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瀬戸市をめぐる地域計画(第1報) : 窯業施設のSpace Designについて その1.

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瀬戸市をめぐる地域計画(第

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報)

一窯業施設の

Space Design

に つ い て ー そ の 1 .

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Regional planning about Seto city (part

1

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(Space design of

HaZImu NAKAZIMA

Kaneyuki HAYASHI

Generally Seto city is regarded the region that has developed on the base of the“Ceramic Industry" from ancient times and it shall be succeeding in futur邑. But, on the other side, a

dowghnutize phenomenon of population from Nagoya city is advancing as a fact that cannot prevent.

Then, in order to suggest the future of Seto city by means of observing the constraction of the space of urban and region that are the base of life for the future civil in Seto city, we have r己searchedthe substance of the “Ceramic Industry" and this report is the result

stadying it.

1

.

は じ め に 近年における経済の著しい発展は社会構造の変化を生 み,都市への人口・産業の集中を促がす大きな誘因とな り,さらには地域の空間構成にも少なからぬ影響を及ぼ して週辺の地方都市をもその激動の渦に巻き込むに至っ た.かつて地方都市としての位置にあったものが,中核 都市の人口膨張と流通機構の確充等による圏域拡大 lとと もない都市の土地利用の混乱を招き混合地域を形成する に至って,消費機構の無秩序な激流はかつての伺性はそ の影を薄させつつある. しかし,激しく流動化する都市 内部で進展しているメタポリックな革変の最中にあって も,地域の個性は変容しながらその残像を映し出してゆ かなければならず, こ〉にこそ地域計画としての真の意 味が有り,地域の魅力を保存する力となるのであろう. 又,現在の巨大都市においてはその機能性からして主体 的な性格づけは不可能であり,デザイン・ポリシィは個 性を有する地方都市においてその真価が発揮されるか ら,計画作成にあたっては住民の極積的参加を時ぴ起し てその都市個有のエネルギーを正確にとらえ,目標を設 定し,方向づけを与える必要がある.この場合,地域の エネルギF は単に経済的側面だけではなく,その自然風 土を踏えた歴史的伝承の中にひそむ将来性へのポテンシ ヤJレをも大切にすべきであり,それが個性をっくり出す 重要伝要因となるであろう. 一方,複雑な構造をもった機能的複合体である都市の 中あiこって,特質をもった1地区は比較的明確伝機能性 を有し,都市構造の将来計画との有機的な結合を予測し 易いから,計画策定に当っては上位体系から

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位体系へ のヒエラルキーの原則 lζ則った体系的アプローチのとに 立つ地区の開発を行い,これを都市の変革の機動力とし 他の開発を誘発してゆくことも有効である. しかしその 地区計画に際して最も大切な事は,住民の生活の要求を 明確に把え,生産・経済と住民意識を関連させながら生 活の要求をフィジカルな型として,反映させてゆく事で ある且

2

.

研究の目的 瀬戸市は窯業都市としての長い歴史を誇り,伝統的拘 束力とその恩恵の中で,単一窯業産業により生息してき ていると云っても過言ではないが,中部名古屋圏の発展 lこより,その持ってきたる個性も喪失の危機に瀕してい

(2)

216 rlr 島 る一方,伝統的産業の体質改善の立ち遅れにより, 仁業 技術革新による時代の要求に遅れを見せている. 本研究は,瀬日の窯業産業が直面している地域的影響 と,伝統産業として内在化している生産体制より起因し た技術的・経済的・思考的混迷状態の現況を把握し,そ の認識を通して解決の方法を検討し,窯業産業の生産空 間再構成の策定をしようとするものであるー

3

.

調査対象及び方法 調査対象1967年版「瀬戸地

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商工名鑑

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(こより昭和42 年度末における瀬戸市内窯業関係事業所より,原料・一 般製陶・卸・陶芸の各業種分類 lこより10必無差別拍出し たが. 統計的配慮により 30所に達しない業種について は,迫力日抽出した. 事業所総数く1,365:>発送数く163:> 回収数く109:::回収率く66.95'ぢ'> 調査方法はアンケート用紙を配布し, 1週間後より戸

l

収員が集収した.調査日時は昭和 44年 5 月 ~7 月であり 回答は昭flJ44年4月末日現存とした.同答者は事業所の 最高責任者奇原則とした.

4

.

調 査 結 果

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泣表rj二1の記号は次の如くとし,全I刻表共通とする 業

1

窪 M:原料 P:一般製陶

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卸 A:陶芸 0:その他 従業員数 イ 1~4 名ロ 5~9 包 39 ( a) 一 件 註. 各図右側の番号は次頁第1表の製品項目の連番号による. 金 之 ハ 10~19名ニ '20~29名 ホ :30~39名へ 40名以上 会社資本金額 1: ~99万 ] : 100万 ~499万

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・500万以ヒ 4~1. 瀬戸市窯業事業所の規模概況 瀬戸市に於ける窯業産業は,その伝統をもって常に市 内産業構成における主幹産業の地位を独専し,そのシェ アは昭和42年 12月 31 日現在において,工場数く76.2~ぢ〉 従業員数く72.8%>年間生産額<61.7):ぢ〉となっており 窯業単ーとしての発展をとげている事は歴史的事実であ る.近年の技術革新時代における伝統産業の衰微の中に あっても新技術の開発や,新分野・新部門製品への閲拓 を促進する一方,製造業者にあっても,遅々としたもの ではあるが,その技術を採用し,需要増分野への転換と 生産性の向上 iζ努めている. 第

1

図は窯業土石関係工場の経年変化状況を示したも のであり,陶磁器製造業及びその関連工業が圧倒的に高 い比重を占めている 又第

1

表は昭和42年度における窯 業土石関係の工場数,従業員数,年間生産額の各製品別 割合を示し,併せて, 1工場当りの従業員数及び生産額 を表わしたものである.その内容を見ると,工場数・従 業員数 lこ於ては伝統製品の低下がみられ,生産性の向│二 もあまり認められない. これに対し電気月j陶磁器の延び は著しく,工業製品の生産性の向ヒが窺える 現状にお ける瀬戸窯業は依然として伝統的生産体制の中にあるこ 第

1

図 窯業,土石関係工場の状況

(3)

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とを表わしているが, 工 業 製 品 の 延 びlこ見られるよう に,生産性の向上と新興部門への進出を計る体質改善の j皮カ;j叩し:穿せーている. 第

2

図(a)は窯業業種別の従業員数別事業所数を比率て、 表わしたものであり,全体的に

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名以下の事業所が高い 剤合を占めている.一般製陶においても中小零細事業所 数の優位は動かないが.

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名以上の,本市としては比較 的規模の大きな工場も存在し,その間の格差が著しい. 又,卸業種は全国消空地への発送を担い,その数も多く 存在するが,大規模のものは少く,長い歴史の中に形成 された伝統的経営体制をとっている. 一 り 額 一 刑 一 一 一 当 予 人 9 2 8 8 1 3 4 8 9 4 8 0 4 一 O 一 、 一 一 ヮ “ ヮ “ 内 / 白 U Q U Q U 1 1 ワ 血 門 / Q z u R U 白 υ つ 臼 一 P G 一 場 定 一 3

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図(b)は窯業業種別の経営組織別事業所数の比率で あり第

2

図(c)は資本金額別事業所数の比率を表わしたも のである 製陶・卸においては個人経営の割合が高く, 法人企業のうちでは合資会社が 18.3~弘株式会社が 15.6

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ちを占める.特lこ原料,一般製陶において法人会社の比 率が高い.資本金額においても

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万以上の比率が.

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.4 必ほど見られるが,全般に

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万円以下の企業の比率が 高く,一般の製造業に比べ窯業産業の零細性を物語って し、る.

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従業員について 第 3 函 (a)~(d) は年令別男子従業員数を業種別 l こ表わし たものであり,全体的にみると従業員数規慢の大小lこか (b)経営組織事業所数

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図 業 種 別 事 業 所 数

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3

図 年令別による従業員数別就業者数 50 60J-(~

(5)

瀬戸市をめぐる地域計画(第1報) 219 かわらず,若年労働者の比率は低く,特にこの傾向は

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代において著しい.これを業種別にみると,陶芸を除い ては一般製陶の大規模工場に集中しており,伝統陶磁器 製造に対する就労意欲をあまり持ち得ないと同時に,中 小零細事業所の将来性に対する疑問を抱き,より安定性 のある大規模工場に職を求めようとした結果である.又 中年令者層はその比率も高く現在の瀬戸窯業産業を支え ている担L、手であり,特ζl一般製陶における40才代の比 率が高くなっている.高年令者層にあっては,一般製陶 に於て比較的多数みうけられる.小人数の零細事業所に あって.40代.50代の比率が高いのは零細企業の宿命の ーっと考えられる家族企業を主体とした結果であり,特 にこの年令に個人事業所の経営者が多いことも影響して し、る. 第 3 図 (e)~ω は女子の年令別従業者数を表わしたもの であり.20~40代が多く,特に40代の比率が最も高くな っている.業種別にみると,原料l乙は30代が多く,一般 製陶においては20代の者が男子同様に大規模工場に多く 見られる他.40代においてもこの比率は最も高い.又, 卸業種の 5~9 名 i乙特 K40代の就業率が高いことは,そ の手工作業的作業内容からも推測出来よう.概して若年 層においては大規模工場に多く.40才代においては小規 模事業所に働く者が多い傾向にあり,総体的に見ると, 窯業産業の労働力年令は高いことが窺える. 第

2

表は経営者及び従業員の厨住域を表わしたもので あり,各業種を通じて中小事業所の経営者は事業所内住 居が多く,陶芸においては 95~弘卸において 68% を占め ている.又,市内からの通勤者数も一般製陶において37 第

2

表 経 営 者 及 び 従 業 員 の 居 住 域

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a:市内から通勤 b:市外

c:同居 d:無解答 e:無解答事業所数

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中 島 予与を占めている.又,従業員については,そのほとんと が市内からの通勤者であり,いわゆる職住近接の傾同を 示している.このような事よ Q,瀬戸窯業の事業形態が 私企業より発展し,順次膨張してきたことと,雇用関係 が縁故者又はその関係者によって占められてきた傾向を 踏襲されている結果からと窺われる

4

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3

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製品の販売先について 第

4

図は製品の最多販売先別事業所者を表わしたもの である.まず原料においては,陶磁器メーカーへ

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と 過半を占め,その他ではわずかに地元産地問屋が1M与を 占めており,原料は製造所への直販売方式である事がわ かる.一般製陶においては,地元産地問屋に多く 47~弘 次に親企業の14勿となっている.卸においては,地方問 墨の 53%. 小売・百貨広の 20~ふ輸出には 11% である. 又,陶芸においては消費者の 69%. 次に産地問屋へ 16~ち となっている. これ等より窺えることは,一般製陶にお いては産地問屋を通じた流通機構により消費者に販売さ れる形式が主体を占め,卸においては地方問屋への発送 が長も多い事から,一般製陶メーカーと卸業者との流通 機備は一定の:/ステムによってさらに機能

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じされる傾向 一 , 林 金 之 がある.全体を通じて云える事は倒人,企業の一般製陶 は産地問屋,主pでは地方問屋及び小売百貨

1

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へ発送して いるが,この傾向は資本金の高にはさほど差異が認めら れない. この事は販売形態において,個人あるいは法人 に お け る 流 通 機 構 組 織 の 変 化 が 殆 ん ど な い こ と を 物 語 り,法人組織そのものが単に個人の延長的な経営を行な っているにすぎない所が多いのではなかろうか.

4

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4

固運搬手段について 第

3

表は製品の運搬手段についての現況調査結果であ る.まず燃料の運搬についてみると,業者メーカーのト ラック利用がほとんどを占めている.又,原料の運搬方 法についてみると,一般製陶においては業者ーメーカー の車を利用し,原料業者においては自家用車を利用して いる所の方がや〉多い園一方製品輸送については,一般 製陶において業者ーメーカーの車が圧倒的に多く,自家 輸送はわずかである. しかし,原料及ひ主pについては輸 送業者の車及び自家用車が多い圃これ等を総合すると, 一 般 製 陶 に お い て は 業 者 ・ メ ー カ ー の 車 の 利 用 率 が 高 く.原料・卸においては運送業者の車使用が高い これ は輸送手間と輸送中におけるキズ等のメリッ卜から当然 資本金 原 料 一 般 製 陶 卸 陶芸 阪jL先 個人

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221 瀬声市をめぐる地域計画(第1報〕 製 品 の 運 般 手 段

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日 半数以上を占め,特 lこ風呂・娯楽室においてその傾向が 著しい.これを規模別にみると.小規慎工場においては 有しないものの数が圧倒的に多く,有っても住宅との併 用又は他室との兼用で間に合わせている,大規模工場に おいては比較的に専用室を設置する傾向にある. しかし 規模の大小を問わず,厚生室の設置は望まれるとζろで あり,窯業産業の近代経営への認識の変革が必要とされ 9 . び 以上の事は現在瀬戸市における窯業産業の実態の一端 を解析した結果である.これ等より窺えることは,窯業 に対する生産形態・労働対策・事業所の規模等の概要を 把握することができた.即ち,著しい零細化.従業員の 老令(比厚生施設の遅れ,又,製品の流通機構は地場に おいて求めていると同時に輸送関係も業者・メーカーの す

5

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4

表は厚生施設の有無についての調査結果である. 食堂についてみると,専用室を有するものは全体の折程 度であり. (也は専別室が無く,兼別室をも有しと正い所が 50勿以上を占めている.更衣室においてもほ三岡援の傾 向どと示すが,一般製陶の大規模工場においてはその殆ん どが専用室を有している.原料においては該当室が無い ものの比率が高い. Y__.風呂について見ると,その設置 率は極めて低く,住宅との兼用利用に依ゥているものが 僅かにみられる程度である.休養室・娯楽室について見 ると,寺用室を有するものは規模の大小によらず

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以 │てであり,兼用室の比率も低く.特に 般製陶において そ ω 傾向が強い.部屋を有しない事莱所は 40~65~がほど 見られる.主体を通じてみると,各厚生室が無いものが 窺われることである. 4~5. 厚生施設について

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車,あるいは自家用車等々生産品の割合に比し輸送内容 に多少のロスを認める事零細{七や弱小化等による厚生施 設の不備等を考えると現在の個としての事業所を群体イじ する.協同化する.さらには企業合同へ発展させなけれ ばならない傾向を認めなければならない.次にはこの問 題をふまえ,さらにそのあるべき姿の解明に努めなけれ ばならない, 最後に末筆ながら,建築学科中島ゼミの学生諸君 lこ は,本調査の資料の集収整理 iこ当り惜しまぬ協力を頂い た.こ'>!こ記して深謝の意を表する. 参 考 文 献 、瀬戸地方商工名鑑

1

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6

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年度版グ瀬戸商工会議所発行 、瀬戸開発計画調査報告グ瀬戸市中部都市学会発行 、瀬戸市の統計昭和43年度版グ瀬戸市発行

参照

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