がん患者のための
サポート・グループでの経験
吉 田 み つ 子Yosbida Mitsuko 日 本 赤 十 字 看 護 大 学 准 教 授
はじめに
同僚か ら,「 がん 患者さ んのグ ループ とぃ うと,話を聞 くほ う も 重 い 気分 に な り そ うな の に ,大 丈夫な の? なん だか大 変そう…」「せっかくの休日に,朝から…何年もよく 続くね …,し かも, 疲れ ている はずな のに, グループの後 のほう が,生 き生き して 元気に そうに 見える のだけど…」
と言わ れたこ とがあ る。
ふだん は月曜 日か ら金曜 日まで は講義 や実 習,会議があ るため ,筆者 がグル ープ に参加 するの は土曜 日である。そ して金 曜の夕 方には 決ま って「 明日は サポー ト・グループ
…,っ らぃ… 休みた ぃ… 」と周 囲に愚 痴をこ ぼしている。
事実, 土曜の 朝には ,た め息を っきな がら身 支度をし,電 車の 中 で も 眠 さと だ る さ で 絶不 調 で ある 。とこ ろが ,90 分のグ ループ を終え ると ,どう やら筆 者はハ ツラッと元気 になっ ている らしい 。同 僚はそ んな筆 者の様 子が不思議で ならな いとぃ うので ある 。
十 数 年 前か ら 今 日 ま で ,筆 者 は 第1‑3土 曜 午 前の が ん
患 者のサ ポー ト・グ ループ に参加 し続 けてきた。「グルー プを続けていられるのはどうしてだろうか?」「自分自身が グ ループ にか かわる ことで 元気に なる のはなぜなのか?」
こ の問い に答 えるこ とで, がん患 者の サポート・グループ に か か わ っ て き た 体 験 を 振 り 返 っ て み た ぃ 。
「働くがん患者」の グループ
筆 者 がか か わ っ て いる がん患 者のサ ポート ・グ ループ は ,世界 最大の がん 患者支 援非営 利団体「がんサポートコ ミ ュニテ イー」 の日 本支部 として 活動する団体が提供する プ ログラ ムの1つで ある。 がん サポー トコミ ュニテ イー の 日 本支部 は,故 竹中 文良医 師が日 本赤十字大学などの教員 と 始 め た 研 究 会 活 動 を 土 台 に し て 開 始 さ れ た 。 筆 者は ,竹中 氏らと その研 究会活 動でサポート・グルー プ の運営 や評価 研究 に携わ り,ま たがんサポートコミュニ テ イー日 本支部 の立 ち上げ ととも に,フんシリテーターと
し ての 活動 に 加わ るこ とになった。早いも ので,がん患者 の グル ープ に かか わる ようになって15年以 上が経過した。
筆者 が担 当 する のは ,ウイークデーは仕 事をもちながら 治療する「 働くがん患者」の グループである。参加者の年代 は30〜60代 で ,男 女混 合,がんの部位はさ まざまである。
5年以 上 継続 的に 参 加し てい る メン バー も いるが,たぃて い は, 治療 を 終え て状 態が落ち着くと参加 頻度が減少して く る傾 向に あ る。 定期 検査前になると不安 が高まり参加す る人,「が んであることを忘 れてはいけない」と自分への戒 め のた めに 年 に数 回参 加する人,病状が悪 化して亡くなる メ ンバ ーも い る。 メン バーは緩やかに入れ 替わりながら,
平均7〜8名 が参加している。
グル ープ は ,あ る程 度メンバーが固定し ているものの,
入 れ替 わり も あり ,新 規参加者も迎えてい る。したがって 初 対面 同士 の メン バー も同席することが多 く,たぃていは 自 己紹 介と 近 況報 告を 行う形式で話が始ま る。とくに話し 合 うテ ーマ は 決ま って おらず,現在の治療 内容や心身の状 態 ,病 院や 医 療者 との やりとりのなかでの 出来事,趣味や 旅 行の 話, 仕 事と 治療 のバランス,家族の 介護問題なと多 岐 にわ たる 。 参加 者の 背景やそのときの状 況によって,話 題 や 場 の 雰 囲気 はさ ま ざま で, 涙 あり ,笑 い あり の90分 間 とな る。 参 加者 の共 通項は,がん患者で あるとぃうだけ である。
本NPO団 体 が 掲 げ る グ ル ー プ の 目的 は, メ ンバ ーが グ ル ープ メン バ ー同 士の 絆を深め,グループ メンバーの経験 や 晴報 を共 有 し, 自分 らしい生活を取り戻 すことにある。
筆 者の 役割 は ,グ ルー プの話の流れをみな がら,メンバー 同 士が 率直 に 意見 を言 えているか,居心地 悪そうに座って い る人 はい な いか ,安 心して話し合いに参 加しているかを み な が ら , 司 会 進 行 を 進 め て い く こ と で あ る 。
私にとってのがん患者 グル―プ体験の意味
口がん患者の話を聞いて気持ちが重く
ならないの?
がん 患者 が 体験 を語 る とぃ うと,っらい話 が多いのでは ないかと想 像されるかもしれな い。確かにそうともいえる。
がんは死の 恐陏を伴う病である 。身体的な侵襲の強い治療,
タ 規的 な変 化 を強 いる 治 療が 行われることも 多い。それに よ って 仕事 や 家庭 ,人 間 関係 などにも影響が 及ぶこともあ る 。が んは 手 術を すれ ば 治る のではなく,患 者は治療を終 え ても ,長 期 間に わた っ て再 発の不安を常に かかえながら 過ごす。
筆者が, グ´レープのなかで 最も取り扱いが難しいと感じ る のは ,死 の 問題 であ る 。メ ンバーの体調が 悪化しつっあ ることは, 何よりもメンバー同 士が敏感に感じ取っている。
自 分 も い っ か 〇 ○ さ ん のよ うに な るの だろ う かと ぃう 不 安 ,自 分だ け が順 調に 回 復し てよぃのかとぃ う罪悪感が入 り 混じ りな が ら, 気遺 い 合う のである。そし て,ある日を 境 にメ ンバ ー が参 加し な くな ると,残ったメ ンノヾー間で
「○○さんはどうしたんだろう…」とぃう気がかりが生じる。
が ん 患 者 の サ ポ ー ト ・グ ルー プ に限 った こ とで はな い が ,欠 席す る 場合 には 連 絡し てもらうことに しているが,
入 院や 病状 悪 化に よっ て 本人 が直接連絡でき ないことも多 い 。そ して い っし か, 事 務局 に訃報が届く。 フんシリテー タ ーと して , グル ープ の メン バーにどのよう に死を伝える か は, 慎重 に 行う 必要 が あり 「気が重い」出 来事である。
グル ープ の 参加 メン バ ーと 亡くなったメン バーとの関係 性 はさ まざ ま であ る。 亡 くな った人とまった く面識のない 人 もい れば | 同じ 病気 の 同士 として,グルー プ内外をとお し て密 接に 交 流し てい た 場合 もある。いずれ にしても,グ ル ープ では , 死を 隠す こ とは しない。「実は 残念なお知ら せ があ りま し て… ○○ さ んが …」と事実を伝 え,時には遺 族 から 送ら れ た手 紙を 読 み, 最後どのような 状況だったの か を伝 える こ とも ある 。 筆者 は内心,メンバ ーがどのよう
。ー溌議議瀟瀛瀛瀞瀞瀟瀞瀞一
な 反 応 を す る の か , お そ る お そ る 話 す の だ 。 す る と, 思い が けず,亡くな ったメンバーとの 思い出を 語っ た り, 面識 が ない場合でも 亡くなった人の話 題をきっ かけ に 自分 自身 の 死のこと,こ れからの不安など が語られ るこ と があ る。 「 メンバーの死 を深く悲しむこと で,死の 理解 は 一般 的な 死 から関係性の ある人の死へと変 わり,そ れを 通 じて 必然 的 に残されたメ ンバーは自分の死 に近づけ るよ う にな る。 他 者の死を深く 悲しむとぃうこと は,この よう な グル ープ の 作業には欠か せないものであり ,喪失の 深さ が 各自 の価 値 の大きさをは っきりと思い出さ せてくれ るのであると 再認識できる」1)とぃわれ ている。メンバー の死が話題に なったときも,筆者 の懸念とは裏腹に,グルー プメン′ヾー は清々しい表情で90分を終えることカミ多い。
こ う した エピ ソ ードから考え ると,「がん患者 の話を聞 いて気持ちが 重くならないのか? 」の答えは,「気持ちが重 くな ら ない わけ で はない。しか し,メンバーはっ らいこと も含 め て語 るこ と によって,生 きることの強さや カ強さを 確認 し 合い ,グ ル ープのカで皆 が支え合っている 。ファシ リテ ー ター の私 が メンバーを支 えているわけでは なく,メ ンバ ー が互 いに 支 え合っている 。だから私は,メ ンバーの カに 頼 り, 助け ら れており,だ から気持ちが重く なること は少ない」と なるのである。
四グル―プをやっていて 大変なこど はないの?
グル ー プの なか ではもち ろん,メンバー同士 の衝突が起 き たり ,10分 以上 話を続け たり,やたらと会話 を独占し,
自 分の 話 に引 きつ けてメン バーの話を横取りす る人などさ ま ざま な 人が いる 。このよ うな問題は,がん患 者のグルー プ に限 ら ず, どの ようなグ ループでも生じてい るだろう。
が ん体 験 者に 特有 の問題と してあげるならば, メンバー間 で ,が ん の病 期が 異なるた めに体験の意味が異 なり気持ち を 理解 し にく い, 年代や生 活背景の違いによっ てとくに仕 事 や家 族 との 関係 に関する 話題で感情や体験が 共有しにく い.と ぃったことがある 。
例え ば ,再 発を 繰り返し ながら百戦錬磨のご とく前を向 いて歩 いてきた「ベテラン患者」が,初発でステージIの「新
米患者」 に対して,達観し たように「大丈夫。クヨクヨしな い で楽 し く過 ごさ な いと」と叱咤激励す ることがある。ベ テ ラン 患 者の 励ま し が,新米患者にとっ ては「そんなこと 言 われ て も」 と怒 り と悲しみの感情を引 き起こす。このよ う な場 合 ,新 米患 者 がグループのなかで 直接ベテラン患者 に 反論 し てく れれ ば よいのだが,たぃて いは飲み込んで我 慢 して し まう 。そ し て次回からはグルー プに出席しなくな ることも ある。
こう い うと きは , ファシリテーターの 筆者の出番で,ベ テ ラン 患 者に は診 断 当時のことを思い起 こしてもらい,新 米 だっ た 頃の 自分 を 語ってもらうように 促すことがある。
ベ テ ラ ン 患 者 と 新 米 患 者 の 衝 突 は 常 に 起 こ る 。 また . さま ざま な 治療法や代替療法, 仕事の継続など,
メ ンバ ー 個々 の価 値 観が多様であるため ,メンバーは多様 な 価値 観 にふ れな が ら,自分は自分でよ いのだと思えるよ う にな る 。話 を独 占 し,切れ目なく話し 続ける人,繰り返 し 同 じ 話 を する メ ンバ ーが い ると きに は ,グ ルー プ メン バ ー が 話 に 参加 し てい るか ど うか を見 な がら ,フ ん シリ テ ータ ー が話 を切 り 換えたりすることも ある。このような 状 況は , グル ープ の 運営上,スキルが必 要な事柄である。
しか し ,た いて い の場合,筆者がどう したものかと迷い つ っグ ル ープ の進 行 状況を見守っている と,メンバーのな か でフ ん シリ テー タ ー的役割をする人が いて,うまく話が 進 んで い くこ とも あ る。夕イミングよく コメントしてくれ る メ ン バ ー の お か げ で , 筆 者 は 大 変 助 か っ て い る 。 また , ある とき , メンバーから思いが けない言葉を聞い た こと が ある 。「 △ △さんが何度も同じ 話をされるのは,
そ のこ と が大 事な こ とだからですよね。 それを聞いてあげ る こと が 大事 です よ ね」と。筆者は,こ の言葉を聞いて,
自 分自 身 の未 熟さ を 思い知るとともに, メンバーのほうが ず っと 忍 耐強 いこ と ,グループ外での食 事会などのっき合 い など も 通じ て, △ △さんとメンバーた ちは,お互いのよ い とこ ろ を認 め合 い ,許容し合っている のだと,グループ のカに感 動したことがある 。
だか ら ,「 グル ー プをやっていて 大 変なこと はない の?」の 問いの答えは,「 運営上の難しさはあり,グループ を 始め た とき は本 当 にどうなるかとドキ ドキした。今も,
も ちろ ん 困る こと は あるが,鰍が』なん とかしようと気張
りすぎず,むしろ 専門家 意識や フんシリテーター とし て 介入 するとぃう気負いを捨てたほうがよいことを学ん だ」とぃうことである。
田グル―プに参加すると,なぜ私自身
が元気になるの?
時々 ,グル ープ の見学 に訪れ た看護 師や 医師から,「グ ルー プでは ,一見 する とがん とはあ まり関 係のないふっう の会 話がさ れてい るよ うにも 思えま すね」 とぃう感想を聞 くこ とがあ る。
確か に,旅 行の 話,会 社での 人間関 係, 政治経済の話題 など さまざ まなこ とが 語られ ,がん とは無 関係に思えるか もし れない 。しか し, メンバ ーたち は折に ふれて「がん患 者と ぃう共 通の土 台が あるか ら安心 して話 ができる」と言 う。 っまり ,がん 患者 である ことと 毎日の 生活,人生を切 り離 すこと はでき ない のであ る。そ れぞれ のメンバーの経 験と がん であることは一体となって経験されており,が ん が 前に 表 れ る こ とも あ れ ば , 背 景とな ること もある 。 治療 後5年 経過し ても, バー ゲンセ ールで 洋服を 買う か どう か迷っ た瞬間 にが んが前 面に表 れるの だ。果たして来 年の 夏,自 分はこ の洋 服に袖 を通す ことが できるのだろう かと 。日常 生活の なか で何か を決め ようと すると,ふと,
その 先の人 生が永 遠で はない ことが 立ち表 われる,とぃう 体験 が繰り 返され る。 したが って, グルー プでどのような 話題 が話されていても,がんと切り離された語りではない。
筆者 は,グ ルー プに参 加し, 司会を しな がら.メンバー の姿 を間近 に見て ,自 分だっ たらど うする だろうか,筆者 は何 を大事 に生き てき たのだ ろうか かと, 考えを巡らせる こと も多い 。とく に, 同世代 のメン バーが 語る言葉は,印 象深 く心に 残る。
進行 した状 態で がんが 発見さ れ,治 療を しながら仕事を 継続 している女性が,「再発を恐れる気持ちはあるけれど,
もし そうな っても ,状 況を受 けとめ られる 自分でいたぃと 思う 。じた ばたす るか もしれ ないけ れど, 今はそうなって もい いよう な自分 をっ くる時 間なの かな」 と話したことが ある 。日々の生活のなかでふっと湧き上がる再発の不安に,
実に 冷静に,そして率直に認めながら前に進んでいる姿は,
筆者にはまぶしく映った。
「く よくよ悩んでも,悩まなくても再発するときはする。
だったら,心配ばかりしないで,楽しく過ごしても同じ」「会 いたい ,やりたぃと思ったことは先延ばしにしない」「自分 に正直 に生 きる」 …どの 言葉も ,筆者 が日 々迷ったり,悩 ん だり , 落 ち 込 んだ り し た と きに 思 い出 す言葉 である 。 さて ,「な ぜ私自 身がグ ルー プに参 加する と元気になる のか」 をあ らため て考え てみる と,グ ルー プをとおして,
メンバ ーの 生き様 から, 自分が 日頃立 ち止 まって考えずに やり過 ごし ている ことに 気づか された り, メンバーの言葉 に癒さ れた り,や る気に なった り,叱 咤さ れ落ち込んだり するの だが ,これ らが筆 者を刺 激し, 良く も悪くも新陳代 謝が高められているからではないかと思う。
日十数年もグル―プを続けられるのは
どうして?
乳 が ん の 手 術を 受け1年が 経過 した女 陸メン バーが ,笑 いな がら話 したこ とがあ る。
近頃 ,手術 した部 分に 黒いシ ミのよ うなも のがで き,再 発 なの で は な い かと心 配にな り, 定期受 診を1カ月 早め,
主治 医のと ころに 駆け込 んだそ うで ある。 きっと 再発に違 いな いと覚 晤して いたと ころ, 主治 医の口 から予 想外の答 えが 返ってきたとぃう。「これは,垢です」と。当の女陸メ ンバ ーは, 全身に 安堵感 が広が った と同時 に,顔 から火が 出 る く ら い 恥 ず か し い 思 い を し た そ う で あ る 。 この エピソ ードは ,彼 女が再 発に対 する不 安をか かえな が ら, 日 々 を ど の よう に 過 ご し てき た のか とぃう りアリ テイ にあふ れてい る。彼 女は, 手術 後,創 部をど のように 手当 てすればよいのかわからず,また傷口に触れるのカ°陏 くも あり, 創部周 囲を洗 ってい なか ったそ うであ る。その 結果 ,縫合 部跡に 垢が溜 まった のだ 。
もし ,筆者ががん患者のグループに参加していなければ,
この ような 患者体 験のり アリテ イに ふれる 機会は 多くはな いだ ろう。 病棟で 勤務し ている と, 退院し た後に 患者がど のよ うな生 活を送 り,社 会のな かで 療養を 続けて いるのか を想 像しに くい。 もちろ ん,外 来通 院時な どをと おして断 片的 な理解 は可能 である 。
一方,病院を離れ,社会のなかで生活する場にあるグルー プ でのメ ンバー たち の語り ,その 体験の りアリテイは筆者 を 圧倒す る。そ して ,いっ も,そ れぞれ の人の体験の奥深 さ に引き つけら れる のであ る。繰 り返し 参加しているメン バ ー の 語 り にも , そ の つ ど新 し い発 見があ る。筆 者は,
こ の 魅 カ に す っ か り は ま っ て し ま っ た の だ と 思 う 。
おわりに
グ ルー プを始 めた頃 ,心理 学分野 のグ ループに関する大 家 である 野島一 彦先 生から グルー プのフ んシ リテーション に ついて の講義 を受 けたこ とがあ る。そ のと き,野島先生 は ご 自 身 が20年 以 上 かか わ っ て おら れるグ ループ 体験を
題 材に, 「グ ループ の理想 のファ シリ テーションは,ファ シ リテー ター が着席 し,始 めまし ょう とぃうとグループが 始 まり, 時間 になっ たら終 わりま すと ぃう,ただそれだけ で 進むグ ルー プです 」と話 された 。当 時,これからフんシ リ テータ ーを しよう として いた筆 者に は,その意味を理解 で きなか った 。しか し,よ うやく 今, 体験的にその意味が わ かるよ うに なった 。
筆者が かかわ ってき たがん 患者 のグル ープは,メンバー の 入 れ 替 わ りが あ る も の の, 十数 年とぃ う経過 を経て グ ル ープ自 体が 成長し ,成熟 してき た。 そのグループのもつ カ に , 筆 者 自身 が い ち ば ん育 てら れてき たのだ と思う 。
O弓1用文 献O
1)デ イ ヴィ ッ ド・ ス ピ ーゲル,キ ャサリン・ クラッセン (朝倉隆司 ,田 中祥 子・監訳):がん患者と家族のためのサポートグループ.医学書院,
東京 ,2003,pp.213−214.