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Microsoft Word ~33第3学年1組  社会科学習指導案1

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Academic year: 2021

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第3学年○組

社会科学習指導案

日時:平成22年2月18日 3校時 1.小単元名 昔の道具とくらし 2.小単元について (1)指導観 本小単元は、学習指導要領の内容(5)の「地域の人々の生活について、次のことを見学、調査したり年表にまと めたりして 調べ、人々の生活や人々の願い、地域の人々の生活の向上に尽くした先人の働きや苦心を考えるように する。」のア「古くから残る暮らしにかかわる道具、それらを使っていたころの暮らしの様子」を受けて構成した小単 元である。「・・・道具やそれを使っていたころの暮らしの様子を年表に整理して、道具の変化や暮らしの移り変わり を考えるようにする。」と記述されている。 児童は、浦和くらしの博物館民家園へ体験学習に行っている。そこでは、石臼や薬研で大豆や陳皮を粉にしたり、背 負子やてんごを使う体験をしたりしている。また、野口家では、「先人の知恵を学び、今を考え、未来へ生かす。」と いう学習の指針に関わる話を聞いている。それら学習の中で十分に生かしていきたい。それとともに、本校に導入さ れた電子黒板を資料の提示や発表に有効に活用していきたい。 (2)児童の実態 本学級の児童は、明るく、友だちと話することが好きという子が多い。しかし、学習になると発言が一部の児童に 偏る傾向が見られる。自分の考えや表現に自信が持てない、間違ったら恥ずかしいという思いが発言を妨げていると 考えられる。そこで、グループで考えさせ、資料を手がかりに積極的に発表できるようにさせたいと考えている。

社会科アンケート 3年1組

17

7

6

12

9

14

2

29

19

13

22

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社会科はすきですか グラフやしりょうを読み取る 本やしりょう、ワークシートなどからかだいを見つける みんなで考えたり話し合ったりする しりょうなどから自分で調べる 調べたり見学したことをまとめる 調べたり考えたりしたことを発表する 見学に行ったり体けんしたりする せんもんかなどから話を聞く 好き・楽しい ふつう・どちらともいえない 好きではない・楽しくない

社会科アンケート 3年生

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48

36

49

25

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社会科はすきですか グラフやしりょうを読み取る 本やしりょう、ワークシートなどからかだいを見つける みんなで考えたり話し合ったりする しりょうなどから自分で調べる 調べたり見学したことをまとめる 調べたり考えたりしたことを発表する 見学に行ったり体けんしたりする せんもんかなどから話を聞く 好き・楽しい ふつう・どちらとも言えない 好きではない・楽しくない

(2)

(分析) ① 本学級では、社会科が「好き」と回答している児童は17名である。一方、普通・好きではない理由とし て「見学したことをまとめるのが難しい。」、「都道府県名を覚えるのが大変」「いろいろなことを覚えるこ と」などの回答が多かった。 ② 社会科の活動としては、「見学に行ったり体験したりする」・「専門家に話を聞く」事が楽しいと答えている。 しかし、「調べたり考えたりしたことを発表する」事を苦手と感じている児童が多数いる。これは、考えた ことをどういう風に表現したらよいのか余りよく分からないためと考えられる。発表するときは、教師が 補足したり言い換えたりしながら不安無くできるようにしたい。 ③ 資料などから自分で調べることや課題を見つけることに不安を感じている児童が多いことが分かった。そ こで、今後は調べ学習のやり方を継続的に指導したい。また、課題を見つけることができない児童に対し ては、一緒に考えたり、助言したりしていきたい。 これらの結果から、この学習を通して多くの児童が発言の機会を増やすこと、また自分の考えを自分の言葉で 伝えられることを目指したい。そのために ・ グループ学習を通して互いに助言し合ったり、学び合ったりする機械を多く設定する。 ・掲示物や電子黒板にまとめた資料などにより、容易に学習の振り返りができるようにする。 などの工夫をしたい。 本単元は、児童には初めての歴史学習である。この学習を通じ、先人の苦労や知恵を学び、またいつの時代にも 生活の向上のために人々が努力し続けてきたことを知る。このことから、地域に愛着を持ち大切にしていこうとい う態度を育成したい。 3.小単元の目標 ○ 地域に残る暮らしにかかわる道具やそれらを使っていた頃の暮らしの様子を意欲的に調べることを通して、 地域社会に対する誇りと愛情をもつ。 (社会的な事象への関心・意欲・態度) ○ 生活における人々の知恵や工夫を適切に判断することができる。 (社会的な思考・判断) ○ 博物館や資料室を見学、調査し、年表や新聞などに工夫して表現することができる。 (観察・資料活用の技能・表現) ○ 地域の人々の生活が時代とともに変化してきたこと、また、どの時代の人々も生活の向上と安定に対する願 いをもってきたことがわかる。 (社会的事象についての知識・理解) 4.指導計画(13 時間) 時数 主な学習活動・内容 ○指導上の留意点 ★評価 主な資料 1 昔の人びとがどのような道具を使い、ど のような生活をしていたか関心をもつ。 ・写真を見て気づいたことを話し合う。 ・これから学習していきたいことを話し 合う。 ○今の住宅との違いを比べさせる。 ○電子黒板で写真を大きく写し、細か い様子まで見てとれるようにする。 ○道具の写真から使い方を予想し、そ れらの道具を使った生活の様子を 考えさせる。 ★昔の道具や人々の生活に関心をも ち、調べる活動に意欲をもつ。 (関) ・旧板東家住 宅見沼くらし っく館の写真 ・昔の道具の 写真 電子黒板 2 3 4 民家園見学の計画を意欲的に立て、見学 時にはいろいろな昔の道具に触れ、それ らが使われていた頃の様子に関心をも つ。 ・民家園で調べたいことを話し合う。 ・見学の仕方を話し合う。 ・見学したり体験したりして分かったこ とや感想を見学カードに書く。 ○昔の道具についてさらに調べるた めに、どうしたらよういかという話 し合いをもとに、民家園に行くこと を告げ、意欲をもたせる。 ○きまりやマナーについて話し合う。 ○進んで体験活動をし、さらに調べる ための資料を収集させる。 ○見学して、分かったことを新聞にま ・民家園のリ ーフレット 昔の人びとは、どのようなくらしをしていたのでしょう。

(3)

・新聞にまとめる。 とめさせる。 ★意欲的に見学し、道具に触れたり、 体験活動をしたりしている。(関) ★民家園を見学し、道具や体験で分か ったことを新聞にまとめている。 (技) デジタルカメラ 5 たらいと洗濯板を使った洗濯を体験し、 昔の道具のよさや大変さ、今の道具の問 題点などについて考える。 ・さし絵から昔の洗濯の様子で気づいた ことを話し合う。 ・道具の使い方を話し合う。 ・洗濯をして気づいたことを話し合う。 ○さし絵をもとに使い方を考えさせ、 今の洗濯との違いに着目するよう 助言する。 ○大変さだけでなく、今の道具と比べ た良さや、昔の人々の思いや願いも 一緒に考えるように助言する。 ★洗濯板をどのように使ったらよい かを考え、そのよさや大変さに気づ いている。(思) ・昔の洗濯の 様 子 の さ し 絵 電子黒板 ・たらい ・ 洗濯板 ・ ワークシ ート 6 ゲストティーチャーの話を聞いて、昔の 道具やくらしに関心をもつ。 ○道具や生活の様子がどのように変 化したか、またどのような思いや願 いをもって生活していたかを自分 たちの生活と比べながら話を聞く ことができるよう助言する。 ★昔の道具や生活について、進んで話 を聞き、質問をしている。(関) ・ワークシー ト 7 体験活動を振り返り、さらに詳しく調べ たい道具を決める。 ○たらいと洗濯板の学習や民家園で の体験学習の様子を振り返り、道具 の移り変りについて考え、他の道具 についても考えられるようにする。 ○調べたい道具が同じグループに分 かれ、調べ学習を行うことを伝え る。 ★自分が知りたい昔の道具について、 進んで調べようとしている。(関) ・民家園で児 童が撮った写 真 ・洗濯板の体 験の時の写真 ・ゲストティ ーチャーやイ ンタビューで 聞いたことを 書いたカード 電子黒板 8 9 昔の道具の様子や使い方、移り変りなど を調べてカードにまとめ、発表する。 ○項目別に分かりやすくカードを書 くように伝える。 ○道具がどのように移り変わってい ったか分かるようにカードを並べ、 気付いたことや考えたことを話し 合い、ノートにまとめるようにす る。 ○昔の道具を調べることによって、 人々の生活がどのように変化して きたか気付かせるようにする。 ★調べたことを分かりやすくカード にまとめている。(技) ・道具調べカ ード 電子黒板 10 11 道具や時代の変化に対応する人びとの くらしのうつり変わりや、人びとの思い や願いを考える。 ○台所の様子や、使われていた道具が 時代とともに変わったことによっ て、生活にどのような変化があらわ れたか考えられるように助言する。 ○道具や仕事の様子が変化したこと に加え、どのような思いや願いをも ・昔の台所の さし絵 ・3,40 年前の 台所のさし 絵

(4)

って生活していたのかを自分たち の生活と比べながら考えるように 助言する。 ★時代によって、道具を工夫して使 い、生活していたことが分かる。 (知) ・ワークシー ト 電子黒板 12 暮らしのうつりかわりについても絵年 表にまとめる。 ○絵年表は時代によって道具がどの ように変化していったか分かるよ うに作成することを伝える。 ★道具や暮らしの移り変わりについ て適切に絵年表を作成している。 (技) ・絵年表のワ ークシート 13 本時 絵年表を発表し、話し合うことを通し て、人々のくらしの変化を考え、先人の 知恵を学び、工夫や努力を理解する。 ○絵年表を拡大したものを提示し、グ ループで話し合ったり、発表を聞い て考えたりしたことを生かして、話 し合えるようにする。 ○どの時代であっても、人々はよりよ い暮らしを願って生活してきたこ と、および、現在の私たちの生活は 祖先の努力の上に成り立っている ことなどを自分たちの言葉でまと めるようにする。 ★よりより生活を願い、人々は工夫や 努力をしてきたことが分かる。 (知) ・ワークシー ト 電子黒板

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5.本時の学習指導(13/13) (1) 目標 暮らしの移り変わりについて絵年表にまとめることを通し、地域の人々の生活がどのように変化してきたか 理解することができる。 (2) 展開 学習活動・内容 ○指導上の留意点 ★評価 主な資料など 時間 つ か む 学 び あ い ま と め る 1,これまでの学習を振り返る ①民家園で学習したこと、体験したこと ②洗濯板を使って洗濯したこと ③道具の移り変わりについて ④くらしの移り変わりについて 2,作成した絵年表を使ってくらしの移り変わり について、グループごとに発表する。 3,発表を聞いて、くらしの様子について変化し てきたこと、変わらないことについて考える。 4,学習のまとめをする。 ・人々の知恵や工夫 ・生活の変化や願い ○ 既習の学習をまとめた資料を提示して想起させ る。 ・民家園の学習・体験 ・洗濯板を使った洗濯 ・道具の移り変わり ・くらしの移り変わり ○道具の移り変わりに伴って、 ○ くらしの様子がどのように変わってきたかを発表 させる。 ○ 6グループで発表させる。 ①あかり ②いろり ③竈 ④電話 ⑤写真機 ⑥洗濯 ○発表を聞くポイントを知らせる・ ・ 変化してきたこと ・ 変わらないこと ・既習の学習をまと めた掲示物 ・学習したことや体 験したことを電子 黒板で提示する ・絵年表 ・ワークシート 5 25 ○一人一人が発表に関われるよう配慮する。 <変化してきたこと> ・ 作業時間が短縮したこと ・ 作業が楽になったこと ・ 同時にいろいろなことができること ・ 多様な機能があること 生活が便利になった <変わらないこと> ・ 人々はいつの時代にも、知恵を働かせて道具を使 っていたこと ○絵年表と話し合いから、どの時代であっても、人び とはよりよい暮らしを願って生活してきたこと、また 現在の私たちの生活は、祖先の努力の上に成り立って いることなどを自分の言葉でまとめさせる。 ★道具の移り変わりから、人々の生活がどのように変 化していったか適切に判断している。(思) ★よりよい生活を願い、人々は工夫や努力をしてきた ことが分かる。(知・理) 10 5 絵年表を使って、くらしの様子の変わり方について考えよう。

参照

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