機動的な財政政策 3.民間投資を喚起する成長戦略 3.民間投資を喚起する成長戦略 健康、エネルギー、次世代インフラ、農業・観光 健康、エネルギー、次世代インフラ、農業・観光 個別政策 個別政策 1.2%のインフレ目標 1.2%のインフレ目標 2.円高の是正 2.円高の是正 3.政策金利のマイナス化 3.政策金利のマイナス化 4.無制限の量的緩和 4.無制限の量的緩和 5.大規模な公共投資 5.大規模な公共投資 三本の矢

(9)

最近の経営環境

最近の経営環境

日本の企業業績

日本の企業業績

家電トップメーカの業績悪化( 家電トップメーカの業績悪化(20102010~~2012期累計純損失)2012期累計純損失) ・パナソニック ・パナソニック △14632億円△14632億円 ・シャープ ・シャープ △△ 8067億円8067億円 合計合計 約3兆円の巨額赤字約3兆円の巨額赤字 ・ソニー ・ソニー △△ 6962億円6962億円 電機メーカ(重電)の業績好調( 電機メーカ(重電)の業績好調( 20120133.3.3月期)月期) ・日立製作所 ・日立製作所 純利益純利益 2900億円2900億円 ・三菱電機 ・三菱電機 純利益純利益 500億円500億円 ・東芝 ・東芝 純利益純利益 1100億円1100億円 自動車業界の業績好調( 自動車業界の業績好調( 20120133.3.3月期)月期) ・トヨタ ・トヨタ 純利益純利益 7600億円7600億円

(10)

最近の経営環境

最近の経営環境

日本の企業業績

日本の企業業績

デフレ適応型企業の業績好調 デフレ適応型企業の業績好調(( 20120133.1.1月現在)月現在) ・ニトリ ・ニトリ 純利益純利益 375億円375億円 ・マクドナルド ・マクドナルド 純利益純利益 160億円160億円 ・ユニクロ ・ユニクロ 純利益純利益 870億円870億円 ニトリ ニトリ 似鳥社長似鳥社長 ・不況はチャンス ・不況はチャンス ・商品の値段を下げ続ける・商品の値段を下げ続ける ・製造原価を低減し続ける ・製造原価を低減し続ける マクドナルド マクドナルド 原田社長原田社長 ・変化に適応 ・変化に適応 ・何もやらずに敗北者になるな・何もやらずに敗北者になるな ・顧客の囲い込み ・顧客の囲い込み ユニクロ ユニクロ 柳井社長柳井社長 ・顧客の創造 ・顧客の創造 ・1勝する為に9回失敗しろ・1勝する為に9回失敗しろ

(11)

最近の経営環境

最近の経営環境

米国経済

米国経済

米国経済の復活の兆し 米国経済の復活の兆し ・リーマンショックから ・リーマンショックから44年年 ・住宅市場の底入れ ・住宅市場の底入れ 在庫ピーク時から在庫ピーク時から1/31/3にに ・GDPに占める製造業比率拡大 ・GDPに占める製造業比率拡大 付加価値額 付加価値額 自動車、コンピューターが金融業の自動車、コンピューターが金融業の22倍倍 米国企業の動向 米国企業の動向 ・オバマ大統領の製造業復活政策 ・オバマ大統領の製造業復活政策 ・GMの再上場、ボーイング ・GMの再上場、ボーイング787787、GEのエンジン、GEのエンジン ・生産性の徹底追及、労働コストの低下 ・生産性の徹底追及、労働コストの低下

(12)

5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 40000 1980 年 1982 年 1984 年 1986 年 1988 年 1990 年 1992 年 1994 年 1996 年 1998 年 2000 年 2002 年 2004 年 2006 年 2008 年 2010 年 2012 年 0 100000 200000 300000 400000 500000 600000 [10億 円 ] 日経平均株価 GDP 0 50 100 150 200 250 300 1980 年 1982 年 1984 年 1986 年 1988 年 1990 年 1992 年 1994 年 1996 年 1998 年 2000 年 2002 年 2004 年 2006 年 2008 年 2010 年 2012 年 [円 ] 円/USドル GDP、日経平均株価、為替の変化 バブル崩壊 リーマンショック 震災

(13)

0 100000 200000 300000 400000 500000 600000 GDP 1980年代【ジャパンアズ ナンバーワン】 「日本経済好調」 「製造業世界を席巻」 「経営戦略 多角化」 1990年代 【失われた10年】 「 右 肩 上 がりから右肩下 がりのデフレ時代」 「製造業の業績悪化」 「米国経済好調」 「米国式経営手法広がる」 シックスシグマ、SCM 「経営戦略 選択と集中」 2000年代【企業の 業績復活と二極化】 「勝ち組と負け組の 二極化」 「シャープ、パナ 薄 型 テ レ ビ 事 業 に 積 極投資」 「経営戦略 選択と 集中の実践」 2008年~ 【リーマンショックと天災】 「輸出企業にダメージ」 「トヨタ71年ぶり赤字」 「2年で輸出企業業績回復」 2012年 「自動車:業績好調」 「家電:テレビ事業の失敗」 「デフレ適応企業業績好調」 バブル崩壊 リーマンショック 東北震災 タイ洪水 経営環境変化と企業戦略の変遷 (10億円)

(14)

1980

1980

年代~現在までの経営環境

年代~現在までの経営環境

変化と企業戦略の変遷について

変化と企業戦略の変遷について

1980 1980年代「ジャパンアズナンバーワン」年代「ジャパンアズナンバーワン」 ・日本経済の好調、日本製造業世界を席巻 ・日本経済の好調、日本製造業世界を席巻 ・日本的経営、日本の品質、改善の仕組みが評価される ・日本的経営、日本の品質、改善の仕組みが評価される ・経営戦略は多角化の時代、成熟期で本業以外の新規事業探索 ・経営戦略は多角化の時代、成熟期で本業以外の新規事業探索 1990 1990年代「失われた年代「失われた1010年」年」 ・バブル崩壊「右肩上がりから右肩下がりのデフレ時代に」 ・バブル崩壊「右肩上がりから右肩下がりのデフレ時代に」 ・日本企業の業績悪化 ・日本企業の業績悪化 1999年日産ルノーと資本提携1999年日産ルノーと資本提携 ・米国経済の好調 ・米国経済の好調 ニューヨーク株式市場始まって以来の好景気ニューヨーク株式市場始まって以来の好景気 ・米国式経営手法がはやる ・米国式経営手法がはやる TQC:シックスシグマTQC:シックスシグマ JIT:SCMJIT:SCM ・経営戦略は「GEの ・経営戦略は「GEの11位、位、22位の事業に集中」の手法で位の事業に集中」の手法で 90 90年代後半に「選択と集中」の考え方が主流に年代後半に「選択と集中」の考え方が主流に

(15)

1980

1980

年代~現在までの経営環境

年代~現在までの経営環境

変化と企業戦略の変遷について

変化と企業戦略の変遷について

2000 2000年代「日本企業の復活と二極化」年代「日本企業の復活と二極化」 ・選択と集中の経営手法実践 ・選択と集中の経営手法実践 勝ち組 勝ち組 トヨタ、日産、ホンダ、シャープ、トヨタ、日産、ホンダ、シャープ、 パナソニック、キャノン パナソニック、キャノン 負け組 負け組 三菱自動車、サンヨー、カネボウ三菱自動車、サンヨー、カネボウ ・2005年 ・2005年 シャープ シャープ 38003800億円の堺工場投資億円の堺工場投資 パナソニック パナソニック 2800億円の尼崎にPDP投資2800億円の尼崎にPDP投資

(16)

1980

1980

年代~現在までの経営環境

年代~現在までの経営環境

変化と企業戦略の変遷について

変化と企業戦略の変遷について

2008 2008年「リーマンショック」年「リーマンショック」 ・輸出企業にダメージ ・輸出企業にダメージ GM破綻 GM破綻 2009.6月2009.6月 トヨタ創業以来 トヨタ創業以来71年ぶりに赤字71年ぶりに赤字 2009.3月2009.3月 トヨタリコール問題 トヨタリコール問題 2009.9月2009.92010 2010年代「天災の年」年代「天災の年」 ・ ・20102010年年 企業業績リーマンショックから脱出企業業績リーマンショックから脱出 ・ ・20112011年年 東北震災、タイ洪水東北震災、タイ洪水 ・ ・20122012年年 自動車:好業績自動車:好業績 家電:家電: テレビ事業展開の失敗テレビ事業展開の失敗 ・環境変化適応企業の戦略 ・環境変化適応企業の戦略 固定費削減、海外シフト、海外調達拡大、SPA 固定費削減、海外シフト、海外調達拡大、SPA 差別化製品の開発(HEV、EV、ダントツ製品) 差別化製品の開発(HEV、EV、ダントツ製品)

(17)

電機産業の業績悪化要因の考察

電機産業の業績悪化要因の考察

日本の電機産業が弱くなった最大の要因 日本の電機産業が弱くなった最大の要因【【日本経済新聞読者アンケート日本経済新聞読者アンケート】】 ・経営力の低下 ・経営力の低下 ::過去の成功体験にしがみつき革新を怠る過去の成功体験にしがみつき革新を怠る 意思決定スピードの遅さ 意思決定スピードの遅さ ・マーケティング力の低下: ・マーケティング力の低下:技術志向になり、市場で何が求められているか技術志向になり、市場で何が求められているか 考える事を怠った 考える事を怠った 37% 26% 2% 4% 31% 経営力の低下 マーケティング力の低下 イノベーション力の低下 技術力の低下 財務力の低下

(18)

電機産業

電機産業

業績悪化の考察

業績悪化の考察

経営力の低下

経営力の低下

環境変化に適応した戦略転換ができていない 環境変化に適応した戦略転換ができていない ・多角化⇒バブル崩壊 ・多角化⇒バブル崩壊 ⇒選択と集中(テレビ事業 ⇒選択と集中(テレビ事業)) ⇒リーマンショック ⇒リーマンショック ⇒テレビ事業に固守 ⇒テレビ事業に固守 *本来は環境変化に適応して再度、事業の選択と集中が必要 *本来は環境変化に適応して再度、事業の選択と集中が必要 【 【テレビグローバル展開に伴い、コスト競争が激化し、テレビグローバル展開に伴い、コスト競争が激化し、20082008年年 にはテレビ事業の戦略転換が必要だった。 にはテレビ事業の戦略転換が必要だった。】】 例:パナソニック 例:パナソニック テレビ事業から住宅を中心とした情報機器テレビ事業から住宅を中心とした情報機器 家電事業に転換 家電事業に転換 【 【環境変化:顧客の変化、競合の変化環境変化:顧客の変化、競合の変化】】

(19)

電機産業

電機産業

業績悪化の考察

業績悪化の考察

経営力の低下

経営力の低下

組立 サービス 収益 基幹 部品 スマイルカーブ 組合技術 パソコン・テレビ 擦り合わせ技術 自動車 「スマイルカーブの原理」 パソコン、テレビのような製品は組立製造業 のポジションでは収益が最小に モジュール 販売

(20)

電機産業

電機産業

業績悪化の考察

業績悪化の考察

経営力の低下

経営力の低下

2 4 6 8 10 12 家電機器 情報・通信機器 ゴム製品 食料品 半導体・デバイス 情報・通信サービス 繊維 非鉄 精密機器 自動車 洗剤・化粧品・油脂 建築 石油精製・製品 化成品 産業機械 鉄鋼 紙・パルプ 出典:(社)経済団体連合会「産業技術強化のための実態調査」報告書 医薬品 2 4 6 8 10 12 年 製品 ラ イ フ サ イ ク ル 開発期間 *家電機器、情報通信機器のような製品は製品ライ フサイクルの短期化に伴う製品開発期間の短縮が 必要だが、その対応が不十分だった

(21)

電機産業

電機産業

業績悪化の考察

業績悪化の考察

経営力の低下

経営力の低下

差別化戦略とコストリーダーシップ戦略 差別化戦略とコストリーダーシップ戦略 自社の強みを認識して、顧客のニーズを満足する 自社の強みを認識して、顧客のニーズを満足する 差別化戦略とコストリーダーシップ戦略の選択 差別化戦略とコストリーダーシップ戦略の選択 差別化戦略 コストリーダー シップ戦略 集中特化戦略 差別化集中 コスト集中

(22)

電機産業

電機産業

業績悪化の考察

業績悪化の考察

マーケティング力の低下

マーケティング力の低下

モノ造りと価値造り

モノ造りと価値造り

モノ造りの定義

モノ造りの定義

機能・品質が優れた商品を低コストで

機能・品質が優れた商品を低コストで

開発製造する

開発製造する

価値造りの定義

価値造りの定義

その企業しかできない、かつ顧客に

その企業しかできない、かつ顧客に

とって価値の高い製品を提供する

とって価値の高い製品を提供する

(参考文献 (参考文献 一橋ビジネスレビュー一橋ビジネスレビュー20102010年年 一橋大学イノベーション研究センター編)一橋大学イノベーション研究センター編)

(23)

電機産業の業績悪化の考察

電機産業の業績悪化の考察

マーケティング力の低下

マーケティング力の低下

自社 モノ造り 顧客 競合企業 価値造り 優位性 価値提供 差別化・コストリーダーシップ・集中特化戦略 顧客の価値基準により影響 を受ける

(24)

電機産業の業績悪化の考察

電機産業の業績悪化の考察

マーケティング力の低下

マーケティング力の低下

機能的価値(客観的 機能的価値(客観的):基本機能、仕様):基本機能、仕様 意味的価値(主観的 意味的価値(主観的):ブランド、デザイン、品質感):ブランド、デザイン、品質感 顧客の悩み解決(ソリューション) 顧客の悩み解決(ソリューション) *近年、製品価値にしめる意味的価値のウエイトが高く *近年、製品価値にしめる意味的価値のウエイトが高く なる なる 製品の価値 = 機能的価値 意味的価値 (参考文献 (参考文献 一橋ビジネスレビュー一橋ビジネスレビュー2010年2010年 一橋大学イノベーション研究センター編)一橋大学イノベーション研究センター編)

(25)

電機産業の業績悪化の考察

電機産業の業績悪化の考察

マーケティング力の低下

マーケティング力の低下

原価 機能的価値 意味的価値 販売価格 付加価値

(26)

電機産業

電機産業

業績悪化の考察

業績悪化の考察

マーケティング力の低下

マーケティング力の低下

意味的価値を製品に反映するためには顧客が気が 意味的価値を製品に反映するためには顧客が気が 付いていない潜在ニーズの探索が必要 付いていない潜在ニーズの探索が必要 営 業 開 発 製品プラン(企画) 顧客 マーケティング

(27)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

サムソン電子 サムソン電子 会社概要会社概要 ・韓国最大の総合家電・電子部品・電子製品メーカ ・韓国最大の総合家電・電子部品・電子製品メーカ サムソングループの中核企業 サムソングループの中核企業 ・創業 ・創業 1969年1969年 ・売上高 ・売上高 2011年20111111兆円兆円 ・営業利益 ・営業利益 2011年201111兆円兆円 ・社員数 ・社員数 19万人19万人 ・製品 ・製品 薄型テレビ、液晶パネル、携帯電話、薄型テレビ、液晶パネル、携帯電話、 Li Li電池、半導体、デジカメ、白物家電電池、半導体、デジカメ、白物家電

(28)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

サムソン電子

サムソン電子

サムソン電子 サムソン電子 半導体事業の成功要因半導体事業の成功要因 ①韓国政府の育成政策 ①韓国政府の育成政策 ・日、米半導体企業の誘致政策 ・日、米半導体企業の誘致政策 ②日米半導体企業から技術吸収 ②日米半導体企業から技術吸収 ・ ・1969年1969年 三洋電機との合弁会社設立三洋電機との合弁会社設立 ・ ・1983年1983年 日本から半導体製造装置輸入日本から半導体製造装置輸入 ・ ・1984年1984年 マイクロンより設計技術移転の支援マイクロンより設計技術移転の支援 ・ ・1986年1986年 東芝の最新鋭大分工場見学東芝の最新鋭大分工場見学 製造部長製造部長 スカウト スカウト ・ ・1991年1991年 バブル崩壊でリストラされた日本の半導体技術者をバブル崩壊でリストラされた日本の半導体技術者を 技術顧問でヘッドハンティング 技術顧問でヘッドハンティング

(29)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

サムソン電子

サムソン電子

サムソン電子

サムソン電子

半導体事業の成功要因

半導体事業の成功要因

③スピーディな企業戦略の展開 ③スピーディな企業戦略の展開 ・ ・DRAMDRAMメモリー集中メモリー集中 ・グループ資源の集中配分による ・グループ資源の集中配分によるR&DR&D 体制、量産体制のすばやい整備 体制、量産体制のすばやい整備 ・海外からの技術導入と最新鋭の日本 ・海外からの技術導入と最新鋭の日本 半導体装置の導入 半導体装置の導入 ・グローバル市場をターゲットに需要確保 ・グローバル市場をターゲットに需要確保

(30)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

コンサルティング例

コンサルティング例

サムソン電子 サムソン電子 1991年~1993年1991年~1993年 リバース開発手法指導 リバース開発手法指導 (商品企画とコストリダクション指導) (商品企画とコストリダクション指導) ・商品企画手法指導 ・商品企画手法指導 ・商品企画実践 ・商品企画実践 ・商品企画者の感性育成 ・商品企画者の感性育成 ・コストリダクション手法指導 ・コストリダクション手法指導 ・コストリダクション実践 ・コストリダクション実践

(31)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

コンサルティング例

コンサルティング例

サムソン電子の改革 サムソン電子の改革 3PI活動 3PI活動 マネから創造へマネから創造へ ・プロダクトイノベーション ・プロダクトイノベーション 革新的製品の創造 革新的製品の創造 ・プロセスイノベーション ・プロセスイノベーション 仕事のプロセス見直しによる効率化 仕事のプロセス見直しによる効率化 デジタル開発、商品企画力強化 デジタル開発、商品企画力強化 ・パーソナルイノベーション ・パーソナルイノベーション

(32)

フォワード開発とリバース開発

フォワード開発とリバース開発

フォワード型設計 機能 機構・構造 仕様 新製品 現製品から遡って設計の根拠追及、比較検討を実施し、機能・構造の見直し、部品 点数の削減、仕様の変更を実施 リバース型設計 新製品

(33)
(34)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

サムソン電子の経営特徴

サムソン電子の経営特徴

サムソン式経営の特徴

サムソン式経営の特徴

①トップダウン型の意思決定による俊敏な経営 ①トップダウン型の意思決定による俊敏な経営 ②グローバル市場で戦略的なマーケティングを実施 ②グローバル市場で戦略的なマーケティングを実施 ③ ③要素技術、先行開発技術の調達(自前主義の否要素技術、先行開発技術の調達(自前主義の否 定) 定) ④フォワード型設計ではなくリバース型設計推進 ④フォワード型設計ではなくリバース型設計推進 によるスピード開発 によるスピード開発 ⑤デジタル開発 ⑤デジタル開発 による開発のスピードアップによる開発のスピードアップ ⑥グローバル展開 ⑥グローバル展開に必要な人材の育成に必要な人材の育成、確保、確保 ⑦能力主義人事制度と人材育成(教育プログラム) ⑦能力主義人事制度と人材育成(教育プログラム)

(35)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

コンサルティング例

コンサルティング例

中国、ベトナム、タイ、インドネシア

中国、ベトナム、タイ、インドネシア

マレーシア企業家具製造企業

マレーシア企業家具製造企業

2000

2000

年~

年~

2005

2005

年)

年)

・5Sと品質改善指導

・5Sと品質改善指導

台湾、ベトナム企業

台湾、ベトナム企業

2011

2011

年)

年)

(36)

中国家具生産市場調査結果(2000年) ・各工場の実力 経営力 経営力 経営者経営者 品質品質 コストコスト 納期納期 生産機能生産機能 大連光明家具 大連光明家具 ○○ ○○ △△ ○○ △△ 大物可大物可 大連日発光明家具 大連日発光明家具 ○○ ○○ △△ ○○ △△ 大物可大物可 大連中島木業 大連中島木業 ×× ×× ×× △△ △△ 小物のみ小物のみ 大連野田木業 大連野田木業 ○○ ○○ ○○ ○○ △△ 大物可大物可 ・まとめ 1.QCDのレベルは未熟だが大きな将来性がある 要因 ①経営者が若く(40才代)意欲的 ②原材料の調達が容易 コスト競争力が大きな強み ③人件費、土地が安い 2.工場の生産性、品質改善は日本的改善方法(小集団活動)が可能

(37)

韓国、中国企業の経営分析

韓国、中国企業の経営分析

中国メーカの台頭要因

中国メーカの台頭要因

スピードある経営者の意思決定

スピードある経営者の意思決定

成果主義

成果主義

技術確保

技術確保

・吸収

・吸収

グローバル展開

グローバル展開

低賃金労働者

低賃金労働者

ハングリー精神

ハングリー精神

(38)

日本

日本

電機産業の敗因と

電機産業の敗因と

韓国、中国メーカの成功要因

韓国、中国メーカの成功要因

環境変化に適応したトップダウン型の俊敏な

環境変化に適応したトップダウン型の俊敏な

経営

経営

グローバルな市場での製品価値向上の為の

グローバルな市場での製品価値向上の為の

マーケティングと商品プランニング

マーケティングと商品プランニング

リバース開発とデジタル開発による開発効率

リバース開発とデジタル開発による開発効率

アップ、開発リードタイム短縮

アップ、開発リードタイム短縮

要素技術、先行開発技術、生産技術の調達

要素技術、先行開発技術、生産技術の調達

(自前主義にこだわらない

(自前主義にこだわらない

)

)

グローバル人材の育成

グローバル人材の育成

(39)

日本の製造業が復活する秘訣

日本の製造業が復活する秘訣

経営戦略

経営戦略

中期的

中期的

事業戦略立案と実践

事業戦略立案と実践

・自社の強みを生かしたビジネスモデル構築

・自社の強みを生かしたビジネスモデル構築

・現事業の維持、改善、改革

・現事業の維持、改善、改革

・新規事業の投資、拡大

・新規事業の投資、拡大

・グローバルな戦略

・グローバルな戦略

・グローバル人材の採用、教育

・グローバル人材の採用、教育

環境変化に適応した選択と集中戦略の実践

環境変化に適応した選択と集中戦略の実践

(40)

経営戦略とは

経営戦略とは

経営戦略の目的 経営戦略の目的 企業の限られた経営資源を有効に使い、企業の継続性を可能にする 企業の限られた経営資源を有効に使い、企業の継続性を可能にする ・現事業の維持、改善改革 ・現事業の維持、改善改革 ・新規事業への投資 ・新規事業への投資 経営戦略と事業戦略 経営戦略と事業戦略 経営資源 人・もの・資金・情報・技術 現事業 新事業 収益 投資 経営戦略 事業戦略 経営戦略の要素 ・目的、市場(戦略ドメイン)、顧客 商品・サービス、組織 ・人員

(41)

経営・事業戦略の考え方

経営・事業戦略の考え方

企業の目的⇒顧客の創造 企業の目的⇒顧客の創造 結果として売上、利益 結果として売上、利益 付加価値構造企画(勝ち方) ・顧客は誰か ・顧客にとっての価値は 事業の目的 使命、存在意義 自社の強みは 収益構造企画(儲け方) 機能構造企画

(42)

ビジネスモデルパターン ビジネスモデルパターン 例 例:デンソー:デンソー [差別化] [差別化] 限定した顧客との一体化システム 限定した顧客との一体化システム [開発のポイント] [開発のポイント] 顧客内部に入り込んだ共同開発 顧客内部に入り込んだ共同開発 体制、提案体制 体制、提案体制 [主役] [主役] 営業、開発エンジニア 営業、開発エンジニア 例:デル 例:デル [差別化] [差別化] 最も安く提供できるシステム 最も安く提供できるシステム 最も便利に提供できるシステム 最も便利に提供できるシステム [開発のポイント] [開発のポイント] 差別化システムの構築 差別化システムの構築 [主役] [主役] 営業、購買、生産、システム 営業、購買、生産、システム 例」: 例」:IBMIBM [差別化] [差別化] 他社以上の顧客の問題、課題を 他社以上の顧客の問題、課題を 解決する能力、コア技術・システム 解決する能力、コア技術・システム [開発のポイント] [開発のポイント] 顧客業界を顧客以上に熟知 顧客業界を顧客以上に熟知 [主役]ソリューション営業マン、プロマネ [主役]ソリューション営業マン、プロマネ 例:マイクロソフト、インテル 例:マイクロソフト、インテル [差別化] [差別化] 一味違うハード、ソフト、サービス 一味違うハード、ソフト、サービス [開発のポイント] [開発のポイント] No.1 No.1のユーザーと共同開発のユーザーと共同開発 デファクトスタンダード化 デファクトスタンダード化 [主役]開発エンジニア [主役]開発エンジニア 例:アサヒビール 例:アサヒビール [差別化] [差別化] こだわりに こだわりに 徹した業界常識の打破 徹した業界常識の打破 [開発のポイント] [開発のポイント] 顧客価値が高いこだわりの 顧客価値が高いこだわりの 技術、ノウハウの体系化 技術、ノウハウの体系化 ブランド力 ブランド力 [主役] [主役] マーケティング担当 マーケティング担当 要素技術開発エンジニア 要素技術開発エンジニア 例:バラード(燃料電池) 例:バラード(燃料電池) [差別化]:常に世界初、市場初 [差別化]:常に世界初、市場初 [開発のポイント]:先端技術を持った機関との共同開発 [開発のポイント]:先端技術を持った機関との共同開発 [主役]研究開発ベンチャー [主役]研究開発ベンチャー 不特定多数 特定顧客 価値観共有顧客 非常 に 高 い 高い 普通 技術 ・ノ ウ ハ ウ の レ ベ ル 世界初 匠 ソリューション 汎用品 ベストパートナー こだわり

(43)

日本の製造業が復活する秘訣

日本の製造業が復活する秘訣

グローバル展開

グローバル展開

グローバル展開

グローバル展開

世界をフィールドにする

世界をフィールドにする

戦略と人材活用

戦略と人材活用

海外 販売市場 生産拠点 日本国内 販売市場 生産拠点 ① ② ③ ④ 価値造りの 活用 モノ造りの 活用 モノ売りと

(44)

日本の製造業が復活する秘訣

日本の製造業が復活する秘訣

独自性製品の開発

独自性製品の開発

コスト競争に陥らない コスト競争に陥らない独自性独自性製品製品 (機能的価値+意味的価値)の企画開発 (機能的価値+意味的価値)の企画開発 ① ①要素技術開発力要素技術開発力 ② ②先行開発力先行開発力 ③ ③マーケティング力マーケティング力、、製品企画力製品企画力、、量産開発力量産開発力強化強化 製品のライフサイクルと 製品のライフサイクルと組織組織DNAの整合DNAの整合 強みの技術 強みの技術の明確化と活用の明確化と活用 ・ ・要素技術、要素技術、先行開発技術、量産開発技術、生産技術先行開発技術、量産開発技術、生産技術 製造技術( 製造技術(加工技術加工技術)) ベテラン技術者の活用 ベテラン技術者の活用

(45)

意味的価値商品の開発

意味的価値商品の開発

自社 モノ造り 顧客 競合企業 価値造り 優位性 価値提供 差別化・コストリーダーシップ・集中特化戦略 顧客の価値基準により影響 を受ける

(46)

意味的価値商品の開発

意味的価値商品の開発

製品の価値 = 機能的価値 + 意味的価値 原価 機能的価値 意味的価値 販売価格 付加価値 基本機能 仕様 性能 ブランド デザイン ソリューション

(47)

マーケティング手法

マーケティング手法

エスノグラフィ手法

エスノグラフィ手法

エスノグラフィとはもともと欧米の文化人類学で生まれたフィー エスノグラフィとはもともと欧米の文化人類学で生まれたフィー ルド手法でマーケティング手法に応用 ルド手法でマーケティング手法に応用 エスノ「民族」 エスノ「民族」 グラフィ「記録」グラフィ「記録」 第 第11ステップステップ 自社の製品を顧客がどう使っているかを徹底観察(写真、メモ) 自社の製品を顧客がどう使っているかを徹底観察(写真、メモ) 第 第22ステップステップ 顧客の現場で入手した事実情報を基にチームで「顧客の課題」 顧客の現場で入手した事実情報を基にチームで「顧客の課題」 抽出と解決方法の検討 抽出と解決方法の検討 第3ステップ 第3ステップ 顧客を仮想設定し、活用シーンの中で開発製品の検証をする 顧客を仮想設定し、活用シーンの中で開発製品の検証をする 第4ステップ 第4ステップ

(48)

エスノグラフィ手法例(アキレス)

(49)

意味的価値商品の開発の仕組

意味的価値商品の開発の仕組

製造業の基本サイクル 製造業の基本サイクル 顧客 販売 生産 開発 研究 顧客 ニーズ 製品 組織の壁 サイクルをすばやくまわす マーケティング イノベーション

(50)

製造業が復活する秘訣

製造業が復活する秘訣

デジタルモノ造り

デジタルモノ造り

デジタルモノ造り(情報システム

デジタルモノ造り(情報システム

の活用

の活用

開発

開発

、生産

、生産

リードタイム短縮

リードタイム短縮

業務の効率化

業務の効率化

による生産性向上

による生産性向上

情報システムの 能動的活用 情報システムによる 業務生産性向上 情報システム投資、運営経費低減

(51)

IT活用テーマの構造的位置付け 財務会計・管理会計システム 営業管理システム 経営管理システム 開発管理システム 生産管理システム 生産計画 システム 資材所要量計画 システム 在庫管理 システム 品質管理 システム 購買管理 システム 製造管理 システム ①在庫削減 ②リードタイム 短縮 ③コスト削減 ④生産管理 ①開発ナレッジ のDB化 ②新製品 開発 ③開発業務 ①売上拡大 ②営業活動 の効率化 ①リアルタイム 経営情報 の活用 SFA SCM CAD PDM ERP

(52)

デジタルモノ造り

デジタルモノ造り

商品企画 デザイン 構想設計 詳細設計 試作評価 量産設計 量産準備 アナログ開発(バトンタッチ開発) 商品企画 デザイン 構想設計 詳細設計 試作評価 量産設計 量産準備 デジタル開発(コンカレント開発) *紙図、部品表、口頭情報の伝達によるバトンタッチリレー開発 *現物で評価確認 *CAD・CAM・CAE・PDMを中心としたデジタル データを活用したコンカレントな開発 *バーチャルデータで試作評価、量産準備検討

(53)

デジタルモノ造り

デジタルモノ造り

3D CADデータ RM(Rapid Measurement)3次元測定) RP(Rapid Prototyping) (立体モデルの造形) VT(Virtual Testing) (仮想シミュレーションテスト) VM(Virtual Manufacturing) (仮想空間での工程検証) CAE(Computer Aided Engineering )

(コンピュータ解析)

CAM(computer aided manufacturing ) (コンピュータ加工)

PDM(Product Data Management)

(設計情報管理)

VDR(Virtual Design Review) (仮想デザインレビュー)

(54)

デジタルモノ造り

デジタルモノ造り

事例

事例

シミュレーション事例:エキゾーストマニホールド(以後エキマニ)とセンサー位置検討 エキマニには排気ガス成分を検知するためのセンサが搭載されており、エキマニの 形状、センサの搭載位置により、センサへのガスの当たり方が異なる。 第1ステップ:机上検討 類似車両(エキマニ後の排気管の 長さなどが同じ)から、エキマニの 形状とセンサ位置を複数案を検討する。 第2ステップ:シミュレーション 案1 案2 案1よりも案2の方 がガスが十分に 当たる。 第3ステップ:車両評価 シャシーダイナモ 試験場にて車両 評価 ① 案1 ② 案2 ① エキマニ形状検討 ② センサガス当たり検討

(55)

セミナーのまとめ

セミナーのまとめ

経営戦略の革新 経営戦略の革新 過去の成功体験から脱して、グローバル展開可能な 過去の成功体験から脱して、グローバル展開可能な 特徴ある経営・事業戦略の革新 特徴ある経営・事業戦略の革新 ・現状のビジネスモデルの深化と新たなビジネスモデルの探索 ・現状のビジネスモデルの深化と新たなビジネスモデルの探索 モノ造りの革新(モノ造りから価値造りへ) モノ造りの革新(モノ造りから価値造りへ) ・独自性製品のマーケティング・企画開発実践 ・独自性製品のマーケティング・企画開発実践 ・デジタルモノ造りへの変革 ・デジタルモノ造りへの変革 グローバル展開できる人材の採用、育成 グローバル展開できる人材の採用、育成 組織風土改革 組織風土改革 日本の中だけの護送船団方式の運命共同体組織 日本の中だけの護送船団方式の運命共同体組織 から自立型思考組織への変革 から自立型思考組織への変革

(56)

御清聴ありがとうございました

御清聴ありがとうございました

株式会社A&Mコンサルト 〒530-0001 大阪市北区梅田1丁目1番3号 大阪駅前第3ビル23階2303-1 TEL 06-6344-0803 http://www.a-and-m.biz e-mail nakayama@a-and-m.biz

参照

関連したドキュメント

 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号

サーバー費用は、Amazon Web Services, Inc.が提供しているAmazon Web Servicesのサーバー利用料とな

運用企画部長 明治安田アセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 大崎 能正 債券投資部長 運用企画部 運用企画G グループマネジャー 北村 乾一郎. 株式投資部長

注) povoはオンライン専用プランです *1) 一部対象外の通話有り *2) 5分超過分は別途通話料が必要 *3)

 当社は取締役会において、取締役の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針を決めておりま

「技術力」と「人間力」を兼ね備えた人材育成に注力し、専門知識や技術の教育によりファシリ

2 当会社は、会社法第427 条第1項の規定により、取 締役(業務執行取締役等で ある者を除く。)との間

[r]