14MeV 中性子を用いた繰り返し放射化
4
0
0
全文
(2) 近藤:1 4MeV中性子を用いた繰り返し放射化 化断面, ε :計数効率,A . :生成核種,1)壊変定数, t . 1 : 放 射化時間. る。このようにして試料の連続的な放射化・測定がお こなわれる。この繰り返し動作が設定回数に達すると. tL :試料の輸送(放射化→測定)時間,. T:繰 り 返 し 周 期 =[ 2 ( t+ t t ) ], n : 繰り返し数で. サンプ Jレチェンジャー内に組込んだソレノイドの動作. ある。. により,試料は自動的に同収きれ,実験:ま終了する。. 斗. ( 1 ) 式の. C J内は繰り返しによる蓄積効果を表. す 。 n=1(D 1) においては C. J内は 1となり,通. 2 . 2 照射試料 実験に用いた試薬の一覧表を T able1K示す。. こ. 常の放射化法の式となる。繰り返し放射化法により得 t,nの設定値の組み合せと Aの られる Dn値は t a,t. れらは何れも市販の粉末状の高純度試薬で,純度は. 値により変化する。. 9 9 . . . . . . . 9 9 . 9 9 9 9%である,. しかし,これらの条件設定S川 に. 乙れらの試薬を内径 2mm ,. 関しては,更に検討が必要であるので,今回は一定の. 外径 4mm ,長さ 15mm のポリエチレン管に入れ,. 条件に限定して実験をおこなった。. 両端部を密閉して照射試料とした。. 2 . 3 放射化および測定. 2 . 実験方法. 試料の放射化には近畿大学原子力研究所の中性子発. Texas Nuclear Model9 5 0 4 ) の D-T反 生装置 ( 2 . 1 試料気送装置 実験に用いた試料気送装置のブロック・ダイヤグラ. i g .1I 乙示す 5)。気送管には内径 5mm, 外径 ムを F. 応により発生する 1 4MeV中性子を用いた。発生装. Table1 A c t i v a t i o ns a m p l e s. 7mmの塩化ピニル管を用いた。照射試料は 1ループ Chemicals. あたり 1個,合計 2個使用する。エアコンプレッサー の蓄圧タンク容量は 3 81で , 5 . . . . . . . 7 k g / c m2の圧さく空 気が充填できる。サンプ Jレチェンジャーに実験用の試 料を装填し,ニューマチックチューブ・コントローラ に実験条件を設定する。コントローラのスタートボタ ンを押すと 2ポート電磁弁 Aが聞き , 5ポート電磁弁 Bはオンまたはオフの状態で試料の輸送方向が逆転す る 。 Bがオンの場合には,外側 J);レープの試料は照射 位置 CI乙,内側のループの試料は測定位置 DI乙輸送さ れる気送管の C,D部には試料用のストッパーが埋め 込まれており,目的位置で試料の移動は停止する。コ ントローラの設定時間毎 K電磁弁 Bの弁の方向が変わ り,各ループの試料位置は自動的に交互に入れ替わ. 1 1 6 . 1 1 8 . 1 0 0 . 7 0 . 1 1 7 . 1 0 7 . 9 3 . 1 9 5 . 2 8 5 . 1 5 2 . 1 9 3 . 2 1 8 . 1 2 3 . 2 3 6 . 1 0 0 . 3 8 5 . 6 0 . 2 8 5 . 9 9 . 9 9 . 1 0 0 . 2 2 8 . 1 2 7 . 2 0 7 . 1 9 7 . 1 8 8 . 2 0 4 .. τ 且. 5 9 . 2 5 8 . 2 4 9 . 8 3 3 . 5 5 8 . 3 5 3 . 8 4 7 . 1 8 8 . 6 1 4 4 . 9 7 3 . 7 9 4 . 1 1 0 7 . 2 6 0 . 3 1 1 8 . 3 4 8 . 9 1 9 4 . 8 3 0 . 6 1 41 .6 5 0 . 7 4 8 . 8 51 .7 1 1 2 . 9 6 4 . 0 1 0 4 . 1 9 8 . 2 9 8 . 3 1 01 .2. i 円 dA 唱 pO. - 38-. W. TICl 2 Pb(N03). 5 7 . 6 6 0 . 4 5 0 . 8 3 6 . 7 5 8 . 8 5 3 . 7 4 6 . 5 1 0 6 . 4 1 4 0 . 5 7 8 . 6 9 8 . 9 1 1 1 . 1 6 2 . 9 1 1 8 . 5 51 .6 1 9 0 . 2 2 9 . 9 1 4 4 . 3 4 8 . 9 5 0 . 5 4 8 . 8 1 1 5 . 7 6 3 . 1 1 0 3 . 0 9 9 . 4 9 0 . 4 1 0 3 . 2. poqaFDPO. F i g .1 B lo c kdiagramo fpneumaticsample t r a n s f e rs y s t e m .A:2 p o r tmagnetic p o r tmagneticv a l v e,C: v a l v e,B:5 a c t i v a t i o np o s i t i o n,D:measurement p o s i t i o n,E: sample changer,F: p h o t o s e n s o r .. B FCa NaCl Mg Al S i S ZnI2 Ge AS2 03 Se Mo RuCl Rh 2 Pd(N03) Ag 0 Cd(CH3COO)2.2H2 Sn Ce02 Nd2 03 Sm2 03 Er2 03 0 YbC13.6H2 Hf. 〉 e 2 │ │ T ( m o t g a 〉 a ( m m p g l (mg)ー1 S I S叫.
(3) Vol .2 1( 1 9 8 4 ). 近畿大学原子力研究所年報. 置は平均ビーム電流約 250μA, 加速電圧 120KVの. i t 司の距離は 5mm厚のアクリル板を介して 8.5mmと. 条件で運転をした。 2本の気送管は Al製水冷キャッ. した。. プの背面中央部に密着させた。このときの試料中心. _3H ターゲット聞の距離に 17.5mm となる。. なお,実験の設定条件は総て放射化時間 ( ta) およ び測定時間 ( tc) を共に 3 0 秒,試料の輸送(放射化→. 照射試料は 2 匂 x2" NaI( T l ) 検出器 ( B I C -. 測定〉時間 ( t t ) および試料の輸送(測定→放射化). 0 2 4チャンネル波高分析器 (NAIG) によ RON) と 1. t ' ) を共に 0 . 3秒,繰り返し数 ( n ) を1 0同と 時 間 (t. りT線スペクトルを測定した。試料中心一検出器表面. した。. Table2 S e n s i t i v i t i e sf o rt h en u c l i d e sproducedbyc y c l i ca c t i v a t i o nwith14-Mevn e u t r o n s Target n u c l i d e B-11 F-19 Na-23 Mg-25 Mg-26 AI-27 S i 2 8 S i 2 9 Ca-40 Zn-64 Ge-74 Ge-76 As-75 S e 7 8 S e 8 0 Mo-92 Mo-92 Ru-102 Pd-108 Ag-107 Ag-109 Ag-109 Cd-111 Cd-112 Sn-124 C e 1 4 0 Nd-142 Sm-144 E r 1 6 8 Hf-179 Hf-180 W-184 P b 2 0 8. (. R e a c t i o n ( n,p ) ) ( n,p ( n,α) ( n,p ) ( n,α) ( n,p ) ) ( n,p ) ( n,p n ) ( n,2 n ) ( n,2 ( n,p ) n ) ( n,2 ( n,p ) ( n,2 n ) n ) ( n,2 ( n,α) ( n,2 n ) ) ( n,p n ) ( n,2 ( n,2 n ) ) ( n,p n ) ( n,2 ) ( n,p ( n,2 n ) n ) ( n,2 n ) ( n,2 ( n,2n) ( n,2 n ) ( n,2 n ) ( n,2n) ( n,2 n ) ( n,2 n ) ( n,2 n ). !. t P r o d u c t Be-11 0-19 F-20 Na-25 Ne-23 Mg-27 AI-28 AI-29 Ca-39 Zn-63 Ga-74 Ge-75m Ge-75m Se-77m Se-79m Zr-89m Mo-91m Tc-102 Pb-107m Ag-106 Pd-109m Ag-108 Ag-111m Cd-111m Sn-123m Ce-139m Nd-141m Sm-143 Er-167m Hf-178m Hf-179m W-183m Pb-207m. │Hadlff日山lii 必州仙 別川 陥. I e nergy Io fp r o c u c t I ( k e v ). 1 3 . 8s 2 7 . 1s 1 1 . 0s 6 0 s 3 7 . 6s 9.45m 2.25m 6.52m 0 . 8 7s 3 8 . 5m 8 . 2m 4 8 . 9s 4 8 . 9s 1 7 . 5s 3.89m 4.18m 1 .0 7m 5 . 3s 2 1 . 3s 2 4 . 1m 4.69m 2.41m 1 .23m 4 8 . 7m 4 0 . 1m 5 6 s 1 .03m 8.83m 2 . 3s 4 . 3s 1 8 . 7s 5 . 2s 0 . 8 0s. 2 1 2 5 1 9 7 1 6 3 3 5 8 6 4 3 9 8 4 4 1 7 7 9 1 2 7 3 5 1 1 5 1 1 5 9 6 1 4 0 1 4 0 1 6 2 9 6 5 8 8 5 1 1 4 7 5 2 1 4 5 1 1 8 8 6 3 3 3 4 2 2 4 5 1 6 0 7 5 4 7 5 7 5 1 1 2 0 8 4 2 7 2 1 7 1 6 0 5 7 0. count s ( c t s / m g ) I 4 . 7 8 7 9 6 . 0 4 1 6 0 . 2 4 4 . 4 6 1 1 .3 3 5 5 . 7 9 2 3 6 . 3 7 5 5 . 1 7 3 1 . 1 7 3 6 . 2 9 1 .8 3 9 5 . 1 2 6 2 . 6 2 6 1 7 . 8 7 7 6 . 1 2 1 3 . 0 4 2 8 . 0 4 2 1 . 7 5 2 8 8 . 7 9 1 0 6 . 0 8 .0 4 61 1 0 . 0 4 3 3 . 2 1 9 3 . 7 5 1 4 . 5 0 4 4 6 . 1 7 1 1 8 . 1 7 1 5 . 5 8 2 2 . 0 4 2 1 . 5 4 3 8 0 . 4 6 31 .8 7 3 4 . 1 2. 1 ) Experimentalc o n d i t i o n sa r es e tt ota=tc=30sec,t t t ' = 0 . 3 s e candn=10. L= 2 ) Columns6and7a r en o r m a l i z e dt o1 08 n/cm2・ s e cn e u t r o nf l u x e s . -3 9ー. (mg) 4 . 7 0 . 2 6 0 . 1 8 2 3 9 . 5 1 .3 0 . 1 3 1 .1 3 . 3 2 . 3 4 2 2 . 2 3 . 4 0 . 3 1 3 . 0 6 . 6 3 . 0 4 . 0 0 . 5 9 0 . 8 0 3 . 9 7 . 5 3 . 5 1 .7 1 3 0 . 1 8 0 . 6 9 5 . 0 7 . 9 4 . 3 0 . 5 0 6 . 3 2 . 5.
(4) 近藤:1 4MeV中性子を用 l , " " 1 こ繰り返し放射化. y. V-J -133. & 冒 ・ ・. M m. U. ・ n、 r e. 、 円. Table3 C l s s i f i c a t i o no ft h ee l e m e n t a ls e n s i t i v i e s. 噌E. i 唱 n U A U. 4nuv. くくく. n o td e t e c t e d. Element F,Na,S i,Se,Pd,Ag,Ce,Nd,Hf. B,Mg,Al,Ca,Zn,Ge,As,Mo,Ru,Cd,Sm,Er,W,Pb Sn Cl,S,1 ,Rh,Yb ,Tl. l u x e s . 1 ) S e n s i t i v i t i e sa r enormalizedt o1 08 n/cm2.secf. 3 0 秒の半減期を持つ生成核種に対する最適条件とな. 3 . 実験結果. る。したがって,より高い感度を得るには生成核種の 半減期に応じた適切な条件に設定するのが効果的であ. 14MeV中性子の繰り返し放射化により生成した核. る 。 ( 2 )用いた 3H ターゲットは既に 1 0数 時 間 の 使 用. 種とその主要 T線エネルギーに対する感度を T able2. を経たもので, 3H 量がかなり減耗していた。. このた. K示す。表中,生成核種の半減期および T線エネルギ、 eutronA c t i v a t i o nTables 一値は Erdtmann6) の N. 出器として検出効率およびエネルギ一分解能の点で不. 3 )検 め試料の照射に高中性子束を利用できなかった。 (. より引用した。掲げた T線エネルギー値は得られた生. 1Ox2"NaI(Tl) を用いた。これらの事項の 利な 2. 成核種のうち,感度が最大となる光電ピークに対する. 4 ) 繰り返 改善により感度の向上が期待できる。また, (. ものである。蓄積計数値は標的元素の単位 mg当りの. し放射化法では,実験時聞を長くとり‘繰り返し数を. ピーク面積計数値を表わす。感度は検出器のパッグラ. 増すことにより大きな蓄積計数値が得られるので,感. ウンド計数値を Nb とするとき , 3¥/m/ 蓄積計数. 度の向上に大変有効である。. 値として算出した値である。これらの蓄積計数値およ. 2 ぴ感度値は何れも 1 08n/cm s e cの 1 4MeV中性子 ・ 束に規格化している。. 今回の実験により,. 1 4MeV 中性子に繰り返し放. 射化法を適用した場合,特定の元素の限定された実験. 今同の実験で確認できた核反応は (n,α),(n,p),. 条件に関してではあるが,ある程度の傾向を把梶でき. ( n,2 n ) 反応で,それぞれ 3例 , 1 1例 , 1 9 例を認め. た。更に多くのデータ収集を必要とするが,これらの. た。生成核種の半減期は l秒以下が 2核開. 結果は他の条件設定や放射化分析面での応用を考える. 1分以下. 5 核種, 1 0分以下が 1 2 核種, 1 0分を越えるものが 4 が1. 際に有効に利用できる。. 3 核種の生成を確認した。 核種の合計3 この実験に用いた 3 0 元素に対する感度の一覧表を Table3に示す。乙の表は Table2で求めた核種に. 文. 献. 1 ) W. W. Givens,W. R .M i l l s and R .L . C a l d w e l l : Nuc1 .I n s t .Methods,8 0,9 5( 1 9 7 0 ). 対する感度を元素毎にまとめ,等級別に示したもので ある。乙の際,一つの元素について複数の標的核種が 乙 ある場合には,感度値が最大となる標的核種で元素 l. 2 )Y .Kondo:R a d i o i s o t o p e s,2 7,3 7 3( 1 9 7 8 ). 乙示した C I,S,1 , 対する感度を代表した。ま?こ,表 l. 2, 3 )Y .MakiandT .N o j i r i :R a d i o i s o t o p e s,7. Rh,Yb,Tlの 6元素 K関しては核種同定ができず,. 2 7( 1 9 7 8 ). 乙のため感度を求めることができなかった。. 4 )H.TominagaandN . Tachikawa:Radioc・ hem.Radional .L e t t e r s,3 7,5 5( 1 9 7 9 ). 4 . 検. 5 )Y . Kondo: Ann. R e p t .o f Kinki U n i v .. 討. Atom.E n e r .R e s .I n s t .,2 0,2 7( 1 9 8 3 ) 全般的に得られた結果は期待したほどの高い感度と. 6 )G .Edtmann:Neutron A c t i v a t i o n Tables,. はならなかった。この原因としては次のことが考えら 1 )実験に用いた繰り返し放射化の設定条件は約 れる。 (. -4 0ー. r k( 1 9 7 6 ) Verlagchemie,NewYo.
(5)
図
関連したドキュメント
大気浮遊じんの全アルファ及び全ベータ放射能の推移 MP-1 (令和2年4月1日~6月30日) 全ベータ放射能 全ベータ放射能の事 故前の最大値
放射線の被ばく管理及び放射性廃棄物の廃棄に当たっては, 「五
このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の
このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の
このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の
このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の
このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の
このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の