• 検索結果がありません。

ストーマ脱出を保存的に防止する一対策

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ストーマ脱出を保存的に防止する一対策"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

ストーマ脱出を保存的に防止する一対策

      創傷管理チーム

       ○岡本節 上地美香

         野中美穂 西山利香

山口ひろみ

 吉田佐奈恵

【はじめに】  一時的回腸係蹄式ストーマを造設した患者が、退院後肛門側腸管よりストーマ脱出を起こし、ストーマの虚 血とそれに伴う疼痛が生じ患者の日常生活に支障をきたすようになった。ストーマはまだ閉鎖時期ではなかっ たため、排泄口を妨げずストーマ脱出を起こさないような工夫が必要であった。私達は様々な素材やストーマ 用具の利用等を検討後、歯科用パラフィンワックスを用いて防止用具を作成した。その結果、ストーマ脱出が 防止でき、患者の日常生活を阻害していた因子は改善された。その経過を報告する。 【事例紹介】  52歳、男性、路線バスの運転手。平成16年6月腹腔鏡下低位前方切除術施行。術後経過中に腹膜炎を併発 し、緊急で一時的回腸係蹄式ストーマを造設した。ストーマは6時方向のスキンレベルにロ側腸管、O時方向 に肛門側腸管があった。ストーマ脱出は、退院13日後に肛門側より発生した。患者は、用手還納を習得し日常 生活を継続していたが、退院20日後より患者による還納不能と府│而を思わせるストーマ色調不良、疼痛が生じ るようになった。  【方法】  作成した防止用具は、パラフィンワックス、蜜ロウなどの組成で、融点58度の高融点パラフィンである。 熱めの湯で軟らかくし、患者のストーマと装具に合わせ成形した。装具は二晶系装具を選択し、面板を装着し た上から、排泄ロを妨げないように成形した歯科用パラフィンワックスを置いて、粘着テープを貼った。その 粘着テープはフランジ部分で挟み固定した。今回使用した脱出防止材料は約7gで、費用は約30円であった。 【結果】  現在、脱出防止日数31日。ストーマ脱出は歯科用パラフィンワックスを用いてから発生していない。 ことにより、ストーマ脱出に伴う患者の苦痛は解消した。 この 【考察】  ストーマ脱出の保存的な対策は、腸管を損傷しない管理をすることが第一条件である。歯科用パラフィンワ ックスは熱めの湯で容易に形を変えられることから、患者の体型やストーマの形状に合った成形が可能であり、 かつ表面を滑らかにできた。このためストーマを損傷することなく圧迫、固定ができたと考える。また、融点 が58℃のため体温や入浴の温湯、排泄物で変形することがなく、形状が維持できるため再利用が可能であった。 このことは、患者にとって取り扱いが簡便であったと思われる。更に、再生可能であることは、経済的負担も 少ないと考える。今回の経験から、適切なストーマ管理を実践するためには、広い視野を持ち、想像力を生か し、患者にとって唯一の管理方法を探索することが重要と考える。 〔平成17年2月5日 第22回 日本ストーマリハビリテーション学会総会(高知)にて発表〕 −24

参照

関連したドキュメント

拡大防止 第二基準適合までの対策 飲用井戸有 (法)要措置(条)要対策 目標濃度適合までの対策 上記以外の.

都は、大気汚染防止法第23条及び都民の健康と安全を確保する環境に関する条例

都は、大気汚染防止法第23条及び都民の健康と安全を確保する環境に関する条例

・ 教育、文化、コミュニケーション、など、具体的に形のない、容易に形骸化する対 策ではなく、⑤のように、システム的に機械的に防止できる設備が必要。.. 質問 質問内容

また、当会の理事である近畿大学の山口健太郎先生より「新型コロナウイルスに対する感染防止 対策に関する実態調査」 を全国のホームホスピスへ 6 月に実施、 正会員

添付資料-4-2 燃料取り出し用カバーの構造強度及び耐震性に関する説明書 ※3 添付資料-4-3

・大 LOCA+HPCF 注水失敗+低圧 ECCS 注水失敗+損傷炉心冷却失敗+RHR 失敗. ・大 LOCA+HPCF 注水失敗+低圧

性能  機能確認  容量確認  容量及び所定の動作について確 認する。 .