Press Release
平成 30 年 12 月 7 日
31 33 41 27 40 31 6月 7月 8月 9月 10月 11月 31 27 32 30 34 23 6月 7月 8月 9月 10月 11月 185 172 155 120 167 182 6月 7月 8月 9月 10月 11月医療事故調査制度の現況報告(11 月)
医療事故調査・支援センター
医療事故調査制度の現況について、平成 30 年 11 月末時点の状況をご報告いたします。
1 医療事故報告および院内調査結果報告の件数
①医療事故報告 31 件(累計 1,200 件)
11
月は事故発生の報告が 31 件ありました。
病院・診療所別では、病院からの報告が 30 件、診療所から
の報告が 1 件でした。
診療科別の主な内訳は、整形外科が 4 件、消化器科が 3
件、循環器内科が 3 件、心臓血管外科が 3 件、脳神経外
科が 3 件でした。
②院内調査結果報告 23 件(累計 874 件)
11
月は院内調査結果報告(医療機関調査報告)が 23 件
ありました。
2 相談件数
相談件数 182 件 (累計 6,098 件)
11
月の相談件数は 182 件で、相談者の内訳は医療機関が
77
件、遺族等が 88 件、その他・不明が 17 件でした。
また、相談内容による集計では 203 件(複数計上)あり、
「医療事故報告の判断」に関する相談が 86 件、「手続き」に
関する相談が 39 件、「院内調査」に関する相談が 29 件、
「センター調査」に関する相談が 7 件、「再発防止」に関する
相談が 2 件、その他が 40 件でした。
遺族等の求めに応じて相談内容をセンターが医療機関へ伝達したものは 10 件でした。(累計 72 件)
3 センター調査の依頼件数
依頼件数 2 件(調査対象累計 78 件)
11
月はセンター調査の依頼が 2 件あり、遺族から 1 件、医療機関から 1 件の申請でした。調査結果報告は 2
件(累計 11 件)でした。
調査中 67 件の進捗は、院内調査結果報告書検証中が 65 件、院内調査結果報告書検証準備作業中の
事例 1 件、医療機関における院内調査の終了待ち事例 1 件という状況です。
(照会先)日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター)
医療事故報告件数の推移(直近6か月) 院内調査結果報告件数の推移(直近6か月) 相談件数の推移(直近6か月)<別添>
1.医療事故報告および院内調査結果報告の件数
※<累計期間:平成27年10月~平成30年11月>
【医療事故報告件数】
○病院・診療所別
病院
診療所
計
1,099
70
1,169
30
1
31
1,129
71
1,200
○診療科別
外科
内科
消化器科 整形外科
循環器内科産婦人科
心臓血管外科脳神経外科泌尿器科
小児科
その他
計
201
145
100
98
86
70
65
65
45
37
257
1,169
2
0
3
4
3
2
3
3
1
2
8
31
203
145
103
102
89
72
68
68
46
39
265
1,200
○地域別
北海道
東北
関東信越 東海北陸
近畿
中国四国
九州
計
62
72
436
170
182
89
158
1,169
2
3
13
4
4
0
5
31
64
75
449
174
186
89
163
1,200
【院内調査結果報告件数】
報告件数
851
23
874
2.相談件数
判断
※手続き
5,916
2,443
1,737
1,213
367
18
871
6,649
医療機関77
11
38
21
4
1
16
91
遺族等88
75
0
5
2
0
12
94
その他・不明17
0
1
3
1
1
12
18
6,098
2,529
1,776
1,242
374
20
911
6,852
3.センター調査対象および調査結果報告の件数
遺族
医療機関
計
報告件数
61
15
76
9
1
1
2
2
62
16
78
11
前月まで
前月まで
11月
累計
累計
11月
累計
前月まで
11月
累計
前月まで
11月
11月
累計
※ 制度開始前の事例や生存事例に関する相談が含まれる。
前月まで
前月まで
11月
累計
前月まで
11月累計
相談件数
内容による集計(複数計上)
医療事故報告
院内調査
センター調査再発防止
その他
計
医療事故調査・支援センター
「医療事故調査制度開始3年の動向」
(平成27年10月~平成30年9月)
平成30年12⽉
⼀般社団法⼈ ⽇本医療安全調査機構
相談の状況
597
415
369
439
508
479
472
453
529
516
525
447
0
100
200
300
400
500
600
700
10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 1年目 (2015年10月~2016年9月) 2年目 (2016年10月~2017年9月) 3年目 (2017年10月~2018年9月)1.相談件数の推移
相談件数 1年目(2015年10月~2016年9月)1,820件 2年目(2016年10月~2017年9月)1,912件 3年目(2017年10月~2018年9月)2,017件 累計 5,749件 (件数) ※相談手段の大半は電話であるが、それ以外に文書等が数件含まれる。 相談件数は、少しづつ増加しているものの、1年間におおむね2,000件前後で推移している。 制度3年の現況1年目
2年目
3年目
<参考資料>
2.相談者別件数の推移
※相談手段の大半は電話であるが、それ以外に文書等が数件含まれる。 ※遺族等には、生存事例における当事者やその家族が含まれる。 (件数) 相談件数 医療機関 遺族等 1年目(2015年10月~2016年9月) 1,078件 525件 2年目(2016年10月~2017年9月) 1,025件 738件 3年目(2017年10月~2018年9月) 912件 979件 累計 3,015件 2,242件 相談者の内訳は、1年目、2年目は医療機関からの相談が四半期ごとで250件強で遺族等からの相談を上回っていたが、3年目に入ると遺族等からの相談 が増え、医療機関からの相談を上回っている。 制度3年の現況350
280
218
230
251
255
261
258
245
246
229
192
145
94
119
167
213
190
170
165
240
243
273
223
0 50 100 150 200 250 300 350 400 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 4~6月 7~9月 1年目 2年目 3年目 医療機関 遺族等1年目
2年目
3年目
(2015年10月~2016年9月) (2016年10月~2017年9月) (2017年10月~2018年9月)14
44
125
208
58
0 200 400 600 800 1000 3年目 2年目 1年目 2015年10月 以降の死亡 事例120
制度開始前等の死亡事例や生存事例 に関する相談286
14
43
44
2
医療事故報告対象の判断 406件
2015年10月以降の死亡事例224
56
3
12
56
89
再発防止 その他14
48
(件数) 2015年10月以降の死亡事例358
3.遺族等の相談内容
相談内容件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 567件 2年目(2016年10月~2017年9月) 794件 3年目(2017年10月~2018年9月) 1,044件 累計 2,405件1年目
2年目
3年目
医療事故報告対象の判断 465件
制度開始前等の死亡事例や生存 事例に関する相談241
医療事故報告対象の判断 762件
制度開始前等の死亡事例や生存事例に関する相談404
相談・報告 の手続き 院内調査に 関すること センター調査に 関すること [1,044件] [794件] [567件] ※相談手段の大半は電話であるが、それ以外に文書等が数件含まれる。 ※1回の対応で複数の相談内容がある場合は、重複計上している。 ※遺族等には、生存事例における当事者やその家族が含まれる。 ※「その他」には、制度やセンターの業務に関するもの等が含まれる。 制度3年の現況 遺族等の相談内容としては、制度開始前等の死亡事例や生存事例に関する相談が目立っている。医療機関
1年目
2年目
3年目
合 計
病院
7
17
29
53
診療所
0
3
2
5
助産所
0
0
0
0
合 計
7
20
31
58
4.遺族からの求めに応じて医療機関へ伝達した件数
(件数)
制度3年の現況 遺族からの求めに応じて医療機関へ伝達した件数は、増加傾向にある(1年目は実質3ヶ月間である) 。 ※医療機関への伝達は、厚生労働省医政局総務課長通知(平成28年6月24日医政総発0624第1号)「遺族等からの求めに応じて、相談の内容等を病院等の管理者に伝達すること」に基づく。 伝達件数 1年目(2016年7 月~2016年9月) 7件 2年目(2016年10月~2017年9月) 20件 3年目(2017年10月~2018年9月) 31件 累計 58件0
10
20
30
40
50
60
70
80
1年目 2年目 3年目5.センター合議における助言内容および医療機関の判断と対応
センター合議件数 1 年目( 2 0 1 5年1 0 月~2 0 1 6年9 月) 7 8 件 2 年目( 2 0 1 6年1 0 月~2 0 1 7年9 月) 7 5 件 3 年目( 2 0 1 7年1 0 月~2 0 1 8年9 月) 6 2 件 累計 2 1 5 件 センター合議は215件実施した。「報告を推奨すると助言した」もののうち、医療機関が「報告する」と判断されたものが1年目は31件(39.7%)、2年目は21件 (28.0%)、3年目は31件(50.0%)であった。「複数の考えを伝えた」もののうち、医療機関が「報告する」と判断されたものが1年目は7件(9.0%)、2年目は10 件(13.3%)、3年目は5件(8.1%)であった。 制度3年の現況 ※センター合議とは、医療機関が行う「医療事故か否かの判断」に関する支援として、センターの複数名の専門家らにより合議を行い、その結果を医療機関へ助言として伝えるものである。 ※割合については、小数点第2位を四捨五入したものであり合計が100.0にならないことがある。1年目
2年目
3年目
「医療事故」として報告を推奨すると助言した
報告する 31[39.7%]「医療事故」として報告を推奨すると助言した
複数の考え方を伝えた
「医療事故」としての報告対象とは考 えにくいと助言した 16[20.5%]34[43.6%]
28[35.9%]
報告する 7[9.0%] 報告しない 3[3.8%] 報告しない 21[26.9%] 報告しない 16[20.5%]38[50.7%]
複数の考え方を伝えた 23[30.7%]
「医療事故」としての報告対象とは考えにくいと助言した 14[18.7%] 報告する 21[28.0%] 報告しない 16[21.3%] 報告する 10[13.3%] 報告しない 13[17.3%] 報告しない 14[18.7%] 検討中 1[1.6%]「医療事故」として報告を推奨すると助言した
42[67.7%]
報告する 31[50.0%] 検討中 2[3.2%] 報告しない 9[14.5%] 複数の考え方を伝えた 13[21.0%] 報告しない 7[11.3%] 報告する 5[8.1%] 「医療事故」としての 報告対象とは考えにく いと助言した7[11.3%] 報告しない 7[11.3%] [ 78件] [ 75件] [ 62件] (件数) 検討中 1[1.3%]81
106
98
103
99
81
84
99
106
88
83
101
0
20
40
60
80
100
120
10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 1年目 (2015年10月~2016年9月) 2年目 (2016年10月~2017年9月) 3年目 (2017年10月~2018年9月)6.医療事故発生報告件数の推移
(件数)3年目
2年目
1年目
制度3年の現況 医療事故発生報告件数は、大きな増減なく推移している。 医療事故発生報告件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 388件 2年目(2016年10月~2017年9月) 363件 3年目(2017年10月~2018年9月) 378件 累計 1,129件医療事故発生報告の状況
7.都道府県別医療事故発生報告件数
北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 山 梨 県 長 野 県 富 山 県 石 川 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 福 井 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 3年目 17 4 7 6 2 3 7 7 5 4 13 28 37 30 5 2 8 0 4 4 7 33 5 1 6 14 15 18 2 1 3 3 3 8 1 2 3 5 3 16 1 4 10 5 5 6 5 2年目 26 3 4 2 2 4 4 6 9 5 9 20 37 21 10 2 5 3 4 8 11 22 14 2 5 8 16 21 6 4 3 0 6 6 3 1 0 7 0 16 5 3 7 4 4 1 4 1年目 18 2 1 2 4 5 6 15 5 6 24 22 55 18 8 0 4 4 2 3 10 23 8 1 3 13 19 17 3 2 2 5 2 8 2 3 2 3 1 20 1 5 8 7 10 2 4 0 20 40 60 80 100 120 3年目 2年目 1年目61
9 12 10 8 12
17
28
19
15
46
70
129
69
23
4
17
7 10
15
28
78
27
4
14
35
50
56
11
7 8 8
22
6 6
5
15
4
52
7
12
25
16 19
9
13
11
制度3年の現況 都道府県別にみた医療事故発生報告件数は、「東京都」129件、次いで「愛知県」78件であった。制度開始からの医療事故発生報告件数が最も多かったの は「東京都」であった。北海道
ブロック
東北
ブロック
関東信越
ブロック
東海北陸
ブロック
近畿
ブロック
中国四国
ブロック
九州
ブロック
(件数) 医療事故発生報告件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 388件 2年目(2016年10月~2017年9月) 363件 3年目(2017年10月~2018年9月) 378件 累計 1,129件3.8
2.3
3.2
1.4
2.7
3.6
3.0
3.23.2
2.6
2.1
3.7
3.1
2.5
3.4
1.6
2.7
2.2
2.9
2.52.5
3.5
5.0
1.7
3.3
4.5
1.9
3.4
2.7
2.5
4.7
3.9
1.9
2.6
1.4
2.7
1.7
3.7
1.9
3.4
2.8
3.0
4.74.6
5.8
1.8
3.0
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
北海 道 青森 県 岩手 県 宮城 県 秋田 県 山形県 福島県 茨城 県 栃木県 群馬県 埼玉 県 千葉 県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知 県 三重 県 福井県 滋賀 県 京都 府 大阪 府 兵庫 県 奈良県 和歌 山県 鳥取 県 島根 県 岡山県 広島 県 山口県 徳島県 香川 県 愛媛県 高知県 福岡 県 佐賀県 長崎 県 熊本県 大分県 宮崎 県 鹿児 島県 沖縄県 全体 3.0件8.都道府県別人口100万人あたりの医療事故発生報告件数[1年換算]
(件数)北海道
ブロック
東北
ブロック
関東信越
ブロック
東海北陸
ブロック
近畿
ブロック
中国四国
ブロック
九州
ブロック
※人口100万人あたりの報告件数[1年換算]については、医療事故報告件数の累計(2015年10月~2018年9月まで)/3.0/人口(「平成29年人口推計」総務省統計局)×100万として算出している。 都道府県別人口100万人あたりの医療事故発生報告件数を1年換算した件数は全体で3.0件/年であった。最も多かったのは「宮崎県」5.8件、次いで「三重 県」5.0件であった。 制度3年の現況 医療事故発生報告件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 388件 2年目(2016年10月~2017年9月) 363件 3年目(2017年10月~2018年9月) 378件 累計 1,129件9.病床規模別1病床および1施設あたりの医療事故発生報告件数
1病床あたりの医療事故発生報告件数が最も多かったのは「800~899床」0.89件(×10‐3) (3年目)で、次いで多かったのが「800~899床」0.73件(×10‐3) (2年目)であった。また1施設あたりの医療事故発生報告件数が最も多かったのは、「800~899床」0.74件(3年目)で次いで多かったのが「900床以上」の 0.66件(2年目)であった。 制度3年の現況 ※「1病床あたりの報告件数」及び「1施設あたりの報告件数」は、1年目を2015年10月~2016年9月、2年目を2016年10月~2017年9月、3年目を2017年10月~2018年9月の報告件数/病床数及び 施設数として算出し、有効数字2桁で表示している。 ※病床数及び施設数は、1年目は「平成27年医療施設調査」、2年目は「平成28年医療施設調査」に基づき算出している。なお、平成29年医療施設調査はまだ公表されておらず、3年目の件数は 「平成28年の医療施設調査」に基づき算出している。 ※病床数には、精神病床、感染症病床、結核病床、療養病床、一般病床、一般診療所を含む。 0.19 0.13 0.11 0.20 0.23 0.23 0.37 0.66 0.45 0.46 0.60 0.16 0.08 0.10 0.17 0.26 0.24 0.36 0.41 0.53 0.73 0.62 0.15 0.06 0.11 0.16 0.29 0.33 0.31 0.49 0.63 0.89 0.41 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.001病床あたりの報告件数
1年目 2年目 3年目 (件数) ×10 ‐3 (件数) 0.000037 0.0025 0.0081 0.016 0.047 0.076 0.10 0.20 0.42 0.33 0.39 0.64 0.000025 0.0022 0.0049 0.015 0.040 0.086 0.11 0.20 0.26 0.39 0.61 0.66 0.000031 0.0021 0.0036 0.016 0.039 0.096 0.15 0.17 0.31 0.46 0.74 0.43 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.801施設あたりの報告件数
1年目 2年目 3年目 医療事故発生報告件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 388件 2年目(2016年10月~2017年9月) 363件 3年目(2017年10月~2018年9月) 378件 累計 1,129件 1年目 0.23件 全体 2年目 0.22件 3年目 0.23件 (×10‐3) 1年目 0.0022件 全体 2年目 0.0020件 3年目 0.0021件病床規模別医療事故報告実績の割合は、「900床以上」が最も高く、69.8%であった。 制度3年の現況
1
報告実績あり 756施設 (0.4%) 報告実績なし 178,155施設(99.6%) 合計 178,911施設 参考)医療事故発生報告件数 1,129件10.病床規模別医療事故報告実績の割合
※医療事故報告実績とは、医療事故報告が1件以上あった医療機関をいう。 ※施設数は、「平成28年の医療施設調査」に基づき算出している。 (床)0.01%[15施設]
0.6%[49施設]
1.7%[51施設]
4.3%[119施設]
9.6%[109施設]
18.3%[129施設]
23.9%[93施設]
34.5%[60施設]
48.1%[51施設]
46.3%[25施設]
58.1%[18施設]
69.8%[37施設]
99.9%[162,798 施設]
99.4%[7,607 施設]
98.3%[2,988 施設]
95.7%[2,635 施設]
90.4%[1,027 施設]
81.7%[577 施設]
76.1%[296 施設]
65.5%[114 施設]
51.9%[55 施設]
53.7%[29 施設]
41.9%[13 施設]
30.2%[16 施設]
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0 1~19 20~99 100~199 200~299 300~399 400~499 500~599 600~699 700~799 800~899 900以上報告実績なし
報告実績あり
起因した医療(疑いを含む)別に分類した医療事故発生報告件数は、「手術」が最も多く、3年累計で548件で、次いで多かったのは「処置」で125件であっ た。 制度3年の現況11-① 起因した医療(疑いを含む)の分類別医療事故発生報告件数
(件数) 徴候、 症状26
2
11
6
19
30
2
38
195
5
1
2
6
6
12
4
23
20
3
13
11
10
32
0
46
184
1
1
5
8
9
6
4
10
31
4
5
11
16
32
2
41
169
5
0
14
5
10
11
1
21
0 50 100 150 200 250 徴候 、 症状 検体検査 生体検 査 診断 穿 刺 ・検 体 採 取 画像検 査 投薬・ 注 射( 輸血 を 含 む ) リハ ビ リ テ ー シ ョ ン 処置 手術 (分娩 を含む ) 麻酔 放射 線治 療 医療 機器 の使 用 療養 転倒 ・ 転 落 誤嚥 患者 の 隔 離 ・身体的 拘 束 / 身体抑 制 左記以 外 1年目 2年目 3年目 治療 その他 ※起因した医療の分類は、厚生労働省医政局長通知(平成27年5月8日医政発0508第1号)の別添「医療に起因する(疑いを含む)死亡又は死産の考え方」に基づき、2015年~2017年は医療事故発生報告 の内容をセンターが分類、集計したものであるが、2018年1月からは医療機関より報告された分類により集計した。 ※左記以外には、院内感染、原因不明の突然の心肺停止状態での発見等が含まれ、センターでは分類困難だったものである。 診察 検査等 医療事故発生報告件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 388件 2年目(2016年10月~2017年9月) 363件 3年目(2017年10月~2018年9月) 378件 累計 1,129件 徴候、 症 状 検体検査 生体検査 診断穿 刺 ・ 検体 採取 生体検査画像 検査 投薬 ・ 注射 ( 輸 血 を 含む ) リハ ビ リ テ ー シ ョ ン 処置 手術 麻酔 放射線 治 療 医療機 器 の使 用 療養 転倒 ・ 転落 誤嚥 患者の 隔 離 ・ 身体 的拘束 / 身体 抑制 左記以外11-② 「手術(分娩を含む)」の内訳
手術(分娩を含む)の内訳で、医療事故発生報告件数が最も多かったのは開腹手術で累計で89件であった。 制度3年の現況3
17
35
22
29
3
18
20
16
32
9
23
33
25
21
4
12
26
8
23
6
12
21
26
28
4
11
24
11
26
0 5 10 15 20 25 30 35 40 開頭手術 開胸 手 術 開腹 手術 筋骨格系手術 ( 四 肢 体 幹 ) 腹腔 鏡下手術 胸腔 鏡下手術 その 他 の 内 視 鏡 下 手 術 経皮的血管内手術 その 他 分娩( 帝 王 切 開術 を含 む ) 1年目 2年目 3年目 (件数)手 術
開胸手術 開腹手 術 筋骨格系 手術 ( 四 肢 体 幹 ) 腹腔 鏡 下 手術 胸腔 鏡 下 手術 その 他 の 内視鏡下手術 経皮 的血 管 内 手術 その 他 分娩 ( 帝王切 開 術 を含 む) 起因した医療が「手術(分娩を含む)」の件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 195件 2年目(2016年10月~2017年9月) 184件 3年目(2017年10月~2018年9月) 169件 累計 548件 ※手術は、「平成26年患者調査」(厚生労働省)の「病院退院票」 http://www.mhlw.go.jp/toukei/chousahyo/dl/kanjya/H26_byouin_taiin.pdf における手術名に基づく分類である。 ※「その他」には、気管切開術、ペースメーカー植込み術、口腔外科手術、ラジオ波焼灼術等が含まれる。 開頭 手術 分娩 ( 帝 王 切開 術を 含む )7
42
43
69
65
104
84
62
71
86
95
89
0
20
40
60
80
100
120
10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 7月~9月 1年目 (2015年10月~2016年9月) 2年目 (2016年10月~2017年9月) 3年目 (2017年10月~2018年9月)12.院内調査結果報告件数の推移
院内調査結果報告の状況
1年目
2年目
3年目
(件数) 院内調査結果の推移は1年目は161件、2年目は315件、3年目は341件であった。 制度3年の現況 院内調査結果報告件数 1年目(2015年10月~2016年9月) 161件 2年目(2016年10月~2017年9月) 315件 3年目(2017年10月~2018年9月) 341件 累計 817件0 10 20 30 40 50 2015 2016 2017 2018 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
2015 2016 2017 2018 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 件日数
各々の日数は ・院内調査の 「結果報告の時点」を基準
(各月の報告書に記載の期間(日数)の平均)死亡日
「院内調査」の 結果報告までの期間 【全例 及び 一部】 死亡から「事故」の 発生報告までの期間 【全例 及び 一部】 著しく長期(短期)の事例 ・【判断】 ≧100日 又は ・【調査】 ≧1年、又は <15日*
*
点線: を除く事例の日数 1年目 2年目 3年目【院内調査】日数
【事故判断】日数
院内調査の期間(日) 1年目 2年目 3年目 中央値 112 207 236 平均 119 215 262 最短 0 0 0 最長 336 685 846 死亡〜発生報告の日数 1年目 2年目 3年目 中央値 19 20 28 平均 29.7 37.8 56.3 最短 2 3 2 最長 219 523 8760
100
200
300
400
13.「事故の判断」、「院内調査」に要した期間の推移
院内調査, 結果報告件数の推移
著しく長期あるいは短期のグループを除くと、事故の判断には、30日~50日、院内事故調査には200日~250日を要していた。 制度3年の現況14.解剖とAiの実施件数
(院内調査結果報告書から)
解剖
※院内調査結果報告書の記載内容及び医療機関への照会によりセンターが集計したものである。 ※Aiの「実施あり」は、死亡前に撮影したCTをAiとして記載している場合を含む。 ※割合については、小数点第2位を四捨五入したものであり合計が100.0にならないことがある。Ai
解剖(病理・司法・行政)の実施件数は、院内調査結果報告があった817件のうち、311件であり全体の約4割を占めた。一方、Aiの実施件数は287件であ り、全体の3割5分であった。 制度3年の現況実施あり
実施あり
実施あり
行政解剖
実施なし
実施なし
実施なし
実施なし
[341件] [315件] [161件]実施あり
実施あり
実施あり
実施なし
実施なし
実施なし
実施あり
実施あり
実施あり
実施なし
実施なし
実施なし
56[34.8%]
120[38.1%]
111[32.6%]
105[65.2%]
190[60.3%]
227[66.6%]
5[1.6%]
3[0.9%]
0 50 100 150 200 250 300 350 1年目 2年目 3年目3年目
2年目
1年目
実施あり
実施あり
実施あり
実施あり
不明 不明病理解剖
病理解剖
病理解剖 司法解剖実施なし
司法解剖実施なし
実施なし
36[22.4%] 110[34.9%] 107[31.4%]12[7.5%]
18[5.7%]
21[6.2%]
4 [2.5%]
3 [1.0%]
109[67.7%]
184[58.4%]
213[62.5%]
1年目 2年目 3年目 司法解剖実施あり 52[32.3%]
実施なし
病理解剖 病理解剖 病理解剖 司法解剖 行政解剖実施あり
131[41.6%]
実施あり
128[37.5%]
司法解剖 行政解剖実施なし
実施なし
実施なし
実施なし
実施なし
1年目
2年目
3年目
院内調査結果報告件数 解剖あり Aiあり 解剖なし Aiなし・不明 1年目(2015年10月~2016年9月)161件 52件 56件 109件 105件 0件 2年目(2016年10月~2017年9月)315件 131件 120件 184件 190件 5件 3年目(2017年10月~2018年9月)341件 128件 111件 213件 227件 3件 累計 817件 311件 287件 506件 522件 8件 [161件] [315件] [341件] (件数)15.解剖とAiの実施状況の内訳
解剖・Ai 両方実施 Aiのみ実施 解剖・Ai 両方実施 ※院内調査結果報告書の記載内容及び医療機関への照会によりセンターが集計したものである。 ※割合については、小数点第2位を四捨五入したものであり合計が100.0にならないことがある。 解剖とAiの実施状況は、院内調査結果報告817件のうち、解剖またはAi、およびその両方が実施されたのは465件で全体の約6割であった。また、解剖およ びAiのどちらも実施されなかったのは352件で全体の約4割であった。 制度3年の現況 [161件] 実施なし解剖のみ実施
解剖・Ai 両方実施
Aiのみ実施
実施なし
解剖のみ実施
解剖・Ai 両方実施
Aiのみ実施
実施なし
解剖のみ
実施
解剖・Ai 両方実施 Aiのみ実施実施なし
Aiのみ実施
[315件]33[20.5%]
72[22.9%]
73[21.4%]
19[11.8%]
59[18.7%]
55[16.1%]
37 [23.0%]
61 [19.4%]
56 [16.4%]
72[44.7%]
123[39.0%]
157[46.0%]
0
50
100
150
200
250
300
350
1年目 2年目 3年目 [341件]3年目
2年目
1年目
(件数) 解剖のみ実施 解剖のみ実施 解剖のみ実施 解剖・Ai両方実施 解剖・Ai 両方実施 Aiのみ実施 Aiのみ実施実施なし
実施なし
院内調査結果報告件数 解剖・Ai実施あり ともに実施なし 1年目(2015年10月~2016年9月) 161件 89件 72件 2年目(2016年10月~2017年9月) 315件 192件 123件 3年目(2017年10月~2018年9月) 341件 184件 157件 累計 817件 465件 352件 解剖・Ai両方実施実施あり 184[54.0%]
実施あり 192[61.0%]
Aiのみ実施実施なし
実施あり 89[55.3%]
16.病床規模別の病理解剖実施状況
病床規模別の病理解剖実施割合は、「500~599床」が最も高く、45.7%であった。 制度3年の現況2[18.2%]
[32.3%]
10
[23.8%]
10
16
[16.7%]
23
[22.1%]
38
[29.9%]
42
[44.2%]
[45.7%]
37
28
[37.3%]
6
[14.0%]
15
[35.7%]
26
[37.1%]
9[81.8%]
21
[67.7%]
32
[76.2%]
80
[83.3%]
81
[77.9%]
89
[70.1%]
53
[55.8%]
44
[54.3%]
47
[62.7%]
37
[86.0%]
27
[64.3%]
44
[62.9%]
0 20 40 60 80 100 120 1400
1~19
20~99
100~199 200~299 300~399 400~499 500~599 600~699 700~799 800~899
900以上
病理解剖なし 病理解剖あり (件数) (床)(11)
(31)
(42)
(96)
(104)
(127)
(95)
(81)
(75)
(43)
(42)
(70)
※「病理解剖あり」は、「病理解剖」実施件数のみを算出しており、「司法解剖」、「行政解剖」は含まれない。 病理解剖実施件数 病理解剖あり 253件(31.0%) 病理解剖なし 564件(69.0%) 合計 817件17.病床規模別の病理解剖およびAi実施状況
病理解剖
(件数)Ai
(件数) 病理解剖の実施は、最も多かったのは、「400~499床」で42件であった。Aiの実施は、最も多かったのは、「300~399床」で46件であった。病床規模の小さ い施設の解剖においては、支援団体等の協力による他施設での解剖が行われていた。 制度3年の現況 ※病理解剖が実施されたものについて概算で集計している。 ※Aiが実施されたものについて概算で集計している。 病理解剖の実施件数 報告施設 186件(73.5%) 他施設 67件(26.5%) 合計 253件 Aiの実施件数 報告施設 252件(87.8%) 他施設 35件(12.2%) 合計 287件1
2
13
26
36
34
28
6
15
25
2
10
9
14
10
12
6
3
1
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 他施設 報告施設2
8
26
31
40
34
31
26
16
18
20
2
11
7
2
4
6
2
1
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 他施設 報告施設 院内調査委員会の設置があった816件のうち、外部委員の参加があったのは、1年目で120件(75.0%)、2年目で271件(86.0%)、3年目で295件(86.5%)で 全体で686件(84.1%)であった。そのうち、複数人の参加が年と共に漸増していた。 制度3年の現況 ※院内調査結果報告書の記載内容及び医療機関への照会によりセンターが集計したものである。18.外部委員の参加状況
22.5%[36件]
22.5%[71件]
17.0%[58件]
30.0%[48件]
31.1%[98件]
34.0%[116件]
9.4%[15件]
14.6%[46件]
17.3%[59件]
6.3%[10件]
9.8%[31件]
6.7%[23件]
6.9%[11件]
7.9%[25件]
11.4%[39件]
25.0%[40件]
14.0%[44件]
13.5%[46件]
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
1年目 2年目 3年目3年目
2年目
1人
1人
1人
2人
2人
2人
3人
3人
3人
4人 5人以上
5人以上
5人以上
4人
4人
参加なし
参加なし
参加なし
[341件] [315件] [160件] ※委員会の設置がなかったもの(1件)を除いて集計している。 ※ ※割合については、小数点第2位を四捨五入したものであり合計が100.0にならないことがある。参加あり
86.5% [295件]
参加あり
75.0% [120件]
参加あり
86.0% [271件]
院内調査結果報告件数 参加あり 参加なし 1年目(2015年10月~2016年9月) 160件 120件 40件 2年目(2016年10月~2017年9月) 315件 271件 44件 3年目(2017年10月~2018年9月) 341件 295件 46件 累計 816件 686件 130件1年目
院内調査結果報告書で最も多かったページ数は1年目で「4~6ページ」であったが、2年目、3年目は「7~9ページ」が多かった。中央値は1年目が「7ペー ジ」、2年目が「9ページ」、3年目も「9ページ」であった。平均は1年目が「7.9ページ」、2年目は「10.4ページ」、3年目も「10.4ページ」であった。 制度3年の現況