【論 文
1
1 UDC :624.
155 :624.
155 :624.
07S.
4 日本建築学会構造系論文報告集 第 366 号・
昭 和 61 年 8 月鋼管
く
い
基礎 接合部
の
終
局
耐
力
と
変
形 能 力
正 会 員 正 会 員 正 会 員 正 会 員桐
牧
棚
秋
原
野
橋
山
英
俊
秀
秋
*雄
* *光
* * *宏
* * ** §1.
序 近年の震 害 調 査に より, くい基 礎の損 傷 が 明ら かに なっ て以 来, 基 礎 構 造の耐 震 設 計の確 立が急が れて きた が, 1984年9月建 設 省より最 近の研 究 成果を盛 り込ん だ基 礎の耐 震 設 計 基 準 とし て 「地 震 力に対す る建 築 物の 基 礎の設 計指針」ω が 公 表され, 許 容 応 力 度 設 計に基づ く基 礎の設計 体 系が整え られ る に至っ た。
し か し,
上 部 構造の いわ ゆ る 「新 耐 震 基 準」との対 応でい えば 2次 設 計を含め多くの検 討 課 題 が 残さ れ て お り,
今 後一
層の研 究が も と め ら れて い る。
な かで も, くい基 礎 接 合 部は上 部 構 造と くい と の接点に あっ て極め て重要な部位で あ り な がら,
その 耐力,
変形性 能,
耐 荷機構などの解明は ま だ不 十 分であ る。
こ れ は 既製ぐい の 接合 部に限 定し た 場 合で もくい種 別や接合 方法の ち がい, 群ぐいの性状, く い頭処理の影響な ど基礎 特有の要素が問 題を複雑に して い る だ けでな く,
接 合 部で の 3次 元 的 な 力 学機構 とい っ ぽ た本質的な難し さ を も伴っ て いる た め と考え ら れ る。 こ の分 野で は古 く黒正,
広 沢の研究〔Z) が あ り,
のみ込 みの深い場 合につ い て くい形状,
の み 込 み 深 さ,
くいに 対 する付 着 補 強 筋の有 無,
基 礎 寸 法 等をパ ラメー
タ と し た一
連の実 験 的 研 究か ら の み込み部で基 礎 側の反 力を形 成する ス トレ スブロ ッ クを定 量 的に評 価し,・
基 本 的な耐 荷 機 構 と 力 学モ デル を提 案 し た。 黒 正,
和 田らに よる PHC く い,
SC く い に関する最 近の研 究3)6 〕−
9川 で は,
の み込み が比 較 的 浅い場 合の実 験に より,
0.
3〜
O.
6D (D
:くい径 )程 度の の み込みで は基 礎 底 面で コ ンクリー
トのすべ り破 壊が発 生し て,
耐 力が決 定され,
こ の破 壊 性 状は く い に付 着 補 強 筋を溶 接す る ことに よ り改 善し得 るこ と,
お よ び お お む ね 1.
OD の み込め ば接 合 部の応 力 伝 達機能が発揮で き ること を明ら かに し た。 さ らに耐 荷 機 構,
力 学モ デル に関し て実験の ほか 解 析 面か ら も 研 本 報 告の一
部は参 考 文 献 欄に示す 日本 建 築 学 会 大 会におい て 発 表し た もので ある。
’ (株 )日建設計 * * 住友金属 工業 (株 )帥
8 (株 ) 日 建 設計 “1− 一 東京大 学 助教授・
工博 (昭和61年1月14日原 稿 受 理 ) 究し,
加 力 前 面の柱形の曲げ耐 力と基 礎 底 面の 口の字 形 ラー
メンの耐力の和で表さ れ る くい基 礎 接合部の最大 耐 力 評 価 式を誘導し た。 こ の評価式は くい軸 力お よびの み 込み部くい周 面の 摩擦 力 がパ ラメー
タに加え られ てい る 点で前 述の研 究と異なっ てい る。
口 の字形ラー
メンの耐 力は加 力 方 向と直 角で くい中 心 を通る線 上の亀 裂 発 生が 耐 力低 下を 生む崩 壊 形に対応す る もの で,
山 本,
太田ら も既 製コ ン クリー
トくい に関 する研 究4)5 )1°)12 〕に おい て 基 礎 底 面で の くい周 辺 補 強の重 要 性 を述べ てい る。
以 上の 研 究の ほ か,
くい基 礎 接 合 部に関し て は か な り解 明され つづ ある もの の基 礎 側の終 局耐力 を評価す る前提に立っ た場 合, 崩 壊 形 として考 慮すべ き破 壊モー
ドあ るいは基 礎 配 筋や種々 の補 強 筋の補 強 効 果 等い くつ か の検 討すべ き点が残さ れ てい る。 本 研 究はこの よ う な背 景の も とに 付着補強筋のないの み込みに依 存し た くい基 礎 接 合 部 を 対 象 として終 局 状 態の耐荷機 構お よ び崩 壊 形に関し て包 括的に研究を行っ たもの であ る。 この よ う な形 式の くい 基 礎 接合部は基礎の断 面 形 状に比べ材 長が短い た め解 析 上 線 材に置換し が た く,
また 3次 元 的な広が りをもつ た め,
材料の 非 線 形 性をも考え合わ せる と純 粋 理 論 的な取 り扱いは極めて困難で あ る。 しか し,
終 局 状 態に限 定し て力のつ り合いをモデル化 し,
パ ラ メー
タを極 力 少な く 単純 化 することにより,
工 学 的に十 分 許さ れ る精 度で耐 力を評 価す ること は可 能である。
本 研 究はこ の よ う な観 点か ら前 述の黒正,
広 沢ら の モ デ ル を踏 襲し て,
くい基 礎 接 合 部で想 定 され得る各 種 崩 壊 形につ いて耐 力評価式 を誘 導し,
実 験 結 果との検 証 を 行っ た。
本 研 究は耐 荷 力の増 加 をくいの み込み部で の支 圧 応 力 の進 展とし てとらえ, 支圧破 壊とほかの破 壊モー
ドを 連 続し た現 象と して扱っ て いるこ と お よ び新たに基 礎 底 面 で のすべ り破壊,
基礎の加 力 前面部の せ ん断降伏,
ある いは加 力 背 面 部の曲げ降 伏,
せ ん断降 伏とい っ た前 述の 研 究で は取り扱わ れ てい ない が基 礎 寸 法, 配筋の状 態に よっ て は想 定さ れ得る崩 壊 形を包 括 的に評 価し た点が前 述の研 究と異な っ て いる。 な お,
くい軸力につ い ては本 研 究で は水 平 耐 荷 機 構 とは独 立,
に押 込み に関 して はく い の み込み部の くい端 面よめ
直接 伝 達され る耐 荷 機 構が一
132
一
N ・
十
Column61rder_
Foot1“9 V1 >2 争R2「
一
一
一
コ
脚
II II
I
臼1F、
Ft GrOund B8冂
dIMomomngofP 嚠Ie’
’
SubgradgReaCtio囗
PIle5.
Rl
,
R2;Horizonta 「 Reac 霍幽
onsF ;Fr嚠c宦1enel Roac!iOn
〔a )Gene「∂I
Load C田dltIon 〔b)ldeelIzed
Mod61 mThls S置]dy
o サ PIIe Founda!ion
Fig
.
1 Load・
carrying Mechanism,P
詈
ρ£ k , , しoad () oI6
包?:A)Fig
.
2 Force Distribution in FoQting Perrし゜a
琴
「
「
eC TITIRB離 ・
r
’ f_
.
1
−一
]
・1
]
,,−
Pert PertA
Fig
.
3 Load Conditions of Three Components of Footi皿ga:FlexurHI YIel山ng of PIIe
d
:
Tenslle Y旧
ldlng’
Pa「
t T1〆
,
/
!
,
!
乙一
一
一
i12
,
/ I I〆
I I/
〆
I I〆
L−一
_
_
一
一
_
_
_
y b1She3r F日iIure lPar τAl C:Flexur日I F∋ 」lvre eLShe己
r Fa卜
Iur巳
.
.
Par 竃 B脚
f Flexurel Fallu「
e評
9:臼effrlng Fellure h
’
SIIp Fnllure Rg,
4 Failure Modes 存 在 すると して対 象モ デルか ら除外し た。 ま た, こ の く い端 面における反 力に よ り生 ずるモー
メ ン ト抵抗お よ び せ ん断 抵 抗あるいは引 抜き力につ い ても本 研 究では考 察 の対 象外と し た。
§2.
くい 基 礎 接 合部の耐荷機構と耐 力評価 2.
1 力 学モ デ ル と耐 荷 機 構 上 部 構 造 を含む くい 基 礎は一
般にFig.1
(a)に示す状 態に あり,
くい の み込み部にお け る反 力と しては加 力 方 向 前 面と背 面の支 圧 力RI
,R
, , これ ら支圧 力に伴う摩 擦 力F
,,F2
お よびくい端 面での反力Vi
,V2
が考え ら れ る。 軸 力の ない くい基 礎 部に着目 し た場合,
こ の よ う な くい頭の せん断 力,
曲 げモー
メ ン トはFig.
1
(b
)の よ うに くい を 片 特 柱に単純 化し て, 加 力長さL
をもつ 集 中 力 P に よる応 力 とし て近 似 的に評 価す るこ と がで き る。Fig.
2はFig.
1(b
)の くい基 礎接 合 部にお け る基 礎 側の反 力の流れをモ デル化し た も ので,
基 礎 底 面で の支 圧 力R1
は加 力前面 部A
か ら直接上部構造に伝 達され る せ ん断力お よ び加 力背 面部 B へ 伝達さ れ る引 張 力T,
とつ り合 う。 な お以 後で は説 明の都 合上, 基 礎と くい の 関 係を天地 逆転 し て 図 示する。Fig.
2 よりくい基 礎 接 合 部の耐 荷 機 構はこ の よ う な加 力 前 面 部A,
背 面 部B お よびこれ ら を結ぶ連 結 部T
の 3つ の要 素の合 成 とし て 考え るこ とがで き る。
各 要 素の荷 重 状 態をFig.
3に示 す。
2.
2
破壊モー
ド と崩壊 形 くい 基礎 接 合部に 関する既 往の研 究に見ら れ た破壊 モー
ドお よ び 基礎 寸 法,
配 筋の状 態に よっ て は想定さ れ 得る破 壊モー
ドをFig.
4に示す。
これ らの破 壊モー
ド は以 下の ような状 態と して定 義す るこ と ができ る。 な お 本 研 究では終 局 状 態の説 明に当た り, くい基礎接 合 部を 構 成す る各 要 素の破 壊に対して破 壊モー
ドを,
全体が崩 壊し た状態に対し て崩 壊 形とい う 用 語 を 用いる。
a.
くい体が降 伏す る場 合 くい体が くい頭に て曲 げ 降伏す る。
b.A
部がせん断 降 伏する場合 加 力 前 面 側に現れ る基 礎 を対 角に結ぶ扇 形の柱 断 面が 加力 方 向にせ ん断 降 伏 (破 壊 〉す る。
c.A
部が曲 げ 降伏する場 合 加 力前 面 側の柱 断 面が加 力 方 向に曲げ降 伏す る。d.
T 部が引 張 降 伏 (破 壊 )す る場 合 くい 中 心 を通る加 力 方 向に 直 角な線上に亀裂が発 生 し,
加 力前 面と背 面を結ぷ連 結部が引張降伏 (破 壊 ) す る。
e.B
部が せ ん断降伏 (破壊 )す る場 合 加 力 背 面 側の柱 断面 が 加 力 方 向にせ ん断 降 伏 〔破 壊 ) する。f.B
部が曲げ降伏 する場 合 加 力 背面側の柱 断 面が加 力 方 向に曲 げ 降 伏す る。
一
133
一
g
。
くい周 辺が圧壊す る場合 くい の み込み部 周 辺が支圧力に より圧壊す る。
h.
基 礎 底面の連結部 補 強 筋の定 着 端 部 よ り 亀裂が 発 生 し破壊す る場合基礎 底 面の連 結 部 補 強 筋の定着 が 不 十 分である か, ま た は拘 束さ れた コ ン ク リ
ー
トの中に配 筋 さ.
れて いない た めに,
補 強 筋の定 着 端 部か ら付着破 壊あ るい はすべ り破 壊す る。
・
・
.
以上 8と お り の破 壊モー
ドの う ち,
a,
c,
d,
g は既 往の研 究ですで に考 慮さ れ てい る が,b,
e,
』f,
h
は本 研 究で新た に取り上 げた もの であ る。
崩 壊 形はこれ ら破 壊モー
ドの 1つ あ るいは複数の組み合わ せ と して定 義 す ること がで き る。
a,
g は応力伝達上,
代 替 する機 構が な い た め, こ の破 壊モー
ドの 発生 を崩 壊 形とみ な し, ま たh
につ い て も変形 能 力が小さ く,
ほ かの破 壊モー
ド との組み合わ せ が成り立ち難いた め,
hの み で崩 壊 形 と し た。
ほ かの破壊モー
ドにつ い て は A部とT 部, ま た は A 部とB
部の組み合わ せ と して 6とおり考え ることがで き,
全体と して a,
9,h,
bd,
be,
bf,
cd , ce , cf の 9と お り が存 在す る。
2.
3
つ り合い式 集中 力を受け る くいのつ り合い式はFig.
1(b
)よ り下 式の よ うに表さ れ る。 P 十R,=R
,………・
……・
…………・
・
…・
(1
)P
(乙十 の一R1
ん匚十R2九2− FD
; α・
……
,……
(2 ) こ こ に L は加 力 高さを示 し,1
は くい の のみ込み深さ を,
D
は くい の直 径 を 表 す。
、
R
、,R
,は支圧力の合力で作 用 点はのみ込み部くい端 面 よりh
,,h
}に あ る と す る。
ま た F は支 圧 力 R、,
R、に対 応し た摩擦力で見 掛け上の 摩擦係 数μ により限 界 値 とし て そ れ ぞ れμR1
,itRt
が あ る が,
(1)式 よりR
,はR
, よ り大きい た め,
限 界の摩 擦力は次 式で表 現で き る。
F=
μR2・
……・
…・
・
……一 ……・
……・
………
(3
)2.
4 各部 耐 力 各 破 壊モー
ドに対 応した くい基礎接合部の各 部の終 局 耐 力は通 常の鉄 筋コ ンクリー
ト部材と して以 下の よ うに 評 価す るこ と がで き る。
(i
) A 部,B
部の終 局せん断耐力 (QbA
,
Q
。B) Fig.
5の 断 面につ い て下 式に よ り算 定す る13〕。
・u−
fl
/
tA
・+瀦
………・
………・
・
…
・・) こ こ にFc
: コ ン ク リー
ト圧縮強度Ac
:Fig.
5に示さ れ た柱 断 面 積 (ACAま た はA
。B)ft
:鉄筋の引 張 降 伏 応 力 度 av :くい周 辺の立 上 げ筋の全 断 面 積 (4)式の第二項は せ ん断 面に直交する くい周辺 鉄筋 の ダボ 効 果 に よ る耐力増 分を表す。 こ の ほ か,
摩 擦 力に一
134
一
匙
PartB ACB 「ヒ
{
こ
) しo∂d⇒ I I l : Shear l l Se匸
tlon鬮
’
ofP ∂r【Bj
混i
冂
A廿ど
驚
1
:
邑
.
sFig
.
5 Section for Calculation of Shear Strength〔Parts A and B〕tPertB
L。,dC>1’
一
丶
:1・
l E l I FteXLdreISeCτIon I l
uf
Pert 、 F1,.u,a 、 hE
°
日
」 Be・
5 。I PnrtBP 臼rtA d
日
dA FlexuralSeCtlOn o 「ParlAoAFIexural
Bars O 「Par!A
2
−
aFig
.
6 Setion for Calcu且ation of Flexural strength 〔Parts A and B)Load⇒
r
−、
:
:1[
i
腔
Lb
b_
bFig
.
7 Setionfor
Calculation
of Tensile Strength(Part T) 广b 丁。
.
、
11,
B。
,
、
ofPartTTenSlIe Sec霍IOn 伴 う付 加 軸 力に対 応し た抵 抗 力が存在する がこ の効 果は 無 視し て い る
。
(ii
> A 部,
B 部の 終 局 曲げ耐力 (MyA,
MyB) 引 張 鉄 筋が降 伏して終 局 耐 力に達す る と し た前 提でFig.
6の断 面に対して下 式により算 定する。 ただ し, 評 価に用い る曲 げモー
メ ン トは 0 点 (OA ま た は OB)回 りの値 とする。
My =
0.
9at丿〜d
−・
・
tt・
・
…
t…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
(5) こ こ に at :引 張 鉄 筋 断 面 積ft
:鉄 筋の引張 降 伏 応 力 度d
:鉄 筋コ ン クリー
ト断 面 として の応 力 中心 間距 離 (d
、ま たはde
)OA
点はA
部の 曲 げ 圧縮縁 側の くい のみ込み始 端レペ ル 線 上の点 を, またOe
点は くい 中心 を通り, 後 述 (18 > 式 h. レベ ル線 上の点を示す。
(iij
) T 部の終 局 引張 耐 力 (Tu) くい中心 を通り加 力 方 向に 直 交す るFig,
7の断 面に つ い て下 式に より算 定す る。
こ の 断 面を 貫 通 す る鉄 筋の 耐 力は定 着が 十 分で あ る か, ま た は拘束さ れ たコ ン ク リー
ト中に配 筋さ れ てい る場 合のみ考 慮で き るもの とす る。
T
“=fta
τ・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(6> こ こ にft
:鉄 筋の引 張 降 伏 応 力 度 αT:Fig,
7に示す断 面を貫 通す る 鉄筋の全断面積
Gv
)A
部,
B
部の 支圧耐力 (q.}支圧耐力 は荷重分 布 条 件や支圧面の断 面 形状, 配 筋 等 の ち がい に よ る影 響が大きい た め, 単
一
な式で表すこ と は困 難であ る が,
なか で も一
般 的な表 現であ る 下 式 を 用 い て算 定す る〔1%F
・一 ・・
F
・ff
……一 …・
一 ・
…………・
…
(・・ こ こ に Fe:支圧強 度 A :支 承 面 積 A、:支 圧 面 積 7,
m :定 数 (γ=
・1.O,
m = ・2.
0と する)A
,A
,はFig.
8
に示す面積と す る。 くい単 位 長さ当た りの支 圧 耐 力は下 式で表さ れる。
q.
;Fo1
)・
・
マ
r・
・
…
rr・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(8 ) (V )B
部の すべ り破 壊 耐 力 (SE
)・・
一
需
別 ・鮒畜
一
・
・
…一 ・
・
一
(・・ こ こ に Fc :コ ン ク リー
ト圧縮強 度 B :基 礎 幅f
‘:鉄 筋の引 張降伏応 力 度 aT :すべ り面を貫通し,
かつ 定 着 が 十 分に さ れ たT
部の水平鉄筋 断 面 積 α。 :くい周 辺の鉛 直 鉄 筋 (立 上 げ筋)の全断 广CC 。,laCt A,
,
aq
− −i
Besrmg Areaコ
し翩「…
L
−−
1k]
囎
豊
、 嬲 Bearl・g Am ・(A)New
:
Centact Are己
〔AI)Fig
・
8Area for Calculation of Bearing Strength
し
・
8d⇒r
『
‘
l
l I Te冂
s鬮
le Bers I Sト博 eVer 聰 Ic Dorvvel Act/
unFig
.
g Mechanism Qf Interface Shear Transfer acToss aCracked
Shear PlanePA
.
ll h 「= Helghヒo 「 Loadlng POIn匸〔L) ∈mbedded DBPヒh of PIIe〔’) 1「
lg Fb・
D − Br巳
臼
dlhof
F
α
}
ヒlng (B )Fig
.
10 Load c Ωndition of Pile−
to.
footing Connection面積 これ は
Fig.
9に示 す すべ り面での抵抗 力を算出 し たも ので,
第一
項およ び第二項はコ ンク リー
トとT部 鉄 筋の 引張 耐 力を,
また第三項は立 上げ 筋の ダボ効 果に よる耐 力 を 表 す。
2.
5 耐 力 評 価 式 つ り合い式 (ユ)p (2 ),
(3 )お よ び各 部 終局耐 力 式 に より各 種 崩 壊 形の耐力 評 価 式 を誘 導 する。
2.
2
で述べ た よ うに対 象と し た崩 壊 形は9
と おり で ある。
Fig.
1
(b
>にお ける支 圧 力R,,
R2 はFig.
10の よ う に均 等 分 布 を仮定し,
さ ら に単 位 長さ当た りの支圧力が (8)式の q。 に等しいとすると, 下 式の よ うに表さ れ る。
.
Ri
=2qu
(1一
ん 、)…・
・
…・
……・
……・
・
一 ・
・
……
(10)R
,=2quhz・
…・
……・
・
…・
・
………
(11) したがっ て,
(10 ),
(ll)式か らつ り合い式 (1), (2), (3 )は下 式と な る。P
=2qu
(1− h
一h2
)…・
…………・
……一 ・
…
(12>(
1− h
一 ん、)(L+ の一
(t− h
,)h
、+hl一
ん2μD=0
…・
…………・
………・
(13
)一
方 , 連結部T
部の引 張 応 力をT
。と する とA
部,B
部 の各 応 力の最 大 値は下式に よ り 表 さ れる。
Q
,=2q
.(t− h
[)− To…・・・………・…・……・…
(14
)M・ ・
−
2q・(1−
・・)(
hl−
・El
’)
B − D
十Pμ2
− T
・hi’
’
’
’
’
’
”… …・
・
……
(15
)Q
■=
To・
・
・
…
一…
r・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(16)
・
磯
・望
・と きMoe
−To
(
hT− 2h2
+蠡
)
+穿
(
Te+努
ψ)
…・
・
…・
…・
……・
……・
……
(17a)・
h
・〈黜
挈
・ と き ル「OB=To
/Zr十q“
ん2(μ0 − 2
/L2)・
・
一・
一・
一・
・
・
・
…
(17b) A 部の 最 大曲げモー
メ ン トは のみ込み部 くい端面 位置 で発 生するが,B
部の最 大 曲 げモー
メン トは与 条 件に より その発 生 点が異な り,
(17b )式がA 部と同様のみ 込 み部くい端面 位置で最 大と な る場 合であるの に対し, (17a ) 式は支圧反 力 発 生 域 内に最大値が存 在する場 合 で,
その発 生点は の み込み部くい端面よ りhs
−
…÷
ザ
・
・
…一 ・
・
…・
…・
……・
…
(・8) の位置に あ る。 な おM
。A,
M
。B はそ れ ぞ れFig.
10
のo
、 点,OH
点回 りの曲げモー
メ ン トの値と して示す。
支 圧 破 壊は くい前面と背面の 支圧反 力 発 生 域の深 さの 和が くい の み込み深さに達 し たFi’
g.
11の 時 点に生 ずる もの と する。
こ の状 態は (19)式に より条 件づけ る こと一
135
一
凵 凵 qu q
凵
Fig l l Bearing Stress Distribution at Bearing Failure
がで きる。
2(
hI− hz
;;1・
・
…
一・
・
・
・
・
・
…
gr・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
9・
…
《19) た だ し, 支圧破 壊を越え る他の崩 壊 形の耐 力を求め る場 合には支 圧 耐 力が (
8
)式に示す値 を越えて上 昇す るも もの とする。 以上 より各 崩 壊形の耐 力 評価 式は破 壊モー
ドに対 応し た 各 部の応 力が終 局耐力に達し た状 態の力のつ り合い式か ら以 下の よ うに誘導す るこ と ができる。 (1) 崩 壊 形bd ,
be
,h
Pu− Rr
α・{
L
+ ‘+ψ一
個 切鴫
(
R
,L
十2q
.)
・・}
・
一 ・
…・
・
………・
・
…・
………・
(20
) こ こ にbd
の場 合R
,=
QuA
十丁ゼ………・
…………
(21 a)be
の場 合R
,=
Q
. 十QtiB
・
・
…・
一 ・
……・
・
…
(21b
)h
の場合R,
=
SE…・
…・
…・
…・
……・
・
…・
・
…
(21 c) (2
) 崩 壊 形 cd,
ce,
c/Pu
= 2q.
(1−
h
,− h
,)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
曾
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
一
t
(22)h
,,h
,は下式を満足する値h
、一
(L
+21
}一
〔雪
+2
”!− 4m ・・
一 一 ・
・
…・
(23
> m = (L 一
ん2XL 十 の十hl− h2StD…・
…………
(24)MyA− 2q
.(1一
小
一
・ BiD)
・
2q.
(1−
h,一
・伽 βiD
一
恥一…
(25
) こ こに cd の場合丁。
=Tu…・
・
……・
…・
…・
……・
…・
…・
(26) ce の場合To=
QuE
…一 ・
……・
………
(27) cf の場 合To
ψ の と き2h
,≧一一
十2
q.雌
痴
一 ・h
・+S
.)
・撃唾 馳
)
・
・
’
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(28a )・
h
・く磊
留
・ と きMye
=TohT
十q.h
:(μD − 2h2
)・
…
ttt
・
・
・
・
・
…
一
一
(28
b
) (3} 崩 壊 形 bfPu
;
2qu(1− h
ユーhD ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(29)
一
136
− .
h
,,h2
は (23
>式,
(24
)式,
(28a
)式,
(28b
) 式 お よ び下式 を 満 足 す る値QuA
;2qu
(1− hi
)一
To…・
…・
……・
…・
・
…・
・
一
(30 > (4
)崩壊形 gPu
= α正12
(L
十 の十 μOF − 21
(2L
十1
)− 2L − 1一
μ1
)]・
・
・
・
…
鹽
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(31 ) (5
) 崩壊形 αMp
・
・
…
甲
…
凾
幽
・
・
噛
9・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(32) Puニ
こ こ にM
,:くい の全 塑性モー
メ ン ト§3
.
鋼 管 くい基礎接 合 部の実 験 結 果15,16〕と耐 力 評 価 式 の適用3,1
実 験 計 画鋼 管 単ぐい 基 礎の 1/2モ デル 試 験 体に対 し て水 平荷重 のみの加力 試験を行っ た
。
加 力 高さ は一
般 的な地 盤条件 の範囲 に おいて曲 げモー
メ ン トお よ びせん断 力が比 較的 大 と な る 場 合 を想 定 して 2.
5D と し,
基 礎寸 法は Fig.
12
に示す3.
oD
の立方体を標 準と し て, 2.
5D,
5,
0D の両ケー
スを 比較のた めに追 加し た。
またくい の み込み寸法 は0.
75D の 1体 を除い て すべ て 1.
OD とし た。
加 力 方 式はFig.
13
に示す装
置に よ る交番 繰 返し載 荷 を 採 用し,
試 験体は一
体打ち さ れ た基 礎 ばり に相 当 す る部 材を介し て反力台に固 定 し た。
鋼 管 くい は最も支 持 力が大きい打 込み ぐい と し た場合の長期支持力と同 等の せん断 耐 力が確 保で き る断面と し,
試 験 体に は通 常の配 筋で ある かご筋や主 筋の ほ か に 前述まで の議 論か らく い 基 礎 接 合 部の耐 力と靱 性の 向上 に効 果的と推定で き る R」
n 臼Bar5BtM (SDD )「
α。
コ 黜 ユ MelnBerS
隴
Sp」
ral B Ver 亡唱
c目
IBarS PIpePtX6ed Concre↑eof FOOtlng
−
Cage Ba「
s Leng 【h In mm L 塾D(50 勉 」Fig
.
12 Specimen〔Type ABD )ReactI
Wal1
Fig
.
13 Test Set−
upIo
冂
Table l Specimens alld Test Results
DimensionEmbedded Reinforceme 冂t Strength TestResults
Qf FOQtingD 巳P宣hof Mainof
Speqim BXWXH (uni 電 ;D ) P
.
iIe (unit :D) Rmg BarsSpiral Bars or SteeI PipenicaBarsBarsC crete (購 の Ini量ialCrad く (七 Max、
Str gth (t ).
Max.
Displac 宣 〔厨
) A5,
0x5.
Ox5.
01.
OTrlplgD16
一
一
一
2071 α019.
0 8.
2AVI5
.
口X5.
OX5.
01.
OTrlpleD16
一
音D10一
19410.
D21,
0 て1.
7AVπ 5
.
ox5.
Ox501、
OT 叩 leD16一
16−
D10皿
2149.
o24.
012.
6B5DX50x5
,
01.
o一
6Spirals [爿58−
D10一
2288、
O20.
015.
8 D5.
Ox5.
Ox5.
01.
0『
一
一
6−
D162109.
o21、
025.
9BD5
.
0×50x501.
o一
6SpiralsD158−
D106−
D162509.
0.
845桜128.
5CD5
.
口x5、
Ox5.
01.
o一
s雛
,
畧
.
Be
一
6−
D↑6198 ア,
026,
551.
2ABD5
.
Ox5,
0x5,
01.
0Trlple D166SP・
・
aisD158−
D106−
D162258,
0 藪22ア
.
545.
0AB5
.
0×5、
0×5.
01.
0TrlpleD166SPIralsD158
−
D10一
22115.
022.
0 8.
アLAB景 5
,
0x5、
Ox5.
01.
0Tr 匹pla D166SPIralsD158−
D10一
2098.
D55.
012.
2LAB皿 5
.
Ox5.
Ox5,
01,
0T 叩 leD156SpiralsD108−
D10一
2208.
o55.
416.
7SB2
、
5x2.
5x5.
01.
0一
6SPIr日lsD138−
D10一
2278,
017,
819.
4SABD25x2
.
5x5,
01,
0Do巳
ble D166SPIralsD158−
D104−
D192209.
o29.
759.
1BDS5
、
Ox5.
ox5.
0075一
5SpiralsD158−
D106−
D162096.
o16.
で 25,
0馴 Local buckling of the steel pipe pile was observed
.
煙2 Maxim 凵m strength after repehting 20 tons of load three timesTable 2 Mechanical Properties of Reinforcement
Gra〔 ofSteeISizeYield S!ress σ丿(K痂 ガ) TensrIe
嘉
電占
驪
Elon甲電lo冂 e(%) 巣1Series 267.
40x6.
058448.
55881,
n SteeIPir 蹌 PileSTK4126 ア.
4ρx6.
0 26ア.
4。.g.
δ 251.
140、
65 ア、
547.
ア 23.
524、
0 囗1 朋1 5ア.
455.
954.
5’
【 Main&Cage D1655、
552.
428.
111 ReinforOlr ◎ SD50 40.
657.
427.
7 凹1 Bars D1956.
654.
228.
1 田 58、
258.
950.
1r Ri D1657.
555.
625、
4 阯 ReinforcirgSD50 4D.
657.
427、
ア 齟1 Bars D1558.
554.
917.
8 皿 ら8、
559.
052.
1 【 Sp}raI D1555、
454925.
2II Rei冂forじingSD50 59.
556924.
1IIIBars D1045
.
757.
725.
6 阻1 Vertlcal 57455、
829.
5 【 ReinfDrci SD50D1059、
85 ア、
926.
1 旺 Bars 45.
757、
725.
6 田 Stgel PipeSS41500 疹x5.
D25.
736.
944.
o 【漿1 Ser }es r;Type $A and B
U:Types AV AVII
,
D,
BD,
CD and ABD 1]:Types AB,
LAB I,
LABI SB,
SABD.
and BDS ※2 Used 亅冂 Types LABI
,
LABle and AB
.
Fig,12
の リング筋, 立上 げ筋,
ス パ イラ ル筋 等の補 強 筋 を配筋す るこ と と し た。 リング筋はT部を補 強し,
立 上 げ 筋とスパ イラル 筋はT
部の ほ か,
A 部B 部を含む 接 合部 全 体の補 強 を 意 図し ている。Table
1
にこれ らの 組み合わ せに よ る 14体の試 験 体の 内 訳 を 示す。
タイ プ AからDは主 筋や各 種 補 強 筋 単 体の基 本 的な性状を 調べ るた めの試験体で,
これ ら を組み合わ せて配 筋し た場 合 と し て タイ プBD
か らABD
を計画し た。
タイ プAB か らLAB
llで は さら に補 強 筋の み を組み 合 わ せ た 場 合に 着 目して,
その配 筋 量,
基 礎 寸 法 を変化さ せ ている。一
方, タイ プSB
,
SABD
は基 礎 寸 法 を小さ く し,
ま た タ イ プBDS
はの み込み深さを浅く す ることで,
各々 の影 響を考 察で き る よ う 配 慮し た。Tabie
l,
Table
2
に使 用し たコ ン ク リー
ト, 鉄 筋お よび鋼 管の材料試 験 結 果を 示す。
3,
2 実 験 結 果 (1> 最 大 耐 力と変形 能力各 試 験 体の最大耐 力 と最大耐力時の加 力 点の水平変位 をTable 1 に示す
。
ま た加力点で の 荷 重 変 形 曲 線 をFig.
亅4か らFig.
18
に示す。
繰 返し載 荷は最 大 耐 力に 到 達して後に逆 方 向 載荷へ 移 行す る方 式で 3サ イク ル 行っ た。Fig.
14
か らFig.17
は その 第一
サ・
f
クル 目の 結 果 を 示す。
タイ プABD
は最 大 耐 力 以 前に 3回の繰 返 し載 荷 を 行っ て お り,Fig.
18は その全 履 歴 曲線で ある。
これ らの実験 結果か ら,
リング筋,
立 上 げ筋,
ス パイラ ル筋の各 補 強 筋は単体で は 必ずしも効 果 的な補 強と は な ら ないが,
これ ら を 組 み 合 わ せて主 筋と併 用する こ と に よ り耐 力と変形 能 力が と も に向上することが わ かっ た。
リン グ筋は単独に用いた場 合 (タイ プA
)あ るい は立 上 げ筋やス パ イ ラル 筋 と併 用 し た場 合 (タ イ プAB
, AVI,
AVm では最 大 耐 力は増 加す る が,
そ の後に急 激な耐 力 低 下 を 誘 発して いる。
こ の性状は基礎 寸 法や配 筋 量 (タイ プLABI,
LAB ll)だけで は改 善されな いが,
主 筋 等で拘 束さ れ た コ ン ク リー
ト中に配 筋さ れ た場 合 (タイ プABD )に は安 定し た耐 力の増 加が見ら れ,
変 形 能力の面で も有効に働くこ と が わ かっ た。
ま た くい周一
137
一
び
君
Pト
ト
ト
一
叩 釦 ¶等
L
T −‘
一 ao 5D 占O JV δ(et
)一
“
AVI AYnBFig
.
14 Load−
Displacement Diagram 〔TypeA ,
AV I,
AV ll and B)P〔
略
1v
ら
一
ノロー
5じ一
5:F−
q冂/
L2
麟
:
:
ヘ
コFig
.
15 Load・
Displacement Diagram (Type BD,
LAB I,
LAB 皿and AB ) PLt
、
5u7b 十苫
01510.
ρ
:葛貢
.
1 [ 卓 を 5 ‘ o 測7
κ
コ 1冂一
/D−
950−
4匚一
5一
田
一
{
BD SB 50 甜’
6.
用
撹
彦
.
一
1570−
z う一
Ω
一
S へBD−.
■
.
.
B 幻Fig
.
16 Load・
Displacement Diagram 〔Type BD,
SB,
SABD and B> F(t/麿
1
ズ
「
l
tt.
.
・
”
”
’
f 占。e“
り・
’
I
Fig
.
1ア Load・
Displacement Diagram(Type BD,
BDS )一138−.
一
7P匚t }
mI
Fig
.
18 Load−
Disp[acement Diagram(Type ABD >辺の立上 げ筋とス パ イラル筋の 併 用 (タイ プB)は耐 力上昇は少ないが
,
安 定し「
た復 元 力 特 性 を示し た。一
方,
基 礎 寸 法が2.
5D と小さ い場 合 (タ イ プSB ,
SABD
) の結 果で は同 様の 補 強 に より標 準 寸 法3.
OD の 場 合 と 同等な耐 力と変 形 能 力が確 保で き,
ま たのみ込み を浅く し.
た場 合 (タ イ プBDS )で も最 大 耐 力は 1/2に減 少し たが,
急 激な耐 力低 下 を生 ずることな く安 定し た変 形の 増 加が見ら れ る。 (2) 亀裂 発生 と崩壊 形 最 大 耐 力 時の亀 裂 発生状 況の一
部を Fig.
19に示す。・
リング筋に より補 強 した試 験 体の うち急 激に耐 力低 下し たもの (.
タ イ プA ,
LABI )で は リング筋にそっ た亀 裂が顕著に見ら れ, 崩 壊 形がB部の すべ り破 壊で あるこ と が わ か る。一
方, 立 上 げ筋とス パ イラル筋で補 強し た 場 合 (タイプB
)で は くい中 心 を通 り加 力 方 向に直 角 な亀裂がや や見られ るが, 放 射 状の亀裂 発 生が特 徴とい え る。
補 強 筋 をすべ て組み合わ せ た場 合 (タイ プABD,
SABD
}は この よ うな放 射 状の亀 裂が基 礎 底 全 面にわ たっ て現れ て お り, の み込みが浅い場 合 (タイ プBDS ) につ いても 同様であっ た。
これらの亀 裂はリング筋の み を配 筋し た場 合に見られ た円 弧 状の亀 裂と ち がい,
荷 重 増加と と もに順 次 進展 した もの で,Fig.
4のb
(また は c},d
, お よびe(また はf
) が組み合わされ た 亀 裂 発 生 と なっ『
どいる。
この よ う な亀 裂に よ り大き く2つ に分 割 さ れ た断 面と それ ら を連結する部 位は Fig,2, Fig.
3に 示し た耐 荷 機構のA
部, B 部, T 部にそれ ぞれ対 応 し てい る と考え ることがで きる。
3.
3 耐 力 評 価 式の適用 各 試 験 体につ い て各 部 耐 力を算 定し, 終局耐 力 評 価式 を適用し た。 解 析 結 果をTable 3に一
覧 表で示 す。
解 析 結果 は各崩 壊形 が単独に生ずる と して算 出し て お り,
そ れ らの最小 値が 各 試 験 体の終 局 耐 力 と な る。
タ イプD か らABD
で は くい に よ る耐 力が 最 小 値 を 示 す が,
タ イ プBD で局 部 座 屈が見ら れ た ほ か は,
と く に くい に変 化はな く,実 際に は終局耐 力を決 定し て いない。
し たがっ て,
く い に よ る耐 力 を除 外し た場合の最小 値に下線を 付Load
(Tvpe
A) ⊂Type B) (Type
ABD )
隣
L
_
⇒L
己
’
/ γ 1 ピ磯
\ \「
Back繊
や
丶
Sldb Fr竃 ⊂Type しAB[) Fig
,
19 (Type SABD ) Crack Patterns望
Back (Tvpe BDS )Table 3UhimateStrength Declded byFallureMode
(unit :t )
Faほ ure
Mode aPiIePart A bShear
.
,
一
CBending 9Domi隠 nt
肇2Min
,
Tes1 BendlngPartdefhdefBeari Mod 日 ValueReSultSpecimen B
,
TT SlonShearB dingS 凵pTensionShearBer 匠1i冂
9A 25
.
525527.
025.
718.
755.
741.
854.
756.
0 h 18,
719,
0 AV 【 25、
526.
027.
727.
519.
544.
448,
541.
755.
7 h 19.
321.
0 AV囗 25.
528.
652.
551、
222.
450.
160.
O48.
857.
2 h 22,
4240 B 25,
320.
252.
229.
521.
825,
855.
441.
ア 39.
7bd20.
220,
0 D 25.
525,
727.
547.
528.
755.
557.
192.
956.
5abd25,
721.
0 BD 25.
5 廻 52,
451.
151.
765.
56B.
695.
540.
0abd30,
1 強 23.
8 CD 25.
324.
925.
74 ア、
02 ア.
755.
555,
492,
854.
4abd24.
926.
5 ABD25,
357,
051.
550.
851.
口 83.
567.
795,
558.
8abeh51.
02 ス5 AB 56.
150.
151,
ア 29,
621,
650.
554.
145.
158,
4 h 21.
622.
0 LABI56143.
170.
672.
629,
5102.
19D.
142,
46g h 29.
5550 LABn56,
141.
574.
5 ア5.
830.
733,
919 ア.
142.
49,
4 h 50、
755.
4 SB 51、
01 ア、
224.
525,
819.
621.
454,
155.
256,
0bd1 ア.
217.
8 SABD51、
051925,
940.
928.
559542.
ア 76.
154.
9be25.
9297 BDS51.
024624.
064725.
494.
495.
2142,
24.
1bdehg23.
416.
1ff1
,
The fricti【}n fac電or (μ)appli θd for th5s caIculation ls O.
4.
燕2
,
Minimum value in the faiIure modes other tha冂 a (underlined in each row )m3
.
Local buckiing of the s 童eel pipe piIe was observed,
し て解 析 上の終 局 耐 力 とし, 終 局 耐 力 を 決 定し た崩 壊 形 お よ び近 傍の値 を 与え る崩 壊 形 を解 析 欄に示した
。
解 析 よ り得られた終 局 耐 力 と崩 壊 形は上 述の実 験 結 果 とよ く 対 応して お り, 崩 壊 形の考え方お よび耐 力 評 価 式 が 妥 当 なもの で あ る こ と が わ か る。
と く に本研究に て新た に取 り扱っ たA部のせ ん断 降伏とB部の すべ り破 壊にっ い て は (4)式と (9)式によ り十 分 評 価でき ること が わ かっ た。 リング筋 単 体の効 果を検 討す る た めの試 験 体が多い こ と か らTable
3で はh
の すべ り破 壊で耐 力が決 定さ れ るケー
スが 多く見ら れ る が,
前 述し た よ うに主 筋を配 筋 す れ ばこ の破 壊 性 状は改 善され るた め,
支 配的な 崩壊形 はA
部の せ ん断 降 伏とT 部の 引 張 降 状との組み合わ せ で あ る とい え る。一
方A部,
B 部の曲げ降伏を伴う崩 壊 形は形 成し難い こと が わ かる。
終 局 耐 力につ い て実験 結 果と解析 値をFig,
20 に示す。
の み込 み が ユ.
OD の場 合は くいに局 部 座 屈が見 られ た タイ プBD
,3
回の繰 返 し載 荷 後の最大 耐 力であ る タイ プABD
お よび 試 験体に 不 良か所 が 見 ら れ た タ イプD
を除い て ほ ぼ よ く 対 応 し て い るが, 0.
75D の の み込みの タイプ BDS は解析 値と 実 験 値との差が や や大き く, のみ込み が浅い場 合の耐 力 評 価 式の適 用に はさ らに検 討が 必要である。
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between Test Results and
§
4.
結 論 の み込み形式の くい基礎 接合部につ い て想 定さ れ る崩 壊 形 を包括 的に取 り上げ,
各々の崩壊 形につ い て終 局 耐 力評価式を誘導し た。 鋼管くい基礎に関 する…
連の実 験 結果か ら,
既往の研究に見ら れ た崩 壊 形に加え て新た に 加力前面 部の せ ん断 降 伏,
加 力 背 面 部の すべ り破 壊 等の 破 壊モー
ドを考 慮し たこ の終 局 耐 力 式は,
の み込み深 さ 1.
OD の場 合に対し て工学 的に十 分な精 度で各 種の補 強 を し た くい基 礎 接 合 部の終 局 耐 力を評 価し得る ことお よ び加 力前面部の せ ん断 降 伏と連 結 部の引 張 降伏 との組み 合わ せに よ る崩壊 形が終 局 耐 力上支 配 的である こと が わ かっ た。
また従 来の 基礎 寸法 を あ まり変えずに適 切に補 強す ることによ り鋼 管くい を含む曲 げ 耐 力の大 きな既 製 ぐい に見 合っ た耐 力と変 形 能 力をもつ く い基 礎 接 合 部の「
設 計が可 能で あ り, 主 筋と リング筋, 立上 げ筋, ス パ イ ラ ル筋 等 を組み合わせ た補 強 方 法は耐 力 上の累加 効 果 が 見 ら れ,
かつ 靱 性 向 上に有 効で あること が わ かっ た。
し か し,
の み込みが 0.
75D の場 合につ い て は実 験値と解 析 値の差 が や や大 き く,
また試 験体も1
体と少ない こと か ら,
さ らに十 分な検 討が必 要 で ある。
謝 辞 本 研 究 を進める に当た り,
東 京 工 業 大 学 鈴 木 敏 郎 教 授 よ り貴 重な御 助 言 を 頂いた。
こ こ に深 く感謝の意を表し ま す。 本 実 験は (株 〉日建 設 計, 住 友 金 属工業 (株 ), テイエム技 研 (株 )および住 倉 鋼 材 (株 )の共 同 開 発に より,
住 友 金 属工業 (株 ) 中 央 技 術 研 究 所 波 崎 研 究セ ン タに て実施 さ れ た もの であ る。 参考 文 献 1) 日本建築セ ンター
編 :地震 力に対する建 築 物の基 礎の設一一
140
一
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6,
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UDC:624.155:624. 1S4 :624. 078. 4
ULTIMATE
STRENGTH
AND
DEFORMABILITY
OF
STEEL
PIPE
PILE
FOOTING
CONNECTIONS
by HMEAKIKIRIHARA,
Nikken
Sekkei
Ltd.,TOSHIOMAKINO, Sumitomo Metal
Industries,'Ltd.;
HIDEAK{TANAHASHI,Nikken SekkeiLtd.,and Dr. HIROSHI
AKIYAMA, Assoe. Prof. of Universityof Tokyo, Members of A.I.J
Ultimate strength and deformabilityof the footingconnections ef steel pipepilesembedded infootingcencrete
have
been
examinedby
adopting peripheralreinforcingbars
such as ringbars,
spiralbars,
and verticalbars.
It
is
shown that the connections candevelop
preferablebehavior
when peripheralbars
aredisposed
adequately together with main bars.Based on the experimental results,failure
modes of the connections are introduced in-clusively and ernpiricalformulas
for
the ultimate strength arederived,
which may enabie a more rationalearth-quake resistant