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( 慣性抵抗 ) 速度の 2 乗に比例流体中を進む物体は前面にある流体を押しのけて進む. 物 aaa 体の後面には流体が付き従う ( 渦を巻いて ). 前面にある速度 0 の流体が後面に移動して速度 vとなったと考えてよい. この流体の質量は単位時間内に物体が押しのける体積に比例するので,v に比例

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Academic year: 2021

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(1)

空気抵抗があるときの自由落下 【抵抗が速度に比例する場合】 1.絵を描く,座標と情報,記号を記入する 2.運動方程式を書く 𝑚𝑚𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑚𝑚 − 𝐾𝐾𝑑𝑑 3.極端な場合(で直観的に分かりやすい状況)を推察する 𝑚𝑚𝑚𝑚 ≪ 𝐾𝐾𝑑𝑑 → 𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚 → 𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑑𝑑 等加速度 𝑚𝑚𝑚𝑚 ≃ 𝐾𝐾𝑑𝑑 → 𝑑𝑑 =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 終速度( 𝑚𝑚に比例) 単調増加 0 ≤ 𝑑𝑑 <mg K 4.解を求める 微分方程式 𝑚𝑚𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑚𝑚 − 𝐾𝐾𝑑𝑑 (1) の一般解は 𝑑𝑑(𝑑𝑑) =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 + 𝐶𝐶 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡 (2) であり,初期条件 𝑑𝑑(0) = 0 を満たす特解は 𝑑𝑑(𝑑𝑑) =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 �1 − 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡� (3) である.この解は項目3 の極端な場合の推察と合致する.実際, 𝐾𝐾 𝑚𝑚𝑑𝑑 ≪ 1 のとき𝑑𝑑(𝑑𝑑) ≃ 𝑚𝑚𝑑𝑑 (𝑑𝑑 ≪ 𝑚𝑚/𝐾𝐾 は𝑚𝑚𝑚𝑚 ≪ 𝐾𝐾𝑑𝑑と同等になる) (4) また t → ∞のとき𝑑𝑑(𝑑𝑑) →𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 (5) (参考)上向きに投げあげたときの解法 𝑑𝑑(𝑑𝑑) > 0 の場合 𝑑𝑑(0) = −|𝑑𝑑0|を満たす特解は 𝑑𝑑(𝑑𝑑) =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 +|𝑑𝑑0|� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡 (6), 最高点に到達する時刻を𝑑𝑑0とする 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 = � 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 +|𝑑𝑑0|� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡0 となり,そこから測った時刻を𝜏𝜏とすると(𝑑𝑑 = 𝑑𝑑0+ 𝜏𝜏) 𝑑𝑑(𝜏𝜏) =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 +|𝑑𝑑0|� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚(𝜏𝜏+𝑡𝑡0)=𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 −𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝜏𝜏 となり𝑑𝑑(0) = 0の解が再現する. ⁼=========【粘性抵抗と慣性抵抗】============== (粘性抵抗)速度に比例 ・静止した流体の中を速度vで移動する物体 ・流体の粘性により物体表面の流体は物体とともに移動する ・物体表面にまとわりついた流体(速度v)はもともと静止していた ・この流体は物体から力を受けたので速度(従って運動量)をもつようになった ・流体が受けた力はvに比例する(運動量が変化するまでの時間が一定) ・物体には反作用としてvに比例する力(粘性抵抗)が作用する 注:速度v をもった流体は,いずれまたもとの静止状態にもどるが,このとき減 速は流体内部の摩擦による. 𝐹𝐹 = −𝐾𝐾𝑑𝑑 𝑑𝑑(0) = 0, 𝑑𝑑(𝑑𝑑) =? F<0 v>0 v<0 mg mg F>0 x aaa

(2)

(慣性抵抗)速度の2 乗に比例 流体中を進む物体は前面にある流体を押しのけて進む.物 体の後面には流体が付き従う(渦を巻いて).前面にある速 度0 の流体が後面に移動して速度vとなったと考えてよい.この流体の質量は単 位時間内に物体が押しのける体積に比例するので,vに比例する.物体が流体に 与える運動量はv2に比例するので,物体は流体からv2に比例する抵抗(慣性抵 抗)を受ける. 物体には粘性抵抗と慣性抵抗の両方が作用している.物体が大きく,速度が大き くなると慣性抵抗が主要な部分になる.人間が歩くとき,すでに慣性抵抗が主要 な抵抗となる.粘性抵抗が主要な抵抗となるのは,霧の水滴のような小さい粒子 が非常にゆっくりと沈降するような場合である.人間ほどの大きさの物体で粘性 抵抗が主要になる状況は,宇宙から大気圏に突入するような極めて希薄な空気で しか起きない. =============================================== 【抵抗が速度の2 乗に比例する場合】 例題 5.5 詳解 1.絵を描く,座標と情報,記号を記入する 【𝑑𝑑(0) > 0 (落下のとき: 𝑑𝑑(0) = 0だから,こちらの場合になる)】 2.運動方程式を書く 𝑚𝑚𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑚𝑚 − 𝐾𝐾𝑑𝑑2 (7) 𝑑𝑑(0) = 0 3. 極端な場合を観察する 𝑚𝑚𝑚𝑚 ≫ 𝐾𝐾𝑑𝑑2→ 𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑑𝑑 𝑚𝑚𝑚𝑚 ≃ 𝐾𝐾𝑑𝑑2→ 𝑑𝑑 = �𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 𝑑𝑑(𝑑𝑑): 0 → �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 単調増加 4. 解を求める 微分方程式 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚 − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑2= − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 �𝑑𝑑2− 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 � の一般解は ��𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑑𝑑 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 �� = 𝐶𝐶 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡 (8) であり,初期条件𝑑𝑑(0) = 0を満たす特解は 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 ×1 − 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡 1 + 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡 (9) である.極端な場合は 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 ×1 − 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡 1 + 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡 ≃ ⎩ ⎪ ⎨ ⎪ ⎧𝑚𝑚𝑑𝑑 ⋯ �𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 ≪ 1 (𝑖𝑖. 𝑒𝑒. 𝑑𝑑 ≪�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑑𝑑) �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 ⋯ 𝑑𝑑 → ∞ となり項目3の観察と一致する. 𝐹𝐹 = −𝐾𝐾𝑑𝑑2 𝑑𝑑 |𝑑𝑑|,𝑑𝑑(0) = 0, 𝑑𝑑(𝑑𝑑) =? F<0 v>0 v<0 mg mg F>0 x aaa

(3)

(参考)𝑑𝑑(𝑑𝑑) > 0 の場合 2.運動方程式 𝑚𝑚𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑚𝑚 + 𝐾𝐾𝑑𝑑2 , 𝑑𝑑(0) = −|𝑑𝑑 0| 3.概要 初期加速度:𝑚𝑚 +𝐾𝐾 𝑚𝑚𝑑𝑑02 𝑑𝑑(𝑑𝑑): − |𝑑𝑑0| → 0 単調減少 一番上で 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = 0 4. 運動方程式を解く 微分方程式 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝐾𝐾 𝑚𝑚 �𝑑𝑑2+ 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 � の解は 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 tan ��𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 + 𝑐𝑐� , 𝑐𝑐 = − arctan |𝑑𝑑0| �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 であり,最上点に到達する時刻は 𝑑𝑑0= 1 �𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 arctan |𝑑𝑑0| �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 である. ======== 数学 ======== 数学 ======== 【微分方程式(1)を解くために】 ・最高階の係数を1にして式を見やすくする 𝑚𝑚𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑚𝑚 − 𝐾𝐾𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚 − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 = − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 �𝑑𝑑 − 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 � ・独立変数tと従属変数𝑑𝑑を分離する(変数分離) 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑 − 𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑𝑑𝑑 ・積分した形にする � 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑 − 𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 � 𝑑𝑑𝑑𝑑 ・積分を計算する log �𝑑𝑑 −𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 � = −𝑚𝑚 𝑑𝑑 + 𝑐𝑐𝐾𝐾 ここで積分定数をc とした.1ページではecをC と書いている. 対数の引数は正となるべきだが,𝑑𝑑 <𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 なので絶対値をつけた. ・絶対値を外す(式(2)と同等の式になる) 𝑑𝑑 −𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = −𝑒𝑒𝑐𝑐 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡 ・初期条件を満たすように𝑐𝑐あるいはecを決める 0 −𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = −𝑒𝑒𝑐𝑐 𝑒𝑒−0= −𝑒𝑒𝑐𝑐→ 𝑒𝑒𝑐𝑐=𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 ・特解が得られる(式(3)) 𝑑𝑑(𝑑𝑑) =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 −𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡=𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 �1 − 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡� ・(4)のチェックでは,|𝑥𝑥| ≪ 1 → 𝑒𝑒𝑥𝑥≃ 1 + 𝑥𝑥を用いた. ・(5)のチェックでは 𝑥𝑥 → ∞のとき𝑒𝑒𝑥𝑥→ ∞また1 𝑒𝑒𝑥𝑥= 𝑒𝑒−𝑥𝑥→ 0を用いた.

(4)

【特解(6)を求めるには】 一般解 �𝑑𝑑 −𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 � = −e𝑐𝑐𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡𝑑𝑑 = 0𝑑𝑑(0) = −|𝑑𝑑0| < 0を代入し,符号を反転して 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 + |𝑑𝑑0| = 𝑒𝑒𝑐𝑐 よって 𝑑𝑑(𝑑𝑑) =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 +|𝑑𝑑0|� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡 となる.最上点では速度が0 だから𝑑𝑑(𝑑𝑑0) = 0.上の特解に代入して 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 = � 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 +|𝑑𝑑0|� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡0 → 1 + |𝑑𝑑0| 𝑚𝑚𝑚𝑚/𝐾𝐾 = e 𝐾𝐾 𝑚𝑚𝑡𝑡0 あるいは 𝑑𝑑0=𝑚𝑚𝐾𝐾 log �1 +𝑚𝑚𝑚𝑚/𝐾𝐾�|𝑑𝑑0| となる.𝑑𝑑 = 𝑑𝑑0+ 𝜏𝜏とおいて 𝑑𝑑(𝜏𝜏) =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 +|𝑑𝑑0|� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚(𝜏𝜏+𝑡𝑡0)=𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 +|𝑑𝑑0|� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡0𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝜏𝜏 =𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 −𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝜏𝜏 【(7)の一般解】 𝑑𝑑(𝑑𝑑) > 0 (𝑑𝑑(0) = 0から落下を始める場合) 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚 − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑2= − 𝐾𝐾 𝑚𝑚 �𝑑𝑑2− 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 � ∶ 最高階数の係数を1にする 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑2− 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 = −𝑚𝑚 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝐾𝐾 :変数分離 1 𝑑𝑑2− 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 = ⎝ ⎛ 1 𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 + −1 𝑑𝑑 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 ⎠ ⎞ × 1 2�𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 :部分分数展開 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 − 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = −2�𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑𝑑𝑑 = −2𝐾𝐾 �𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑𝑑𝑑:整理 � 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 − � 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 � 𝑑𝑑𝑑𝑑:積分の形 log �𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 � − log �𝑑𝑑 +�𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 � = − 2�𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 + c:積分の実行 log ��𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑑𝑑 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 �� = −2� 𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 + c → �� 𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑑𝑑 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 �� = 𝐶𝐶 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡:整理 𝑑𝑑(0) = 0: ��0 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 0 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 �� = 1 = C × 1: 初期条件から積分定数を決める → C = 1 ��𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑑𝑑 + �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 �� = 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡:特解 − �𝑑𝑑 − �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 � = −𝑑𝑑 +�𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = �𝑑𝑑 +�𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 � 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡:絶対値記号を外す

(5)

�𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 �1 − 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡� = 𝑑𝑑(𝑑𝑑) �𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡+ 1� :整理 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 ×1 − 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡 1 + 𝑒𝑒 −2�𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑡𝑡 :特解 極端な条件のチェック ≃ ⎩ ⎪ ⎨ ⎪ ⎧ �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 ×2�𝑚𝑚𝐾𝐾2𝑚𝑚 𝑑𝑑= 𝑚𝑚𝑑𝑑 ⋯ �𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑑𝑑 ≪ 1 (𝑖𝑖. 𝑒𝑒. 𝑑𝑑 ≪�𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑) �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 ⋯ 𝑑𝑑 → ∞ (参考)投げあげたとき𝑑𝑑(0) = −|𝑑𝑑0| 運動方程式 𝑚𝑚𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝑚𝑚𝑚𝑚 + 𝐾𝐾𝑑𝑑2 , 𝑑𝑑(0) = −|𝑑𝑑 0| 概要 初期加速度:𝑚𝑚 +𝐾𝐾 𝑚𝑚𝑑𝑑02 𝑑𝑑(𝑑𝑑): − |𝑑𝑑0| → 0 単調減少 一番上で 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = 0 4. 運動方程式を解く 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑑𝑑 = 𝐾𝐾 𝑚𝑚 �𝑑𝑑2+ 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 � → 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑2+ ��𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 � 2=𝑚𝑚 𝑑𝑑𝑑𝑑𝐾𝐾 1 �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 arctan 𝑑𝑑 �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = 𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 + 𝑐𝑐′ → arctan 𝑑𝑑 �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 = � 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 + 𝑐𝑐 → 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 tan ��𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑚𝑚 𝑑𝑑 + 𝑐𝑐� , 𝑐𝑐 = − arctan |𝑑𝑑0| �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 𝑑𝑑(𝑑𝑑0) = 0 → �𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 𝑑𝑑0+ 𝑐𝑐 = 0 → 𝑑𝑑0= 1 �𝑚𝑚𝐾𝐾𝑚𝑚 arctan |𝑑𝑑0| �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾

(6)

【微分方程式の常識】 ● 用語 斉次 定係数 1階 線形 常微分方程式:𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑡𝑡+ 𝑎𝑎 𝑓𝑓(𝑑𝑑) = 0 線形:𝑓𝑓1, 𝑓𝑓2が解のとき𝛼𝛼𝑓𝑓1+ 𝛽𝛽𝑓𝑓2も解 非斉次 :𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑡𝑡+ 𝑎𝑎 𝑓𝑓(𝑑𝑑) = ℎ(𝑑𝑑) ●斉次解とは, 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑡𝑡= −𝑎𝑎𝑓𝑓(𝑑𝑑) を満たす𝑓𝑓(𝑑𝑑)のこと 𝑓𝑓(𝑑𝑑) = 𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡 が解であることは代入すれば分かる,𝑓𝑓(0) = 1 特解 𝑓𝑓(𝑑𝑑) = 𝐴𝐴𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡 も解である.一般解.初期条件により特解を得る:𝑓𝑓(0) = 𝐴𝐴 ● 斉次解から非斉次解を求める手法 <<定数変化法>> 𝑓𝑓(𝑑𝑑) = 𝐴𝐴(𝑑𝑑)𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡とおき非斉次方程式の解となるための𝐴𝐴(𝑑𝑑)の条件を探る. 𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑡𝑡+ 𝑎𝑎𝑓𝑓 =𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑑𝑡𝑡𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡+ (−𝑎𝑎)𝐴𝐴𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡+ 𝑎𝑎𝐴𝐴𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡=𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑡𝑡𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡= ℎ(𝑑𝑑) → 𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑑𝑑𝑡𝑡 = ℎ(𝑑𝑑)𝑒𝑒𝑎𝑎𝑡𝑡 𝐴𝐴(𝑑𝑑) = ∫0t𝑑𝑑𝑑𝑑(𝑡𝑡′)𝑑𝑑𝑡𝑡′ 𝑑𝑑𝑑𝑑′= ∫ ℎ(𝑑𝑑′)𝑒𝑒t +𝑎𝑎𝑡𝑡′𝑑𝑑𝑑𝑑′ 0 (初期条件により A(0)が定まる) 一般解は𝐴𝐴(𝑑𝑑) = ∫ ℎ(𝑑𝑑)𝑒𝑒t +𝑎𝑎𝑡𝑡𝑑𝑑𝑑𝑑 𝑓𝑓(𝑑𝑑) = � ℎ(𝑑𝑑′)𝑒𝑒+𝑎𝑎𝑡𝑡′ 𝑑𝑑𝑑𝑑′ t × 𝑒𝑒−𝑎𝑎𝑡𝑡 ● 例 速度に比例する抵抗のもとでの自由落下(上で解いた) 𝑓𝑓(𝑑𝑑) → 𝑑𝑑(𝑑𝑑), 𝑎𝑎 =𝑚𝑚𝐾𝐾, ℎ(𝑑𝑑) = 𝑚𝑚, 𝐴𝐴(𝑑𝑑) = ∫ 𝑚𝑚𝑡𝑡 𝑒𝑒𝑚𝑚𝐾𝐾𝑡𝑡′𝑑𝑑𝑑𝑑′=𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 e 𝐾𝐾 𝑚𝑚𝑡𝑡 − 𝐴𝐴(0) 𝑑𝑑(𝑑𝑑) = �𝑚𝑚𝑚𝑚𝐾𝐾 e𝑚𝑚𝑡𝑡 𝐾𝐾 − 𝐴𝐴(0)� 𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡=𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 − 𝐴𝐴(0)𝑒𝑒−𝐾𝐾𝑚𝑚𝑡𝑡, 𝐴𝐴(0) = 𝑚𝑚𝑚𝑚 𝐾𝐾 . (𝑑𝑑(0) = 0) ● 2 階定係数線形定微分方程式 𝑑𝑑2𝑓𝑓 𝑑𝑑𝑑𝑑2+ 𝑎𝑎 𝑑𝑑𝑓𝑓 𝑑𝑑𝑑𝑑 + 𝑏𝑏 𝑓𝑓 = ℎ(𝑑𝑑) ● 微分方程式の一般解の自由度(特解を決める初期条件の数) 1 階微分方程式では𝑓𝑓(0)を与えると特解が決まり,2 階微分方程式は,𝑓𝑓(0)と𝑓𝑓′(0) を与えると特解が定まることを知りたい. 解を𝑓𝑓(𝑑𝑑) = 𝑐𝑐0+ 𝑐𝑐1𝑑𝑑 + 𝑐𝑐2𝑑𝑑2+ ⋯と表す. 斉次2 階線形定係数の場合 𝑓𝑓′= 𝑐𝑐 1+ 2 𝑐𝑐2𝑑𝑑 + 3 𝑐𝑐3𝑑𝑑2+ 4𝑐𝑐4𝑑𝑑3+ 𝑓𝑓′′= 2𝑐𝑐 2+ 3 × 2 𝑐𝑐3𝑑𝑑 + 4 × 3 𝑐𝑐4𝑑𝑑2+ 各次数の係数が0(でないと = 0 が成り立たない) 𝑑𝑑0: 2𝑐𝑐 2+ 𝑎𝑎 𝑐𝑐1+ 𝑏𝑏 𝑐𝑐0= 0 𝑑𝑑1: 3 ⋅ 2 𝑐𝑐 3+ 2𝑎𝑎 𝑐𝑐2+ 𝑏𝑏 𝑐𝑐1= 0 𝑑𝑑2: 4 ⋅ 3 c 4+ 3𝑎𝑎 𝑐𝑐3+ 𝑏𝑏 c2= 0 c0と𝑐𝑐1を決めると,これら漸化式により全ての係数が決まり,𝑓𝑓が決まる c0= 𝑓𝑓(0), 𝑐𝑐1= 𝑓𝑓′(0) 2 階微分方程式は,𝑓𝑓(0)と𝑓𝑓′(0)を与えると特解が定まる. ● 例: 𝑑𝑑2𝑥𝑥 𝑑𝑑𝑡𝑡2= 𝐹𝐹 �𝑥𝑥, 𝑑𝑑𝑥𝑥 𝑑𝑑𝑡𝑡, 𝑑𝑑�の特解は𝑥𝑥(0)と𝑑𝑑(0) = 𝑑𝑑𝑥𝑥 𝑑𝑑𝑡𝑡(0)により決まる.力が位 置,速度,時間の関数として決まっているとき,初期位置と初速度さえ決 まれば,その後の運動が完全に決まる.

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