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霧島山群・韓国岳におけるササラダニ相の研究

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(1)127. 報  文 鵬lll田il晒lii昌騰}1踊陥止血.. 霧島山群・韓国岳におけるササラダニ相の研究* Investigation on Oribatld Mite Fauna of Mt. Karakunidake           in Kiて1shima M:ountains. 原田. 洋**. HirOShi HARADA. Synopsis   Oribatld mite com童1}un三ties o距14 different altitudes and vegetations were hlvestigated in Mt.. Karakunidake, South Japan. The oribati(!mite communit圭es were divided into the following two claster by the Whittai(er’s percentage slmilarlty and a dendrogram of Mou鼠歪ord’s method l the. summit zone(above the forest line)and the montane zQne communi亡1es. Oribatid coml駐unity o£ the summit zone was quite peculiar in having&加Zo’瀞αごθ∫Zα妙85 and.翫、7鷹んψ’召ハ1α‘Z∼5加∼c♂αas. the most dominant species. 1n Maianthemo.Rhododendretum kiusianl on the summit zone, relative density of 54z8Zor必認85 and R〃uc1Lψz6がαwas heigh, while that of 7セ‘,’oo4》ゐ6∼’∫. did not occupy more than l5タ6 in nun}ber. On the other han〔1, relative density of 7セぐ∫oα4)1紹∼’∫. 乏md(塑ρ∼θ〃αwas very heigh ln the montane zQne and that Q‘7セ6!o‘4>ノz6〃51ncreased ln proportlon tO deCreaSe in altitude.. は じ め に. お,霧島山群のササラダニ枳は全く未研究で1種の記 録もなく,今田見いだされた60種(うち種名の確定し.  九州以南の標高!,000m以上の山地における土壌動. たもの41種)はすべて霧島山群瀬記録である。また,. 物の研究報告は少なく,北沢ほか(!961)の蟹隈山と. 九州本土においてもAoki(1959)および青木(1962). 霧島山の原生林における地表および地中の無脊椎動物. が∫lz地のササラダニを20種余り分類学的研究で発表し. 群の量的ありかた,Tanaka(1970)の祖澱[⊥i塊の±1壌. ているほかほとんど皆無である。. 性トどムシについての生態学的研究,森川ほか(1972).  本研究を遂行するにあたり,ササラダニ類の分類に. の霧島地域における森林土壌中形動物相の研多ピ,Aoki. ついての御教授ならびに原稿を通覧され適切な御助言. (1976)の騰久島宮之浦岳のササラダニ類の乖直分布 に関する研究があるにすぎない。本州では冷温帯以一1::. をくださった横浜国立火学環境科学研究センター青木 淳一教授に感謝の意を褒したい。また,集合プレパラ. で多くの研究があるのに,冷温帯の南限にもあたり野. ート作成や資料整理に御援助いただいた澗大学教育学. 積も狭い九州では,その方面での研究が少ないのも当. 部生物科学生の伊藤弘美嬢にも感謝したい。. 然かも知れない。しかし,地理的,垂面的分布の研究 が遅れている土壌節足動物では特に分布境界付近の資. 調査地および調査方法. 料が必要とされている。.  韓国添(!,699。9m)は霧島1⊥i群の最高峰として宮.  そこで築者は欝九州の最高峰を形成している霧島山. 崎,鹿児島両県の県境に位1弔し,霧島火山帯に属する. 群の韓国岳(!,700m)の山地帯と由頂帯に生育する. 休火山である。霧島山群については植生調査がいくつ. 森林,低木林,草原植生を対象に土壌節足動物のササ. か行われている。中でも,鈴木(1969)は霧島慮の垂. ラダニ相について研究を行なったので報告する。な. 薩植生帯を山頂醤=,山地帯,低山地帯,丘りょう帯の. 4帯に区分し,i1」頂付近は局地的にきびしい気象条件 *本研究の一部は文部省科学研究費(一般研究)による **土壌環境生物学研究室  Deparセment of Soll Zoology. と火山活動のために森林を欠き,景観的に高山に似た 状態になっているという理由から,ここに九州山頂帯.

(2) 128 ぺ4義…商づ京嗣ぐな. という地方的な亟但植生帯を認めた。笠者は小田・須 股(1966),冷木(1969),宮脇ほか(1977)等の霧島.  標高1,!80mのえびの高原から韓国岳登1⊥1道に沿っ. て14調査地点(St.1∼St.14)を選び,各調査地に3. ×3m枠の方形区を設定し,林分や植分内の土壌とと もに落葉,落果,落枝,朽木などの堆積有機物や蘇苔. 類,きのこなどの植物体も合わせて1地点で約2Z採. 一章婦ノ. 下驚 ㌧易  ・. V   /ノ _グ〆. 1.’ジ眠.  ドア ド   イピ ズノ. @3. のである。資料採取は1978年10月14日で,採取した資. 型Tullgren装置(内径30cm,,総ステンレス製). ノ1 (究 \ ・. 4∵一  ご∼ゆ, 、.板厚 筆3.  ミト  . 招1隙:1・. 無爵馨難. //2匪. 鰐量鷺繋窟      塗. ゴドメ    リ. /へ〆囲. 取した。この方法は抄本(1978)の拾取り法によるも. 料はそのEiに鹿児島空港より空輸し,翌EI,横浜国大. 瀦 鞍. 隈・一 ・. 山植生調査報告に基づき,韓国猛の山地帯と匡頗、il:の. さまざまな植生を対象に調査地点を選定したG鶉工)。. しし・ 弔=.     ’    、、、. 、4ド ●, 舳高.  二:誤1、匡ユこ.. \\ 。郵  5へ軌∈.  /i/A 罫・・、. ご灘蒙ξ. ㌫灘\、. 認識聯. に投入された。土壌動物の分離抽出には40W電球を使. 鋤.. 用し,72時間照射した。抽出後,集合プレパラートを. 灘難・   §無二/..臨P,99 癖懸. 作成し,ササラダニ類について種のレベルで同定し, 算定を行なった。.   ふヨ. 層」. 図1. 調査地の植生概観. 騰猷. 弊・饗りm瓢.. 韓倉岳におけるササラダニ群集調査地点(St・1.    (国土地理院発行の1/5万地形図「霧島   ∼!4)。.  St,1=標高1,270m。硫気孔周辺に生育するススキ.   [..1一日を使用した). の自然草原,植生高11n,植被率98%,ススキのほか. マキリシマ群集。植生高30cm,植被率98%,キリシ. ノリウツギ,ミヤマキリシマが散生する。単煽群落Q. マコザサ優占。.  St.2:標高1,290m。キリシマミズキ,シロモジ,.  St.9:標高1,570m。キリシマコザサとキリシマノ. ヤシャブシ,コバノクロヅルを主体とする低木林,届. ガリヤス優占。植生高40cm。. 済高4m,縫釘率85%,ミヤマキリシマ,マイツルソ.  St,1G:標高1,5GG皿。ブナとミズナラの亜高木林。. ウ,ススキを伴う。2摺群落。. 群落高8m。林床にはスズタケが密生。.  St,3=標高1,380m。絹観的にはSt.2と類似した.  St.1!:標高1,350m。ミズナラの優嚇する高木林。. 低木林,タソナサワフタギ,コハウチワカエデ,ヤシ. ネジキ,タンナサワフタギ,コバノクロヅル,スズタ. ャブシ,マイヅルソウ,ツクシコウモリなどが優勢,. ケなどが生育。群落高1!m。. 群落高3mの2層群落。.  St,12:標高1,320m。 ii]火Lll群の山地帯に成立した.  St.4:標高1,500m。森林限界以上山頂帯のススキ. ブナ・ミズナラ林。モミを混生。スズタケ,ハイノ. 優占草:原,St.4∼St.9は奪洋落学的にはマイヅルソウ. キ,シシガシラなどが高三度で生育しているQ群落高. ーミヤマキリシマ群集に所属する植毛。ミヤマキジシ. 15m。4加群落。. マ,マイヅルソウ,リンドウ,キリシマヒゴタイが混.  St.13:標高1,270m。野島火山群の古い溶岩上に発. 生する。植生高し2m。. 達しているアカマツ林,モミ,シロモジ,アオハダ,.  St.5:標高玉,560m。出直帯に発達する簸性低木と. ヤマウルシ,マイヅルソウなどが混生する。群落高15. 寡本植物からなる単層群落。植生高50cm,植被率90. m,高木写植被率60劣。. %。ミヤマキリシマ,ススキ,マイヅルソウ,ツクシ.  St,!4:標高!,200m。 St.13と同様ミヤマキリシマ. ゼリなどが混生する。. ーアカマツ群集の林分。群落高17m,植被率50%Q.  St,6:標高1,620m。キリシマノガリヤスが優占。. 植生高40cm,檀被率98%,キリシマコザサ,ミヤマ. 結果および考察. キリシマ,ショウジョウスゲ,ツクシアザミなどが混.  韓国{善山地帯と山頂帯の14調査地点から合計60種. 生する。. 5,194頭のササラダニ類が採取された。この中,マド.  St.7:標高1,660m。キリシマコザサが優占。植生. ダニ属&醜。う8Z6認αとナミダルマヒワダニ属㍑061レ. 高25cm,植被率98%。キリシマノガリや入キリシ. 疏侃∫μ∫の2属は集合プレパラートでの種の同定が困. マヒゴタイ,アカショウマなどが混生する。. 難なため,数種を一括して一種として取り扱ってい.  St.8:標高1,680m。 L鶏頁部のマイヅルソウーミヤ. る。また,クワガタダニ π6∫ooψんε醐麗Zα故5とト.

(3) 129.                   ・葱 ,            嘆芸   墾   騨難;懸.             /痴麹鍛躍・露螺騨灘    ガ                      ダ   ゆ       ザマヨ. 輪鍵無  雌戴    ..  ・麟        欝   籍縫。          _藩    撫            . 繕. 図2 調査地点の槌d^。A 大浪池からみたli射鱗活の概観。 B 硫気孔周辺のススキ華原(St 1)。 C キリ.  シマミスキとヤソヤフゾの低本林。D 山頂帯の風衝1∵π原(St。5), E, Fとともにマイソルソウーミヤ  マキリシマ群集の植生。E キリシマノカリヤスの擾1主ll「rk原(St 6)Q F キリンマコササとミヤマキリ.  シマの優占縦落(St 7)。 G フナ・ミスナラ林,林床にはススタケか優占(St 10)。 H アカマツ林  (St!4).

(4) 13G. 表1 ササラダニ群集組成表。. 袈ゆの.数字は綱体数割含をパーセントで示している。太字体は個体数割合.     が5%以上の優占種。 地(St.). 陣. 調. 標. 宵 (m). 1. 2. 1270  1290. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 1380  1500  1560  1620  1660  1680  1570  1500  1350  1320  1270  1200. 51.7. 34,3. 18.8. 13.9. 12.4. 2ア.ア  29.0. 28.1  44,7. 63.5. 2.9. 16.2. 24.5. 9.0. 6.9. 7.6 8.2 25.8 2,1. 4.2 12.2. 0カカガ〃απo微. 10.3 10.2. 15.8  35.9. 25.5 20.0. 14,3. S%c80∂召」∂θZ1αSPP.. 3.9. 18,5. 21.1. 10.2. 6.5. 1ア,0  13,4. 1ア,6 8.7. 20.葉  16,8. 3.2. R々y30‘痂∼αα忽照. 0.2. 3.0. 2.3. 1.2. 工.4. 0.8  2.1. 3.1  1.3. 5.7. 3.0. 30,ア. 30.0. 36.4  27.8. 5.4 28.6. 1,7 1.0 2.0 7,9. G,2. So加∼o励傭31α妙gs. 9.6 6,6 2、3 7.2 1.7 0.7. 0.5. 0.8  1,0. 2.3  1.5.       0.3. 1,1 0.4 2,6 0,8. 7セ0’006ρ乃θZ45 〃θ1α’∼‘S*. .乙∫ooぬ’乃。ηガz‘S SPP. E%ρ加プ0’θ8ηθZ‘3 αプ刀忽α’麗∫. 4.5. 0カがαsp.3. 1.3. 2.0. 1,7. 0.3. 2.4. 0,5. 1.0. 3,0. 10,8. G.5. 0.3. 0.3. 6.6. ぬγβo乃ガカ加7ガα ゴおだη‘’π. 五ゴα607κ5sp. G Ez‘ρ210カ∫sp.. 2.4. Cφノ)ガαsp.47. 3.2. 8.9. 且窺β7z多ssp.A. 0.3. Cθ7認oρρどαgz‘θ4プ∼4θ1z♂α如. 3.6. Damaeidae sp.1. 0.8. P7戸。’o励α’8ssp。」 漉」ζZCOπ0’ぬア∼‘5 加9η彦α(ヨZ‘∫ ハ1∂オ1∼プZf∫ ∂ガ。ゴ」∼πげ麗s. 4.3. 2.3. 0.6. 0.1. 0.3. 1.2. 0.2. 0.3. Oρρガ∫z sp. 10. 2.0. 砺力oo乃漉。漉∼∼の肋7z‘オξ55擁α. 1,1. 22.0. 0.8 8.2. 40.6  18,6. 2.7  2,1. 1,5  1.1. 0,9. 0.4 24.ア 3.0.       !,5. 0.5. 0,4. 0.8  0.4. 1.1.       0、6. 1.1. 0,9. 2.7. Q3‘α47ηカρ’ασ獺〃’cσア加認α. 1.0. 0.7. 漉0プε∂α’6ε σZ∫プαπ’ガ{ZC2‘S. 2.0. 3.0. Oρθノ’α〃oρμα解s’α彦α. 1.0. 八竹ηノ∼θ7〃7α卿加πα照. 1.0. 0.3. 1.0. 5.0. T7勿ρOC海漉0厩κ5ノαカ0π幽S 瀬θ∼β,.ZO28’θ3 ノ.ノ.7θノ’昭ガσノ.Z24S. 12.6. 0.9. 1.4. 0,4. 0.6 0.3. 0.8. 0.6. 1.7. 1.5. 0.2. 0.6. 0.8. 0.3. 0.6. 0.6. 0.6. 0.3. 0.4. 0、2. 0.9. 0,2. 6.2. 5.0. 5.1. 2.1. 1.1. 0.6. 0,2. 2。0. 0.4. 0.2. 0.8. 0.4 0.9. Damaeidae sp,2 s‘αカぬ8プθη7αα‘5ツα規α∫ぬ銘σガ. 0.7. 1)01妨8捌π儂‘sθ10739α’πs. 0.7. Eoんyρ0(物’乃0π々‘5 刀Zα8FπZ‘ε. 2.0. 0.6. 2.3. 0.6 0.2 0,4 0.3. 3.4 0.8. P々〃∼ガ7とZCαγ湯s sp. E. 0.2. エ)01劾θ2’のηαθz二sδσJo9屠. 2.0. ノ4∼Jo∫κ‘’0う召∼∂α 8γαη4ガS. 2.0. 2.2 G.2 0.2. 0.3. Oア♂カ04αsp.. 0.2. 飽γノπα,〃zガθ」∼αsp. G. ル露。プ。’γ漉αsp. A. 0.1. 1)θ29αz∼6,η72α σπ8ノ’α. 0、1. P’8〆oo腕加配‘5醐解」∼‘s. 2.8 1.0. Cαη2ガ∫ガα δガz4プπs. 0、6. S魏04,ρoc⑳々ε㍑s測ご7’α齢. 漉π〃麗s’θ9θoo朋躍5. 1.4. cθ此々θ3‘s ごθρぬθ加7η2ゴs. 0,7. Oメψ忽sp.63. 8.3. No‘海γZ‘S S∫∬ひεS’γ.∫S. Q.3. ハ429α∼0’OC8ρ乃ξ夢銘Sブαク0πガα4S. 0.3. 凹凹ρ00乃’〃0η∫Z‘∫ プμノ∼〃Z‘S. 0.8. s’β9磯σoα7∼‘s5師α4Zz4s. 0.4. Pθ2:9αz㈱ηα4砂z∫cαオαフ2ψカ。漉α. G,2 0.2. P8Joアめα飽3 sp, B. 種. 0,4. 0.3. ノ窪1∼0ノπツcOδπ’8s JがC々8πどε. .数. 3.4. 0.3. 0.6. 0.3. 0.3. 0。2. 0.2. 16.1. 0.5 0.7. 0.4. 0.3. 0.4. 1ソ6プ17zζzπηガθ」1α sp. 1. P如むηo酌7♂偲力81’㌍ア. 1、0. 1.4 1.4. 2,0. 1.0. 0.2. 3.4. 7,2. 3.4. 7セηz‘ガα」θ sp. A. 2.0. 0.3. 0.7. Pプ0’0たα」∼〃η7πσ ρθ2”〃∫5召〃8θプ3〃π. 0,6. 0.3. 4.o. 0,5. 8.3. 1.o. 0.4. 0.9. 2.4. Cz6」’70プ’∂z‘」α !αごα. 0.8 0,7. 0.7. α’∫∂o’プ漉σノ診ノ〃zかごα CζZ紹δ0(」6S ρθπガα‘」σ’τ‘5. 0.4. 1.5. 0.8. 0.3. α剛oρρ∫αδがが1ガ∫. 0,6. 0.2. 2.2. 3,6. 0.2. 3.1. 1.1. 1.玉. 0.4. 0、4. 4.0. 0.3. 0.4. 0.9.       0.9. 0.4. 0.3. R)86∫」OCゐ’乃0ηゴ1‘S ガ’α1ガ0∼4S. 3.1 0.4. Q,7. 0.7. 6.5. 2.3. ∫)プ0602ツπ召彰S ∂プθ〃’cJαびα’πS.       2.6. 0.5. 10.!. 1.4. 0.3.       0,7. 0.8. 3.4. 禽. 計. 17. *Tθc‘ocθが2θ∼↓s‘z↓s卿ε,吻飯sを含む. 22. 24. 16. 20  17. 13. 19. 29. 19. 18. 25. 22. 21.

(5) !31. ゲクワガタダニ2α砂口6耀破’51よ両者の間で形態. タマゴダニX6〃”zで∫陀g806πz/z2’∫(1.4%)の3種が. 的類似性が高く,個体数算定に際してはかなりの困難. 個体数割合が1%以上で,残りの!2種はいつれも個体. が伴うので,両者をまとめてπ6∠oαψゐ甜3spp.とし. 数割合が1%以下と低く,出現頻度が低いのと同時に. てとり扱った。. 劣勢な種となっている。.  各調査地点ごとの種組成,濁乱分布状態,相対的個.  2.優 占 種. 体数割合を表1に示した。サンプリングは定量的な方.  図3はササラダニ類の掴体数割合がいつれかの調査. 法ではないため,各場所ごとに総個体数に対する個忌. 地点で5%以上を占める14種についてその削分を示し. 数割合(傷)で比較し,いつれかの場所で5%以上を. たものである。2.5%以下の場合は表示が幽難なので省. 占める優占種についてのみその配分を國3に示した。. 略してある。5%を基準にしたのはKrogerus(1932). さらに特定な.口論について図4,5に示すような結果. の優占種の概念にもとづいている。まず目につくこと. を得た。また,群集間の類似性をも比較した(図6)。. ウよ りF60’06{4)1z8”∫ s工,P.,3。 Zα‘4)65,5z‘(7’oわ8♂6(∼〃αSPP.,.  1.種数および種組成. 0.ノzoッα, P,漉語ノπ,忽 などが高い割合を占めている.  採取されたササラダニ類60種の中,硫気孔周辺や風. ことである。これらの種は出現頻度が高いばかりか. あたりの強い山頂帯の草原(ススキ,キリシマコザ. (表1参照),各調査地点における個体数舗合も高く優. サ,キヲシマノガリヤス,ミヤマキリシマなどが優画. 勢な麺となっている。特に,T8ご彦。α4>1∼8∼∬SPP.と0。. する自然草原)に生息していた語数合計は44種で,低. 7∼oηαはSt.1,2,11∼14で大きく,3.♂α妙85は. 木林や森林植生域(St。2,3,10∼14)の56種と比較. St.4∼7,9で30%前後(30,7±3.4%)の高い値を. して若干少ない。しかし,草原での1ケ所あたりの種. 占めているのは興味深い。. 数が18,7±5.1,森林では21.6±2.5と薦者の闘に明確.  特定の調査地点においてのみ個体障害蛤が大きくな. な詫は認められない。また,森林に比較して草原の方. っている種は,St.1とSt.5のヤマトモンツキダニ. が無数のバラツキは大きい。最多虚数はSt.9の29種,. 7Vりψoぐ1z〃’o〃’,,∫ゴ‘ψo厩cz‘5, St.1とSt。11のコガタ. 最少はSt.7の13種で共に山頂帯の草原である。. イブシダニCαノ如。‘∼θ∫メ)θノ∼∼ごμZα‘∼‘∫,St.2とSt.5の.  14地点中13以上に出現し,出現頻度90%以上の高い 値を占める種はクワガタダニ属7セご煮。@1zα’∫SI)p.,ナ ミツブダニ(塑ρ∫θ♂ぬ澱刀α,ヒメヘソイレコダニR1∼ツー. ツブダニ属の一一種(匁)汐∼αsp.47, Sも.4のツブダニ属. の一種(塑ρ∼αsp.3, St.7のエンマダニ属の一種 Ez4)θ♂(4)5 sp・, St.12のツブダニ属の一種(加∼αsp.. 50ケ漉αα7・轟α,マドタ“二属5Zκ励8伽伽SPP。(複数. 63などである。この中,Tノ砂ωz∼α‘∫はススキ草原に. 種である),コンボウオトヒメダニ&1屈。π如ご8∫傭ゼー. おいてしばしば優占種になることがあり,本調査地で. ρ6∫である。これらの種はいずれも世界的に分布する. もSt.1で12.6%, St.5で16.1%を占め,両地点は. 地理的分布の広いものであると瞬時に,さまざまな環. ともにススキの擾出する草原である。また,ツブダニ. 撹下にも生息する生態分布の広い種でもある。出現頻. 属Q妙ガαが3種も優占種となるのは本州中北部の1⊥1. 度6G%以上のものにはナミダルマヒワダニ属ゐノoc1レ. 地帯では例がないことである。. 漁02z盈5 SPP・(複数種),キバダニE∼ψご6ノ‘oZ8gα8’∬.  図4は個体数割合の高い種壷について,属のレベル. α〃〃α彦π∫,ヤハズツノバネダニRη鷹1ψご8ノ’如読∫ご∼2ム. で各調査地ごとの量的比較を行なったものである。対. 。鶴,ッブダニ属の一種Q妙ぬsp・3がある。これら. 象となった属はクワガタダニ属π6診。αψんθ榔,ニセ. 出現頻度の高い種の中,Tη8観郡,0.πoηα, R.α7一.. ツブダニ属(糎∼8〃μ,オトヒメダニ属5‘1厩01瀞如85,. 4z‘α, Eα〃πα如∫の4種はAoki(1976)によれぽ屋. モンツノバネダニ属Rη鷹1吻∠d厚αの4属のササラダ. 久島でも高頻度に出現している。逆に屋久島の山地帯. ニ類である。この中,7セ。如αψ1殿∬属は7㍉η8伽々∬. で串現頻度の高いヤマトクモスケダニE1闇8〃∼面♂伽. とZcμ功認6漉α孟醐の2種を含んでいるが,他の3. ゴ‘4》o飯。α,ナガコソデダニ属の一種P2℃60∼苗α‘8∫sp.. 属は1種目みから形成されている。これら4属の間に. A,コンボウイカダニ 郷∫5ガαψ加μ5c彪脚‘∼∬などが. 系統分類学的関係は薄いが,前二者が無翼冠L後二者. 韓国岳では欠如している。また,屋久島とは23種が共. が有翼団に班属し,有翼団のものの方が高等なグルー. 通種として認められ,さらに標高を1,200∼1,680mに. プとなっている。. 限定して比校すると17種の共通種がみられる。.  今,調査地点ごとに7セ6功αψ1殿’5とQ妙∼8〃μの.  14地点の中,1地点からしか出現しなかった麺は草. 個体数害拾の合計値(T+0)と&1冠01瀞α螂と. 原域で4.種,低木林と森林域で11種となっている。こ. 魚ノ鷹1妙妙毎の合計値(5十P)を比較すると興味あ. の中,ツブダニ属の一種(珈∫‘zsp.63(8.3%),イ. る結果が得られた。まず,St.4∼9においては5十P. ォウゴケダニノ1ZZo〃’ッα加傭”‘ゾ∼8〃ノ∫(2.8%),ザラ. 値がT十〇値より大きな値を占めていることである。.

(6) 132. 20. ユ0. 30. 50. 40. 60. 70. 80. 90. St,. i灘li. 1. ,?yliiiiiii r、」、 :・=・:・:.  、、   ・.,幽. ’1ノ「レ” 鼇d’1「ノい・「ケご・’ii芝iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii. 宇薫歩き・、ゼ認乏鶴乏. 2. 鍔継ξ断層類iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiilil. 3. 同轍. 4. ..㌧・噸噂●,..e㌦●!●幽◆9...■曾「 1 8 1 ヨ 置 置. iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii l l l l 1:llllll配. り7()、し・. 5. _’、!ぐ( 、 1■’、!. :寒雛ζ隠怨. 6. 十 十 十 十 十 十  十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 →一 ÷ 十 十 幸. .り“∼ド,・装こ∼・ミニ. 7. ヘブ,ぐ・>i\二、二・て・’1. 燐艶ll謎ll窺〔. 8. ↑ 十. ㌃惣三無iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii. 9. i 日. 日㍉ 一、、1’、、 ’・㌦㌔:・’・’・㌔’・:・:・:・=・㌔o・;    へ. 111. 、!・こ1、’こ二》、・. 玉0. ン結フr\、と’こ2( 、、\、∼’, 、!. 纒. 丁、,、さ/、:・:・:・:・:・=・:・:・:・1・:・:・=・=・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・=・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:=:::=::::;::::::::::::::::::::1.   ’ 蒐、・’. 1ユ. 、一,◇ハ㌧:::::1::=::::;:::=:=:::=::::二:::::::::1::::::::=::::::::;::::こ:1:::::1::::::::::1:::::::::::::::::こ:::::::. ㌧㍉ひ)て:i:i:i:i:i:i:i;i:i:i:i=i:iミ;i:i:i:i:iミ=i:i:i:i:i:i:i:i:iミ:i:i:i:i:i:i:i:i;i:iξ:i:i:i:i:i=iξ=i=i:i:i:i. 糧楚密鱒蹴iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii. 12. 蛭類鞍iii轟iliiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii難iiiii.        ’’ 9.                           ρ. 13. @                                  、,. 一、、. 14. 〆\竃. !、 \. 翻蜜蝋蜘漁惑熱庸午時・儒. 羅一一恥 騒蜘・47. []灘灘蕩P碧画㎞傭,,  ム \. llまド∼rビ1θ∼,・例∼∼・SPP・.                      霧ω・翻臨.   :i;’ :i;o〃♪∼(’〃召ノω∼w.     Rノハ客θ!プ∼1∼召ωゴ’剛.                      匡≡・幅幅燃陥    1聾0ρ加SP.3. 猛凧脚.    l  藝    奪  ■. 驕    .       αw1θ〃,∼で∼!7∼/,∼〃s. 懸θ・帥63.          成虫の枡対畠的個体数割A 図3 ササラダニ」        に曜。.    以上を占めているものを.表示してある。. □(一. いずれかの地点で個体.数が5%以上となる優占種のうち,2。5%.

(7) 133. □τecめcepんe・嘱÷01)Pご。〃調. っていることがしばしばある。例えば,富士山の森林. ■■S・ノ・・1・・翻・嘱+P…c’麟・蠣. 限界ではコμボックルダ刷目〃臨πψ7‘06オ鰐プ認ノ6認α一. 々‘∫,草津殺生ケ原の硫気荒原ではイオウゴケダニ・4ム St..  1  2 3. ♂o〃呂ッ60み厩83Z勲8〃ゴ5が全個体数の半数以上を占めて いる(青木,1976,Aoki,1976)。また,&1∼8♂orめα∫8∫. はススキ草原,牧草地などの草地において優軍属とな ることが多い。. 4.  したがって,山頂帯のマイヅルソウーミヤマキリシ. 5. マ群集域で5c加如r必α傭と姦ノ噛α読膨βノ・ぬの占有害1. 6. 合が高く,低木や森林域でT8c‘oαψゐ8螂や(加ノ♂♂α. の割合が高くなることは理解できる。しかし,St.1は 7 8 9. 10. 硫気孔周辺のススキ草原であるので,AZZω型co∂α∠θ5, 3疏6如厚う譲召5,1勉昭clz膨召ノ‘∼αが優配するだろうと期待. されたが,T十〇値が高い値を占めていた。これは St.1の植生が硫気活動によって低木林だったものが 退行し,ササラダニ相が以前の群集構造をまだ保持し. 11. ているとも考えられるが,資料も一つしかないので真. 12. 偽の程は不明である。. 13.  図4で優占する4属のササラダニ類について調査地. 工4. 点ごとに比較したが,さらに図5ではπ吻α少ノL召榔 属についてのみ,標高と植生タイプ別に個体数占有割.      10   20   30   40   50   60   70   80.           個体数翔合ぐ%) 図4 7セαoαψ1Lα4∫と(吻z8Z彪の個体数割合の合計   値(T十〇) と,5‘んθZoプ必ζz館∫ と ん1弓αclzψ詑ノ『如.   の合計値(5十P)との比較。山頂帯の植生域では   (8十P)が高い値を示し,山地帯では(T十〇)が   より高くなっている。. 合を検討してみた。標高1,500m以上の山頂帯は森林 を欠き,単履群落のマイヅルソウーミヤマキリシマ群 集域が広がっている。この群集域では丁臨。αψ1エ8〃5 属の個体数割合は15%以下(9.8±3.7%)と低い値を. 示している。標高!,500m以下の鼠1地帯の森林,低木 林,ススキ草原では丁臨。α少ゐα‘∫属の占める割合は. 標高の低下に伴って増大している。特に標高1,200m. それに対して,他の地点ではT÷0値が圧倒的に大. 1700. きく,5+P値はきわめて小さい。.  8+1)値の方が大きいSt,4∼9は山頂帯の風衝草. 標. 帯の低木林),St.10∼14(山地帯のブナ林,ミズナラ. 林,アヵマッ林などの森林)である。つまり山頂帯の. ●. △1氏木材く域 、. 原であるマイヅルソウーミヤマキリシマ群集域に位置 1500. ●. ▲ブナ林,ミズナラ林,ア カマツ鉢などの森:林植 生域. ▲.   1400 高. △ :. (m).   ユ300. △. ム    o. ササラダニ群集は山地帯の群集と比較し,優占属の異 なった特異な群集を形成しているようである。. レソrンーーミー㍉戸マ. 野晒】辺以ス櫛. ●. 1600. する。∼方,T+0値の方が大きな値を占める地点は St.!(硫気孔周辺のススキ草原), St.2∼3 (艮【地. てノイツ. ●   キリシマ欝集域. o. 1200. ▲.  一般に,森林のような人手の加わりにくい自然環境.       ユ0    . の保たれた場所と,埋立地,道路法面,都市部の空地.         7▼e. など生物にとって劣悪な環境地との両極端な立地で. 図5 標高と植生別にみた乃。∫oαψ118∼4∫属の個体数. 丁臨。砂118郡とのρ∼認αが優占することが知られて.   占有割合。山頂帯のマイヅルソウーミヤマキリシ. いる(Aokl,1977,芝ほか,1978,青木・原曲,未発.   マ群集域(標高1,5001n以上)では7セ6オ。砂1∼6z’∫. 表)それに対し,高山の森林限界付近や硫化水素が発.   属の個体数割合は15%以下と低く,より低海抜地. 生している硫気孔周辺など自然環暁がきびしい立地で.   の低木林域や森林域に比較して低い値を示してい. は,生態的分布の限られた種が厩倒的に多く優勢とな.   る。. 20    30     40    50     c ∼ . O C σ1)1L e. f!3属 グ) . fi占l fイく 三女1i∫i】 ζ}    ( . 96 . 60 〕.

(8) 134. S之.. 1213231011114495678. 摘. 要.  1,小形土壌節足動物の1彦1究報告の少ない九州の南 部霧島山群・韓国岳において,異楠生環境下のササラ ダニ群集の比較を行なった。調査地点の主な植生は山. 頂帯では全てマイヅルソウーミヤマキリシマ群集,山 地帯ではブナ林,ミズナラ林,アカマツ林,キリシマ 70. ミズキ,ヤシャブシ,タンナサワフタギなどの低木林 および硫気孔周辺のススキ草原である。.  .箋.  2.草原楠生と低木・森林植生のササラダニ合計種. 翼董60. 数を比較してみたが,両者に有意な差はみられなかっ.  8. た。草原の方がバラツキが大きく,最多および最少種.  鴇 歪  お   50  誘  零.  H. 馬は共に山頂帯の〕「i{〔原であった。.  3・出現頻度の高い種の多くは優占種でもあり, π6‘oご砂1∼α’∫η8’α’〃5,C吻1召〃αノ∼σL,α, Rんツ50‘漉∼α. ‘〃ゼ∼忽,&鷹。加あdZ∼αSPP.,&ノ∼401瀞α∠β∫Zα妙8∫など. 40. いずれも地理的,生態的分布の広い種である。.  4.逆に,繊現頻度の極端に低い(頻度1)種は60 図6 Whittakerの類似度百分率を用い,平均連結法   により作成したデンドログラム。. 種中15種数えられたが,C邑ρ∼αsp.63(個体数讐ll合は. 8.3霧)以外は個体数湖合は低く劣勢な種となってい る。. (調査地点中鷺も低1海抜地)のアカマツ林では実に 63。5%をも!属で占有している。.  5.鼻翼國に嘱する 7比勿αψ乃αご5属と(2ρρ1”α. 鵬の個体数割合の合計櫨は隣地帯の柾{四域で高く,艮i.  3。 群分析法による比較. 頂帯で低くなっている。一方,山頂帯では有翼綱の.  ササラダニ群集の溝造をWhiヒtakeエ(1952)の類似. 5cん6Zo1翫溜5属とぬ’・α61妙681・ぬ属の合計値が山地. 度百.分率によって計量化し,平均連結法によりデンド. 帯に較べて著しく高くなっている。. ログラム化したものが図6である。Whittakerの類似.  6.さらに,由環帯では乃。のαψ1峨∬属の個体数. 度指数はPS竺Σmin(Pa盛, Pbので与えられる。すな. 割合が減少し,15駕以下(9.8±3.7%)となる。標高.       オ わちPSはA, Bそれぞれの群集における第∠番Elの. !,500m以下の1!1地帯では標i密iの低下に伴ってT6ご云。一. 種の占有率の小さいほうの数纏の和によって求められ. ‘ゆ1∼甜∫属の占める割合は増大している。. る(木元,1976)。70以.」二の高い指数を示した組み合.  7.Whittakerの類似度百分率を尺度として群集聞. 彦っせ々まSt.(2−12), (2−13), (3一ユ2), (4−9),. (5−9),(!2−13),(13−!4)である。逆に25以下の 低い指数を示すものはSt.(1−7),(!−8),(7−!1),. の類似度を比較してみても山頂帯と山地帯の間に相違 が認められ,山頂棉;では特異な奪ド昏集構造が形成されて. いることがわかった。. (7−14),(8−14)である。. 引 用 文 献.  デンドログラム作成の結果,全14地点のササラダニ 群集は大きく二つのクラスターに区分された。まず一. Aokl, J.,!959. Die Moosmilben(Oribatel)aus. つは[⊥鞄帯の植生域のグループであり,他の一つは山.  Sudjapan.βκ”. B∫αG80。506. u@。,21(!):!−22.. 頂帯のグループである。特徴的な種属についてもi⊥1. 青木淳一,1962.全国麺畜場放牧地の土壌より検出さ. 頂帯のマイヅルソウーミヤマキリシマ群集域(標高.  れたササラダニ類の分布について.衛生動物,13. 1,500m以上)のササラダニ群集が山地帯のものと差.  (!) =1!−!5.. があり,災なった群集構造を形成していることはすで.   ,1976.富士山の森林限3静1近のササラダニ相.. に指摘したが(図4,5参照),群集を構成する全種の.  E4妙1ωZog∼α,(16):!−6.. 二惣杓醍分においても両槙生前で相違が認められた。ま. Aoki, J.,1976a. Vertical distribution of orjbatid. た,11鞄帯では森林,低木林,草厘などの異なったタ.  mites ln Yaku Island, South Japan。 Rθヒノ. Eω♂.. イプの植生.域のササラダニ群集が調査されているが,.  β∼oム 30乙, 13(!):93−102.. それらの問には明瞭な区別点がみられなかった。.   ,1976b. Zonat量on of oribat三d mite communities.

(9) 135  around Sesshogawara of Kusatsu, a spoutlng area. 宮脇昭ほか15名,1977.薩摩半島北部植生調査報告,.  of sulfurous acid gas, with descrlption of two.  180pp,横浜国立大学環境科学研究センター.横浜..  new species.βz4♂.乃z5ムβπη鼠5‘ど, lr8‘ん.ア。ん。一. 森川国康・石川和男・芝  実,1972.霧島地域にお.  んα〃zα 泌かz.こ乃zガτ.,2:177−186..  ける森林土壌中型動物相..加藤陸奥雄(編):陸. Aoki,工,1977. Soil animal cornmunity, Acari−Ori−.  上生態系における動物群集の調査と自然保護の研.  batida. Kitazawa, Y.(Ed.):Ecosystem analysis.  究.昭和46年度研究報告,81−98,.  of the subalplne coniferous forest◎f the Shlga・. 小田 毅・須股博信,1966.霧島山の植物社会と植生.  yama IBP area, Central Japan. JBPεy漉ん5ガ5,.  図示.日生態会誌,16(4)=149−157。.  15; 107一】.10.. 芝実・青木淳一・石川和男,1978,谷川岳マチガ. 青木淳一,1978.打込み法と拾取り法による富士山麓.  沢のブナ林の土壌ダニ類.北沢右三(編):各種生.  青木ケ原のササラダニ群集調査.横浜圏大環境研紀.  態系における野生動物の現存量に関する研究報告書.  要, 4:149−154..  (立教大学),101−127.. 木元新作,1976。動物群集研究法1.多様性と種類組. 鈴木時夫,1969.霧島山の植物社会概観.霧島山総合.  成.「生態学研:究法講座」14,共立出版,東京..  調三査…幸艮告餐…F, 145−175.. 北沢右三・倉沢秀夫・中柑方子・近藤正樹,1961.. Tanaka, M,,1970. EcQlogical studies on communi−.  高隈山と霧島由の原生林における地中動物の生態学.  ties of soil Collembola in Mt. Sobo, Southwest.  的研究.資源研彙,(54−55):110−120..  Japa鍛.」妙.」二Eco♂.,20(3): 102−110,. Krogerus, R.,1932. Uber die Okologie und Ver−. Whittaker, R. H.,1952. A study of summer follage.  breitung der Arthropo(len der Triebsandgeblete.  i且sect communities in t1ユe Great Smoky Moun−.  an den K廿sten Flnnland.丑‘オα. ZooZ.飛ηπ.,12:.  tains・E(70Z・Mo/zogプ曜)1τ.,22: 1−44..  1−308..

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