• 検索結果がありません。

Microsoft Word _受益者向けレター.doc

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Microsoft Word _受益者向けレター.doc"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

当資料は当ファンドの運用状況を受益者の皆様にお知らせするためにキャピタル・インターナショナル株式会社により作成さ 2010 年 5 月 10 日 受益者の皆様へ キャピタル・インターナショナル株式会社 基準価額の動向と今後の投資環境について キャピタル世界株式ファンド ギリシャの財政悪化に伴う信用不安を発端に世界の株式市場が大きく下落しています。4 月 27 日 には大手格付会社がギリシャ国債を投資不適格へ格下げ、5 月 5 日にはポルトガルを格下げ方向で見 直すとの発表もあり、信用不安による投資資金の回収の動きが他の欧州諸国にとどまらず世界中へ広 がっています。こうした中、世界の株式市場はここ数日に渡って大幅に続落し、キャピタル世界株式 ファンドの基準価額も下落しました。 ■ 当ファンドの基準価額の推移 5 月 7 日現在、当ファンドの基準価額は 5,552 円(1 万口当たり)となっており、前日比でマイナ ス 5.80%、先月末(4 月 30 日)時点から直近までの基準価額の騰落率はマイナス 9.75%となりまし た(表 1 参照)。 表 1 キャピタル世界株式ファンドの基準価額の騰落率 キャピタル世界株式ファンド 騰落率 日付 基準価額 前営業日比 1 年間 設定来 2010 年 5 月 6 日 5,894 円 -4.19% 23.05% -41.06% 2010 年 5 月 7 日 5,552 円 -5.80% 11.60% -44.48% ■ 最近の市場下落とその背景 最近の株式市場の下落の主要因となっているギリシャの財政問題は根が深く、急激な財政緊縮が難 しいことから長引く事が予想されます。また、ユーロ圏諸国のギリシャへの支援負担についても、そ の実現性や効果がやや不透明です。こうした懸念が、欧州債券市場の市況悪化 → 欧州の銀行の財務 体質劣化 → 世界的な信用収縮の懸念 → 国際的な投資資金の減退という負の連鎖につながるとの 見方が台頭し、世界の株式市場の下落につながっていると考えられます。 ギリシャの財政問題についてのポイントとして、以下の 3 点があげられます。 1)ユーロ参画時の財務状況 ユーロ導入(1999 年)から 2 年遅れて参加したギリシャは、そもそも参加の条件であったマストリ ヒト条約を一部未達成のまま加盟しました。ユーロ加盟の際には、公的債務残高が 60%以内の規定

(2)

に対して 104%以上の状況での参加となっていました。その他の基準(財政赤字 GDP 比 3%以内、CPI 抑制等)についても、不安定な状況でした。 2)その後の財政赤字の急拡大 1990 年に財政赤字が GDP 比 16%もあった同国は、ユーロへの参加に合わせて 2000 年には赤字幅を 1.6%にまで縮小し、消費者物価も低下する状況にありました。しかし、これは政府との紳士協定な どから起きた一時的な企業の賃金抑制努力などの効果によるものであり、翌年には状況が一転し、財 政赤字の対 GDP 比率は 4.5%と 3%の上限を超えてしまいました。 3)2009 年末に発足した新政権 新政権は、2009 年の財政赤字を 4%と過小報告していましたが、実態は 12.7%に上ることが判明 しました。また、公的債務も同様に過小報告されていたことが判明し、同国の経済統計に対する投資 家の信任は低下しました。加えて、2001 年~2002 年頃にゴールドマン・サックス等の支援を受けて、 通貨スワップを用いた公的債務縮小を図っていたことが判明しました。これらの要因からソブリン・ スプレッドが拡張し、年内の 350 億ユーロの国債発行が危ぶまれています。 ギリシャの過去 10 年に渡る財政問題を新政権が消費税の引き上げ等で手当てしようとしたために、 民衆の離反が起き、ゼネストが深刻化しています。また、5 月 6 日には欧州中央銀行(ECB)が政策金 利を据え置き、ソブリン・リスクに対応する国債の購入等の対策を発表しなかったことも投資家の失 望を招きました。 欧州以外の地域でも株価は大きく下落しています(表 2 参照)。上海株式も不動産投資規制や中国 人民銀行の預金準備率引き上げ決定が嫌気されて、大きく調整しました。加えて、ドバイの国策会社 ドバイワールドが利払い停止を発表し、負債のリストラを欧州の銀行団と交渉中であり、こちらも欧 州の銀行の信用コストにつながる可能性があると考えられます。 表 2 世界の主要株式市場の騰落率(2010 年 5 月 6 日現在) 株価指数 直近値 前日比 前日比騰落率 年初来騰落率 NY ダウ工業株 30 種 10,520.32 -347.80 -3.20% 0.88% S&P500 種 1,128.15 -37.75 -3.24% 1.17% ナスダック総合指数 2,319.64 -82.65 -3.44% 2.23% FT100 指数 5,260.99 -80.94 -1.52% -2.81% フランス CAC40 指数 3,556.11 -79.92 -2.20% -9.66% ドイツ DAX 指数 5,908.26 -50.19 -0.84% -0.83% スペイン IBEX35 指数 9,352.60 -282.60 -2.93% --21.67% イタリア FTSE MIB 指数 19,483.93 -868.02 -4.27% -16.19% 日経平均株価 10,695.69 -367.71 -3.27% 1.42% TOPIX 956.72 -30.32 -3.07% 5.41% 中国 上海総合指数 2739.70 -117.45 -4.11% -16.40% (データ出所)Bloomberg よりキャピタル・インターナショナル作成。現地通貨ベース。 為替の面でも欧州通貨であるユーロへの信認が低下し、ユーロ圏の安定性にも疑念を持つ向きが台 頭していることから、相対的にリスクが少ないと見られている日本円への資金還流も発生しており、 これにつれて円の為替相場は対ユーロのみならず対米ドルでも上昇し、基準価額の押し下げ要因とな りました(表 3 参照)。

(3)

当資料は当ファンドの運用状況を受益者の皆様にお知らせするためにキャピタル・インターナショナル株式会社により作成さ 表 3 世界の主要通貨の対日本円の動き(2010 年 5 月 6 日現在) 通貨 直近値 前日比 前日比変化率 年初来変化率 米ドル 90.58 円 -3.23 円 -3.4% -2.6% ユーロ 114.32 円 -5.90 円 -4.9% -14.2% 英ポンド 134.4 円 -7.27 円 -5.1% -10.7% 豪ドル 11.66 円 -0.42 円 -3.4% -2.8% (データ出所)Bloomberg よりキャピタル・インターナショナル作成。 前述のような市場環境において、最近の当ファンドの投資対象ファンドにおける運用状況の特徴と しては下記の点があげられます。 ① 経済の回復度合い、投資機会の豊富さを勘案して昨年から徐々に資金配分を北米にシフト ② 金融セクターへの資金配分は抑制 ③ 特に預貸業務への影響が懸念される銀行銘柄の組み入れを抑制 弊社グループでは、株価は長期的に企業の本源価値に収斂すると考えており、利益成長の可能性が 高いにもかかわらず割安と判断される企業の選別、発掘に注力していく方針です。引き続き市場の動 向を注視しつつ、ボトムアップ·アプローチにより企業ファンダメンタルズを重視した銘柄選別、運 用を行なって参ります。今後とも、当ファンドをご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げ ます。 以上

(4)

■ファンドの特色  キャピタル世界株式マザーファンド受益証券への投資を通じて、主として内外の投資信託証券に投資 を行ない、実質的に世界各国の株式等へ分散投資をすることで信託財産の中長期的な成長を目指した 運用を行ないます。 投資対象ファンド※1  ルクセンブルグ籍円建外国投資証券 「キャピタル・インターナショナル・ファンド・ジャパン グローバル・エクイティ・ファンド(クラス C)」 新興国を含む世界各国の株式等に投資を行ないます。  証券投資信託「日本短期債券ファンド(適格機関投資家限定)」 (ルクセンブルグ籍円建外国投資証券の運用の特色は以下の通りです。)  キャピタル※2のグローバルな運用力を活用し、徹底した調査に基づき投資を行ないます。  複数のポートフォリオ・マネジャーが運用に携わることによって、投資対象やアイデアの分散を図り、 安定的かつ継続的な運用成果の獲得を目指します。 ※1 投資対象ファンドの詳細については、投資信託説明書(交付目論見書)の「投資対象ファンドの概要」をご覧ください。 ※2 キャピタル:キャピタル・グループ・インターナショナル・インク傘下各社の総称 ■ファンドのお申込み・費用等 お申込みメモ 設定日 2007年10月29日 信託期間 原則として無期限 お申込価額 お申込受付日の翌営業日の基準価額 お申込代金は、原則として、お申込受付日から起算して5営業日までに販売会社にお支 払いいただきます。 お申込単位 一般コース:1万口以上1万口単位(当初元本1口=1円) 自動けいぞく投資コース:1万円以上1円単位 決算日 毎年8月20日(休業日の場合は翌営業日)に行ないます。 収益分配 分配金額は毎決算時に、委託会社が基準価額の水準等を勘案して決定します。ただ し、分配対象額が少額の場合には分配を行なわないことがあります。 ご換金価額 換金のお申込受付日の翌営業日の基準価額 ご換金代金の支払い 原則としてお申込受付日から起算して5営業日目から販売会社でお支払いします。 お申込・ ご換金受付時間 営業日の午後3時(半日営業日の場合は午前11時)までにお申込みを受付けたものを その日のお申込分とします。ただし、ニューヨークの証券取引所またはルクセンブルグ の銀行の休業日ならびに国内の休業日の配列に鑑み、投資対象の運用に係る決済が 困難と見込まれる日には取得および換金のお申込みはできません。 課税関係 原則として、収益分配時の普通分配金、解約時および償還時の譲渡益(個人の場合) が課税対象となります。ただし、課税対象は税制改正等により変更となる場合がありま すのでご留意ください。課税上の取扱いの詳細は、投資信託説明書(交付目論見書)を ご覧ください。 当ファンドに関する費用等 申込時に直接ご負担いただく費用:   お申込手数料 お申込受付日の翌営業日の基準価額に3.15%(税抜3.00%)以内で販売会社が定める率 を乗じて得た額をお申込み時にご負担いただきます。詳しくは販売会社にご確認くださ い。 換金時に直接ご負担いただく費用:   ご換金手数料 ご換金手数料はありません。   信託財産留保額 信託財産留保額はありません。 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用:   信託報酬率 純資産総額に対して年率1.617%(税抜年率1.54%)とします。 実質的な信託報酬*:純資産総額に対して年率1.70%±0.03%(税込/概算)   監査費用 純資産総額に年0.021%(税抜き0.02%)を上限とする率を乗じて得た金額以内(ただ し、年間157万5千円を上限とします)とし、日々計上します。   その他の費用 法定開示に係る費用等諸費用、カストディーフィー、資金の借入に伴う利息、有価証券 の借入に伴う品借料、資金の立替に伴う利息等をご負担いただきます。 表示することができません。詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 * 当ファンドは他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めて、 実質的に負担する信託報酬を算出しています。 ※ 手数料等の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、 キャピタル世界株式ファンド

(5)

当資料は当ファンドの運用状況を受益者の皆様にお知らせするためにキャピタル・インターナショナル株式会社により作成さ ■ファンドの主なリスク 投資信託はリスク商品であり、投資元本は保証されていません。また収益や投資利回り等も未確定の商品 です。当ファンドの運用による損益はすべて投資家の皆様に帰属します。当ファンドは、マザーファンド への投資を通じた外国籍投資信託証券等への投資を通じて、株式等の値動きのある有価証券を実質的な主 要投資対象としており、外国籍投資信託証券等および株式等への投資に係る価格変動リスクを負っており ますので、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。なお、実質的に外貨建資産に投資を行ないま すので、為替変動リスクもあります。また、投資元本が保証されているものではなく、解約・償還金額が 投資元本を下回る可能性があり、収益や投資利回り等も未確定の商品です。当ファンドは、預金保険の対 象ではありません。下記はファンドのリスクの一部をご説明したものです。  組入証券の価格変動リスク: ファンドが実質的に投資を行なう株式等の価格は、国内若しくは国際的な政治・経済情勢、発行企業 の業績、市場の需給関係等を反映して変動します。株式等の価格は、短期的または長期的に大きく下 落することがあります。また、株式を発行する企業が経営不安、倒産等に陥った場合には、投資資金 が回収できなくなる場合もあります。組入株式の価格が下落した場合には、基準価額が下落する要因 となり、投資元本を割り込むことがあります。  為替変動リスク: ファンドが実質的に投資を行なう外貨建資産の円換算価値は、当該資産における価格変動のほか、当 該外貨の円に対する為替相場の変動の影響を受け、損失を被る場合があります。為替相場の変動が円 高に推移した場合は、ファンドの基準価額の下落要因となります。為替変動リスクの低減を図るため、 為替ヘッジを行なう場合もありますが、リスクを完全に排除できるものではなく、為替相場変動の影 響を受けて損失を被る場合があるほか、ヘッジコストによって収益が低下することがあります。  カントリーリスク: 投資対象としている国や地域において、政治・経済、社会情勢の変化等により市場に混乱が生じた場 合、または取引に対して新たな規制が設けられた場合には、予想外に基準価額が下落したり、運用方 針に沿った運用が困難となる場合があります。特に新興国や地域では、政情に起因する諸問題が有価 証券や通貨に及ぼす影響が先進国と比較して大きいことや、政府当局が通貨交換の停止等を含む様々 な規制を導入することがあります。一般に、企業会計や情報開示等に係る法制度や慣習等が、先進国 とは異なることによって生じるリスクや流動性リスクを有します。 当ファンドのリスクには上記のほかに金利変動リスク、信用リスク、流動性リスク等があります。 詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」をご覧ください。 ■ファンドの関係法人 委託会社: キャピタル・インターナショナル株式会社 委託会社は、信託財産の運用指図、受益権の発行、目論見書および運用報告書等の作成を行ないます。 販売会社: 野村證券株式会社、三菱UFJ信託銀行株式会社 販売会社は、ファンドの募集の取扱い、一部解約に関する事務、収益分配金の再投資に関する事務、一 部解約金・収益分配金・償還金の支払いに関する事務等を行ないます。 受託会社:三菱UFJ信託銀行株式会社 受託会社は、信託財産の保管・管理等を行ないます。 ■販売会社 商号/野村證券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 142 号 加入協会/日本証券業協会、(社)日本証券投資顧問業協会、(社)金融先物取引業協会 商号/三菱UFJ信託銀行株式会社* 登録金融機関 関東財務局長(登金)第 33 号 加入協会/日本証券業協会、(社)金融先物取引業協会 *買付/換金のお申込みは販売会社にラップ取引口座を開設した場合に限ります。詳細は販売会社にお尋ねください。 ■委託会社 商号/キャピタル・インターナショナル株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 317 号 加入協会/(社)投資信託協会、(社)日本証券投資顧問業協会 キャピタル世界株式ファンド

参照

関連したドキュメント

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払