フィリピン・Lake Balinsasayao
Contents
イントロダクション
前書き 調査結果サマリー 調査方法CHAPTER ONE.
ハイライト
韓国・ベトナムが伸び日本は1位 トルコが急成長 旅行検索は就寝前に プレエコ・ビジネスクラスの利用拡大CHAPTER TWO. APACの旅行動向
人気旅行先ランキング モバイル利用の増加 旅行のリサーチ期間は長期化 旅行先の決定は口コミで 滞在は他地域に比べ短期CHAPTER THREE.
各国・地域別データ
オーストラリア 香港 日本 ニュージーランド シンガポール 韓国 台湾 タイ前書き
まず初めに、このレポートを皆さんにお届けできること
を誇りに思います。スカイスキャナーは現在、航空会社
から旅行会社まで1,200社以上と提携し、グローバルで
月間8,000万人にご利用いただいております。そのデー
タは広範かつ公正で、旅行動向に関する独自の深いイン
サイトを皆様にご提供できると考えております。
旅行業界は頻繁に変化していますが、決して変わらない ものもあります。人気の旅行先のラインナップは毎年あ まり変わりません。同時に、旅行者の皆様は常に新しく 独自性の高い旅行先を探しています。 アジアは常に変化しており、その成長のスピードは信じ られないほどです。ミドルクラスの拡大、ミレニアル世 代の旅行者の増加に加えて、旅行がより多くの人に開か れてきました。以前は旅行はごく限られた人しかできな いことでしたが、現在はかつてないほど誰でもできるこ とになりつつあります。 そこで、スカイスキャナーのストーリーが始まりまし た。私たちは旅行者の皆様が、複雑だった旅行検索を簡 単にできるようにとサービスを作りました。私たちは今 後も旅行者のニーズの変化にお応えできるよう、常に進 化してまいります。 このレポートでは、そうした旅行における変化が見て取 れるはずです。すでにご存じだったことも、意外な点も あるでしょう。皆様にこのレポートをお役立ていただけ るよう、願っております。 ポール・ホワイトウェイ スカイスキャナー APACヘッド・オブ・グロース フィリピン・レガスピ
ハイライト
APACの旅行者に人気の旅行先として日本が2年連続 1位となり、また韓国とベトナム、APAC以外ではト ルコの人気も上昇しました。 旅行を検索する時間帯と就寝時間帯に関連性がみら れ、寝る前に検索をする人が多いと考えられます。 プレミアムエコノミーおよびビジネスクラスの利用が 拡大し、より一般的になりつつあります。 主な旅行動向
旅行先について 最も人気が高いのは日本で、東京・大阪・沖縄が人気 都市のトップ10にランクイン。APAC以外の都市では 唯一、ロンドンが10位内に入りました。 人気上昇中の韓国やベトナムでは、ソウルやホーチミ ンなどの主要都市よりも、釜山、済州島、ニャチャン などの周辺都市のほうが大きく伸びています。 APAC以外の地域では、トルコの伸び率が最大。文化 的な観光スポットやエンターテイメントが豊富である こと、トルコリラの下落などが影響しているとみられ ます。都市別では、イスタンブールの人気が上昇中で す。 旅行の計画・検索・予約について 就寝前にあたる午後11時から午前1時の間に、旅行の検 索を行う人が多いという傾向がみられました。 プレミアムエコノミークラスとビジネスクラスの全 体に占めるシェアの伸び率は、それぞれ62%増と 46%増でした。両クラスの価格が低下し、より快適 な座席を求める人、長距離フライトをする人にとっ て購入しやすくなっています。 旅行の検索・予約にモバイルを利用する人が増えて います。APACでもモバイルでの支払いが普及して いることも伴い、モバイルでの予約・支払いはより 一般的になりつつあります。 対象の8つの国・地域のうち5つで、航空券の検索開 始が出発日に対して早まっているのに対し、実際の 予約は出発日により近くなってから行われていると いう傾向がみられました。各航空会社や旅行会社の セールやキャンペーンなどが数多く行われるなか、 航空券購入の際の意思決定にはより多くの要素が関 連し、複雑化しているようです。 旅行の目的地を決める際に影響を受けるソースにつ いては、約60%が「口コミ」と回答し、旅行者がよ り直接的な情報を信頼していることがわかりまし た。18∼29歳の間ではソーシャルメディアが最多で したが、一方で香港ではセレブリティの影響力が最 も大きいという特徴がみられました。調査結果サマリー
スカイスキャナーは、航空券・ホテル・レンタカーなどの情報を、世界中
の航空会社・旅行会社など1200社以上から横断的に比較検索できるサー
ビスです。2003年に英国エディンバラでサービスを開始し、現在は30言
語に対応、世界に12拠点を置いています。中でもAPAC(アジア太平洋
地域)を重要な急成長市場の一つと位置づけています。
このレポートは、スカイスキャナーにおける2016年10月~2018年9月の航空券検索データ、アンケート調査の結 果、および第三者機関のデータに基づいています。調査対象としている国・地域は、オーストラリア、韓国、シンガ ポール、タイ、台湾、日本、ニュージーランド、香港の8つです。 オーストラリア: n=1,107
香港 : n = 1,002
日本 : n = 1,004
ニュージーランド : n = 906
調査方法
このレポートは、スカイスキャナーの検索データ、旅行者に対するオンラインアンケー
ト、第三者機関の旅行関連のデータの3つに基づいています。
スカイスキャナーの検索データ
対象期間:
2018年分=2017年10月∼2018年9月
2017年分=2016年10月∼2017年9月
※「ランキング」は注記がない限り、スカイスキャナーにおける当該目的地行きの 航空券の検索数に基づく ※「伸び率」は注記がない限り、総検索数に対する当該目的地の検索数の割合 (シェア)における、前年同期比の伸び率を指すシンガポール : n = 1,006
韓国 : n = 1,001
台湾 : n = 1,002
タイ : n = 520
旅行者へのオンラインアンケート
対象:
スカイスキャナー利用者の男女
実施期間:
2018年9月~11月
回答者数:
n=7,548
CHAPTER ONE
韓国・ベトナムが伸び日本は1位
スカイスキャナー上での航空券検索数をベースにランキングしたとこ
ろ、APACの旅行者の間で人気の目的地1位は日本、2位はタイ、3位はア
メリカでした。また、韓国とベトナムの人気が上昇しています。
韓国とベトナム
ともに2ランクアップ
スカイスキャナー上の2018年の検索数 を前年同時期と比較したところ、2期連 続で1位日本、2位タイ、3位アメリカ でした。韓国は7位から5位に、ベトナ ムが8位から6位に上昇しました。タイ
アメリカ
中国
台湾
インドネシア
ベトナム
イギリス
フィリピン
フィリピン
イギリス
韓国
インドネシア
日本
タイ
アメリカ
台湾
10
8
5
9
1
2
3
4
6
7
0 1 2 3 0 0 0 0 2 2順位変動
韓国・ソウル2018年
中国
韓国
2017年
日本
ベトナム
*スカイスキャナーにおける対象期間中の検索数を基に算出。 APACの旅行者に人気の旅行先トップ10(国別)旅行者の居住国別の内訳
韓国観光公社(KTO)によると、韓国への旅行者数は国 別で日本、ベトナム、タイが最多です[*1]。スカイス キャナーのデータでも日本やベトナムからの検索数が 増加しているほか、フィリピンの旅行者による検索も 大きく伸びました。 一方ベトナム観光総局によると、ベトナムでは韓国・中 国・日本、台湾からの旅行者が最多[*2]です。スカイス キャナーの検索数の伸び率を見てみると、台湾、韓 国、香港で急伸しています。 フィリピン 日本 ベトナム 108% 64% 50% 台湾 韓国 韓国行き航空券の検索数伸び率トップ3 (旅行者の居住国別) ベトナム行き航空券の検索数伸び率トップ3 (旅行者の居住国別) ベトナム・ダナン 59% 46% 37% 香港周辺都市の人気が上昇
検索数を都市別でみると、旅行者は新しい体験を求めて 主要な都市だけではなく、まだそれほど旅行する人がそ れほど多くない周辺都市に興味を持ち、検索しているこ とがわかりました。 韓国では、ソウルの伸び率が14%増であったのに対し、 済州島と釜山はそれぞれ43%増、19%増でした。 ベトナムでは、ホーチミンの伸び率が7%増となり、一 方でニャチャン(152%増)やダナン(24%増)の検索 数シェアが大きな伸びを見せました。旅行業界でも注目
スカイスキャナーのデータで韓国とベトナムは顕著な伸 びを見せていますが、旅行業界でもこの2カ国は注目さ れています。韓国の都市が「World Travel Awards 2018」の複数の賞にノミネートされ、ベトナムは 「25th Annual World Tourism Awards 2018」にて 「Asia's Leading Destination」を受賞しています[*3]。[1]出典:“Travel destination statistics of overseas tourists.” Korea Tourism Organisation, Sep. 2018
[2]出典: "International visitors to Viet Nam in October and 10 months of 2018." Viet Nam National Administration of Tourism, Oct,.2018 [3]出典: "Asia Winners 2018." World Travel Awards, Sep.2018
トルコが伸び率1位
APAC以外の国・地域では、トルコが35%増を見せて 伸び率1位に。2位はポルトガルで34%増、3位はハ ンガリーで30%増となりました。 トルコ ポルトガル ハンガリー オーストリア パキスタン 35% 34% 30% 23% 21%ベトナム・フィリピン・台湾で伸び
トルコの検索数の内訳をみると、主にベトナム、フィリ ピン、台湾からの検索の伸びが成長をけん引しているこ とがわかりました。Trading Economics のレポート*に よると、2018年8月には、トルコへの旅行者の数は 16%増の540万人に達しました。都市別ではイスタンブールが成長
イスタンブールは2018年、APACの旅行者の中で4番 目に最も検索された都市で、前年同期比で34%増とな りました。 独特の伝統や歴史、多様な文化を目の当たりにできる こと、トルコリラの下落 、そしてカッパドキアやパ ムッカレがインスタ映えするスポットとして注目され てきていることが影響しているとみられます。トルコが急成長
航空券の検索数シェアにおける伸び率を比較すると、トルコが1位と
なりました。次いで2位はポルトガル、3位はハンガリーで、APAC
外の国がトップ3を占めました。
国別伸び率トップ5 トルコ・カッパドキア3カ国では夕食直後に検索
一方でオーストラリア、ニュージーランド、タイでは異なる傾向がみられています。スカイスキャナーのモバイル アプリの利用は午後7時∼午後10時がピークで、就寝時刻*については他国よりやや早いもののそれほど大きな違 いはないため、この3カ国では就寝直前ではなく夕食後の時間帯に旅行検索が行われているようです。 韓国 香港 シンガポール 台湾 オーストラリア ニュージーランド タイ アプリ利用のピークの時間帯 平均的な就寝時刻 日本 AM AM AM AM AM PM PM PM旅行検索は就寝前に
スカイスキャナーのモバイルアプリ利用のピークタイムを平均的な就寝時
刻と重ねて比較すると、旅行者の多くが就寝前にベッドで旅行のリサーチ
をしていることがわかりました。
スカイスキャナーのモバイルアプリを使った検索は、APACの多くの国・地域で午後11時∼午前1時の夜間に行われ ており、平均的な就寝時刻と重なっています。 寝る前の個人的な時間、エンターテイメントに充てる時間などに旅行 のリサーチを行う人が多いとみられます。日本でも、平均的な就寝時刻は午前0時49分、アプリ利用がピークになる 時間帯は午後11時∼午前1時で、同様の傾向がみられました。価格の低下が利用を促進
スカイスキャナーのデータで座席クラス別の航空券の価 格を比較すると、2018年は2017年に比べて、ビジネス クラス全体では約6% 、プレミアムエコノミークラス全 体では約10% 低下しています。個別の路線をみると、シ ドニー発ロンドン行きのビジネスクラスの平均価格は 14%減、ソウル発バンコク行きでは7% 減でした。同様 に、プレミアムエコノミークラスの平均価格も台北発ロ サンゼルス行きで17%、ソウル発パリ行きで7% 安く なっています。 この影響で、エコノミークラスの利用が全体に占める割 合は低くなり、プレミアムエコノミーとビジネスクラス の割合は大きくなっています。座席タイプ別のシェアの 伸び率をみても、プレミアムエコノミークラスは62% 増、ビジネスクラスは46%増でした。プレエコ・ビジネスの利用拡大
プレミアムエコノミークラスとビジネスクラスの航空券の価格がここ数年
で下がっていることから、APACの旅行者にも手が届きやすく、魅力的な
選択肢となっているとみられます。
ファースト クラス ビジネスクラス エコノミークラスプレミアム エコノミークラス 29% 46% 62% 22% 座席クラス別の伸び率長距離フライトへの関心が高まる
プレミアムエコノミークラスとビジネスクラスの快適さ から、両クラスの価格の低下により、長距離フライトで の旅行に関心を示す 旅行者が増えているとみられます。 APACの8つの国・地域で、プレミアムエコノミークラ スとビジネスクラスを指定して検索されている数が最も 多い各10路線を見てみると 、顕著な結果がみられま す。プレミアムエコノミークラスまたはビジネスクラス での検索数の全体に占める割合は、長距離フライトでは 著しく増加しています。 一方で短距離・中距離フライトにおける両クラスの割合 は低下しており、フライトの快適性を長距離フライトに 求める人は増えているとみられます。 プレミアムエコノミークラスの伸び率 (フライトタイプ別) 20 17 20 1818% 76%
14% 83%
短距離 フライト 中距離フライト 長距離 フライト1
2
3
4
5
オーストラリア ニュージーランド 韓国 タイ マレーシア オーストラリア 台湾 シンガポール 日本 ニュージーランド ビジネスクラス プレミアムエコノミークラス 国別でプレミアムエコノミークラスとビジネスクラスの伸び 率をみると、オーストラリアが49%増でトップでした。 特に、イギリスやアメリカ、イタリア、フランスなどへ の長距離フライトで両クラスの割合が伸びました。 2位は台湾で、プレミアムエコノミークラスの割合は長 距離フライトで伸びましたが、ビジネスクラスは主に APAC内の目的地へ向かう短距離・中距離フライトで増 えています。これは出張旅行の増加、または旅行者がよ り購入しやすい、しかも質の高いサービスを求めている ためとみられます。 *対象8カ国・地域それぞれについて、プレミアムエコノミークラス で検索される数が最も多い10路線についてシェアの伸び率を算出 オーストラリア・シドニー6%
4%
プレミアムエコノミー・ビジネスクラスの 伸び率が高い国・地域トップ5CHAPTER TWO
人気目的地の変化
5位以下では、韓国とベトナムが 2位ず つランクアップしました。一方でインドネ シアは6位から9位に順位を落とし、イギリ スは1ランク上昇しました。人気旅行先ランキング
2017年、2018年ともに、APACの旅行者の検索数が多かった国・地域
のトップ3は1位日本、2位タイ、3位アメリカでした。4位も2年連続で
中国でしたが、5位以下には変動がみられます。
2018年の人気目的地(国・地域別)タイ
アメリカ
中国
台湾
インドネシア
ベトナム
イギリス
フィリピン
インドネシア
フィリピン
アメリカ
中国
韓国
ベトナム
台湾
イギリス
日本
タイ
10
8
5
9
1
2
3
4
6
7
0 1 2 3 0 0 0 0 2 2韓国
日本
*スカイスキャナーにおける対象期間中の検索数を基に算出。順位変動
2018年
2017年
APACの旅行者に人気の旅行先トップ10(国別)ニャチャン 済州島 ウラジオストク イスタンブール ブダペスト ダナン ベンガルール 152% 43% 35% 34% 30% 30% 29% 25% 24% 24%
人気上昇中の国・地域
トルコがシェア伸び率1位となり、次いでポルトガル、ハ ンガリー、オーストリアが大きく伸びました。 トルコ ポルトガル ハンガリー オーストリア パキスタン ロシア バングラデシュ ベトナム 韓国 ギリシャ 35% 34% 30% 23% 21% 20% 17% 16% 16% 15% APACの旅行者に人気上昇中の旅行先トップ10 (国別) 東京 バンコク 大阪 台北 ソウル 香港 ロンドン バリ島 シンガポール 福岡 シンガポール 台北 沖縄 東京 バンコク 大阪 ソウル 香港 ロンドン10
8
5
9
1
2
3
4
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7
1
1
1
0
0
1
0
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1
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バリ島都市別の傾向
検索数を都市別に比較すると、東 京、バンコク、大阪が検索数順で トップ3となりました。上位10都市の うち9都市がAPAC内であることか ら、APACの圏内での旅行が最も人気 であることがわかります。 東京が1位、大阪が3位、沖縄が10位 と、日本から3都市がトップ10内にラ ンクインしており、日本の人気の高 さが見て取れます。人気上昇中の都市
ベトナムのニャチャン、韓国の済州島が、それぞれ検索数 シェアで152%増、43%増の伸びを見せました。順位変動
2018年
2017年
APACの旅行者に人気の旅行先トップ10(都市別) APACの旅行者に人気上昇中の旅行先トップ10 (都市別) リスボン アンへレス ハイデラバードモバイル利用の増加
旅行者が、モバイルを利用して旅行予約を行う
傾向が強くなっています。
スカイスキャナーでの予約[*1]におけるモバイル利用率 は、2018年、各国・地域の平均で約7%上昇しまし た。これにより、APACのスカイスキャナー利用者の中 で、旅行予約にパソコンではなくモバイルを利用する人 が増えていることが読み取れます。 スカイスキャナーでのモバイル利用率を国・地域別にみ ると、台湾と韓国が約5%増で、パソコンからのシフト が最も大きいと言えます。モバイルコマースの状況や、 モバイルに適した支払い方法の普及が、これに貢献して いるとみられます。 統計データポータル「Statista」の2017年第三四半期の データによると、モバイルによる購入経験者の割合が最 も多いのは韓国で、全体の58%を占めていました。日本 は24%で、APAC内では11位です。 スカイスキャナー 予約時のモバイル利用率 台湾 韓国 香港 タイ シンガ ポール ニュージー ランド 日本 オースト ラリア 0 20 40 60 2017 2018 韓国 タイ マレーシア 香港 シンガポール 中国 ベトナム インドネシア フィリピン 日本 インド 0 10 20 30 40 58% 52% 40% 40% 39% 39% 33% 31% 26% 25% 24% 20% モバイルで購入をしたことがある インターネットユーザー率(APAC内)*2 50 60*2 出典:“Asia Mobile Commerce Penetration 2017 | Statistic.” Statista, Jan. 2018
オースト ラリア
*1 ここでの「予約」とは、スカイスキャナーから航空券を 販売する提携先サイトに遷移することを指す。
旅行のリサーチ期間は長期化
航空券の検索・予約タイミングを集計すると、APACの旅行者はフラ
イト検索をより早期に行う傾向がみられます。一方で実際の予約を行
う日~出発日の期間は短期化しており、検索にかけるリードタイムが
長くなっていることがわかります。
多くの国・地域でフライトの検索をスタートするタイミング が早期化しているのは、旅行者が選択肢の吟味に時間をかけ るようになったことの表れでしょう。 一方韓国では、検索日から出発日までの平均的リードタ イムが短期化しており、2017年には48日、2018年に は44日でした。これは、国内や近隣の目的地への週末 旅行をする人が増加しているからと考えられます。 スカイスキャナーの2017年の調査でも、韓国で近隣 の目的地への週末旅行が増えていることがわかりま す。たとえば済州島への旅行は2015年に比べて6 倍、東京への旅行は8倍と急増しました。 検索にかける期間が長期化しているのに対し、最終的 な予約は出発日のより近くに行われる傾向がみられま す。これは、航空会社や旅行会社などのセールや キャンペーンが増えるなか、旅行者がよりお得な航 空券を求めているためと考えられます。 2018年国・地域別リードタイム ※日数は中央値 70 47 44 66 45 オーストラリア 香港 日本 ニュージーランド シンガポール 韓国 台湾 タイ 検索日から 出発日までの 日数 65 52 43 前年同期比 日数変動 2 1 2 0 0 4 8 2 1 1 2 3 1 4 5 0 *ここでの「予約」とは、スカイスキャナーから航空券を販売する提携先サイトに遷移することを指す。 オーストラリア 香港 日本 ニュージーランド シンガポール 韓国 台湾 タイ 54 48 61 44 40 66 41 前年同期比 日数変動 予約*日から 出発日までの 日数 43旅行先の決定は口コミで
旅行者アンケートによると、APACの旅行者が旅行先の決定において最
もインスピレーションを最も受けるのは口コミでした。この点はどの年
代でも共通しており、全体の約60%が口コミによって旅行先を決定して
いると回答しています。
45 30 15 0 口コミ 広告 セレブリティ・ インフルエンサー ソーシャルメディア その他 18~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上口コミの信頼性
口コミを情報ソースとする人が多いという結果は、旅行 者が一次的な情報を基に、できるだけベストな旅行を選 択したいという意思の表れと考えられます。若年層とソーシャルメディア
旅行先の決定にあたり最もソーシャルメディアに影響を 受けているのは18 ∼29歳で、この年齢層の約60%が ソーシャルメディアと回答しています。友人・知人が旅 行体験をつづった投稿を見ることで、旅行の意欲が促進 されるとみられます。 30代の間でもソーシャルメディアは2番目に影響力のあ る情報ソースで、46%が影響を受けていると回答してい ます。40代では38%で、50代ではテレビの影響力が ソーシャルメディアを上回っています。国・地域ごとの特徴
APAC全体では口コミの影響力が最も高いという結果が 出ていますが、国・地域ごとにはそれぞれ異なる特徴が みられます。 広告やセレブリティ・インフルエンサーの影響力につい ては、APAC全体では高くありませんが、香港ではセレ ブリティが旅行先決定に最も重要な役割を果たしてい るという結果が出ています。 タイと台湾では、ソーシャルメディアの影響力が口コミ を上回ります。また台湾では、口コミよりもテレビ番組 が旅行先の決定に影響しています。#1
口コミ
#2
ソーシャルメディア
#3
テレビ番組
60 (N = 7,548) 旅行先決定にあたり影響を受けるもの(年代別) テレビ番組滞在は他地域に比べ短期
スカイスキャナーのデータによると、APACの旅行者の平均旅行日数
は、 ヨーロッパや北米の旅行者よりも短いことがわかります。
1. 2.韓国の"働き方改革"と旅行
APAC諸国の中で最も労働時間が長い国の一つ、韓国で は、2018年7月、政府が長時間労働を減らしワークライ フバランスを改善するため、労働時間を週68時間から週 52時間(40時間+時間外労働12時間)に削減する試みを 行いました。旅行業界では、このことにより週末旅行な ど短期間の休暇旅行が促進される可能性がある、という 見方が出ています。スカイスキャナーのデータでも、昨 年を通じて韓国からの週末旅行が増加しているという傾 向がみられます。Organisation for Economic Co-operation and Development (OECD) の調査*によると、韓国の労働者にとって、適切な ワークライフバランスを見極めることはチャレンジングである ようです。調査によると、韓国の労働者の約21%が過度な長 時間労働を行っており、OECDの平均である13%を大きく上 回っています。 国別でみると、アメリカの旅行者の平均滞在日数は7 日、フランスの旅行者は 10日ですが、日本の旅行者の 場合は3日でした。 20 16 12 8 4 0 日本 韓国 台湾 タイ 香港 シンガ ポール オーストラリア ニュージーランド 3 10 3 15 4 7 4 6 4 7 5 14 10 20 10 20 2018年の旅行先平均滞在日数 標準的な有給休暇日数 一方、オーストラリアとニュージーランドでは、旅行先 での滞在日数が比較的長い傾向にあります。ワークライ フバランスや標準的な有給休暇の長さなどが影響して いるとみられます。 国・地域別旅行先滞在日数と標準的な有給休暇日数の比較 24
7
地域別旅行先滞在日数 北米 ヨーロッパ APAC 日数 スカイスキャナーが行った2018年10月のアンケート調査で は、回答した労働者の40%が未消化の有給休暇を10日以上保 有しており、そのうち31%が使い切ることができないとして います。旅行期間も有休も長い2カ国
オーストラリアとニュージーランドでは、旅行先での平 均的な滞在日数が10日と、ほかの国・地域と比べて異 なる特徴を見せています。 ほかの国と海で隔たれているという地理的条件もあり、 両国では海外旅行の多くを長距離フライトが占めます。 移動にかかる時間が長いため、旅行の日数をより長くと る傾向にあるとみられます。 オーストラリアとニュージーランドでは、標準的な有給 休暇日数が年間20日でほかの国・地域より多く、よりよ いワークライフバランスが実現されているといえます。 50 40 30 20 10 0 台湾 香港 オーストラリア 日本 韓国 シンガポール タイ 0回 1∼2回 3 ∼4回 5 ∼6回 7回以上海外旅行は年間で平均1∼2回
スカイスキャナーのアンケートで海外旅行の頻度を調査 すると、APACでは年間1∼2回という回答者が最多でし たが、シンガポールでは10人に3人、香港では10人に1 人が年間7回以上海外旅行に出かけていました。 「Web in Travel, 2017」 のレポートでは、スクート 、 エアアジア、ジェットスターなどアジアのLCCによる格安 航空券が増えていることなどから、シンガポールの旅行者が 旅行にかける消費額は減っているものの、旅行の頻度は 増えているとしています。 過去12カ月のうち海外旅行に出かけた回数 タイ・チェンマイ (N = 7,548)CHAPTER THREE
オーストラリア
モバイル 46% パソコン 54% 自宅・ 就寝前 会社 通勤中 カフェ トイレ 行列に並ん でいるとき その他 92 % 34 % 21 % 12 % 8% 5% 4% 旅行の検索・リサーチをする場所 旅行先を決めるとき影響を受けるもの 口コミ ソーシャル メディア その他 テレビ番組 広告 セレブティ・ インフルエンサー 73 % 34 % 29 % 25 % 17 % 3% 旅行に行く理由 新しい場所に 行ってみたいから 休息・リラックス のため その土地ならではの 体験をしたいから 自己実現のため その他 ソーシャルメディ アやブログに投稿 したいから 68 % 54 % 40 % 35 % 24 % 5% 旅行検索に利用するデバイス(2018年) Premium Economy Australia Taiwan1
2
3
4
5
バリ
ロンドン
バンコク
シンガポール
東京
順位1
0
0
1
2
Business Premium Economy
1st Australia Australia d Taiwan