【諭 文】 UDC ;624
.
074.
43:624.
04 日本 建 築 学 会 構 造系論文 報告集 第 364 号・
昭 和 61 年 6 月薄 肉
変
断 面
理
論
に
よ
る
塔 状 錐 形 殻
の
弾 性 解析
正 会 員 高畠
秀
雄
* §1.
序 電 力需 要が増 大 する中で,
市 街 地に建 設さ れる送 電 鉄 塔に対する美 観の向上 と用地の節 減が問 題とな っ て き て いる。一
方,
災 害 時におい て送 電 鉄 塔 を安 全に確 保 する た め に,
鉄塔の構 造 耐 力を高め ること が要 望さ れてきて い る。
ま た, 災 害 時にお け る 送 電 鉄 塔の 早 急 な 建 設 を 容 易にする ための プレハ ブ化が検 討され てきてい る。
送 電 鉄 塔に対 する これ らの 問 題 を解 決す る方 法 とし て,
山形 鋼や パ イ プに よ る従 来の鉄 塔に代え て,
円形ま た は多角 形の断 面か ら な る錐 形 殻を用い た塔 状 鋼 構 造の 利 用が検 討さ れてきて いる。 し か し,
こ の方 面の研 究は ま だ少な く,
実施 設 計に十 分 利 用さ れるまで に は確 立さ れていない の が現 状である。 中で も,
塔 状 錐 形 殻に横 力 ま た は ね じ りモー
メ ン トが作 用した と きの,
軸 方 向 力,
せん断 流,
変位,
およ び ねじり角に対する基 本 的な設 計 公 式が不 可 欠で あるが, 現 状に お い て は確 立され てい な い。 錐形殻を折板 構造 とし て解 析する方 法に は,
構 造 力 学 的 手 法,
フー
リエ級 数によ る 解法,
選点法,
有限要 素法,
ファ イ ナ イ ト シグメン ト法等の理論が 提 示 さ れて い る]])。
し か し,
送 電 鉄 塔の よ うに,
断 面 径に比し材 長の長い構 造 物に対し て は,
そ の 力学 的 性 状が棒 材 的である ことか ら15},
上 述し た理 論 よりも薄 肉 断 面 材の理 論がよ く合 う と一
般に いわ れて いる。 本研究の 目的は,
送 電 鉄塔の ような,
断 面 径に比ぺ て 材 長の 長い塔 状 錐 形 殻が,
重 心 軸 上の任 意 点に静 的 な横 力ま た は ね じリ モー
メ ン トを 受 けた際の軸 方 向 力, せ ん 断 流,
変 位,
お よ びね じ り角に対する弾 性 解 析 解を,
薄 肉断 面 材の理 論 を用い て提 示 し, 次に, それ らの解 析 解 を 円錐 殻,
正四角 錐 殻,
正8角 錐 殻に適 用して,
設 計 公 式と力 学 的 性 状を提 示する ことにある。
な お,
本 論 文で用いる錐 形 殻は,
薄 肉で構 成される変 断 面 構 造 物の総 称と し て広 義に 用いて お り,
シェ ル理論 で解か れ る場 合の み に限定し ない。
§2.
仮 定 解 析に際し次の仮 定を と る。 (1
) 錐形 殻は母 線が直 線で構 成さ れ る2
軸 対 称 断 面 で あ る。
(2 ) (3 ) (4) (5 ) 錐形殻の断 面 径は材 長に比べ て小さい。
錐 形 殻の 肉厚は形 状 寸 法に比較して薄い。
微 小 変 形・
微 小ひずみが成 立する。 断 面変形は生 じ な く,
曲げに よ る せ ん断 変 形は 無 視で き る。
(6 ) 荷 重は重心軸 (せ ん断中心線 )上 に作 用す る静 的な集 中 荷 重で ある。
§3.
錐 形 殻の幾 何 学 的 基 礎 錐 形 殻は Fig.
1に示 すよ うに, 肉 厚中心線に 沿っ て の母 線が材 軸 線 上の 1点に交わ る直 線で構 成さ れ る2軸 対称 断 面か ら な る薄 肉 閉 断 面で あ る と定 義する。
また,
錐 形 殻の断 面 寸 法は材 長に比 較し て小さいと仮 定す る。
座 標 軸 x, y, z 軸はFig.
1に示す よ うに設 定す る。
x 軸は断 面の重心 (せ ん断中心)を 通 り,
x 軸の原 点は 錐 形 殻の 母 線の交 点に とる。
y軸お よび x 軸は 断面の 主 軸にと る。 座 標 軸 x の値に よ り決 定さ れる直 交 断 面 内の 肉 厚 中 心線上に座標 u を設 定す る。 座標 u の原 点は,
常にあ る特 定の母 線 上に設 定す る。
一
般に錐 形 殻で は,
曲 率 線の弧の接 線と,
x 軸と直 交 す る横 断 面 内の板 厚 中心線 」:の座標 u の な す周 弧とは一
致しない 。 こ こ に,
曲 率 線 とは,
文 献 16}に よ る微 分 幾 何 学 上の定 義に よる と,
曲面 上の 1つの曲 線 がその上の 任 意の点で主 曲 率 方 向の接 線 を もつ と きの 曲線である。
したがっ て, 錐 形 殻が回 転 面で ない限 り, 座標u は錐 形 殻の曲 率 線 と一
致し ない。
い ま, 周 弧 上の曲 率線の弧 の接 線と, 周 弧 との な す角 を,Fig.
2に示 すよ うに,
δ x 〆 Z 1 金 沢 工 業 大 学 教 授・
工博 (昭和 60 年 8 月 5日原 稿 受 理 ) “on YFig
.
1 Tapered doub且y・
symmetric thiR−
walled rods.
で表示す る。 角 δ は 2軸 対 称な横 断 面 と対 称 軸 y お よ び2 軸との 交点上で は
,
常に零で あ り,
また,
円 錐 殻 の場 合に は,
回 転 体で ある か ら,
母 線の長さ は常に等し い の で,
δ=0
が常に 成 立 する。Fig.
2に示す よ う に,
周 弧と角 δ を なす 曲 率 線 上に 作用 する単位長 さ 当 たりの 母線方 向の軸 方 向 力をが,
曲 率 線 方 向およ び 母線 方 向の単 位長 さ当たり のせ ん断 流 を t* と 表 示する。
また,
周 弧 上の単位長さ当た り の母 線 方 向の軸 方 向 力 をp,
せ ん断 流をt
と表示 す る。
いま,Fig.
2に示す微 小な三角形要素に外力 が作用 し て いない と仮 定すると,
こ の微 小な 三角 形 要 素に対す る 母 線 方 向お よ び曲 率 線 方 向の力のつ り合い条 件か ら, 次 式の関 係が得ら れ る。
IP*
− 2
・tanδ + 。ゐ
≒ 。器
δ…・
……・
…
(・.
ユ)t
*=
t・
一
・
・
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt・
…
r・
・
・
・
・
・
・
…
(3.
2) 通 常の構 造 物で は角 δ は微小であ る か ら,
式 (3.
1)の 下線の項は省 略で き る。
§4.
横 力による曲 げ 送 電 鉄 塔の静 的 問 題で は,
荷 重は主に架 線の位置に集 中し て作 用する の で,
集 中 荷 重の場 合が問 題と な る。一
方,
風 荷 重お よ び地 震 荷 重の よ うな分 布 荷 重に対して は,
集 中荷重を総和する ことに よ り容 易に拡 張で き る。
そこで,
塔 状 錐 形 殻に,
Fig.
3に示 す よ うに,
横 荷 重 Psお よ び p。が集 中 荷重 と して,
重心軸上 (せ ん断 中心 線 )に作用 す る 場合を考え る。
こ こ に,
横 荷 重 ρu は x=
Xy の距離に作 用す る y軸 方 向の 外 力 成 分で ある。 ま た, 横荷重 p。は, x=
Xz の距離に作 用す るz 軸 方 向 の外 力 成分で あ る。
荷重 Pyお よ び ρ〜 は,
座 標 軸の正 方 向に作 用す る と き を正と定 義 する。 横 荷重 Py及び Pi に よ る曲げモー
メ ン ト 鵺,
Mz お よ び せ ん 断力Qy
,
Q
。 は そ れぞれ次の よ うに与えら れ る。
My ; p!x−
Xz)Mz ;
P 試x−
Xy)dMz
Qy
=
石=
P・dMy
Q2
=
dx
=
ρz こ こ に,
(Xt≦ x≦ x。) (Xy≦x≦ Xo).
〔Xy≦x≦XD) (Xz ≦ x ≦ Xo)・
・
・
…
(4.
1)・
・
・
…
(4.
2) 曲 げモー
メ ン トMy ,
M
。お よび,
せ ん断 力Qy
,
Qz
の正 方 向は, Fig.
4に示す よ うに定義す る。
曲 げに対 して断 面の平 面 保 持を仮定す る と,
材軸線x 方 向の曲 げひずみ εx は,
επ
=−
iPy2
一
φ2望ノ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
…
(4
.
3) で表さ れ る。
こ こ に,
砺お よ び φz は そ れ ぞ れ 〃軸お よ びz 軸回 りの曲 率で ある。
錐形 殻の母線 方 向の ひずみ ε と 材軸線 方 向の ひずみ ε x と の間に は
,
Ax2
(1
+ε)2=
(1
十εx) ZAx :十tan2di
・
Ax
! COS2 ψ orossFig
.
2Relations between p*,
t虚and
p
,
t.
y
悔
・Fig
.
3 Bendingby
transverse loads.
・
・
一・
・
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一一…
(4.
4) の 関 係が成 立す る。
こ こ に Ax は材 軸 線x の微 小長
さ を 示 す。
い ま,
ひずみが微 小であると仮 定すると,
次 式 の関 係が得ら れ る。 ε=
εxCOS2 ψ・
’
”・
’
…鹽
”曁
’
”t・
・
…・
………
(4.
5 ) =一
(φ 竪z+ φz・
.
y)cos’
ψ…・
・
…・
・
…・
・
…
…・
(4.
6
) 母線に垂直な断面に作用す る母線 方向の軸方 向力 が は,
P*=E8
ε・
・
・
…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
…
(4.
7) で与え ら れ る。
ここ に,
s(x,
u)は錐形 殻 の肉 厚であ り,
一
般に x と u の関 数で あ る 。’
周 弧上の 母 線 方 向の単 位 長 さ 当 た りの軸 方 向 力 p は,
式 (3.
1),
(4.
6),
(4.
7} よ り次式と な る。
P
=−
E8 (φy2 +φ2y )cos2 ψcos δ・
’
…・
…・
(4.
8
) この軸方向力 p に よる断 面の曲げモー
メ ン トMy
お よ一
69
−一
一
び
M
。 は 咋〆
… Sψ・du
M
.・
=
fp
・・sip・du
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
…
一・
〔4,
9) で与え ら れ る。
式 (4.
8) を式 (4.
9
)に代入 し,
断面軸y
お よび z が主 軸で あ る こ と に留 意すると, My=−
E為φり・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4.
10)M
.=− Eliilz
が得られ る。
こ こ に, 断 面2次モー
メ ン ト1
』,
L
は 次 式 で定 義さ れ る。
・y−
f2
・C・S・ψ・ ・S・・(X,
・U)du ・x−
∫
・IC ・S・ψ・ ・Sδ蜘 )du
・
・
一
(4.
11
)1 通 常の構 造 物ではtapering angle ψが小 さ く,
かつ , 角 δが小さ い ことか ら, 断 面 定 数に お ける下線の 項は 近 似 的に 1とみなせ る。 よっ て,
・y÷∫
・・s(・・,
岫 ・.
÷か
・(x ,・u)du
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4.
ll
): 式 (4.
8
),
(4.
9
)よ り,
単 位 長さ当た りの軸 方 向 力p は次 式で与え ら れ る。
得ら れ る。Gy
÷イ
・ ・d
・Gz
÷一
ム
・d
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
…
一…
(4,
16 )2一
方,
断 面が対 称 軸 を 持 ち,
かつ,
t。の分 布が断 面 内で対 称で,
u=
0の 点を t。=
0とな る対 称 軸上に と る と き,
不 静 定せ ん断 流 tは生 じない。 この と き,
せ ん 断流t
(X,
U)は…
榊・
・
…
樋・
・
・
…
(4、
ユ7} と な る。 もし,
u=
0の 点 を 上 述 以 外の点にとる とき,
不 静 定せ ん断 流 tが生じ,
せ ん断 流 tは ・一
・[
馳
+老
払]
gq
亀麺
亜・
・
…
(4,
12
) 等 断面材に対して は,
ψ=
δ・
=
O
と な る か ら,
式 (4.
12) は既 往の 式 と一
致 す る。
次に,
曲げに よ り生じ る単 位 長さ当た りの せん断 流 tdx
を求め る。 錐 形 殻の微 小エ レ メ ン ト・
du
におしナ COS ψ る 母 線 方 向の つ り 合い式 は,
その微 小エ レ メ ン トに外 力 が作 用し ない場合, 近似 的に次式で表せ る。籌
・
C・Sψ・罸
一
・…・
・
…・
……・
一 ・
……
(・.
13} p が既 知の と き,
t(x,
u)の一
般 解は t〔x,
u)=
to(x,
u)十t(x)・
t−−t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4.
14) で与 え ら れ る1 ) 。 こ こ に,
t。(x,
u)は静 定せ ん断 流であ り,
t(x)は u=O
にお け る せ ん断 流 を 表 す 不 静 定せ ん 断 流で あ る。 静定せ ん断流 t。は式 (4.
12) (4.
ユ3)より 次 式で与 え ら れ る。
t・
一
知
・争
・.…・
・
…・
…・
…………・
…・
(・.
15 ) こ こ に,Gy
お よびGz
は次式の よ う に定 義さ れ るeGy− 一
∬
・ ・C・S・ψ・ ・S…du
G・一一
f
, ” ySC ・S・ψ・ ・Sδ・du
・
・
・
・
…
(4.
16)1・
・
・
…
(4.
18) と な る。 こ こ に,Gy
およびG2
は,
せ ん 断 弾 性 係 数G
が全 断 面で一
定で あると仮 定す る と,
次 式で与え られ る1酷
幾
・傷
宗
… 一
一 次に,
横 力に よ り生じ る塔 状 錐 形 殻の材軸線の横た わ み v および w の計 算 式 を求め る。
曲 げに よ る せ ん断 変 形を無 視する と,
曲率 病 および φ2 はd2w
φ。
=
dx2
・
…
tt・
・
・
・
・
・
…
t・
・
・
・
…
tt・
…
tt
・
・
・
・
…
(4.
20
)d2v
φ・
=
扉 と表せ る。 ここ に変 位 v および w は,Fig.
4に示す よ うに, y方 向お よ び z 方 向の 変 位を表す。 式 (4.
20) に式 (4.
1
),
(4.10
)を用いる と,
横た わみ v および w の微 分 方 程 式が 次の よ うに求め ら れ る。
d
’ w p /x−
Xt) dげ E為・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt
(4.
21)d
’ v Py(x−
Xs)dx2
E右QMyYV
Mx
Qz
ZW
断 面2次モー
メ ン ト に対する計 算と同様に,Gy
お よ びX
G
.に お け る下 線の 項 を 近 似 的に 1とみ なす と,
次 式が Fig.
4
Positive directions of M.
,
隅,
乢,
Qy,
Q.
,
v and w.
とこ ろ で
,
断 面2次モー
メ ン トIyお よ び Jzは,
母線が 直線で構 成さ れ る変 断 面において は,
後 述す る よ うに,
x の 3乗の関 数であ る。 よっ て,
断 面2
次モー
メ ン トIy
お よび ムはIy
=
叫
….
……….
『
.
…_ ……….
.
.
.
.
(、.
22) 1』;
x31。
、 と表 示でき る。 こ こ に,
ん お よ び ム は x に独 立で,
断 面の形 状の みで決定さ れ る。
式 (4.
22 )を式 (4.
21)に 代入 す る と,
変断 面に対す る横たわ み v お よ び w の微 分 方 程 式は次の よ うに な る。
窒
一
妾
[
計
劃
…一 …・
…
(4.
23)農
一一
註
[
歩
一
劃
式 (4.
23)iの一
般 解は,w
−
… +C2・麦
(
1・x +騫
)
・
・… 41 と な る。
積 分 定 数CI
お よびC
,を固 定 端での境 界 条 件 w =O at x = Xodw
〔固定 端)…・
(4.
25 ) =O
at コc= Xodx
に よ り決 定す る と,
たわ み w が求ま る。
同様な操 作 を v に つ い て 行う と,
た わ み ω およ び v に対する計算 式 は次 式と な る。
・一麦
[
(
9
−
1)
(
1譱
・毳)
・峠
]
v−一
瓮
臘
一
1)
(
1−
Xy Xy 2x。 + 2x)
・嶝
]
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4.
26) な お,
比 較の た め,
等 断 面に対す る た わ み.
ω の式を示 す と・
一
諾
(
1−
t
)
!(
z
・咢
)
……・
…・
…・
…・
(・27
) と な る。 こ こ に,
‘は材長 を 示 し,
座標軸x の原 点は自 由 端に とっ てい る。
§5,
ね じ り ね じり中 心を x 軸 (せ ん断 中心)とす るねじ り モー
メ ン トMx が,
錐 形 殻の任 意 点に作 用す る場 合を考え る。
対 象と す る構 造 物の tapering angle ψ は一
般に小さい ことか ら,
反り の x 方 向の変 化 は 無 視で き る と 近似す る。 こ の近 似を用いる と,
薄肉閉断面棒の 反 り拘束が あ る場 合のねじ り の 支配 方 程式 は一Mx −
・・{
鴛
一E
・誰
…一 ・
一 一
(・・
1) と な る。 ね じ リ モー
メン ト鑑 の正 方 向は x 軸の右 回り を正と して定 義し て い る。
いま,
ね じ り モー
メ ン トMx
は錐 形殻の負の面 (x が増加 し て い く面と は反 対の面 ) に作用 して い る の で,
ね じり モー
メ ン トMx
は一
Mx で 表示す る必 要があり,
式 (5.1
)の左 辺の 雌 の負符 号 に留 意 され た い。
ね じり剛 性 」 お よび反 り抵 抗r
は次 式で与え ら れ る。 ・一
§
価
+参
テ
孝
’ …
(52 )・
一
〆
圃 8d ・…一 ・
…・
・
………・
・
(… ) こ こ に,F
は 座 標 軸 x か ら錐形 殻に下し た垂 線の長さ r によ り,
次式で定 義され る。
’
f
・d
・一
・戸・
…・
・
…一 ・
…・
…・
・
…・
…・
……
(… ) 変 断面で は,F
は コ:の値に よ り決 定さ れ る直 交 横 断 面の板 厚 中心線で か こ ま れ る面 積よ り は小さ い。 また,
St.
Venant
の ね じ り剛 性は,
肉 厚が断 面 径に比 較して 小 さい こ と か ら,
通常 無 視できる。
一
方,
反り関数 ep(u)は せ ん断 中 心に関する単 位反り 関 数であ り,
次 式で与えら れるe)。
ψ(u)= φs
一
φ→一
ψo・
・
・
・
・
・
・
…
.
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5
.
5) こ こに, φε およ び φは・・s
=
薄
∬
_
. _
、5.
、,φ
イ
伽 で定 義さ れ る。 ep。は u=
0にお け るOfu
)の値を表し, u=
0点を横断 面 の対 称 軸に と る と,
ep。=0
と な る。
そ れ 以 外の と き は,
¢ oは 反 り が拘 束され る た めに生 じる 軸 方 向の断 面 力が零であ る という条件よ り, 次 式で与え ら れ る。f
(¢一
¢。
)・ ・du
舮∫
・du
・
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5.
7 ) 変 断 面材で は,
ね じ り剛性」 お よび 反り抵 抗r
は,
各 種 断 面の項で後 述 する よ うに,
そ れ ぞ れ,
x の 3乗お よ び 5 乗の 関 数で ある。
よっ て,
次 式の ように,
x と断 面の形 状によ り定 まる定 数 項と を分 離して表 示す る。 」=
xSJ−
・
…
∵・
・
・
・
・
…
一・
…
一一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5.
8) F=
xsr 式 (5.
8
}を 式 (5.11
に代入 す る と, 反り拘 束の ある場 合のねじ り角 θcaEuler
型の 微分方 程 式で与え られ る。體
一
嬬
一
農
………・
………
・・… こ こ に,
λは次式で定義さ れ る。
・
一
厩
………
…・
・
tt……・
・
…一
… 1・・ 式 (5,
9)の一
般解 θ は,
一 71 一
・一
告
[
・・+・txfii ・・・…一
,、12≡
,、。]
・
噛
9…
9・
・
・
…
『
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5,
1ユ) と な る。
こ こ に,
β,お よび β、は次 式で与え ら れ る。
1
:
一
卸
・i
− …………・
………
・512 ・ 積分定 数C
、,C
,,
C
,は次の境 界 条 件よ り決 定さ れ る。
θ=Od
θ 石=O
dZ
θ五
广 o atx=
x。 (固 定 端 )……・
・
(5.13
) at x= Xo ( 〃 }・
・
・
・
・
…
(5.
ユ4} atx = x 。 (自 由 端 )・
……・
(5.
15> よっ て,
次 式 を解くことに より,
Ci〜
C3が求まる。
[
i
識
轟
]
[
li
]
112一
λ2 ⊥2x
言 ユ 誘1xz
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
…
(5.
16) 薄 肉 閉 断 面 棒で は, 反り抵抗r
は ね じり剛 性 丿 に比 較 して著 し く小さい。
し た がっ て,
式 (5.
10>の λ は 大き な値とな り,
式 (5.
12)の β1 お よ びβ2 も大き な値 を とる。
こ の た め,
式 (5.
16)の解法は, 数 値計算に特 殊な技 巧 をし ない限り困 難にな る場 合 が ある。
そこで,
β、と β2の値の共役 性に着目して,
近 似 式 を以下 で提 示 する。
β,お よび β、が そ れ ぞ れ 正 ま た は負の大 きな値 をと る こ とに着 目す る と,
式 (5.
1ユ)の Cs に対す る係数 灘β2 の値は, β,の負 符 号の ため,
τβ2≒x一
λ ≒0
と近似で き る の で,C3
は無視で き る。 よっ て, ね じ り角θ は・
・
・
…
幽
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
…
t−・
・
…
(5.
17) と近 似 的に表され る。
こ こ に, δは次 式で定 義され る notation である。
S
−
(
S
)
1
隣
:
;
一 ・
・
・
・
………
(・・
18・ な お,
等断 面に対す る 式 (5.1
)の解は,
周 知の ように,
・
一
蕩
[
・(・+ sinh器
轟
号
h凝]
…
一・
一
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
・
…
(5,
19) で与えられ る。 ここ に,
x は自由 端 より測り,Z
は材 長 を示 す。
錐 形殻の断 面 形状が円 形 ま たは特殊な 矩 形の場 合, 反 り抵 抗r
が無 視で き る。
そこで,
F =0
に対す るね じ一
72
一
り角 θ の支 配 式は,
噐
一一
籌
・
歩
一 …・
……・
・
・
……・
…・
…・
・・・
… とな る。
上 式の解 θ は,
境 界 条 件 式 (5.
ユ3)を 用いる と,
(厂=
0の場 合 )…・
(5.
2ユ〉 となる。 同 様に, 等 断 面に対す る 厂=0
の場 合の ねじ り 角 θ は座 標 軸x の原 点 を 自 由 端に と る と次 式で与え ら れる。
・一
{
/
t
[−
x+1
ユ(r=
=
・ の場 合 )…・
・
一 ・
(・.
22) な お,
式 (5.
21)は式 (5.
17)よ り求め ること も で き る。
す な わ ち,
厂 が J に比べ て小さ く な る と,
λお よ び βが大き くな る か ら,
式 (5.
17}に こ れ らの 関 係 を 用い る と式 (5.
21)が求め ら れ る。
ま た, 式 (5.
21
)か ら式 (522
)へ の移 行はAPPENDIX
1
に示す。 §6.
塔 状円錐 殻に対す る 計 算 式 本 章は,
Fig.
5に示す よ う な塔 状円錐 殻に対す る計 算 式を提示す る。円錐 殻で は
,
曲 率線と周 弧とは常に一
致する から,
δ=
0となる。
断 面の肉厚 s{x,
u)は周 方 向に一
定と す ると,
x のみの関 数にな る。
断面の肉 厚 中心線の極 座 標 を r,
φで表 示する と,
断 面の諸 定 数は 次の よ うに表せ る。
r
=
xtan ψ z=
rsin φ y=
rCOS φ
Iy=lz.
=
x31,1=
=
Srrtan
諸ψ
Gy=
x2・
Gv,
Gy=
stan2 ψCOS φGz
=
=
X:・
Gz,
G〜
=−
Stan!
ψsin φGs・・GiO
J =
x3J,
J =
ε2πtan3ψ,
r・
・
O・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一…
(6.
1) 横 力Py
お よ び 往 に よ る曲げ モー
メン トに よっ て生d
じ る軸 方 向 力 p およびせん断 流 tは
,
式 (4.
12)(4.
18) より次 式で与えら れ る。
hH
…
一・
・
pr
(6.
2),
(6,
3
> 曲 げによ り生 じ る横た わみ ω お よ び v は, 式 (6.
1) で計 算 される断 面 定 数 を 用 駐ると,
式 (4.
26)より計 算 さ れ る。
一.
方,
ねじ り に対して は,
反り抵 抗1
「=O
で あ る か ら, ね じり角 θ は式 (5.
21)より計 算さ れ る。
上 述の 塔 状 円 錐 殻に対する計 算 式を用い て,
力学 的 性 状と解の妥 当 性を数 値 計 算に より明 らかにする。 いま,
円錐 殻の数値デー
タ は次の値にと る。 (形状 ) 高さH
(m ) 底面の半 径 ro=
0,
5m一
ヒ面半径/底面半径 n;O,0.2,
0.
4,
0、
6,
O
・
8・
1−
b
(荷重)
ρ2
=
ltρy
=O H
荷 重 高さ Xo−
xセ;H
数 値 計 算 結 果ci
,
Fig.
6−
10に 示 すe 単 位 長 さ 当 た り の軸 方 向 力 p お よ びせ ん断 流t
, た わ み w, ね じ り角θ はいずれ もtapering angle ψが小さ く な る程,
等 断 面の 結 果に近づ くこと が分る。
また、
そ れらの力 学 的 性 状は 錐 角に大 き く影響 される。 し たがっ て,
変 断 面 材に等 断 面 材の計 算式 を使 用す ること は,
錐 角が小さい場 合で も 大き な危 険側の誤差を生じ ること が分る。§
7.
塔 状 角 錐殻に対す る 計算式 本 章で は,Fig,
ユ0
に示す よ う な 矩形 断 面を有す る塔h
百
1.
0
0、
5
0
1
2
塾H
Fig
.
6 Pmax一
ψrelations.
3
h
百
1,
0
0
.
5
1
.
0
0
。.
5
5
Tmax
(t) Fig.
7 Tmmズ ψ relations.
0
1.
o
O.
5
2
1
)驫
駅 SnOhb 陀 ゆ W89 臼o
)誌
階 釧 SnO.
hh 陀 ψ■
θ1
9 且 日3
(XIO >一 73 一
X
Z
Fig
.
10 Tapered recta皿gular thin・
walled rods.
o 状 角 錐 殻に対する計算式 を求める
。
次の よ うに, notation を とる。
Sl,
s ::al辺および α 2辺の それぞれの周 方 向に一
様な肉 厚 帆 ψz :y=
0およびz1e を通るそ れ ぞ れの 母 線とx 軸との な す角 角 錐 殻に対する断 面 諸 定 数を以 下で求め る。 ま ず,
断 面2次モー
メ ン トlyおよび ム は,
1・; xS
!
y_.
.
.
.
_.
.
.
,
.
.
.
.
.
.
__.
_.
_.
.
_.
(7.1
) 右=
x3 ∬a と表され る。
こ こ に,Iy
S よ び 1.は次 式 とな る。i
.・
一
告
・an ・ 砺[tana … + ・ta・th・
Sl]L
一盞
鴎 [瞬・
・1+ ・t
・・a ・
s・]・
…
凾
幽
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7,
2 )Gy
お よびG
。の 計 算に おい て, 座 標 軸 u の原 点 をFig.
10に示す よ うに,
Gy につ い て は点 Oiに,
G。
につ いて は点02
に設 定 すると,
対 称 性 より不 静 定せ ん断 流 の計 算が不 要 とな る。 (んお よ び Gz はG
・’
=
x ’9
・ ____.
.
_.
_.
_.
__.
.
.
_
(7.
3)Gz=
x2Gz と表さ れ る。
こ こ に,Gy
お よびGz
は断 面の形 状に の み 依存す る断 面 定 数で あ り, 次の値 を とる。
i
. : Gy=
2s、で1
tanψtanψを (AB
区間,
CD
区 間 )G
.十
S・
・an 吻・妥
・a翩 於 1)]
鋤 (BC 区 間) ・ y一
ト
・鋤一
書
・anUt47 ’−
1 )]
tandit(DA 区 間)・
・
・
…
(7.
4) 否がC
.
一
[
一
・,ta・…号
・an 岬一
1)]
脚 (AB 区 間 )G
。=− 2s27
tan
ψ1tanda
(BC
区 間, DA 区 間 }Ga−
[
・・tan
砥一
号
剛 ・y2
− 1
)]
t
・・Wh
(CD
区 間1
一
74
一
こ こ に,
7
および2 は無 次 元 化し た座 標 値で ある。
_
yy=
厨・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
…
(7.
5)2
=
亙 α 2 次に,
ね じ り 剛性J
を求め る。
断 面の重心か ら 各 側 面に下し た垂線の長さr は,
al・・辺 ; F7 ・ ・sda
……・
t・
・
…・
……・
(7.
6) α2al 辺 : r
ニ
7cosG
で与え ら れ る か ら,
式 (5.
4)で定 義さ れ るF
はア
ー
咢
三[cosG 十COS ψ2]・
・
…・
…・
……・
…
(・・
7) と な る。
等断 面に 対 して は,
cosda=
cosgbt=
1となる か ら, F は閉断 面の板厚 中心線で囲ま れ る面 積に な る。
ところ で, al お よび a2 は at=2
」じtan
ψ2…
P・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
9・
・
(7.
8 ) a2= 2x tanψ1 で与え ら れ る よ うに x の関 数で あ る。
よっ て, 式 (7、
8) を式 (7.
7)に代入 し,
式 (5.
2) を計 算すると,
ね じ り 岡IP駐Jt
よ, 」=
=
コじ3」・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
…
マ
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7,
9) と書 ける。
こ こ に,
J は断 面の形 状に のみ定ま る断 面 定 数で あり,
次の 値を と る。
−
4Sttan2ψl tanψ2[cosdii 十cosili]2 J
=
[
a2−
82 十一
al 8■]
…一 ………・
…・
…………
(7.
10) い ま,
矩 形 断 面が 正 方形 断面で かつ,
肉 厚 s が Sl=
St=
・
s の と き,
式 (7.
10
} は 次 式 と な る。
J =8s
tan3
ψi cos !da・
・
……・
…・
・
・
…
…・
…
(7.
11 ) 次に,
反り抵 抗r を求め る.
反 り抵 抗F
は式 (5.
5
) で定義され る反り関 数 ψを式 (5.
3)に代入 す る と求ま る。 こ の反り関 数の計 算におい て,
断 面の重心 か ら各 側 面に下 し た垂 線の長さ r を式 (7.
6
)の よ うに,
錐 形 殻 と し て計 算す ると,
r は複 雑な 式 と な り 実 用的で ない。
そこで,
通 常の構 造 物で は tapering angle ψが小さ い こ と か ら,
式 (7.
6
>に お ける cos ψの影 響を無 視で き る と 仮 定 する。
する と,
垂 線の長さ r は横 断 面 内にあ る とみ なせ る か ら,
反り抵 抗 r は等断 面に対す る 既往の 結 果 を用い て,
r −
aiα;(α需
鬻
〜
軍
・
・
一
(・・
12 ・ と表せ る。 上 式 を式 (7.
8) を 用いてコcの関 数で書 き表 すと,
r
= xSr− …一 ……・
……・
・
…………・
…
(7.
13) と な る。
こ こに 厂 は次の値を と る。r −
4
.
tan2偽tan2吻[tanth’
Si +ta
暗 ・・] 3 [tan啗s1 十tan
ψ毎8z] 2.
[tana ’
s・’
tanWh’
・・] 2.
.
…….
….
.
(,.
14} も し,
断 面 形 状が a]s2=
α!sI・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
・
・
・
・
…
tt・
・
…
(7.
15) の関 係 を 満 足 す る と き,
1「=
0とな る。
今考え てい る よ う な薄肉 閉 断 面 材につ い て は,
反り抵 抗F
は ね じ り 剛 性J
と 比較 し て は る か に小さい こ と,
さ らに,
式 (7.
15) の関係が 成 立 し や すい ことか ら判 断 して,
近似的にF
=0
と計 算でき る。上 述の断 面 諸 定 数を用い て
,
塔 状 角 錐殻に対す る計 算 式 を求めると次の ように な る。
曲げによ る軸 方 向 力 p は式 (4.
ユ2}よ り と なる。 こ こ に βは次の値 をと る。
COS2di , β=
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7.
・
16) β=
[
鴫
・・S明
耄 COS!
ψ、
(α1辺)[
1
+(
f
・ ・S明
甚 (a、辺1
……
(7.
17
)一
方,
せ ん 断流 tは式 (4.
17)よ り次 式で与え ら れ る。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7.
18) 曲 げに よ る横た わ み v お よび w は式(4.
26)で求ま る。 ね じリ モー
メ ン トに よるね じ り角 θ は,
反り抵 抗r
キ0
の断 面につ い ては,
式 (5.
11)また は近 似 式 (5.
17)に よ り求 まる。
反 り抵 抗F
≒0の断 面につ い て は,式 (5.
21) で求ま る。
上 述し た塔 状 角 錐 殻に対する計算式 を用い て,
解の妥 当性と力 学 的 性 状を数 値 計 算に よ り明ら かにする。 角 錐 殻の数 値デー
タ は次の値を と る。 (形 状)高さH
(m ) 正.
方 形 角錐,
肉 厚 s=一
定 底 面の長さ α 1≡
α 2=
lm 上 端長 さ/下 端 長さn=
・
O,
0.
2,
0,
4,
0.
6,
0.
8,
1.
0 (荷 重 ) Pπ
=
ユtPy=0
荷 重 高さ Xo−
x.≡H
数 値 計 算 結 果は
Fig.
11−
14 に示す。
単 位長
さ当たり の軸 方 向 力 ρ およ びせ ん断 流t
, たわ み w,
ね じ り角 θ tapering angle ψ との関 係は, ψ が 小さ く な る程等
断 面 に近づい て い る。
また,
それ らの 力 学 的 性 状は, taper.
h
一
H
彑
H
hH
1.
0
05
10
0 、
5
10
O
.
5
0
1
2
匝 日 Fig.
11 Pmax一
ψrelations,
3
0
5
Tmax
(t) Fig,
12 rmaズψ「elations、
O
1
2
w
(晶
) Fig,
13 M!一
ψrelations.
h
百 h百
1.
o0.
5
o
1.
。O、
5
1 2θ
・
(偏
) Fig.
14 θ一
ψrelations.
3
(XIO)0
1
2
e ・
(磊
) Fig.
15 θ一
ψreLations.
3
(x10 )ing
angle に 大 き く影 響さ れ る。Fig.
14 のね じ り角 θ は 式 (7.
15)の関 係が成 立する 場合の断面 で あ り, 反 り抵抗r
=0
で あ る。
い ま,
断 面 形 状 を a2/α1=
2/1
で肉 厚 s が一
定で あ る断 面と す る と,
反り抵 抗r
≠0
とな る。
こ の 断 面に対す る数値計算 結果 をFig,15
に示す。
結果はFig.
14の場 合と同 様に,
錐 角が小さ く な る程,
式 (5.
19
)で与え られ る等 断 面の 結果に近づ くこと が分る。 §8.
塔 状正8
角 錐 殻に対 する計 算 式Fig.
16
に示す よ う な塔状正8
角 錐 殻を考え る。 肉 厚 は周 方 向に一
定と仮 定す る。
正8
角 錐の幅b
お よ びh
, は次式で与え られ る。
b
=2x tanAh1
−9
・・n・”鹽
’
…
”… ’
’
’
’
”… ’
(8」 ) こ こに,
角 輌 は 正8
角 形の 各辺の 中 点を通る母 線とx 軸との な す角であ る。 正8
角 錐 殻に対 する断 面 諸 定 数 を以 下で求め る。
ま ず一 76 一
xFig
.
16 Tapered ocmngular th川一
waned rods、
最初に
,
断 面2
次モー
メ ン トIy
お よ びJ。は ∬=1
』=1
.;
xS∬・
………・
・
…・
…・
(8.2
) で与え られ る。
こ こ に, ∬は次の 値 をと る。
∬=
3.
503stan3 ψb・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(8.3
) 次に,Gy
お よ びG2
の 計 算におい て, 座 標 u の原点 をGy
につ い て は点0
,に,
Gz につ い て は点 0,に設 定 す る と,
対 称 性より不静 定せ ん断流の計算が不 要とな る。
よっ て,Gy
お よ びGz
は式 〔7,
3
)と同 様にGy
= ・x2G ._
・
・
一・
凾
幽
一・
・
一・
・
・
・
…
7・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(8,
4 )Ga
; x’G2
で表さ れ る。 こ こに,G3
お よ びGz
は次の値を と る。 否s :G
。=−
s tan2偽[−
Lo857 +o.
08579 22] (AB 区 間 )Gy
=−
stan2 ψ{−
1.
1213十 〇.
1213乏z] (BC
区 間,
HA
区 間 )Gy=
s tan2ψbb〔0.
4142 訓 (CD
区 間,
GH 区 間 )Gy
=−
stan2 ψb[1.
ユ213−
O.
1213乏2] (DE
区間,
FG
区 間)Gy
=−
stan2G
匚1.
0857−
O.
08578万2] (EF
区 間 )it
:G
。=−
stan2A [0.
41422 ] (AB 区 間,
EF 区 間 )G
τ=−
8tan2 ψb[1.
1213−
O.
1213Y2 ] (BC
区 間,
DE 区 間)G
。=−
stanta [1.
0858− 0,
08S79T
] (CD
区 間>G
。=−
8tan2 輒一
1,
1213+0.
1213す 2 ] (FG 区 問,
HA 区 間 )G
。=−
s tan ’ ψb[−
1.
0858+0,
08579 ず](GH
区 間 )…
tt・
・
…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(8.
5) こ こ に・
y
・’斎
z
z=
−
次に, ね じ り 剛性J
を求め る。 断 面の 重 心か ら各 側 面に下 し た垂線の長 さ r は,
r
・
・
9
・・s蜘・
一 ・
・
……t…一 ・
…・
……・
・
…
(8.
・) で与え られ る から,
式 (5.
4)で定義 さ れ るF
はF =4
δんlcos ψビ…………・
…………・
……
(8.
7 )と な る
。
等 断 面で は,
COS 媽=
1とな る か ら,
F
は板 厚 中心線で囲まれ る面 積に等し く な る。
よっ て,
ね じ り剛 性 J は,
」
=
x3J,
.
∴ ∴___.
.
_.
__.
.
_.
_.
_…・
(8.
8)h
で与え ら れ る。
こ こ に,
J は次式と な る。
H
J =
6.
627 s tan’Wh
cOs ’ 〜Wh
・
・
……・
……一
(8.
9) 薄肉 閉 断面棒で は 反 り抵 抗r
は ね じり剛 性 J よりは るか に小 さい こ と,
お よ び 正 8角 形 断 面は円 形に近い こ と か ら, 近似的に r=
0とおけ る。 上 述の断 面 諸 定 数 を用い て,
塔 状 正8
角 錐 殻に対す る 計 算 式を以 下で求め る。
曲げに よる軸 方 向 力p は式 (4.
12)よ り と な る。
こ こ に, βは次の値を と る。 β一
[
1+・ ・S・gbb(
f
)
2]
号………
(8.
10
} (AB 辺,
EF
辺) β一
[
1+・ ・s・・bb(
9
)
2]
’,
(
CD
辺 ・・ 辺) β一
[
1+・・・…−
le
・・…・ … s・ ・bb
(
訓
号 (BC 辺,
DE 辺 ) ・一
[
1+』
・…b。・A
・・…・ … s・ ・
a
,(
訓
弖 (FG 辺,
HA 辺)………・
…・
………・
(8.
11}一
方,
曲げに よ る せ ん断 流 tは式 (7.
18)で与え ら れ る。 た だ し,
断 面 諸 定 数は正8角 錐の断 面 定 数 を使 用 す る。
ま た,
曲 げによる横た わ み v お よびw は式 (4.
Z6) で与え ら れ,
ね じ り モー
メ ン トによるねじ り角 θ は式h
一
H
1.
0
0
.
5
0
1
2
Pnmax
T
Fig・
17 Pmx一
ψrelatiens,
.
3
h
一
口冂
h一
H冖
1.
0
0 .
5
1.
O
O
、
5
o
5
丁「max (t)Fig
.
18 Tmax一
ψrelations.
0
1.
。0.
5
1
2
w
(轟
,) Fig.
19 W一
ψrelations.
0
1 ラ2S
旧61
陥 釧 Fig,
20 θ一
ψrelations.
3
(XIO )一 77 一
(5
.
21) より計 算 される。
塔 状 正 8角 錐 殻に対する解の妥 当 性と力 学 的 性 状 を, 数 値 計 算に より明らか にする。正8角 錐の数 値デー
タは, 次の値を と る。 (形 状 ) 高さ H (m > 底辺の最 大 幅b=
1m 上 端 長さ/ 下 端 長さ n±O,O.2、0.
4,0.
6,
0,
8,
1,
0 (荷 重 ) Pz=
lt Py=
0 荷 重 高さ Xo一
晦三H
数 値 計 算 結 果はFig.
17〜
20に示す。
塔 状 正 8角 錐 殻 の場 合 も前 述の円 錐 殻,
角 錐 殻と同 様に,
錐 角が小さ く な る程 等 断 面 棒に近づく。 §9.
結 論 送 電 鉄 塔に利 用され るよ うな, 断 面 径に比べ て材長の 長い 2軸 対 称 断 面の塔 状 錐 形 殻 が,
重 心 軸 上の任 意 点に 静 的な横 力また はね じ り モー
メ ン トを受けた際の軸 方 向 力,
せ ん断流
変 位,
お よ び ね じ り角に対す る弾 性 解 析 解が, 薄 肉 断面材の 理論を 用い て提 示 さ れ た。 次に,
円 錐 殻,
矩 形 角 錐 殻,
正8
角錐殻に対す る計算式を示し,
数 値 計 算によ り解の妥 当 性が保 証 され, 変 断 面 材の力 学 的 性 状が等 断 面 材と著し く異な ること が 明 ら かに さ れ た。 これらの解析 解は,
山形 鋼 やパ イプによる従 来の鉄 塔に代わる錐 形 殻か ら な る塔 状 鋼 構 造 を設 計する際に必 要 不 可 欠な式であり,
変 断 面の設 計に十 分 利 用さ れ る と 考え ら れ る。 今 後,
本 研 究 を 有 限 変 形お よ び動 的 問 題に 拡 張し た設 計 式 を 提 示し た いと考え て いる。
謝 辞 本 研 究 を ま とめ るに当た り,
金 沢工業 大 学の和田宏幸,
大 塚 洋和,
有 田繁 博,
渡辺真 康 君の卒 業研究 生の献 身 的 な協 力を得た。 こ こに記し謝 意 を表する。
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