芝高等学校2年
学習の概要
現代文(文系)
[週時間数 3]
今年度の目標は、自分自身の人間観・世界観の獲得。昨年度は、取上げた問題を自分 の問題として捉える「批評精神」をキーワードとして人間観・世界観の習得を目標とし てきたが、今年度はいよいよそれを自分の中に明確に持つ段階に来ている。自分の中に 明確に持つということは、その内容を公にすることができることを意味する。どう読ん だのか、どう考えるのかを誰にでも分かるように示すことができるようにならなければ ならない。その際、重要なことは、自分の「読み」や「考え」が「開かれている」こと。 言い換えれば、それらに関して説明責任を持つということ。そして何よりもまず、自分 自身に説明できることだ。そのヒントになるのが、昨年度から学習している「近代」と いう時代の有りようである。「近代」は世界や人間をどのように見てきたのか、その延 長上にあって、様々な修正や見直しを余儀なくされている「現代」を生きる我々は、ど のような世界観や人間観を持つべきなのか。それを明確に提示できることが「現代文」 の最終目標である。◇教材・ノートについて
①教科書『探求現代文 改訂版』(桐原書店)。随時、補助・発展教材を利用する。 プリントを多く利用するので、クリアファイルなど整理しておけるものを各自現代文 専用で用意すること。 ②『現代文キーワード読解』(Z会出版)を必ず持参のこと。授業時にキーワードを調べ、 確認するほか、今年度は「頻出テーマ」についても教材を利用して学習する。また、 「補講 読解ツール」も読解力をつけるのに有用である。活用すること。 ③漢字テキストは『新版完全征服 演習入試漢字コア1800』(桐原書店)を配付。高3 まで使う。小テストの内容については授業時に説明するが、書き取りだけの試験には せず、「意味」「読み」「対義語」等も範囲に加える予定。 ④小論文の書き方を学ぶ授業には「小論文チャレンジノートvol.4∼6」(第一学習社) を使う。終了後は実際の大学入試小論文に取り組む予定。 ⑤課題図書は別途指示。授業と連関させて、高校生として理解しておくべき内容を持つ ものを課す。また、自分の関心のある分野については新書本をはじめとして読書量を 増やし、基盤となる情報を身につけてゆくようにする。 ⑥社会に触れる窓として「新聞」は最も簡便なものである。日々活用してほしい。テレ ビ番組のなかではNHK「クローズアップ現代」(夜7:30∼7:55)が、明確なテーマと 問題点を示し、解決の道を探るという点で推奨できる。時間を作って視聴し、ポイン トをおさえるようにする。 ⑦「辞書」は必携。◇ノート(予習→授業→応用)
※昨年度同様、「予習」部分と「授業」部分の違いが分るようにしておくこと。 ①予習…新たな教材に入る前に、自分が読みとった教材の内容を「ノート」に記してお く。これが授業の前提となる。評論における主張のまとめ方、小説の内容のまとめ方めて、少し長めでも最終的に全体をまとめるといった作業に取り組むべし。要はどれ だけ文章全体をおさえられているかが評価のポイントということである。たとえ「語 句調べ」でも、辞書を引く前に文脈から自分の「読み(予想)」を立てることが最低 条件。もちろん、もう一歩踏み込んで、世界観や人間観のレベルにまで達することが できれば申し分ない。小説については、主な登場人物や人物同士の関係、舞台となっ ている時代、土地などを整理しておくことにも取り組もう。 ②授業…昨年同様、授業は自分の読解力がどの程度付いているかを確かめる場+自分の 世界観・人間観を形成する手掛かりとする場となる。「読み」の検証を通じて、もの の見方・考え方がどこまで通用するかを模索する。 ③応用…授業を通じて、気づいたこと・分かったこと・疑問に思ったこと・調べてみた いこと等をメモしておくことは、自分の今後の学習の手掛かりになる。正に「あした のために」積極的にノートに書き込んでほしい。
◇評価について
①平常点…「漢字テスト」、「ノート」、「小テスト」、「提出課題」を元に付ける。提出物 はすべて提出されていることが前提。毎回20 点。 ②考査点…昨年度同様、初見の問題を含む。「課題図書」に関する問題も含まれる。 ★その他…夏期・冬期の講習は積極的に参加して欲しい◇学習内容
1学期中間考査まで(10 時間程度) ◇年間予定の確認(1 時間) ◇「近代の思想構造(プリント)」の把握(1∼2時間) 参考資料 橋本治『「わからない」という方法』(プリント)…理性第一主義 『現代文キーワード読解』第1章「基本」 ◇「個人」の課題を知る ①内山節『揺らぎゆく自由の先に』(プリント)…近代的自由(4∼5時間) 参考資料 丸山真男『「である」ことと「する」こと』…戦後民主主義 『現代文キーワード読解』第6章「近代」 ◇小論文 春休み宿題(vol.3レッスン3)返却・解説(1時間) vol.4配付。レッスン1まで(2時間) 1学期期末考査まで(14時間程度) ◇中間考査の解説(1 時間) ◇小説に見る近代的自我の表現 ②中島敦『山月記』…自意識の破綻(4∼5時間) ◇「市民社会」の課題を知る ③今村仁司『市民社会化する家族』…近代的な人間関係(5時間) 参考資料 小坂井敏晶『支配の役割』…社会制度の仕組み 『現代文キーワード読解』第7章「現代社会」頻出テーマ「経済論」 ④「国民国家」に関する論説文の演習もしくは縮約(2時間) ◇小論文 vol.4終了。vol.5配付。ウォームアップとレクチャーまで(3時間)
◇講習…小説の心情理解step1(なるべく受講してほしい)/評論読解演習 ◇宿題…問題集①(論説文+小説)/『小論文チャレンジノート』vol.5レッスン1・2 2学期中間考査まで(14時間程度) ◇「自然(環境)」の課題を知る ⑤村上陽一郎『科学者とは何か』…科学の本質(4時間) 参考資料 村上陽一郎『新しいパラダイムを求めて』(プリント)…パラダイム変革 『現代文キーワード読解』第2章「科学」第7章「現代社会」 ⑥石田秀美『ミミズはコンピュータを超える』…科学の見直し(3時間) ⑦上村芳郎『クローン人間の脅威』…科学と人間の「自我」のありよう(4時間) 参考資料 『現代文キーワード読解』第5章「哲学・心理」 頻出テーマ「自己/他者」「身体論」 ◇小論文 夏休み宿題の解説(1時間) vol.6配付。レクチャー2・ウォームアップ2(2時間) 2学期期末考査まで(14時間程度) ◇中間考査の解説(1 時間) ◇小説に表れた日本の近代化を読む ⑧ベルリン1888―『舞姫』(プリント)…小説における都市空間(4時間) 参考資料 森 外『舞姫』…明治前期の生き方と自我 ⑨夏目漱石『こころ』…時代の変化と自我のありよう(7時間) ◇小論文 vol.6レクチャー1・ウォームアップ1(1時間)・レッスン1(1時間) 冬休み ◇講習…小説の心情理解step2(続けて受講してほしい)/評論読解演習 ◇宿題…問題集②(論説文+小説)/『小論文チャレンジノート』vol.6レッスン2 3学期学年考査まで(18 時間程度) ◇近代理解の総まとめ ◇言語の特質と比較文化論 ⑩大庭健「動物の信号と人間の言語」…言語論1(2時間) 参考資料 『現代文キーワード読解』第3章「言語」 ⑩中村雄二郎『言葉の〈意味〉と〈表徴〉』…言語論2(3時間) ⑪今福龍太『ファンタジー・ワールドの誕生』…中心と周縁(3時間) 参考資料 『現代文キーワード読解』第4章「文化・宗教」頻出テーマ「歴史論」 ◇補足―頻出テーマを中心に― ⑫小浜逸郎『「大人になる」ことのあいまい化』…近代の認識と現代の問題(2時間) 参考資料 『現代文キーワード読解』頻出テーマ「子ども論」 ⑬江下雅之『ネットワークとコミュニケーション』…情報化社会(3時間) 参考資料 『現代文キーワード読解』頻出テーマ「映像論」 ⑭都市論に関する論説文の演習もしくは縮約(2時間) 参考資料 『現代文キーワード読解』頻出テーマ「都市論」 ◇小論文 冬休み宿題の解説(1時間)大学入試小論文(1∼2時間)
現代文(理系)
[週時間数 2]
◇はじめに
① 課題文(物語文)のテーマを簡潔にまとめ、それに関わる課題を知る。 ② 論旨や主題を時間的・空間的に相対化・対象化し、批判できる。また、異なる主張を 探す。 ③ 対立する意見を調査した上で、自己の主張の正しさを証明する。 課題図書に限らず数多くの本を読み、読解の前提として理解しておくべき「近代」の枠組を 自分の中に構築し、知識を増やし、現代社会の問題点の発見と解決法の探求の一助として 活用できるようにする。◇教材・ノート
●教科書:教科書 『探求 現代文』(桐原書店) この教科書は高3まで使用します。 ●授業ノート:B5判の縦書きの大学ノートを用意してください。(ルーズリーフは使用 しない) ●辞書:「国語辞典」を使います。 ●補助教材:「現代文キーワード読解」Z会出版 ●漢字テストについて 漢字テストは、問題集を使って、原則として週一回ほど授業中に行います。 (16(8)点以下は不合格として、間違った漢字を復習してもらいます。) ●課題図書:課題図書を読み、それらをテストの範囲にします。◇予習
前提 教材を通読し、分らない言葉の読みや意味を調べておく。課題図書を含む宿題をや ることもここに入る。 予習 提示された事前課題を各自ノートに目に見える形で解いておくこと。また、課題文 の主張を一文でまとめておく(物語の場合は物語文化しておく)。 授業 事前課題の答えあわせをし、課題文の主旨(物語文の展開)を理解し、問題点を把握 する。 復習 今日自分が学んだことを、その日のうちにノートに整理・記録しておく。授業時に こなしきれなかった課題をその日のうちに済ませる。◇評価
●定期考査 80∼90 点(読解 70 点《初見の問題も含む》・漢字 10 点・課題図書 10 点) ●平常点 10∼20 点(漢字テスト 10 点・ノート等提出物 10 点)☆1学期前半(約7時間) 1 ガイダンス 「今年度の学習目標と進行」 2 評論 「揺らぎゆく自由の先に」 内山節 他者・関係性という視点の獲得 3小説 「ふわふわ」村上春樹 小説に多用される比喩や象徴表現の 解読 ☆2学期後半(約 12 時間) 9 読解(評論) 「ゴーシュと音楽の教え」 四方田犬彦 文化比較論・日本とヨーロッパ文化を比 較し、そこから文化文明を考える 10 読解(小説) 「こころ」 夏目漱石 11 小論文ノート No.4∼5 ☆1学期後半(約9時間) 4 読解(評論) 「市民社会化する家族」 今村仁司 経済原理の支配する人間関係の問題 5 読解(小説) 「山月記」 中島敦 自意識の破綻 6 小論文ノート No.4 ☆2学期前半(約8時間) 7 読解(評論) 「科学者とは何か」 村上陽一郎 科学の限界から「近代」文明の功罪を考 える 8 読解(小説) 未定 ☆3学期(約 15 時間) 12 読解(評論) 「日本文化私論」 坂口安吾 日本文化の歴史と「近代」の構造を理解 する 13 読解(小説) 未定 14 小論文ノート No.5 ※小説についてはこちらで都度お知らせし ます。 ※定期考査には初見の問題を出すことがあ ります。
古文
[週時間数 2]
高校2年となり文系・理系にクラス編成がわかれることになる。ただし、古文に関して は文理区別なく、同一教材を使用して学習する。これまで培った学習内容を総合して、文 章を読み、解釈し、問題を解くことが求められる。具体的に見ると、文法の学習、敬語の 学習、和歌解釈などがすでに前提の知識となる。不足している知識については必ず復習し ておくように。授業を通して学んで欲しいことは以下の五点。 ① 作品を読む力を養う。 ② 単語テストを通して単語の辞書的意味の把握。 ③ 平安時代の随筆・物語を読むことを通して古文の大まかな文脈を把握する。 ④ 複数の情報を処理して文法を使いこなすことができる。 ⑤ 和歌の修辞及び、評論を読む。 これらの学習を行う上で和歌・日記・物語・随筆など様々な作品を扱う。最終的には『源 氏物語』・『枕草子』を学び、自ら読み、解釈できるということを目標とする。 その際、繰り返しになるが、これまで学習してきたことをしっかり身につけ、応用する ことがもっとも重要である。大学受験に向け、勉強に対する意識も高まっているこの学年 だからこそ足元を見つめ、着実な努力を期待する。◇使用教材
・テキスト『高等学校 古典(古文編) 改訂版』(桐原書店) ・ 『新修 古典文法 増補版』(京都書房) ・ 『3ステップ 古文単語365』(尚文出版) ・ 『新総合 図説国語』 ・ 古語辞典(今まで使用してきたもの) ◎ ノートの使用方法は、今までと同じ。プリントは必要に応じて配布する。ノートに 貼っておくこと。 ◎ 古典常識・百人一首なども扱う予定。◇予習・復習
予習として本文を写し、現代語訳・単語調べなどを行い、授業に備えること。 復習としては、その日に扱った内容のうち、覚えるべき内容についてはしっかり覚えて おくこと。知識はしっかりと身につけること。◇評価について
各学期の定期考査は昨年とは異なり、古文だけで100点のテストとなる。そのうち平 常点の枠は10点程度。なお、平常点はノートの提出、単語テストの評価で行う。単語テ ストの範囲についてはその都度連絡をする。◇授業内容
授業では以下の作品を扱う予定である。具体的には適宜教科担当が指示する。2学期:「紫式部日記」・「源氏物語」 3学期:「源氏物語」・「枕草子」
漢文(文系)
[週時間数 2]
◇はじめに
中学3年・高校1年を漢文の入門期とするならば、高校2年は、高校3年の完成期へと 橋渡しをする錬成期となる。 本学年では、高校1年で学習した漢文の基礎を深めつつ、散文以外に韻文(漢詩)も扱 う。なるべく多くのジャンルに触れ、内容の鑑賞吟味にも踏み込みたい。 読解という点においては、高1で学習した基礎を定着させ句法を覚えながら、自ら日本 語訳を導き出せるようになることを目指す。◇使用教材・ノート
『高等学校 古典(漢文編)改訂版』(桐原書店)と併せてプリント教材を使用する。 学年の途中から、漢文句形と単語に関する副教材を用いる。 ノートは通常のB5版大学ノートを使用すること。ルーズリーフは紛失す る可能性が高く、提出の際にも煩瑣であるので、認めない。当たり前のことだが、学年・ クラス・番号・氏名を表紙に明記する。無記入の場合は、提出と認められないばかりか、 自分の元に返ってこない場合もあるので注意。◇予習・復習
昨年と同様に、授業前にノートに句読点付きの白文を書写し、書き下し文を併記する。 さらに、意味の分からない語句の意味を漢和辞典で調べ、訳出を試みておくこと。教員の 範訳を写し、考査前に覚えるだけでは、読解力はつかない。まずは自分で訳してみるこ と。授業とは予習の確認、疑問点の解明であると位置づけて勉強すると確実に力がつく。 授業時に板書・説明した語句・句法は、必ず復習して身につけること。◇評価について
定期考査100 点(ノートなどの提出物、小テストから換算した平常点を含む。)◇授業内容
授業は昨年度と同じく、範読あるいは指名音読をし、語意・句法の説明を行い、訳出す るという展開になる。今年度はこれに加え、必要に応じて、文脈把握の訓練のために、授 業時間内に初見訳を課す場合もある。一学期の前半は「小説」というジャンルから一篇をとりあげたのち、後半にまたがって 「詩」(漢詩)を扱っていく。昨年度は全く触れられなかったが、漢文においては「文」 と等しい重みをもつ分野である。特に「絶句」や「律詩」からは、極小の字数の中に刻み 込まれた作者の深い想いや普遍性を味わってもらいたい。 二学期は、主に「史伝」を扱う。昨年度に扱った「臥薪嘗胆」「鶏鳴狗盗」などがこの ジャンルに当たる。今年度は、中国史に実在した人物の生きざまを、文学としても最高の 評価を得ている正史『史記』を中心に見ていく。世界史の授業で習い覚えた人物が、ただ の「人名」ではなく、生々しい感情を持つ「ひと」であったことを、史書を通して感じ取 ってもらいたい。 三学期は「思想」を扱っていく。中国の古代思想は、中国史の底流をなすにとどまらず、 私たち現代の日本人の生活の中にも少なからず溶け込んでいる。昨年度触れた『論語』に 始まる「儒家」から「法家」にかけての流れ、及び、もう一つの大きな流れである「道家」 の書を読む。
漢文(理系)
[週時間数 1]
中学3年・高校1年を漢文の入門期とするならば、高校2年は、高校3年の完成期へと 橋渡しをする、錬成期となる。 本学年では、高校1年で学習した漢文の基礎を更に深め、最終的には単なる「漢文」と いう教科の学習だけにとどまらず、もっと広い意味での「東洋」という概念の理解に主眼 をおいていく。そのために、散文以外に韻文(漢詩)も扱い、なるべく多くのジャンルに 触れ、内容の鑑賞吟味なども行う。 文章を読むという点においては、高1で学習した漢文の基礎を定着させ句法を覚えなが ら、自ら日本語訳を導き出せるようにする。 授業は、範読あるいは指名音読をし、語意・句法の説明を行い訳出するという展開にな るのだが、必要に応じて、文脈把握の訓練のために、授業時間内に初見訳を課す場合もあ る。◇使用教材・ノート
プリント教材を中心にして『高等学校 古典 (漢文編)』(桐原書店)を使用する。 通常のB5版大学ノートを使用すること。紛失の可能性が高く、ノート提出の際の手間 を省くため、ルーズリーフは禁止とする。当たり前のことだが、学年・クラス・番号・氏 名を表紙に明記する。無記入の場合は、ノートの提出が認められないばかりか、自分の元 に返ってこない場合もある。◇予習・復習
昨年と同様に、授業前にノートに句読点付きの白文を書写し、書き下し文を併記する。 さらに、意味の分からない語句を確認し、訳出しておくことが望ましい。 予習したものの確認が授業であると位置づけると確実に力がつく。暗記すること。
◇評価について
定期考査100 点(ノートなどの提出物、小テストから換算した平常点を含む。)ただし、 中間考査は行わない。◇授業内容
一学期前半は「小説」というジャンルを扱っていく。作品によってはファンタジー性が 高いものもある。 一学期の後半は、「漢詩」を扱っていく。わずか数字の中に、著者の思いがどれほど深 く刻みつけられているか、その普遍性がどのようなものなのかを考えていく。 二学期前は、主に、「史伝」を扱っていく。つまり、歴「史」に「伝」えられている作 品群である。中国の歴史書に書かれている、過去に実在した人物の生きざま、いわば、歴 史の現実の姿を、正史『史記』を中心に見ていく。 歴史の授業で覚えた人物が、ただの「語句」ではなく、いかに感情を持つ「人」であった かを漢文を通してさらに深く掘り下げていく。 三学期は、「思想」を扱っていく。現代文の「評論」に近い説明的な文章が中心となる。 歴史の裏側に見え隠れし、私たちの生活の中に知らず知らずのうちに溶け込んでいる、東 洋的発想が少しでも理解してもらえれば幸いである。このジャンルは東洋「文化」理解と 言い換えることもできる。「儒家」から、「法家」の思想を扱っていく。昨年度に扱った孔 子の『論語』の延長線上にあるジャンルである。数学Ⅱ
(文系)
[週時間数 3]
1学期から2学期の中間考査まで、数学Bのベクトルを学びます。 平面ベクトルから空間ベクトルまで、ベクトルの基本概念を理解し、基本的な性質や関係 をベクトルを用いて表し、いろいろな事象の考察に活用できるようにします。 それ以降は、数学ⅠⅡABの総復習をプリントで行います。 大学入試の基礎となりますので、このときにしっかり復習をしましょう。◇教材・ノート
※教科書 高等学校 数学B(啓林館) ※問題集 サクシード 数学B(数研出版)◇予習・復習
※予習 授業でやる内容くらいは目を通しておきましょう。 ※復習 理解できなかった内容を、教科書や参考書などを参考して理解に勤めてください。 各まとまりで、プリント演習をするので、必ず解答し、解答できなかった問題に ついては、授業の中で解答を書きとっておいてください。 できなかった個所を確認し、教科書・問題集で、復習しておいてください。 ※演習のプリントは、今までの数Ⅰ・A、Ⅱの内容も含んでいます。必ずすべて書きこみ をし、提出してください。◇評価
※平常点10点、定期考査90点の計100点満点で評価します。 ※テストにより、定期考査と平常点の割合が多少変わることがあります。1学期前半(約13 時間) 第3章 数列 いろいろな数列 1 いろいろな数列の和 2 和の記号Σ 数列の一般項の表し方群数列 複利法 漸化式と数学的帰納法 1 漸化式 2 数学的帰納法 1学期後半(約12 時間) 第2章 ベクトル 1.ベクトルとその演算 1 ベクトル 2 ベクトルの和、差、実数倍 実数倍と平行 ベクトルの分解 3 ベクトルの成分 成分と大きさ 4 ベクトルの内積 定義 内積と成分 垂直と内積 内積の計算法則 面積の公式 図形の証明への応用 2学期前半(約15 時間) 2.ベクトルと図形 1 位置ベクトル 内分点・外分点の公式 2 位置ベクトルと図形 共線条件 1次独立 3 ベクトル方程式 直線のベクトル方程式 媒介変数表示 直線の方程式とベクトルの関係 (方向ベクトルと法線ベクトル) 円のベクトル方程式 2学期後半(約17 時間) 3. 空間座標と空間ベクトル 1 空間における直線・平面の位置関係 2 空間の点の座標 3 空間のべクトル 4 空間のベクトルの内積 4.空間ベクトルの応用 1 位置ベクトル 平行六面体の問題 四面体の重心 など 2 空間ベクトルの応用 空間における共線条件 直線の媒介変数表示と直線の方程式 同一平面上の条件 3学期(約20 時間) 数学ⅠⅡAB総合演習(プリント)
数学Ⅱ(理系)
[週時間数 3]
理系数学Ⅱの授業で使用する教科書は,数学Bと数学Cです。まず,積分(体積)と対 数関数の内容をプリントを用いて学び,その後,数学Bの内容であるベクトルを学びます。 ベクトルの考えは理科の授業でも扱うことになると思います。ベクトルは高校数学の中で も,大切な内容であり,大学入試でも多くの大学で出題される分野です。次に,数学Cの 内容である行列を学びます。行列の計算を学んだ後は,点の移動(変換)を扱っていきま す。 最後に,今まで学習した内容の入試問題演習を行う予定です。◇教材・ノート
●教科書(数学B 啓林館)(数学C 啓林館) ●問題集(クリア−数学B 数研出版)(クリア−数学C 数研出版) ●ノート 授業用ノートと問題集用ノートの2冊を用意すること。◇予習・復習
●予習 教科書を読んで,次回の授業内容を簡単に確認しておく。 ●復習 まず,宿題(教科書の問題,プリントの問題など)をきちんとすること。 あとは,授業の内容に従って問題集(クリアー)を使い,多くの問題にあたるこ と。 ●問題集 定期考査ごとに問題集用のノートを集める予定です。ため込まないで、随時問 題を解いておくこと。◇評価
●定期考査 90 点 平常点 10 点 (プリント,ノート提出) テストにより定期考査と平常点の割合が多少変わることもあります。☆1学期前半(約 11 時間) 高 1 からの続き、
∑
(教科書 p22 から) = n kk
1 2 数列の和と一般項 漸化式(3項間漸化式まで)と数学的帰納法 第2章 ベクトル---(数B) 1.ベクトルとその演算 1.ベクトル 2.ベクトルの和,差,実数倍 3.ベクトルの成分 4.ベクトルの内積 ☆2学期後半(約 16 時間) 第1章 行列とその応用---(数C) ◎ケーリー・ハミルトンの定理 ◎固有値と固有ベクトル ◎A
nの計算 2.行列の応用 1. 連立1次方程式 2. 点の移動と行列 ☆1学期後半(約 15 時間) 第2章 ベクトル---(数B) 2.ベクトルと図形 1.位置ベクトル 1. 位置ベクトルと図形 2. ベクトル方程式 3.空間座標と空間のベクトル 1.空間における直線・平面の位置関係 2.空間の点の座標 3.空間のベクトル 3. 空間のベクトルの内積 ☆2学期前半(約 11 時間) 4.空間のベクトルの応用 1. 位置ベクトル 2.空間のベクトルの応用 第1章 行列とその応用---(数C) 1.行列 1. 行列による表現 2. 行列の和,差,実数倍 3. 行列の積 4. 行列の積の性質 5. 逆行列 ☆3学期(約 20 時間) 第1章 行列とその応用---(数C) ◎1次変換と直線 ◎1次変換の線形性 ◎不動点と不動直線 入試問題演習数学Ⅲ(理系
)
[週時間数 4]
数学Ⅲの内容は「関数と極限」「微分法」「積分法」よりなり,数学Ⅱの「微分法」「積 分法」から続きこれをさらに発展させた内容を学びます。理系のみ必修の教科です。高校 数学で最も高度な分野を学習するわけですから,まず授業をきちんときくこと。そして理 解できなかった点は質問等により,必ずその日のうちに解決するように努めてください。 今年度は基礎プリントを提出させる形式をとります.必ず期限までに解いて提出して下 さい.その積み重ねが必ず力になります.◇教材・ノート
*教科書 数学Ⅲ 啓林館 *問題集 サクシード数学Ⅲ 数研出版◇予習・復習
*予習 教科書を読み,次にどんなことを学ぶのか,つねに興味をもってほしい。 *復習 その日のうちにきちんと復習すること。疑問点をそのままにしておかないことが 数学の力をつける最も能率的な方法です。考えてわからないことは質問に来てください。◇評価
*定期考査90 点 平常点10 点 (プリント・ノート等) テストにより定期考査と平常点の割合が多少変わることもあります。☆1学期前半(約15 時間) 第2章 関数の極限 1.関数 ①分数関数 ②無理関数 ③逆関数 ④合成関数 第1 章 数列の極限 1.無限数列 ①数列の極限 ②無限等比数列 ☆1学期後半(約18 時間) 2.無限級数 ①無限級数 ②無限等比級数 ③いろいろな無限級数 第2章 関数の極限 2.関数の極限と連続性 ①関数の極限 ②指数関数・対数関数の極限 ③三角関数の極限 ☆2学期前半(約17 時間) ④関数の連続性 ⑤連続関数の性質 第3章 微分法 1.微分と導関数 ①微分可能と連続 ②微分と導関数 ③合成関数と逆関数の微分法 2.いろいろな関数の導関数 ①三角関数の導関数 ②対数関数・指数関数の導関数 ☆2学期後半(約23 時間) 第4章 微分法の応用 1.導関数の応用 ①接線の方程式 (②平均値の定理は来年度やります) ③関数の増減 2.いろいろな応用 ①グラフの凹凸 ②第2次導関数と極大・極小 (③速度と加速度. ④関数の近似式は来年度やります) 第5章 積分法 1.不定積分 ①不定積分 ②置換積分法と部分積分法 ☆3学期(約26 時間) 第5章 積分法 2.定積分 ①定積分 ②定積分と微分 ③区分求積法と定積分 第6章 積分法の応用 1.面積 ①面積 2.体積 ①体積 ②回転体の体積
英語Ⅱ
[週時間数:文系5・理系4]
高1では「CROWNⅠ」そして「パラグラフ・リーディング・セミナー」を読んでき ました。後者ではセンター試験に実際に出てきた英文を読んできたわけです。 今年は高1後半の流れを引き継ぎ,センターレベルの英文を読んでいきます。大学入試 試験からみれば‘センターレベル’とは‘基本’を意味します。高2の一年間でそのセン ターレベルの英文を読み込み,大学入試の基礎,土台を築くことを目標とします。また UPGRADE に出てくる熟語や構文も大学入試の基礎基本です。高3は二次試験,難関私 立大対策です。そのためにも高2の基礎基本をしっかりと確立しなければなりません。 高2の三学期に行う「リアルタイムセンター試験」はその成果を見るためのものです。 それを目指し,勉強に本腰を入れることを期待します。そしてがんばりましょう。◇教材・ノート
*教科書 『Transfer Dコース』および『Transfer Eコース』桐原書店 *リスニング教材 『リスニングシャワー』美誠社(1学期中間考査後より) *問題集 『Forest 完全理解実践ドリル』桐原書店 指示に従って各自行なって答え合わせをして、指定された日に提出。 *熟語・構文 『UPGRADE』数研出版 *単語 『音読英単語(オンタン)』Z会◇予習・復習
*基本的に復習よりも予習に力点をおいてください。読解力はどれだけ英文を読むかが鍵 となってきます。考える力を養わないといけないので,予習をしないで授業を聞いても 効果は半分以下だと思ってください。今できなくても、地道な努力を重ねることでしか 読解力は身につきません。 *復習に関しては,教科書の英文を一部コピーしておくことを薦めます。何もメモをして いない教科書の方の英文を読み直し,全部理解できるかを確認してください。また文法 項目については 『Forest 完全理解実践ドリル』を活用してください。 *オンタン,UPGRADE のテストは週一回くらいのペースでテストをします。◇評価
*定期考査80 点 *平常点20 点(単語テスト+UPGRADE テスト+長期休暇確認テスなど) 平常点は提出物の状況や授業態度なども考慮します。●1学期前半 (文系約18 時間,理系約 16 時間) ※『Transfer Dコース』 Unit1 Unit2 Unit3 Unit4 Unit5 *オンタン,UPGRADE テスト各4回 ●2学期後半 (文系約24 時間,理系約 22 時間) ※『Transfer Eコース』 Unit1 Unit2 Unit3 Unit4 Unit5 *オンタン,UPGRADE テスト各5回 ●1学期後半 (文系約23 時間,理系約 19 時間) Unit6 Unit7 Unit8 Unit9 Unit10 *オンタン,UPGRADE テスト各5回 3学期 (文系約33 時間,理系約 28 時間) Unit6 Unit7 Unit8 Unit9 Unit10 Unit11 *冬休み宿題確認テスト *オンタン,UPGRADE テスト各6回 ●2学期前半 (文系約25 時間,理系約 21 時間) Unit11 Unit12 Unit13 Unit14 Unit15 *夏休み宿題確認テスト *オンタン,UPGRADE テスト各5回
英語(Writing)
[週時間数 2]
昨年 1 年間かけて高校で学ぶべき基本的な英文法事項は全て学習しました。中学 3 年間 の勉強と昨年の英語Ⅰの授業で語彙もかなり増えたと思います。この Writing の授業では、 文法・語彙の知識を総動員して、日本語を英語に訳す練習をしていきます。 日本語・英語間の構造及び発想の違いに着目しつつ、様々な表現で日本語を英訳するこ とを学びます。さらに、この授業で学ぶ英訳法を用いて、自分自身の意見・考えを英訳す る自由英作文(英語小論文)を書く力を養成していきます。◇教材・ノート
*教科書 A New Guide to English Writing—based on POLESTAR Writing Course 配布済の数研出版は授業では使用しません。 (予習・復習時に参考程度に使ってください。) *問題集 ①ポールスターライティングワークブック(数研出版) 授業で習った項目を自分でやり○付けをして、試験ごとに提出してもらいます。 {提出しない場合、平常点は0になります。} ②英作文基本 300 選(駿台文庫) 週 1 回程度で小テストを行います。範囲は毎回 10 問。そのうち5題を出題します。 模範英文をたくさん覚え、いろいろな場面で使う英文の引き出しを多くすることを目指 しています。(平常点に含む) *Exercise プリント 教科書の各レッスンにある Exercise の英作文をそのつど課題プリントとして配布し ます。各自そのプリントに答えを書いて、次の授業で提出すること。未提出者は平常点 から減点になります。 *ノート
基本的には、必要ありません。授業で使用する A New Guide to English Writing—based on POLESTAR Writing Course は、芝学園英語科で「POLESTAR Writing Course」を、芝の授業 に合うように再編集したものです。芝専用のこのテキストは、1 冊で教科書とノートの役 割が果たせるように編集してあります。どうしても書くスペースが足りない場合、予習・ 復習用にもう 1 冊ノートが使いたいという人のみ適宜用意してください。
◇予習・復習
*予習は、担当教員の指示にしたがって、教科書に直接書き込む形で行ってください。 *復習は、授業で習った表現が今後はいつでも使えるように、各自で行ってください。 *Lesson 毎の確認テストと300選からの小テストを行います。(平常点に含む)◇評価
*定期考査 80 点◇授業内容
●1学期前半(約 8 時間) はじめに(1)∼(10) ・日本語の表現と英語の5文型のずれ ・「と」「に」を含んだ動詞 ・名詞を修飾する ・動詞や文を修飾する ・隠れた主語と日本語の「は」と「が」 ・無生物や it を主語に ・名詞を中心にした表現 ・it や what を用いる ・日本語の動詞と英語の時制 ・「∼(ら)れる」と受動態 300選 (1)∼(30) ●2学期後半(約 11 時間) Lesson 8 ~ 12 ・比較/倍数/比例/比率の表現 ・喜び/残念/感謝/祝福の表現 ・計画/予定/勧誘/招待の表現 ・提案/アドバイス/義務/必要の表現 ・依頼/謝罪/断りの表現 300選 (171)∼(220) ●1学期後半(約 8 時間) はじめに(11)~(12)、Lesson 1 ~ 3 ・数えられる名詞、数えられない名詞 ・冠詞と複数形 ・目的/原因/理由の表現 ・結果/程度/譲歩の表現 ・条件/数量の表現 300選 (31)∼(80) ●3学期(約 12 時間) 冬休み宿題確認テスト Lesson 13 ~ 15 ・許可/禁止の表現 ・確信/確実性/予測/期待の表現 ・賛成/反対の表現 プリント教材 ・パラグラフライティング練習 300選 (261)∼(300) ●2学期前半(約 11 時間) 夏休み宿題確認テスト Lesson 4 ~ 7 ・仮定/後悔/非難/願望の表現 ・受身表現、使役表現 ・さまざまな強調表現 ・否定/頻度の表現 300選 (121)∼(170)世界史(文系)
[週時間数 3]
世界の歴史の大きな枠組みと流れを自国の歴史と関連付けながら理解し、各国の社 会・文化の多様性に触れつつ、そこから現代世界の特質をなるべく多方面から考察する ことによって、現代の社会・文化の理解に努め、歴史的な思考力を養うことを目的とし ています。 また、高校 3 年での授業とも関連させつつ、大学入試に対応可能な世界史の総合的知 識の獲得に努めます。◇ノート・プリント
教科書 『詳説世界史 改訂版』(山川出版社) 資料集 『最新世界史図説 タペストリー』(帝国書院) 用語集 『世界史B用語集』(山川出版社) 問題集 『10 分間テスト』(山川出版社) 資料・問題集 『流れ図で攻略 詳説世界史B』(山川出版社) ノート プリント◇予習・復習について
授業はプリントを中心とするため、必ずしも教科書の順序どおりとはなりません。授 業で指示がある場合を除いて予習は基本的にやらなくてもよい。ただし、該当の教科書 の部分をあらかじめ読んでおくのはよいと思います。復習に関しては各自しっかりとわ からない語句を調べたり、流れ図を作ってみたり、資料や地図の整理をすることを勧め ます。特に高校2年では、翌年への継続性を考えて大きな歴史の流れを把握しておくこ とが何よりも求めらます。つまり歴史上の因果関係、影響関係、ある出来事が生成、消 滅してゆく理屈を把握するということです。資料集・地図帳を積極的に活用してくださ い。タペストリーは眺めているだけでも勉強になります。疑問点はそのままにせず担当 の教員に質問するなどして、後に残さないことが大切である。単元が終わるごとに配布 した問題集を解いてゆくとそれが整理にもなり、基礎力がついてきます。なおそのほか の問題集や参考資料は授業時に適宜紹介の予定。できれば世界史に関する本(三国志で も何でも)を読んでみて下さい。興味が広がります。◇評価
定期試験とノート点、そのほか課題の提出などで総合的に評価する。学期 授業内容 その他 1 序章 先史の世界 第1章 オリエントと地中海世界 1 古代オリエント オリエント世界の風土と民族∼オリエントの統一 2 ギリシア世界 地中海世界の風土と民族 エーゲ文明 ポリスの成立と発展∼アテネ民主政とペルシア戦争 ◎中間考査 2 ギリシア世界 ポリスの変質とヘレニズム時代∼ギリシア文化 3 ローマ帝国 共和政ローマ ローマの発展と内乱∼ローマ帝国∼古代の終末 キリスト教の成立と発展 ローマ文化 ※現代社会での解 説を前提に、哲 学分野の解説を 省く ※イエス=キリス トの布教活動か ら、正統教義の 確立(教父哲学) ま で を 取 り 扱 う。 ◎期末考査 2 第2章 アジア・アメリカの古代文明 1 インドの古典文明 インドの風土と民族∼ヒンドゥー国家と古典文化 3 東南アジアの諸文明 東南アジアの風土と民族∼東南アジア文化の形成 4 中国の古典文明 東アジアの風土と民族 黄河文明 殷と周 ※仏教・ジャイナ 教の説明を創始 者と簡単な教義 の 説 明 の み 行 う。 ◎中間考査 3 中国の古典文明 春秋戦国と鉄器の普及 古典思想の開花∼漢の社会と文化 4 南北アメリカ文明 第3章 東アジア世界の形成と発展 1 北方民族の活動と中国の分裂 2 東アジア文化圏の形成 3 中国社会の変化と北方民族の進出 ※「諸子百家」の 説 明 は 詳 細 に は触れず、概説 にとどめる。
1 遊牧民とオアシス民の活動 2 トルコ化とイスラーム化の伸展 3 モンゴル民族の発展 ◎期末考査 3 第5章 イスラーム世界の形成と発展 1 イスラーム帝国の成立 2 イスラーム世界の発展 3 インド・東南アジア・アフリカのイスラーム化 4 イスラーム文明の発展 ムハンマドとイスラム教 アラブ人の征服 イスラム帝国 イスラム帝国の分裂 第6章 ヨーロッパ世界の形成と発展 1 西ヨーロッパ世界の成立 2 東ヨーロッパ世界の成立 3 西ヨーロッパ中世世界の変容 十字軍とその影響∼中世都市の自治 ※イスラム教の教 義については六 信五行の解説程 度にとどめる。 ◎期末考査 注:行事(修学旅行など)や諸君の理解度などによって進度を部分的に変えることもあり ます。
日本史
[週時間数3]
私たちは今、21 世紀という時代の複雑な社会や経済のしくみの中で、多くの他国の人々 と交流しながら生活している。だがこのような経済や社会、文化が生み出されるまでには、 数百万年前からの、地球上における人類の長い歩みがあった。その歩みを知ろうとするの が、歴史という学問である。 日本史は、私たちの住む日本列島の中での人々の歩みを探るものであるが、その歩みは さまざまな地域との交流の中で、あらゆるものの影響を受けつつ展開してきたものである。 したがって私たちは日本史を学ぶ場合、いつの時代についても、周辺の国々をはじめとす る各地域の歴史や、日本と諸外国との関係に目を向けていく必要がある。 本校の日本史の授業は、高2で週3時間、高3で週4時間の配分で展開され、原始・古 代から現代までの通史を扱うことになっている(近現代史は一部補習でカバーする)。そ してこれらの学習を通して、時代を客観的に見る眼を養うことが、日本史の授業の目的な のである。よって細かい事項にとらわれることなく、歴史を大きな流れの中で理解するこ とを主眼において学習を進めてもらいたい。◇ 教材・ノート(文理共通)
*教科書(「詳説 日本史B」 山川出版社) *用語集(「日本史B 用語集」 山川出版社) *資料集(「新詳日本史」 浜島書店) *問題集(「詳説日本史10 分間テスト」 山川出版社) *プリント(授業時に配布されるもの) *ノート(各自必要に応じて用意すること)◇ 予習・復習
*予習 授業の前に教科書の本文をよく読み、その日の内容を確認すること。 *復習 細かい事柄にとらわれず、大きな歴史の流れを理解すること。また、ある事件を 理解するには、なぜそのようなことが起こったのか、その結果どうなったのかと いうように、原因と結果を考えることが大切。 そのほか必要に応じて、用語集や資料集・配布した問題集等を活用し、疑問点は 調べるなり、担当の教員に質問するなどして、あとに残さないこと。◇評価
*定期考査ごとに100 点満点の試験により評価を出す。◇ 授業内容
1学期前半 第1部 原始・古代 第1章 日本文化のあけぼの 1 文化のはじまり ・日本列島と日本人 ・旧石器時代人の生活 ・縄文文化の成立 ・縄文人の生活と信仰 2 農耕社会の成立 ・弥生文化の成立 ・弥生人の生活 ・小国の分立 ・邪馬台国連合 3 古墳とヤマト政権 ・古墳の出現とヤマト政権 ・前期・中期の古墳 ・東アジア諸国との交渉 ・大陸文化の受容 ・古墳文化の変化 ・古墳時代の人々の生活 ・ヤマト政権と政治制度 第2章 律令国家の形成 1 飛鳥の朝廷 ・東アジアの動向と大和政権の発展 ・飛鳥の朝廷と文化 1学期後半 2 律令国家の成立 ・大化改新 ・律令国家への道 ・白鳳文化 ・大宝律令と官僚制 ・民衆の負担 3 平城京の時代 ・遣唐使 ・平城京と地方社会 ・藤原氏の進出と政界の同様 ・土地政策と民衆 4 天平文化 2学期前半 5 平安朝廷の形成 ・平安京の確立と蝦夷との戦い ・平安初期の政治改革 ・地方と貴族社会の変貌 ・弘仁・貞観文化 第3章 貴族政治と国風文化 1 摂関政治 ・藤原氏北家の発展 ・摂関政治 ・国際関係の変化 2 国風文化 3 荘園と武士 ・国司の地方支配 ・荘園の発達 ・地方の反乱と武士の成長 ・源氏の進出 第2部 中世 第4章 中世社会の成立 1 院政と平氏の台頭 ・延久の荘園整理令と荘園公領制 ・院政の開始 ・院政期の社会 2学期後半 ・保元・平治の乱 ・平氏政権 ・院政期の文化 2 鎌倉幕府の成立 ・源平の争乱 ・鎌倉幕府 ・幕府と朝廷 3 武士の社会 ・北条氏の台頭 ・承久の乱 ・執権政治 ・武士の生活 ・武士の土地支配 4 蒙古襲来と幕府の衰退 ・蒙古襲来 ・蒙古襲来後の政治 ・社会の変動 ・幕府の衰亡 5 鎌倉文化 3学期 第5章 武家社会の成長 1 室町幕府の成立 ・鎌倉幕府の滅亡 ・建武の新政 ・南北朝の動乱 ・守護大名と国人一揆 ・室町幕府 2 幕府の衰退と庶民の台頭 ・幕府の動揺と応仁の乱 ・惣村の形成と土一揆 ・農業の発達 ・商工業の発達 ・東アジアとの交易 ・琉球と蝦夷ヶ島 3 室町文化 4 戦国大名の登場 ・戦国大名 ・戦国大名の分国支配 ・都市の発展と町衆[週時間数 3]
私たちの行動圏は、近年急速に拡大している。昨今の旅行ブームをみてもわかるが、は じめての土地や見知らぬ土地は、私たちにとって大きな興味の対象となっている。ガイド ブックにはご当地自慢料理や雄大なる風景などが掲載されているが、皆さんはこれらがど のようにして成立しているか考えたことがあるだろうか。その土地にある理由、すなわち 地理。地域の特色を地形や気候、文化、産業などさまざまな角度から考察する、それが地 理である。事象の因果関係を把握することを心がけて、授業に参加しよう。◇教材・ノート
・教科書 ・資料集 ・地図帳 ・問題集 ・ノート ・プリント(授業時に配布されたもの) ※地形図分野では色鉛筆や定規が必要な場合がある。その場合は、授業において随時 連 絡する。◇予習・復習について
授業は必ずしも教科書の順序通りに進むわけではない。そのため、予習に関しては授業 で指示がある場合以外は基本的にする必要はない。そのぶん、復習に関しては、各自しっ かりと理解できるように時間をとってほしい。授業では、資料集・教科書・地図帳・プリ ントと多数の教材を利用する。特に資料や地図の整理に時間がかかると思われるが、資料 分析や図上把握は本科目において必須要件である。用語だけ暗記をしておけばよいという ものではないので、この点において十分注意が必要である。◇評価と試験
中間考査、期末考査ともに100 点満点の試験をおこない、これを評価とする。◇授業内容
1 年を通して系統的分野(自然・産業)を中心に学んでいく。授 業 概 要
1 学期
・自然環境① ― 地図とその役割 大地形 ∼ 内的営力と外的営力 小地形 ∼ 河川がつくる地形 海岸地形 氷河地形 地下水がつくる地形 地形図の読図 ・自然環境② ― 気候 ∼ ケッペンの気候区分 各気候の特色2 学期
・自然環境③ ― 農業 ∼ ホイットルセーの農業区分 各地域の農業特色と分布 ・生活と産業① ― 資源 ∼ 鉱産資源の分布 エネルギーの利用 省エネルギーと代替エネルギー3 学期
・生活と産業② ― 工業 ∼ ウェーバーの工業立地 世界の工業地域 ・生活と文化 ― 人口 ∼ 世界の人口と諸問題
政治経済
[週時間数3]
◇授業の進度、自己の勉強について
政治経済は、高校2 年と高校 3 年の 2 年間で全ての内容を終えます。高校 2 年では、 教科書の順序通りに政治分野から授業を展開し、残った部分を高校3 年でやります。 大学受験において、文系は5 教科 7 科目の社会科の 2 科目目として、理系は社会科の選 択として、入試センター試験を政治経済で受験する生徒が年々増加しています。そこで、 センター試験を視野に入れた授業を展開していきます。 授業の内容ですが、中学3 年の公民でやったこと(政治分野なら、国民の権利や義務に ついて、国会・内閣・裁判所などのしくみ。経済分野なら、株式会社やGDP、税金など のしくみ。)を教科書の順序に従いながら、深く掘り下げます。その際、現在起こってい る政治や経済に関することを、新聞記事などで取り上げて、教科書の内容を具体的に説明 していきます。そのうえで、君たちがこれらの問題についてどう考えるかを問いたいと思 います。 ですから、現在、日常で起こっている政治や経済に関する事柄について、ぜひ関心を持 ってほしいと思います。他人事と無関心を装わずに、自分のこととしてとらえてほしいの です。現在は情報化の社会です。新聞やテレビ、インターネットなど情報を入手する手段 は様々あります。それらを活用して、独自に調べるということもして下さい。 将来、社会人として生活する場合に、政治経済で学んだ事柄が重要な意味を持ってきま す。特に、文系の生徒諸君は、大学の法学部や経済学部などに進学することになりますか ら、基礎的なことを十分に学んで、大学で戸惑うことがないようにして下さい。◇教材・ノート
・教科書 高等学校 政治・経済(数研出版) ・資料については、各授業時に新聞記事などから作成したものを配付します。 ・用語集◇試験と評価
中間・期末試験ともに、平常点を含む100点満点で実施します。平常点としては、 ノートが中心となります。板書事項のみならず、君たち自身で調べたこともノート に書いて下さい。◇ 授業内容
1 学期 第1 編 現代の政治と民主政治 第1 章 民主政治の基本原理 第1 節 現代と政治 第2 節 民主政治の歩み 第3 節 民主政治の基本原理とその展開 第4 節 民主政治の試練と課題 第5 節 政治体制の比較 第2 章 日本黒憲法と民主主義 第1 節 日本国憲法の基本的性格 第2 節 基本的人権の保障 第3 節 日本国憲法の平和主義 第4 節 国会のしくみと役割 第5 節 内閣のしくみと役割 第6 節 裁判所のしくみと人権保障 2 学期 第3 章 現代政治の現状と課題 第1 節 戦後政治と政党 第2 節 選挙制度のしくみ 第3 節 世論と現代民主政治の課題 第4 章 国際政治と日本 第1 節 国際社会の特質 第2 節 国際社会と国際法 第3 節 国際社会の組織化 第4 節 戦後国際政治の展開 第5 節 日本の国際的地位と役割 3 学期 第2 編 現代の経済 第1 章 経済社会の変容 第1 節 人間と経済活動 第2 節 資本主義の発展と変容 第3 節 社会主義経済とその崩壊 第2 章 現代経済のしくみ 第1 節 家計・企業の働きと政府の役割 第2 節 市場経済のしくみと物価の動向 第3 節 金融のしくみと働き 第4 節 財政のしくみと租税 第5 節 経済成長と景気変動 参 考 戦後日本経済のあゆみ[週時間数 4]
◇はじめに
(1)物理とは−すべての階層に関わる法則を研究する学問− 私たちの世界は、素粒子が集まって原子・分子をつくり、それがたくさん集まってマク ロな物質がつくられ、マクロな物質がたくさん集まると自分で輝く恒星となる、・・・とい うような構造−階層性−をもっている(下図)。ある階層の構成要素がたくさん集まると、 ただ集まるだけでなく、全く性質の異なった性質を持った次の階層をつくるのが特徴であ る。 ・・・ 素粒子 ― 原子・分子― マクロな物質―惑星―恒星―銀河―銀河団・・・ 生物 物理学は上記のすべての階層について、「物質の運動とエネルギーの移り変わり」とい う視点からとらえ、研究する学問である。その意味で、物理学はすべての自然科学の基礎 ということができる。 (2)物理の性格と学び方 自然現象は多様で複雑であるが、その本質の解明が進むにつれて、背景にある基本法則 は極めて少なく、単純であることがわかってきた。そこで(自然科学は皆そうであるが特 に)物理では、現象をより少ない、根本的な法則で理解・説明する方向でつくられてきた。 だから学習に当たっては、何が基本法則であるかを見極めることが大切である。やみくも に公式や問題を暗記しても、物理がわかるようにはならない。 なお、ガリレオが「自然は数学の言葉で書かれている」と言ったように、物理法則は多 くの場合数式で表される。このため、中学校の物理に比べて数式を多用する。ただし、物 理で使う数式は数学で学ぶ数式に比べるとほんのわずかであり、私たちの直感を補ってく れる有用な道具である。敬遠せずに付き合ってほしい。◇教材・ノート
○冊子 授業はいくつかの単元ごとにまとめた冊子に沿って進める。 ○教科書(物理Ⅰ・物理Ⅱ) 授業では使わないので学校に持って来る必要はないが、授業内容を理解するのに教 科書の解説を読む作業は欠かせない。復習のとき、必ず読むこと。なお、授業の順番 は教科書通りではないので、冊子中に参照ページを記載しておく。 ○ノート 冊子中に書ききれない事項や、問題の解答などを書く。 必要に応じて集めるので、表紙に学年・クラス・番号・氏名を明記すること。◇予習・復習
○予習 新しい単元やる場合の予習は不要だが、問題演習をやるときなどは必要。 ○復習 しっかりすること。冊子、ノート、および教科書の対応ページを読んで 学◇評価について
○定期試験ごとに、試験と平常点(10∼20 点くらい)の合計で評価を出す。 ○平常点は単元ごとの小テスト、実験レポートなどで決める。◇その他
○長期の休暇中の学習および講習 前の学期にやった範囲について積極的に復習を行い、学習の定着を図ること。同じ 範囲について、休み中の講習でも問題演習を行う。 ○入試へ向けての準備をどうするか 各単元の理解をきちんと積み重ねていくことが、次の単元を理解するための準備と なり、ひいては大学入試のための準備にもなる。本格的な入試問題演習はその延長線 上で考えること。授業では高 1 学期までに高校範囲を終え、2 学期に問題演習を行う。◇参考書
江沢洋・東京物理サークル編著「物理なぜなぜ事典①②」日本評論社 121 個の疑問に対する解説の他、実験紹介、コラムなどの形で、教科書や問題集に は書かれていない面白い話題がたくさん載っている。受験には直接役立たないが、物 理が好きになったり、得意になるに違いない。進路を考えるのにも、直接・間接に役 立つことと思われる。 福島肇 物理の ABC 講談社ブルーバックス 物理の基礎を数式をほとんど使わずに易しく解説した「縦書き」の本。量子力学や 特殊相対性理論まで解説している。 アインシュタイン・インフェルト「物理学はいかに創られたか(上・下)」岩波新書 物理学の考え方がどのように発展してきたかが、やはり数式なし書かれた古典的名 著。ノーベル賞を受賞した小柴さんが「中学時代に読んで影響を受けた」ということ で有名になった本。 ※いわゆる受験用の参考書・問題集については、後日紹介する予定◇授業内容
各時期に学ぶ単元はおよそ次の表に示す通り。 センター試験の範囲は物理Ⅰのみであり、その大半は高2までで終了する。 物理Ⅱの中には「選択」してどちらかを学べばよいという単元があり、入試での扱いは 大学によってさまざまである。これらの単元も選択とせず、重要項目についてはすべて授 業で扱う予定であるが、高 3 の 1 学期までに終了しない内容については、補習で対応する。5.電流計・電圧計 [参考]高3物理の内容 ●1学期前半 第3章 電流と磁場 1.磁場 2.電磁力とローレンツ力 3.電流のつくる磁場 第4章 電磁誘導 1.電磁誘導 2.相互誘導・自己誘導 第5章 交流と電気振動 1.直流と交流 2.交流起電力 3.交流起電力と抵抗・ コンデンサー・コイル 4.RLCの直列回路 5.電気振動 ●1学期後半 第Ⅴ部 原子物理 1.電子の発見 2.粒子性と波動性 3.水素原子の構造 4.原子核の構造 ●2学期 物理Ⅰ・Ⅱ全範囲の問題演習 (原子物理を除く) 1.温度と熱量 2.理想気体の状態方程式 3.気体分子運動論 4.内部エネルギー 5.熱力学第1法則 6.理想気体の比熱 7.熱力学第2法則 ●2学期後半 第Ⅲ部 振動と波動 第1章 振動とその伝播 1.単振動 2.波の発生と伝わり方 3.正弦波 第2章 波の性質 1.波の干渉 2.反射と位相の変化 3.反射・屈折・回折 第3章 音波 1.音波と固有振動 2.ドップラー効果 ●3学期 第4章 光波 1.光波 2.光の回折・干渉 3.幾何光学 第Ⅳ部 電気・磁気 第1章 静電気 1.静電気力 2.電場 3.電位と電位差 4.コンデンサー 第2章 直流回路 第Ⅰ部 力学 第1章 静力学 1.質点の静力学 (1)力とそのつり合い (2)作用反作用の法則 (3)静止摩擦力 (4)力の合成・分解 2.剛体の静力学 (1)剛体のつり合い (2)物体の重心 第2章 運動の法則 1.運動の表し方 (1)速さと加速度 (2)等加速度運動 (3)放物運動 (4)速度のベクトルとしての扱い 2.運動の法則 (1)運動の法則 (2)運動の法則の適用 ●1学期後半 第3章 力学的エネルギー 1.エネルギーの原理 2.仕事 3.力学的エネルギー保存則 4.仕事率 第4章 運動量 1.運動量と力積 2.運動量保存則 3.はね返り係数 4.運動量と力学的エネルギー ●2学期前半 第5章 円運動・万有引力・慣性系 1.等速円運動 2.万有引力 3.慣性系・非慣性系 1.電流とオームの法則 2.抵抗の接続とキルヒホッフの法則 3.抵抗率・オームの法則の原子論
化学(文系選択)
[週時間数 4]
高校の化学は「基礎化学」、「理論化学」、「無機化学」、「有機化学」の4つの分野に分 けられている。このうち高1 では化学の考え方の基礎となる「基礎化学」と「無機化学」 を学習してきたが、高2 文系化学では 1 学期に「理論化学」、2 学期に「有機化合」を 学習し、センター試験の範囲である化学Ⅰを完了する。そして3 学期は化学Ⅰの範囲の 演習を繰り返し、化学Ⅰの知識の修得を目指す。 高3 での化学はセンター対策の演習が中心になる。それを充実したものにするには、 十分な知識や考え方、グラフや図の読み取り能力、計算力などを2 年生のうちにつける ことが重要である。そのために授業でも演習問題を多く取りいれていく。授業中に力を つけるつもりで集中して授業に臨んで欲しい。週4 時間という多くの時間を費やすので あるから、日々の授業が無駄にならないよう、わからないことがあれば遠慮せずにその 日のうちに質問するなどして、授業でやったことをすべて理解しながら学習できるよう に心がけて欲しい。◇教材
〇 教科書(化学Ⅰ) ○ 副読本(フォトサイエンス化学図録) 〇 実験書 実験のときに使用する 〇 問題集(セミナー化学Ⅰ)◇予習・復習
予習は普段の授業では特に必要ない。実験時など、必要なときはこちらから前もって 伝える。復習は授業で学習した部分の問題をまめに解くようにすること。授業では単元 毎に小テストを行うので、点数をしっかりとれるようにしておくこと。◇評価について
定期考査の結果と平常点の合計で100 点満点として評価する。平常点は授業中の小テ ストや実験レポートなどで評価する。 定期試験はセンター試験追試レベル(セミナー化学の発展レベル)の問題を出す予定 である。しっかりと問題演習して、試験に臨むこと。1 学期前半 1学期後半 化学反応と熱化学方程式 ①化学反応と熱の出入り ②熱化学方程式 ③ヘスの法則 実験 ヘスの法則 酸と塩基 ④酸、塩基の定義 ⑤酸性酸化物と塩基性酸化物 ⑥酸、塩基の強度 ⑦水の電離とpH ⑧中和反応 ⑨塩の性質 ⑦中和反応の量的関係 ⑧中和滴定 実験 中和滴定 酸化還元反応 ①酸化還元の定義 ②酸化数 ③酸化剤と還元剤 ④酸化還元の化学反応式 ⑤酸化剤、還元剤の強さ ⑥金属のイオン化傾向 ⑦ボルタ電池、ダニエル電池 ⑧マンガン乾電池、鉛蓄電池、燃料電池 ⑨水溶液の電気分解の反応 ⑩ファラデーの法則 ⑪電気分解の利用 2学期前半 2学期後半 有機化合物の分類と分析 ①有機化合物の特徴と分類 ②有機化合物の分析 炭化水素 ①飽和炭化水素 ②不飽和炭化水素 アルコールと関連化合物 ①アルコールとエーテル ②アルデヒドとケトン ③脂肪族カルボン酸と酸無水物 実験 アルコール 実験 アルデヒド ④エステルと油脂 実験 エステル 芳香族化合物 ①芳香族炭化水素 ②フェノール類と芳香族アミン ③芳香族カルボン酸 実験 ニトロベンゼン・アニリン 実験 有機化合物の分離 3学期 センター試験問題演習
化学(理系)
[週時間数 3]
高校の化学は「基礎化学」,「理論化学」,「無機化学」,「有機化学」の4つの分野に分 けられている。このうち,高1では「基礎化学」「無機化学」を学んできた。 高2ではこの「基礎化学」の上に「理論化学」を学んでいく。理論化学では化学変化 の仕組みや様々な法則といった化学の理論を学び,さらに「基礎化学」で取り扱ったモ ルという単位と化学反応式を使って,化学変化を量的にも扱えるようにしていく。そし て,高2の1年間で「理論化学」を完了する。 化学が得意な人は常に気を抜かずに,不得意な人は常に諦めずに授業についてきて欲 しい。◇教材
○ 教科書(数研出版:化学Ⅰ・化学Ⅱ) *授業では化学Ⅰと化学Ⅱの教科書を単元によって使い分ける。 ○ 実験書 * 実験の時には必ず持ってくること。 〇 副読本(数研出版:フォトサイエンス化学図録) ○ 問題集(リードα) *定期試験の前までに最低2回は演習していあることが望ましい。◇予習・復習
○予習 *予習は不要。 ○復習 *しっかりすること。高1 と同様の方針である。◇評価について
○定期考査は原則として,高1と同様,学習した分野の過去の大学入試問題より5題程 度精選し出題する。考査後はきちんと復習して,解けない問題はなくしておくこと。 ○考査以外に,授業中の小テスト,実験レポート,長期休暇中の宿題,授業態度等を加 味して,平常点とする。提出期限は厳守すること。中間考査まで 期末考査まで 1 【実験】定性分析実験 Ⅰ.物質の三態 ①物質の三態・拡散 ②蒸気圧・沸騰 Ⅱ.気 体 ① 気体の法則 ②気体の状態方程式 【実験】分子量の測定 ③混合気体と分圧の法則 ④理想気体と実在気体 Ⅲ.溶 液 ①溶解のしくみ ②溶液の濃度 ③固体の溶解度 ④気体の溶解度 ⑤希薄溶液の性質 ⑥沸点上昇・凝固点降下 ⑦浸透圧 ⑧コロイド溶液 2 Ⅳ.化学反応と熱化学方程式 ①熱化学方程式 ②ヘスの法則 ③結合エネルギー 【実験】ヘスの法則 Ⅴ.化学反応の速さと化学平衡 ①反応速度 ②活性化エネルギー ③可逆反応と化学平衡 ④濃平衡定数Kc・圧平衡定数Kp ⑤ルシャトリエの平衡移動の法則 Ⅵ.酸と塩基の反応 ①酸と塩基の定義 ②酸性酸化物と塩基性酸化物 ③酸と塩基の価数・電離度 ④電離平衡 ⑤水のイオン積 ⑥pH ⑦緩衝液 ⑧溶解度積 ⑨中和反応 ⑨塩 【実験】中和反応の滴定曲線 【実験】Na2CO3と HCl の滴定曲線 3 Ⅶ.酸化還元反応 ①酸化・還元の定義 ②酸化数 ③酸化剤と還元剤 ④半反応式 ⑤酸化還元の化学反応式 【実験】酸化還元反応 【実験】酸化還元滴定 Ⅷ.電池と電気分解 ①イオン化傾向 ②ボルタ電池 ③ダニエル電池・乾電池 ④鉛蓄電池 ⑤電気分解 ⑥電解精錬 ⑦ファラデーの法則