P2. 為替相場予想(谷口・百合山・大井)
P3. 機関投資家サーベイ「しほん通信」
8 月実施分調査結果(服部)
P4. テクニカル分析 (重松・相馬・下垣)
三菱 UFJ 信託銀行 資金為替部
Monthly Forex Report 【後編】
2018 年 9 月 3 日(月)
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(木)
【予想(太字は変更箇所)】 【マクロ見通し】 為替 マクロ 環境 金融政策 見通し 政治 【注目材料】 リスク要因 【先月の振り返り】 始値 高値 安値 終値 先月振り返り 今月の予想 先月振り返り 今月の予想 先月振り返り 今月の予想 125.00-131.00 予想(127.00-133.00) 実績(124.910-131.110) 1.1400-1.2100 予想(1.1400-1.2100) 実績(1.13010-1.17340) 109.00-115.00 イタリア来年度予算案今月が提出期限のため、財政リスクとなればユーロ売り。また、不 透明なドラギ総裁後任人事も注目され、上値は重い展開と予想。 トルコ情勢不安による新興国懸念から予想レンジを下抜け125円割れ。その後は、堅調な 株価の推移とともに月初水準まで回復する展開となった。 トルコ情勢への懸念も今後は限定的と考えられ、先月水準までの下落可能性は低いと考える。米国に比 べてユーロは金融政策期待での買い余地を残しており、同材料での堅調な値動きに期待。 先月は主にトルコ情勢への懸念やドルに買いが入ったことから一時年初来安値水準で推 移したが月後半にかけては堅調推移となった。 欧米参加者が休暇明けとなる中、主に堅調な米国経済を背景に、ドル高円安に動意付き を予想。FOMC前後で115円をトライする展開へ。 EURJPY
130.720
131.110
124.910
128.980
EURUSD1.16920
1.17340
1.13010
1.16050
USDJPY111.850
<2018年の利上げ回数は年内1回(9月)を予想> 年内4回の正当性を示す材料無く、年内利上げは1回を予想。米マクロ環境は堅調も、 米国外景気や「中立金利」上昇後の様子見を支持するスタンスの増加が利上げペース を緩やかにさせると思料。 <政策スタンスは当面変化なし> 8月は大きな動きはなく、慎重なスタンスで金融政策正常化に向かうことがコンセンサス。 物価を中心としたユーロ域内のファンダメンタルズの変化は注視したい。 <当面は緩和路線の継続も微修正あり> 景気は回復基調だが、物価上昇は鈍いため、日銀は緩和策を当面継続する見通し。フォ ワードガイダンスを導入し、19/10月まで利上げはない。当面はイールドカーブコントロー ルにより10年債利回り0~0.2%が中心。 <引き続き貿易摩擦に注意> 米中通商交渉では、トランプ政権は2,000億ドルの追加関税賦課を計画、9月中にも実 施の予定。中間選挙で共和党の苦戦が報じられる中、より強硬な通商政策を打ち出す 可能性もあり、NAFTA再交渉、欧州との貿易問題も含め、引き続き高い警戒が必要と 考える。 <欧州政治懸念の市場反応は一旦収束> 今月はイタリア財政計画の提出(9/27)を前に、ユーロ域内で警戒感が高まりやすいと思 料。また、英国のEU離脱交渉に係る議論の行方も懸念材料。ドイツ、フランスの政局は安 定推移を予想。 <米トランプ政権との通商関係は不透明/9月自民党総裁選> 米トランプ政権(日米同盟・TPP・日米の貿易等)との不透明感は継続。森友学園問題の 安倍政権関与については、内閣支持率下げ止まり一服。9月の自民党総裁選も安倍再選 を見込み、アベノミクス継続による市場安心感が増加。 注目材料 ・日銀指値オペ水準の上昇 ・GDPおよCPIの一段の低下による追加緩和観測 ・米保護貿易強化による外需恩恵の損失 (対中国における追加関税、対EU間の自動車関税) 先月のレンジ ・物価(10日:GDP、13日:企業物価、21日:8月全国CPI、28日:東京CPI) ・景気(3日:第2Q設備投資、製造業PMI、14日:7月鉱工業生産、28日:失業率、有効求人 倍率) ・金融政策(19日:金融政策決定会合、25日:7月議事要旨、28日:主な意見) ・政治(20日:自民党総裁選挙) ・欧州株式市場 ・欧州主要国の金利動向 ・対米貿易問題の行方 ・イタリア財政計画の提出(9/27) ・景気動向(9/7雇用統計、) ・金融政策(9/25-26FOMC) ・対外通商問題(9月6日以降対中国追加関税発動) ・米国政治動向(2018年11月中間選挙)112.150
109.775
米国 欧州 日本 【USDJPY】堅調なマクロ環境は継続。貿易摩擦及び利上げペース鈍化がドルの上値抑制も、中間選挙までは堅調な株高もサポートに緩やかな円安を予想。 【EURUSD】8月はトルコ情勢への警戒感から一時1.150割れで推移したが、今後、同材料がユーロ相場に与える影響は限定的。ECBはハト派スタンスを継続しているが、着実な正常化を背景に今後はユーロの堅調な値動きに期待。 【EURJPY】ユーロは堅調な経済成長から底堅く推移し、年後半にはテーパリング終了および2019年の利上げ観測が台頭し、緩やかに強含むと予想。 <雇用は底堅く、個人消費が米経済を牽引、原油高を背景に設備投資も拡大> 完全雇用が近づく中で雇用者数増加は鈍化も、緩やかな賃金の増加は継続しているこ とから個人消費は底堅さが継続。来年にかけては、大幅減税と財政支出拡大がサポー トになると考える。 <景気基調は横ばい~緩やかな拡大> 引き続き需給のギャップも縮小傾向にあり、コア物価は緩やかな上昇の見通し。雇用・設 備投資が拡大傾向であることが引き続き欧州経済にの支援材料に。ただ、中国経済の鈍 化がユーロ景気の足枷になる可能性あり。 <緩やかな拡大基調へ> 世界経済の持ち直しによる輸出拡大と、生産改善、企業収益の拡大、雇用・所得環境の 改善の方向から、緩やかな拡大基調へ。企業部門において、好調な企業収益、生産面の 拡大から景気拡張期間はさらに長期化。 1.13-1.25(1.20) EURJPY:レンジ(四半期末) 124.64-133.485(129.28) 128-138(135.6) 131-143(140.3) 127-138(134.4) 126-137(1.21) EURUSD:レンジ(四半期末) 1.1508-1.2414(1.1690) 1.13-1.25(1.20) 1.15-1.27(1.22) 1.13-1.25(1.20) 予想レンジ 18年4-6月期(実績) 18年7-9月期 18年10-12月期 19年1-3月期 19年4-6月期 106-115(111) USDJPY:レンジ(四半期末) 105.66-111.395(110.69) 107-115(113) 109-118(115) 107-116(112)111.110
・政治動向(インフラ投資、TPP、NAFTA再交渉) ・景気動向(物価低迷のトレンド形成、追加的な利上げによる負の影響) ・貿易摩擦を巡る懸念(特に対中国、欧州) ・FRB主要メンバー発言 米国 欧州 日本 ・主要国政治動向(ドイツ、イタリア) ・ECB主要メンバーの発言 ・欧州金融機関の収益悪化懸念 ・域外経済指標(特に中国経済)の悪化 ・英国離脱交渉の行方、トルコ情勢の行方 今月の為替予想 月初、日銀決定会合の影響もあり、112.15まで上昇するもトルコ情勢懸念や、トランプ大統領によるFRB利 上げけん制発言などで一時109.78まで下落。月末にかけ、リスク回避姿勢の後退から、111円前後まで回 復した。 予想(109.00-113.00) 実績(109.775-112.150)【ベア通貨】
要旨 図 1:主要 3 通貨 DI 図 2:ドル円トレンド(期間と水準) 図 3:予想レンジ
図 4:ブルベア調査 【前月】 【今月】 【前月】 【今月】 機関投資家サーベイ「しほん通信」 (5 月 1 日時点見通し)
1 機関投資家サーベイ「しほん通信」 (8 月 1 日時点見通し) 1 機関投資家サーベイ「しほん通信」 (9 月 3 日時点見通し)
1 対象通貨:AUD、BRL、CAD、CHF、CZK、DKK、EUR、GBP、HKD、HUF、JPY、KRW、 MXN、NOK、NZD、PLN、SEK、SGD、THB、TRY、USD、ZAR、RUB 他通貨市場主導で、ドル円は小幅上昇も 上値重く・ユーロはやや軟調推移と投資家 は判断 ◆ドル円はドル買い・円買いから小幅上 昇、ユーロはやや弱気との見方(図 1) 今月調査では、ドル円の上昇割合が大幅 に上昇(11%から 56%)しており、前月中立と 考えていた投資家が上昇に転じた模様(DI は -6%から 44%に上昇)。 8 月中旬のトルコショックを発端に他通貨市 場が乱高下する中、ドル買い・円買いとなり、 ドル円は動意乏しく推移。引き続き他通貨市 場に対する警戒感が払拭できない中では、フ ァンダメンタルズが強く、金融政策引き締め 方向のドルを選好すると投資家は判断。一方 ユーロについては、前月に引き続き中立と予 想している投資家が多いものの、一部の投資 家は下落に転じた模様(DI は-6%から-38% に下落)。欧州金融機関のトルコへのエクスポ ージャーに対する警戒感や、イタリアの財政 状況への懸念等が要因。 ◆ドル円の 9 月想定レンジは、110 円-113 円の見通しが優勢(図 3) 先月のドル円は、他通貨市場が乱高下する 中、方向感の欠ける展開。今月 FOMC が控 えているものの、利上げは既に織り込み済。 ドルが主体的に動くというよりも、リスクオフか らドル買い・円買いの動きと見ている模様。 200 日移動平均線や直近安値(8/21)水準で ある 109.80 近辺をサポートに、7 月の高値である 113 円台を目指すと見ている。3 ヶ月では、上値 115 円/下値 108 円と前月同様のレンジ。米議会 が中間選挙に向けて本格始動する中、選挙絡み のヘッドラインに注目ではあるものの、レンジの下 値は 108 円となっており、下値への警戒感は乏 しいと見ている模様。 ユ ーロ ドル につい ては 、想定 レン ジ 1.14‐ 1.18。前月より上値・下値ともに切り下げており(8 月予想レンジ:1.16-1.19)、イタリアにおける財政 計画の公表(~9/27)や、トルコを始めとした新興 国に対する警戒が、ユーロにおける弱気材料とさ れている模様。 ◆JPY がベア通貨からブル通貨の上位に(図 4) 今月は前月同様 USD がブル通貨の首位。一 方、前月ベア通貨の首位であった JPY が今月は ブル通貨の上位に。貿易戦争に対する不透明 感から、ドル買い・円買いとなっており、引き続き リスクオフムードが続くと見ている。 一方ベア通貨の首位には、ZAR や TRY といっ た新興国通貨が選定されており、新興国発のリス クオフムードを警戒している模様。 ◆今月のお客様のお声 ・米国におけるファンダメンタルズの強さと金融政 策の引き締めから、投資家はドル選好が続くと想 定。またリスク警戒相場が続く中では円も強さを 維持すると見ている。(銀行) 【ブル通貨】 上昇 中立 下落 DI ドル円 56% 31% 13% 44% ( 前月) (11%) (72%) (17%) (-6%) ユーロドル 6% 50% 44% -38% ( 前月) (17%) (61%) (22%) (-6%) ユーロ円 25% 56% 19% 6% ( 前月) (17%) (67%) (17%) (0%)
USD/JPY (出所:Bloomberg 高値安値は Bloomberg 基準で作成しており、当社基準とは異なるケースがあります) ▽先月の振り返り 先月のコメント:上昇トレンドに回帰し、114 円を目指す展開 予想レンジ:110.80-114.00 先月レンジ:109.78-112.15 評価:× 8 月のドル円相場は、@110.00-@112.00 をコアレンジとして上値重く推移。前月末からの流れを引き 継ぎ、月初に月間高値@112.15 を一時示現するも、112 円台での滞空時間短く反落。その後、月央にか けて、①中国人民銀行による人民元安を抑制する方策、②トルコに端を発っしたエマージング売り、③ トランプ米大統領による FRB 利上げ批判、を材料に月間安値@109.78 まで下落。月末にかけては、米墨 間の NAFTA 再交渉合意や Hard Brexit への警戒感後退により値を戻し、111 円台を回復してクローズ。
【大局観】 2013 年から 2015 年にかけて続いた長期の円安トレンドが終焉し、ドル安・円高トレンドに転換。2015 年 6 月高値@125.86 を示現後は、同高値を基点としたトレンドラインがレジスタンスとなり上値重く推 移。2016 年に入っても下落基調変わらず、2012 年 11 月以来となる基準線の下抜けを達成すると下げ足 を速め、100 円の大台を割り込み 2013 年以来となる@99.02 まで急落。その後は、2011 年安値からの上 昇幅半値押し@100.60 が 5 ヶ月連続で下値をサポートすると反発局面入り。2016 年 6 月以降の上昇局面 における、中段保ち合いの下降ウェッジを上抜けしつつあり、上昇トレンドに回帰する展開を見込む。 ▽今月の見通し 【メインシナリオ:上昇】 (1)トレンドライン①上抜け ・2015年6月高値@125.86→2016年12月高値@118.66基点の長期トレンドラインを、2018年7-8月の クローズベースで上抜け。 (2)上昇相場における中段保ち合いでの下降ウェッジ上抜け ・2016 年 12 月以降において、2016 年 6 月以降の上昇局面における中段保ち合いでの下降ウェッジ内 にて推移していたが、2018 年 7-8 月のクローズベースで同下降ウェッジを上抜け。 ・上記下降ウェッジの上抜けは、足元の相場が 2016 年 6 月~同年 12 月にかけての上昇トレンドに 回帰する可能性を示唆。 (3)一目均衡表① ・遅行線がローソク足を上抜け。 ・転換線と基準線が位置する109円付近は、強いサポート帯として意識される。 ・転換線は現在横ばい推移となっているが、今月以降において2018年1月高値@113.39を上抜けると 上向きに転じる公算が大きい。 (4)18ヶ月移動平均線上抜け ・2018 年 7-8 月に 2016 年 11 月以来となるクローズベースでの上抜けを達成。 ・中期上昇トレンドへの転換を暗示。 【リスクシナリオ:下落】 (1)足型 ・2018年7月に1円超の上髭を輩出し、先行帯上限にクローズベースで上値を抑制された格好。 (2)一目均衡表② ・先行帯上限が、2018年7-8月のクローズベースで強いレジスタンスとして機能。 (3)フィボナッチ ・2016年12月高値→2018年3月安値の61.8%戻し@113.27が、2018年3月以降での反発局面における 戻り高値を抑制した。同水準が今後もレジスタンスとして意識される可能性が高い。 ▽今月の投資方針 今月のコメント:109 円を下値目途に押し目買いスタンス(重松) 今月の予想レンジ: 109.00-114.00 <チャートポイント> サポート レジスタンス 110.62 18 ヶ月移動平均線 111.89 先行帯上限 110.26 2015 年 6 月高値基点トレンドライン① 112.15 2018 年 8 月高値 109.78 2018 年 8 月安値 113.17 2018 年 7 月高値 109.10 基準線 113.27 118.66→104.56 の 61.8%戻し 108.97 転換線 114.73 2017 年 11 月高値 テクニカル分析編
EUR/USD (出所:Bloomberg 高値安値は Bloomberg 基準で作成しており、当社基準とは異なるケースがあります) ▽先月の振返り 先月のコメント: ダウンサイドへの調整は一服し、上昇へ転じる展開を予想(下垣) 予想レンジ: 1.1500-1.2000 先月のレンジ :1.1301-1.1733 評価 :× 8 月のユーロドル相場は@1.1691 でオープン。月初は、米牧師拘束による米国との対立、トルコ政府財 政政策懸念等によるトルコリラ急落により、トルコ資産を抱える欧州金融機関のエクスポージャーへの 警戒から、ユーロは下落。その後も、トルコ大統領が利上げ容認姿勢を示さなかった失望感や、イタリ ア政局の 19 年度財政赤字の見通しが GDP 比 2%台まで拡大とのヘッドラインが意識され、月央にかけて も続落、15 日に月間安値@1.1301 を示現した。月末にかけて、トルコ中銀により通貨安への対応等も出 される中、同国発のエマージング通貨安懸念が一服すると、ユーロはショートポジションの巻き戻しか ら上昇し、月間高値@1.1733 まで上昇した。月末にかけて上昇は一服し、@1.1602 でクローズした。 【大局観】 2017 年に入り上昇に転じて以降、2015 年 3 月安値を基点としたトリプルボトムのネックラインや、2014 年 5 月高値@1.3993→2017 年 1 月安値@1.0341 の半値戻し等のレジスタンスを上抜け、2015 年 3 月か ら続いたボックス相場を上放れした。2017 年後半にかけては 2015 年 1 月以来となる@1.20 台乗せを達 成し、トリプルボトム形成の値幅から推測できる上昇幅@1.2587 を達成。足元では、先行帯下限にサポ ートされる形でもみあいが続いているが、ヘッドアンドショルダースから計算される下値目途@1.0487 をターゲットにダウンサイドへの調整を見込む。 ▽今月の見通し 【メインシナリオ:下落】 (1)長期トレンドライン ・2008年高値@1.6038→2014年高値@1.3993のトレンドラインはレジスタンスとして機能しており、今 年3月も同ライン近辺で上値を抑えられている。引き続き、長期的な下落トレンドとして意識されるだろ う。 (2)ヘッドアンドショルダース ・今年 2 月高値を起点に形成されているヘッドアンドショルダースにおける下落幅は 1010pt。そこから 計算される下値目途@1.0487 が当面のターゲットとなろう。 (3)一目均衡表/移動平均線 ・8月は直近安値@1.1509を割込み、安値を更新したことから転換線は下向きに転じている。 転換線@1.1928、下向きの60ヶ月移動平均線@1.1803、先行帯上限@1.2225などのチャートポイントが 断続的にあり、レジスタンスとして機能するだろう。 【リスクシナリオ:上昇】 (1)足型 ・今年 2 月以降、ダウンサイドへの調整が見られていたが、6、7 月の足型は共に「気迷い線」を輩出。 8 月には 301pt の長い下髭を擁した「下影陰線」を輩出しており、売り勢力の衰えを示唆。 (2)一目均衡表 ・先行帯下限は5月から4ヶ月連続終値ベースでサポートラインとして機能。今月も強いサポートライン となろう。 ・今月、上向きの基準線@1.1448にて終値ベースでの下抜けをトライするも失敗。同線は、今年2月高値 @1.2555を抜けない限り、今後も横ばいとなり、引き続きサポートとして機能するだろう。 (3)フィボナッチ ・5月から3ヶ月連続で、2017年1月安値@1.0341→2018年高値@1.2555の半値押し@1.1448で反発。8月 は、同水準の下抜けを試すも終値ベースでの下抜けに失敗しており、今月も同水準がサポートとして意 識されるだろう。 ▽今月の投資方針 今月のコメント:先行帯下限でもみ合う展開を予想(下垣) 今月の予想レンジ :1.1.300-1.1900 <チャートポイント> サポート レジスタンス 1.1574 先行帯下限 1.1803 60 ヶ月移動平均線 1.1554 2017 年 11 月安値 1.1903 12 ヶ月移動平均線 1.1503 24 ヶ月移動平均線 1.1928 転換線 1.1448 基準線・1.0341→1.2555 の半値押し 1.2084 2018 年 5 月高値 1.1196 トリプルボトムのネックライン 1.2225 先行帯上限 1.1187 1.0341→1.2555 の 61.8%押し 1.2474 長期トレンドライン(2008 年→2018 年) EURUSD 長期トレンドライン(2008 年~2018 年)
EUR/JPY (出所:Bloomberg 高値安値は Bloomberg 基準で作成しており、当社基準とは異なるケースがあります) ▽先月の振返り 先月のコメント:エリオット波動第 5 波として上昇基調は継続 予想レンジ:128.00-134.00 レンジ:124.91-131.11 評価 : × 8 月のユーロ円相場は@130.79 でオープンし、同日に月間高値@131.11 を示現した。その 後は新興国市場発のリスクオフムードの高まりを背景に円買い圧力が高まる中、月半ばにか けて下値を切り下げる展開。15 日には月間安値@124.91 まで下落した。その後、リスクオフ の巻き戻しから買いに転じると月後半にかけてじりじりと上昇し、再度 130 円台を示現。月 末にかけては小緩み@128.56 でクローズした。 【大局観】 足元は 2014 年高値からの下落を巻き戻す相場。24 ヵ月移動平均線(同線を抜けると長期 トレンドが転換する傾向あり)や、2014 年高値→2016 年安値のフィボナッチの 61.8%戻し の上抜けにも成功した。調整により下落する局面も見受けられるも、長期的なビューとして は、トレンドチャネル③を形成し、140 円台後半までの全値戻しの展開を予想する。 ▽今月の見通し 【メインシナリオ:上昇】 (1)24 カ月移動平均線 ・過去 10 年程を見ると、同線を明確に抜けた際長期トレンドを形成する傾向がある。2017 年 6 月 に同線を上抜け、2018 年 5 月以降同線がクローズベースでサポートに転換しており、長期上昇ト レンド入りした可能性あり。 (2)エリオット波動 ・2016 年 6 月安値から 2016 年 12 月高値を第 1 波。2016 年 12 月高値から 2017 年 4 月安値を第 2 波、2017 年 4 月安値から 2018 年 2 月高値を第 3 波としたエリオット波動を形成。2018 年 2 月から 2018 年 5 月にかけての下落局面においては、第 1 波の上限@124.10 手前で失速しており、調整第 4 波は終了。第 5 波として上昇に転じている可能性あり。 (3)値幅 ・2016 年 12 月高値→2017 年 4 月安値の下落局面における値幅:925 銭 ・2018 年 2 月高値→2018 年 5 月安値の下落局面における値幅 1288 銭 ・2012 年 7 月から 2014 年 12 月の上昇局面においても調整下落幅は 1000 銭程度であり、値幅面で 達成感が見られる。 【リスクシナリオ:下落】 (1)一目均衡表 ・2016 年 11 月に上抜けて以降、サポートとして意識された転換線を 2018 年 3 月に明確に下抜け た。直近 6 カ月連続でクローズベースでのレジスタンスとしてワークしている同線は、@124.62 (2018 年 5 月安値)-@137.50(2018 年 2 月高値)のレンジを抜けない限り、@131.06 にて 10 月 まで横ばいとなり、同線が上値目処として意識される可能性あり。 (2)長期トレンドライン ・2008 年 7 月高値@169.96→2014 年高値@149.78 基点のトレンドライン近辺で 2018 年 2 月高値 は抑えられており、同線が長期的なレジスタンスとして意識される可能性あり。 (3)足型 ・2018 年 8 月に下影陰線を輩出。下落に転じた可能性を暗示。 ▽今月の投資方針 今月のコメント:水準を切り上げる 24 ヶ月移動平均線の位置する@127 円台半ばでは底堅い展開を予想 (相馬) 今月の予想レンジ 127.00-132.00 <チャートポイント> サポート レジスタンス 128.26 トレンドチャネル②下限 131.06 転換線 127.63 24 ヶ月移動平均線 131.11 18 年 8 月高値 125.88 先行帯上限 133.49 18 年 4 月高値 125.91 18 年 8 月安値 134.91 トレンドチャネル②上限 125.79 基準線 137.50 18 年 2 月高値 124.62 18 年 5 月安値 143.88 トレンドチャネル③上限