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(1)

d a n h h G e r o w t

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著者 らは,栽培農家の協 力を得て,無施肥栽培の 継続 年数はそれぞれ異 るが,上記の前報1)と同様 な 無施肥栽培 を行 ってい る水 田 を,立地条件 を異 にす る5地区 か ら7筆選定 し調査 す ることがで きた。本 研究 は, これ らの調査 田 につ いて, 主と してかん が い水 にか ゝわる立地 条件 と,水稲 の収量 要素 ならび にそれ らの1筆 内の位置的変動 との関係 を明 らかに す るとともに, その過程 を通 じて長期無施肥 田の生 産 力を, よ り一層明 らかにす ることを目的 と した も

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Ⅰ 緒 言

長谷川 ら1)は,長期無施肥 田 においては,水稲 の 生育 ・収量 にか ゝわる諸形 質の,水 田内の位置 によ る変異 が,施肥 田 に くらべて遥 かに大 きい ことを認 めた。 また, その続報2)で は,変異 が大 きくなる原 因は,主 と して, かんがい水 によって水田内 にもた らされ る植物 栄養源 が水 田内 に不均一 に分布 され る こと ゝ, そのため に, それ らが土壌 中 に取込 まれ る 量 にも不同 を生 じ,後 の地 力の発現程度 も水 田内の

位置 によって 不均一 になるためで あることを明 らか ので ある。調査 は昭和

5

年度 か ら

4

年間継続 して行

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立地条件 が撫施肥田の水稲の 生 育 ・収 量 に及 ぼす 影 響 * 竹内史郎 ・奥村優勝 ・長谷川浩 **

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に した。 ってい るが,結果の年次差 が少 か 1ので,本報 は昭

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1日. 日本作物学会近松 支部会で発表 されたO

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2 La

★本報 の板 書 は.昭和53年 1 ++農学科,作物学研 究室 (

(2)

第 12早(1979) 18

1

和51・ 年度 の結 果 をま とめ た もので あ る

近畿 大学 農学部紀 要

題 は をい。 しか し,本 報 の デー タには をいが, 田植 直 後 と,他 水 田 の 追 肥 時 期 に当 る

7

月上 中 旬 に, NH

らの点 の詳細 は,他 報 1)・3)・4)を参照 された い。 なお, 4‑Nの含 有率 が急 増 す る特徴 を もって い る。これ

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この 間 は生育 の抑 制 が認 め られ る。 図

1

生育期間中の水口部におけるかんがい水温の変化 nw nl

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約 mの所 に 筆 連続 して所 在す る。かん が い水 は, a 野洲 川 か ら取水 され た水路 の分流 か ら受 けて いて,

200 本水 田は その末流 部 に位 置 して い る。上流 約 m附 近 に小 集落 が あ るが,近辺 はほ とん ど水 田で, ニ ホ ンバ レを主 とす る中生 品種 が 多 く栽培 され,疏莱 鞘 を後 作 とす る早 生 が僅 か に混 在 して い る。

かん がい水温 は, 開 けた水 田地帯 内 を水路 が通 っ

5

て い るため, 地 区 中で は最 も高温 で あった が,盛 夏 に も流 量 が豊 富 で あ るため高す ぎるこ とは ない。

5 1

しか し, 月 0日前後 の早楢 が行 なわれ るため に田

1

植 後 約 ケ 月間 はや ゝ低温 で ,水 口 に近 い部 分で は, 本研 究 の調査 対象 と した無施 肥 田 は, T lに 示 す

7

筆 で あ る。昭和5年度 に,各調査 田の水 口部

le b a 2

1 綱董臼の立地条件

Fi 2に示 されて い る。これ らの資料 な らび に現場 で の観 察 によ る調査 田の 立地 条件 は次 の よ うで あ っ た

R‑ B,R‑A水 田 これ らの水 田は,野洲 川 下 流 部 の沖積 平野 にあ る水 田地 帯 の国道

8

号線 の東 方

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にお け る水温 と水 中溶存 3要素 含有率 を,作李 中 に それ ぞれ

3

回測 定 した。 その結 果 は,Fig.

1

お よび

2

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・ Jlu 17

・ Jun

かん が い水 中の溶 存 3要素含 有率 は,通 常 の水 田 地 帯 と比較 して大差 な く,概 して 言 えば水 質 上 の間

2

生育期間中の水口部におけるかんがい水の

3

要素含有率の変化

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(3)

竹 内 ・奥 村 ・長 谷川 :立地 条 件 が無施 肥 田 の水稲 の 生育 ・収 量 に及ぼ す影響 119

この

2

筆 は水路 に水 が あ る限 り常時 受 水 されて いて, f)、ん が い水温 は, 田植 が毎 年

6

月 上旬 に行 な わ れ R‑B内 を通 った水 が小 畦越 しにR‑A田 に涜 されて るた め全 く問題 は ない。 また, 閉 された住 宅 地 内 を

い る 流 れ るため と, 水量 が比較 的 多いので盛 夏 の水温 上

4

B

の一 峰 ,花 山 の東側 山麓 の緩 傾斜 地 に連続 して所 在 率 が著 し く高 い こ とに よ って明 らか な よ うに,住 宅 し,かん が い水 は琵琶 湖疏 水 の分 流 か ら受 けて い る 廃 水 の影 響 を受 けて いて,

3

要素 と もか な り高 い こ 附近 は,住 宅 の 間 に農地 が介 在 して いて,・水路 の 上 とが特徴 で あ る。 かん が いの 方法 は,Y‑A田内 を通

3

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昇 も僅 かで あ る。 溶 存 要素 含 有率 は の含 有

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った水 を,小 畦越 しに

田 に落 して い る。

B水 田

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これ らの水 田 は,京都 東 山

流 は住 宅地 内 を通過 して い る

1

調査田の面積,所在地および立地条件 de me

調査 田記号 面積 (アール) 所 在 地 および 立 地 条 件 i

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良‑ 滋賓県棄太郎棄東町辻,水田地帯にあり.野洲川から野水されたかんが水路分流の末端部に位置 し,水路の上流には小集落あり0 2筆連続 していい

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京都市山科北花山河原町 1番地および2番地,住宅地内にあり,幸吉曽湖 疏水の分流から取水 している0 2筆連続 していて,BはAから水田掛 り で取水 しているo

22. A

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この川から直接取水しているo

京都市左京区岩倉花園町谷Lwa aHa o T」,嬢傾斜地にあり,小 さな谷l,S o Di nKy oCiHに沿っていて, Thsf d isa g amo n ag es e a 25.

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京都市左京[禾岩倉中町8番地,住宅地内にあり,長谷III

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トB 55. 本流から取水さ

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45. I京都市左京区岩倉坂原町,長谷IwakuraSaa ak hraco a yh Sk, oDIliiJv,流の左岸の山間水田の最上流部にあり,Ky oCiot ty.Thiissoneofteh .

l‑ A水 田 この水 田 は,比 叡 山西 方 の績 傾 斜 地 の谷

沿 い に所 在 し,かん が い水 は,この 谷 川 か ら 直接 受 けて い た。 附 近 は山裾 の比較 的狭 いテ ラス状 の小規模 の水 田地 帯 で ,西 方 は100m足 らず で住 宅地 に適 って いた。 上流 地 帯 に人家 が か 1の で , かん が い水 は清浄 で あ り, かつ , 水温 が低 く, 水 口部 は生

て導 かれて い る。水温 は

5

地 区 中で 中程 度 で あ り, かつ ,早 柏 が行 な わ れ ないた め 全 く問題 は ない。 し か し,かん がい水路 が 上記 の事情 にあ る こ とに加 え, 長 谷川 上流 地 帯 に大規 模 な住 宅 団地 が寛 成 したため , 河 川水 の 劣 化 が甚 だ しい よ うで,本調 査 の 開埠 後 も, 年 とと もに事情 が悪 くなって い るよ うに考 え られ る。

潜 存

3

要 素含 有率 は, 長谷 川 の流 量 が 多い梅 雨期 ま 1

育 が か な り遅 延 した。 なお, 本水 田 は5年度 の水稲

作 を最後 と して宅地 化 された。 で は高 くな い が,流量 が減 少 す る盛 夏 期 に な る と激

I B水 田 本 水 田 は, 京都岩倉 地 区 の中心 部 増 し,水 田の かん が い水 と して の使 用 に耐 える程 度 に所 在 し, 附近 は住 宅 化の ため の区 画整 理 が完 了 し を造 か に越 す状 態 とな り, これ が落 水 期 まで継 続 す て いて,住 宅 と農地 が混 在 して い る。 かん がい水 は, る。

ながたに

長 谷 川本流 か ら取 水 され,道路側 溝 を水路 に利 用 し l‑C水 田 本水 田 は, 長谷 川上流 に沿 う山 間

(4)

) 9 7 9 1 ( 近畿 大学 農学部紀 要

0 2

1 第 1号

水 田地帯 か ら,同 川の支流 に沿 って分岐 した小地域 部で は20℃ を越 す ことは稀 で ある。 また,

3

要素含 の最上流 部 に所 在す る。この地域 は,本水 田 を含 め 7 有率 も極 めて低 い。

筆 の水 田 か らな り,合 計約30アール程 のせ まい地域 以上 の 各調査 田の立地 条件 は,次 の よ うに略 記で で あ る 上流地帯 は全 くの山林 で, この間 を流 れ る きると考 える

2

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各調査田における玄米収量 (k9/アール) ursery

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上 記の 支流 は谷 川 をな し, かんがい水 は直接 こ ゝか 施 肥 田 に囲 まれた (水 田地帯型 ) ら導 かれ る。 したが って, その水 は清浄 かつ低温 で Y‑A,Y‑B 生活廃 水の影響 を受 けて い る (住 あ る。 なれ この地域 内の上流側 の連続 した 4筆 は 宅地型 )

何 れ も同一耕作者 の所 有で あ り,すべて無施肥栽培 1‑A,Ⅰ‑C 肥 料 の影響 を全 く受 けてい ない が行 なわれて いて, 本水 田は,上か ら2筆 目に当る (谷川型 )

ので,肥 料の影響 か らほ とん ど完 全 に逃 れて い る水 生活廃 水 の影響 を強 く受 けて い る

田 と言い得 るで あろ う。 (都市下 水型)

かん がい水 は,極 めて低温 で盛夏 において も水 口

2

調査田の栽培条件 (昭和51年)

栽植密度 (樵/mz

∬ 綱董田の栽培条件

存 在す る少量 の雑草4)だ けで ある。育苗 も, もちろ 各調査 田では,共通 して徹底 した無施肥 無農薬栽 ん無施肥 床で 行 なわれ る。 なお, このほかの栽培法 培 が行 なわれて いて,作期 中 に

3‑4

回の 手取 り除 の詳細 は前報1)を参照 されたい

辛 (田打 串 の使 用 を含 む ) を行 うほかは,水管理 の 7筆 の調査 田は, 前項 に ものべ た よ うに,立地 条 み が行 なわれ るに過 ぎか ゝ。稲 わ ら,粗 が らおよび 件 が異 な り,耕作者 も異 在るので, 当然,栽培 条件

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Ta e2には,調査 田 によ る相違 点 田内 に残 され る有機物 は,刈株 と根 および春耕 暗 に が一括 表示 されて い る。無施 肥栽培 の継 続 年数 は, 除草 した雑草 もすべ て圃場 外へ搬 出 され るため,水 は一様 で 射 、。

(5)

竹 内 ・奥 村 ・長谷 川

:

立地 条件 が無施 肥 田の水 稲 の 生育 ・収 量 に及ぼす影響

Ⅰ‑C田 を除 き何 れ も長期 にわた って い る。また,戟

Ⅳ 調査結果 と考察

1 2 1

植 密度 は, 生育 が と くに劣 るト A,Ⅰ‑C田で は高 く (1) 立地 集件 が玄 米 収量 に及 ぼす影 響 各 調査 な って い る 田の 昭 和51・5 年 度 の 玄 米 収 量 と, その平 均 値 は2

Ⅱ 鋼 玉 方 法

調査 は,毎 年, 生育 期 間中 に数 回,水 口部 と水 尻 部 で かん がい水 を探 り,同時 に水地 温 を観測 した。

採 水 した かん がい水 は, ミクロボー ア を通 して炉過 した後 ,分光 光 度 計 に よ りNH4とP04の, また, フ レー ム フ ォ トメー ター に よ りK20の含 有率測 定 に供 した。収稽物 につ いて の調査 は,各調査 田の刈 取 日の 数 日前 に採 取 した試料 につ いて 行 った。 試料 の採 取

Ta e3bl に示 されて い る。 調査 田 によ って, 品種 が 異 在 り, 田植 日に も差 が あ る こ とを考 えて も, 立地 条件 によ る差 が極 め て大 きい こ とが明 らかで あ る。

詳 論 は後段 で行 な うので , こ ゝで は収 量差 をもた ら した二 三 の理 由 を概 述 して お く。 まず ,同一 品種 が

A

用 い られ て い るR‑B, R‑ ,Y‑Aにつ いて比較 す る と,この差 は,前 二 者 が早 植 されて い る こ とに加 えて, 開 けた水 田地 帯 にあ るの に対 して,後 者 は南 お よ び西側 を家屋 に閉 された 立地 の差 によ る もので あろ う。 なお, ‑Bの収量 は, 附近 の施 肥 田の収量R

‑80%に相 当す る もの と思 わ れ る。

は,各 水 田の水 口部 または これ に近 い一 角 と, 水尻

0 の 7

次 に明 らか を点 は,かん が い水 が低 温 で清浄 を (谷 部 また は これ に近 い一 角 を結 ぶ 対角繰 上に, 11等 分

0 o貞 ) を と り, 各 点の直 近棟 か ら水尻 方 向へ 条 に沿 って連続

5

株 を堀 上 げ る方法 に よった。1筆 5

l (

川型 )の1‑A,Ⅰ‑Cの収量 が著 し く劣 るこ とで あ る。

棟 の試料 は, 風乾 後 ,収量構 成要素 を含 む諸形 質 の この 点 か ら, 無施 肥 田 にお け る生産 力は, 第一 義 的 調 査 に供 した には, か んが い水 によ って もた ら され る植 物 栄 養量

に 支配 されて い る と考 え られ る。

f t onenso 表 4 収穫物の話形賃および収t構成要素

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2

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立地 条件 が収種物 の 詩形 質 な らび に収量構 成 要素 に及 ぼ す影 響 Ta e4には収 穫物 の諸形 質

次 に, 同一 立地 のY‑A, Y‑Bにつ いて付 言 す る と, ほ とん どすべ ての形 質 でY‑Bが劣 った が,これ

2

を ちび に収量構 成 要素 につ いての昭和5年 度 の成績 は主 と して品種 特 性 の差 に よ る もので あ る

。 B

は, が示 され て い る。 この成 績 に よって,各 調査 田の特 梓 長,穂 長 お よび 1穂 穎 果数 の値 に くらべ , その他 質 を さらに明 らか に してみ たい。まず, ‑BとY‑AR

を比較 す る と,Y‑Aは,梓 長 お よ び

1

棟 わ ら重 で勝 るほかは, すべ ての項 目で劣 って い るO 栄 養価 部分 の生育 が勝 ったの は, かん が い水中の

3

要素量 が 多 い ためで あろ う。 しか し,穂 長 ・穂 重・l穂穎 果数 な ど穂 の形 質 で 劣 ったの は, 前項 で述 べ た 立地 の差 に よ る と考 え られ,逆 に 言 えば,住 宅 地 内 の立地 が 栄養 体 の 生育 には大 きを障害 とは な らなか った こ と

の 出穂 後 に決 定 す る形 質 の値 が著 しく劣 って い る。

これ は, 本水 田の 水稲 の生育 の特 質 によ る もので あ る。 す なわ ち, 分 げっ期 の生育 は極 めて良好 で , と くに水 口側 約 半分 の面積 で は,施 肥 田 に匹 敵 す る生 育 を示 す 。 しか し,毎 年 ,出穂 直 前 に葉 イモチ病 が,

まず ,水 口部 に現 われ,次 第 に確 病部 分 が水 田内部 に拡 大 し, 出穂 後 は,節 イモ チ,首 イモチ が発 生 し, これ らの激 発部 が,全 面積 の% 〜ラ新 二も及び,最 も R

, ‑Bで は,穂 に関 す るすべ ての形 質

で ま き り, さ らに l株穂 数 にか な りを差 がみ られた うに なる

。 l

株 わ ら重 や穂 に関 す るすべ ての形 質 が が, これ には早 植 の効 果 が大 きい と考 え られ る。 著 しく劣 ったの は, この理 由 に よ る もので あ る。本 に な る。 一 方 病 害 が激 しい水 口附近 で は,ず り込 み も見 られ るよ

(6)

122 近畿 大学農学部紀 要 第 1号 (1979)

水 田は立地 の項 で述 べ たよ うに,都市下水の影響 を 玄米垂は収量 を示 す とともに,生育後期 の栄養状態 強 く受 けていて, と くに河 川の流量 が減少す る盛夏 を解析 で きるので示 されてい る。

2

これ らの成績 によって, 各調査 田 における生育 と 期 には,3・15ppmのNH4‑N,4.41ppmのPO4Fi 2)( g.

を含 む水 がかんがい されていた ことが観察 されてい 生産 力の特 質 と立地 条件 との関係 を解析 す ると次の る。 この影響 によ り,生育後期 に過繁茂状 態 に陥 り, よ うで あ る。

茎葉 も軟弱 とな り,病害 多発の原因 とをる。 もちろ

R ‑ B

水 田

l

棟穂 数 は,水 口部で最 も多く, ん,防除策 を全 く行 をわか 、七 とが,病害 を助長 し 水 田の中央部 まで は直線的 に減少 したが,中央部 か て いることは言 うまで もない。 ら水尻部 にかけては変動 が小 さく, ほ ゝ十一一定値 を保

最後 に,1 Cにおいては,生育 は極 めて不良で,

収穫物 の あ らゆる形質 が,他 の調査 田に くらべ著 し になったが,水 口か ら10m以内の範囲では距離 とと

‑ った。 平均梓 長は,水口部で は施肥 田に匹敵す る値

く劣 った。密植 の効果 (Tabe2) を期待 して も, (玄米)の低収で あったD こ

l もに激減 し,中央部 か ら水尻 部 にかけて僅 かに低 く なる傾 向を示 した

1株玄米垂は, 水口部 か ら中央 なお10アール当 り165kg

の理 由は,低水温 の影響 もあるが,何 よ りもかんが 部 にかけては,ほ ゝ十直線 的 に減 少 し,中央部 か ら水 い水 が極 めて貧栄養で あることを考 えざるを得 ない。 尻 部 にかけては,逆 に, ほ ゝヾ同 じ割合で増大 した。

)

収穫物の話形賞 の位置 的変 動 に及ぼす立地集 件の影響 各調査 田の対角繰上10地 点の収穫物調

( 3

無施肥栽培 にお ける植物栄養 は, かんがい水 によ

って もた らされ る無機栄養素 を直接 的 に利用す る部

l

査 成績 か ら, l棟穂 数,平均梓 長および 株玄米重 分 と, その無機栄養素 お よび有機栄養源 が,一旦 , g. g.

の成績 を位置的変 動 と して,それぞれ ,Fi 3,Fi 土壌 中 に取込 まれ, それ らが後 に地 力となって発現

0

0 4,Fi 5に示 した。 1株穂数 を示 した理 由は, こ

の よ うな無施肥栽培 では無効分 げっ が極 めて少 な く, この考 え方に基 いて,本水田の調査結果 を考察 す 収穫物 の諸形 質の中で 1株穂 数 が最 も早期 に決定 し, ると次の よ うで あ る。す なわち,分 げっ期 における 生育前期 の生育程度 を相 当忠 実 に示 す か らで ある。 茎 数増力侶ま, 主と して, かんがい水 中の栄養素 の直 平均梓 長は生育 中期 の水稲 の栄養状 態 を示 し,1株 接 的利用 によって支配 され ると考 えられ, その利用

g.

8

9 1

91

す るもの を利用す る部分 があると考 えられ る1)。

8075 6 7 7 8 2 3 Z 1 0 5 6 4 1

・ 6 9 1 0 57 8 3 4

1 2

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9 三二二 二二

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巴二 1 2 3 4 5 と二 6 7 8 9 二 1 0

6

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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

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Di m i 図3 1棟穂敦の水田内の位置による変動 Fi 3 Va

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2

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(水 。 か らの距離 ) (水 日か らの距離 )

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平均樗長の水田内の位置による変動 g a ns a ge n

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(7)

竹 内 ・奥村 ・長谷川

:

立地 条件 が無施肥 田の水稲 の生育 ・収量 に及ぼす影響 の程度 は水 口か らの距離 とともに減 少 し,水 田中 央

3 12 養源 の直接 的 ならび に間接 的利用 によって維持 され 部 以遠 で は大差 がない。 また,本水 田で は生育期 間 てい るとい うことがで きる

を通 じ多量 のかんがい水3)が使 用 されたが, その中 Y‑A田 本水 田で は,

3

形 質 ともに変動 の傾 の栄養素 の一部 および栄善源 は,一旦,土壌 中 に取

■込 まれ るに相違 な く, その程度 は水 口に近 いほ ど大

1 8 9 6 7

1 2 3 4 5 6 7

8 g20 1

2 0

1 6

1

1 0 巳と 4 5 0 ゝ二 二

で あると考 えられ る。 この ことは,本水 田の土壌 は, 施肥 田 にはみ られ 射 滑 石 の褐 色5)を呈す るが, 水

口附近 の

5‑6m

以 内 は水 口に近 いほ ど黒色味 を増

8 9 1 0

し,水 口直 近部 で は施 肥 田の それに近 い色調 を呈す

0

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1 0

7 8 2 0

1 0 0 50 l 4 5‥ 6 7 8 9

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1

2

3 4 5

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9 1

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ることによ って も裏付 け られ る。 これ らの 土壌 に取 込 まれてい る栄 養源 は, 本田初 期 には有効化 し難 い が, 土壌温 度 の上昇 に伴 い

7

月以後 に次第 に放 出 さ れ,生育 中期以後 の栄養 供給源 と して重 要 な働 らき をす る1)が, その放 出量 は,取込量 の 多い水 口部で 多い ことは言 うまで もか )。水 口附近 におけ る平均 梓 長の著 しい変 動 は,上 記の事実 を裏付 けるもの と 考 えて よいで あろ う。 なお,平均梓 長の変動で, 也 に注 目すべ き点 は,水尻 附近 の増大傾 向で あ る。 こ の附禅 は,例 年脱穀 作業 が行 なわれ るので,稲体残 連 の残 存量 が多 く, また, 多量 の かんがい水 が常時

IO 30 40 5。m 掛流 しされて い るため に,水 田内の前年作残液 など

(水口か らの距離 ) が生育前期 に集積 されやす く, このため土壌 か らの

栄養素 の放 出量 が中央部 に くらべ 多い と考 えられ る。 5 1棟玄米圭の水田内の位置による変動 i1g

F 5 Varaitionsofthewekhtofbrownrcieperhill す なわ ち,水尻部附近で は,生育 中期の地 力発現 が, ineachp yh d.add el

無機態 栄養素 を含む割合 が相 対的 に少 いため に, 水 口部 よ りや ゝ遅 れて盛 ん になった と考 えると, この 変 動 をよ く説明で きる。次 に,l株玄米 重の変動 は,

その要因 が水 田中央部 を境 に,明 らか に異 ることを 示 した。 す をわ ち,水 口部‑ 中央 部で は,玄米 竃は 穂 数 と関達 し,水 口直近 部の梓 長の著 しい増大 との 関連 は全 く示 され なかった。 しか し, 中央部〜水尻 部 で は,穂 数 お よび梓 長 との相 関 は認 め られず,出

向が明瞭 で なかった。 その理 由は,第一 に面積狭小 な水田で あることと,第二 には,生育 を促 進 させ る 潜在的条件 に富 む水 口部附道 は,西側 が家屋 に密接 し, 南側 もや ゝ離 れて家屋 があって, これ らによる 生育抑制 をかな り強 く受 けてい ることで あろ う。中 央部 で

l

株棟 数が急増 した理 由は明 らかで ないが,

4m 中央 部で あって も水 口か らの距離 は11‑1 の範囲 穂 後 において異 る型 の要因支配 を受 けた ことが推察

された。つ ま り,水 口部〜中央 部で は,生育後期 の 地 力発現程 度 は,水 口か らの距離 とともに少 な くな り,その程 度 が

l

株 穂数の変 動 と比例 的で あったか, さもか ナれ ば同程度で あった ことになるが,他の事 実 との関係 か ら同程 度で あった とは考 え牡 い。 これ に対 し,中央部 〜水尻部 において は,水口附近 よ り 遅 れて盛 ん になった地 力の発現 が,生育後期 に強 く 作 用 した こ とによって穂 の発達 と登 熟 を促 進 し, そ の程度 は水 尻へ 向 って,距離 とともに大 となった も の と考 え られ る。 なれ 本水 田の栄養 問題 は,長谷 川 ら2)の報告で詳論 されてい る。

これを要約 す ると,本水田の生産 力は, 多量 のか ん がい水 によって もた らされ る多量 の無機 ・有機栄

で あ り, かん がい水中の善分量 が多いことを考慮す れば,む しを当然 の値 とい うこともで き, この中央 部 か ら水 口の方向 に向 かっては,家屋の陰 による生 育抑制作 用 と, かん がい水 中の養分 の直接的 および 間接 的供給量 が, いず れ も距離 とともに増大す るの で, これ らが相殺 的 な効果 を示 す ことになった と考 え ることもで きよ う。 また,本水 田で は,玄米 垂 と 穂 数の変 動 が よ く一致 し,R‑Bにお けるよ うを生育 後期 の地 力発現程 度 の差 による影響 が認 め られ なか った。 この ことは,かんがい水 の華分含有率 が高 く, かつ ,面積狭小 で あるため栄養素の直接 的利用の割 合 が高 く,栄養源 の土壌へ の取込 み に, したがって, 地 力の発現程度 にも位置的変動 が比較的 生 じ難 い こ

(8)

124 近畿大学農学部紀 要 とによると考 え られ る。

これを要約す ると,本水 田の生産 力は, かん がい 水 に高濃度 に含 まれ る養分 の直接 的利用 に負 う所 が 大 きく,地 力の位置 的変動 は面積 が小 さくて生 じ難 いが, しか し生育 中期以後 にその影響 を受 けてい る ことは疑 う余地 がない。

Y‑

B田 本水 田は

, Y‑A

田を通 ったかんがい 水 を受 けて いるため,

1

株穂数の変動は比較的小 巾 で,全体 と して水尻方向 に向って, ゆるや かに減 少 した。 なお,全体 に Y‑Aよ り穂 数 が 多いの は品種 が 異 るためで あ り, 加 えて, 生育 条件 が不良 な Y‑A 田水 口部 で は,む しろ穂 数 がや ゝ少 なくなっていると 見 るべ きで あろ う。平均梓 長は,水 口部 と水尻 部の 両端 で ま さる傾 向 を示 したが,前者 は生育 中期以後 の地 力の発現程度 が大 きいため と考 え られ るが, そ の理 由の一つ は, この附近 は耕土 がや ゝ深 いことが 考 えられ るが,詳細 は明 らかで か )。 また,後者 は 南側 の木立 と家屋 に接 してい るための徒 長 によるも ので あろ う

。 l

株玄米重 は,水 口部附近で大で あ り, かつ,変動 も大 きかったほかは,水尻 部へ 向って漸 減傾 向 を示 した。水 口部の変動 は平均梓 長の変動 と 相似 し, その他 の部分の変動 は 1棟穂数の変動 と関 連 があって,一貫 した傾 向がみ られなかった。 しか し,これ らの形 質の変動の様相 は,隣接す る Y‑Aと 類似 した点 が 多く,本水 田の生産 力の特徴 も

, Y‑A

の それ と大差 ない と考 え られ る。

l‑B田 3形 質 ともに特異 な変動 を示 したが, この原 因は,立地 の項でのべ た生育 中期以後 に, か んがい水の養分含 有量 が著 しく増大 し, イモチ病 多 発 にいた るためで ある。中央部 か ら水尻部へ かけて は, かんがい水の影響 を受 け る程度 が少 く, したが って変 動 も小 巾で あるので, とくに述べ ることはな い。水 口部 か ら中央部へ の 1棟穂 数の変動 は,病害 程度 の差 によるもので,分 げっ期 の 1株茎数 は逆 の 傾 向 を示 していた に相違 か ゝと考 え られ る。 平均梓 長 によって推定 され る生育 中期 の病害程度 は,水 口 部で とくに激 しく,伸 長期 には, この附近で はかな りな発病 があった ことを物 語 っている。本来, この 水 田は

5‑6

年前 までは,施肥 田に近 い収量 を上 げ た といわれ るが, その後 ,水路の上流地域 で住宅 が 増 加す るにつ れて状況 が悪 化 したよ うで あ る。 もち ろん,徹底 した防除 を行 えば, かな り別 又量 を得 る ことが期待 で きるが,無施肥栽培 において さえ,徹 底 した防除 を必要 とす る立地環境 で あるとす れば, そこに問鱒 があるで あろ う。 さらに,最後 に指摘 し てお きたい点 は, この よ うに異 常 に高濃度 の かんが

1 2

( 1 9 7 9 )

い水 が用 い られていて も, その直接 的影響 は,水 口 か ら僅 か 17m程度 の中央部 までの範囲内 に限 られた ことで ある。 この ことは,他の研究6)で も示 されて いるよ うに, 土壌 がかんがい水の溶存養分 を取込 む 能 力が強 い ことを示唆 す るで あろ う。

この水 田の生産 力は, かんがい水 をそのま ゝ受 け る限 りで は, もはや農薬 の使用 な くしては維持で き ない状態 で ある。

l‑ C田 1株穂 数で は位置的変動 が大 きかっ たが,一定 した傾 向は認 め られ なかった。前記の よ うに, かんがい水温 が極 めて低 いことが特徴 で ある が,低水温 に強 いモチ品種 を用 い ることによって, 幾 分 はその影響 を免 がれてい るで あろ う。 また,取 水量 も他 の調査 田 に くらべ極 めて少 な くされていた。

平均梓 長の変動 は,水[コか ら水尻へ 向ってほ とん ど 直線的 に増大す る傾 向 を示 した。 これは恐 らく,隻 育最盛期 には, かん がい水の流入量 が増 され るため 低水温 の影響 をよ り以上 に受 けることと,気温 の上 昇の割 に水温 の上昇 が少 な く較差 が大 きくなること, あるいは分 げっ増加 と梓 の伸 長 とに及ぼす低水温 の 抑 制効果 に若 干の差 があるため と考 えられる。 この ことは,生育後期 につ いて も言 え, l棟玄米重の水 口か ら中央部 までの増 加傾 向 も,同 じ理 由によるも ので あろ う。中央部‑水尻 部へ の漸減傾 向につ いて は,理 由が明 らかで ない。 この水 田の第二 の特徴 は, かんがい水中 に栄重源 がほ とん ど含 まれてい か 1こ とで あ り, と りわけ N分 が少 ない 。 したがって, こ の水 田 における水稲 の生育 は, ほ とん ど地 力に依存 す ると考 えざるを得 ない。デー タは省略 したが,水 口 と水尻 において同時 に採水 したかんがい水中の NH4 濃度 を比較 す ると,常 に水尻 部の方 が高 く, これは 土壌 か ら放 出一された N分 が湛 水中 に移行 して逃 れ去 って い ることを示 す もので ある。 また, この水 口 と 水尻 にお けるNH4の濃度差 は,

6

戸‖こ最 も大 きく, 水稲 の生育量 の増 加 とともに, 7月には減 じ

8

月下 旬 には僅 差 となった。 これ らの事実は, この水田の 水稲 の生育 ・収量 が地 力に依存 してい ることを示 唆 す るもので あろ う。 しか し, その地 力の原因 をなす 理 由は明 らかに して いない。

以上の ことか ら, この水田の生産 力は, ほ とん ど 地 力に依存 していて,水 口に近 いほ ど,低水温 によ

る阻害影響 をよ り強 く受 けてい ると言 える。

Ⅴ 要 約

(1)立地条件の異 なる

7

筆 の無施肥 田につ いて調 査 を行 ない,収量 ・収量構 成 要素 およびその他 の特

(9)

竹 内 ・奥村 ・長谷川

:

立地 条件 が無施肥 田の水稲 の生育 ・収量 に及ぼす影響 125 悼 , な らび に, それ らの水 田内の位置的変動 を比較

し,各水 田の特徴 を明 らかにす るとともに,無施肥 田の生産 力発現の理 由 を推 論 した。

( 2 )

最 も 多収 で あったのは, 開放 的 を水 田地帯 に 立地 す る無施肥 田で, この水 田の養分供給 は,著 し く多量 の かん がい水 によって もた らされ る栄養源 を, 直接 的 に水稲 が利用す る部分 と, その栄養源 の一部 が,一旦 , 土壌 中 に取込 まれて,後 に地 力 となって 発現 して利用 され る部分 か らな り, これ らが水 田内 で 不等分布 す るため に,諸形 質の位置的変 動 が大 き

くなると推 察 した。

(3)最 も低収で あったの は,低温 で貧栄養の谷川 の水 をかんがい して い る無施肥 田で あった。 こ ゝで は,水 田面積 の半ばで低 水温 による生育 阻害 を受 け て いて,モ チ品種 を用 い,高 い栽植 密度 をもって し て も,著 しい低収 を防 ぎ得 なかった。 これ に加 えて, かん がい水 による栄養源 が少量 で あるため,水尻側 の生育 も極 めて 不良で あった。 これ らの ことか ら, この.水 田の栄養源 は,主 と して土壌 か ら放 出 され る 僅 かを地 力由来 の栄養素 によると解釈 した。

(4)河 川水 が都市下水の影響 を強 く受 けてい る地 域 の無施 肥 田で は,河 川の流量 が減 少す る盛 夏期Lll 後 は,NH4‑Nなどの植物 栄養素含有率 が異 常 に高

まったかん がい水 を受 けた。 その時期 が水稲 の伸 長 期以後 に当 るため,出穂前 か ら出穂後 にかけて, イ モチ病 が 多発 して, その被害部分 は水 田面積 の 半ば に達 し, この ため,栄養 生長期 の生育 は良好で あっ たの に増収 が阻害 された。

(5) 全体 の結 果 か ら,撫施肥 田の生産 力は,第一 義的 には, かん がい水 によって もた らされ る栄養源 の量 に依存す ると結論 した。

引 用 文 献

(1) 長谷川浩 ・竹 内史郎 ・奥村俊勝 ・江菅洋一 :近 班作物 ・育種談 話会報,22,

1

‑ 4

( 1 9 7 7)

(2) 長谷 l昭吾 ・竹 内史郎 ・奥 村健勝 :本誌,本 号

1 0 9

(

1 9 7 9)

(3) 川村 三郎 ・中島照夫 :本誌 ,本 号,157

( 1 9 7 9)

() 宿野4 寺 ・芦 田 等 :本誌 ,本号, 023

( 1 9 7 9)

(5) 柘植 利久 ・松 本貞 夫 :本誌 ,本号 171

( 1 9 7 9)

() 6

千葉 県農試 :昭和

5 0

年度作物 公害試験 成績 書,

1 3 3 ‑1 3 9( 1 9 7 6)

(昭和

5 3

1

0月

1 6

日受理)

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