名護・久志浄水場及び久志管理施設運転管理業務委託
特記仕様書
平成27年度
- 1 - 第1章 総 則 (目的) 第1条 この仕様書は、沖縄県企業局(以下「発注者」という。)が管理する名護・久志浄水場及び両 浄水場の排水処理施設並びに久志管理施設(以下「管理対象施設」といい、別表1に定める)の運 転管理を受注者が円滑に行い、各施設の機能を十分に発揮した適正な運用を図ることを目的とする ため仕様を定めるものである。なお、業務履行にあたっては習熟訓練を一定期間実施するものとす る。 (履行場所) 第2条 本業務委託の履行場所は次のとおり。 (1)名護浄水場 (2)久志浄水場 (3)名護浄水場排水処理施設 (4)久志浄水場排水処理施設 (5)久志管理施設 (履行期間等) 第3条 本業務委託の履行期間は契約日の翌日から平成33年3月31日までとする。うち、平成28年2月 1日~平成28年3月31日までは習熟訓練期間とする。 2 名護・久志浄水場(両排水処理施設を除く)の運転管理業務における受注者の就業時間は、次の 各号に掲げるとおりとする。 (1) 次に掲げる日の終日(24時間) ア 土曜日及び日曜日 イ 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日 ウ 12月29日から翌年の1月3日までの日 エ 6月23日(慰霊の日) (2)前号に掲げる日以外の日の夜間勤務時間帯(16時00分~翌朝9時00分)(休憩時間を除き、労働 時間を16時間とする。) 3 両排水処理施設の運転管理業務における受注者の就業時間は、次に掲げる日を除く日の8時30分 ~17時30分までとする。(休憩時間を除き、労働時間を8時間とする。)ただし、発注者の指示がある場 合は勤務を要しない日でも勤務することとし、発注者と調整のうえ、この日の代休を後日設けること。 ア 日曜日 イ 第2及び第4土曜日 ウ 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日 エ 6月23日(慰霊の日) オ 1月1日から1月3日 4 習熟訓練期間の就業時間は、次の各号に掲げるとおりとする。習熟訓練の内容については契約後 に別途、発注者より提示する。ただし、受注者が現受注者(平成25年1月18日に契約した名護浄水 場及び排水処理施設(久志・名護)運転管理委託業務の受注者)と同一の場合は、久志浄水場(排 水処理施設を除く)及び管理対象施設の運転管理のみの習熟訓練を実施する。省略した部分につ
- 2 - いては減額変更とする。 (1) 名護・久志浄水場(排水処理施設を除く。)及び久志管理施設 ア 平成28年2月1日から平成28年2月29日(土・日・祝日を除く) 午前8時30分から午後5時15分(休憩45分を含む) イ 平成28年3月1日から平成28年3月31日 第1直が午前0時15分から午前9時まで、第2直が午前8時30分から午後5時15分まで、第3直が 午後4時から午前0時45分までとする(各直休憩45分を含む。) (2) 両排水処理施設 平成28年3月1日から平成28年3月31日(土・日・祝日を除く) 午前8時30分から午後5時15分(休憩45分を含む。) (業務の履行) 第4条 受注者は、管理対象施設の機能が十分発揮できるように、本仕様書のほか、契約書、水道維 持管理指針、運転管理マニュアル、水安全計画及びその他関係図書等に基づき、誠実かつ安全に 業務を履行しなければならない。なお、本仕様書等に記載なき事項であっても、業務履行に必要な ものは受注者の責任においてこれを行わなければならない。 2 業務の履行に当たっては、発注者の職員と綿密な打ち合わせを行うこととする。 (業務管理) 第5条 受注者は、労働安全衛生法等の災害防止関係法令の定めるところにより、常に安全衛生の管 理に留意し、労働災害の防止に努めるとともに、安全衛生上の問題が発生した場合は、直ちに必要 な措置を講じ、速やかに発注者に連絡すること。 2 受注者は、管理対象施設の機能、構造及びその周辺の状況を熟知し、これらの運転管理に精通す るとともに、業務の履行にあたって常に問題意識をもってこれに当たり、創意工夫し、円滑な業務遂 行に努めること。 3 受注者は、豪雨、台風、地震、渇水その他の天災及び管理対象施設の機能に重大な支障を生じた 場合に備え、連絡体制を整えるとともに、常にこれに対処できるように準備すること。 4 業務の円滑な遂行を図るため、受注者は地域住民と十分に協調を保つこと。 (施設の一般管理) 第6条 受注者は、水道法、労働安全衛生法等の法令、規則及び基準等を遵守し、業務の実施、管理 対象施設の保安等について十分注意を払わなければならない。 2 受注者は、業務履行上で必要な諸事項について、発注者と打合わせ、協議等を行った場合は、そ の都度その内容を議事録として整理し、発注者に提出するものとする。 (法令の遵守) 第7条 受注者は、業務の履行に当たり、以下の関係法令を遵守しなければならない。 (1)水道法(昭和 32 年法律第 177 号) (2)消防法(昭和 23 年法律第 186 号) (3)電気事業法(昭和 39 年法律第 170 号) (4)電波法(昭和 25 年法律第 131 号) (5)労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)
- 3 - (6)労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号) (7)労働者派遣事業法の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律(昭 和 60 年法律第 88 号) (8)その他この業務の履行に関係する法令及び県の条例等 (配置技術者) 第8条 受注者は、次の技術者を配置しなければならない。 (1)総括責任者 総括責任者は、次の各号いずれかの資格及び経験等を有する者、若しくは同等である者として発 注者が認める者でなければならない。 ア 水道浄水施設管理技士(2級以上)の資格を有する者。 イ 水道法施行令第6条に規定する水道技術管理者の資格を有する者。 ウ 水道浄水施設管理技士(3級)の資格を有し、上水道の用に供する浄水施設で3年以上の運 転管理に関する実務経験を有する者。 (2)総括代理者(総括責任者の代理となる者) 総括代理者は、次の資格及び経験等を有する者、若しくは同等である者として発注者が認める者 でなければならない。 ア 水道浄水施設管理技士(3級以上)の資格を有し、上水道の用に供する浄水施設で2年以上 又は下水処理場で3年以上の運転管理に関する実務経験を有する者。 (3)業務主任者 業務主任者は、次のいずれかの資格及び経験等を有する者、若しくは同等である者として発注者 が認める者でなければならない。 ア 水道浄水施設管理技士(3級以上)の資格を有する者。 イ 上水道の用に供する取水施設、導水施設、浄水施設、送水施設、配水施設、排水処理施設の いずれかで3年以上の運転管理に関する実務経験を有する者。 ウ 下水道技術検定(第3種技術検定)の資格を有し、上水道の用に供する取水施設、導水施設、 浄水施設、送水施設、配水施設、排水処理施設のいずれかで1年以上の運転管理に関する実 務経験を有する者。 エ 下水道管理技術認定者(処理施設)の資格を有し、上水道の用に供する取水施設、導水施設、 浄水施設、送水施設、配水施設、排水処理施設のいずれかで1年以上の運転管理に関する実 務経験を有する者。 オ 下水処理場で3年以上の運転管理に関する実務経験を有する者。 (4)業務技術員 業務技術員は、次のいずれかの経験等を有する者、若しくは同等である者として発注者が認める者 でなければならない。 ア 上水道の用に供する取水施設、導水施設、浄水施設、送水施設、配水施設、排水処理施設の いずれかで1年以上の運転管理に関する実務経験を有する者。 イ 下水処理場で2年以上の運転管理に関する実務経験を有する者。 2 受注者は、前項の技術者の配置に当たっては、技術者の履歴、職種、職務分担、所有資格(技術 者の資格を証明するものを含む)等を記載した技術者選任届を発注者に届け出ること。また、配置
- 4 - 技術者は原則として変更できない、やむを得ない事由により変更する場合は、事前に発注者の承認 を得てから届け出るものとする。 3 受注者の技術者について業務の履行上不適格な部分が認められる場合は、受注者は当該技術者 の能力改善又は技術者の変更等により、所要の業務遂行能力を確保しなければならない。 (技術者の配置) 第9条 各施設の就業時間帯に配置する技術者は次のとおりである。 ア 名護浄水場 ① 2名以上常時配置しなければならない。 ② 総括責任者又は総括代理人のいずれか1名を常時配置しなければならない。 ③ 業務主任者又は業務技術員のいずれか1名を常時配置しなければならない。 イ 久志浄水場 ① 4名以上常時配置しなければならい。 ② 総括責任者又は総括代理人のいずれか1名を常時配置しなければならない。 ③ 業務主任者1名を常時配置しなければならない。 ウ 名護及び久志浄水場排水処理施設 ① 名護浄水場排水処理施設は1名以上、久志浄水場排水処理施設は3名以上常時配置しなけれ ばならない。 ② 名護又は久志浄水場排水処理施設のどちらかで業務主任者1名を常時配置しなければならない。 なお、名護又は久志排水処理施設に総括責任者又は総括代理者を配置する場合は、業務主任 者を配置しなくてもよい。 4 受注者は、配置技術者に、次の各号の資格と同等以上の資格を有する者を1名以上含め、業務の 内容に応じて所要の資格所有者を業務履行場所に適宜配置し、業務に支障が生じないようにしな ければならない。また、第1号の資格を有する配置技術者を各施設の就業時間帯に常時1名以上配 置し、第4号の資格を有する者を久志又は名護浄水場排水処理施設に1名以上配置しなければなら ない。 (1)酸素欠乏危険作業主任者 (2)危険物取扱者(乙種第4類) (3)特定化学物質等作業主任者 (4)廃棄物処理施設技術管理者(中間処理) (5)第3種電気主任技術者又は第1種電気工事士 (6)その他法令により業務履行に必要な資格 (技術の維持・向上) 第10条 受注者は業務の適切な遂行と技術水準の確保を目的とした教育訓練、技術者育成のための 有資格者の確保に努めなければならない。 (総括責任者の職務) 第11条 総括責任者の職務は、次のとおりとする。なお、総括責任者が履行場所に不在の時は、代理 となる総括代理者が当該職務を担うこととする。
- 5 - (1)業務を総括する責任者として、業務従事者の指揮、監督を行うとともに、技能の向上及び事故防止 に努める。 (2)契約書、仕様書、その他関係書類により、業務の目的、内容及び施設の能力を十分に把握すると ともに、第3条第4項に定める業務習熟期間において本業務管理対象施設の取扱い等を習熟す ること。 (3)業務の履行に当たって、発注者の職員と密接に連絡をとり、必要に応じて協議を行う。 (4)事故、災害等の緊急時に、迅速に発注者の職員に報告するとともに、現場の状況把握及び安全 対策等の所要の措置を行う。なお、発注者の職員と常時連絡が取れる体制を確保すること。 (保全・保安教育及び訓練) 第12条 受注者は、配置技術者に対して、管理対象施設の保全・保安に関し必要な知識及び技能に 関する教育をしなければならない。 2 受注者は、配置技術者に対して、事故その他災害が発生したときの処置について、実地指導、訓練 を行わなければならない。 (提出書類) 第13条 受注者は、次の書類を速やかに発注者に提出しなければならない。 (1)契約締結日に、着手届、技術者選任届を届け出るとともに、履行前までに次の内容を記載した業 務履行計画書を提出し、発注者の承認を得なければならない。また、業務履行計画書に変更が 生じる場合も、発注者の承認を得なければならない。 ア 本業務の履行に関する組織体制(現場管理、安全管理を含む) イ 人員配置計画(技術者の職種、職務分担及び平常時・緊急時・台風時の人員配置を含む) ウ 緊急保安体制(緊急連絡先を含む) エ 業務工程(年間業務工程表、日常業務工程表、施設管理計画、安全管理計画等) (2)毎日の発注者の職員との業務引継ぎ時に、運転日誌、点検記録簿、日報及び引継書を提出しな ければならない。 (3)事故発生確認後速やかに、事故発生報告書を提出しなければならない。また、必要に応じて、事 故発生後の経過を記した事故経過報告書を提出しなければならない。 (4)発注者の職員との協議実施後、必要に応じて議事録を提出しなければならない。 (5)毎月の業務終了後速やかに、業務完了報告書を提出しなければならない。 (6)契約期間終了後速やかに、完了届を提出しなければならない。 2 前項で定めるものの他、発注者と協議のうえ、業務履行上必要な書類等を発注者に提出しなけれ ばならない。 (支給品及び貸与品等) 第14条 運転管理業務に必要な薬品、電力、水道水、油脂類等は企業局が支給するものとする。また、 発注者が所有する机、イス、キャビネットなどの備品等のうち発注者が認めるものについては、受注 者が無償で業務履行のために使用できるものとする。 2 業務上必要となる完成図書、特殊工具等は発注者が貸与する。貸与品については、台帳等を作成 し適切に管理し、毀損、盗難、紛失等があった場合には受注者が弁償しなければならない。 3 業務履行上必要となる次のものは、受注者の負担により用意する。
- 6 - (1)パソコン、事務機、事務用品、技術者用被服(ヘルメット、靴、雨具等含む)、安全器具、汎用工具、 測定機器及び軽微な修理に使用する絶縁ビニルテープ・ウェス・潤滑剤等の備消耗品。 (2)受注者の内部連絡に必要な電話等の通信機器及びその通信費用。なお、局職員との連絡等、業 務履行上必要な場合は、発注者の電話等の通信機器を無償で使用できる。 (執務室等の使用) 第15条 受注者は、運転監視業務を行う名護及び久志浄水場中央監視室及び両排水処理施設監視 室の他、業務履行上必要なトイレ、シャワー室、給湯室(以下「執務室等」という)を履行期間中無償 で使用できるものとする。 2 前項で定める執務室等の使用に伴う光熱水の費用は無償とするが、その使用に当たっては節約に 努めなければならない。 3 受注者の責に帰すべき事由により、執務室等に破損及び汚損等が発生した場合は、受注者の負担 により修復しなければならない。 (配置技術者の服務規律) 第16条 受注者の配置技術者は、常に規律を守り、部外者から苦情等を受けるような態度、行動をとっ てはならない。 2 受注者は、配置技術者に、職務にあった機能的な服装をさせ、受注者の配置技術者であることが 分かるような名札を着用させなければならない。 3 受注者は服務規律を遵守させなければならない。 (安全衛生) 第17条 受注者は、労働安全衛生法の規定により配置技術者に対して、定期又は臨時の健康診断を 実施し、配置技術者の健康管理に努めなければならない。 2 受注者は習熟訓練開始前までに、水道法第21条に基づく健康診断を配置技術者に対して、病原 体検査(赤痢菌、腸チフス、パラチスフス及び発注者が指定する項目)を実施し、病原体の保有者で ないことを証明する書類を、発注者に提出しなければならない。また、6か月以内ごとに1回以上、水 道法第21条に基づく健康診断を実施し、その結果を発注者に提出しなければならない。 3 受注者は業務履行期間中、新たに配置される技術者に対して、配置前までに水道法第21条に基づ く健康診断を実施し、病原体の保有者でないことを証明する書類を、発注者に提出しなければなら ない。 4 受注者は、業務場所を整理整頓するとともに、適宜清掃し、安全で清潔な環境保持に努めなければ ならない。 (火災の防止) 第18条 受注者は管理対象施設の火災を未然に防止するため、防火責任者を選任し、火気の始末及 び機器の適正な取り扱い等を徹底させ、火災の防止に努めなければならない。 (盗難の防止) 第19条 受注者は、現場における設備機器、備品、工具等の盗難及び不法侵入者の防止に努めなけ ればならない。また、管理対象施設に不審者の侵入等があった場合は、速やかに発注者の職員に
- 7 - 連絡するとともに警備員及び警察に通報するなどして適切に対処し、その状況を発注者に書面で報 告するものとする。 (業務記録等の整備) 第20条 受注者は、業務記録など業務の履行又は確認に必要な書類を常に整備し、発注者が提出を 求めた場合は、速やかに提出しなければならない。 (情報機器及び情報の取り扱い) 第21条 受注者は、独自に設置したパソコン等の情報機器及びネットワークを発注者のネットワークに 接続してはならない。 2 受注者は、記録媒体を介した業務データのやり取りを行う場合、常にウィルススキャンを実施するこ と。また、ウイルス対策については常に最新版を使用すること。 3 受注者は、独自に調達したパソコン等の情報機器のセキュリティ対策を徹底するなど、情報セキュリ ティ対策を徹底し、本業務に関連する情報及び企業局の情報等を外部に流出させてはならない。 4 受注者は、業務データ及びその他の業務上知り得た情報を外部に持ち出す場合は、発注者の許 可を得なければならない。 (工業所有権及び資料の公表) 第22条 業務の履行に伴って得られる、特許権、実用新案権、意匠権、商標権及び資料の所有権は 発注者に帰属するものとし、受注者は、発注者の許可なく公表してはならない。本業務履行期間終 了後においても同様とする。 (車両の運行) 第23条 受注者は、巡視点検等場外で作業する場合、受注者の所有する車両を使用し、受注者の従 事者の運転で車両を運行すること。 2 発注者と受注者が同じ車両に同乗してはならない。ただし、緊急時の場合で発注者の職員が指示 した場合は、同乗することができる。 3 受注者の車両事故については、受注者が一切の責任を持つものとする。 4 管理対象施設においては一部未舗装、悪路部分の通行箇所が有るためそれに対応できる車両と する。
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第2章 業務範囲と業務内容
(業務範囲) 第24条 本業務は、管理対象施設の運転管理業務であり、受注者の業務範囲は次のとおりとする。 なお当該業務範囲における主要業務の内容は、次条から第28条に示す。 (1)運転操作監視業務 ア 名護及び久志浄水場中央監視室、両排水処理施設の監視室及び現場(機器側の操作盤 等)における管理対象施設の運転操作 イ 管理対象施設の監視、運転操作及び記録 ウ 名護及び久志浄水場の運転管理に係る水管理センターとの水運用等の調整 エ 水運用変更に伴い必要となる監視室内での運転操作 (2)保守点検業務 ア 名護及び久志浄水場内の施設の巡視点検(水処理状況の点検を含む) イ 管理対象施設の巡視点検 ウ 機器の正常な運転を確保するために行う簡易な故障修理及び作業等 エ 各施設、機器等の消耗品交換 オ 名護及び久志浄水場中央監視室内、両排水処理施設及び設備機器据付場所等の清掃及 び整理整頓 (3)水質試験業務 ア 管理対象施設の運転管理に必要な、通常的な水質検査・記録及び管理 イ 水質計器の試薬調合及び補充 ウ カビ臭対策等に伴う活性炭注入業務 エ ジャーテストの実施 オ 臨機の措置及び緊急対応 カ 検査結果の記録及び報告書の作成 (4)事務業務等 ア 運転日誌、点検記録簿、日報及び引継書の作成 イ 発注者職員との業務引継及び打ち合わせ (5)その他 ア 台風襲来前、通過後に行う名護及び久志浄水場内並びに管理対象施設の臨時巡視及び 暴風雨対策等の作業 イ 電話及び来客者の対応 ウ 薬品及び自家発電設備燃料の受入立会 エ 故障、事故、災害等緊急時における発注者職員への連絡、現場確認及び必要に応じた 安全対策等の初期対応 オ その他受託時間帯において業務履行上必要な業務 2 受注者は、発注者の水安全計画、運転管理マニュアル、危機管理マニュアル、水質管理指 針等を参照のうえ、また、習熟訓練により、具体的な業務内容を把握し、その内容を習熟す ること。なお、受注者の業務習熟の取組において、現場での実務研修等のため発注者の協力 が必要な場合は、発注者は、自らの業務に支障が生じない範囲で協力することとする。- 9 - (浄水処理) 第25条 受注者は、発注者が定めた水質管理目標値、沈澱池、ろ過池、調整池等の運用を守り ながら、以下の項目に関して適正な運転管理を行う。 なお、薬品の注入管理とは、浄水の水質管理目標値(pH値、色度、濁度、残留塩素、異 臭味)を規定値範囲内に維持継続するために、各注入箇所における薬品(ポリ塩化アルミニ ウム、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、活性炭等)の注入量をコントロールする ことをいう。 (1)浄水送水量に応じた原水の取水量調整及び水質監視 (2)薬品の注入管理(水質管理含む) (3)沈澱池、ろ過池等管理 (4)調整池の水位運用管理 (5)ろ過池等の洗浄管理 (6)排水池の返送水管理 (排水処理) 第26条 受注者は、発注者が定めた管理目標値及び排水基準等に合致した処理が行えるように、 pH等を測定し適正な運転管理を行う。 (施設の制御及び監視) 第27条 受注者は、施設の制御及び監視により、異常を発見した場合又は施設管理の変更等が必 要な場合は、その都度速やかに発注者に報告し、その指示に従い処置を行う。 2 制御及び監視は、次のとおりとする。 (1) 受変電設備及び自家発電設備の監視 (2) 原水流量、送水流量、調整池流入量の監視及び制御 (3) 取水ポンプ場の監視及び制御 (4) 名護及び久志浄水場の管理対象施設の水位及び流量などの監視及び制御 (5) 沈澱池及びろ過池等の運転監視及び制御 (6) 濁度、色度、pH 値、アルカリ度、電気伝導度、残留塩素等水質の監視 (7) 薬品等の注入量の監視及び制御 (8) 薬品類、潤滑油脂類などの残量記録及び管理 (9) 薬品等の取扱い及び搬入受け入れ立会い (10) 両排水処理施設の各設備の水位、流量などの監視及び制御 (11) 汚泥脱水設備、薬品溶解設備の処理状況の監視及び制御 3 受注者は、運転監視日誌を作成し、運転の変更、故障、警報の発生等運転監視に必要なも のについては記録しなければならない。 4 両排水処理施設においては、次の報告を行うこと。 (1)排水処理施設運転年報、排水処理施設運転月報、排水処理施設運転日報 (2)排水処理施設点検月報及び排水処理施設点検日報 (3)油脂類及び薬品類使用月報 (4)委託業務履行月報 (5)その他必要とする書類
- 10 - (巡視点検) 第28条 受注者は、名護・久志浄水場内の施設、設備、水処理状況及び管理対象施設の設備に ついて、異常の有無、徴候を発見するため、巡視点検を行い、異常を発見した場合又は施設 管理の変更等が必要な場合はその都度速やかに発注者に報告し、その指示に従い処置を行う。 ただし、緊急を要する場合においては、応急措置を行うとともに発注者に報告する。 当該巡視点検においては、次の施設及び項目等について、目視、異常音、触感等の確認、 調整、記録等の作業を行い、点検頻度は別表2に定められたものとする。また、機器の故障 等のうち軽微なものについては修理を行うものとし、その際に係る費用については受注者で 負担するものとする。 (1)受変電設備及び自家発電設備 (2)送水ポンプ、混和池及びフロック形成池の攪拌機 (3)薬品注入設備 (4)薬品沈澱池及びろ過池の水処理状況 (5)両排水処理施設の各設備 (6)建物付帯設備機器 (7)名護・久志浄水場内の状況 (8)管理対象施設 (9)その他業務上必要な巡視 (緊急時の対応) 第29条 受注者は、災害、事故等が発生した場合は、人命の安全確保を最優先し、適切な措置 (警察署、消防署等への連絡、可能な範囲内での初期消火活動等)を講じるとともに発注者 に連絡し、二次災害の防止に努める。事後、速やかにその経緯を発注者に報告する。なお、 受注者は緊急時に備え、連絡体制を整備する。 2 導・送水管の漏水など場外施設における事故等の通報があった場合は、発生場所及び現場 の状況等、早期の適切な対応に必要な情報を当該通報者等から確認のうえ、直ちに発注者の 職員に連絡し、発注者の職員の指示等に基づき所要の対応を行う。 3 前項の必要な初期対応が、第3条第2項に定める受注者の就業時間を超えて発生した場合 の時間外勤務手当については、発注者、受注者協議の上、発注者が負担することとし、各年 度末において精算払いを行う。 (非常時の運転) 第30条 天災事変及びテロ等の事故及び重故障等、現状予測し得ない事象が起こり、緊急回避と して設備停止に至った場合等については、別途協議し発注者が運転方法を指示する。 2 受注者は、台風時においては、発注者と協議の上、通常時の勤務とは別に業務従事者を追 加で業務に従事させなければならない。 3 発注者は、災害時においては、受注者に対し、通常の勤務とは別に業務従事者を追加で業 務に従事させることを求めることができる。また、受注者は発注者からの求めがあったとき は、可能な限りこれに応ずるものとする。 4 前2及び3項に基づく追加の業務従事者の業務内容については、状況に応じて発注者、受注
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者協議して決める。また、当該追加業務にかかる受注者の配置技術者の時間外勤務手当等に ついては発注者が負担することとし、各年度末において精算払いを行う。ただし、災害時の 運転業務が長期間におよぶ場合は、契約及び支払い方法について別途協議し決めるものとす る。
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第3章 その他
(雑則) 第31条 本業務委託仕様書に明記されていない事項であっても、業務遂行上当然必要な業務等は、 良識ある判断に基づいて行わなければならない。 2 運転等にかかわる資料の提出を発注者が要求した場合は、速やかに応じなければならない。 3 受注者は、発注者の承諾なく発注者の所有物を場外に持ち出し、又は、業務に必要としない ものを持ち込んではならない。 (事業実施におけるリスクマネージメント) 第32条 管理対象施設について、その水道法上の管理者としての責任は発注者にあるものとする が、本事業範囲における施設の運転・維持管理上の責任は原則として受注者が負うものとす る。ただし、発注者が責めを負うべき合理的な理由がある事項については、この限りでない。 2 リスクの分担及びマネージメントについては、表-1「リスク分担表」に基づき、その程度 や具体的内容については、別途リスク等協議書を双方協議の上作成するものとする。 3 リスクの回避を図るため、発注者及び受注者は、保険対応可能な事項については保険加入を 実施するものとする。 4 受注者は加入した保険について、業務履行計画書に記載し、その写しを添付するものとする。 ○リスク分担表(表-1) リスクの種類 内 容 負担者 発注者 受注者 1 委託不履行のリスク 受注者の業務不履行、事業放棄、破綻等 ○ 2 契約締結リスク 発注者の責により契約が結べない ○ 受注者の責により契約が結べない ○ 本委託の契約に関する議決が得られな い ○ 3 事故発生リスク (水質事故を含む) 受注者の責による事故の発生 ○ それ以外(不可抗力等)による事故の発 生 ○ 4 施設損傷リスク 受注者の責による損傷 ○ それ以外(不可抗力等)による損傷 ○ 5 要 求 仕 様 不 適 応 リ ス ク (水質等の要求仕様) 受注者の責による要求仕様不適応 ○ それ以外(不可抗力等)による不適応 ○ 6 業務内容変更リスク 業務範囲、内容等の変更 ○ ○ 7 物価変動リスク 委託期間中の大規模な物価の変動 ○ ○ 8 税制の変動リスク 消費税等の変更 ○ ○ 9 法令の変更リスク 委託に関する法令の変更 ○ ○ 備考1 ○は、リスクを負担する方を示す。 備考2 発注者、受注者とも○がある項目は、リスクの分担について協議することを示す。- 13 - (新旧受注者の引継ぎ) 第33条 受注者は、発注者の指示に従い、発注者が指定した習熟訓練期間に発注者及び現受注者 から運転管理の技術指導を受け、業務の遂行に支障が生じないようにしなければならない。 2 次の本業務受注者が適切に業務を遂行できるよう、発注者は引継期間を設けることがある。 その際、受注者は、発注者の指示に従い、次の受注者に業務の引継ぎ(各種報告書及び記入 様式の電子データ等の引継ぎも含む)及び技術指導を行わなければならない。 3 引継期間は、次の受注者の決定に係る契約日から本契約が終了するまでの期間とし、当該 引継等に関連して受注者に発生する費用は受注者が自ら負担する。 (請負代金額の変更協議及び随意契約する場合の取扱いについて) 第34条 本業務の請負代金額の変更協議をする場合及び本業務と関連する業務を本業務受注者 と随意契約する場合の取扱いについて 本業務の請負代金額の変更協議をする場合及び本業務と関連する業務を本業務受注者と 随意契約する場合にあたって、変更協議または関連する業務の予定価格の算定は、本業務の 請負比率(元契約額÷元設計額)を変更設計額または関連業務の設計額に乗じた額で行う。 (疑義) 第35条 本特記仕様書に疑義を生じた場合又は、特記仕様書に定めのない事項が生じた場合は、 両者協議の上定めるものとする。
- 14 - 別表1 名護・久志浄水場及び久志管理施設(管理対象施設) 1.名護浄水場 施設能力: 27,000m3/日 2.久志浄水場 施設能力:351,000m3/日 3.武見取水ポンプ場 施設能力: 9,850m3/日 4.座津武取水ポンプ場 施設能力:18,400m3/日 5.宇嘉取水ポンプ場 施設能力:16,400m3/日 6.辺野喜取水ポンプ場 施設能力: 6,900m3/日 7.佐手取水ポンプ場 施設能力:32,000m3/日 8.佐手前取水ポンプ場 施設能力: 8,600m3/日 9.与那取水ポンプ場 施設能力:32,800m3/日 10.宇良取水ポンプ場 施設能力:23,300m3/日 11.比地取水ポンプ場 施設能力:14,700m3/日 12.田嘉里取水ポンプ場 施設能力:19,900m3/日 13.喜如嘉取水ポンプ場 施設能力:19,000m3/日 14.大保取水ポンプ場 施設能力:198,600m3/日 15.平南取水ポンプ場 施設能力:38,000m3/日 16.源河取水ポンプ場 施設能力:38,680m3/日 17.羽地取水ポンプ場 施設能力:12,000m3/日 18.我部祖河取水ポンプ場 施設能力:21,600m3/日 19.満名取水ポンプ場 施設能力:23,300m3/日 20.西屋部取水ポンプ場 施設能力:21,600m3/日 21.根路銘増圧ポンプ場(原水調整池含む)施設能力:149,000m3/日 22.許田増圧ポンプ場(原水調整池含む) 施設能力:中系 40,000m3/日:西系 235,400m3/日 23.名護調整池 有効容量: 9,100m3 24.本部調整池 有効容量: 3,000m3 25.喜瀬調整池 有効容量: 6,400m3 26.大保調整池 有効容量: 10,600m3 27.大保流量制御弁室 28.大保ダム注水施設 29.サージタンク・調圧水槽(宇嘉・辺野喜・伊地・潟原・宜野座・瀬良垣・恩納) 30.三原福地ポンプ場 31.宇出那覇接合井 32.導水トンネル(慶佐次・有津・大浦・杉田渓流施設等) 33.導送水管関連施設(弁室・供給施設等) 34. 更新工事等による追加施設・設備 ※3~34 については、久志浄水場管理施設である。 ※29.瀬良垣・恩納調圧水槽については久志での遠方監視のみ。管理は石川浄水管理事務所。
- 15 - 別表2 1. 浄水場巡視点検 (1)フロック形成池、沈澱池・・・汚泥掻寄機(異常の有無) 月 1 回 排泥弁(異常の有無) 月 1 回 (2)送水ポンプ棟・・・ 送水ポンプ(電流値、吐出圧、吸込圧、軸受温度の異常の有無) 直 1 回 (3)着水井、フロック形成池、沈澱池・・・検水ポンプ(吐出圧、異常の有無) 月 1 回 (4)ろ過池、浄水池・・・検水ポンプ(吐出圧、異常の有無) 月 1 回 (5)排水池・・・返送ポンプ(電流値、吐出圧、オイル残量、異常の有無) 週 1 回 引抜ポンプ(電流値、吐出圧、オイル残量、異常の有無) 週 1 回 (6)薬品注入機室・・・薬品注入設備(点検) 直 1 回 〃 (切換) 週 1 回 (7)水質計器室・・・連続計器(メンテナンス) 適 宜 脱泡槽(清掃、異常の有無) 適 宜 魚水槽 (点検) 2 時間毎 〃 (清掃) 適 宜 (8)自家発棟・・・自家発電設備 月 1 回 (9)水質検査・・・(濁度、pH、残塩、導電率、塩素要求量等) 直2回 (10)構内点検 直 1 回 2. 管理対象施設巡視点検 (1) 施設(週 1 回) 1)名護調整池(供給施設含む) 2)本部調整池 3)喜瀬調整池(供給施設含む) (2) 管路巡視等(2 か月毎) 1)武見~根路銘~大保注水導水管 14)名護調整池~本部調整池送水管 2)大保弁室~宇出那覇導水管 15)本部調整池~備瀬送水管 3)福地~許田導水管(中系列) 16)喜瀬調整池送水管 4)大保調整池~許田増圧導水管(西系列) 17)喜瀬調整池~名嘉真供給施設 5)満名~世冨慶導水管 18)供給施設 6)許田~漢那導水管(中系列) 19)久志~屋部送水管(工業用水) 7)久志~漢那導水管(2000mm) 20)久志~沖坤送水管(工業用水) 8)名護原水導水管 9)許田~久志導水管 10)各取水ポンプ場~本管までの導水管 11) サージタンク、調圧水槽(恩納・瀬良垣調圧水槽を除く) 12)渓流施設 13)名護浄水場~名護調整池送水管