序文

序文

著者

中井 裕

雑誌名

複合生態フィールド教育研究センター報告

巻

30

発行年

2015-03

URL

http://hdl.handle.net/10097/00121512

序

文

平成26年は，フィーノレドセンターの護輿の年となった。 女JIIセンターは，平成23年3月11日に発生した東日本大震災による津波により壊滅的な被害を受けたが， I日宿泊様は研 究実験棟に改装され，旧研究棟の裏には，地盛りをして避難ビノレ兼用として5階建ての新研究棟が建設された。 9月20日， 女川町長をはじめ，重見総長や理事をお招きして，関所式が騒々しく執り行われた。 J 1渡センターでは，1 f地球温暖化関止フィールド教育研究施設Jが24年度概算要求で認められていたが，ほぼ1年遅れで され，春に竣工されて6月に!日棟からの引っ越しが行われた。総床面穣1，600m2_{，2階建て施設には，地球温暖化訪止に} 繋がる農業生産やフィーノレド科学の教育および研究を展開するための， 研究室および講義室が鍛えられている。新 棟は「研究棟J，既存棟は「管理棟j と呼称、されている。 J11渡では9月 1日に関所式を兼ねて，総長および理事による視察 および記念緩樹が実施された。 原発事故に伴う放射性物質汚染対策として，J 1渡の採草地は，一一部天地返しをして，復旧しつつあるが，山の上に位置す1 る六角牧場の放牧地は傾斜地を伴うため，土壌の天地返しができず，放牧は休止したままで，見込みは立っていない。椎茸 の栽培も中止したままである。ただ， 133畑での栽培はまったく問題はなく，コメやニンジン，ゴボ、ウ，ブルーペリーなどす べての収穫物に関しては，安全性が確認されており，通常通りの販売が行われている。 平成 20 年 10 月に設置された家畜福祉学寄府議~は今年度が最終年度であるが，フィーノレドセンターは， 6分 野 l寄附講 座体制，教員 19名(助教欠員l名)の充実した体制で活発な教育研究を展開している。 紅葉の山々を望む川波研究棟の2潜ラウンジにて 平成26年 11月6臼 複合生態フィーノレド教育研究センター長

中

井

裕