健康安全の日 学級活動指導案 平成28年2月23日(火) 8:30~8:40 ふじみ野市立福岡中学校 保健安全部 1 題材名 「おしゃれ障害」 2 設定の理由 生徒の茶髪やピアス、化粧など特別なことではなくなってきている。中学生の間は校則で禁止 されているからと自制している生徒の中にもいずれはやってみたいと考えている者も少なくない ようである。また、化粧などは休日等に行っている女子も少なからずいる。このような実態の中 で、染髪剤や化粧品によるかぶれ、ピアスによる皮膚炎や感染症などが増加している。しかし、 化粧品でトラブルが起こることを知らない、原因がわかっていても今さえ見栄えが良ければと使 い続ける生徒もいる。化粧品やアクセサリーによる障害を知り、安易なおしゃれで健康を害する ことのないように、10代にふさわしいおしゃれは何かを考えさせたい。 3 本時の目標 ・化粧品やアクセサリーによる健康被害について知る。 ・自分たちにふさわしいおしゃれとは何か考えさせる。 4 保健委員の活動 ・紙芝居により、「おしゃれ障害」の例を説明する。 5 本時の展開 活動内容 留意点 導 入 1 紙芝居で「おしゃれ」によっておこ るトラブルについて説明する。 保健委員が進行する。 スムーズにできるように支援する。 展 開 2 保健だよりを配布する。 ■「おしゃれ障害」とは ■その原因とよく起こる部位 「おしゃれ」というと女子中心の話題になり がちだが、アクセサリーや染髪剤は男子にも 使用者が増えてきているので、偏りがないよ うにする。 ま と め 3 教師の話を聞く。 10代にふさわしいおしゃれは何か、 健康面から考えさせる。
・・・・・・・・・・・・・ 2016.2.23(火) 福岡中学校 保健室 【おしゃれ障害】 ・ ・・・・・・・・・・・・
“おしゃれ”って何?
縄文時代の遺跡からも“おしゃれ”関連と思われる遺物がたくさん確認されています。ただし、 この頃のおしゃれは儀式的な意味や魔よけのためだったようです。 時代を経て、おしゃれは「自分をよりよく見せる」から「自分のために」と意識が変わり、女性 だけのものでもなくなりました。おしゃれが自分をより魅力的にするためだとしたら、自分にふさ わしいおしゃれとは何か考えてみましょう。☆10代に多く見られるおしゃれ障害☆
《1》 ピアスなどのアクセサリー 「アクセサリー」による金属アレルギーなどのトラブルは毎年後をたちません。金属アレルギ ーは一度起こしてしまうと、一生原因となる金属をさけて生活しなければならないこともあ る、誰にでも起こりうる障害であることを知っておきましょう。 ◆金属アレルギーのメカニズム◆ 金属そのものは体に無害ですが、金属製品を身につけた状態で汗をかくと、金属がイオン 化して溶け出すことがあります。このイオンが体内に入ると、体内のたんぱく質と結びつ き、免疫細胞により体内で拒絶反応が起こります。 体質によって差があるので誰もがアレルギーになるわけではありませんが、汗をかいた時は 特に注意が必要です。 過度の、そして誤ったおしゃれが原因で起こる皮膚のトラブルや健康への 悪影響のことをいいます。大人の皮膚に比べて、成長途中のみなさんの皮膚 は薄く、様々な影響を受けやすいのです。また、多少のかぶれ等は気にせ ず、おしゃれを優先して、続けてしまうという心の問題でもあります。おしゃれ
障害とは?
金属の成分が、汗や 体液により、少しず つ溶け出します。 溶け出した金属が結 合したタンパク質が できます。 異物の見張り番免疫細胞(T リン パ球)が、そのタンパク質を敵と みなして攻撃を開始します。この 免疫細胞が一度アレルギーを起こ した金属を覚えているため、その 金属にふれるたびにアレルギー症 状が起こります。《2》染毛、脱色 染毛剤には多くの化学物質が使われていて、アレルギーを起こすと、頭皮が赤くかゆくなった り、浸出液が出たり、皮がむけたりします。染毛剤によるアレルギーは、使用し続けているうち に突然起こります。そして、染毛剤に対するアレルギーは、一度出たら一生変わりません。安易 な使用は控えた方が安全です。 また、脱色剤(ヘアブリーチ)は、毛髪中のメラニンを酸化分解することにより脱色するもの で、毛髪へのダメージも非常に大きくなります。 《3》マニキュア・除光液・つけ爪・長い爪 マニキュアを長時間ぬりっぱなしにしたり、色の濃いマニキュアを使ったり すると、爪の表面に色素がつき、爪の色が変化してしまう危険性があります。 マニキュアを落とす除光液は爪の水分もうばってしまうために、爪が乾燥して つやがなくなってしまいます。 最近は、つけ爪やネイルが多くなっていますが、接着剤によるかぶれや無理 に取ろうとして爪を痛めてしまうなどのトラブルもあります。 また、爪の長い人を多く見かけますが、長い爪の裏側は細菌のたまり場にな ることをお忘れなく!! 《4》化粧など ファンデーションや口紅、日焼け止め、ビューラーや二重まぶたにするテープでのかぶれな ど、化粧関連の商品でのトラブルも多く報告されています。特に目の周りの皮膚はほかの部分 の皮膚と比べて6倍も薄く弱いため、トラブルも多くなっています。 また、カラーコンタクトによる結膜炎や角膜炎も多く報告されています。 《予防のために》 ① 皮膚も成長途中の中学生では、「大人に比べトラブルは起こりやすい」ことを知る。 ② 取り扱い説明書をよく読み、自分の体質にあうかどうか確認する。 ③ 使用方法を守る。 ④ 赤み、かゆみ、かぶれなどの症状が出たときはすぐに...使用をやめる。 おしゃれによって気持ちが晴れやかになることもあるからか、特に外見を気にする10代で は過剰なおしゃれに走りがちです。コンビニなどでも気軽に、そして安価でいろいろな商品が 手に入る今日ではなおさらです。だからこそ、そのおしゃれが、その商品が、本当にあなたの 気持ちを晴れやかにし、あなたの身体に合うものか、自分でよく考え、選択していかないとい ろいろなトラブルに巻き込まれることになります。 おしゃれするなら、せっかくの若さゆえの肌の透明感やはり、髪のつやなどを生かしたもの にした方がステキなのではないでしょうか。さらに、おしゃれで外してはならないことに清潔 感があります。自分が楽しむだけでなく、周囲の人へも配慮した身なりや態度を身につけて 「身だしなみを整える」ことができれば上級者です。
【おしゃれ障害】 今年度最後の健康安全の日の取り組みです。
実施:2016年2月23日(火)8:30~8:45
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今日は、部活はお休み。
二人で映画を見に行きます。
さて、待ち合わせ場所に現れた二人は・・・・。
花子さんはマスカラに口紅、つけ爪をしています。
太郎君は髪を茶色に染め、ピアスをしています。
お互いの姿にちょっとびっくりしながらも、ご機嫌です。
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その 1 週間後。どうも二人の様子がおかしいですね。
けんかでもしたのでしょうか?
そうではなさそうです。
花子さんの目の周りの赤みはまだとれません。
爪も痛そうです。
太郎君は頭をボリボリかいています。
片方の耳タブは赤く腫れ小さなこぶができています。
楽しいお出かけだったはずなのに・・・・。
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これは花子さんの目の周りの様子です。赤くなっています。
1週間前、なれないマスカラをつけていました。それが合わなかったようです。
目の周りの皮ふは、ほかの部分の皮ふに比べて6倍も薄く弱いため、かぶれなどのトラブ
ルが多くなります。
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次に手を見てください。痛そうですね。
つけ爪の接着剤でかぶれたようです。
新しく生えてくる未完成のやわらかい爪が傷つかないように、爪の根元は「甘皮
あまかわ」という
薄い皮ふでおおわれ、保護されています。その部分を傷つけると爪へのダメージは大きく
なります。
爪全体が新しく生えかわるには、約6か月かかります。
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太郎君はどうでしょうか?
これは太郎君の頭の皮ふの様子です。
かぶれています。
血が出ているところもあります。
髪の毛を染める薬品にかぶれてしまったようです。
髪を染めるためのヘアカラー剤に含まれる化学物質は髪だけでなく、皮ふにも影響を与え
皮ふ炎の原因になることがあります。
また、最初に使った時は問題がなくても、繰り返し使っていくうちにかぶれを起こすこと
もあります。
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次に太郎君の耳たぶです。赤く腫れています。
さらに、肉が盛り上がってこぶのようになっています。
ピアスをさすために開けた穴からバイ菌が入ってしまったようです。
ピアスの穴は髪の毛や汗やほこりでバイ菌がつきやすく、とても化膿しやすいのです。
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二人の今の気持ちはどうでしょうか?
ちょっとだけおしゃれを楽しんだり、カッコつけただけでこんなことになるなんて、思っ
てもいなかったでしょう。
成長途中の私たちの皮ふはまだまだ薄く弱いです。
だからこんなトラブルは、誰にでも起こる可能性があります。
起こりやすいトラブルを知って、自分でよく考えて、選んでください。
今年度の健康安全の日の発表は今回で終わりです。
皆さんの健康意識のレベルアップに貢献できていれば嬉しいです。
話を聞いてくれてありがとうございました。
続いて、先生のお話です。
「身だしなみを整える」と言うと、「服装を自分に合ったようにおしゃれに着こなすこと」と思ってい る人もいるかと思います。おしゃれに着こなすのはいいことですが、身だしなみとおしゃれには大きな 違いがあります。おしゃれは自分の好みや流行など取り入れた、洗練された着こなしをすることで、自 分が楽しむためにするものです。対して身だしなみは、相手に不快感を与えないような服装や言動をす ることです。相手のことを第一に考えた配慮であり、相手に対する敬意が身だしなみなのです。