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2-lever型薬物弁別課題における学習プロセスの分析

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(1)2-1ever塾薬物弁別課題における 学習プロセスの分析 福. 幸. 田. ●. Analysis. learnlng. of. 男. in. process. discrimination. Sachio. drug. type. two・lever task. FuKtJDA*. S U斑淑ARY The. aim drug. typical. ( 1) (2). Most. of this article discrimination. How. of reports dose drtzg. Both. number. adopted Which Are 4 Rats. both were. when. not. TR. criterion.. is. valid. more. lever. 1. to. reqtlired? discriminate to. trained. operant. were. of. the. that. problems. the process of discrimination learning proceed?. (Total Responses). hunger・notivated on. sohltion. ctlrrent. involve.. learning. meastlreS. drugged. a. attempt. discrimination. measure. in two・lever, Presses. a. to. methods didn't describe. of. as. is. reinforced. FFP. and. describe. drug. the. (First. leaming. Food. precisely. have. Pellet). discrimination. learning?. pentObarbital (10 mg/kg) discrimination task. drugged rat was presses and. sodillm drug when. been. vs.. on. saline lever. 2. (saline).. Three restllts shown despite. types of schedule of reinforcement (FRIO, FR30, the FR5) were used and were The discrimination of them compared・ leaming were phases of drtlg In general・ in Fig・ 1 to Fig・3 learning the discrimination were rapidly completed of differences of 8Chedtlle.. Validity and. ・. of. leaming. criterion. was. discussed. based. tlPOn. -the. Fig.5.. は. 薬物弁別法(Dr喝Discrimination. じ. Method. め. results. shown. in Fig・4. に. :以下DD法と略す)が行動薬理学(beha・. vioral. pharmacology)の一手法として取り上げられてから20年の歳月が流れている。 D D法は,当初,薬物によるtt学習の状態依存性(State dependency)''との係りで取り沙 汰されていた(Overton, 1964)。その後, Harris & Balster (1968)の研究を転機とし, t儒物の刺激としての特性''特にt贋物の弁別刺激(あるいは手掛り: *. 心理学教室(Dep・. of. Psychology). cue)としての作即.

(2) 福. 92. 幸. 田. 男. StolermaiiT. を探る有力な手法として用も、られるようになってきたo. ら(1982)紘,. DD. D 法を周斗、た研究な展草しi 19.7年年以嘩に文献数が急準紅堵未t,たことを指摘している。. D法を用いた研究成果は,各種学術井誌で頻繁に見受けられる所となってきているが,相次 いで出版された4冊の代表的なテキストを介してもそれを容易に知る所となってきている (L臥l 1977,. Colpaert. 皮 Rosecrans. 1978,. 研究成果の目ざましい増加とともに,. Ho. et・. Colpaert. all 1979,. &. Slangen. 1982)。. DD法に内在する問題を取り上げる論文も見受け. られるように串ってきたoまた,新しいDD法を提案する論文も目立ち始めている.Over・ ton. (1979)は,これまで用いられてきた代表的なDD法を取り上げ,その長所と短所を. 比較検討している(表1参照)。理想的なDD法とは以下の5つの基準を満たすものとさ れている。 表1各種の薬物弁別法の比較(Overton,. 1979). Task. T. i.Iale. Three.bar. Oれ亡・bar. Two・b8∫. Tvo・bユr. hlodv8tio8. Shcck. Sho亡k. 叩. 愉P. Appe一iLive VL seheduk. ^pFb:LiLiye YI sche.dLlk. App<li(iv亡 FR schcdtlk. 30 40 95 :Ji hleditln. 30-JO. 30 -・掲1. STC.. 3-30. Asyttt拍Ii=血racy Rqtlird dose SpeL;irt{iLyOr rats d'L<r D yI ” I(3ifll呼. 15 -95 tti8&. htせdiuftL. ht<ditAn. Mdh爪. Meditlrtl ふIditJJTL. Tft血.IoI'de誓肝Or discrimi伯bi) i一y?. Yf事. No. h'o. Likelibod or coAI'otIJldi叩 SJ with oLhef drtJi eLreel■. Typical r叩○†t. S爪aJI. SrrLaII. 0. Shユn. -. 'i;. y<r(o11. ( 197I ). rLOrL. Holtz・. aztd maJl. [de31. ”. 25 ・-JO 95 !こ htditAm. ¢-10. 8teditJfFL. ”ish. No. tlo. Yes. Llr書亡. Small. SれユII. Sma(I. Win L亡r tI97=t). KLJ berL3. Coi?a亡rL. No. 75-$5T/ニ 舶itLn. (I976). and. 8a†ry. (1969I. ・. ▲. Lai虫. IOO!こ Low. rbe. <t. ll・ (197_i). 1)薬物弁別訓練に要する時間が少ない(通常は学習基準に到達するまでのセッション 数: STC庄)が少ないことで示される) 2)薬物弁別が100%の正確さをもって成立する dose)が少ない(訓練用量が少ない程その薬 3)薬物弁別訓練の訓練用畠(training 物に対するsensitivityが高まる) 4)薬物の弁別可能性の程度に関する指標を有する 5)薬物弁別訓練後,訓練に用いた薬物に対して特異性(specificity)が高まり,他の 薬物との取り違いが生じない 現時点で1)から5)のすベてを満たすDD法は存在しない。理想的なDD法の開発を待つ 一方で,現在使われているDD法について新ためてなにがしかの改善をほかることが求め Colpaertら(1976)に代 られるo現在,欠点も少なく,最も多く用いられるDD法は, 表される餌強化を用いた2-1ever塑の課題である。次いでOverton. (1964)に代表され. Colpaertらほ後述する様に,予備訓練,薬物 るT-迷路を用いた電撃逃避課題である。 DD法 弁別訓軌般化テストにいたる一連の手続きについて詳述しているoしたがっ七, を用いる際に一つの基準となることほ確かである。ただし,いくつか考慮しなければなら 注). STC. :室戸SSions iO竺riterion.

(3) 2-1ever型薬物弁別課題における学習プロセスの分析. ない問題点が残されている。. ●. ●. ●. ●. ●. 93. ●. 1)この方法を用いて成立した薬物弁別の学習プロセスを明示した報告ほ少ない。一般 に,基準までのセッション数(STC)は示されても,学習のプロセスの記述はなき れない.訓練開始から学習完成までの全プロセスを詳述したデータが報告されるなら ば,実験の遂行にあたり一つの指針が与えられることになる.薬物弁別学習は,訓練 を重ねたすベての被験体で成立するとは限らない。いつ果てるともなく訓練を続ける ケースも少なくない.これらのデータ-の公表はその意味で,訓練に一つの目安を与 えることになる。. 2)薬物弁別訓練で用いる学習基準として,反応数及びレバーの選択の適切さを示すF FP (至irst里ood Pellet)の二つが用いられているo通常・二つの基準を同時に満 たすことが求められるが,はたしてこれほ妥当なのであろうか。現に,いくつかの研 究でほ,レバーの選択の適切さのみを問題としているo DD法における基準の設定の. 年方は,薬物弁別学習の量的側申のみならず質的側面にも強い影響を与え・ひいては その後に続く般化テスト(generalization. test)等の結果すら左右しかねない.また. 実験に要する時間数も基準の設定の仕方により変動する。 本実験はこうした問題を受払まず第1に,薬物弁別の学習プロセスを,いくつかの観点 から詳述し,今後の指針を配するこを目的とする。また,学習基準の設定について,従来の. 方法が妥当か否かを検許.tJ,より合理申な学習基準の設定方法を探ることも試みてみる. 方. 法. ヽLヽ,. 被験捧:被験体ほWistar-今道糸の雄のラット4匹で,実験開始時において12遇齢であ ったo体重は292g-306gであったoラットは,実験開始前1週間前より個別ケージで 飼育され,同適齢のラットの標準体重の85%を目途に食餌制限された。水の摂取は全期間 を通して自由であった。昼夜は自然光による。. 装置:装置ほ基本的には,. 2-1ever塑のスキナ一箱(MT-024),コントローラ(MT-014. A)及び見積記録器(T.-45A)から構成されるo. 2つのレバーに対する反応ほデジタル. カウンターにより記録された。実験期間中の全行動はモニターテレビに映し出され逐一チ .ェックされるとともに,ビデオテープレコーダーに収録された。スキナ一箱は室温20-22oC に保たれた防音室内に置かれた. 手続き:訓練ほ3日間各5分の-ソドリソグ及び装置での自由探索を経験させた後に開始 された。訓練は予備訓練と薬物弁別訓練からなり,その手続きの詳細ほColpaertら(1976) に準拠した(表2参照).予備訓練は2段階よりなり,第1段階ほ左右のレバーに対する反 応の形成であり, CRFで維持される。その後FRに移り, ̄その比率を徐々に上げ,最終的 FRIOの統制下で安定した反応(30分間で500反応) にFRIOにもって行くo第2段階ほ, が求められる。この期間中,原則として薬物は投与されない。ただし,薬物に対する慣れ (以下PTB 及びi. p.投与への慣れを形成する意味で,セッション終了後pentobarbital.

(4) 94. 福 表2. 田. 男. 幸. 2-1ever型の薬物弁別学習の標準的手続き Colpaert. 訓練レベル. et.. al. (1976). 応 雪雪三義讐警:Fg)反 雪空三,:基準. 薬物投与. 予備訓棟 1. な. 60. C R F. いずれかの. な. 10. 右と左のレ. 30. >200反応. FR2-FRIO. レノヾ-. (×1). F RIO. >500反応. バー(交替). (×1). 弁別訓練 1. 訓練薬物とS. 30. 15. DLとSL. を交替. FFP≦15. FRIO. を交替. 訓練薬物とS. 60. 15. T. をスケジュー. DLとSL をスケジュー. ルに基づいて. ルに基づいて. FRIO. R>400(. ×5). FFP≦12 T. R>400(×10). と略す) long/kgと生理的食塩水(saline :以下Sと略す)を各2回投与した。 薬物弁別訓練に入ると,あらかじめ決められたスケジュールに基づき, PTBIOmg/kg またはSalineをセッション開始30分前にi.p.投与する。ラットほ,各薬物条件に適切な レバー(drug をくり返すと,. lever. DL,. lever. SL)を選択し,反応 FRIOまたはFR30で餌強化(ペレット20mg)を受ける.不適切なレバー. appropriate. :. saline. appropriate. :. に対する反応は一切強化されない。訓練期間中,全反応数(TR)に加えて最初に強化を 受けるまでの反応数(FFP)がカウントされた.これは,各薬物条件下で,それぞれに 適切なレバー(DL,. SL)をどの程度正しく選択するかを知る指標となる.. 100%正し. (FR30の場合ほ30)となる.. い選択がなされるならばFFPはFRIOの場合で10. TRに. ついても,予備訓練より基準値ほ高くなり, 15分間で400反応以上が求められる。訓練ほ 基準の設定(FFP億)と薬物投与条件の設定の仕方により2段階にわかれているo薬物 弁別訓練は15分を1セッションとしている。 基本的な訓練を受ける。. 4匹のラットのうち2匹は,上記のFRIOの. DLとSLの位置関係は2匹について相殺された。残り2匹につ Overton. (1979)紘,強化スケジュールと訓. いては,強化スケジム-ルをFR30とした。 練での学習の速度との関係を取り上げた。. FRIOにプラスしてFR30を用いることは,そ. の検証をも兼ねる。学習基準については,. FRIOの場合に準拠するが,. FFPの量終基準. を36とした。. TRについてほそのままとした。実験ほ午前10時-12時を基本とし,日曜日 を除いて週6日すなわち6セッショシザつ行なわれた。 薬物:薬物はsodium. long/kg/ 2 cc及び生理的食塩水を用いた。 barbitalはDD法で最もよく使われる薬物の一つである.またト1ever型のDD法です pentobarbital. でに用いられている点(福田,. 1979)も考慮された。. 結. 果. 表2で示された手続きに従い,予備訓練および薬物弁別訓練がなされた。予備訓練にお. pento-.

(5) 95. 2-lever型薬物弁別課題にお叶る学習プロセスの分析 4匹のラットとも,. いては,. CRFでレバー押し反応がいったん維持されると,その後の FRIOでの反応が. FRでの訓練ほ比較的容易であった.ただし1匹のラットについては,. 安定せず, FR5に戻した.その後の薬物弁別訓練に入ってもFR5のスケジュールを用 いた。したがって,薬物弁別訓練ほFRIOのもとで2匹,. FR30,. FR5でそれぞれ1匹. のラットが用いられたことになる。. 薬物弁別訓練はすベてのラットについて,各薬物条件下でそれぞれ25セッショソまで行 なわれた。. Colpaertらの基準に従うと,. 25セッションまでにすべてのラットが基準に到 達した注).薬物弁別学習のプロセスについてほ,以下のニつの観点からまとめられるo a)反応′<ダーソを中心とした学習プロセスの分析 図1 -図3は,各強化スケジュール下で示されたレバー押し反応を異標記鐘によりまと めたものである.各セッションにおいて,ラットは, 2つのレバーに対し反応する可能性. を有するが,国中の累積記録は,それぞれの薬物条件下でなされた適切なレバーに対する 反応であるoいかなるスケジュールで統制されようとも,薬物弁別訓練のかなり早い時期 から,. PTBであれsalineであれ,比較的安定したレバー押し反応を示す。中でもFR. BOは,最も安定した反応′1ターンを見せる(図2参照).. :・ニ;I, ./F/7///. //J/pj/[i/対i8. /7;・?/ // //j!/ ,. j!j/i/;i!i 訓 紘4 /j7h 仙 i肪 脂 〟 ”/舶 / / /i ■■--. ■■■--. I. co.Jr.. I-I.一-◆●--叩■l4. AIJ-I-J-. I●■---I---ーー●一■■-一ゝ---●-一--■-一.一一-I-一→●-一l・-. ■-・■----. 附Dt)LE. EJ RST. しAST. RATTOO 由1異穣配線による薬物弁別訓練での学習プロセス: (強化スケジュールはF RID.国中のCONTは予備訓練時の記簿. FIRST,. M旧DLE,. LASTはそれぞれ訓練の初期,中期、後期をさす). i. i i. /. に. /. CONT・. FJ穴ST. WIODLE. 団2. 累積書己鏡による薬物弁別訓練での学習プE)セス RATt柑 (強化スケジュールはF R30o国中のCONT旺予備訓練時の記録。 FIRST,. 注). MrDDLE,. LASTはそれぞれ訓練の初期、中期、後期をさす). 25セッション前に基準甘こ達したラットについてはover learningとなるo. LAST.

(6) 96.  ̄∧荷. f六書. 田. 罪. 宰. 5AUue. jp/;. ⊥jjj/i//#d〆・ 一-. ●▼■一一■■-1-I---I--.■---I-→-・----一--I-I-------一柳N-TV-. t州mしE. FIFIST. 円5. // I.AST. PTBIONtG′l屯. LA. /: j#?+..j#i##ぜ去〆〆# i//// -1・I-.-i--一--∼m. ---I. ■_■■M∼. _--. ---. -. ・. -. ・----..--.. .___-_′. cw・. RAT川 累積記軌こよる薬物弁別訓練での学習プロセス: (強化スケジュールはF R 5凋中のCONTは予備訓練時の記臥. 国3. FLRST,. LASTはそれぞれ訓練の初軌中軌後期をさす). M[DDLE,. b)レバーの選択を中心とした学習プロセスの分析. 薬物弁別学習の成立は,訓練の進行に伴ない,各薬物条件に対して適切なレバーを選択 しかつ反応することにある。. a)の分析においては,適切なレバーに対してどの程度安定. した反応を示すかを,セッション内の時間の耽れにそって見ている。図4,園5は,各薬物 条件下での適切レバーおよび不適切レバー-の反応を総反応数で表現したものである。 セッション紅わたる結果のプロットにより,訓練が進むにつれ,ラットが適切レバーに対 してのみ反応することがうかがい知れる。 FRIO,FR30下のラットで,ともに15セッショ. ・1000. SALINE. ∼. 0-F NO. RESPONSES. .”_.__. _.. sAuNE(INAPPROPRIATE). ○・-----巾DRUG 。・・・-・・・. rl. 鍔&. 500. DRUG(INAPPROPRIATA). ∫. I ∼ ∼. ?. 一 ヽ. /㌔. ∫ l. /. ¢--づ.. -JIJ. 0. -,-. ●__/d. ,J'{、、、ノ。.. 図4. ′. lトー・+ト_ー+q-ゝヰ__. 5. l・ftt.. I. ㌔. ハ久. ゝ. 10. 15. : RATIOO 薬物弁別訓練の学習プE)セス 強化スケジュールFR川。各薬物条件下で. ・のDL,. NO.. OF. SESSIONS. a 享=土二!±三三豊≡転. SLにたいする総反応数. 20.. 215・. 25.

(7) 97. 2-1ever型薬物弁別課題における学習プロセスの分析. ㌔. 1000 NO.. OF. RESPONSES. ト叫. 500 ー_......ーSALIN -I-・・-. 1. ・. E. sAuNE(INAPPROPRIATE). ○-・・・・・・・・・・・・・・・・一DRUG か・---I-. i .. -. DRUG(INAPPROPRIATE). ? ,I. tl. l l. t. ∫ ′. I ll. l l I. 占. 1 1 1 1. I l 1. I l t. ヽ l. I-、IJ. l l. /pt・、. .i. 5. た▲dヒ珊「 15. 10. 20 NO.. 団5. OF. SESSIONS. 薬物弁別訓練の学習プJ)セス:RATllO 強化スケジュールF のDL,. R30.各薬物条件下で. SLにたいする総反応敦. ソあたりまでは不適切レバー-の反応が時々見られるoただし,これらの反応はセッショ ソ開始時のレバー選択の誤りに帰因するものでほなく,セッショソの途中紅burst 不適切レバー-の反応が出現した事を示すものである.事実,レバー選択のもう一つの指 標であるFFPは,国4の第16セッション時においても10であった.. 中にまったく表示していないが,. 状に. FFPについて,国. 10セッションをすぎるとすべてのラットについて,基準. 値以下の値を示す。反応数の変動と比較して,. FFPは早くに安定する傾向が認められる。. 各薬物条件下でそれぞれ25セッション,計50セッションを行った事になるが,これは, 8週間余に及ぶものであるo予備調練および-ソド1)ソグの期間を繰り入れると10週間, 約2ケ月半にわたる.この間,ラットの健康状態は良好であったo. 考. 察. 本実験は,典型的な2-1ever型の薬物弁別訓練における弁別学習のプロセスを詳述する 事を第1の目的としたo実験を計画した段階で,用いる強化スケジュールほ,. Colpaertら. (1976)に従いFRIOを基本とし,あわせてFR30についても検討する事とした。予備訓.

(8) 98. 福. 田. ]L//jjj. rr. 叫ノ「. Fl斡ST. FR3O. PTBIOM6/”:G. rjj 去:-/-/---亡XT. 〟㍍. SAuト桔. ■l. 7al ⊥-. #. 国6. (ち). 卜fever型の薬物弁別訓練o学習のプロセスを累積配線により示す.強化スケジュ. (a)と(b)旺薬物条件と強化スケジュルとの 組み合わせの違いである.( a )において弁別学習がはやく尭成していも。 TルはF・R30とExtinctionであるo. 練の状況から, FR5を用いた薬物弁別訓練も行なう所ともなったが,その結果の分析の詳 細についてほ,別の実験を行なった上で記述することとした。なぜなら, 学習基準をFR30にほ準用できるが, 記錬による反応′1ターンはFRIO,. Colpaertらの. FR5についてほそれが出来ないからである。累積 FR30とも訓練のかなり早い時期に安定することが判. 明した。したがって,反応パターンの解析をもって,薬物弁別学習の進行度を探ることほ 困難な様であるo. この点ほ,. 1-1ever塾の薬物弁別訓練の結果とほ異なる(囲6参照許). ただし,本実験で用いられた基本的手続きが,反応パターンの安定化にプラスに作用して (1979)紘,シュイピソグ(shaping)手続きの仕 いる可能性ほ否定できない. Overton 方によって,その後の薬物弁別学習の結果が左右される事を指摘している。また,同じ論 文の中で,訓練に用いる強化スケジュールについても触れており,比率(ratio)スケジ且 -ルが間隔(interval)スケジュールよりも,弁別成跨が優れるとしているoなおFRIO とFR30についてほ,その違いを見い出してはいないo本実験においてほ,総反応数,お よび反応′<ターンのいずれにおいてもFR30下で統制されたラットの方が好成横を収めた。 ただこれがただちに, FR30の方がより適当な強化スケジュールであるとの結論にほ到ら ない.反応数が強化スケジ3.-ルにより変化することは自明の理であること,またFFP についてほ差が認められないとの理由からである。. レバーの選択および適切・不適切レバ--の総反応数は囲4,図5で示された.レバー 選択の適切さは,各薬物条件下での不適切レバーへの反応が0匠近づく事匠より示されるo この結果ほ, FFPが10ないし30に近づく事とパラL,ルな関係にあるが,時に一変しなもi 注)福田(1979)で報告された実験の未発表データである。. )o.

(9) 2-lever型薬物弁別課題における学習プロセスの分析. 99. ケースが生じる。セアショソの半ばないしは後半に入って,突然不適切なレバーに対する 反応が出現する場合である。したがって,選択の適切さの指標としてほ,あくまでもFF Pを主とすべきである。ただ, る。. Colpaert. FFPの基準値をどう設定するかについてはなお問題ほ残. らが用いたFFP≦12とする根拠は何か,なぜFFP-10としないのかと. いう問題である.また,不適切レバーに対する反応と適切レ,1一に対する反応との比率と いった指標ほ不要なのかという問題も残る。 学習基準としてTRも併用されているが,セッション間で変動が認められ,. FFPにつ. いては基準を満たすものの総反応数で基準に到達しない場合が生じた.道のケースは皆無 である。今回用いた手続きでは,一度基準を下まわると,少くとも10セッション余分に訓 練が課される。ただでさえ,時間のかかる薬物弁別訓練に負担が加わることになるo. TR. を用いる絶対的な理由が存在するのであれば,止むを得ぬ事であるが, るとは思われない.したがって,. )jZhずしも根拠があ TRを学習基準の一つとすることには慎重な態度を取ら. ぎるを得ない。もし使う場合でも,. FFP同様,基準値をどのくらいに設定すべきかを考 慮すべきである.また二つの学習基準を併用する場合,連続したら10セッションで基準を 満たす事を条件とする事が妥当か香かも検討しなけれぱならない。確実に薬物弁別がなさ れている事を保証するには,基準が厳しいにこした事はないが,不必要に厳しくする必要 はない。. FR30の記銘は基準達成後についても示されているが,セッションを重ねても大. きな変化は見られないoいずれか一方の基準,ここでほレバー選択の適切さを示すFFP を主として取り上げることも考えられる。 今回の薬物弁別訓練は,. FRIOの強化スケジュールを用いた場合で最大50セッションを 要した。 Overton(1979)が指摘するように,現在のDD法の一つの難点は,時間がかかる所 にある.基準達成後,さらに般化テスト(generalization test)やsubstittltiontestを行な■ぅ と,少くとも訓練と同程度の時間を要する。実験の1クールが半年に及ぶのである。Colpaert &. Janssen. (1982)の報告では,. ったラットは9匹のみで,. 37匹のラッt.で実験をスタートしたものの,最後まで残. 24匹ほ死亡,. 4匹は薬物弁別すら不可能であったとされてい. るo実験は最長20ケ月にわたったとも記述されている.さらVL,問題を複雑にするものとし Schechter (1983)紘,薬物弁別訓練を行なう際に,被験体の て,個体差の問題があるo 薬物に対する感受性(sensitivity)を考慮すべきだとの指摘をしている。同じ訓練用量を. 用いても,個体によって弁別刺激としての働きが異なる訳で,それがひいては薬物弁別学 &. 習の成績に影響することになる。同様の指摘はWinger. Herling. (1982)にも見い出. される.さらに,薬物弁別訓練中こ関与する要因として考えなければならないものとしては, &. 用いる薬物の種類はもちろんの事,訓練用量(White 皮 Slangen,. Apple,. 1982),強化の量(Koek,. 1982)等があげられる.. 一方,現行のDD法の枠にとわれない新しい方法の開発もここ数年見受けられてきてい る。それぞれの方法の評価はこれからといった所であるが,理想のDD法を求めるという 意味で注目に値する。目につく報告は以下の通りである。 a). three・choice. drug. discrimination. (White. &. Holtzman,. 1981).

(10) 福. 100. b). drug. or. 幸. 田. (Colpaert. discrimination. &. 男. Janssen,. 1982). (Overton, 1983) c) multiple drug discrimination 本実験でも試みられた様に, DD法に関しては,まだまだ考慮しなければならない点が 残されている. DD法を用いた報告のみが先行しているが,われわれほこの方法に内在す る問題についても謙虚に見つめ続けていかねばならないoそれなくして,研究の発展はの ぞめない。 REFERENCES Colpaert,. C. ∫.E.. ど. C., Nimegeers,. dological. drug. on. considerations. P.. Janssen, and discrimination. A.. A. 1976. learning.,. theoretical and Psycbopbarmacologia,. Stimtllus. properties. metho・ 46,. 169-177 Colpaert,. F.. years. ど. C.. F・. Eur.. C・. Colpaert, CNS. F. C.. P・ A・. Janssen・. and. A・. P.. Factors. 1982. and absolllte int. Pharmacodyn.,. ∫.Pbarmacol.,. 1978. of drtlgS. dose. 253, 0r. 1982. drtlg. regulating in the. level. ease. : the Sensitivity fentanyl dose-dose. Cue. of. 283-299. : a disc中ination. drug. new. diserimination・,. 78, 14ト144 EIsevier. pharmacology.,. (Eds・). J. L.. Slangen,. and. 1982. Biomedical. Drug. Press,. discrimination. : Applications. A. T.. Balster,. and saline of lever choice and Ho, B. T., Richards, ⅠⅠⅠ, D. dependent. state. Koek,. W.. EIsevier. (Ed.). response. W.. and Academic. patterning., Chute, D. L. Press,. Effects. discriminative. ∫.L.. Press,. Discriminotive. of. control Psycbonomic. of. (Eds.). Drug. New. 19, 160-170. dl-amphetamine. and. Science,. 1979. 10, 105-106 discrimination. and. York differences. reinforcement. between. stimulus properties of fentanyl. discrimination : Applications in. Drug. (Eds.). Biomedical. 1977. Discriminative. 1968. J. L. 1982 on. and saline sessions Slangen, F. C. and cology., Lal, H.. L・. learning.,. Slangen,. and. A.. in. Amsterdam. 福田幸男1979薬物弁別法による学習の分離機構の分析.,横浜国立大学教育紀要, flarris.. : Ten. North・Honand. Janssen,. ratio Arch.. (Eds.). J. A.. EIsevier,. and. effects of dose discrimination. Colpaert,. Rosecrans,. and. progress.,. of. Colpaert,. C.. In CNS. drug Colpaert, pbarma・. 343-354. pp. stimulus. properties. drugs・. of. Plenum. Press,. New. York Overton,. D.. A.. on. State・dependent. 1964. physioI 1979 InfhlenCeS in. performance. the. PsychopllarmaCOlogy, 0verton,. D. A.. or. Psychol.,. bital., J. comp. 0verton, D. A.. ”dissociated. learning”. produced. with. pentobar・. 57, 3-12. Of. two-もar. shaping procedures discrimination drllg. and task. schedules of reinforcement : A report. metbodological. 65, 29ト298. for increasing as a training the specificity method Exp・ Ther・, 221, J・ Pharmacol・ 166-172 of drtlg discrimination procedllre・, determines degree Scbechter. M.D. rats 1983 Drug of drug sensitivity of individual discrimination., Pharmacol. Biocbem. Bebav., 19, 1-4 Stolerman, a. 1982. Ⅰ.P., Baldy,. bibliography.,. Applications White, nation.,. White,. Multiple. In in. CNS. 氏. E・. morphine,. and. Shine,. P・ J・ 1982. C・. Slangen,. F.. Drug L.. discrmination. (Eds.). Drug. procedure discrimination. and EIsevier Biomedical Press, pp 40ト448 pbarmacology・. doses as a factor J. B・ 1982 Training in LSD・saline. : :. discrimi・. 76, 20-25. Holtzman,. cyclazocine. and. Colpaert,. Apple, F. J. and Psycbopbarmacology,. J. M.. drug. S. G. and. 1981. saline.,. Three・choice. J. Pharmacol.. drug Exp.. discrimination Ther.,. 217,. 254-262. in the. rats. :.

(11) 2-1ever型薬物弁別課題をこおける学習プロセスの分析 Winger, rhesus. G.. and. monkeys. pbarmacology,. Herling, : tests. S・ 1982. of 76, 172-176. Discriminative. stimultlS. generalization. stimtllus and. effects duration. 101. of of. in pentobarbital Psycho・ action.,.

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