Colorimetric estimation of pectin

全文

(1)九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository. Colorimetric estimation of pectin 古谷, 貞治 九州大学農学部食品分析学教室. 筬島, 豊 九州大学農学部食品分析学教室. https://doi.org/10.15017/22953 出版情報:九州大學農學部學藝雜誌. 22 (1), pp.35-44, 1965-10. Faculty of Agriculture, Kyushu University バージョン: 権利関係:.

(2) ペ. ク. チ 古. ン 谷. の. 貞. Coloritnetric. 比. 色. 定. 治,筬島. of pectin. and Yutaka. ペ クチ ン質 は細 胞 膜 の充填 物 質 あ るい は接 合物 質 と. 法. 豊. estimation. Sadaji Furutani. 量. Osajima. 易,迅 速 か つ多 量 の試 料 を 要 しな い方 法一呈色 法 の 設. して 植 物 界に普遍 的 に 存在 し,果 実,根 の よ うな柔 組. 定 が 要 求 され,多. 織 に 特 に 多 い.動 物 組 織 の ヒヤ ル ロ ン酸 と同じ よ うな. ペ クチ ンを 構 成 す るガ ラ ク ッロ ン酸 を 含 めて ウ ロ ン酸. くの 検 討が 試 み られ て い る.し か し. 鮮. の示 す 反 応 には 機 構 不 明 の もの が 多 く,定 量 法 もま た. 度 等に 大 きな影 響 を 及 ぼす もの と推 定 され る.化 学 的. 未 確 立 の もの が多 い.ウ ロ ン酸 の 比色 定 量 法 と して は. に は,D一ガラクッロン. ナ フ ト レゾ ル シ ノー ル に よ る 乱 色 反 応 〔Tollens,.r,,.,一. 役割 を 果たす も の と 考え られ,果 実 等 の 品質,味. 酸 の 高度 脱 水縮 合物 であ り,そ. の カ ルボ キ シ ル基 は 部分 的 に メチ ル基 と エ ス テル を 形. (1908),Hanson等(1944),町. 成 して い る.. ィンー 硫 酸反 応 〔Dische(1948)〕,カ. ペ クチ ン は一 般 的 には ゼ リー形 成 剤 と して古く か ら. 田(1953)〕,シ. 酸 反 応 〔Dische(1947),(1950)〕. ステ. ルバ ゾー ルー 硫. 等 が 知 られ て い る. 知 られ,食 品 化 学 工 業上 重要 な地 位 を占め るば か りで. が,い ず れ もポ リウ ロ ン酸,な か ん ず くペ クチ ン の定. な く,糖 酸化 物 の 直鎖状 ポ リマ ー と して 糖 化 学 の 上 か. 量 法 と して は使 用 し得 な い.. ら もそ の研 究 は き わ めて重要 な 意 味 を有 して い る.定 it: ).LIと して は カ ル シ ウ ム塩 法 〔Lawrence等(1954),. クチ ンの 分解 一 カ ルバ ゾー ル 感受 性 物 質 の 生 成 とカ ル. Cultrera等(1954)〕,ペ. バ ゾー ルの呈 色 反 応 を 同 時 に行 な う,特 殊法 を用 い て. C.(1960)〕,炭. ク チ ン酸 沈 澱 法 〔A.0。A.. 酸 ガ ス発 生 法. 〔Tracey(1948),. Taylor等(1947),Ogston等(1951),町 光学 的 方 法LMcCready等(1951)〕 る.カ. 田(1953)〕, 等 が 知 られ て い. 等 は カルバ ゾー ルー 著者 硫 酸 反応 に基 礎 を 置 き,ペ. ペ クチ ンの定 量 を試 み た 結 果,ペ. で 報 告 す る.. ル シ ウ ム 塩 法 は ペ クチ ンを ア ル カ リ処 理 した 試 薬 お よび 方 法. 後,塩 化 カ ル シ ウ ムを加 えて 沈 澱 させ 数 日問 乾燥 して 秤 量す るか,あ. るい は沈 澱 に過 剰 のEDTAを. そ の消費量 を 滴 定 す る.A.0.A.C.法. 加 え,. は同 じくア ル カ. リ処 理 して 得 られ た ペ クチ ン酸 を 酸 性 ドア ル コー ルで 沈 澱 させ,乾 燥,秤 量 す る.こ れ ら二 法 は 多量 の試 料 を 要す る上 に 秤 量 ま で に数日間 を 要す る.一般 に ウ ロ ン酸 は無 機 酸 の 存 在 下100℃. 以上 に加 熱 す る と炭 酸 ガ. クチ ン5〜80μ9の. 範 囲 で 直 線 を与 え る比 色 法 を 設定 す る こ とが で きた の. カ ルバ ゾー ル:市 販 一級 品 を トルオ ー ル(特 級)よ り2回 再 結 した結晶02ritigを特級 ア ル コー ル100m1に 溶 解 す る.褐 色 ビ ンに入 れ 冷 蔵 庫 中 に保 存 す れ ば 長 く 使 用 に堪 え る. 1:7硫 酸:水10m1に. 特 級 硫 酸70mlを. 加 え る.. 冷蔵 庫 に保 存 す れ ば 予冷 の必 要 な く便 利 で あ る.. スを発 生 す る.こ の炭 酸 ガ スを 適 当 な方 法 で秤 量 しウ. ペ クチ ン:市 販 ペ クチ ン(レ モ ン製)を 乳 鉢 に と り. ロン酸 量 を 求 め るの が炭 酸 ガ ス発 生 法 で あ る.こ の 方. 少 しず つ 水 を加 え て均 一 に溶 か し,吸 引濾 過 によ り不. 法 は多 くの 研 究 者 に よ つ て検 討 され 種 々の 改良 法 が 報 告 され て い るが,空 気 中 の炭 酸 ガ ス によ る汚 染 を除 く. 溶 物,固 ま りを 除 く.70%濃 度 とな る よ う精 製 メ タ ノ ー ル を加え ,生 じた ゲ ルを 遠 心 分離(10,000rpm×10. た め,お よび ウ ロ ン酸か ら 発 生 す る 炭 酸 ガ ス を 水 蒸. 分)に よつ て 集 め る.こ の 操 作 を さ らに2回 繰 り返 し. 気,塩 酸 ガ ス等 と分 け て 捕捉 す るた め の 装 置 を必 要 と. た後,沈 澱 を 熱70%メ. す る,定 量に は0.29以. 間 を 要す. %エ タ ノー ルで2回,70%エ. における. これ らの操 作 に よ り混 在す る ア ラバ ンそ の他 の 不 純炭. 上 の試 料 と4〜8時. る.光 学 的方法 は ガ ラ ク ッロ ン酸 の295mμ. タ ノー ル で4回,続. い て熱60. タ ノー ル で2回. 吸 光度 を 測 定 し,ペ クチ ンFes]を 求 め るも ので あ り,試. 水 化 物 を 除 く.ア. 料 の 高度 の 純 化 とペ クチ ンの ガ ラ ク ッ ロン酸 へ の 定 量. %,95%,無. 的加 水 分解 を必 要 と す る.上 述 の よ うな 理 山か ら容. 水 し,最 後 に エ ー テ ルで 洗 い 乾燥 す る.. 洗 う.. ル コー ル 濃度 を80%,85%,90. 水 と徐 々 に上 げ,洗 浄 を繰 り返 え して 脱.

(3) ペ ク チ ン酸:市 販 ペ クチ ン109を. 乳 鉢 に と り,0.1. N苛 性 ソー ダを 少 量 あ て加 え て 磨 砕 溶 解 し0.1N苛 ソー ダ を加 え て11と. す る.40℃. 振盪す る.加 温 発 色 後,流 水 で冷 却 し日立 分 光 光電 光. 性. に30分 間 温 め て 脱. エ ステ ル 後,塩 酸 を 加 え てpH=1と. し生 じた ゲ ル状. 沈 澱 を 遠 心分 離(6,000rpm×10分)し. て 集 め る.pH. =1.5塩. 酸溶 液 で2回,6000ア. 度 計10mmの. ル コー ルで1回,70%. i)ペ. ク チ ンー 硫酸 一 カル バ ゾー ル の 吸 収 ス ペ ク トル. テ ルで脱 水乾 燥 す る.. 第1図 販一 級 品(茶 褐 色)を. の 吸 光 度 を求. 結 果 お よび 考 察. アル コー ル で2回 洗 浄 す る.最 後 に アル コー ル,エ ー. D一ガ ラ ク ッロ ン酸:市. セ ル を 用 い て525mμ. め た.. 水に. に本 比 仏 法 に よ る発 色物 の!視 部 吸 収 ス ペ ク. トルを示 す.吸 収極 大 値 は525mμ 血)硫. 溶 か し活性 炭 を加 え て 脱色 濾過 す る.無 色 透 明 な濾 液. に存 在 す る.. 酸 濃 度 と発 色 温 度 お よび 反応 時間. に僅 か な濁 りを 生 ず る程 度 に ア ル コー ル(特 級)を 加. 1:5,ユ:6,1:7,1:8硫. え50℃. 度 と発 色 に要 す る時 間 の関 係 を 調 べ た.. 以 下 で 減圧 濃 縮 す る.温. 度が高い と着色す. 酸 を 用 い た 場合 の反 応 温. る.数 滴 の ア ル コー ルの 添加 で 自濁 す る よ うに な る ま. 第2図 か ら第6図 ま で に示 した よ う にペ クチ ンか ら. で 濃 縮 後 ア ル コー ルを 加 え て 冷蔵 庫 中 に放 置 す る。得. カ ルバ ゾ ー ル感 受 性 物 質 の 生成,続 い て の カ ルバ ゾ ー. られ たD一ガ ラ ク ッロ ン酸 一 水加 物C6HloO7・H20は. ル と の呈 色 反 応 に は硫 酸 の 濃 度,反 応温 度,加 温時 間. 麗 な 針状 結 晶 で あ り,105〜110℃. 美. の三 者 が そ れ ぞ れ 因 子 と な る.す な わ ち硫 酸 濃度 が. で 軟 化 融解 し153℃. で 茶 褐色 カ ラ メル化 して 分 解 す る.. 高 い程 一 定 値 に 達 す るに 要す る時 間 は 短 縮 され る.し. そ の 他 の試 薬 は市 販 品 を 特別 に精 製 す る こ とな く使. か し硫 酸濃 度 が よ り高 くな り1:8と. 用 した. 測 定 法:供 試 液0.5mlに と カ ルバ ゾ ー ル 溶 液0.2mlを. な る と 一 定 の発. 色 値 を 示 さ な くな り(漸 次 増 大),1:9お 予 め 氷冷 した 希 硫 酸6m1 氷 冷 しなが ら 加 え よ く. 第1図.吸. よ び0;10. (濃 硫 酸)を 使 用 す る と 逆 に よ り低 い 呈 色 値 を示 し再. 収. 現 性 に も欠 け る よ うに な る.一 方 温 度 が 低 い と一定 の. ス. ペ. ク. ト. ル..

(4) 第2図.硫. 酸 濃 度 と 発 色 温 度 お よ び 反 応 時 間(1). 第1表.硫. 発 色 値 を 得 るた め に は よ り 長 い 加 温 時 間 を 必 要 とす る.図. か ら 明 ら か な よ う に 発 色 温 度75℃. しだlt色 線 を1手え,1:6硫 達 し,そ. の 後10分. 酸 で は20分. を 過 ぎ て も変化. 後 に 一 定値 に. し な い.1:7硫. 酸 を 使 用 した 場 合 に は こ れ よ り も5分間. 「ILやく,加. 時 間15分. 間 加 熱 を続 け. で 一 定 値 に 達 し,そ. て も 変 化 し な い.70℃ 0.498)に. 酸)を. 要 と す る.温. 酸)を. 温. で は こ の 一 定 値(‑LogT=. 要 し,65℃. 度 を80℃. 酸)な で は30分. い し25分. 間 のIJrl熱を 必. 以 上 に す る と 値 に 振 れ を 生 じ,. 発 色 率 も低 く一 定 しな い.以 (水:硫. の 後25分. 達 す る に は20分(1:7硫. 間(1:6硫. 用 い,75℃. 上 の 結 果 か ら 硫 酸 は1:7 の 湯 煎 中 で20分. 間発色さ. せ る こ と が 好 ま しい. 第2〜6図. の 実 験 に は 供 試 液0.5ml(ペ. 含 有)を 用 い 総 液 量6.7mlと. し た.実. ク チ ン50μg 験操作上供試液. 量 と し て は0.5mlよ. り も1.Omlの. 考 え ら れ る.第1表. は 供 試 液1{;二 を0.5mlま. m1と 0.2mlを. し,各. 酸 濃 度 お よ び 供 試 液 量.. で最 も安 定. 方 が 有利 の 場 合 も. 濃 度 の 希 硫 酸6ml,0.2%カ. 加 え て75。C,20分間. 区 の み 各 濃 度 の 硫 酸0.5mlを. た は1.O ルバ ゾ ー ル. 発 色 さ せ た 後,0.5m1の 加 え て 最 終 液 量 を7・2. mlと. し そ の 吸 光度 ←LogT)を. 比較 し た 結果で. あ る. 表 か ら明 らか な よ うに 供 試 液0.5m1の. 区 で は硫 酸. 濃 度 が 高 くな る に つれ て 吸 光値 も 増 大 し,1:6硫. 酸. で 一 定 値 に達 し118硫. 酸. 酸 ま で変 化 しな い.1:9硫. で は 若 干 増大 す るが,0:10硫. 酸(濃 硫 酸)で. に減 退 す る.他 方 供 試 液1・Omlの 増 大 につ れ て値 も増 大 し,1:9硫 発 色 値 は0.5ml区. は 大幅. 区 で は 硫酸 濃 度 の 酸 を 使 用 の時 その. の 一 定 値 ←LogT=O.428)の98. %に 達 す るが 濃 硫 酸 の 使 用 に よ つ て は 同 じ く大 幅 に 誠退 す る.こ. の こ とは0.5m1区. 硫 酸 濃 度79%(1=6硫. の 一 定 値 が 反応 時 の. 酸)〜82%(1:8硫. 酸使 用).

(5) 第3図. 第4図.硫. 。. 硫 酸 濃 度 と 発 色 温 度 お よ び 反 応 時 間(2).. 酸 濃 度 と 発 色 温 度 お よ び 反 応 時 間(3)..

(6) 第5図.硫. 酸 濃 度 と 発 色 温 度 お よ び 反 応 時 間(3').. で 得 られ る こ と と相 まつ て,ペ ク チ ンー 硫酸 一 カルバ. に 設定 した.供 試 溶 液(ペ クチ ン5〜80μ9)0.5mlを. ゾ ー ル反 応 に は硫 酸 の 一定 濃度 を必 要 とす る こ とを示. 含 む 試験 符 を氷 槽 に 浸 し,予. す もの で あ る.供. 6mlを. 試 液1.Omlに1:9硫. え た 場 合 そ の硫 酸 濃 度 は77%で. 酸6mlを. 加. あ る.し た が つて,. 供 試 液1.Omlを. 用 い るた め に は1:7硫. はな く10m1加. え な けれ ば な らない.. 酸 を6m1で. 加 え振盪 す る.つ. 液0.2mlを. め 氷 冷 し た1=7硫. い で02%カ. 加 え は げ し く振盪 す る.75℃. 温 した後,流. 水 で 冷 却 し,525muの. る.盲検 区 は供 試液 の代 りに水0.5m1を. 酸. ルバ ゾ ー ル溶 で20分. 間加. 吸 光 値 を測 定 す 加 え て行 な う.. iii)カ ル バ ゾ ール の濃 度. 供試 液 が着 色 して い る場合 に は供 試 液 を 用 い,カ ルバ. ペ クチ ンー 硫 酸 一 カ ルバ ゾ ー ルn:,: .色反 応 に お いて は. ゾー ル溶 液 の か わ りに アル コー ル0.2mlを. カ ルバ ゾ ー ル の量 も一 因 子 で あ る.カ ルバ ゾ ー ル はペ ク チ ン量 に は あま り関 係せ ず0.15%溶 を 必 要 とす る.0.4%以. 液0.2m1以. 上. 上 の溶 液 を使 用 す ると 盲 検 値. が 増 大 す る ので 好 ま し くな い. 置 の. 発 色 処理 後5分 か ら120分 まで の 色 調 の経 時 変 化 を 測 定 し,第8図. の 結=果を得 た.525mμ. 値 は 発色 後30分 後 で も1.5%減 ▼)定. 間 変 動せ ず,60分. を使 用す る こ とが好 ま しい. 木 定 量 法 は ペ クチ ン の ほ か ペ クチ ン酸,D一 ガ ラ ク ッ ロン酸 の 定 量 に も使 用 し得 る. vi)関. 経時安定性. における 吸 光. 後 で1%,120分. に 止 ま りきわ め て 安 定 で あつ た.. 量 法. 以 上 の結 果 に も とづ き ペ ク チ ンの 定量 法 を次 の よ う. 加 えた 区. 連 物 質 の 呈色. カ ルバ ゾ ー ルー 硫 酸 反 応 は一 般 の糖 に も用 い られ る n色 法 で あ る.本 定 量 法 に よ る糖 の呈 色 割 合 を 求 め第 2,3表. の結 果 を得 た.. 単 糖 類,寡 糖 類 の発 色 は き わ めて わ ず か で あ るた め 試 料1,000μ9を. 含 む 供試 液 に つ い て 試 験 し,D一 ガ. ラク ッPン 酸 に対 す る発色 比 を求 め た.第2表. に示 し. た よ うに試 験 した 単糖 類,寡 糖 類 の 発色 率 は ガ ラ ク ッ.

(7) 第6図.硫. 第2表.単. 糖 類,寡. 酸 濃 度 と 発 色 温 度 お よ び 反 応時間(4).. 糖 類 の 呈 色.. は 区別 され る.同 じウ ロン酸 類 で も グ ル ク ロン酸 の 発 色 率 は ガ ラ ク ッ ロン酸 の50%以下. で あ る.. 第3表 に多 糖 類 につ い て 検 討 した結 果 を 示 した.表 の左 側 の もの(澱 粉,デ. キ ス トラン,イ ヌ リン,ア ラ. バ ン,キ シ ラン,ヘミセルロース)に が 低 い た め試 料1,000ugに. つ い て は発 色 率. つ い て 試 験 した 値 か らペ. ク チ ンに対 す る発 色 比 を 求 め た.イ か な り高 い発 色 率 を 示 した が,ペ. ヌ リンは:・ ・,と. クチ ンの 赤色 と は 明. 瞭 に異 な る茶 褐 色 を 黒 す る.こ の よ う な場 合 に は,...盲 検 第3表.多. 糖 類 の 呈 色.. 区 と して カ ルバ ゾ ー ルの代 りに ア ル コー ル を加 えて 同 じよ うに発 色 させ た 区 を用 い る と良 い.一 般 に多 糖 類 の 発色 率 は単 糖 類 の 場合 と大 差 な く,定 量 に際 して 特 に そ の妨 害 を 考 慮 す る必要 は ない と考 え られ る.使 用 した ヘ ミセ ル ロー ス はか な り ウ ロ ン酸単 位 を合 ん で い る と考 え られ るが,こ のペ クチ ン定 量 条 件 で は ほ とん ど発 色 しな い.リ ボ核 酸 は500μ9程. 度 で は 痕 跡程 度. しか 発 色 しな い が デ オ キ シ リボ核 酸 は本 法 に よつ て強 ロ ン酸 の7%以. 下 で あ り,こ れ ら妨 害 物 濃 度 が い ち じ. く発 色 す る.ペ クチ ン と同 じ̲}0,1̀リ ウ ロ ン酸 で あ る ヘパ. る し く高 い 場 合 を除 い て は 問題 と な らな い.特 に六. リン(n一 グル ク ロン酸 とD一コ ン ドロサ ミンか ら成 る),. 員糖 は茶 褐 色 を呈 し,ガ ラ ク ッロ ン酸 の 美麗 な赤 色 と. ン ドロイ チ ン硫酸(D一 グ ル クロ ン酸 とN一 ア セ チル コ.

(8) r.7図...カ. 第8図,経. ル. バ. ゾー. 時. ル. 安. 定. の. 濃. 性,. 度..

(9) 第9図.検量曲. コ ン ドロサ ミン),ア. ルギ ン 酸(D一. マ ンヌ ロ ン 酸 と. L一ギ ュ ル ロン 酸)等 の 発 色 比 はペ クチ ン の40%以. 下. 線.. 図 か ら明 らか な よ うに ア ルブ ミン は その 濃 度 が高 く な る と発 色値 に影 響 を 及 ぼ す,し か し0.2%以. で あ る.し か も これ らの ポ リウ ロン酸 は動 物,褐 藻 類. まつ た く関係 な く,1%に. に含 まれ る もの で あ り,ペ クチ ンの定 量 に際 して妨 害. 下 で あ る.. 下では. 達 して もそ の妨 害 は10%以. 物 と して 考 慮 す る必要 は ない と考 え る. Vll)蛋. 考. 白 質 の 影響. 察. 一 般 に糖定 量 法 は蛋白質 の 存 在 に よつ て 妨 害 され. ペ クチ ンは 酸 の触 媒 作 用 に よ つ て脱 メ チ ル,グ ル コ. る.木 定 量 法 に対 す る蛋 白質 の影 響 を 調 べ て第9図 の. シ ド結 合 の 開 裂,脱 炭 酸等 種 々の 変 化 を受 け る.ペ ク. 結 果 を 得 た.蛋 白質 と して は卵 白 ア ル ブ ミン を使 用 し. チ ンの 酸 加 水分 解 に よ るD一 ガ ラ ク ッ ロン酸0)生 成 は. た.ア ルブ ミン溶 液 に ペ クチ ンを 加 え た 区 につ い て は. 多 くの 副 次 反応 に よつ て妨 げ られ て その 収 率 は き わめ. 盲 検 値 と して カ ルバ ゾー ルの 代 りに ア ル コー ルを 加 え. て 低 い 。 同時 生 成 物 と して は メタ ノー ル,酢. て 同 様発 色 させ た 値 を 用い た.. 酸 ガ ス,フ. 酸,炭. ル フ ラー ル 等 が 検 出 さ れ る 〔Deuel等.

(10) 第10図. (1958)〕.し. 。. 蛋. た が つ て ペ クチ ン を予 め ガ ラ ク ッ ロン酸. へ 加水 分 解 す る こと は 余 り得 策 で はな い.. 質. の. 影. 響.. 光 度 を時間 を 区 切 つ て 測定 す る よ う な不 便 は な い. 第3表 が 明 示 す るよ うに 本法 に よ ると10倍. カ ルバ ゾー ルー 硫 酸 反応 に よつ て カ ルバ ゾ ー ル と反 応 す るの は糖 か ら生 成 した フ ル フ ラー ルお よ び そ の誘 導 体 で あ る と 考 え られ て い る.D一. 白. 可 能 で あ る.. ガ ラ ク ッ ロン酸 を. 総. 濃硫 酸 と加 熱 す る と5一カルボキシ ー2一 フル フ ラー ル が 生成 し,こ の もの は カルバ ゾー ルの 添 加 に よつ て 赤 色 を呈 す る 〔Stutz等(1956)〕.こ. の物 質 ま た は そ の. 括. ペ クチ ン の カ ルバ ゾ ー ルー 硫 酸 法 に よ る比 色 定 量 法 を 設 定 した.定 量法 は次 の よ うに 略述 され る.供 試 溶. 誘 導体 が本 定 量 法 にお い て も 呈色 物 と して 作 用 して い. 液(ペ. る もの と推 定 され る.こ れ ら フル フ ラー ルお よ び そ の. に浸 し,予 め 氷 冷 し た1:7硫. 誘 導体 は 強酸 との 加 熱 によ り さ らに分 解 す る こと は第. る。 つ い でd.2%カ. クチ ン5〜:i)0.5mlを. 含む 試験管を氷槽 酸6mlを. 5図 の結 果か ら も明 らか で あ ろ う.木 定 量 法 は カ ルバ. く振盪 す る.75℃,20分 muの. フラ ー ル類 を 逐 次 捕捉 した 点 に 特 徴 が あ る.カ. 木定 量 法 は ペ ク チ ン酸,D一ガラクッロン. ゾ ー ル と反 応 して 発色 す る物 質 の 生成 が 酸 濃度,加 温. 加え振塑す. ルバ ゾー ル溶 液0.2m1を. ゾ ー ル が硫 酸 中で 安 定 な こと を利 用 して生 成 す る フ ル ルバ. 量の リ. ボ核 酸 の存 在 時 にデ オキ シ リボ核 酸 を 比 色 す る こと も. 加え激 し. 間 加 温 後,流 水 で 冷 却 し525. 吸 光 値 を 求 め る. 酸の定量法に. も使 用 し得 る.. 温 度,時 間 に大 き く影 響 され る こ とは ペ クチ ン以 外 の 文. 炭 水化 物 の場 合 で も同 じと考 え られ る. 従 来 カ ルバ ゾ ー ル 法の 欠 点 は 蛋 白質 に よつ て 強 く妨 害 され る こ と 〔Dische(1950)〕. お よ び 吸 光値 が 時 間. とと もに変 動 す る点 に あ る と され て い る.木 定 星 法 に よ る と0。2%蛋. 白溶 液 ま で影 響 を 受 け ない.ま た 発 色. 60分 後 で も そ の 吸 光値 変 化 は 僅 か1%で 方 法 〔例 えばDietz等(1954)〕. あり 従来の. の よ うに変 動 す る吸. 献. Association of Official Agricultural Chemists. Official Method of Analysis, 1960. p. 150, p. 271. Cultrera, R. and Luca, G., 1954. Ann. Chim. (Rome), 41, 608. Deuel, H. and Stutz, E., 1958. Advance in Enzymology, vol. 20, p. 341 (New York)..

(11) Dietz,. J. H. and Rouse,. 18, 169. Dische. Z., 1947. J. Dische, Dische, Hanson, 274.. A. H., 1954.. Food. Chem.,. 167, 189.. Z., 1948. Arch. Biochem., Z., 1950. J. Biol. Chem.,. 10, 409. 183, 489.. Biol.. S. W. F. and al.,. J. M. and. 町 田 誠 之,1953.化. 学 の 領 域,7,634.. 町 円 誠 之,1953,化. 1944.. Biochem.. 実 験 化 学 講 座,23巻,1957.P.370(丸. Lawrence,. Res.,. Groves,. Ogston,. J., 49, 591. Stutz, E. and. J., 38,. Acta, Taylor,. K.,. 1954. J. Agr. Chem.,. Stanier,. Deuel,. 23,. H.,. J. E., 1951. 1956,. Biochem.. Hely.. Chim.. 39, 2126. E. W. and al., 1947. J. Am. Chem.. 69, 342. Tollens, B. and Rorive,. 善).. Food Chem., 2, 882. McCready, R. M. and al., 1951.. Anal.. 学 の 領 城,7,698.. A. G. and. F., 1908.. Chem. Ges., 41, 1783. Tracey, M. V., 1948. Biochem.. Ber.. Soc.,. Deutsch.. J., 43, 185.. 957.. Summary A rapid and new specific colorimetric method of pectin with carbazole-sulfuric acid is established. The procedure is as follows : A test tube containing 0.5 ml of pectin solution (5 to 80 Icg) is placed in an ice bath, six ml of a cold mixture of 1 part of water and 7 parts of concentrated sulfuric acid of special grade are pipetted into the tube and mixed, then, 0.2 ml of 0.1 % alcoholic carbazole is added to the mixture in the ice bath. After shaken vigorously, the test tube is immersed in a water bath at 75°C for 20 minutes and cooled in running tap water. A red color is estimated at 525 ma with a spectrophotometer. It is proper that the colorimetry is available for estimation of pectic acid and D--galacturonic acid..

(12)

Updating...

参照

Updating...

関連した話題 :

Scan and read on 1LIB APP