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点電荷が作る電位の重ね合わせ

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Academic year: 2021

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(1)

帯電導体の電荷分布

v3.1 Nov.2020 1

1st. 2011/11/10 Lst. 2020/11/09

帯電導体の電荷分布

2

【例題】 次のケースで、電荷はどのように分布するか?

(3) 導体棒 (2) 導体円環

(1) 導体球 または導体球殻

++

電荷の 注入

+ +

Answer : (1) クーロン力によって互いに反発するため、導体球表面に電荷が均一に分布する。(2) 同じ理 由で円環の外周に均一に分布する。(3) 同じ理由で導体棒のエッジに集中する。(均一にはならない。)

点電荷が作る電位の重ね合わせ

3

4 P

1 0

1 4

i

i i

V Q

 r

 

2 P

1 0

1 4

i

i i

V Q

 r

 

Q1

Q2

r1

r2

P V1

V2

Q1

Q2

Q3

Q4

r1

r2

r3 r4

P V1

V2

V4

V3

P 1 2

V  V V

P 1 2 3 4

V  V V  V V 正電荷

負電荷

正電荷 負電荷

(2)

(3)

1 2

1 2

P P

0 1 0 2

1 1

4 , 4

Q Q

V V

r r

 

(1)

電位の重ね合わせ

任意点の電位は、点電荷Qが作る電位の 重ね合わせで表現される

点電荷から観測点 Pまでの距離 [m]

比例定数

4

P

0

1 4

i

i i

V Q

 r

 

i 番目の電荷 [C]

(2)

電位の総和(一般化)

P

0

1 ( ) ( ) V 4

V r r dv

R



 

任意点の電位は、微小電荷ρdvが作る電位の 積分で表現される

点電荷から観測点 Pまでの距離 [m]

位置r’における 電荷密度 [C/m3]

比例定数 重ね合わせ

領域

5

位置rにおけ る電位 [V]

O

VP

R

r r

( )r

  dv

電荷分布の計算モデル

6

【演習2】 長さ1 mの導体棒に1 Vの電圧を加えたとき、導体上の電荷密度分布 σ[C/m2]を求めよ。ただし,導体半径はa=1 mm とせよ。分割幅は各自で決めよ。

x 2a 2d

123 i N (2 ) 2

LN dNd

V

N. N. Rao, “Elements of Engineering Electromagnetics Sixth ed.,” p. 741, Pearson Prentice Hall J. D. Kraus, D. A. Fleisch, “Electromagnetics with applications Fifth ed.,” pp.558-559, McGraw-Hill

問題の定式化1

7

x 2a 2d

R

123 i N

2a

0 x

2 ( )2

R a  x x

d x

d

電位の観察点Pが 着目している導体 円筒の外にあるとき

VP ++++

dx

x (2 ) 2

LN dNd

2

P 0

0

1 4

d i

x d

V ad dx

R

 





 

x=0とすれば、着目している円筒導体

が自身の中心に作る電位になる。

(1)

[C/m ]2

面電荷密度

着目している導体円筒上で は電荷密度σは一定とす る。

xx

問題の定式化2

8

x 2a

(2 ) 2 LN dNd

2d

123 i N

dx

++++

2a

0 x d

d VP

R

2 (0 )2

R a  x

電位の観察点Pが 着目している導体 円筒の中心にある とき

x

2

P 0

0

1 4

d i

x d

V ad dx

r

 





 

x

(2) 着目している導体円筒上で は電荷密度σは一定とす る。

(3)

問題の定式化3(解析的な積分)

9

 

2

P 0

0 2

2 2

0 0

2 2

0

2 2

0

2 2

2 2

0

1 4

1

4 ( )

2 1

4 ( )

ln ( )

2

( )

2 ln ( )

( )

d i

x d

i d

x d

i d

x d

d i

x d

i

i

V ad dx

R

d dx

a x x

a dx

a x x

a x a x x x

x d a x d

a

x d a x d

f x

















 

 

 

   

   

 

 

2 2

2 2

0

( )

( ) ln

2 ( )

x d a x d

f x a

x d a x d

   

   

2 2

2 2

1 dx ln x a x C

a x

積分公式

ただし、f(x)を右のように置いた。

電位を求める積分は以下のようにして計算できる。

下の式でx=0とすれば、電位の 観察点が着目している導体円筒 の中心にあるときでも使える。

(1)

(3) (2) 未知数は積分記号内 の面電荷密度σ

(積分方程式と呼ぶ)

電磁気学でよく使う積分公式

2 2

2 2

1 dx ln x a x C (1)

a x

 

 

    

2 2

2 2 2 2 2 2

2 2

2 2

2 2 2 2

2 2

1

1 ln

ln

x a x

dx dx

a x a x x a x

x a x

f x

a x dx dx dx f x C

x a x a x f x

x a x C

 

  

 

2 2

2 2

2 2

2 2 2 2

2 2 2 2 2 2

( ) , ( ) 1

( ) 1 1

( )

f x x a x f x x

a x

x a x x

f x a x a x

f x x a x x a x a x

   

と置くと、

もとの式の分子・分母に x a2x2 を掛けると、

10

を証明せよ。

証明終わり。

問題の定式化4(連立方程式)

11

x 2(2 ) 4 L d d

12

x 3(2 ) 6 L d d

123

N=2 の場合

N=3 の場合

1

2

P 1 2

P 1 2

(0) ( 2 )

(2 ) (0)

V f f d

V f d f





P1 P2

P1 P2P3 2d

2d

1

2

3

P 1 2 3

P 1 2 3

P 1 2 3

(0) ( 2 ) ( 4 )

(2 ) (0) ( 2 )

(4 ) (2 ) (0)

V f f d f d

V f d f f d

V f d f d f

x 4(2 ) 8 L d d

123

N=4 の場合

P1 P2P3

2d

1

2

3

4

P 1 2 3 4

P 1 2 3 4

P 1 2 3 4

P 1 2 3 4

(0) ( 2 ) ( 4 ) ( 6 )

(2 ) (0) ( 2 ) ( 4 )

(4 ) (2 ) (0) ( 2 )

(6 ) (4 ) (2 ) (0)

V f f d f d f d

V f d f f d f d

V f d f d f f d

V f d f d f d f

P4

4

観測点P1に作られる電 位は、σ1が自分の中心 に作る電位と、σ2が-2d 離れた位置に作る電位 の和で表される。

(1)

(2)

(3)

問題の定式化5(マトリクス表示)

12

x 2(2 ) 4 L d d

12

x 3(2 ) 6 L d d

123

N=2 の場合

N=3 の場合

1

2

1 P

2 P

(0) ( 2 ) (2 ) (0)

f f d V

f d f V

   

    

      P1 P2

P1 P2P3 2d

2d

1

2

3

1 P

2 P

3 P

(0) ( 2 ) ( 4 )

(2 ) (0) ( 2 )

(4 ) (2 ) (0)

f f d f d V

f d f f d V

f d f d f V

 

     

   

   

    

x 4(2 ) 8 L d d

123

N=4 の場合

P1 P2P3 2d

1

2

3

4

1 P 2 P

3 P

4 P

(0) ( 2 ) ( 4 ) ( 6 )

(2 ) (0) ( 2 ) ( 4 )

(4 ) (2 ) (0) ( 2 )

(6 ) (4 ) (2 ) (0)

f f d f d f d V

f d f f d f d V

V

f d f d f f d

f d f d f d f V

   

   

   

   

   

    

    

P4

4

[ ]は行列、{ }は列 ベクトルを示す。

行列には一定の 規則性があること が分かる。

(1)

(2)

(3)

(4)

計算手順の一例(N=4の場合)

13

行列要素

逆行列 解

電圧

x f(x)

計算条件

f(x)は自作関数で定義する こともできる。詳細は、

https://www.kusamalab.org/lecture/excelmacro/excelmacro.html

(1)

Excelによる連立方程式の解法

14

Ctrl Shift 押し ながら Enter B7:D9を選択状態

でB7に数式入力

Ctrl Shift 押し ながら Enter

B7:D9に逆行列 が出力される。

E7:E9に解 が出力さ れる。

E7:E9を選択状態でE7に数式入力

① ②

③ ④

計算結果(N=4の場合)

15

【解答例】 エクセルを使って数式を入力し、計算結果を描画する。

0 2E-10 4E-10 6E-10 8E-10 1E-09 1.2E-09 1.4E-09 1.6E-09

0 1 2 3 4 5

σ[C/m2]

導体分割番号

N=50 の場合

電荷分布の計算結果

16

【解答例】 Mathematica でプログラミングした結果 N=5 の場合

N=100 の場合 N=10 の場合

参照

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