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地電流による地震予知と仙台湾海底潜水調査

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Academic year: 2022

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地電流による地震予知と仙台湾海底潜水調査

東北学院大学 学生会員 ○原田香織 東北学院大学 正会員  河野幸夫

1.はじめに

1-1 地電流について

地電流とは、地中を流れる微弱な電流である。地 電流の直接の測定は困難であるため、2点間の地電 位差を測定する。

1-2電磁波について

電荷を持った粒子が振動した時に出るエネルギ ーのことで、空気中を飛んでいるのが電磁波である。

地球は電磁波の渦である宇宙の中を飛び続けてい る磁石なので、宇宙からのさまざまな影響を受ける。

1-3 VAN法について

地震が発生する前のマイクロフラクチャー(岩石 の微小破壊)によって生じる準直流電流を地電流の 常時測定する方法である。

1-4 研究目的

①地電位差の観測から、雷通過の方向の特定と、宮城 県沖地震の短期的予知を目指す。

②西暦869年、多賀城周辺に大きな地震が発生し、そ れに伴い発生した貞観津波により、仙台湾内の海底 地形が大きく変動した。潜水調査によって、海底地 形を把握する。

2. 実験方法と地電位差測定実験装置図 2-1地電流による雷通過の方向の特定

2-1-1 記録された波形の長さの逆数をとる方法

2-1-2 記録された波形の長さを使用する方法

2-2地電流を用いた宮城県沖地震の予知

2-2-1波形の最大値を測りマグニチュードに換算

する

2-2-2 力積を求める

2 地電位差測定実験装置図

3. 地電流による雷通過の方向の特定の結果

<6月7日の雷の影響による波形(1mm=2mV)>

3 67日の雷の影響による波形 3-1 Point2について

4 長さLの逆数をとる方法  図5 長さLの方法 土手

N

水撃 実験 装置 水撃実験室

30m

30m

30m 電極A

電極O

電極B

電極C

旧Bグラウンド フェンス

Point 2 0.167

0.091 E

N

S

W 1

2

Point 2 11

6

E N

S

W 5 10

S N

W E

4:00 3:00 2:00

6月7日 1:00

II-54

土木学会東北支部技術研究発表会(平成18年度)

(2)

6 雷通過の方向(逆数をとる方法)

7 雷通過の方向(長さLの方法)

4.地電流を用いた宮城県沖地震の予知について 2006年7月1日(波形①)と9月9日(波形②)

に起こった宮城県沖地震をもとに解析を行う。

8 記録紙ナンバー1〜6の波形

4-1 解析結果

9 波形①の結果     10 波形②の結果 波形①②とも仙台湾のある方向と一致する。

5. 仙台湾潜水調査と海底図の作成

4の結果から、宮城県沖地震では仙台湾の方向から 地電流が観測されているため、仙台湾内の潜水調査を 行う。

5-1 実験方法

海図 GPS を用いて、海底地形の測量を行う。ソナ ーを船の縁に設置し、各コードをつなぎ、船内で海図 GPSの操作を行い、得られたデータを保存する。船か ら下りたら、保存したデータ処理を行う。

<7月25日と8月31日の連結結果>

緯度:38°15.725′〜38°15.925′

経度:141°08.750′141°09.084′

11 725Second Dive海底把握図 6. 結論

①2-1-1の方法では、雷は北北西から南微東の方向 に、2-1-2の方法では北西から東南東の方向に移動し ていった。2-2では解析結果より、仙台湾がある方向 と一致したため、今回解析した波形は宮城県沖地震の 傾向があるといえる。

参考文献:早川正士:最新・地震予知学(1996)・なぜ電磁気で地震 の直前予知ができるか,板橋宏典(2003):地電位差変動及び地磁気変 動測定による自然災害予知に関する基礎的研究 関口晃(2005):仙 台湾潜水調査による貞観津波の研究

5

5

N

W E

1

4 3 2

7

11

10

15

12 13

85,6

16

S

NNW

SME

5 5 10 15

N

W 1 E

5

2

3 4 7

1

4 11 10 12 15 13

8 5,6 16

NW

ESE

S

② ①

7 月 1 日 8:28 宮城県沖 M5.4 9 月 9 日 19:36 宮城県沖 M5.2

断層

38°15.829′周辺 141°08.813′周辺

階段状の地層 38°15.811′

141°08.862′

石柱 38°15.817′

141°08.834′

かじめ 38°15.795′

141°08.867′

M5.15 M1.64 N

S W

M5.4 E 5.4

SSE

M5.07 M1.14 N

S W

M5.2

E 5.2

SME

土木学会東北支部技術研究発表会(平成18年度)

参照

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