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寸談放談 スリーマイルアイランド原子力発電所の事故に思う

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回 米畑国の似スリト一一一マ

の事故は,巨大なシステムの弱点について考え ある.トラブノルレはこのサプシステムで起こつた. させる機会を与えてくれた.この事故は 2 次側の給 それは誰もが絶対優先権があると信じて疑わない 1 つ 水系のトラプルに始まって,タービンに引きつづき, の仕事に対して,一時資源の割当がなく待たされると 原子炉が緊急停止を起こしその後一部の燃料破損を いう結果が生じたのである. 生じ,さらに,放射能が発電所外に放出される事態に 本来,普通の仕事は資源の割当上,待たされること 至ったといわれている.結果的には,事故による発電 もあると考えて,その仕事と関連する他の仕事との 11原 所敷地境界での被ばく線量の実狽tl値は,この地方の自 序関係をチェックし,待たされでも順序関係は正しく 然放射線による 1 年分の値より小さいものであったけ 保たれるように,論理が構成されている.しかし,常 れど,事故発生時の情報の混乱なども加わり,社会的 に資源を割り当てられていて待つことのない仕事に対 に大きな反響をよび,住民に不安を与えた. しては,このチェックは不要である.しかし,現実に さて,この事故の原因としていくつか指摘されてい は誰もが当然と考えていた優先権が保たれないことが るが,ここで取り上げたいのはひきがねとなった補助 起こったのである.その結果,仕事の順序関係がくず 給水系の弁が閉じていたことである.およそ,給水ポ れて,種々のトラブルが起こった.どうして,優先権 ンプを動かすときに,予備の補助給水ポンプはいつで が守られなかったのか.どうしても考えられないとい も動作するようにしているが,補助給水系の弁が閉じ うわけである. られたままだったので、ある. そこで,給水ポンプのトラブ ー ルに対して,補助ポンプが動 ' き出しでも弁が閉じていたの で、は役に立たなかったわけで、 ある.

リ一マイルアイランド

原子力発電所の

事故に思う

一般に大きなシステムは, いく層にも階層化されたサブ システムより構成されて,必 要な機能を分担されている. そこでつのサブシステム に注目すると,そのサプシス 原子力発電所といえば,地 テムの設計の前提としての絶 震が起きても,配管の完全破断が生じても,といった 対要件がある.そして,他の+プシステムで,この絶 種々の仮想事故に対しては十分に対応できているの 対要件が作られている.しかし,第 3 のサブシステム に,どうしてこんなことが起こったのか.巨大なシス で,ちょっとした不注意から,この絶対要件を打ち消 テムは,重大な破壊に対しては対処されていても,ち してしまうことが起こると,その影響は将棋だおしの ょっとしたつまらない原因に対しては案外もろい弱点 ように思わぬ範囲に拡大される.今回のトラブルはち が存在することを示したといえよう. ょうどこういうケースに相当していた. 私も先日システムにはこのような盲点があることを 各サブシステムはそれぞれを分担する人たちにより 体験した.それは,近頃は事故もなくすっかり安心し しっかり固められていて,そのサブシステム内では完 ていたオンラインのプログラムについての話である. 壁としても,それらのサブシステムの間では,それぞ 能力の向上をめざして,改造を行なったところ 2 , れのサブシステムを分担する人たちだけではどうして 3 のトラブルがつづけて発生した.この改造は,中核 もつい見落としてしまう盲点があって,この弱点をつ 部分にも手入れしていることもあり,設計には十二分 かれたといえる. あたかも大男総身に知恵が回り の注意をはらい,テストも従来に比してていねいに行 かね」というJl I柳そのものである. なたものであっただけに,どうしてトラフソレが起こっ きて,この盲点、を指摘できるのは何か.一段上のマ たのか意外であった. ネジメントレベルの立場から原点に立ちもどったチェ その原因がわかってみると,思いもよらないことが ッグではなかろうか.システムマネジメントといった 起こっていた.それは,このプログラムにはいくつか ことの重要性を,つくづく感じた次第である. の仕事を併行してすすめるに際し,記憶装置大悪) 圏中央処理装置など必要な資源をそれぞれの仕事 ロ

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