C・1・F・契約の理論と實際
木
曾 榮
作
序 蹴
第剛章 C・1︒避・翼約の意義及び特質
第二寧 C・1︒F︒契約當審者問の費任阪界
第嚇飾 海上蓮逡契約
第一項 船積の意磯及び完了
第二墳 離積瀦舶及び航路
第三頂 船固轟の引渡
第二節 海上保隙契約
第一項 保瞼の樵類
第二項 保瞼金額の限度及び内容
一 第一節C・王・刃・契約とF・0・8・契約 第四章 野・0・お・及び激契約との比較 第三寧 C・1︒F・契約に於ける購買の終了 第四飾 代金支挑の義務 第二項 保隙謹明書及び業繋契約直書 第一項 船荷謹雰及び荷渡指細書 第三飾 離搬書類の意義及び種類
第二節︒・1・F・契約と欺契約
結 語
序
読
國際貿易上に於ける費買契約の形態は頗る多岐に亘るが︑その斬新と利用とに於ては蓋しC・王・F・契約
を以て賄一とするであらう︒人ありてC︒1・F︒とは原素に保瞼料及び蓮賃を含む費買値段なりと解明し絡
らば︑頗る簡輩なる外篇貿易用語としての一存在に過ぎないが︑一度本契約より生する諸問題を目撃しその關
輿する所が甚だ慶汎にして︑しかも重要なるを知悉するときは︑蕾に研究の好題目たり得るのみならす︑實務
に從写する者の一日も忽諸に附すことが出來ぬのを知るのである︒然るに從來翠雨に覧て之に謙る均文献︑特
に熱型に立脚したる研究甚だ少きは遣憾である︒舷に淺學をも顧みす本論を起すも此の鋏陥を補ふの一助たら
ばやとの微衷より出つるに外ならぬ◎
︵附認︶ 本郵に於てC︒叢嚇F︒契約な主として法律的立所より簸も組織的に論究ぜられ敦るは︑蓋し東北帝大激授小町谷操
三氏の﹁C︒工︒F・契約論﹂︵法學協會羅誌第四十覧雀霞一號至六號所載︑後に問氏の近著﹁海商法研究﹂︑第二巻中
に﹁海上蜜争論﹂として定めらる︶な以て噛矢とすろであらう︒本稿も氏に資ふ所ある存豫め記して置き穴い◎
現在C・1・F・契約がF・0・8・契約と相州んで︑否︑寧ろ優越の地位を占めつ製ある此σ原因は深く
詮索すれば二三に止まらぬであらうが︑之を要するにC・1・F・契約が今日の海外貿易上必要なる諸要求に
最も適合した國際的費買契約形態であるからである︒凡そ今Hの三雲貿易の形態はその契約の履行地︵曳麟8︒冷
C・工・F・契約の理論と實際 四七五
四七六
屑彊距鑓①簿︶に立脚して二大別し得る︑ 一は到達港を以て︑他は船積港を以てその履行地とするものである︒し
かしてC・1・F・契約は前者の代表的形態であり︑F・0・H・契約は後者の典型的形態である︒更にこれ
ら二形態の契約は傭船契約に依る場合と個強運逡契約に於ける場合とによって︑それみ\異る契約形態を生す
ること玉なるが︑本論に於ては個積蓮逡契約の下に於けるものを中心とし︑しかも常に實務を無駕することな
く︑叉一面理論の世界より離隔するを誉れつ製論蓮の筆を進めやうと思ム︒
抑々︑C・i・F・契約の笹生は海上貿易の進展の跡を辿り見るならば︑正に久しきに亘る歴史的攣遽の所
産なることは何人竜認むる所であるが︑その完全に近き一形態として現はれたるは漸く十九世紀後牛の事に干
し︒り︑その研究は何れの國に於ても等しく未だ完塑の域に蓬したりとは署することは出來ぬ◎從って丈獄も乏
しく︑特に我國に於ける判例其他の参考資料の如きは實に激ふるに足らぬ有様で自ら研究も困難に焔らざるを
得ない②︒
め
(2)(
海上費買の歴史的鑓遜についてば︑小町谷無比海商法研究第二巻︵以下書名略す︶一〇一頁以下饗照○
萱掛代金請求事件として現はれれ昭和三年︵ナ︶七八四號昭和四年三月十六経大審院第購民事部鋼決︵法律辮聞二九九
五號=二頁︑鋼決要録第二十巻商法の部一四五−七頁肇照︶は面高に於けろC︒1︒翌︒契約に關する最初の凋決であ
らうQ
第醐章 C・1・F・契約の慧義及駅特質
軍ジ
C・1・F・︵○◎・・び謬︒・霞き8き傷手藷ε契約は通常之を﹁シイフ﹂曾遊︶或はシイー・アイ・エフ・愈鐵︒騰︶
と呼び︑當該商品のF・0・8・原債に保瞼料及び運賃を含めた値段で取極める費買契約である︒更に之を詳
算すれば︑費買の目的物たる貨物の費人が契約による到蓮地︵︾㈹騰O①儀同︶①切懸欝箇蔦O躊︶に至る迄の蓮邊費蚊に其他の
諸費用を資麗し.船積港︵︒り高峻騨㈹男◎嵩︶に於て本船に該貨物を積込み漁る迄一切の責任を員ひ︑海上保講料員
捲の義務に任じ︑買人に下し到達地迄の無故障船荷誰舞︵Ω・鶏ご⇔\い︶㈲︑蚊に海上保瞼誰雰︵憲鼠蓉潔斎舞遷8
耀童蒙︶及び月影︵謬︿◎︷&を提供してその責任を終へるもので︑買人は吾等船積書類の提供︵弓窪諸島︶を安くる
に及んで契約に從ふ代金を支彿ぴ︑到達港の本船甲板上で該貨物受取の義務を員ふものである④︒
㈲ Ω①碧範どな要求するのが一般であるが隠密に實際取引に合致ぜしむる爲にば︑關係取引に﹁讐悪僧祷塾図﹂︵q弩巴ヒご\ど︶
な要求すεといふべきぐあるが︑敦蜜多くの揚合ΩΦ§のもの鯵¢・・緩鑑なのである◎
ωφ︒毎ぎ炉○影Oぴ翼韓℃疑号m§伽こづ一重亀鍔鰹一画矯凄賞鴇b冨壱・メ鷺g曽づ露︵超蔓﹀㌔3象8響︒押③拳9●タ≦︒冨欝09︵お囲◎︒︶・
しかして蝕に所謂F・︑0・狂・原発とは大約次の如き費目から成立ってるる︒
一︑原∬旨儂︵08貯︶
↓纏原儂︽門簿鉱6◎ω陣︶︑ ︵ の在入原儂︵︾臨ヨ①603 囁M 獅二直 接・︑費 くご搾の9麟想需霧窪︶ ..M メ 間 ︑皿犠 費 ︵営象器簿麟属℃Φ器のむ︒︶ ︵
C・1・F︒契約の理論と蜜際 ・四七七
ラ 鳥臨曄聯凧︵08欝囎g騨︶︶一二荷澄費︵↓圃拓O◎珍︒鴨℃蓼犀ぎσq︶ーー イ材料費︵↓ぽO霧轡亀暦蓉臨灘㈹駕⇒︒け巴豊 ︵
留務費一︶驚磁辮望捧︶
ラ三陸上蓮逡費︵9髪・・岩琴ΦΩ霞㈹霧︶ーー イ荷車蓮賃︵o艮夷Φ︶ M ロ欝剛道蓮賃︵菊鉱宴︐勲団O財鶏げQのω︶ ︵
二︑倉庫費︵♂<鍵魯◎琶轟O訂茜Φω︶
一倉耐敷料︵QQ㌶謎①︶
M
二 倉入倉ゆ四費 ︵ω貯◎3αqのO醐鷺㈹③ω︶︵
三︑埠頭使用料 e◎爵○篇qり︶
四︑船積荷役費 ︵ぴ︒鐘轟O訂茜①︒・︶
M艀舟融買.︵回・屯μ§轟の︶只ニオ取費︵8・ξぼ㈹︶︵
五︑保 瞼︵菅︒・舞碧8︶ 四七八
引
豊
↓ 鐵⁝魁蓮逡保瞼 ︵口麹巽拶団回蕊幾器︒ΦΩ舅冠ひq塁︶
只
二火災保瞼角噛お剛蕊霞諺8︶.
M
三 艀舟保瞼 ︵ごσ幾驚︒欝㈹の蒙恥ド︶︵
六︑臨・時附蜘解費 ︵ぎ融の簿鋤図老窪ω窃︶
七︑割 引︵囲︶瞬も◎OO扁㎏欝辞︶
八︑金利︵囲簿鶏窃轡︶及び利釜︵津◎臨ε
九γ
關迫ソ︵OOヨヨ凶ω①剛◎器︶
↓問 謄︵9葛四切剛§簿露鈴簿︶
只
二 税蘭取扱入 ︵O霧8簿︒・奪○奮場︶
十︑支佛關係諸掛 ︵O鍔茜$器鵯熱轟︒り①巳㊦ヨ①簿︶
c.︑.﹃原便は以上の外更に左の要素が加算されたものである・即ち
十一︑船荷誰雰︵⇔⇔\い︶及び共他必要書類︵○盛題該窪︒・︒・$・竣08巖簿窪琶作製費用︒
十二︑海上蓮賃︵08き周鼠㈹9
認十三︑海上保瞼料 ︵鼠鼠ま困蕊霞§8準①疑瓢琶
更にこの他の若干費用を原慌中に入るべきか︑換言す飢ば萱買誓事者の何れの薬園とすべきかの問題が生す
C・工・刃︒契約の理論と蟹際 四七九
四八○
うるが︑之は一に契約の内容と船積港の商習慣とに從って決せらるべきものである︒例へば イ輸出税︵腹違︒嵩 ︵
ラ∪薄い・︶働の如きは偉人に普し︑ロ港税︵勺◎雛菊舞ゆ︒・︶呵及びハ銀魚使用料︵鱗濯ぎ鶏O器・・︶等は船舶の出入に封して ︵ ︵
賦諜せらる蕊ものであるから︑船積後の費用に薦し︑寝て理論上襲然買人の費憺に浸すべきもので多数國では
かく解してみるが︑若干の例外あるは云ふを出たない︒我國にては個積品︵9器08琶の場合にのみ墨入が之
を資逸する慣例になってみる︒叉潟領事官明逡状︵6◎霧鉱戦ぎく︒凶8︶作製費用は南米以外の各國に於ては之を買 ︵ 入の資糧とし﹁︑ホ原産地誰明書︵O舞浮弩︒︷Q和ぎ︶の如きは理論上輸入の爲に必要なもので船積迄に要する ︵
ものではないから︑浩然買人の蚤澹たるべきものである︒其理論に基いて買入の墨譜とする英米其他の國もあ
るが︑我國及び佛國等の如く費人が貴捲する書例の隠々も存する︒
以上の外︑O費ま$需︒鍛葭葺2凶◎♪︒っ窪く2︒㌦ω閃逡︒暴及びス︒導d麟隠蟹ぎσqO①嵩墜8静のの費用は萱人が員画するの
が通例となってみる︒又船舶が岸壁に横付となる港では陸揚費用は事實上蓮賃に含まる瓦こと﹄なり︑從て費
人の員捨に麟するのである①︒
G◇ 之には町有の意義に於ける︑即ち純然懸る輸欝防正の欝的で輸患商贔に賦毒するもの︵ぺ〃シヤ︑アラビヤの如く虜國
の特等品に課するやうな︶と︑輸欝統計作製費及びその他藩含あて攻入を扇的とするものとがあろ︒叉戦暗に於ては特
にこの課税形式彪探る揚合が勘く癒い︒從って之あ以て輸入税に野するものとのみ解することに出費ない︒
⑥ 之は⁝見H騨号︒髪U琴ψと同回の如くであるが︑その本質に於ては著しく三揃異にするもので︑琵掌︒善︒鶏U幻窃に港醤
の使用料肥るに無しご◎簿じ蕊①ほ一種の輸出税とも見るべきもので︑その徴夏号は一般に少いが港な通過する総ての
(7)
船舶に劉して賦課さる㌧ものである︒
早大激授上坂蔭三氏に﹁海上蜜買論な讃む﹂︵軍需田商學第七雀第二號三二濁頁所載︶の批評丈に於て︑小町谷茂の旧観
曇る﹁シフ契約ば撞遙賃保険料及び物論の築盛から陸揚に得る迄の諸費用私合算して代金な定め表物品費質であろか
ら︑蟹主ば之馨の諸費用な翼携する義務がある﹂︵海上蜜買論︑二六六一七頁︶申の陸揚費用葎蜜入の貨捲とするといふ
ことに総て︑﹁これは侮等かの設解でばある象いかしと騨されてるるが︑小町谷段のこの異論は前後に総て多少談解な擢
く虞もあるやうに思はれるが︑然しこの上坂氏の騨書は明らかに工務な無親し六もので︑蓮賃の三型的性質の研究な敏
い国論といふべく︑即ち前蓮︵本文物入○頁饗照︶の如き揚合に於てに︑陸揚費は蓮邸中に含まれてみるものぐあるか
ら︑事實上萱入が三論ふこと㌧なるのである︒故に小町谷疑の所説な談解のみと論心すろことに早計に失ずうと思ふ︒
︑ ︑ 悟 ︑ ︑ ︑ 勤 然らばC・王・F・契約による費買の特質は何塵に存するやと云ふに︑之は船積書類の授受︵O熟離婁無ωプ耀
電装O◎2ヨ・簿q︒︶にありと答ふるを以て先づ細くると信ずる働︒ 即ち買人は貨物到着前に於て既に此船積書類
を他に引渡し︑若くは弊萱によの利得を牧馨して容易にその費買繋係から離宮し得る竜のであり︑從って之を
形式上よの親察すれば︑F・0・8・原債に若干の費目を附加したに過ぎないが︑その契約の實鰹に於ては
F・0・8・契約は實物授受に重壁を置くに為し︑C・1・F・契約は船積書類引渡を以てその不可訣條件と
する勲に於て︑前者とは全く異なった特質を表明してみるのである㈲︒
⑧o︒9露ερ︾溝・岩に於てに︑C・1︒F︒契約の費買は船積書類引換に代金の支携を要する︵.︑樽3.鯉霧葱夷菊判︒・鉱署岡護
⇔o◎馨6纂雛︑︑︶と明認されてある◎從て.δ舘財緊︒α防蝕ゆ簿錠殴ワ・鵠窺・︒器曽彰霞.︑の如きはC︒1・F・契約の只々條件索・り得
ないこと勿論ぐある︵本論覧〇七頁滲照渇
C・1︒R︒契約の理論と實際 四八一
四八二
⑨ 第四章第一節滲照◎
第二章 0・1・F・契約當誉者間の責任限界
C・1・F・契約は既に述べたやうに︑F・0・8・原債に運賃及び保瞼料を加算したる値段の上に立つ費買契
約に外ならぬ︒しかして費人の責任は船積に於て終了するものであるから︑その責任の範園は自ら海上蓮邊契
約及び海上保瞼契約の締結︑船積諸費用の盗難蚊に船積書類邊達の四に離着すること︑なるが︑こ製に問題と
なるのはC・1・F・契約に於ける運途及び保瞼契約締結の二義務の性質である︒之に關しては︑費人が買人よ
りの委任に基く代理行書なρとする論もあるが︑C・亙・F・契約締結當時に重て塵事直濡に何等代理叉は委任
關係が存するものではなく︑か蘇る特殊形態に熱する萱買契約の商略的要求と三際の便宜から生れ出たものと
解するのが些事であると信ずる︒無くとも現今では真麻任の麟馬につき諸國皆その解繹を追々一にする所であ
るが︑微細の黙に至っては未だ齢一する所を見ざるのみならす︑過去の解羅︑判例は必ずしも此C・1・F・契
約の特異性を認めたもの瓦みと云ふことは出來ぬ︒
C・1・F・契約で費入のなすべき虚無及び保険契約は原則として海洋上に於けるもの製みを意味する⑩︒ 即
ち︑輸出港より輸入港迄の海上蓮賃及び海上保瞼料を支佛へば充分である︒然し近時國際取引の進展に俘ひ︑
ワ特約によりて海上のみならす陸上迄︑費人の義務を延長することも見受けられるα︒今Ci・F・契約に於け
る蓮賃支帯義務と之より生する關係に就て考察するに︑抑々費買の絡了は目的物の引渡及び代金支彿を要件と
うし㈱︑その結果として運賃支佛の限度は當該貨物の所有構移韓の限度を示すのを原則とするもので︑例へばA︒
Bなる隔地者闇に重てAが8より貨物を購入し︑運賃を8の費澹として8よりAに該貨物を逡附せしめたる
に︑途中事故のため該貨物に損害を生じたりとせばその損害の麟寒食は前蓮の原則によって8となるが如き之
である︒ 然るにC・1・F・契約について之を見るに費入は費渡貨物に封ずる海上運賃を支彿ふを以て︑當然到達四三
の一切の責任を員燃すべきであるが︑本契約は前原則の例外を規定するものと一般に玉露せられてるる︒即ち
船積港に曾て船積完了し船積書類引渡と同時に費入は貨物に謝する責任から解除せらる製こと玉なる働︒ノ從て
航海申海損のあった場合に買人の爲めに保瞼金受取の責任がないのみならす︑保瞼會就が支佛をなさ穿る場合
に於てすらも何等の責任を員はないのである◎
幼︒︒婁ぎジ℃φH︒︒摯多8い鳩器炉の毎◎欝09§傷穿剛♂烈δ老◎霧簿69︵おき・ 剛第二節笙節笙甕び叛藪講書上保瞼霧誌﹂二︒五⊥ハ藝照・ 蝋量鐸8藝圃Φ◎お◎.碁聖§b融雪︒璽豊歪ぎ尋溢Φ︵雪
蝋ω§ぎζa£葬一騨羨豊︸︵回cQ軌楠︶る§§ざ量夏お5 ︵
C︒1︒F︒葵約の理論と實際喜入三
四入四
第閥節海上運逡契約
第一項 舩積の意義及び完了
船積︵︒り寓℃諺①簿︶とは︑元來︑海洋航海の船舶に貨物を積込むの謂なるも︑蓮輸交通の獲達に俘って時に奥地
︵ぎ鑓巳︶より獲逡の場合も認めらる㌧に至った南︒ よって一般的には之を三焦に解することが警護るが︑本論
にては狭義に解すること鼠する︒
次に船積完了の時期に穿ては︑歌洲大戦以前にあってはこの観念が頗る不明瞭で︑貨物が黒点鮭の管理に聾
した時か︑艀舟に積込まれた時か︑或は埠頭︵U◎野︶に於て荷受人︵寄8試嶺Ω︒琶に引渡濟の時かに︑すでに
船積を完了せるものとするが如く︑その意義が明確でなかった︒然るに一度職争勃護と共に︑各國は俄に貨物
輻韓を齢し︑滞貨積んで山をなすの歌態を呈し酷積書欝欝蒲後︑月除にして貨物は依然船腹を得る能はす埠頭
に横はるが如きすら珍とせざるに至り︑之が爲に紛議が絶えなかったのである︒於是︑船積の意義が惑者︑實
や ヘ マ ぬ セ も ぶ へ を や も務家の聞に論議せらる﹄に至り︑一九二一年英國に於ては﹁船積とは貨物全部が現實に本船甲板上に搬入せら
ラ ヘノる製ことなり﹂と決定せられ侮︑畜殺も無毒に追随して大膳此主義を探冒するやうになったのである邸︒
幻 英語の例例にはC︒1︒F・翼約の到蓬地は必ず外國の港衰るな要するも︑獲下地は英國の内地翻るな妨げずとすうも ︵
(王6) (15)
蓋しC・1・F・契約締結の目的は︑
翻せしむるにあると同時に︑
貨物の金分をなさしめんとするにある︒かくの如き費買に於ては萱買契約が忠實に履行せられたるものとの阿
附を前提とする︒重て萬一︑船積の時期︑場所につき算入が契約不履行の場合に於ては買入が該船積書類の引・
受を拒絶し得ること勿論である︒然らば︑か製る不履行ありし場合に︑買人は即時無條件にて該契約の解除を
凝し得るや否やの問題が生するρ此黙に毒しては各國その解羅を異にし︑︼括之を論断することは頗る難事で
診るが︑純理を離れた野際問題としては更に考慮せらるべき黙が砂くない︒例へば︑迎いの種類を明確に規定
C・王︒F・契約の理論と蜜際 四八五 のがある︒U㌶旨︒解由︾︸馬顔犀国賊℃o講Ooも◎鎧像︒深く.ごつ︒貫びq8博︒・︵ちもき矧︶鳩諺8δ律○ρダOo彰讐︒㌶︵超譲¥Ω.老.綴露量総鳩舅︒域飢びq昌Ooヨヨ巽鼠錯O誘饒欝鳩や綴●来世に於てに船積に覧ては既主義な承認してみない︒心隔導弩タO§伽竈︵お器︶の事件にて¢.○◎.d陣ω巳簿09講は紐育の商習償に於てば箪頭引渡ば船積と認めるといふ鋼決を下してみる○我事の爲替銀行は在來英國主義に徽ってゐうぶ︑その結果として蒼蒼傘入の一部には次の如き一見奇異なる船積習慣が行ばれてみるのな見受ける︑即ち青墨豆︼千袋七月覆の黎約の如き揚合に於て︑六月中にその大部分例へば九百九十九袋な船積し︑その残蝕の一袋秘七月目躍に積込むが如きそれであるO船積に開良して特に注意すべきぼ︑離積Hと同仁萄との間に何等の舗係が存ぜぬといふことぐある︒例へば七月積の契約に甥して七月三十一縫に融積して︑皮帆Hが八月一曲であっても契約遽反とは認跨ない〇 一方には運賃及び保瞼料の攣動より生することあるべき危瞼を壷人に負 叉他方に於ては買人をして輸入領置を編め明確に知悉せしめ︑貨物到着前に輸入
四八六
せざりし場合に︑果して不履行と認むべきや︑叉特に不可抗的の事情による船積邊延の場合について見るも︑
買人が何等の損害を蒙らざりし時と然らざる場合とで自ら異ってくる︒前者の場合には若し買人が貨物を引取
りたる以上は損害は名目のみに留まり︑叉後者に於ても買人が貨物を61取り︑之を他に韓費した時には同じく
事實上何等の損害を蒙ることなく從て賠償の要求をなし得なくなるαわ︒若し損害獲生し之に封ずる賠償をなす
場合には︑船積地に於て不履行ありたるものど看倣し︑損害が計算さる曳こと﹂なる︒次に船積の期日を表は
す用語の節黒も各地統一を鋏いてるるのみならす︑時に此の指定のないこともあり得るが︑此の決定は船積地
の商習慣によるものとせられる働︒
¢6\いは船積絡了後直ちに後思せらる蕊のを原則とする︒從って船積の日をこの⇔d\いの日附とすべきもので︑
事實に於てじd\い日附が船積日の誰慷となるものである︒q田 蓋しC・1・F・契約の特質が船積書類の授受に存す
る限り︑船積書類により法律驚喜を律し商取引の圓滑を期するのは︑自然且安當と見るべきであらう︒
の
(18)(三
8節憶︒嘱く魯翻碧涛︒門︾夢①⇒︒︒要
来國にては囲薯ゴ⑦戴黙︒OQ密℃彰Φ馨ぼ契約の欝附の翌縫ふり二週間以内に船積する奄要すとし︑津95℃紳Qり因島℃讐︒暮ぼ三週
間以内とするも︑英國でば覇者の間に右の如き嚴密なる麗別葎認めてみない向が多い︒叉︑.b①80鐸霧℃○ω霜げ︸①︑︑なる特
約があるが︑之ば歓洲大戦申濁逸潜航艇の跳梁の結果︑確定ぜろ離積期の契約不能となり衰る時に書く一般に用ひられ
表もので︑既用藷の適矯ぼ飼一輸出地の他の笠田業者が妻入も稜逡不能期問申だけ船積な麺期し得る意にして︑若し他
に積署しぬる者あ・りて︑同襟に逡附し得る事情な買入が立離する賠は深入ば契約瀧反の責な員ふべきものと解ぜられ六
のである◎︵竃●○っ.彊︒ω窪群島8の9謬搾幾重◎oa錘㊦鑓函巻︒裡帥劉㈹弩伽H曇℃o︵瞥ぎ寧℃・回◎︒fめ︶
幼9ど窯︒禦窪卸09ぎ窯鋤︒︒宮○ρ︵お量.︵
第二項 船積船舶及航路
C・X・F・契約に於ける船舶の選繹構は球人にある︒但し之に擁する特約が澄め職事給養に存せざるときは
一般商取引の通念に依るべきもので︑汽船︑帆船等の船舶種類の選定はその時宜により決せらるべきである◎
乍併︑費人は穿くとも充分航海に堪ふべき︵︒︒$≦艮ξ︶種類の船舶を揮ぶべき責任のあることは明らかで︑叉
特約によって一定の引渡場所が指定せられたる時はその地響に必ず寄港すべき船舶を選ぶ必要があること勿論
である◎ 次に航路の選定は相場の憂身激しき時期にぼ︑最もその重要性を集金すること玉なる︒叉第常の場合でも航
路の危瞼の大小は之を慮外におくことは到底許されない︒航路に關し當事者間に特約の存する時は︑費人が之
に束縛せらる望事は勿論で︑萱入が特約に反した賢いを買入に逡附したる場合には︑不良書類呈示︵⇔⇔論・虚誕窪繕ご
として買入は該契約を解除し︑若くは損害賠償講求構を留保し得ること蕊なる︒然し此場合に於てその回路
︵O蒲く導8欝︶が不可抗力に依るか否かの問題が生する︒此は種々の方面より親察せらるべきものであるが︑一定
航路を指定したる以上は︑離路は契約條件の違反で之に依って生じた損害には當然賠償責任あるものと解する
C︒亙・F︒興約の理論と實際 再 四八七
四入八
を愛當とす伽︒航路につき何等の特約なき時には︑該貨物話説について船積港で慣例と認めらる玉航路を蓬繹
する限りに建て充分である︒慣例の存せざる場合は費人の善意の常識的判断に依る外はあるまい︒
鋤 小町谷氏ぼ此不可抗力にぶる言路の場合に於ても猶ほ萱入ぼ他の航路な探り得ずとなし︵同氏前掲書一入三頁肇照︶︑從 ︵ て買入に契約取溶雛か認めらる玉こと㌧なるが︑鰯積の二合には離路は全然船主の費任で問題とばならぬ・傭船の揚合
に就ても氏の所謂木可抗力とは︾簿900αを磁心すうか︑或ぼ磨○まゆ窯a窪鴇彪指構するやにつき明確秘鋏いてるる
が︑其鰍ぼ鋼としても︑所謂不可抗力による直路につき︑買入の承諾を豫あ得ることの可能の揚合と然らざろ揚合とが
ある︒.後面に於てぼ所謂不可抗力が認められ︑且叉買入が損害な蒙らざる限り商取引の圓滑あ量る立揚より一般不可抗
力濾用の原則に從ひ︑貴任は⁝免除ぜらろべきものと考へられる︒
ぶ め セ ぶ も や あ ゑ かくて︑傭人が一度軽蔑の注意を佛ひ合法的に該貨物の船積を完了すれば︑それで義務を履行したことにな
る原則からして︑其後の貨物移動に起る諸問題は全く萱人の責任外に置かるべきもので︑其等は買人と船主︑
傭船蔚叉は保瞼者との聞に於て解決さるべきものである︒
第三項船積品の引渡
C・王・F・契約は元來︑船積書類引換で書類が費著せらる製性質のものであるから︑逡歌︵同一同ぐ・◎凶OO︶と現品と
が一致することが緊要であることは言を倹たぬ︒從て晶質及び数量の相違は契約解除の理由となり得るのを原
則とする︒品質相違は右の如く原則的には契約解除原因となることは勿論であるが︑商品に依って商習慣が異
り之を一律に論断し得ない︒例へば棉花の如く只管︵9&εを和め定めて契約し︑受渡現物については改めて
晶位を決定し︑差金の授受をするものもあり︑..誤ぎ荒なる語を用ひて契約値段の五厘︵α凌︶の差金授受を
ラなして受渡をする雑穀取引の如きも存する似︒ 叉数量に就ては︑積込数量で契約するか︑陸揚重量に依るかで
問題を異にするが︑多くは互に愛達して解決し若くは契約による裁定︵︾殴ぴ凶捗峡江凶O⇔︶で決定する︒大量蚕繭︑例
へば撒積の雅穀︑石炭︑木材その他の取引に於ては..津◎纂︑.叉は︑βO訳竃◎港︒卜い馨︑.の如き語を用ぴ︑数量
の過不足を薦め契約の一項目としておくのが通例である伽︒ 從て契約歩合以上の過不足につき聞題が生する課
であるが︑此場合に於ても猫ほ費人の故意叉は重大なる過失に基く場合の外は契約解除の理由とせす︑他の解
決法によるのを一般とする︒
C・1・F・契約にあっては︑貨物の實見︵謬︒・稀&露︶後に受渡の諾否が決定せらる玉のであり︑予見の場所
は概ね到達港であるが︑所有樫の移韓は既に船積の時に行はれるものであるから︑契約違反は船積の際にあっ
たものとして︑損害賠償の要求は船積期日から起算されることになる御︒ 0
(22)(露
(露31
ρ竃磐箆彰ジ臼窮儀の8霞ヨd鑑駄鋤︒奮矯や蔓恥.
冨OOO類麟ゆ渇く.蜜賃℃ぴ矯︵回◎◎圃ω︶に於けるへω儲矯ρびO簿α8嵩伽℃ぽ①自・℃麟湊箋窪護鍵σ奄図α㌶Oび霧w導し周幾㌶鐸無く甥疑処鋤︸︵︷ゆQご事
仲中の..︾9無脈8ご蘇蜜︒剛瓢憎げ窪︑︑及びOo︒ぎ労①麟く●︾琴§も富食◎◎驚︶申の.謬8算︒蕊鼠毒鶏霰⑦薮8鋤︒・v影◎お霞︸霧ρ︑︑
滲照︒切甥貧℃⑦︿.鳴◎脇鎗毒︵お蔓︶℃同導︒鐸舞剛8鋤Oげ勢浮巽︒栴6◎羅自選8博8謎9︑寄難農.
C︒X︒璽︒契約の理論と實際 四八九
四九〇
第畿節海上保瞼契約
既述の如くC壬・F・契約では保瞼契約の締結義務が費人にあるも︑それは確實なる保瞼會祉と契約する迄
の責任で︑その後に於て海損の起つた場合等につき︑保瞼者との關係は一切買人に移るものであり︑た穿心入
は適量の注意を佛って保瞼契約締結の義務を員ふに過さない︒尤もC壬・F・契約締結の後︑買人は自ら種肥
を契約し︑途歌金額から保蛇卵を差31く契約に攣更出留る︒此場合には實質的にはC・&・F・の契約と同一の
結果となる︒
第一項保瞼の種類
C予・F・契約に於ける保瞼とは一般には特捨分損不捲保︵F・P・A・︶の保瞼と解せられ蘭︑特定の商晶に
つき商習償あるか︑若くは特約ある場合には之に從て保瞼契約を締結.すべきは勿.論である︒こ玉に所謂商轡慣
といふは鍮出港に於けるものを指すのが曹通で︑從て輸出者は保瞼契約を結ぶに當っては是等の事項につき充
分の注意を向けなければならぬ︒C・1・F︒契約に於ては︑保瞼會就鼓に保筋金支佛地を買入が指定するのを
通例とするが︑其指定なきときには︑知人は買人の爲に當時信用上に於て何等疑惑のない倉肚︵○篇︒︒蓉げ昏薄
うき器器◎塁び躍・幕鼠・類8巳傷び①褻器旨8蹄ぼ8ヨヨ①a鋤導①潟︶と契約する義務を資ふ⑲Q蓋し之は買人蛇に其他取
引關係者の利釜保護の趣意に出でたものであるが︑叉商業道徳劇よのするも躍然といふべきであらう◎
鋤 三舞σqぎ語爵麹の塀毒ご︒論爵⁝◎蕊狽簿讐貸馬︒量Ω飼萎びのεhO§ヨ興︒ρ8舜寒露基幹 ︵ 小町谷践ば獄洲の一般慣驚は労損欝保︵W︒A・︶の保瞼葱翼約すとぜらる\も︑それば偲覆貨物の揚合のことそ︑傭船
叉ば大鍛貨物︵bづ艶︵Ooo騨︶にはF︒P・A︒の保瞼契約葎締結するの溺︸般であろ○
劾ω8簿く﹄饒・圃藁︑︒・守=ド ︵
次に保瞼がF・P・A︒であるとW・A・であるとを問はす︑誓事歩合︵男難溝鐵︒・o︶を8<干する問題が生する︒
之に關しては特約なき笹葺萱人には責任がない︒特約ある場合は之に封ずる保瞼料は當然買人の費捲に蹄する
ものとせられてるる︒叉過去に於て屡々論争の中心となった戦時保瞼︵≦幾渕算ω画の締結は原則としては︑買
人の申込によりその二品で費人が契約締結の勢のみを取るものであるが︑男臼ではC・1・F・契約には職時保
瞼をつけるのが一般的となり︑必ず之を契約する必要はあるが︑その費澹は買人持であると世聞で考へる程度
に迄一般の傾向が進んで來てるる︒然し職時中に於ては取引の確實を期するの故を以て︑﹁戦時危瞼を含む﹂
︵三無三等oo粘ぞく錠箆な・騨︶と明記して相場を申出するを可とし︑叉他方職争開始を赤見し得すして結んだC・1・F︒
契約に糊しては︑買入の資憺を以て契約すべき資任を書入が持つ之と配せらる玉が︑之は米國の慣例とも一致
うすることになる醐︒
働 田鶴慣沿氏﹁戦晴保燃料翼智者如何﹂︵國民経濟雑誌第十九巻第三號所載︶︑土方博士﹁危陰費辮の問題﹂︵法學三世雑誌第
二十巻第五號︶謬照◎
C・1・碧・契約の理論と實際 四九一
四九二
吻来國でぼC︒1・F・契約に於ては︑必要ある時にぼ戦時保瞼に萱入が常然契約すべきものとしてみる︒即ち必要ありと ︵ 認むる噂ぼ慮ら携んで契約ぜざろ限り蜜入の費任秘生ずるものと看微さる\のである︒然し英國の如きば原則鷺りな根
本義としてみるが︑我國では契約で決定すべきものとしてみる︒︵ご冨影巴§巴Ω影彰び費︒鴨9髪5輿8鳩︑転回︒臼巽壼夢
︾餐◎筏溶9⊃誉①嶺ノ・勢翻ぐ9ρQ捲g卸∩o・
C量・F・契約で..諺獄蒙︒・駐︑︑なる語は特別の注意を要する︒元來︑難語には暴怒の術語として用みる場合︑
例へばζ◎凱の︑︒︾目象︒・雰︑︑心象2の如き場合の意味と︑文字通り﹁総ての危蝕し﹁あらゆる危瞼﹂の意味に用ぴ
るところの︑謂は黛通俗の用語とがある︒前者は﹁全危瞼健保﹂の意で︑W・A・と同意義である︒是と彼は全
く異る用語であるが︑紗くともC・1・F・契約自身では常に第二の﹁総ての危瞼﹂といふ丈字通りの意義に使
用せられるものである鰯︒詳言すれば︑船積貨物に封して契約當時に許され︑又商習慣に湿て必要と認めらる
製最大限度の危瞼搬保を意味するものである︒
鋤 坂元氏﹁海上保瞼⁝實務誌し二九〇頁謬照○ ︵
○甥鶏影の鑓鳩ω⑳o.いぶく◎錯凶︸︿●ω8欝閃◎げ︒・o謬鱒○ρ︵おOG◎︶Ψ
<貯︒の瓢①導く.︸oび躊拶︒譲器需卿Oρ︵囲鷺囲︶・
既に蓮べた如くC・1・F・契約に於ける保瞼は海上保瞼のみに限るを原則とする︒從て貨物の本船船積後よ
り仕向港にて本船の甲板を離る﹂迄の保瞼料であるから︑鮫人は艦藩命それ以上の保瞼料を員止する理由がな
い︒然し實二上多くの場合︑保瞼契約は﹁爾艀付し︵↓︒p︒滋︷さヨ盛︒︿の・・の9で締結されるが故に︑輸入港に於け
る艀舟の保瞼料も萱人が支梯ふ結果となるのが普通である︒又商取引の親達損張と共に海上の危瞼のみなら
す︑陸上の危瞼をも憺保するに至り︑﹁倉庫より倉庫に至る危言﹂︵濁9・汀坤◎欝≦癖︒需ぎ霧Φ8ぞく舞①8霧︒︶も同時に
費人が搭保する契約すらも︑C・1・F・に含ませることがある︒しかしてこの場合には輸入港の倉庫へ入れた
る後︑二週閥分の火災保瞼料も費人に於て員心するのが一般の慣習とせられる︒
第二項 保瞼金額の限度及び内容
C・1・F・契約に於ける保瞼金額も保険一般の原則に從て︑積迭債格︵︒︒窯選凶茜5露︶を超え得ない︒然ら
ば︑本契約に於ては何を五畜債格となすかにつき︑少しく考察を要する︒C壬・F・契約の積逡償格は商晶の
F・0・8・原債︑保墨壷及び運賃を含むの外︑更に之等に船積︑保瞼契約をなすに要する諸掛及び豫定利釜を
も加ふべきことは現在に於ては殆ど疑を容れぬ所である◎然るに広瀬運賃︵津鋤澱ぼ層鶉誘¢o舞U婁瞬§昏夢︒触
団鼠σQ穿80◎臣&に就ては︑英國では之を保瞼の目的とせざる如き論をなす人もあるが︑其は何等かの誤解で
あらう︒前彿運賃︵︾響器8伽津鉱σqげ叶も暦燭器播餌津①お9に就ては︑何人も問題にしてみないから︑之は論外に
措いて着彿運賃についてのみ攻究すること遷する︒取零︑運賃は其性質から見て蓮邊行爲の完了後︑その報酬
として牧得すべきものであるから︑理論上︑前佛は寧ろ攣期で着佛が本筋でなければならぬが㈲︑ 船會就はそ
の利釜保護の必要から個積極逡貨物に嘉しては前審を要求し︑大量貨物又は特種の商晶に限り着棄を承諾する
C・エ︒碧︒契約の理論と實際 四九三
四九四
が︑此場合でも商品の喪失或は損傷に拘らす︑運賃融業を要求する椹利を留保してみる︒貨物が無事に到着し
た場︑合に船魚肚は必要に慮じ︑総ての債灌瀞に優先して貨物を差押へ之を蓮賃の健保たらしめ得る︒又貨物が
損傷を受けて量器するも全額の為事を講期し得るのみならす︑喪失したる場合にても蓮賃の支梯を続くる橿利
を有するといふ錦織は法律上張制せらるべき契約の存在を意味すると共に︑他方英法の原期にも適ってみる︒
うしかして英國に於ては立派に之が認められてみる所である御︒
刎 蓮貨の意義に就てば◎Qo艶艶○♂︾慧・覇ρ鑑・6び○薫℃㎝o♂H羅血書ピ節雪ぎσq︸℃.囲︒掛湯甑鶏ざ艶訟鼠︒鵠︵蕊ゆひ︶及び客マ︒︸弩鍵タ ︵
<9蕊︵矧◎︒鴇︶警照︒公益賃支獅蒔期の研究ばOQ9葺ε♂︾券峯摯ソ88び○ヨ℃ω09℃.犠ρ及びく○σQ9ζきく﹂W邑畠︵困︒心ゆ﹃︶
滲照︒
鋤ω︒毎ぎ♂昏睡ごρ≦○・ノご︑銀幾ぽ︒H諺㌶器8も●◎︒いや≧85ゆお︒鉾ご二・ご一撃●○乙藷︵蕊8屋跳鼠薫●<窪霧︵囲・︒鴇︶ ︵ 及び大正九年︵y︶三三八三號︑十一︑七︑七束京地裁︵畏︶︑一決一病Q
次に豫定利釜︵響&蒸碧空・座εは英米に重ては商習償を基礎とせる判例に依て適法とせられ︑叉敵洲大陸に
ては法律上認められてみる︒二三に於ては往時之を禁止したことがあるが︑一八八五年の法律では許すに至つ
りた織︒ た穿C・1・F・契約では︑之に封ずる保瞼契約締結義務の聞題が起る︒冠婚に就ては理論上はその義務
は萱人にないと答へる人があるが鋤︑商習償は此場合にも此義務を召ハはせてるると見るが至愚である︒抑々C・
1・F・契約が船積書類に重黙をおくのは︑軍に費買の便宜からのみでなく︑全損の場合にも猫且取引上の利釜
を得られるからである︒此精血より考ふるも本契約の一方の重事奢なる舟入が之を無競してよい理由は聯かも
ラ存しない囎
鋤≧8算9銀践器H蕊麟吸碧8鳩智鴇 釧小馨氏三葦
│声︒喜一鶴冨讐娯︒首尾鑑8尉︒霧⑦罵8ら寓薦ぎ6鼻輪冠葛㊦夢ぎ舞
かく既に商習慣上︑豫定利釜に外し常に保瞼契約を結ぶの義務ありとせば︑C・1・F・の相場申出の時に於
で︑此の項目を考慮して計算すべきは凝然である︒しかして此々定利釜は特約なき限り逡歌金額の一割とせら
れる︒從てそれ以上︑豫定利釜を見積るときは買人から共申出をしなければならぬ︒此特約に依る保瞼は最初
の相場に含まれてみないのであるから︑一割を超ゆる分に聴しては買人が誓事の義務を持つのは當然であり︑
文之が一般の金玉で︑此項目は﹁附加保陰﹂︵図嫁酔歴鋤竃帥擁口輪6 H欝Qり9嫉鋤灘O①︶として︑普通之を計上してみる︒豫定利
釜の見積は欧洲大戦當時の如き例外の場合は別として︑通常は二割を超過し得ない︒異り多額の見積は﹁超過
保灯し︵○話マ騨の羨き8︶となり從て無効となる︒芝之に聯.熱して心得おくべきは︑船積後に嘗て物橿著しく騰貴
し︑爲に保瞼金額が貨物に封して有する買人の利釜を保護するに足らざるに至った時は︑買人は保瞼金額の追
加をなし得るといふことである︒
第竃飾 船積書類の意義及び種類
C・1・F・契約の理論と實際四九五
四九六
C・1・F・契約の特質は船積書類の授受に重顯をおくに存するものであることは︑既に屡々論著した所であ
る︒しかして貨物到潜前に於て船積書類引渡により縣費譲渡せらる曳が故に︑船積書類執達は頗る緊要なる契
約上の一義務なりと云はねばならぬ︒ところで爲替手形に附置する船積書類はその重要度から基本的及び附鵬
的書類に分つことが出來る︒必要欲く可からざる基本的のものは︑船荷誰券︑保瞼誰券︑及び逡⁝状の三者なり
と一般に認められてみる︒尤も右の中︑寒雷を基本的のものと見ない論があるが㈱︑ おそらく共は途轍を軍に
受渡及び諸掛の附合せの爲に必要なりとし︑第三者には無妻係のものと見るからであらう︒他の二つの書類が
第三者に重要な關係を持つことは疑がない︒乍然︑逡状は第三者の利害に無重心と考へることが果して許され
るであらうか︒加之︑逡状は船積書類中にあって萱買契約の内容を取引關係者に示す唯一の書類である︒
逸歌は先づ第一に︑保瞼契約の締結に於て積論難格の厳明に必要であり︑爲替取組には之を保瞼誰雰に添へ
て銀行に提出しなければならぬ︒しかして手形買取銀行は之に基いて︑信用状面の買取愈愈と迭荷とがその品
質︑数景その他の細臼に於て一致するや否やを確むるものである︒次に墨跡取組は短歌面金額以内の額に溢し
て許さる&ものであることも考慮に入る製ことを要する︒叙上の諾意からして逡状が不可鋏のものであるのみ
ならす︑縛費に依て書類の引渡を受けた介入が貨物の内容を知悉し︑引取の際現物と8一合せる上にも︑絶食的
に必要のものなる黙から見ても︑逸状を基本的のものとするのが理論上正しく且實際に即したものであると信
うする備︒
鋤 小町谷矯に從へば︑濁︒佛馨に於ては逡状な絶欝気必要とぜられざるが如く︑氏も亦この説益採らる曳のであろ︵同民 ︵ 鴎ご二i二頁滲照︶◎
諭p≦舘毒鼠3ぎ塊藷欝6§幕a巴9①影㈱も●8博︾9麟&ぴq︒・9ご望骨℃⁝茜ごg弩の簿︒・導9昌﹄ ︵
次に必要なる附随的書類の宅なるものを墨ぐれば︑
わ 領事誰明逡歌︵︵︺◎鵠qD鐵鋤鴎H引く◎︷O①︶は關税行政徹底の趣旨より主として北米及び南米諸國へ輸出さる画商晶 ︵
の逡歌面記載事項に︑輸出地駐在の該喩入墨領事の杏誰を施したもので︑通常ご迭荷毎に三乃至四通獲行せら
れる︒ 切 原産地無明書︵0︒鉱浮器◎蟻○養鉾︶は商品の原産地︑又は製造地の誰明書にして︑現在は伊太利︑西班 ︵
牙︑南阿︑濠洲及び加奈陀等の諸國への輸出品に馨して協定税率の適用を受けんとする場合に要求せられ︑輸
出地駐在の輸入國領事により焚行さる﹄ものである︒
勾 懸物槍斜張明書︵O窪藤§き施ぎ乾g凶窪︶は食料品︑油類及び木材共他の輸出品に封して一般に要求さ ︵
れ︑品質その他の事項の確認性を誰明し︑無用の紛争を避ける目的のものであるが︑此車曳書と糞蝿と相違す
る時に於ては買人は之により何等拘束さる蕊ことはない︒
↓ 商品鑑定書︵ω響くのvδ聴︑q・葎速誉︶は輪出品の性質︑激量︑及び包装等につき︑專門家が誰明するもので之 ︵
は保瞼鑑定人︵︒α翠蓋δごがこれを副職として取扱ふより此名が出たのである◎勘合は我見との取引に於ては
C︒1・F︒翼約の理論と實際 四九七
四九八
慶︒胤︑︒・︒︒母誘︸δ肖.︒・寄℃◎醤を添附すべきことを主張してみる︒
叉加奈陀との貿易では漁人は勺環の男8傷O①吋無凶8需を提供するを要し︑他方英領各地への輸出品に尊しては︑
窯◎等∪蟷鑓冨鎖O⑲登簿瓢需を要求せられる︒以上の外に︑Oo鼠走舞︒鼠ぎ富需︒・絆鎖亀錘○艮黙$密及びその他種々
の從属書類を必要とする場合もあるが︑品等は各・國の法令競に商習償に從ふ外ない︒
側て船積書類相五間に︑叉は船積書類と貨物との開に不一致あるときは︑その書類は不良提供︵⇔づ沿︒眠目︒&&
うと見られ契約解除の原因となる儒︒但し輩に船積書類の内容と契約とが一致しないといふ丈けであれば︑その
原因を齎した萱人の動機の純︑不純に依て該書類の効︑無効が決せられる︒船積書類の修正に就ては契約その
ものに何等影響を及ぼさぬ膿のものならば差支ないが︑重要な部分の修疋は許されない︒但し其修正が修正せ
られざる原形の儘の残りの書類との一致の爲になされた時は︑樹令重要部分の修正あるも有効とせられる︒然
るに書類粗互闘に和違があり︑或は書類と貨物との闇に一致を結く場合は︑買人は書類の無効を主張し得る︒
何事人がE・0・E・︵騨お暦q・器儀○薮ω切凶8⑳団×g讐a︶の記載をなしてもそれは法律︑上何等効果を生ぜぬことは實
務上特に注意すべきことであらう㈹︒
船積講類︑は貨物を代表する流弊誰雰でその交付に依り︑懸章ハされるのが導通であるから︑県人は船積後相當
期間︐内︵鼠鯵汐9驚霧︒難ぼ①け§︒麟︒栴符唖ω翫℃欝⑦纂︶に買入の善業所︵ご⇔εδ触げじご鼠饒︒⁝聞8凶伽窪︒①︶で之を提供するを要
うす儒︒ 然らば鼓に所謂甘干期闇とは何端唄を意味するか︒此黙は明確でないが三十日は長過ぎるといふ判例が
う英國にある㈱︒ しかして︑その逡付方法は特別の事情又は特約なき限り普通行はれてるる方法に依る限りに於
て充分である︒費入は自己の過失による以外の原因に塞く延着に果しても何等の責任がない︒たf獲逡逓延の
場合は買人の蒙れる損害につき︑責任を同漏することが出來ない︒併し實際聞題としては信用歌に依り爲替手
形を割引して︑銀行に書類を引渡せば責任を果したことになる︒
狗8罎ρ8タ貯︒鉾 翻菊︒費葺迂乾邑℃§§のぎg︒警σQ螢罠§誉㈹ら8 只 調 080琴ダ瞬鈴鋒鍵︵お蕊︶鳩冒貯謬露胎︑一︑超ご吸野$︒︵お8y
鰍幣§のぎぎも・︒ρ鶉④剛幹
第一項 船荷讃雰及び荷渡指購書
船荷誰券︵嗣W臼◎略㎞じ麟儀一譜σqじご\岡U︶の作用及びその法律的効果等に就てはC・1・F・契約に穿ても︑他の費買契約
の場合と何等異る所がない︒作製部激は三通以上︑國に依て八通も必要とする所もあるが︑流通性を持つもの
即ち裏書譲渡の用に立つものは普通二若くは三通であって︑C︒1︒F・契約では之のみが有効とせられる︒但
し荷受人に着荷の通知を依頼ずる通知斎言︵瓢◎甑望Ωき・蕊①︶は流通性を妨げるものではない︒
さて商業上..舅艶︒︒簿︑.と稻するものは︑この流通船荷誰雰︵客磯◎酔貯露の¢6\ご全部の意味で︑流通の役に立たぬ
C・1︒F・契約の魂論と實際 西九九
五〇〇
所謂非流通の爲本船荷誰券︵Z︒守鼠講︒簿げ竃⇔d\ごは無關係である︒流通船荷讃雰を二通乃至三通作製するのは︑
恰も誓願手形︵囲W凶瞑O︷図冠0び帥質ケqのり切\﹈凹︶を二叉は三通獲行ずるのと同一趣意に出つるもので︑郵逡申に起ることあ
るべき危瞼に封ずる川意に外ならぬ︒しかしてその中一通が使用されると他は無効になる性質のものであるか
ら︑流通船荷誰雰の一通でも關係軒以外の手に渡ることは頗る危瞼である︒此故に銀行は常に全部︵司亀︒っ&を
要求し脚︑信用欺にも此事項を規定するのが通例である︒轡型に於ては各國その軌を一にしてみるものと思ふ︒
これは英米に於ける現行の慣例であるに拘らす論者のうちには︑英佛では一通にて足り繋柱にては津ロ︒︒簿を
要求するとの論をなすものもあるが︑果して實際に合致するかは疑はしい︒C・1・F・契約の最初の費入は叙
上により艦齢︒Q簿を提供するも︑同契約の買人が馬繋するに纏り猫逸にては同じく団亀︒り9を提供するを要し︑
英佛にては一通にて事足るとせば︑猫逸爲替銀行及び他の關係者の不信用を表明するに等しい結論に到達する
ことは論明を要すまい︒
祠9≦蟹蓄廷ωも.H回● ︵
次に受取船荷届出︵閃・︒⑦開くa︷︒騰︒り窪℃籠簿じd陣躍︒施訂象お︶若くは︑通し船荷誰雰︵目ぴ8¢σQゲじご崇無ピ銭夷︶が法的
効力あるじ⇔\いとし︑叉荷渡指闘書︵U①奪3・Oa巽︶をじd\いの代用として提供し得るかの問題があるが︑早朝に
勤する詳細なる論究は他田に譲るとして︑厳ではその要黙のみに燭れることΣする︒
受取船荷誰雰とは貨物が未だ馬鐸に船積せられざるも︑船積の目的の爲に受取られたる旨を記載した船荷誰
雰の謂であるが︑之が船積船荷讃雰︵◎︒讃唱a⇔ご日◎臨簿§験︶と同一の法的効果を有するやの問題は一九二一年頃
より喧しく論議せられてるる所で︑各誌學者によりてその主張を異にしてみるが︑實際上に於ては漸次之を認
むるの趨勢にあることは明らかである︒之に発する各國の立法例を観るに︑之を法律上明らかに認むる略のに
は︑猫乙商法︑濠洲一九一二年夏正法及び和蘭新海商法等があり︑認めざるものに伊太利商法がある︒何等明
文を設けすして︑船荷叢話統一條約㈹の規定を適用せるものは︑英︑印及び白繭であるが︑他方之に還し全く
規定を設けざるものには︑我國を始め︑佛︑スカンヂナビや等が暴げられる︒叉米國に於ては一九二二年の紐
育銀行組合規定の輸禺信用歌取扱規則中に於て明かに之を認め︑この規定が現今米國の一般銀行に於て夏用せ
られてるる所である︒米國に於て之が特に研く用ゐらる玉所以は︑輸出商入の金融その他の必要に基くことは
勿論であるが︑岸壁の設備完全となり且海恕業獲達せるを以て︑船積に頗る便なるが爲である︒
切 鶴祷蹴券統一條約に就てに︑田中翻二學士著﹁海商法上の諸開題﹂六三頁以下警照︒
然らば︑我國にては之は如何に解されつ蕊あるか︒絶封無効読働︑違法有効読醐︑船積後有効論㈹あり︑叉適
ラ法有効重葬及び制限有効説諭等を唱ふるありて︑節一する所がないが︑商法第六二〇條の規定は軍に船荷誰雰
勲等の時期を定めたものと解すべきで︑從て船積の爲に受領したる禽8︒卿くa臨鶏︒り露℃ヨ①薄︶b繊の記載ある船積誰
雰を船積前に獲心したる場合には︑適法且有効なりと解するを愛當と信ず︒されど底企の實際としては銀行團
の決議に依り︑受取船荷誰雰を認めぬことになってみる︒寒紅に穿ては船積の日附蛇に船積事實の記載︑即ち
C・王・亜・契約の理論と實際 五〇.瞬
置○二
船積裏書層︵o︒ぼ℃ヨ①碁国a鶏︒・Φ鑓⑩簿︶を施し︑船積船荷壷皿と同一の効力を持たせる慣習である㈲︒ 上述の如き現
状であるから︑理論は別としても︑實務に於てはC・1・F・契約自身にこの黙を明確にするのが最良の方法で
ある︒論詰に封ずる理論的考究は他の機禽に譲るとしても︑之を認めることが國際取引の實歌に適合すべきも
のであることは漸次事實的に誰明せられつ玉ある所である︒
︶
(43) (42
(46)(44)
(46)
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次に通し船荷誰雰︵臼鐸︒二五じづ\い︶とは︑
が︑海洋のみの感想維路をとる場合と海陸に亙る場合とがある︒この通し船荷誰舞が法律上その効果を認めら 松波富士海商法七細九頁︑青木博士海商法論二五七頁及び市村博士海商法論十四年度版二七一頁Q大留院は明治三十三年十二月十三目の槻例あるに狗らず︑大正十五年二刀二口の捌決に於てぼ︑紹甥無効説を探ってみる︒加藤鳳士海商法講義三葉ハ頁︑松本薄士海商法一翼貢蚊に鳥賀陽博士京法一〇巻大鋸黙念號;責︑猫明治三+三年十二月十三潤の大審院剣決ば既.説に随ってみろ︒片山博︑士海商法通義二〇七頁及び矢勝剛域離祷謙雰の研究再版六八頁Q強田氏慨荷播州論二二頁︑寺井氏三三読雰一三頁︑大扱銀行逓信録三三三號︑一夏論叢十一谷二號西島武﹁所謂船荷誰雰に付て﹂及び銀行研究二十巻四號粟谷清一氏﹁荷受弍船荷駿雰と我商法上の地位﹂o鋼限有効説と蔑するぼ︑受取翻荷識雰の遡行奄認むるも︑之に或種の制限︑例へば甜積事實及び船稜臼附の舶載等な要求して右効とする類のものである○小町谷氏二四九頁︑田申學士前掲書二五八頁及び銀行論叢十七巻一事近藤久氏﹁邦丈式の受取式離荷詑雰に就て﹂oΩ◎♂く願図伽づ︐摯ユau・㌔℃・P困ひの ↓げOO9⇒高説O⁝鎮○屍の餌冨OO⇔纈誘づOΦに於ける決議規約謬照O 通し短縮契約に基く三種貨物に饗して興行せらる玉船荷誰券である
る製やについては論議のある所なるも︑之を有効なりとする読が多いやうである㈹︑ 之に博する詳論は別の時
期に譲らるべきであるが︑叢にはC・1・F・契約に於て若し之が用ぴらる玉とせば︑如何なる限界に於て穿あ
るかを考察もて見る必要があるつ所謂普通の通し船荷誰雰にありては︑船主は相次蓮逡契約に於ける責任を員
ふに止ま砂︑從て自己の運逡涯聞のみの責任に慮する竜のであるから︑C量・F・契約の如く船積書類をその
生命とするものにあっては︑か玉る限定責任の集合膿たる船荷誰雰の提供は砂くとも好ましいものではなく︑
蓮逡の全経路に封して第一次蓮曲者が全責任を員ふべき性質のものたるを髪癖とすと考へられる︒
靭潤中誠二學士著癒繭油提要﹂二六七頁︑法學協曾雑誌三+二雀七號津島践﹁通し船荷置雰によう読響蓮逡に就て﹂︑ ︵
○Oo鰹蒙︒許︾拝沁評6鍵くの呪.oO㌶嗜鑓σ競︒び楼ω①3ωoo●同︒評
躍りに荷渡指下書︵U島器躇9勢H︶が船荷誰雰の代用誰雰となり得るやといふに︑實際上に於ては可成り代
用として用ゐられてるる如くであるが㈹︑果して之は法的効力如何の問題となると︑即席は概して之を認めて
みない御︒我國の判例に徴して見ても之の引渡に曝して物品授受と同一の効力を賦些してるないことは他の諸
國と同じである幟︒況やC・1・F・契約に於ては︑重黙を船積書類に置き縣費を目的とする性質から考へて︑
荷渡指圃書を正當なるものとは認め難い︒
靭 盤灘氏煎掲書圃七〇頁Q バ 50 英・佛及び濁は臨ハに之な郵駅羅券として認跨ない◎ω嚢舞8葺に依れば︑十九世紀初頭に於ては荷渡指継書は弓懸謹雰と
C・︷︒F・翼約の理論と實際 五〇三
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五〇四
して取扱はれ表如くぐあるが︑現在にては其ぼ船荷誰雰の所持入から倉庫業潜に給して︑買入に入庫晶の扁二叉は全部
交付な委托しれ轡面に過ぎないと解してみるやうである○︵oQ臼纂9ポ︾拝ひメ9円く費︒ω9溢お①ξoっβcっのρい○ご
大毘六年十一月甑臼帰心塊戴︵畏︶に於ける朔決に依れば﹁荷渡再編書とば或商入の内部關係に於て或ろ係りの看が他
の係りの者に罰し︑或る特定入に七曜か引渡すべきことを指画し表書面細るに正まり︑其引渡が現物の引渡と同一の効
力か麿すべ・きものでばない﹂として︑之か流事府⁝償︑竈歩な濡りとは⁝認めてみない◎叉横合市の商入間に存するとぜられ六
る祷渡瀬圓書の護渡に嘉すろ商智嚢の効力に継て︑東京控訴院に大正十年十二月二十一縫次の如き剃決な下してみる︒
曰く﹁盛りに右の如き慣脅ありとするも︑譲慣轡ぼ寛寛荷渡指愛書が商法所定の物灌的膚儂頭声の形式為具備ぜざるに
拘らず︑之と同様の効力あらしめやうとするものであって︑商法の公の秩序に關する規定に背馳すろ慣智であるから之
た無効としなければならぬ﹂と︒
第二項 保瞼讃明書及び俣瞼契約轡⁝書
保瞼誰明書︵OΦ誉田∩舞oo︷H蕊錘遷oo︶を保険誰雰︵疑︒・湯屋瓢8娼◎財畠︶に代用し得るかは興味ある問題である︒元來
之は宮人が豫定保瞼︵○℃窪層鼠9契約を有し︑之に依てC・1・F・契約に於ける貨物の危巌を填補︵○・器じし
ゃうとする時に起る問題で︑此場合には豫定保瞼誰舞を買人に提供し得ない︒此困難を解決する爲に用ひられ
るのが︑保瞼豊明書に外ならぬ働︒ 詳言すれば︑直人の有する豫定保瞼に基き適法に必要なる危瞼を保瞼して
みることを︑保瞼・曾肚が誰明︵O①a尊︶する書類を用ひるのである︒之は世界各國で實際に慣用せられて居り︑
英國に曾ても倫敦商業愈議足下に實務家が等しく必要歓くべからざるものとして︑之を主張してみるにも拘ら
す︑英國裁判所では特約がない限り︑買人は之を受諾するの義務なしとの判決を下してみる㈹︒ 反之︑米國に
ては︑ 一定の要件を記入したる保瞼諮明書は保瞼誰雰と同一効力ありと認められてみるが︑併し近時英國の判
決に刺激せられて必ず信用状で明確に之を取極めをするやうになり︑我國も亦之に撃ってるる所である︒
健保瞼仲立人︵H転註陰群臣題雛O①︸W吋◎障①糟︶の獲行ずる保瞼契約蝿書︵じ¢お馬券O◎<霧窯◎琶も一般實務家の闇には保瞼謹
明書と同一の如くに心得てみる向も多いが︑前述の英國判例中に之を同一物と認めないことを明瞭にしてみる
ことは特に注意を要する︒
調麟鼠鵯$も・貿 ダ 朗鞠・塁葺﹀ま︒も貯屡§琵鑑図讐89二霊醜㈹8蕃ゆ鼻 ︵
惟ふに︑此爾者の獲生は實際取引の要求によるものではあるが︑保湿契約蝿書は濫悪仲立入の信用に依て疑
問の飴地あるも︑他方︑保瞼誰明書はC・1・F・契約の下にあっては︑何等不安の要素を含まざる書類を必要と
する論擦より英國裁制所が實務家の意見に反しつ玉︑嚴格主義を探るのであるが︑その使用は今後瀟々進展を
う見るであらう伽︒
彌ρ率麺ヨ節誌頃もbお ︵
第四節 代金支彿の義務
C・工・翼︒契約の理論と蟹際覧○践