南海トラフ巨大地震対策計画
北陸地域対策計画(第2版)
平成 27 年 4 月 1 日
北
陸
地
方
整
備
局
北
陸
信
越
運
輸
局
東 京 航 空 局 新 潟 空 港 事 務 所
国 土 地 理 院 北 陸 地 方 測 量 部
東 京 管 区 気 象 台 新 潟 地 方 気 象 台
第 九 管 区
海 上 保
安 本
部
○本文 第1章 北陸地域対策計画の位置づけ 第2章 北陸地域のポジション 1.北陸地域の位置 1)南海トラフ巨大地震の被害想定 2)大規模災害時の後方支援基地並びに代替ルート、代替施設の確保 2.北陸地域が東日本大震災で果たした役割 1)被災地への燃料を供給 2)太平洋側の代替機能を発揮 第3章 南海トラフ巨大地震発生時における応急活動計画 1.策定にあたっての基本的な考え方 1)対策計画としてとりまとめる事項 2)各種活動計画の策定内容 3)各機関相互の連携 2.南海トラフ巨大地震発生時における応急活動計画 1)被災地空港からのダイバート対応 2)迅速な初動体制の立ち上げのための体制構築 3)被災状況等の把握 4)被災者の救命・救助 5)被害の拡大防止・軽減 6)被災した地方公共団体への支援 7)被災者・避難者の生活支援 8)施設の復旧 第4章 巨大地震の発生に備え戦略的に推進する対策
第1章 北陸地域対策計画の位置づけ 本計画は、本省で策定した南海トラフ巨大地震対策計画一次案を基本に、巨大地震 発生直後から概ね7日~10日目までの間を中心に、北陸地域の各地方支分部局が協 力し関係地方公共団体等と調整し、緊急的に実施すべき主要な応急活動並びに当該活 動を円滑に進めるために予め平時から準備しておくべき事項を記載したものである。 実施又は準備しておく事項については、具体的かつ実践的に記載するとともに、関 係機関等が連携して実施する広域的な防災訓練での課題や北陸防災連絡会議(101 機 関で構成)での検討結果等を踏まえ、地域対策計画を逐次改善していくこととする。 なお、本計画で対象とする北陸地域とは、新潟県、富山県、石川県の全域と、山形 県、福島県、長野県、岐阜県、福井県の一部とする。 図-1 北陸地域対策計画の対象地域
第2章 北陸地域のポジション 1.北陸地域の位置 1) 南海トラフ巨大地震の被害想定 南海トラフ巨大地震が発生した場合、関東から九州までの太平洋側の広範囲で震 度6強から震度7の強い揺れが発生し、沿岸域では場所によっては巨大な津波が 短時間のうちに襲来すると想定されている。 北陸地域の被災については、極一部地域で最大震度5強となるもののほとんど が震度5弱以下のためその影響は小さいと思われる。 図-2 震度の最大値の分布図・津波3mの到達時間
2) 大規模災害時の後方支援基地並びに代替ルート、代替施設の確保 北陸地域は地理的な面から東海地方、近畿地方に近接しているとともに、被害の 比較的少ない東日本の中では、中国、四国、九州地方にも比較的近いことから、 南海トラフ巨大地震による被災地に対して、重要な後方支援基地になり得る。 また、被災地への緊急支援物資輸送やサプライチェーンを迅速に確保するため、 関東、東北以北と近畿以西とを太平洋側を経由せず日本海側で結ぶ道路や鉄道、 航空等の現況の代替ルートや港湾等の代替施設の確保でも北陸地域は重要な位置 にある。 図-4 支援物資の輸送ルートのイメージ 図-3 北陸の地理的な位置関係
2. 北陸地域が東日本大震災で果たした役割 1)被災地への燃料を供給 ・海上輸送された石油製品を新潟港等の日本海側の港に陸揚げし、タンクローリ ーに積み替え東北や関東地方の被災地に陸送。 ・日本海側の鉄道ルートを活用し被災地に燃料を供給。 図-5 日本海側の代替ルートを活用し被災地へ燃料を供給 2)太平洋側の代替機能を発揮 ・日本海側の主要幹線や港湾の利用が急増するなど、太平洋側の代替機能を発揮。 図-6 新潟港外貿コンテナの増加 図-7 日本海側の幹線道路の交通量の増加 3 月 , 14,587 3 月, 17,630 4 月 , 15,182 4月 , 18,702 0 10,000 20,000 30,000 40,000 H22 H23
3)TEC-FORCE の派遣 ・北陸地方整備局では、平成23年3月11日の東日本大震災発災日から6月9日 までの 90 日間に延べ 2,432 人の TEC-FORCE を派遣し、被災状況調査、応急対策 支援、支援物資運搬等現地支援、情報通信活動支援、被災自治体間リエゾン活動 などの災害の復旧支援を行った。 図-8 北陸 TEC-FORCE の派遣状況 リエゾン班(陸前高田市) 被災状況調査班(河川班) 東日本大震災における TEC-FORCE 派遣状況
4)支援物資の緊急輸送 ・北陸地域の各県では、備蓄していた食料を民間トラックや自衛隊及び北陸地方整 備局の大型浚渫兼油回収船「白山」により緊急搬送した。 ・また数日後からは、毛布、簡易トイレ、飲料水等避難生活に必要な物資を随時緊 急輸送した。 図-9 支援物資の輸送 5)被災者の受入れ ・被災者の緊急的な受入れが可能な県は、発災数日後から緊急措置として公民館等 避難所施設等に受入れを開始した。また各県は避難生活の長期化を踏まえ、公営 住宅や民間の借り上げ住宅等で受け入れており、新潟県3,780人(※1)、富山県284 人(※2)、石川県328人(※3)の被災者を受け入れている。 図-10 新潟県・富山県・石川県の被災者の受入れ数 3,780人 234人 328人 (平成 27 年 2 月 27 日)
第 3章 南海トラフ巨大地震発生時における応急活動計画
1 . 策 定 に あ た っ て の 基 本 的 な 考 え 方 1)対 策 計 画 と し て と り ま と め る 事 項 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 が 発 生 し た 場 合 で も 、北 陸 地 域 は ほ と ん ど の 地 域 で 震 度 5 弱 程 度 以 下 の た め 地 震 の 影 響 は 小 さ い と 思 わ れ る 。ま た 、北 陸 地 域 は 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 に よ る 被 災 地 に 近 い こ と か ら 重 要 な 後 方 支 援 基 地 に な り 得 る と と も に 、太 平 洋 側 を 経 由 せ ず に 日 本 海 側 で 結 ぶ 代 替 ル ー ト や 代 替 施 設 確 保 の 面 で 北 陸 地 方 は 重 要 な 位 置 に あ る 。 こ の た め 、北 陸 地 域 対 策 計 画 で は 、「 被 災 地 へ の 支 援 に 係 る 各 種 活 動 計 画 」 及 び「 太 平 洋 側 の 代 替 機 能 を 果 た す た め の 施 設 整 備 計 画 」等 に つ い て 具 体 に と り ま と め る 。 2)各 種 活 動 計 画 の 策 定 内 容 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 が 発 生 し た 場 合 は 、広 範 囲 に 甚 大 な 被 害 が 発 生 す る 恐 れ が あ り 、国 土 交 通 省 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 対 策 計 画 一 次 案 で は「 被 災 へ の 対 応 は 国 土 交 通 省 の 現 有 す る 活 動 能 力 を 大 き く 上 回 る 可 能 性 が 高 く 、実 際 の 被 災 状 況 等 を 踏 ま え つ つ 求 め ら れ る 応 急 活 動 に 対 し て 優 先 順 位 を つ け て 対 処 す る こ と に な る 。」と さ れ て い る 。つ ま り 、災 害 応 援 を 求 め る 規 模 が 極 め て 大 き く 支 援 す る 規 模 を 大 き く 上 回 る も の で あ る こ と か ら 、 支 援 側 と し て は 、 支 援 可 能 な 規 模 を 設 定 す る と と も に 、中 部 、近 畿 、中 国 、四 国 及 び 九 州 地 方 の 進 出 拠 点 と そ こ へ の 経 路 を あ ら か じ め 設 定 し て お く 。 3)各 機 関 相 互 の 連 携 各 種 活 動 計 画 の と り ま と め に あ た っ て は 、単 独 の 機 関 で 実 施 で き る 活 動 も あ る が 、北 陸 地 域 に 存 在 す る 各 機 関 や 地 方 公 共 団 体 等 が 連 携 す る こ と に よ り 、 効 果 的 、効 率 的 と な る 活 動 も あ る た め 関 係 機 関 相 互 で 十 分 な 調 整 を 図 り 計 画 を 策 定 す る 。2 . 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 発 生 時 に お け る 応 急 活 動 計 画 1)被 災 地 空 港 か ら の ダ イ バ ー ト 対 応 強 い 揺 れ や 巨 大 な 津 波 に よ る 浸 水 に よ り 、中 部 国 際 空 港 、関 西 国 際 空 港 、 高 知 空 港 、大 分 空 港 及 び 宮 崎 空 港 が 閉 鎖 さ れ 、そ れ ら の 空 港 を 目 的 地 と す る 航 空 機 が 他 の 空 港 へ 目 的 地 変 更 と な る 事 態 が 想 定 さ れ て い る 。そ の よ う な 状 況 に な っ た 場 合 、A T M セ ン タ ー は 報 告 さ れ て い る ス ポ ッ ト 数 に よ り 航 空 機 の 代 替 空 港 に ス ポ ッ ト を 割 り 当 て る こ と と な っ て い る 。 こ の よ う な 状 況 に 備 え 、南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 が 発 生 し た 場 合 の ダ イ バ ー ト 機 の 受 入 機 数 及 び 乗 員・乗 客 数 の 把 握 、被 災 地 周 辺 に 位 置 す る 空 港 に 運 用 時 間 の 延 長 等 の 情 報 提 供 等 を 行 う こ と と し て い る 。 併 せ て ダ イ バ ー ト 機 の 乗 客 等 へ の 食 料 提 供 の 有 無 、出 発 制 限 の 解 除 予 定 時 刻 状 況 、本 来 の 目 的 地 ま で の 移 動 手 段 確 保 等 の 情 報 を 空 港 ビ ル デ ィ ン グ ( 株 )及 び 各 エ ア ラ イ ン か ら 情 報 収 集 し 、関 係 者 等 へ 情 報 提 供 を 行 う こ と と す る 。 図-11 南海トラフ巨大地震発生時のダイバート対応
2)迅 速 な 初 動 体 制 の 立 ち 上 げ の た め の 体 制 構 築 ① 北 陸 TEC-FORCE活 動 計 画 発 災 後 速 や か に TEC-FORCE隊 員 や 災 害 用 資 機 材 の 派 遣 が で き 、 被 災 地 で 十 分 な 活 動 が で き る よ う 、 TEC-FORCE活 動 計 画 を 策 定 す る 。 TEC-FORCE活 動 計 画 に は 、 派 遣 可 能 な 隊 員 数 、 資 機 材 の 種 類 と 台 数 及 び 進 出 拠 点 、経 路 、タ イ ム ラ イ ン を 検 討 し た 。ま た 、隊 員 が 派 遣 先 で 使 用 す る 車 、宿 泊 場 所 、燃 料 調 達 等 に つ い て も 、こ れ ま で の 大 規 模 災 害 時 の 派 遣 実 績 等 を 考 慮 し 、事 前 の 契 約 や 協 定 の 締 結 を 行 う こ と と し 、詳 細 を 別 冊 資 料 1 に 記 載 し た 。 な お 、派 遣 先 で の 具 体 の 活 動 計 画 に つ い て は 、受 援 計 画 と の 整 合 を 図 り 策 定 す る 。 ② TEC-FORCEの 拡 充 TEC-FORCE隊 の 規 模 に つ い て 今 後 も 拡 充 を 図 る と と も に 、 平 成 2 5 年 度 内 に 衛 星 携 帯 等 の 通 信 機 器 の 配 備 を 行 う ほ か 、 TEC-FORCE隊 員 の 携 行 品 の 充 実 強 化 を 図 っ た 。ま た 、毎 年 度 実 施 し て い る 訓 練 や 研 修 を 通 じ て 隊 員 の 技 術 力 や 現 場 対 応 力 を 向 上 す る 。な お 、詳 細 は 別 冊 資 料 2 に 記 載 し た 。 ③ 協 定 業 者 と の 連 携 の 確 認 迅 速 な 初 動 体 制 立 ち 上 げ の た め に は 、災 害 協 定 を 結 ん で い る 協 会 及 び 事 業 者 と の 連 絡 体 制 や 活 動 可 能 な 体 制 に つ い て 確 認 し て お く こ と が 重 要 で あ り 、 毎 年 度 実 施 す る 防 災 訓 練 の 中 で そ れ ら の 確 認 を 行 う 。 北 陸 地 域 と し て 何 処 で ど の よ う な 応 急 活 動 を 実 施 す る か は 、実 際 の 被 災 状 況 や 求 め ら れ る 応 急 活 動 に よ り 決 ま る こ と に な る が 、協 定 を 結 ん で い る 事 業 者 が 保 有 し て い る 機 械 、資 機 材 の 種 類 と 数 量 は 毎 年 度 そ の デ ー タ を 更 新 す る こ と と し て お り 、詳 細 を 別 冊 資 料 3 に 記 載 し た 。さ ら に 当 該 事 業 者 が 経 営 し て い る ガ ソ リ ン ス タ ン ド の 備 蓄 状 況 に つ い て も 、情 報 収 集 し て 燃 料 の 確 保 に 努 め る 。 一方、北陸防災連絡会議においても、緊急車両への燃料入手方法などについて
検討しており、その結果を反映させる。 ④ 関 係 機 関 と 連 携 し た 訓 練 の 実 施 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 に よ る 応 急 活 動 を よ り 効 果 的 、効 率 的 に 実 行 す る た め に は 、 多 く の 機 関 が 連 携 し て 対 応 す る 必 要 が あ る 。 緊 急 時 に 実 施 す べ き 応 急 活 動 を 円 滑 か つ 速 や か に 進 め る た め に は 、関 係 機 関 と 連 携 し た 訓 練 が 重 要 で あ り 、毎 年 度 実 施 し て い る 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 の 想 定 被 災 地 に お け る 訓 練 に 参 加 す る と と も に 、北 陸 地 域 と し て の 支 援 に 係 る 関 係 機 関 か ら な る 訓 練 の 実 施 に つ い て 、今 後 調 整 す る こ と と す る 。特 に 訓 練 の シ ナ リ オ を 作 成 す る 段 階 で の 関 係 機 関 と の 調 整 過 程 は 、発 災 時 に 実 行 す る 連 携 内 容 を 創 り あ げ て い く と と も に 担 当 者 間 の 人 間 関 係 を 深 め 、 よ り 一 層 円 滑 な 活 動 に 資 す る こ と と な る 。 海上自衛隊による災害対策車両搬送訓練 民間ヘリによる通信機材輸送訓練 図-12 南海トラフ巨大地震対策中部ブロック協議会広域連携訓練
3)被 災 状 況 等 の 把 握 ① 防 災 ヘ リ 「 ほ く り く 号 」 の 被 災 地 直 近 基 地 及 び 給 油 基 地 の 選 定 被 災 地 情 報 の 迅 速・正 確 な 収 集 は 極 め て 重 要 で あ り 、南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 で は 大 規 模 な 被 災 が 同 時 多 発 す る と 想 定 さ れ る た め 、空 か ら の 被 災 地 情 報 の 収 集 が 有 効 で あ る 。 し か し 、発 災 直 後 は ど の 地 整 が ど の 方 面 を 調 査 す る か も 確 定 し て い な い こ と が 想 定 さ れ る 。こ の た め 、い ろ い ろ な 事 象 に も 対 応 で き る よ う 各 方 面 毎 に そ の 直 近 の 基 地 を 選 定 し た 。ま た 、九 州 や 中 国・四 国 方 面 の 場 合 は 途 中 で 給 油 が 必 要 と な る た め そ の 給 油 基 地 に つ い て も 選 定 し て お り そ の 詳 細 を 別 冊 資 料 4 に 記 載 し た 。今 後 は「 ほ く り く 号 」の 運 営 を 管 理 す る 会 社 と 毎 年 度 当 初 に 上 記 の 確 認 を 行 う 。 な お 、基 地 の 選 定 に あ た っ て は 概 ね 震 度 5 強 以 下 の エ リ ア 内 の 空 港 や ヘ リ ポ ー ト と す る 。 ② ほ く り く 号 の 装 備 充 実 現 在 ヘ リ か ら の 画 像 や 音 声 の 送 信 は 、同 じ 被 災 現 場 に 複 数 の ヘ リ が 調 査 を 行 っ て い て も 1 回 線 し か 繋 が ら な い こ と が あ る こ と 、及 び 被 災 箇 所 に 近 づ き 飛 行 高 度 が 低 く な っ た 場 合 や 山 の 陰 に な っ た 場 合 に は 送 信 が 途 切 れ る な ど 、 被 災 状 況 の 迅 速 か つ 確 実 な 把 握 に 支 障 を 及 ぼ し て い る 。 こ の た め 、 衛 星 に 向 け 送 信 す る ヘ リ Satを 平 成 2 8 年 度 ま で に 整 備 し 、 通 信 障 害 の 改 善 、通 信 カ バ ー エ リ ア や 通 信 回 線 の 大 幅 な 拡 充 を 行 う こ と と す る 。 図-13 災害対策用ヘリコプター「ほくりく号」
図-14 ヘリsatイメージ ③ 被 災 地 情 報 の 共 有 北 陸 防 災 連 絡 会 議 に お い て 、 被 災 地 に お け る 映 像 、 ラ イ フ ラ イ ン 等 の 被 災 情 報 の入手方法等について検討しており、その結果を反映させる。 ④ 地 理 空 間 情 報 の 提 供 等 北 陸 地 方 測 量 部 と し て は 、発 災 後 国 土 地 理 院 が 撮 影 し た 被 災 地 の 空 中 写 真 、当 該 地 域 の 地 図 や 地 殻 変 動 情 報 等 を 北 陸 管 内 の 支 援 機 関 等 に 提 供 で き る 状 況 に あ る 。 ま た 、平 成 2 6 年 度 末 に は 北 陸 地 方 整 備 局 等 関 係 機 関 が 入 手 し た 被 災 箇 所 と そ の 状 況 、 TEC-FORCE等 の 現 地 活 動 部 隊 が 撮 影 し た 被 害 状 況 写 真 な ど の 情 報 を 一 元 的 に 共 有 す る 「 電 子 防 災 情 報 シ ス テ ム 」 が 構 築 さ れ 、 平 成 2 7 年 4 月 よ り 国 土 交 通 省 及 び 各 地 方 整 備 局 に お い て 運 用 が 開 始 さ れ る 。北 陸 地 方 測 量 部 は 、そ の シ ス テ ム を 活 用 す る た め の 技 術 的 な サ ポ ー ト を 行 う 。な お 国 土 地 理 院 が 行 う 地 理 空 間 情 報 の 提 供 等 に つ い て の 詳 細 は 別 冊 資 料 5 に 記 載 し た 。 4)被 災 者 の 救 命 ・ 救 助 ① 被 災 者 の 救 命 ・ 救 助 海 上 保 安 庁 が 作 成 し た 動 員 計 画 に 従 っ て 、第 九 管 区 海 上 保 安 本 部 か ら 被 災 地 へ 直 ち に 巡 視 船 艇・航 空 機 を 派 遣 し 、被 災 者 の 救 命・救 助 に あ た る 。 巡 視 船 艇・航 空 機 等 を 派 遣 す る 際 に 、そ の 物 資 輸 送 力 を 活 用 し て 、救 資料:総務省
難 用 資 機 材 、水 路 測 量 観 測 用 資 機 材 及 び 応 急 支 援 物 資 等 を 輸 送 し 、被 災 地 に お け る 活 動 の 支 援 等 を 行 う 。 図-15 巡視船艇・航空機等の被災地への派遣イメージ ② 総 合 啓 開 及 び 緊 急 排 水 作 業 へ の 参 画 発 災 後 、道 路 、港 湾 、航 路 、空 港 は 広 範 囲 に わ た り 施 設 の 被 災 や 浸 水 、 大 量 の が れ き 堆 積 等 に よ り 寸 断 さ れ る と 想 定 さ れ て い る 。そ の よ う な 状 況 に お い て も 被 災 者 の 救 命・救 助 を 行 う た め 被 災 地 へ の 進 出 経 路( 緊 急 輸 送 ル ー ト )を 確 保 す る た め 、本 省 や 受 援 地 域 の 地 方 支 分 部 局 と 調 整 し 総 合 的 な 啓 開 や 緊 急 排 水 作 業 に 参 画 す る 。 北 陸 地 方 整 備 局 と し て は 、 TEC-FORCE隊 員 、 災 害 用 資 機 材 の 迅 速 な 派 遣 を 行 う た め 、 派 遣 可 能 な 隊 員 数 、 資 機 材 の 種 類 と 台 数 及 び 進 出 拠 点 、 経 路 、 タ イ ム ラ イ ン を 検 討 し た 。 ま た 、 隊 員 が 派 遣 先 で 使 用 す る 車 両 、 宿 泊 場 所 、燃 料 調 達 等 に つ い て も 、こ れ ま で の 大 規 模 災 害 時 の 派 遣 実 績 等 を 考 慮 し 、事 前 の 契 約 や 協 定 の 締 結 を 行 う こ と と し 、詳 細 を 別 冊 資 料 1 に 記 載 し た 。 な お 、派 遣 先 で の 具 体 の 活 動 計 画 に つ い て は 、受 援 計 画 と の 整 合 を 図
り 策 定 す る 。 ま た 、協 定 業 者 等 が 迅 速 に 出 動 が で き る よ う 、連 絡 体 制 や 活 動 可 能 な 体 制 に つ い て 、 毎 年 度 実 施 す る 防 災 訓 練 の 中 で 確 認 を 行 う 。 さ ら に 陸 路 が 被 災 し 目 的 地 に 到 達 で き な い 場 合 を 想 定 し 、TEC-FORCE 隊 員 や 燃 料 の 運 搬 に つ い て も 自 衛 隊 等 と 具 体 に 十 分 調 整 し 、防 災 訓 練 の 中 で 確 認 を 行 う 。 被 災 直 後 は 活 動 に 近 接 し た 場 所 で 宿 泊 や 作 業 す る 施 設 を 確 保 す る こ と が 困 難 な こ と が 想 定 さ れ る た め 、民 間 フ ェ リ ー の 活 用 に つ い て 今 後 関 係 機 関 と 調 整 を 図 る 。 図 - 16 航 路 啓 開 に お け る 障 害 物 除 去 作 業 へ の 参 画 イ メ ー ジ 自衛隊との合同訓練 中越地震における自衛隊との連携活動 図-17 TEC-FORCE 隊員、燃料の自衛隊による運搬イメージ
③ 応 急 活 動 等 を 支 援 す る 気 象 等 に 関 す る 情 報 提 供 被 災 地 に お い て 救 命 、救 助 等 の 応 急 活 動 を 実 施 す る 場 合 、被 災 地 の 気 象 状 況 、余 震 活 動 状 況 等 は も と よ り 、緊 急 輸 送 等 の 活 動 拠 点 の 気 象 状 況 の 把 握 は 、各 種 の 活 動 を 迅 速 か つ 確 実 に 実 施 す る た め 有 効 な 手 段 で あ る 。 気 象 台 と し て は 応 急 活 動 の 支 援 、ま た 二 次 災 害 防 止 等 の 観 点 か ら 被 災 地 等 の 気 象 状 況 、余 震 活 動 の 見 通 し 等 に 関 す る 情 報 に つ い て 、要 請 が あ れ ば 既 に 提 供 で き る 状 況 に あ る 。な お 、提 供 可 能 な 情 報 に つ い て は 別 冊 資 料 6 に 記 載 し た 。
5)被 害 の 拡 大 防 止 ・ 軽 減 強 い 揺 れ に よ り 山 間 地 域 で は 斜 面 崩 壊 等 が 発 生 し 河 道 閉 塞 が 生 じ る こ と が 予 想 さ れ て い る 。北 陸 地 方 整 備 局 に は 砂 防 部 門 に 関 す る 高 度 な 知 識 を 有 す る TEC-FORCE隊 員 を 有 し て お り 、 こ れ ま で に も 河 道 閉 塞 対 策 を 実 施 し て い る 。 河 道 閉 塞 が 発 生 し た 際 に は 、災 害 協 定 を 締 結 し て い る 建 設 業 団 体 の 協 力 を 得 て 、排 水 ポ ン プ 等 必 要 な 資 機 材 を 確 保 す る な ど い つ で も 出 動 で き る よ う な 体 制 を 構 築 し て お り 、 今 後 毎 年 の 防 災 訓 練 の 中 で 確 認 を 行 う 。 こ の ほ か 山 間 部 に お け る 調 査 に は 、被 災 の 全 容 を 効 率 的 に 把 握 す る た め に 有 効 な UAV(ラ ジ コ ン ヘ リ )の 活 用 を 図 る 。な お 、被 災 場 所 に よ っ て は T EC-FORCE隊 員 や 資 機 材 等 を 自 動 車 で 運 搬 で き な い 場 合 も 想 定 さ れ る た め 、自 衛 隊 の 協 力 を 得 た 運 搬 方 法 に つ い て 調 整 を 行 う と と も に 、防 災 訓 練 の 中 で 確 認 を 行 う 。 自衛隊ヘリによる機材輸送 自衛隊ヘリによる燃料・人の輸送 ポンプ排水作業実施 図-18 新潟県中越地震における自衛隊との連携活動 ( 芋 川 の河道 閉 塞 対策) 図-19 長野県北部を震源とする地震で UAV の活用事例 国道 148 号の土砂崩落状況把握 (UAV で撮影) UAV の使用状況
巨 大 津 波 に よ り 沿 岸 部 の 工 場 や コ ン ビ ナ ー ト 等 が 集 積 す る 地 域 で は 、 油 等 の 危 険 物 の 海 域 へ の 流 出 被 害 の 恐 れ が あ る 。そ れ ら の 被 害 が 発 生 し た 場 合 は 北 陸 地 方 整 備 局 が 保 有 す る 大 型 浚 渫 兼 油 回 収 船「 白 山 」が 出 動 し 、 油 回 収 装 置 を 用 い て 流 出 油 等 の 防 除 を 実 施 す る 。 6)被 災 し た 地 方 公 共 団 体 へ の 支 援 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 で は 関 東 か ら 九 州 地 方 に か け て の 広 範 囲 に わ た り 多 く の 地 方 公 共 団 体 が 甚 大 な 被 害 を 受 け 、発 災 直 後 か ら 深 刻 な 状 況 に 陥 る こ と が 想 定 さ れ る 。 地 方 支 分 部 局 か ら の リ エ ゾ ン 派 遣 に つ い て は 、受 援 計 画 と の 整 合 を 図 り 具 体 の 行 動 計 画 を 策 定 す る 。 ま た 、通 信 機 能 の 被 害 を 受 け た 地 方 公 共 団 体 へ の 衛 星 通 信 車 や 被 災 現 場 や 津 波 の 監 視 等 の た め Ku-SAT等 の 情 報 通 信 機 材 の 他 、災 害 対 策 本 部 車 、 照 明 車 等 の 災 害 対 策 用 機 械 に つ い て も 速 や か に 出 動 で き る よ う TEC-FOR CE活 動 計 画 を 策 定 す る 。 TEC-FORCE活 動 計 画 に は 、 派 遣 可 能 な 隊 員 数 、 資 機 材 の 種 類 と 台 数 及 図-20 流出油回収として「白山」派遣イメージ
び 進 出 拠 点 、経 路 、タ イ ム ラ イ ン を 検 討 し た 。ま た 、隊 員 が 派 遣 先 で 使 用 す る 車 、宿 泊 場 所 、燃 料 調 達 等 に つ い て も 、こ れ ま で の 大 規 模 災 害 時 の 派 遣 実 績 等 を 考 慮 し 、事 前 の 契 約 や 協 定 の 締 結 を 行 う こ と と し 、詳 細 を 別 冊 資 料 3 に 記 載 し た 。 な お 、派 遣 先 で の 具 体 の 活 動 計 画 に つ い て は 、受 援 計 画 と の 整 合 を 図 り 策 定 す る 。 応 急 危 険 度 判 定 士 に つ い て は 、本 省 建 築 指 導 課 が 地 方 整 備 局 と 調 整 し 「 支 援 調 整 本 部 」を 設 置 し 、被 災 地 か ら の 要 請 に 応 じ 県 、都 市 再 生 機 構 、 建 築 関 係 団 体 等 に 支 援 を 要 請 す る と と も に 北 陸 地 方 整 備 局 か ら も TEC-F ORCEと し て 応 急 危 険 度 判 定 士 を 派 遣 す る こ と と し て い る 。ま た 、被 災 者 向 け 住 宅 等 の 供 給 支 援 と し て は 、北 陸 地 域 内 の 各 県 等 と 連 携 し 提 供 可 能 な 公 営 住 宅 や 民 間 賃 貸 住 宅 の 状 況 把 握 を 行 う こ と と し て お り 、詳 細 は 別 冊 資 料 7 に 記 載 し た 。 図-21 地方公共団体へのハード、ソフトの支援 Ku-SAT 災害対策本部車 被災建築物の応急危険度判定 合同訓練(整備局・県・市)
7)被 災 者 ・ 避 難 者 の 生 活 支 援 ① 避 難 者 に 必 要 な 物 資 の 広 域 輸 送 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 で は 、最 大 で 4 3 0 万 人 が 避 難 所 に 避 難 す る こ と が 想 定 さ れ て お り 、避 難 者 へ の 生 活 支 援 物 資 の 輸 送 が 重 要 な 課 題 と な っ て い る 。 北 陸 地 域 に は 被 災 地 域 へ の 生 活 支 援 物 資 供 給 の 役 割 が 求 め ら れ て い る こ と か ら 、被 災 地 の 要 望 等 を 的 確 に 把 握 し 、地 方 公 共 団 体 、民 間 事 業 者 等 と 連 携 し 積 極 的 に 対 応 す る こ と と す る 。 図 - 22 空 港 到 着 物 資 保 管 場 所 の 確 保 イ メ ー ジ 支 援 物 資 の 保 管 に つ い て 被 災 地 域 の 一 次 物 資 拠 点 が 不 足 す る 場 合 は 、 全 国 知 事 会 の 調 整 等 に よ り 北 陸 地 域 に も 開 設 が 求 め ら れ る 場 合 が 想 定 さ れ る こ と か ら 、関 係 機 関 が 協 力 し て 、民 間 施 設 の 活 用 、物 流 専 門 家 の 派 遣 等 に よ り 一 次 物 資 拠 点 の 開 設・運 営 を 円 滑 に 行 う こ と と す る 。こ の た め 北 陸 信 越 運 輸 局 は 、本 省 及 び 被 災 地 を 管 轄 す る 運 輸 局 、関 係 地 方 公 共 団 体 並 び に 管 内 関 係 者 と の 調 整 に 努 め る こ と と す る 。な お 、空 港 到 着
貨 物 物 資 等 に お い て は 、空 港 施 設 を 利 用 す る 等 国 の 施 設 も 積 極 的 に 活 用 す る こ と と す る 。 緊 急 物 資 の 輸 送 に つ い て は 、民 間 事 業 者 の 協 力 で 実 施 す る こ と を 基 本 と し 、 被 害 の 状 況 、 緊 急 性 、 輸 送 す る 物 資 の 量 等 を 勘 案 し て 、 陸 、 海 、 空 の あ ら ゆ る 交 通 機 関 を 活 用 し て 実 施 す る こ と と す る 。そ の 際 に は 、北 陸 地 方 整 備 局 の 大 型 浚 渫 兼 油 回 収 船「 白 山 」、第 九 管 区 海 上 保 安 本 部 の 巡 視 船 艇 ・ 航 空 機 等 、 国 の 船 舶 等 も 活 用 す る こ と と す る 。 図 - 23 緊 急 物 資 を 輸 送 す る 「 白 山 」 ( 東 日 本 大 震 災 に お け る 活 動 事 例 ) ト ラ ッ ク 輸 送 は 、被 災 地 へ の 緊 急 物 資 輸 送 の 中 心 的 役 割 を 担 う も の で あ る 。こ の た め 、北 陸 信 越 運 輸 局 は 、す で に 結 ば れ て い る 協 定 に よ り 緊 急 物 資 輸 送 が 円 滑 に 行 わ れ る よ う 関 係 地 方 公 共 団 体 と 事 業 者 の 調 整 を 行 う こ と と す る 。 海 上 輸 送 は 、地 震 や 津 波 の 被 害 に よ り 陸 上 交 通 が 利 用 で き な い 場 合 に お い て は 、大 量 の 物 資 を 被 災 地 に 輸 送 す る 手 段 と し て 有 効 で あ る 。北 陸 信 越 運 輸 局 は 、緊 急 物 資 輸 送 が 円 滑 に 行 え る よ う 各 県 と 海 事 事 業 者 間 の 連 絡・調 整 を 行 う と と も に 、各 県 及 び 関 係 事 業 者 団 体 に 対 し て 緊 急 物 資 輸 送 協 定 の 締 結 を 働 き か け る こ と と す る 。 緊 急 物 資 輸 送 は 、被 災 地 の ニ ー ズ を 的 確 に 把 握 し 、迅 速 か つ 確 実 に 行 う こ と が 求 め ら れ て い る 。南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 発 生 時 に 緊 急 物 資 輸 送 を
速 や か に 行 う た め に は 、事 前 に 関 係 者 間 で 取 り 決 め る べ き 項 目 、共 有 す る 情 報 等 を 明 ら か に し て お く こ と が 重 要 で あ る 。こ の た め 北 陸 信 越 運 輸 局 で は 、国 土 交 通 省 で と り ま と め た「 災 害 に 強 い 物 流 シ ス テ ム の 構 築 に 向 け て (広 域 物 資 拠 点 開 設・運 営 ハ ン ド ブ ッ ク )」に つ い て 、支 援 物 資 の 物 流 を 取 り 扱 う 関 係 者 の 一 助 に し て 頂 く べ く 、各 地 方 公 共 団 体 や 物 流 関 係 者 等 に 対 し 、毎 年 開 催 さ れ る 既 存 の 各 種 会 議 等 を 活 用 し て 周 知 を 行 う 。 ② 避 難 者 の 受 け 入 れ 南 海 ト ラ フ 巨 大 地 震 で は 、大 量 の 避 難 者 の 発 生 が 想 定 さ れ て お り 、避 難 場 所 の 確 保 が 重 要 な 課 題 と な る と 想 定 さ れ る 。 大 量 の 避 難 者 が 円 滑 に 移 動 で き る よ う 、 道 路 交 通 情 報 の 広 域 的 提 供 、 交 通 混 雑 対 策 を 行 う 他 、道 の 駅 等 道 路 施 設 を 利 用 し た 避 難 者 の 休 憩 場 所 の 確 保 を 行 う こ と と し て お り 、 詳 細 は 別 冊 資 料 8 に 記 載 し た 。 図 - 24 道 の 駅 へ の 避 難 者 の 収 容 8)施 設 の 復 旧 ① 施 設 の 本 格 復 旧 、 緊 急 排 水 活 動 等 へ の 参 画 南海トラフ巨大地震は、地震規模が巨大で多数の道路、橋梁等土木施設への被 害が予想されるとともに、太平洋沿岸地域への津波により広範囲にわたり大規模 浸水等が長期に継続して発生することが予想される。 このため、国土交通本省及び受援地域の地方整備局と調整し、各施設の被災状 況調査の実施や緊急排水計画等に基づき各種活動に参画する。 速 や か に TEC-FORCE隊 員 や 災 害 用 資 機 材 を 派 遣 で き 、 被 災 地 で 十 分 な 中越地震時の避難者の受け 入れ(道の駅「越後川口」) 中越地震時の避難者に解放 (道の駅「ちぢみの里」) 中越地震時の避難者に 仮設住宅を提供 (道の駅「クロステン十日町」) 資料:国土交通省道路局
活 動 が で き る よ う TEC-FORCE活 動 計 画 を 策 定 す る 。 TEC-FORCE活 動 計 画 に は 、 派 遣 可 能 な 隊 員 数 、 資 機 材 の 種 類 と 台 数 及 び 進 出 拠 点 、経 路 、タ イ ム ラ イ ン を 検 討 し た 。ま た 、隊 員 が 派 遣 先 で 使 用 す る 車 、宿 泊 場 所 、燃 料 調 達 等 に つ い て も 、こ れ ま で の 大 規 模 災 害 時 の 派 遣 実 績 等 を 考 慮 し 、事 前 の 契 約 や 協 定 の 締 結 を 行 う こ と と し 、詳 細 を 別 冊 資 料 3 に 記 載 し た 。さ ら に 、協 定 を 結 ん で い る 事 業 者 が 保 有 し て い る 機 械 、資 機 材 の 種 類 と 数 量 に つ い て は 、毎 年 度 そ の デ ー タ を 更 新 す る こ と と し て お り 、詳 細 を 別 冊 資 料 3 に 記 載 し た 。さ ら に 当 該 事 業 者 が 経 営 し て い る ガ ソ リ ン ス タ ン ド 等 の 備 蓄 状 況 に つ い て 、情 報 収 集 し て 燃 料 の 確 保 に 努 め る 。 一 方 、北 陸 防 災 連 絡 会 議 に お い て も 、緊 急 車 両 へ の 燃 料 入 手 方 法 な ど に つ い て 検 討 し て お り 、 そ の 結 果 を 反 映 さ せ る 。 な お 、派 遣 先 で の 具 体 の 活 動 計 画 に つ い て は 、受 援 計 画 と の 整 合 を 図 り 策 定 す る 。 ② 代 替 輸 送 ル ー ト の 確 保 地 震 の 規 模 が 巨 大 で あ り 被 害 も 甚 大 で あ る こ と か ら 、多 数 の 通 行 止 め の 長 期 継 続 が 想 定 さ れ 、サ プ ラ イ チ ェ ー ン の 被 災 に よ る 経 済 へ の 影 響 が 大 き い も の と 予 想 さ れ る 。 サ プ ラ イ チ ェ ー ン を 迅 速 に 確 保 す る た め に は 、被 災 地 を 経 由 し な い 鉄 図-25 台風 26 号災害(伊豆大島)における TEC-FORCE による現地被災調査
道 、港 湾 、道 路 の 代 替 ル ー ト の 確 保 が 必 要 と な る が 、そ の た め に は 数 多 く の 確 認 作 業 や 変 更 手 続 き が 必 要 と な る 。 こ の た め 、災 害 発 生 時 に 荷 主 や 物 流 関 係 者 が ス ム ー ズ に 日 本 海 側 の 港 湾 に よ る 代 替 輸 送 手 段 を 確 保 で き る よ う 、平 成 25年 度 に 代 替 輸 送 手 引 書 を 作 成 し 、代 替 輸 送 訓 練 を 通 じ て ブ ラ ッ シ ュ ア ッ プ を 行 っ て お り 、詳 細 は 別 冊 資 料 9 に 記 載 し た 。 一 方 、北 陸 防 災 連 絡 会 議 に お い て も 、被 災 地 及 び 被 災 地 ま で の 交 通 情 報 の 入 手 方 法 等 に つ い て 検 討 し て お り 、 そ の 結 果 を 反 映 さ せ る 。 図-26 南海トラフ巨大地震等太平洋岸での地震発生時の物流代替イメージ 資料:北陸港湾・空港ビジョン 北陸地方整備局 図上訓練
第4章 巨 大 地 震 の 発 生 に 備 え 戦 略 的 に 推 進 す る 対 策
被 災 地 か ら の 緊 急 避 難 、 被 災 地 へ の 緊 急 物 資 の 輸 送 及 び 1 日 も 早 い サ プ ラ イ チ ェ ー ン の 回 復 等 に は 、 災 害 に 強 い 道 路 、 航 路 、 鉄 道 及 び 航 空 の ネ ッ ト ワ ー ク の 確 保 が 重 要 と な る 。 図-22 東日本大震災でのサプライチェーン確保例 こ の た め 、太 平 洋 側 と 日 本 海 側 を 結 ぶ 広 域 幹 線 道 路 等 の 緊 急 輸 送 道 路 整 備 、港 湾 と 高 規 格 道 路 を 結 ぶ ア ク セ ス 道 路 、輸 送 道 路 を 保 全 す る た め の 土 砂 災 害 対 策 、港 湾 施 設 の 災 害 対 応 力 の 強 化 、災 害 に 強 い 貨 物 鉄 道 ネ ッ ト ワ ー ク 、空 港 施 設 の 耐 震 化 等 を 計 画 的 に 推 進 す る 。な お 、個 別 の 具 体 的 な 計 画 は 別 冊 資 料 1 0 に 記 載 し た 。 図-27 東日本大震災におけるサプライチェーン確保例図-28 交通代替機能を担える北陸地域 新潟港 敦賀港 七尾港 富山貨物ターミナル 金沢港 伏木富山港