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プライベートクラウドに適した運用性を実現するBladeSymphonyサーバ仮想化機構「Virtage」

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Academic year: 2021

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26 2011.07

プライベートクラウドに適した運用性を実現する

BladeSymphony

サーバ仮想化機構「

Virtage

Server Virtualization Feature “Virtage” of BladeSymphony Suitable for Private Clouds

Big Data

により新たな価値を創出する

次世代

IT

プラ

トフ

ーム

feature article

上野

仁  松村

真一

Ueno Hitoshi Matsumura Shinichi

「Virtage」は,統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」で サポートする日立独自のLPAR(論理分割)方式のサーバ仮想化機 構である。LPAR方式は,メインフレームなど基幹システムに利用さ れている方式であり,信頼性,安定性,仮想サーバ間の分離性な どに優れている。この方式のIAサーバへの適用は,基幹システムの 仮想化をIAサーバでも適用可能であることを意味し,プライベート クラウドでの仮想化適用領域を大きく広げる効果がある。 現在,運用性向上や導入容易化のソリューションなども開発してお り,Virtageのクラウド適用事例は増加している。Virtageはすでに 十分な実績を伴う仮想化機構であり,今後はさらに高性能,高信 頼化のための開発を継続していく。 1. はじめに 日立グループの次世代

IT

プラットフォームでは新たな 価値創生をめざしており,それを支えるインフラクラウド の実現には,仮想化がキーテクノロジーの一つとなる。そ の中でも,データ処理の要となるサーバ仮想化製品が 「

Virtage

」である。 ここでは,日立グループの統合サービスプラットフォー ム「

BladeSymphony

」の仮想化環境を強化するサーバ仮想 化機構「

Virtage

」の特長と導入事例について述べる。 2.BladeSymphony Virtageの特長 2.1IAサーバにLPAR方式を提供

Virtage

は,メインフレームや商用

UNIX

※1) サーバで採 用されている

LPAR

Logical Partition

:論理分割)方式の サーバ仮想化機構である。

VM

Virtual Machine

:仮想マ シン)方式と比較して高信頼,高性能のシステムを構築し やすいという利点があるが,

IA

Intel

※2)

Architecture

)サー バで

LPAR

方式の仮想化を実現した製品は少ない(表1 参照)。 従来,基幹業務には

LPAR

方式の仮想化が用いられるこ とが多く,

Virtage

は他社の仮想化ソフトウェアとは異な り,

IA

サーバにおいてもそれを可能とする製品である。

LPAR

方式の実現には高度なハードウェア支援が必要であ り,日立グループがサーバベンダーであるからこそ実現で き た 面 も あ る。

Virtage

は,

BladeSymphony

シ リ ー ズ の

BS2000/BS320/BS1000

で利用することができる。 2.2 クラウドに適したリソース分割方式

LPAR

方 式 の 制 御 で は

CPU

Central Processing Unit

), メモリ,

I/O

Input/Output

)などのハードウェアリソー スの抽象化を最少限に抑え,ハードウェアの動作を確実に ゲスト

OS

Operating System

)から制御可能とする。これ により,外部装置の高度な機能の利用が可能となる。

I/O

制御方式の観点から分類すると,

LPAR

方式では

I/O

パススルーモデルを用い,

VM

方式ではハイパーバイ

※1)UNIXは,Th e Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標である。 ※2) Intelは,米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の

登録商標または商標である。 分類 IAサーバ 商用UNIXサーバ メイン フレーム ベンダー 日立 (Virtage) A社 B社 C社 D社 日立 ゲストOS Windows *1 , Linux*2 Windows, Linux Windows, Linux C社UNIX,

Linux D社UNIX VOS3

方式 LPAR VM VM LPAR LPAR LPAR

ベンダー 分類 サーバ ベンダー ソフト ウェア ベンダー ソフト ウェア ベンダー サーバ ベンダー サーバ ベンダー サーバ ベンダー

注:略語説明ほか  OS(Operating System),VOS3(Virtual-storage Operating System 3),

LPAR(Logical Partition),VM(Virtual Machine)

*1 Windowsは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国にお ける登録商標または商標である。

*2 Linuxは,Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標ある いは商標である。

1│各社サーバ仮想化機構(ソフトウェア)の特徴

メインフレームや商用UNIXなど,基幹業務では従来からLPAR方式が利用され てきた。VirtageはIAサーバでLPAR方式を採用し基幹業務への適用を可能とし た,特徴ある仮想化機構である。

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featur

e ar

ticle

Vol.93 No.07 472–473 Big Dataにより新たな価値を創出する次世代ITプラットフォーム

ザエミュレーションモデルが用いられる(図1参照)。 前者は,ストレージ装置の副ボリュームコピー機能 (日立ストレージ「

ShadowImage

」)などハードウェア機能 をゲスト

OS

から利用可能となるほか,

LPAR

間の干渉が 少なく,独立性が高く,マルチテナント環境を前提とした クラウドにも向いている。 3. 確実な運用を支えるVirtageの機能 3.1 他社,他部門のシステムへの影響を回避 クラウド環境においては,一つのハードウェアリソース を他社や他部門と共有することになるが,アプリケーショ ンプログラムの問題やシステム負荷の想定外の増加によっ て特定の仮想サーバが大幅にハードウェアリソースを消費 し,他の仮想サーバに影響を与える危険性がある。

Virtage

CPU

占有機能を備え,また,自部門内では柔 軟なリソース割り当てができ,かつ,他部門とは互いに影 響しない構成を可能とするプロセッサグループ機能をサ ポートする(図2参照)。 3.2 高負荷のシステムへのクラウド適用 従来,商用

UNIX

機で構成していた高負荷の基幹系シス テムを

IA

サーバに移行するユースケースを想定し,高ト ラフィックの

I/O

処理を

LPAR

間で完全に分離する

I/O

占 有を実現してきた。これにより,高負荷の基幹系システム に対してもクラウド適用が可能になる。 これまでの

IA

サーバ統合事例では比較的負荷の軽いシ ステム統合が多く,

I/O

カードの共有による性能ネックは ほとんど発生しなかった。しかし,基幹系システムでは

I/O

負荷が高いケースもあるため,

I/O

カードを特定の

LPAR

に占有させる

I/O

占有機能を提供している。 3.3 ハードウェア障害でも運用継続 サーバ仮想化環境ではサーバハードウェア障害の際,統 合されている多数の仮想サーバが一斉に停止することにな り,サービス停止の影響が大きい点が課題とされている。

Virtage

はファームウェアとして実現しているためハー ドウェア制御に秀でており,特に

BS2000

高性能サーバブ レードでは,影響範囲を局所化できるハードウェア障害の 場合には関連する

LPAR

だけを縮退し,他の

LPAR

の運用 を継続する制御を行い,障害耐性の高いクラウド基盤を実 現している(図3参照)。また,障害予兆を検出し,固定 障害化を避ける障害予兆/プロセッサコア交替機能を備え ている。 4.Virtageの運用管理 4.1 データセンター全体の中でVirtageを管理 プライベートクラウドは,

Virtage

だけでなく物理サー バや

VM

方式の仮想化ソフトウェアで構築されるシステム が混在することもある。このように多様なシステムが混在 するデータセンター内のサーバを統一的に管理するには, 「

JP1/ServerConductor

」が利用できる。 CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア 論理 コア 注 : メモリの一部がL3キャッシュメモリにマッピングされていることを示す。 ゲストOS 論理 コア OS OS LPAR 論理 コア 論理 コア Virtageハイパーバイザ L3キャッシュメモリ OS LPAR 論理 コア 論理 コア OS 再起動 障害 LPAR 論理 コア 切り離し処理 LPAR再起動 論理 コア OS LPAR メモリ サーバブレード 図3│ハードウェア障害時にも可能な限り運用を継続する高い耐障害性 キャッシュメモリ障害が発生した場合,当該キャッシュメモリを使用してい たLPARだけが停止し,他は影響なく運用を継続する。停止したLPARは再起動 し,障害キャッシュメモリを縮退して運用を再開する。 CPU コア LPAR1 (CPU 共有) ユーザーA LPAR2 (CPU 共有) ユーザーA LPAR3 (CPU 共有) ユーザーB LPAR4 (CPU 共有) ユーザーB LPAR5 (CPU占有) ユーザーC LPAR6 (CPU占有) ユーザーC CPU コア CPU コア CPU コア 論理 CPUコア 物理 CPUコア プロセッサグループ サーバブレード CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア 論理 コア 論理 コア 論理 コア 論理 コア 図2│ユーザー間の悪影響を防止するプロセッサグループ機能 Virtageでは占有モードによってユーザー間を分離できる(ユーザーC)ほか, プロセッサグループの利用によって自部門内では柔軟に共有し,他部門に対 しては分離する設定が可能(ユーザーA/B内で2コアを共有し,A/B間では分離) である。

注:略語説明 CPU(Central Processing Unit)

OS 標準 ドライバ

I/Oカード I/Oカード I/Oカード

LPAR1 OS 標準 ドライバ LPAR2 OS 標準 ドライバ LPARn n I/Oパススルーモデル ハイパーバイザエミュレーションモデル Virtage ハードウェア 支援により 共有も可 仮想化アシスト機構 OS ドライバ (SCSI) I/Oカード エミュレータ FC-SW ストレージ ストレージ 仮想ファイルシステム用LU LPAR1用LU LPAR2用LU LPAR 用LUn

VM 1 OS ドライバ (SCSI) VM 2 OS ドライバ (SCSI) VM 仮想化 ソフトウェア FC-SW 図1│LPAR方式とVM方式のI/Oアーキテクチャ LPAR方式では,ゲストOSから直接I/Oカードへアクセス可能とするパススルー モデルを用いるため,ハードウェアの機能を完全に利用できる。VM方式では ハードウェアの違いをエミュレータで吸収し,構成の柔軟性に優れる。

注:略語説明  I/O(Input/Output),FC-SW(Fibre Channel Switch),LU(Logical Unit),

(3)

28 2011.07 物理サーバの管理と同様な考え方で

LPAR

の管理が可能 であり,物理/仮想が混在していても,サーバブレード障 害時には

JP1/ServerConductor

がサポートする

N

1

コー ルドスタンバイ機能により,予備サーバブレードに交代で きる。また,物理サーバの場合と同様,

Virtage

上の

LPAR

に対してもシステムディスクのバックアップ/リストア機 能をサポートしている。 4.2Virtage固有の環境を管理

JP1/ServerConductor

の管理下で

Virtage

環境固有の問題 を発見した際には,

Virtage

固有情報を詳しく確認するツー ルである「

Virtage Navigator

」を用いて状況判断や問題解 決を進めることができる。性能モニタ,構成ビューア,

LPAR

マイグレーション,

LPAR

操作・設定などの機能か ら 成 り, 管 理

PC

上 に イ ン ス ト ー ル し て 使 用 す る(図4 参照)。 性能モニタ機能では,ブレード全体や各

LPAR

内の論理

CPU

使用率,

NIC

Network Interface Card

)性能などを表 示する。これらの情報は管理サーバに蓄積して分析が可能 なほか,

CSV

Comma Separated Value

)形式に変換し,必 要に応じて独自の分類・集計を行うなど,クラウドの運用 報告書作成に利用することができる。 構成ビューアは,各ブレードの

Virtage

に関する構成情 報を一括して収集・表示する。人手による管理は誤りを生 じる可能性もあるため,機械的な情報収集機能はクラウド における構成管理の正確化,効率化に有効である。 4.3 省電力運用や性能負荷バランスの調整 長期間運用していると,負荷状況が設計当初の予想から 大幅に外れて増減したり,四半期に一度といった特定時期 にしか負荷が増加しないシステムが存在することに気づ く。このようなとき,負荷の軽い

LPAR

を特定のサーバブ レードに集約して空いたブレードの電源を切る省電力運用 を行いたい,あるいは定期保守のためにサーバブレードを 空けたいという場合もあり,

LPAR

を簡単に他のブレード に移行できると運用効率が向上する。

Virtage

では,ゲスト

OS

のリブートを伴う

LPAR

マイグ レーション(移行)機能をサポートしている(図5参照)。

Virtage

の特長はゲスト

OS

からハードウェアへ直接アク セス可能な点であり,これを生かしたまま

LPAR

を別の サーバブレードに移動することができる。クラウド運用の 中では,例えば,月に

1

回の計画停止の時間帯に移動する 利用法が考えられる。 4.4 バックアップ運用を構築 仮想環境のゲスト

OS

をバックアップする場合,

VM

方 式におけるディスクバックアップ運用には特別な注意を要 するが,

LPAR

方式の

Virtage

では物理サーバの場合と同じ 考え方が可能である。特に,

LAN

Local Area Network

) を経由せず

FC

Fibre Channel

)による共有ストレージ装 置からバックアップする

LAN

フリーバックアップ運用を 行う場合,

LPAR

を物理サーバと見なして従来と同じ考え 方で構成を組めばよく,

VM

方式に比較して構成設計が容 易である。 また,バックアップサーバは対象システムの負荷が軽い 時間に動作させるため,仮想化の利用が有効であるが,一 般にバックアップソフトウェアベンダーは,バックアップ デバイスへの入出力動作が仮想化されることを嫌い,バッ クアップサーバの

VM

による仮想化を認めないことが多 い。しかし,

Virtage

の場合,物理サーバと同じ

I/O

動作 が可能なため,幾つかのベンダーはバックアップサーバを

LPAR

で仮想化することを認証している。したがって, OS OS OS OS OS LPAR 性能モニタ機能 LPAR操作 ・ 設定機能 Virtage Navigator Virtage Virtage LPAR OS OS OS 図4│Virtage Navigatorによる仮想化環境の管理 Virtageによる仮想化環境を管理する。性能モニタ機能,LPAR操作・設定機 能などを持っている。 移行元 LPAR 指定 移行先 LPAR 指定 進行 状況 表示

5│LPARマイグレーションの操作(Virtage Navigator)

左ペインから移行元LPAR番号を選択し,右ペインから移行先としてLPAR未定 義のLPAR番号を選択した後,Executeボタンを押下する。

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featur

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ticle

Vol.93 No.07 474–475 Big Dataにより新たな価値を創出する次世代ITプラットフォーム

Virtage

であれば余分な物理サーバを用意することなく, 効率よくバックアップサーバを構築できる。 4.5LPAR環境を構築するソリューション サーバ仮想化技術はすでに広く利用されているが,ユー ザーによっては,まだシステム構築にあたって種々の懸念 を持つケースがある。日立グループは,仮想化全般を支援 するソリューションサービスを提供しており

Virtage

もそ の一環でサポートされるが,特に

Virtage

にターゲットを 絞ったサービスも提供し,導入を容易にしている(表2 参照)。 5. 適用事例

Virtage

は,現在までに累計

1,000

ブレード以上の使用実 績があり(有償版ライセンス数),主として高い安定性を 要求されるシステムに用いられている。ここでは,クラウ ドの考え方で用いられている事例について述べる。 (

1

)丸紅株式会社

BladeSymphony BS1000 Virtage

を使用し,社内でプラ イベートクラウドを構築し,社内各部門のシステムを統合 するプロジェクトを推進した。これにより,サーバの保守 費用,設置面積,消費電力などを大幅に削減することがで きた1)。現在は

BS2000 Virtage

も使用している。 (

2

)北九州市

BladeSymphony BS2000

BS1000 Virtage

を使用し,仮 想化統合したシステム基盤上に各種業務アプリケーション を搭載し,自治体クラウドシステムを構築している2)。こ れにより,物理リソース削減によるコスト圧縮が可能なほ か,業務の負荷パターンを考慮した最適なサーバ環境設計 ができるなど,運用効率の向上が可能となった。 (

3

EVGIN JAPAN

株式会社 自社で開発した通販システムを

BS320 Virtage

を使用し

たクラウド

SaaS

Software as a Service

)として提供してい るほか,顧客先にプライベートクラウドとしてシステムを 構築し,提供している。これらの利用により,通販企業の 業務革新とランニングコストの低減を支援する。 6. おわりに ここでは,日立グループの統合サービスプラットフォー ム「

BladeSymphony

」の仮想化環境を強化するサーバ仮想 化機構「

Virtage

」の特長と導入事例について述べた。

Virtage

は,安定した性能や信頼性の確保,サーバ間の 高い独立性が特長である

LPAR

方式の仮想化を実現する

IA

サーバ分野では特異な仮想化製品である。これらはプライ ベートクラウドに必要とされる特長でもあり,運用面でも クラウド運用に必要な機能を備えている。 今後も性能や信頼性の面ではハードウェアベースの

LPAR

方式の仮想化という特長を生かしつつ,

VM

方式で 有用とされている運用容易化の機能やエンドユーザーの サービス停止頻度を削減する機能などを開発していく。 1) special report:ITリソースを徹底活用せよ,総合商社・丸紅のプライベートクラウ ド構築,日立評論,92,9,640∼644(2010.9) 2) 自治体向けソリューション,導入事例:福岡県北九州市,高信頼な仮想化技術を活 用し,自治体クラウドを先取りした「次期システム基盤」をトータルに構築, http://www.hitachi.co.jp/Div/jkk/jichitai/casestudy/kitakyushu/ 3) 藤井,外:クラウドコンピューティング時代の企業情報システムを支えるプラット フォーム技術,日立評論,91,7,586∼591(2009.7) 4) 上野,外:情報システムの運用効率を向上する「BladeSymphony」のサーバ仮想化 機構「Virtage」,日立評論,89,7,562∼567(2007.7) 5) 上野:日立製作所Virtageによるサーバ仮想化,すべてわかる仮想化大全2011, 168∼178,日経BP社(2010.10)

6) H.Ueno, et al.:Virtage: Hitachi's Virtualization Technology, Proceedings of GPC'09, IEEE-CS, May 2009(2009.5) 7) Virtage,統合サービスプラットフォームBladeSymphony, http://www.hitachi.co.jp/virtage/ 参考文献など 上野仁 1984年日立製作所入社,情報・通信システム社エンタープライズ サーバ事業部第二サーバ本部第三部所属 現在,BladeSymphonyサーバ仮想化機構Virtageの開発に従事 技術士(情報工学部門) 情報処理学会会員,IEEE会員 松村真一 1992年日立製作所入社,情報・通信システム社エンタープライズ サーバ事業部事業企画本部企画部所属 現在,サーバおよびサーバ関連製品の事業/製品企画業務に従事 執筆者紹介 サービス名称 サービス概要

Virtage Easy Start

サービス LPAR生成と各リソース割り当てをあらかじめ設定した状態 でサーバを出荷する。 Virtage現地構築 支援サービス Virtageを使用したサーバ構築を技術者が現地で支援し,構 築上の問題が発生した場合には対応策を提案する。 Virtage仮想化環境 移行サービス 他社サーバを含む物理サーバ環境をディスクイメージを一括 してLPAR環境へ移行する(P2L移行)。LPARでOSをブートす るまでの作業を代行する(Windows対象,Linuxは計画中)。 現地LPAR設定 サービス(計画中) LPARの生成と各リソースの割り当てなどの設定を現地で代 行する。 Virtage操作運用 教育サービス 導入を決めたがVirtageの利用経験が少ないという顧客に, 現地で使用法の教育を行う。 表2│Virtage導入を容易にするソリューションサービス Virtageを初めて導入する顧客も安心して利用できる。

表 1 │各社サーバ仮想化機構 (ソフトウ ェ ア) の特徴
図 5 │ LPAR マイグレーシ ョ ンの操作 ( Virtage Navigator )

参照

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