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上町断層帯における重点的な調査観測について(3)Comprehensive Study on the Uemachi Fault Zone (3)

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Academic year: 2021

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E27

上町断層帯における重点的な調査観測について(3) Comprehensive Study on the Uemachi Fault Zone (3)

○岩田知孝・上町断層帯重点調査観測研究グループ ○Tomotaka IWATA, Comprehensive Research Group for the Uemachi Fault Zone

The Uemachi fault is running beneath the Osaka sedimentary basin, which is the secondary large populated area in Japan. Our research group has started to study the Uemachi fault zone in detail to get the information for developing the long-term earthquake evaluation and the strong ground motion prediction in 2011-2013FY. I introduce the research plan of this fiscal year and summarize several research results.

平成22 年度より 3 ヶ年計画の,文部科学 省委託研究「上町断層帯における重点的な 調査観測」を,京都大学防災研究所,京都 大学大学院理学研究科,(独)産業技術総 合研究所からなる研究グループによって行 っている.本研究においては,以下の4つ の研究テーマを行うグループを構築し,成 果・知見を相互活用しながら研究を進めて いる. (1) 活断層の活動区間を正確に把握する ための詳細位置・形状等の調査 (2) 断層帯の三次元的形状・断層帯周辺の 地殻構造の解明のための調査観測 (3) 断層活動履歴や平均変位速度の解明 のための調査観測 (3-1) 活動履歴調査 (3-2) 伏在部におけるやや長期的な平均 変位速度の検討調査 (4) 断層帯周辺における強震動予測の高 度化のための研究 (4-1) 地下構造モデルの高度化 (4-2) 動的断層モデル構築と強震動シミ ュレーションの実施 今年度の計画と進捗状況は以下に示す. サブテーマ1においては,平成22 年度に 作成した数値標高モデル(DEM)を用いた 地形解析を行い,詳細位置・形状等に関す るデータを整理して,活断層および活構造 図の作成と活動区間の把握をおこなってい る. サブテーマ2においては,今年度高石市 —堺市南部地域における反射法探査を実施 し,この地域の地震基盤等の変形形状や, 活断層との関係を分析した.既存データと 本調査研究で行った探査結果を活用して,3 次元的な震源断層形状モデルの提案を行っ た.また,既存ボーリング資料と本業務の 調査資料を用いて,断層帯主部の変形ゾー ンマップを作成している,更に, InSAR 解析による大阪堆積盆地下の地震基盤面形 状の面的な把握研究を継続している. サブテーマ3においては,最新活動時期 および平均変位速度推定のための各種調査 を行っている. サブテーマ4においては,大阪堆積盆地 地下速度構造モデルの高度化をすすめると ともに,サブテーマ2からの3次元震源断 層形状を用いた動的断層モデル構築と強震 動シミュレーションを実施している.地下 速度構造モデルの高度化に関係する発表が E28(関口・他),E29(浅野・他)で行わ れる. 謝 辞 各観測調査に関しては,地域の自治体等の 皆様に便宜を図って頂きました.記して感 謝いたします.

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