1
論 文1
UDC :624.
154.
e4 日本 建 築 学 会 構 造 系 論 文 報 告 集 第 4U3 号・
1989 年 9月平面弾 性
せ
ん
断 型 構 造 物
一
杭 系
の
地
震 時
応
答制 約
設
計
正 会 員 正 会 員 正 会 員村
脇
野
中
竹
島
恒
幸
善
*出
* * 弘* ** 1.
序 杭 基 礎を有す る建 築 物の これ までの構 造 設計で は, 上 部 構 造 物の剛 性および強 度 分 布を決 定し た後に,
杭に作 用 す る設 計用荷 重 を算 出し,
そ の荷重条件トで種々 の設 計 条件を満足 するよ うに杭の断 面を決 定す る とい ういわ ば 上部構造物と杭 基 礎 を各々独 立に扱う手 順が多くの場 合に採 用さ れて き た。
し か し,
この よ うな設計 法で は,
上部 構 造 物と杭 基 礎の剛 性お よび強度のバ ランス を十 分 に考 慮し,
構 造 設 計 者の意 図を反映さ せ た構造 設 計 を 実 施する ことは, か な り の経 験を積む か,
繰り返 し修正 を 行わ ない限り き わ めて困 難なよ うに思わ れ る。 ま た一
方 で は,
地 盤 と杭の動 的 相 互 作 用に関 する研 究の急速 な進 展に伴い,
如 何に複 雑な形 状 を有する杭 基 礎の地 震 時に お け る挙動も, 適当な モ デ ル化によっ て相 当の精 度で予 測 可 能な状況 と な りつ つ あ る21−
fi}。
これ ら の状 況か ら みて,
地 盤一
杭一
建築構造 物の動 的 相 互 作 用を考 慮し た 上で,
これ ら を一
つ の モ デ ル と し て取 り扱っ た バ ラ ンス のとれ た耐 震 設 計 法を展 開す ること が 望ま れ てい る よ うに思われ る。
著 者らの新しい一
貫した設 計 理 論の考え方は 上記の問 題に も適用で きる。
その理論の こ れ ま で の展 開は次の よ う に要約で き る。
まず 中村と山根は, 固定 基 礎 を 有 する 弾 性せ ん断型構造物モ デル につ い て,
一
次 固 有 周 期 制 約 条 件 下の 最適設 計理論と 地 震 時 弾 性応 答 変 位 制 約 設 計理 論を展 開し た7)・
M 。 次に中 村と 竹脇は,
地 盤一
杭一
建 築 構 造 物の動 的 相互作 用を考慮した上での 建 築 構 造 物の合 理 的な耐 震 設 計 法の基 礎 的 研 究の…
つ と して,
振 動 数 非 依 存 型の指 定 され た剛 性を有 する ば ねで弾 性支持さ れ た平 面 弾 性せ ん断 型 構 造 物お よ び平 面 弾 性建築 骨 組の,・
一
次 固有周期制約条件ドの最 適 設 計 理 論を展 開し た9}−
11) 。 さ らに,
その理 論に基づく地 震 時 弾 性 応 答 制 約 設 計 理 論を 展 開 し一
(い る12}・
IA〕。
地 盤と構 造 物の動 的 相 互 作 用に関す る研究の ほ と ん どすべ て が そ の挙 動 解 析に関す る もの で 本 論 文の梗 概は,
文 献D におい r 発 表し だ。
*
京 都大学 教授 Ph.
D.・
⊥博 ll 京 都 大 学 助 手・
工修 # t 京 都 大 学 大 学 院生 (1989 年 2 月 9日原 稿 受 理.
1989 年 6 月 19日採 用決定1 あっ たのに対し,
著者らの理論は強震レ ベ ルの 設計用地 震 動に対して指定 し た平 均 最大局 所応答分布を 示 す 設 計 を求め る“
直 接 的な理 論”
で あ る といえ る。 こ こ で いう “ 直 接 的な理 論”
とは,
設 計 感 度 解 析 法 等による膨 大な 回数の設 計 変 更 手 続きに よらずに指 定し た応 答 分 布を示 す構造物の剛性 分 布 を 求める理 論 を 意 味する。
本 論文では,
まず最初に杭剛性を も 設計 変数 と して含 む弾 性 支 持さ れ た平 面弾性せん断型構造物の・
.
一
次固有周 期 制 約 条件下の最適設計理論を展 開す る。 次に そ の 理論 に基づ き,
せ ん断型構 造 物におい て は層 間 相 対 変 位の最 大 値 を,
また杭におい て は最 大 応 答 応 力 度 (垂 直 応 力度 お よ びせん断 応 力 度 〉の対 応す る許 容 応 力 度に対 する比 の最 大 値 を直 接 的に制 約する地 震 時 応 答 制 約 設 計 理 論 を 展開す る。
本理 論に よ り, 杭 基 礎 と上 部 構 造 物の剛 性 あ るい は弾性限強 度に対す る余 裕 率 を 直接 的に指 定し た設 計 法の展 開が実 現 可 能と な る。
これ まで に,
建築 構造物一
杭 系の最適 設計理論も,一
ヒ 記の ような地 震 時 応 答 制 約 設計理論 も提 示さ れて い な い。
従 来の最 適 設 計 法の 多く は,
設 計 感 度 解 析 法 と 数 理 計 画 法 を 用い た数 値 的 手 法で ある且4}−
i6)。
こ の方 法は , 複 雑システム に対し て は,
必ずしも実 際上有用な レベ ル に1よ達 し ていない し, 建 築 構 造 物一
杭 系に対 し て提 示 さ れ た論 文も存在し ない。
ま た,
最 適 設 計 問 題に対 して Lagrange 乗数 法 を適用 し,
それ か ら 導 かれ る 条件と 制 約 条 件を満足 す る よ う に繰り 返 し手法を用い て数値的に 設計解を求め る最適性 規準法17) も提案さ れて い るが,
や は り建 築 構 造 物一
杭 系に対 して提示さ れ た論 文は存 在し ない。 これに対して.
規 則 的な幾 何 学 形 状を有す る建 築 骨組につ い て,
そ の特 性を有 効に利 用し て,
正解の 閉形 表現 を導 く解 析 的 方 法が提 案さ れ て い る1s )−
z’)。
こ の 方 法は,
シス テム性 能に関 する制 約 条 件が課さ れ た最 適 設 計問題に対して,
最 小 原 理 を用いて大 域 最 適 性の必 要 十 分条件を導くPrager
ら の方 法221・
2s)に 基づき, そ の最適 性 条 件と上 記の 幾 何 学 特 性 を 有 効に利 用する方 法で あ る。
本 論 文で採用 する方 法は,
こ の解 析 的 方 法である。
尚.
本 論 文で は杭基 礎 を弾 性 支 持ば ね と して モデル化 した場 合を扱っ て いる が.
本 論 文に は次の よ う な 二っ の一.
125
一
f
Fig
.
1 Elastically suppor ヒed shear building意 義が存 在す る。 第
一
に,
著 者ら が採 用して いるモ デル は,
構 造 設計の実務におい て現在採用されて い る モ デ ル に相 当 するものであり, 本 理 論は実 際 上 有 用な設 計 法 を 提 示してい る。
第二 に, 本 論 文の成 果は,
多くの一
層精 度の高い建 築 物 瓶 系モ デル (た と え ば文 献 2)〜6
))に 対して同 様の理論を構 成す る時の ガイドラインと して の 役 割を果たすもの と考えら れ る。
たと え ば,
こ こ では,
弾 性 支 持ば ねとして振 動 数 非 依 存 型の もの を採 用 する が, 振 動 数 依 存 型の ばね を採 用した場 合におい て も,
中 村と竹 脇が導き証 明し た定理29 を用い て ほ ぼ同様の理論 展開が可能で あ る。
た だ し その際に は, 振 動 数 領 域での 応 答解析が必要と な る。
ま た,
こ こ では弾性 応 答 を制約 する理 論 を展 開 する が,
中 村と竹 脇が固 定 基 礎を有 する 骨 組に対し て展 開 した地 震 時 非 弾 性 応 答 制 約 設 計 理 論:Sl を,
弾 性 支 持さ れ た骨 組に対し て拡 張す る ことに よ り,
非 弾 性 応 答 を 直 接 的に制 約する設 計 理 論 を展 開 する こと も可 能である。
これらの理 論につ い て は別 途 発 表 を予 定 してい る。
2.
平面弾性せ ん断型構造物一
杭系の一
次 固 有 周期制 約 条件下 の最適設 計2−
1 杭基礎の モ デル化 本論文で は,
杭基礎を水平 ばね (ス ウェ イ ばね)お よ び回 転ば ね (ロ ッ キング ば ね )に モデル化する。
杭の位 置および総 本 数は指 定さ れ て い るもの とし,
各杭の断 面 積 比 もすべ て指 定さ れて い るもの とする。 まず,
単 杭の杭 頭に お け る水 平ばね剛 性 Sl は,
線 形 弾 性 地 盤 反 力 法つ まり Chang の式に より評 価する。
次 に,
鉛 直ば ね剛 性 Sz は,
杭 を周 面お よ び先 端にば ね を 有する弾 性 体と し てモ デル 化し,
そ れ に土 質 試 験 結 果を 組 み 込 ん だ 形で評 価 す る。
こ こで,
杭の断 面 積 と 杭 径 お よ び断 面二 次モー
メン トとの 関 係 式を 用い る と, そ れ ら はと もに杭の断 面 積A
,の関 数 として 表 現で きる。
断 面 積 ん の対 象 領 域 を限定すれ ば,
断 面 積 比の基 準と な る126
一
杭 (以 下で は基 準杭と呼ぶ)の水平ばね剛 性 s!Uおよび 鉛直ばね剛性sliiは,
基準杭の杭 断 面 積 AV.に よる一
次 関 数 近 似が可 能な た め次の よ うに近似する。
8屮;a
、み貿+ δ1・
…・
…・
…・
……・
………・
……
(1a
) 8劉=
α3A 汐十b2・
ttt
・
・
…
t−・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(lb ) こ の時, 杭 基 礎 全 体の水 平ば ね剛 性 酬お よ び回 転ば ね 剛 性 飾 は次の よ うに表 現でき る。 島「= Σ sLi ] = Σ (a
認貿十b
ρ=
Σ (a
,q‘月饗 ] +b
,};
α1湾屮+b
,………・
……・
……・
…
(2a )h
尺=
Σ 8望Rl=
Σ (a2瀞レ + δ2)Ri=
Σ (a、q,AW +b2
)R!=
a2/L
罫1十δ2・
『
・
甲
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
7・
・
・
・
・
・
・
…
(2b
) た だ し,
総和記 号は 杭 全 体に わ た る総 和を意 味し,
α且,
b
,,
a!,
b
,,
qtは次 式で与え ら れ る 量 で ある。
ai=ai
Σ qi,
b
,=
nbi α,=a
,Σσ、Ri,
わ、=b
、ΣRl
・
一
(3a−
e) qi=
溜 /11B, こ こ で,
q,
は第 ‘番 目の杭の基 準 杭に対する断 面 積 比,
R,は第 ご番 目の杭の ロ ッ キ ング中心軸か ら の距 離を, n は杭の本 数 を 表し,
また,
α 1,
a?,
b
,,
b
, は杭 種 別お よび地 盤 条 件, 杭 長,
材 質 等に依 存する量であ り, い ず れ も最適化の過 程に お い て は被指定 量と して扱う。
従っ て,
水平 ばね 剛性 飾,
回転ばね剛性贔 は基準 杭の断面 積 A四の.
.
・
次関数で近 似で き る。
以 下で は 基準 杭の 断 面 積の み扱 うの で,4
尹】を 単に轟 と表記す る。 尚,
こ こ では群 杭 効 果は考慮し ないが,
杭 位 置および 杭本数は前 もっ て指 定さ れて い る た め, そ の全 体 的又は 平 均 的 効 果 を組み込む ことは比 較 的 容 易である。
また, 本 論 文で は杭の剛性は振 動 数 非 依 存 型の もの と して扱っ てい る が, 対象と する杭お よ び地 盤 条 件に よっ て は,
こ の仮 定が妥 当な もの であるこ と が弾性 波 動論に基づ くN
〔)vak らの研 究s)・
2G}によっ て明ら かにさ れ てい る。
2−2
問題の定式 化 Fig.
1に示す よ う な 二種 類のばねで支持さ れ たf
層 平 面 弾 性せ ん断型 構 造 物を扱う。
第 (i
+ ユ)層ス ラブの 集 中 質 量 mt,
および その重 心 回りの 回転 慣 性 堀,
第i
層 階 高h
‘は指 定さ れて いるもの と し,
第i
層の層 間 相 対 変 位に関する剛 性 島 に基 準 杭の断 面 積ん を 含めた 集 合k ・
−
1
た、h
,…
h
∫ Apiを設 計 変 数 と する。
こ こで,
次の よ うな最 適 設 計 問題を考え る。 【問 題ODFP }.
一
次 固 有 周 期 制 約 条 件Ti
(k
>=
・
Ta
(or Ω、
=
Ωa)・
………・
……
(4
) を満た し,
評 価関数 (各構 造 要 素の重み付き重量和)ア
W (
k
)一
Σ (Ctβ∫) 2 飢ん。+(CDβ。) 2thA 尸L ・
…
…
(5) ‘±
1 を最小にするよ うな集 合k を求 め よ。
こ こ で,
T、(k
),9
,(k
)は設 計k
の 弾 性せ ん断 型 構 造 物一
杭 系の一
次 固 有 周 期お よ び一
次固有値を表し,Ta,
Ωa,
β‘,
β。は そ れ ぞ れ指定一
次固有周期, そ れ に対応す る指 定.
.
.
・
次 固有 値,
第 ∫層構成 部材の 重み係数の 平方根,
杭 の重み係 数の平 方 根 を表 す。 これ らの重み係 数は,
コ ス ト係 数 として の役 割を果た す と 理解す ること もで き る。 ま た,
cl=
2
]qtで,
cl は第 i層の層 間相 対 変位に関 す る剛性h
‘を第i
層 構 成 部 材 重 量に変 換 する ための係 数 であ る。
さ らに,
th,
L ,
h
。は そ れ ぞれ杭の 構 成 材 料の 単 位 体 積 当た りの平 均 化重量, 杭 長,
お よ びせ ん断 型 構 造 物の基 準 階 高を表す。
こ の 時,・
一
次 固有 値 Ω1(k
)はRayleigh
商を用い て次 の よ うに表 現で きる。
・
噸
・eT
[購蒲
蜘 φ・
……
… こ こで,K
.(k
,…h
∫),
K
,(A
尸),
M ,
φは そ れ ぞ れ,
ヒ部せ ん断型構 造 物に関 す る 剛 性 行 列,
杭に関 す る 剛性 行列,
全体の質量行列お よ び任 意のモー
ドベ クトルを表 す。 2−
3 最 適 性 条 件の誘 導 問ee
ODFP
に対す る大 域 最 適 性の必 要 十 分 条 件は,
指 定さ れ た剛 性 を有するばね で弾 性 支 持された弾 性せ ん 断 型 構 造 物の 場 合9) とほ ほ洞 様にRayleigh
の原 理 お よ び 数 理 計 画 法にお け る Farkas の定 理 (二者択一
の定 理 ) を適 用す るこ と に よ り次の よ うに得ら れ る。
問題ODFP
に対す る最 適 設計をk =
[h
,…
彪 ん}で 表し,
それに対 応する一
次 固 有モー
ドを φ川 で表す。一
方,
問 題 ODFP に おい て, 制 約 条 件 (4)式 を満 足 す る任 意の設 計 をk=
lh
,…
勧 A,1
で表 し,
そ の一
次 固 有モー
ドを φ[’j で表す。
φUlは設 計k
の構 造 物に とっ て運 動 学 的に許 容なモー
ドで あ る か ら,Rayleigh
の原理 に よ り次 式が成り立つ。
φ“)T[K
,(h
,…
砌十KKA
.〉]di
(1) φc}]TMil “]・’
p
[1’T [陥(κ辮
ξ
岬…・
…………・
(・・ ま た,
設計k
とk
の構造物は と もに同 じ一
次固有値9
。 を有す る とい うこと よ り次 式が 成 り立つ。
φ{L]T[Ks(k
,…iCx
)十KKA .)]φ ” ] φtl)TllfφCi]一
φ”)「[嘸 £’
°
塑
礁 )]¢ /】炉………….
…
(8 )diCl
)TM φCl) (7)式と (8
)式よ り次 式が導か れ る。ilt
]]T [Ks
(h
,…
翻一K
.(h
,…h
∫〉 十K,
〈A・
.
)−
KKAp )]φtU≧O・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(9 )一
方,k
が問題ODFP
の最 適設計で あ る とい う条 件 は,
次の よ うに表 現で き る。
ノ_
_
Σ
1
(C‘β‘) 1h 。(h,− h
‘)+(C。β。) 2thL (Ap 一
湘∂≧0 ‘=
1…………・
……・
…………一
(10)Farkas
の定 理に ょれ ば,
(9) 式を満足 す る すべ て のlk
,− h
,…
κノー
ん ん一A
,1
に対し て (10
>式が成 立 す る た めの必 要 十 分 条 件は次式で与え ら れ る。[U,(k)
− Us−
1(k
)] 2 = (μん。
c、
β ‘) :……・
…・
…・
・
(11a> α且UKk
) 2 十α,θKk
) :=
AhoL (μc°β,) 2’
’
’
”…’
(11b ) こ こ で,
U,(k
),
θF(k
),
〔みω は最 適 設 計k
の弾性せ ん断 型 構 造 物一
杭 系の一
次 固 有モー
ドにおけ る基礎 版の水平 変 位, 基 礎 版の回 転 角,
基 礎 版に対す る第 (i
+1)層ス ラ ブの水平変 位 を表し, μは正の定 数 を表 す。 2−
4 最 適 設 計 解の導 出 前 節で導い た最適性条 件を用い,
問題 ODFP に対す る最適設 計 解を導く。 以 下で は最 適 設 計 解の み扱うので 記号 (k
)は省略する。
Fig.1
に示さ れ る弾性 支持さ れ た せ ん断型構 造物の自 由振 動 方 程 式 に,
画
を 円 振 動 数 と し,
IU
, θ, U,…
酬 を変位モー
ドと して持つ調 和 振 動を表す式を代入 す れば,
そ の係数 よ り次 式を得る。
J一
ΩaπnoUF一
ΩaΣl
m ‘( UF十 θFH ,+ U,)+砺 σF=
Oi
=
1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(12a) ノ f一
ΩαΣ mi (UF十θFH ‘十 軌)瓦一
ΩαΣ 堀θF十 鹸θF ‘=
1 i=
O=
0…・
…・
…………・
………一 …
(12b ).
−
9aMi (俳十 θ,H,十 u,)十h‘(u,−
Ut−
1)− h
‘.
1(U
,+一U
,〉=
0 (i=
=
1,
2,…,
f
−
1)・
………・
………・
…・
・
…・
…
(12c
)− 9aM
/(UF
十θFH !十坊}十κX
防一
切一
、)=0
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(12d
) た だ し,
H,
は 次 式で定 義 さ れ る 量で あ る。
i H,=
Σ九プ…・
………・
…・
一 ・
………・
…
(13) J=
L一
方,
最 適 性 条件 (11
の よ り次式を得る。 U,−
U,一
、=
μh
。Ctfit (Ci>O,
β‘>0,
μ>0)…
tt
・
・
・
・
・
…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt…
(ユ4) (14>式で,
(11a )式の根の 中の正 符 号の み採 用し たの は,
それ 以 外の 符 号の組み 合わ せ を採用 し た時に は,
Rayleigh
の原 理よ り そのモー
ドが真の一
次固有ベ ク ト ルで は ない こと が容 易に示せ る か らであ るn (14 )式よ り次 式が得られ る。
tU
,=
μdlo
Σ CJβ」・
……・
・
……・
…………・
…t…
(15) J=
1 (15)式 を用い て (12a,
b} 式 を整 理 す れ ば次 式 を得る。
D匹しな十D2θF十D3μんo=
O…
……・
・
・
・
…
…・
・
(16a) D,U.一
←D4θ,十1)sPtho=
099・
99・
・
…
一・
・
・
・
・
…
r
(161〕) た だし,
D,〜
1)s は次の量 を表す。127 一
距
論
町缶
・・譲
蟷 圦一か
・加
,D
・一自
酬 !・継
譌
1
ノ iD
,= Σ m ,H‘ZC
」iY
」 i≡
1 J=
1−・
・
・
・
・
・
…
『
・
・
・
…
一
・
…
一
・
tt・
tt・
(17a−
e) (16a,
b
)式をUF,
θF につ い て解 けば次 式と なる。
D2D5−
D3D ・ μho
”一
・
・
・
・
・
・
…
『
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(18a
)UF=
D
、D4− Di
D2D
,− D
,D5
μho’
…・
・
…………・
・
…・
・
(18b
) &=
D,D、−
Di (18a,
b
>式 を最 適 性 条 件 (11b) 式に代入 し,
さ ら に その式に (2a,
b
) 式 を 代入 すれ ば,
結局 次の よ う なAp
に関す る4次 方 程 式が得ら れ る。 α1A お十α2∠4
}十α3ど4
多十α4Aρ十α 5=0 ・
…
9・
・
9・
…
《19) 係 数 α 1〜
α、は,
C。,
C、,
β。,
β、,
α1,
a 、,b
.b
,, 9。,
mi,
IR,
,
h,
,
A,
h。
,
L
か ら 構 成 さ れて おり,
その具 体的 内容 を付 録に示す. (19
)式の 4 つ の 根の 中で,
ん >0,UF
>O,
θF>0
を満足 す る根が 正解であ る。
その 理 由は,
UF,
θ. の中で一
つ で も負の もの が存 在す れ ば, そ れ に 対 応 するRayleigh 商が,
そ の負 号 を正 号に変え たモー
ドに対 応 するRayleigh
商 よりも大 き くな るこ とが 容 易 に証明で き, 真の一
次モー
ドとはな り得ない こと が示せ る か ら で あ る。
ん が求め ら れ る と,
(2a,b
) 式よ り 砺,
瀛 の値が決ま る。
その 値を (17a−
e) 式,
さ ら に・
(18a,
b
}式に代入する と,
飾,
θF がμho
で表 現で きる。
こ のU
.,
θF をμhe
で割っ て次の量 を 定 義 する。 u声=
u。/(μh
。)…… …・
一 ・
… …・
………
(20a) θ声=
θF/(μんo)・
…
『
・
77・
『
P・
・
・
・
・
・
・
…
7『
・
『
・
…
(20b ) (14),
(15),
(20a,
b
)式 を (12c,
d
) 式に代入 し整理 す れ ば次 式を得る。
一
伽 ・@
・ θT
…嵳
司
…B
,・・−
c、.1β、.
lhi.
1=0
(i
;1
,2
,…
,f
− 1
) (21 a)一
・・M ・(
ノ 砕 + θ訂寿+Σ c、β, ∫二
匸)
… β・k
・一
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(21b) (21a,b
)式 をF
ノか らi=
f
まで加え れば最適 層 間 剛 性の表現 が 次の よ うに求め ら れ る。
h
・一亀
か
・(
tU
芦十 θ芦H
,十ΣコC,eiC
k=
1)
ttt
・
・
(・2 > 本 論 文では,
最 適 設 計 解の一
一
次 固 有ベ ク トル および層 間 剛 性は閉 形 表 現で得ら れ てい る ため,
最 適 設 計 解の,
最 適 設 計 問 題 を 構 成 するある パ ラメ ター
に関 する感 度(optimal
design
sensitivity )27〕を計 算す るに は,
そ の 閉 形解表現 を当 該の パ ラメ ター
に関し て偏微分 すれ ばよ い。
一 128 .
3.
地 震 時 弾 性 応 答 制 約 設 計 法一
次固有周期制約条 件下の最 適 設計解は,
最 適性 条件 (11a,
b
)式か ら解釈し て,
一
次 固 有 周 期,一
次 固 有モー
ド指定 設計 解と見な すこと がで き る。
その 最 適 設計解を 利 用し た地 震 時 弾 性 応 答 制 約 設 計 理 論は,
基 礎 固 定 時の 場合η・
S)k’
弾 性 支持ば ね剛 性が指 定さ れ た場 合1Z)・
1”)と同 様に,
最 適 設 計 問 題におけ る重み係 数を地 震 時 応 答 調 整 パ ラ メ ター
と して扱うことに よ り展 開する こと がで き る。
尚,
そ の結 果と して求め られ る地 震 時 応 答 制 約 設 計 構 造 物一
杭 系の層 間 剛 性お よ び杭 断 面 積を,
前 節の最 適 設計 問題に お け る評価 関数に代入 す ること に よ り,
地震 時 応 答 制約設計と して求め ら れ る構造物一
杭系の重み付 き重量 和 を最適設 計理論の粋 組 内の 尺 度で再 評 価するこ と も可 能であ る。
3−1
応答制約量 本論 文で は応 答 制約量 と し て 弾 性せ ん 断 型構 造 物に お い て はロ ッ キ ン グに よ る成分を含ま ない層 間相対 変 位 〔以下で は単に層聞相対 変位と呼ぶ )の最 大 値 {δ,E
を,
ま た杭 部 分におい ては応 答 応 力 度の許容応力度に対す る 比 (以 下では単に応 力 度 比と呼ぶ)の 最大値を採用する。
通常の杭の設計では,
杭の 許容応 力度に対 する検 討 以 外 に,
地 盤の許 容 支持 力お よ び引 抜 力に対す る検 討 も必要 とな るが,
こ こ で は基 本 的な設 計 解を導く こ とを 目的と し て地 盤の許 容 支 持 力お よ び引 抜 力に関す る条件は満足 されているもの として扱 う。
必 要な らば,
これ らの設計 条 件 を組み込 むこ と も 可能であ る。
ま た,
杭の 応 力 度 比 の最大値 〔最大 応 力度比)γを次 式で定 義す る。 γ算Max
撮大圧縮応 力 /許容圧縮 応 力,
最 大 引 張応力 /許 容 引 張 応 力,
最 大せ ん断 応 力 /許 容せ ん断 応 力 } 3−
2 地 震 時 弾 性 応 答の最 大 値の評 価 法 せ ん断 型 構 造 物の減 衰 行 列は, 基 礎固定 時の一一
次の減 衰 定 数 を指 定し た初 期 剛 性 比 例 型の もの を採用 す る。
ス ゥェ イばねお よびロ ッキング ばね に対 応す る 減衰と して は,
ス ウー イおよ びロ ッ キングに関す る減衰定数を指 定 す る。
本論 文では,
連 成系の減衰行 列と して,
上述の基 礎固定 時の せん断型構造物の 減 衰 行 列に, 指 定 減 衰 定 数 より求められ るス ウェ イお よ びロ ッキングの減 衰 係 数 を 重ね合わ せ たものを採 用す る。
従っ て,
本モデル は非 比 例 減 衰 系と な る た め,一
般には古 典 的基 準 座 標を用い た モー
ド分 解を行うこ と が不 可 能で ある。
こ こ で は, モー
ド分 解を行う過 程におい て,
非 対 角 項を無 視 するとい う 近 似 的 手 法を用い る ことにより運 成 系の r 次 減 衰 定数h
[「1 を次 式により評 価 する。
h
・c一
蠹
1
號
i
募
一
…・
一
・
・
……・
一
(・・) こ こ で,
ω.,
φ c’1,
M,
C は,
そ れ ぞ れ連 成 系の r 次 非 減 衰 固 有 円 振 動 数,
連 成 系の r 次 非 減 衰 固 有ベ ク トル,
連 成系の質量行列お よ び減 衰 行 列 を 表 す。 こ の手法は
,
非比例 減衰系を扱っ た初 期の段 階の研 究におい て用い ら れ た手 法である。
本 手 法 を用いた 場合の近似 度につ い て は,
5節におい て時 刻 歴 応 答 解 析結果 お よ び複 素 固 有 値 解 析 結 果との比 較を 通 じ て 明 ら か に す る。 こ の減 衰 定 数を 用いて, せ ん断型構 造 物の地 震 時 最 大 層 間相 対 変 位,
お よび 杭の最大 応 力 度比 を算 出するた め の杭 頭最大 軸力,
最 大 せ ん 断 力,
最大曲げモー
メ ン ト をSRSS
評価 法に よ り求め る。 従 来のSRSS
評 価 法の代 わ り に,
複素固有値 解 析に基づ く各 次モー
ド間の連 成を 考慮し た改 良型 SRSS 法zs )を用い る こと も可 能であ る が,
以 ドで示 す 例 題に お い て は,
そ れ に よ る評 価 値と従 来のSRSS
法によ る 評価 値との間に は,
あ まり顕 著な 差が生 じな か っ た た め,
こ こで は従来の SRSS 法 を用 いること に し た。 3−
3 地震 時 弾 性応答 制 約 設 計 問 題 この連 成 系を,
指 定さ れた設 計 用 応 答スペ ク トル に適 合す る多数の人工 地震 波 群に対す る そ の平 均 最 大 応 答量 の分 布が,
指 定 された分 布 と なるよ うに設 計しよ う とす る。 そこ で次の よ うな問 題 を考え る。
【問 題RCD
】 設計用 人工地 震 動 群に対 する平 均 最 大 層 間相 対 変 位 δ,が,
制 約 条 件 δ丿;
δ」 (ノ=
1,…
,f
)………・
……
(24 ) を満た し,
かつ 杭の平 均 最 大 応 力 度 比 γが 制 約 条 件 γ=’
ア…
一
・
・
・
・
…
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t・
・
・
・
・
・
…
(25 ) を満足 するよ う な設計k −
lk
,…
観、
4H
を求め よ。 こ こで, δ丿,
アは, そ れ ぞ れ第ノ層 最 大 層 間相 対変位の 指 定 値お よび杭の最 大応 力度 比の指定値を表す。
3−
4 地震時弾性 応 答 制 約 設 計を求め る手 順 問 題RCD の解 法 手 順を以 下に示 す。 (1 }一
次 固有 値の決 定Step A
−
1 重み係 数の 平方 根と してfil
”=
1.
0 (i−
1,
…,
f
),
砕=
α (あ る適 当な正の定 数)を 採用 す る。
Step
A −
2 2節の設 計 解 公 式を用いて設 計 解を求 め,
SRSS
評 価 法に よ り第一
層の最 大 層 間 相 対 変 位を求め る。
Step
A −
3Step
A−
2で求め られる第一
層の最 大 層 間 相 対 変 位が指 定 値 δi とな る一
次 固 有 値 を 求め る。
(2 ) 平 均 最 大 層 間 相 対 変 位の制 約 手 順Step
B −
1Step
A
で求め た一
次 固 有 値の下で,
β曽u,
filp
!1 に対 応する設 計 解を求め,SRSS
評 価 法に よ り各層の 最大層 間相 対 変位 δ野 を求め る。
Step
B−
2 新 し い重み 係 数の平 方 根を次 式に より求 め る。
(β
iPt
+1〕 );
(δ‘/δ『 置 り(β『i, )………
(26)Step
B −3
β野 ” を 新 しい重み係 数の平 方 根 として Step B−
1に戻る。
た だ し,p1,
p2 は繰 り返 し回 数 を 表す。
Step
A −
2〜
B −3
の操 作 を所 要の精 度が満たされるまで繰り返す。
(31 杭の平均最大 応 力度比の制約手 順 StepC −
1Step
B
での最終のfi
『IF,碑21に対応す る設 計 解 を 求め,SRSS
評 価 法に よ り杭の最 大 応 力度比 γt°:)を求め る。Step
C −2
新しい杭の重み係数の平方根を次 式によ り求め る。 (β『2+11)=
(ア/γt°m)”(β『2 〕)…・
一
(27 )Step
C −
3 β『2+ ’〕を 新 しい重み係 数の 平 方 根 としてStep
A
お よ びStep
B
の操 作を行っ た後,
Step
C −1
に 戻 る。
た だ し,
ηは正の定 数 を表す。
以上の操 作を所 要の精 度が満たされる まで繰り返す。 その結果,
最 大 層 間 相 対 変 位と杭の最 大 応 力 度 比が そ れ ぞ れ指 定 値に制 約さ れ た設 計 解が求め ら れ る。
4
.
地 震 時 弾性 応 答 制 約 設 計の例 題 前 節の設 計 法 を 用い て設 計し た,
場 所打ちコ ン ク リー
ト杭に よ り支持さ れ た 3,
10,
20層せ ん断 型 構 造 物の例 題を示す。
本節の 目的は,
「(i
)前 節の設 計 法の妥 当性 を例証 する こと」お よ び 「(ii)本 設 計 法を 用 い て 設 計 し た種々の せ ん断 型 構 造 物一
杭 系の有す る特 性を明ら か にすること」の 二つ である。
ここ で は,
設計用応 答スペ ク トル と し てNewmark ・
Hall
の提案す るス ペ ク トル291 (median レベ ル) を採 用し,
地 動の最 大 加 速 度,
速 度,
変 位 として 201 (cm /s2),
25 (cm /s),
18.
75 (cm ) を 設 定す る。
杭周 面地 盤の 平均N
値を5程 度,
杭 先 端 付 近の 地盤の平 均N
値を 40程 度と想 定 し, 各 杭の水平方 向ばね係 数お よび鉛 直 方 向ばね係 数を文献30 )に よ り 算 出する。
また, 基 礎 固 定 時の一
次の減 衰定 数を2.
0 (% ),
ス ウェ イに関す る減 衰 定 数を10.0
(%),
ロ ッ キン グに関 す る 減衰 定数 を0 (%)と する。
各 層スラ ブ 質量は Mo=
900 (ton>,
mi〜
mf=
・
30G (ton), 各 層床 の 回転 慣 性はIR
。=
3.
675×IO7
(ton・
cmZ ),
堀〜1
勧二 1.
225× 107(ton・
cm2 ),
階 高は h,〜
hノ=
350 (cm ),
杭 長は40 (m )とする。
また,R
、=
350 (cm )Cfor
alii
) と す る。
3層,
IO層,
20層モ デ ル につ い て せ ん断型構 造 物の 層 間 相 対 変 位の最 大 値の指 定 値 (全 層一
定)を δ=
0.
5,
LO ,
1.
5,
2.
0,
2.
5
(cm ),
杭の応力 度 比の最 大 値の指 定 値 をア=
0.
6,
0.
7,0.
8,
0.
9,
1.
0 とし た計25通 り に つ い て設 計 解 を 求め た (Fig.
2 )。
こ の よ う な数 値を採 用し たの は,一
般に,
杭の最 大 応 力 度 比の指 定 値が大き い ほど下 部 構造 が柔で あり,
せ ん断 型 構 造 物の最 大 層 間一 129一
1
・
。.
k
攀
o・
懐M
。・
〇
,
0.
0 0.
5 1.
0 1.
5 2.
0 2.
5最大層
間
相対変
位
δ(
c皿)Fig
.
2 Combination of specified rnean 皿aximum interstorydrifts and specified mean Inaximum stress ratios
相 対 変 位の指 定 値が大きいほ ど
一
ヒ部 構 造 物が柔であ る と 考え ら れ る た め,
両 者の剛性の比率を種々変化させ た時 の設 計 解の変 動を調べ る ためで あ る。
場 所 打ちコン クリー
ト杭の応 力 度 検 定は, 文 献 31) に基づ き行 う。
ただ し, こ こ で は簡 単の ために曲げに関 す る応 力 度 検 定は,
杭断面の圧縮側の コ ン ク リー
トの縁 応 力に対 して行い,
鉄筋比は適切 に与え ら れ る も の と す る。
コ ン クリー
トの ヤング係 数は,
コ ン クリー
トの設 計 基 準 強 度 をFc=
210 (kgf/cm2 )と して文 献 32)に従っ て求め た。
尚, 杭の本 数は,
求められ た杭 径がほ ぼ実 際 に使 用さ れ てい る杭 径になるよ うに各 層 数 例 題ごとに適 切 に指定し,3,10,20
層モ デル のそ れ ぞ れ に対 し て,
柱一
本 当た り1,
ユ,
2 本と し た.
こ こ では,
Fig.
2に● 印で不 し た よ うに,
最 大 応 力 度 比の指 定 値を7 =
0.
8
で一
定に保ち,
最大層 間相対変位5 .
0
4 .
0
’
奮一
ヨ3
.
O
躍軽
覈
2・
o
ヨ1.
0
0
,
0
1.
0
1.
5
2 .
0
指定
最
大層
間
相対変
位
i
〔cロ:・Fig
.
4 PIQts of fundamental periods with respect to specified meao maximum interst。 ry drift a of 3.
,
10−
and 20.
storyshear buildings fQr
7 =
0.
8一
連成系モデル の一
次 固有 周 期一・
一
連 成系モデルに ついて得ら れ た設計 を有する構 造 物の基 礎 固 定 時の.
一
次 固有周期一
一
一
基 礎 固 定モデル の一
次 固 有 周 期 (文 献8}’
/20
層
!
!
!
’
ノ ノ ノ.
4’
冫
’
’
10
層
乃尸
’
」’
’
呂
盟艦暫
3
層
の指定値を δ=0.
5, 1.
0,1.
5, 2.
O,2.
5 (cm )と 変 化さ せ た場合 (CASE
I
)と,
層 間 相 対 変 位の指 定 値 を δ三
1.
5cm で.・
定に保 ち, 最 大 応 力 度 比の指 定 値 を ア=
0.
6,
0,
7,
0,
8,0.
9,
1.
0
と変 化させた場 合 (CASE
ll
) の設 計 例を示す。
Fig.
3 (a)〜
(c)の実線は,
CASE
I
の場 合 (た だ し δ=LO ,
ユ,
5,2.
Ocm
の 場 合の み)の3
層,10
層,20
層 構 造 物の層 間 剛 性 分 布を表 し て い る。
また,
Fig.
3(a)〜
(c)には中村,
山 根が基 礎 固 定の場 合につ い て展 開し た理 論81を 用い て,
層 間 相 対 変 位の 指 定 値が δ=
ユ.
O,
L5 , 2.
0 (cm )と な る よ うに設 計し た と き の層 間剛性 分 布 が 破 線で示し てある。Fig.
3よ り, ユo,
20層 構 造 物 」 Ω 匚師
コ 匚 あ 」 O 鯛 の3
δ=1
.
Ocm
0
10
5
5
ki
(・to2t
・ ・f
/cm )(
a
}3
層構造物
10
0
5
ki
(xlO2t 。・f
/cm )〔
b
}10
層構
造物
20
15
10
5
一
連成系
モデ
ル〔
τ=O
.
8
}
・
…・
・
基礎
固
定
モデ
ル〔
文献
8
〕 :一
δ 3 「 二1
.
OC
皿 : … : 可唱
▼
l l1”
噛
葦 L.
鯛
: :’
」
r 「 :し
’
「一
「 し「
il・
「
≒.
噸
: 。=1
舳一「
1 」”
1 二’
噛
1.
il唱
i 、凸
:」
1凸
i 39炉
,
■
.
°
「 L :」
’
:P
も 鑒 i】 τ = )i『
マ.
〜.
1
ミ : 。.
、
IC
皿 し’
1し
i ≒ ioO
5
ki
(xlO2t 。nflcm )lc
〕
20
層構造物
10
Fig
.
3 StQry stiffness dLstnbut10ns of 3−,
10−
and 20−
sIory shear buildings for specifled mean maximum stress rat107=
0・
8轎
0.
04
0 .
03
餐 0
.
02
e¥
0
,
01
3
層
10
層
20
層
0
.
0
0
.
5
1.
0
1.
5
2
.
0
2 .
5
指定最
大
層
間
相対変位
丁
〔
c皿〕
Fig
.
5 PIQts of damping ratios m the lowest mQde vibrationwith respect toδ of 3
・
,
10−
and 20−
story shear buitdingsfor
7=
0.
8 で は, 同一
の最 大 層 間相対 変位を 示す設計につ いて は,
基 礎固定モデル の方 が 連 成系モデル よりも 大 き な層 間 剛 性を 必要と す るの に対し,
3層 構 造 物で は逆に,
連 成 系 モ デルの方が基 礎 固 定モ デル よりも大 きな層 間 剛 性 を 必 要とする こと がわ か る。
こ の こ と は次の よ うに説 明で き る。SRSS
法に よ り層 間 相 対 変位の平均最大 値を評 価 する際に は, 変 位 応 答ス ペ ク トル と刺 激モー
ドベ ク トル に お ける層 間相対変 位成 分が影響す る。 変位応答ス ペ ク ト ル に は固有周期と減 衰 定数が関係する が,
同一
の δ を 与え る設計につ い て は,
連 成系モ デル の一
次 固 有 周 期 に対 応 する変 位 応 答ス ペ ク トル値は, 基 礎 固 定モ デル の そ れよりも 大きくな る。一
方,一・
次の刺 激モー
ドベ ク ト ル に お ける層間 相 対 変 位 成分 は,
ロ ッ キ ングお よ びス ウェ イの影響に よ り連成系モ デルの方が基礎固定モデル よ り も小さ く な る。
特に高層 構 造 物で は,
ロ ッ キ ングの 影 響 が 大 き く な る た め後 者の影 響が顕 著とな る。 こ れ ら 二つ の要 因に よ る影 響の大 小 関 係に より,
低 層 構 造 物で は連 成 系モデル の方が,
高 層 構 造 物で は基 礎固定モ デル の方が より大き な層 間 剛性を必要と する ことになる。 また,CASE
I
の場 合の杭 径ば,3
層モ デル で は91
一
ユ06cm,
10層モ デル で は 105〜
167 cm,
20層モデル 3 21
(
§
、苳
←
° 03〜
△ 3 層 口IO 層 020 層 O.
0 1.
0 2.
Ofi
〔
c皿}
3 2 1 (9
」、
∈ ? 芒 080 夏)
つ 0 〜 △3層 口10 層 020 層 1.
0 2.
0 δ(c皿)
3
γ=0
、
1
ア
・。,
8
γ=1
、
0
一
連成系
モデ
ル(
6
=Lsc
皿)
・
一
一
一基礎固
定
モデ
ル〔
文献
8
,T
=1
,
5cm
)
20
」 ρ§
己 〉 」 〇 一 の0
2
4
ki
(
xlO2tonf /cm)
15
(
a)
3
層構造
物
10
5
0
2
4
ki
(xlO2tonflcm )(
b
〕10
層構
造
物
10
5
0
2
4
k,
(x102tonf /cm ) 1〔
c’
L20層構造物
Fig.
7 Story sL】ffrLess distribuヒions of 3−,
10・
and 20−
story shearbuildings fQr speci 丘ed mean maximum 楓te【story driltδ
=
1.
5 (cm ) で は68〜138cm
と なっ た。Fig.
4は,
連 成 系モ デ ル,
連 成 系モ デ ル につ い て得 ら れ た設 計 を有する構 造 物の基 礎固定時, お よ び基礎固定 モ デル (文 献8
))の一
次 固 有 周 期 を,
指定 最大層 閥相 対 変 位に 対 し て プロ ッ ト し た 図 を示す。 Fig.
4は,
Fig.3
に お け る連 成 系モ デル および基 礎 固 定モデル の層 間 剛性分布の大 小 関 係を詳 細に表し て い る。
Fig,
5は,
CASE
I
の場 合の 連 成系モ デル の一
.
.
・
次の 減 衰 定 数 を指 定 最 大 層 間 相 対 変 位に対し てプロ ッ ト しt
図で ある。
3層モ デルで は,
δ=2.
5cm の 場 合を除い て5 .
0
4
.
0
0
0
3
2
忌)
罧 頤 裡 囿 慧 1t.
O
0
.
0
一.
−
2
崛
連 成 系モデルの一
次 固有周期 連 成系モデルについて得ら れ た 設計を有する 構造物の基礎固 定 時の一
次 固 有周期鹽
一r
, .
「
10
層
,
一.
齟
一.
3
層
一
一・
,
一■ .
一一
.
一.
0 .
6
0 .
7
0 .
8
0.
9
1.
0
杭
の指定最大
応
力度
比
T
Fig
・
6P且ots of spnng stiffnesses kκand 臨with respec 【to
s
ofFig
、
8Plots of fundamental pemods with respect to アof 3
・
.
10−
1
−−
10−
and 2Q・
story shear buiidings forア=
0.
8 and 20−
story shear buiLdings forδζ
1.
5 (cm )3
21 ( Eo
、
セ £ oO 戛 》 〜 O.
6 0.
8 1.
OT
3 2 1(
η 邸」
、 F一
〇.
←
匚 O←
OO尸
X)
〜
△ 3層 ロ LO 層 02G 層 O.
6 e。
S 1.
0 γFig
.
g P且ots of sprmg stiffnesses kHand h, wlth respect toアof3
・
, 10・
and 20・
stQry shear buildings fQrδ=
1.
5 (cm )基 礎 固 定 時の
一
次の減 衰 定 数 0.
02 よりも大き く なっ て い るの に対 し,
10,
20層モデル では D.
02 よ りも小さ く なっ ている。 ま た,Fig.
6は, 支持ばね 剛 性 戯,k
,を δ に対し てプロ ッ ト し た 図 で あ る.Fig.
6よ り, 10, 20 層モ デル の 島,
h。は δを大き く す る ほど 小さ く な るが,
3層モ デル で は ほ ぼ一
定の値と な るこ と が わ か る。一
方,Fig.
7(a)一
(c)は,
CASE
ll
の場 合の3
層,
10層,
20
層 構 造物の層 間剛 性 分 布 を表して い る。
図よ り,
最 大 層 間 相 対変位の指 定値.・
定の下で は, 最大 応 力度比 の指 定 値を変動さ せ て も.
せ ん断型 構 造物の層 間 剛性分 布は ほ と ん ど変 化 し ない こ と が わ か る。
こ の 事 実は,
Fig.
8
の基 礎 固 定 時の一
次 固 有 周 期が ほ と ん ど変動し な い こと か ら も理 解で き る。
それに対 し,
砺,
酬 は アを 大き く す るほど小さく な る (Fig.
9 )。
以上の こ と は, 換 言す れば,
せ ん断型 構 造 物の層 間 剛性 分 布が同一
であ れば,
ス ウェ イ,
ロ ッキングばね 剛性が少し変 動してもTable l Acceleration response spectral values and sum of
components of (participation factor× eigenvector )of
3
−
story shea τ bvildings3 SA(T ;h) (c皿/sう Σり旧 φ、♂
.
1
k二
1 1次 2次 3次 玉次 2次 3次一
δ=
0.
5c皿 4了53393953.
39O.
259o.
且07 i.
o521337357 3.
2D0.
0790、
236 1.
5540356340 3.
06D.
3310.
324 2,
0505383320296O、
4610.
30了 2.
54244053162.
880.
4B10.
164 3 2 1 で 〉 = oo 匚 O.
O O.
8 0.
6 1.
01st mQde 鞭 単 l O.
4kT ¥ 02一
連成系
モデ
ル(
T=G
・
8
)
一
一
一
一
一
基礎固
定
毛デ
ル〔
文献
81
△3
層
・1
崛
。20
層
「
響
」
11、
ち、
、
噛
「
馬
「
噛 嚇
0.
0 2.
0 4.
0 6.
0 8.
0一
次
固
有
周
期
〔
sec
)
Fig
.
le Plots of base shear coefficients with respect to fun.
damental period of elastically suppQrted mode ]s for
7=
0.
8 und of fixed・
base models層間相対 変 位の最大 値に はあ まり影 響 がないが, 杭の最 大 応 力 度 比には大き く影 響す ることを示して いる
。
ま た,CASE
II
の 場 合の 杭 径は, 3層モ デル で は 95− 121
cm,10
層モ デル で は111− 144
cm,20
層モ デル では92〜
120 cm と なっ た。 Fig.
10の実 線は,
CASEI
の場 合の運 成 系の一
次 固 有 周 期一
ベー
ス シ ャー
係 数 関 係 を 示 して い る。
また,
Fig.
10に は,
基 礎固定モ デ ル (文 献 8)〉の場合の一
次 固有周期一
ベー
ス シャー
係 数 関 係が破線で示してあ る 。Fig.
10は,
3層の 場 合に おい て べ一
ス シャー
係数に上 限 値が存 在す ること を 示唆している。
この性 質は次の よ うに説 明できる。
べ一
ス シ ャーQ8
はSRSS
評 価 法によ り次の よ うに表 現で き る。
Q
・一幺[
S ・
(・T・
…h
・・ )〔
か
・… φ惨}
]
2・
…
(・8
) こ こで,SA
(T
;h
),
v〔伽
φ望は そ れ ぞ れ 加 速 度 応答スペ ク トル お よ び r 次の 刺 激モー
ドベ ク トルの第h
成 分 を表 す。
CASE
I
の場 合に おい て,
最 大 層 間 相 対 変 位の指 定 値 δが大き く な る と,
Fig.
4か ら明ら か な ように連 成 系の一
次 固有 周 期は大 きく な る。
この時,一
次の減 衰 定 数は,Fig.
5か らもわか る よ うに δ の 増 加に伴い 小 さ く なるた め, 応 答 倍 率は大き く なる。
こ の一
次固 有周一
〇.
5 0.
0 0.
5 2nd mode一
〇.
5 0.
0 0.
5 3rd modeFig