P3 7特集/地域の“足”を考える 広報白河 平成29年6月1日号 | 白河市公式ホームページ

 0  0  3  2018-11-07 20:49:03 Report infringing document
~みんなで守り、未来へつなごう公共交通~   特 集 鉄道やバス、タクシーなど   の 公 共 交 通 は、 地 域 の“ 足 ” として、私たちの生活に欠か せない存在です。  しかし、公共交通の利用者 は年々減少しており、特に路 線バスを取り巻く環境は厳し い状況です。  今月号では、路線バスにス ポットを当て、現状や公共交 通の役割、今後の取り組みな どを紹介します。 広報しらかわ 2017.6(H29) 3 地域の“足”を考える 路線バスの現状と まち 21 利用者減が悪循環を生む 住みにくい 路線バス利用者の減少 廃止や減便   路線バスの利用者が減少し 赤字路線の 18   人口減少や自家用車の普 公共交通 サービスの低下 悪循環 運賃収入が少なくなると、路 悪循環 線の維持が困難となり、路線 の廃止や減便を検討しなけれ 人口の減少 10 ばなりません。   路線の廃止や減便が行われ 公共交通 利用者の減少 28 及 な ど を 背 景 に、 全 国 の 地 方都市で路線バスの利用者 H28 19 月に H26 92 は減少しています。   本市でも、平成 年 H24 18 運 行 を 開 始 し た「 こ み ね っ と」などのコミュニティバ 44.6 ると、公共交通サービスが低 下し、さらに利用者が減少す 44.5     ※年度はバス事業年度(10月から翌年9月までの1年間。表郷・大信・東のコミュニティ      バスのみ4月から翌年3月までの1年間)。 地域間の連携強化や人の交流の活発化  公共交通は、住民だけでなく、通学や観光客など他地域 からの来訪者の移動手段でもあります。  移動の利便性や回遊性の向上により、地域間の連携強化 や人の交流の活発化が図られます。 H22 H20 49.1 50 スの利用者は増加していま H18 50.5 5.9 るといった“悪循環”に陥っ 0 61.4 71.6 92.6 50.2 5.7 より、平成 年度から 年度 にかけて、路線の廃止や減便  今後も人口減少が避けられない状況 のなかで、地域で生活し続けるために は、医療・福祉・教育・商業などの都 市機能を集約化したコンパクトなまち づくりの推進が不可欠となります。  公共交通は、諸機能が集約した拠点 どうし、あるいは拠点と居住エリアを 結ぶ重要なネットワークの役割を担い ます。 20 54.1 5.0 す が、 路 線 バ ス 全 体 で み る 65.8 4.4 万 5 千 人 と、 こ 60 てしまいます。   本市でも、利用者の減少に 73.4 1.8 10 と、平成 年度に約 万8千 人 い た 利 用 者 は、 平 成 年 民間路線バス 度には約 コミュニティバス 40 コンパクトシティの実現     公共交通の役割   本市の路線バスは、J R白 河駅を拠点として、市内や近 隣町村とを結ぶ路線が福島交 通㈱とジェイアールバス関東 ㈱ に よ り 運 行 さ れ て い ま す。 また、市では、コミュニティ バ ス と し て、 駅・ 公 共 施 設・ 商業施設・医療機関などを巡 回する「こみねっと」(市循環 バ ス ) の ほ か、 表 郷・ 大 信・ 東の各地域巡回バスを運行し 80 【表1】路線バス利用者の推移 92.8 0.2 年間で5割強に落ち込 100 の (万人) が行われました。 広報しらかわ 2017.6(H29)  公共交通が充実し利便性が向上すれば、 買い物や地域活動などで多くの人がまちに 集い、にぎわいが創出されます。  公共交通が充実している地域は、利便性 が高く、生活しやすいまちとして評価され、 人口の流出防止や定住促進など、人口増加 にもつながることが期待されます。 んでいます(表1) 。 5 公共交通の果たす役割  公共交通の充実は、自動車を運転できない高齢 者などに、コミュニティ活動や様々な外出の機会 を提供し、生きがいづくりにつながります。  通勤や買い物などの移動手段を、普段の自家用 車から公共交通に替えることで、駅やバス停まで の移動で歩く機会が増え、運動不足を解消し、健 康づくりにも貢献します。   利用者の減少や路線維持に ~公共交通の役割~ 生きがいづくりや健康増進 高齢運転者の交通事故への対 分 野 で、 路 線 バ ス を は じ め と する公共交通の果たす役割は 大きくなっています。  公共交通は、地域の“足”として、自動車を運転できない学生、 高齢者などの日常生活を支えています。   現在は公共交通を利用していない人にとっても、将来、自動車 を運転できなくなったときなど、公共交通は重要な移動手段とな ります。  世界的な問題となっている地球温暖 化防止の観点から、自動車が排出する CO2(二酸化炭素)の削減は大きな 課題となっています。  一人あたりの輸送におけるCO2排 出量が自家用車と比べて少ない公共交 通を利用することで、地球温暖化防止 に大きな効果が期待されます。 ▲白棚線(白河東工業団地~古関間)を走るJRバス まちのにぎわいの創出 地域住民の移動手段の確保 環境負荷の軽減 ています。   路 線 バ ス は、 通 勤・ 通 学、 H28 通院、買い物、公共施設の利 H26 用 な ど、 住 民 の 日 常 生 活 の H24 “足” として、自動車を運転で きない学生や高齢者などにと H22 って、特に欠かせない移動手 H20 段となっています。 H18      ※年度はバス事業年度(10月から翌年9月までの1年間。表郷・大信・東のコミュニティ       バスのみ4月から翌年3月までの1年間)。 増え続ける公費負担 36.6   市では、公共交通サービス 36.1 か か る 公 費 負 担 の 増 加 な ど、 41.1 の低下を防ぐため、一部の民 40.5 路線バスの運行を維持してい 56.4 間路線バスの運行経費を負担 44.9 くことは依然として厳しい状 28.2 し 路 線 を 維 持 し て い る ほ か、 30.9 況 に あ り ま す。 し か し、 日 常 22.8 バス事業者に委託してコミュ ニ テ ィ バ ス を 運 行 す る な ど、 20.3 生活に必要な移動手段として の 役 割 に 加 え、 近 年 増 加 す る 19.3 移動手段の確保に努めていま 48.1 3.2 応 や、 環 境 問 題、 活 力 あ る ま 64.8 す。   しかし、路線バス利用者の 0 67.0 ち づ く り の 観 点 な ど、 様 々 な 30 63.9 減 少 に は 歯 止 め が か か ら ず、 40 民間路線バス 60.8 60 50 コミュニティバス 国の補助金の有無により多少 の増減はありますが、路線の 75.7 70 維 持 に か か る 市 の 負 担 額 は、 【表2】路線バス維持にかかる市負担額 80 年々増加しています(表2) 。 (百万円) 広報しらかわ 2017.6(H29) 4 21 地域公共交通網形成計画 の策定   市では、平成 年度に策定 した「地域公共交通総合連携 計画」に基づき、路線バスの 運行ルートやダイヤの見直し、 利用者の増加に向けた取組み を実施してきました。計画策 観光の取り組みと連携した 公共交通サービスの充実・強化 定から8年が経過し、道路交 通 網 や 公 共 施 設 の 立 地 状 況、 する公共交通体系の構築 人口動態など、本市を取り巻 地域間の連携や交流を促進 交通手段や事業の検討 く環境は変化しています。   公共交通網の整備   その変化に対応した公共交 住民ニーズに対応した 通の総合的な見直しを行うた まちづくりと一体となった め、公共交通のマスタープラ ンとなる「地域公共交通網形 ≪地域公共交通網形成計画の策定方針≫ 公共交通は利用してはじめて成り立ちます ■「白河市地域公共交通活性化協議  会」とは? 成計画」を、今年度新たに策 定します。 みんなで守り、未来へつ なごう公共交通   全国の地方都市では、経営 が悪化した鉄道やバス、タク シー事業者の撤退により地域 の“足”が失われ、日常の買 い物や通院が不便となる「交 通難民」が急増しています。 「自動車を運転しなくなった 時のために、路線バスはあっ たほうがよい」と考える方は 多いですが、このまま利用者 が減り続ければ、「いざ必要な 時に路線が無くなっているか もしれない」という危機感を、 私たち一人ひとりが認識しな ければなりません。   この機会に、路線バスを利 用して買い物や観光に出掛け てみる、月に何日かは通勤に 公共交通を利用してみるなど、 まずはできることから始めて みませんか。   住みやすく、活力に満ちた 地 域 社 会 を 実 現 す る た め に、 地域全体の力で公共交通を維 持し、活性化させていきまし ょう。 白河市地域公共交通活性化 協議会 よしおか まさひこ 吉岡 正彦 副会長 ふくしま自治研修センター  総括支援アドバイザー兼教授 《日曜・祝日等試験運行》    現在、こみねっとは、日曜日と祝日(祝日が土曜日の場   合は運行) 、年末年始は運休していますが、観光やイベン 《一日乗車券試験販売》  日曜・祝日等試験運行にあわせ、同日内であれば何度で も利用できる一日乗車券を試験販売します。 「白河らーめ んクーポン券」付きのお得な乗車券で、ラーメンの食べ歩 きにも便利です。この機会にぜひお買い求めください。 ▷販売期間 6月1日㈭~平成 30 年2月 28 日㈬ ▷販売価格 大人(中学生以上)400 円、こども(小学生)      200 円 ▷販売窓口 こみねっと車内、ジェイアールバス関東㈱白河      支店、福島交通㈱白河営業所、えきかふぇSHI R      AKAWA 公共交通に関するお問い合わせ 本庁舎企画政策課 内線 2326 7 広報しらかわ 2017.6(H29)  平成21年度に策定した計画に基 づいて、公共交通の運営や維持管理 をチェックしたり、利用者の要望や  「自分たちが利用しなくても、公 共交通は自治体がやってくれる」と いう意識は変えなければなりません。 利用しなければ、路線の維持はでき ないのです。公共交通を自分たちの “足”として、いかに確保していく かを考えるために、住民の皆さんの 関わりが必要ではないでしょうか。 路線バスへの想いを聞きました バスを利用したまちおこしができれば    ▷運行期間 6月4日㈰~平成 30 年3月 25 日㈰       ※日曜・祝日等 54 日間(12 月 31 日、1月1       日を除く) ▷運行本数 中循環・南循環ともに始発便を除く各5便 ▷運賃等 1回乗車につき大人(中学生以上)200 円、こ      ども(小学生)100 円、乳幼児 無料      ※ふれあいパス・回数券等は、通常どおり利用       できます。 ■主な取り組みを教えてください ■今後の公共交通について I nterview   「こみねっと」のお知らせ ト参加のための移動手段としても利用できるよう、日曜・ 祝日等試験運行を実施します。  これまで公共交通は、事業者が中 心となって運営してきました。しか し、利用者の減少に伴う路線廃止等 により、地域全体で必要な公共交通 を確保していく必要が出てきました。  そこで、利用者・事業者・道路管 理者・市の関係者等が集まり、とも に公共交通のあり方を考える場とし て、平成21年3月に発足しました。 道路状況等を踏まえ、運行ルートや ダイヤの見直しを行っています。  今年度策定する新計画には、急増 する高齢運転者の事故といった問題 対策なども盛り込みたい、と考えて います。 ジェイアールバス関東㈱ 白河支店 ふじおか こ う じ 藤岡 孝二 支店長  現在、白棚線開業60周 年を記念して、SLラッピ ングバスを運行しています。 幼稚園にご利用いただいた りと、好評なんですよ。  また、全国初となるスマ ホ定期券の導入など、お客 様の利便性向上にも取り 組んでいます。  白棚線沿線には、まだ知 られていない見所がたくさ んあります。週末のお出掛 けに、ぜひバスを利用して みてはいかがでしょうか。   買 い 物 や 通 院 の た め、 週 3 回こみねっとを利用しています。 停留所が自宅の近くにあり、す ぐに乗れるので、なるべく多く 出掛けるようにしています。バ スの中で顔見知りになった方と、 おしゃべりするのが楽しいです。  バスの種類によっては、車内 の通路が狭く乗り にくいものがある ので、改善される といいですね。 ひらやま ゆ み こ 平山 由美子さん (鬼越) 安全運転が何よりも大事ですね  30年近く乗務しています が、ハンドルを握ったら適 度な緊張感を持つことが大 切ですね。事故は「無くて 当たり前」と、後輩運転士 にも指導しています。また、 ブレーキやカーブの際にバ スを揺らさないよう、気を 付けて運転しています。  ご高齢の方はもちろん、 学生さんにもっとバスを利 用していただいて、車内が にぎやかになるとうれしい ですね。  下校時間が早いときなど、月 に数回利用しています。ICカ ード「NORUCA(ノルカ) 」で 運賃を支払えるので、便利です。  ただ、私が利用しているバス は本数が少なく、不便を感じる ことがあるので、本数を増やし てくれると助かります。学生料 金がさらに安く なるとうれしい です。 すずき ひより 鈴木 陽順さん (白河高2年) 福島交通㈱  白河営業所 か ね だ ま さ し 金田 政志 運転士  週末の部活動の日も含めて、 ほぼ毎日利用しています。バス の中では、単語帳を見たり、テ スト勉強をしたりしています。  先日、お年寄りに席を譲って いる方を見て「かっこいいな」 と思い、私も実践してみました。 そんな経験ができたのも、バス 通学をしている からだと思いま す。 さ く ま だいき 佐久間 大空さん (白河高2年) 広報しらかわ 2017.6(H29) 6
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