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2. 普 及 啓 発 (1)パンフレット CATV ホームページを 活 用 した 普 及 啓 発 (2) 耐 震 関 連 イベントの 開 催 (3) 地 域 危 険 度 マップの 公 表 (4) 不 動 産 取 引 に 伴 う 耐 震 診 断 に 関 する 説 明 義 務 の 周 知 (5) 耐 震

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第3章 耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策

1.基本的な取組方針

・建築物の耐震化は、自助・共助・公助の原則を踏まえ、その所有者(以下「建物所 有者」という。)によって行われることを基本とします。 ・区は、耐震化について幅広い情報提供を行うとともに、国や東京都、関係団体と の十分な連携のもと、円滑な耐震化を促進する環境を整備していきます。 ・区は、国や東京都と連携のもと、公共性または緊急性の観点から必要がある場合 に、財政的支援を行います。 (1)建物所有者の主体的な取組み ・建築物の耐震化の促進に当たっては、自助・共助・公助の原則を踏まえ、まず、建 物所有者が自らの問題であり、かつ、地域の問題であることを認識し、主体的に取 り組むことが不可欠です。 ・地震による建築物の被害及び損傷が発生した場合、自らの生命と財産はもとより、 道路閉塞や出火など、地域の安全性に重大な影響を与えかねないという認識のもと、 耐震化に取り組む必要があります。 (2)地域・事業者・関係団体等との連携 ・建物所有者、地域、民間事業者、建築関係団体及び行政等は密に連携し、適切な役 割分担のもと、地域全体の耐震化に取り組む必要があります。区は、区内建築物の 耐震化率向上への機運の醸成を図るとともに、建物所有者が円滑に耐震診断及び耐 震改修等を実施することができる環境を整備していきます。 (3)行政による支援 ・区は、建物所有者の主体的な耐震化への取組みを支援するため、耐震診断及び耐震 改修に関する基本的な知識や最新の技術、税制上の優遇措置など幅広く情報提供を 行います。 ・区は、国や東京都と連携のもと、公共性または緊急性の観点から必要がある場合に、 財政的支援を行います。 図 3-1 基本的な取組方針のイメージ 協働・連携 自助 共助 公助 【建物所有者】 自らの問題として耐震化に取組む 【地域、事業者、関係団体等】 地域全体で耐震化を促進する 【行政(国・都・区)】 建物所有者の耐震化を支援する

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2.普及啓発

(1)パンフレット・CATV・ホームページを活用した普及啓発

(2)耐震関連イベントの開催

(3)地域危険度マップの公表

(4)不動産取引に伴う耐震診断に関する説明義務の周知

(5)耐震改修促進税制の周知

(6)東京都と連携した啓発活動の実施

(7)効果効率的な普及啓発の展開

大地震に備えて自らの生命や財産を守るためには、建物の安全性を確保することが 大切です。区は旧耐震基準の建物所有者等に建物の耐震化を促すために、さまざまな 意識啓発や知識の普及を行います。 (1)パンフレット・CATV・ホームページを活用した普及啓発 地震の危険性や耐震診断及び耐震改修等に係る助成事業等に関するパンフレットや CATVを通じて、耐震化の重要性についての意識啓発に努めます。これらのパンフ レット等の内容はホームページにも掲載し、あわせて建築物の耐震化に係る各種情報 に到達できる設定にするなど、インターネットを活用した啓発も行います。 また、耐震化について気軽に関心を持てるよう、イラストを利用したパンフレット や映像資料等を活用し、よりわかりやすい耐震関連の情報発信を実施します。 (2)耐震関連イベントの開催 建物所有者の自主的な耐震化を促進するため、耐震化の重要性や必要性をテーマと したセミナーの開催や耐震改修工法の展示等を内容とした核となる普及啓発事業を検 討します。また、建築関係団体と連携して、建築防災週間などの各種行事やその他区 が開催するイベントの機会を活用し、相談会等をきめ細かく開催します。 (3)地域危険度マップの公表 建物所有者自らが耐震診断及び耐震改修を実施していくためには、自身が住んでい る地域の地震に対する危険性を十分に認識していることが必要です。このため、区は、 東京都による地震に関する地域危険度測定調査18等を活用し、地震に関する地域の危 険度を公表することにより、住民や建物所有者に対して耐震診断及び耐震改修の普及 啓発を図ります。 18 東京都震災対策条例第 12 条の規定に基づき、下記の目的でおおむね5年ごとに地震に関する地域の危険度を科学 的に測定調査するもの ・地震に強い都市づくりの指標とする。 ・震災対策事業を実施する地域を選択する際の参考とする。 ・地震災害に対する都民の認識を深め、防災意識の高揚に役立てる。

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図 3-2 地域危険度マップ

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19 (4)不動産取引に伴う耐震診断に関する説明義務の周知 宅地建物取引業法に基づく重要事項説明の際には、「耐震診断の有無」を説明する ことが義務付けられています。このことについて、区ホームページや耐震関連イベン ト等を通じて建物所有者への周知を図ることにより、自主的な耐震診断の受診や耐震 改修の実施を促進していきます。 (5)耐震改修促進税制の周知 一定の耐震改修工事を行った場合、税制上の優遇措置として所得税の控除や固定資 産税及び都市計画税の減免があります。また、これらの優遇制度について、区ホーム ページや耐震関連イベント等を通じて建物所有者への周知を図ることにより、経済的 な負担感の軽減を図ります。 (6)東京都と連携した啓発活動の実施 区は、東京都と連携しながら、耐震改修工法及び装置についての展示会の開催や、 マンション耐震化促進事業として旧耐震基準のマンション所有者やマンション管理者 等に対して、耐震化に対する助言やパンフレット配布等による啓発を強化します。 また、東京都主催の耐震キャンペーン等の耐震に関連するイベントのPRや、東京 都耐震マーク表示制度について、耐震改修を実施した建物所有者に対して制度利用を 呼びかけます。 図 3-3 東京都耐震マーク (7)効果効率的な普及啓発の展開 耐震化に関する情報や知識、補助制度の案内などが必要とする方にいきわたるよう 事業のPR や情報発信の方法等について継続的に研究し、潜在的な耐震改修需要の掘 り起こしに努めます。 その一方で、耐震改修助成制度の利用者より、改修工事に至るまでの経緯や動機等 を聴き取り、その内容を分析することで利用者層を絞り込み、効果効率的な普及啓発 を実施します。

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3.環境整備

(1)耐震化相談窓口の充実

(2)身近な耐震診断技術者の養成

(3)自主防災組織との連携

建物所有者等が耐震化に取り組みやすいように、相談窓口を充実するとともに、耐 震診断を行う技術者の養成や自主防災組織との連携などを通じて、地域全体で耐震化 を促進するよう環境の整備をすすめます。 (1)耐震化相談窓口の充実 建築物の所有者等の耐震診断や耐震改修等に対する技術的な疑問に答えるとともに、 経済的な負担軽減へのアドバイスを行うため、耐震化相談窓口の充実を図ります。 ・耐震診断及び耐震改修等の助成制度の案内 ・耐震改修に関わる優遇税制措置の案内等 ・耐震改修工法や費用等の相談対応 ・リバースモーゲージ(資産活用型耐震改修融資制度)の案内 ・その他の地震対策情報 (2)身近な耐震診断技術者の養成 区民が安心して住宅・建築物の耐震化を行うためには、信頼して相談できる設計者 や建設業者が身近に存在することが大切です。 耐震化の最初のステップである耐震診断を行うためには、専門家でも一定の資格が 必要であることから、区内の建築士や施工者の技術力向上を支援します。 (3)自主防災組織との連携 より一層の耐震化の促進には、地域を挙げての耐震意識が高まることが重要です。 災害時の避難や消火活動に大きな役割を果たす自主防災組織や、その母体である町 会・自治会等と連携し、耐震に関する勉強会等の開催を支援していきます。

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4.建築物の耐震化

区は国や東京都との連携を図りながら、公共性または緊急性の観点から必要がある場合 に、建物所有者等が行う耐震診断や補強設計、耐震改修工事等に対する助成など財政的支 援を行います。また、防災上重要な区有建築物は活用にあわせて耐震化を図っていきます。 (1)住宅の耐震化 ■住宅の耐震診断、補強設計及び耐震改修工事等に対する助成 地震による被害を最小限にとどめるために、一定の要件を満たす昭和 56 年以前の 住宅に対して耐震診断、補強設計及び耐震改修工事等にかかる費用の一部を助成しま す。また、助成内容や耐震化重点地域の見直しを実施します。 ■マンションの耐震診断、補強設計及び耐震改修工事等に対する助成 一定の要件を満たす昭和 56 年以前のマンションに対して耐震アドバイザー派遣、 耐震診断、補強設計及び耐震改修工事にかかる費用を助成します。また、助成内容 の見直しを実施します。 なお、制度の利用を促進するために、区主催のマンション管理セミナーやマンシ ョン理事長等連絡会等の機会を活用し、耐震改修に関わる優遇税制やリバースモー ゲージ等の紹介も含めた総合的なPRを実施します。 さらに、東京都とも連携しながら、マンション管理組合等への耐震化に関する周 知とはたらきかけを展開していきます。

(1)住宅の耐震化

■住宅の耐震診断、補強設計及び耐震改修工事等に対する助成

■マンションの耐震診断、補強設計及び耐震改修工事等に対する助成

■耐震診断から耐震改修への誘導

■木造住宅密集地域に対する助成

(2)民間特定建築物の耐震化

■民間特定建築物の耐震診断に対する助成

■要緊急安全確認大規模建築物に対する支援

(3)緊急輸送道路沿道建築物の耐震化

■特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化に対する助成

■一般緊急輸送道路沿道建築物の耐震化に対する助成

(4)防災上重要な区有建築物の耐震化

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22 ■耐震診断から耐震改修への誘導 耐震診断の結果、倒壊の危険性が高いと判定された建物については、耐震改修工事 が実施されるよう、区は継続して働きかけを行います。 また、耐震化事業の相談者に対してはフォローを徹底し、希望者へは訪問相談を行 うなど、きめ細やかに利用を勧奨します。 さらに、耐震診断助成利用者に対してはダイレクトメール等を通じて、最新の助成 制度や工法、イベント等について情報提供を行い、耐震改修への誘導を図ります。 ■木造住宅密集地域19の耐震化 密集住宅市街地整備促進事業の事業地区内20にある建築物については、建替えによ る耐震化及び不燃化を積極的に促進します。その他の木造住宅密集地域における防災 上重要な道路の沿道建築物は、地域の防災性向上のため、建替えによる耐震化及び不 燃化を促進します。建替えが困難な建築物については、安全性の確保を優先し、耐震 改修等による耐震化を促進します。 (2)民間特定建築物の耐震化 ■民間特定建築物の耐震診断に対する助成 耐震改修促進法に規定される特定建築物の所有者は、自ら耐震診断を実施し、必要 に応じて耐震改修を行うよう努めることが重要です。区では、こうした取組みを支援 するため、耐震診断にかかる費用の一部を助成します。 ■要緊急安全確認大規模建築物に対する支援 耐震改修促進法附則第3条に規定する建築物について、区は、国及び東京都等と連 携し、当該建築物の所有者等に耐震診断及び耐震改修を促すとともに、国による耐震 診断及び耐震改修への助成事業「耐震対策緊急促進事業」を案内します。 19 老朽化した木造建築物が多く、道路や公園等の都市基盤が不十分であることなどから、地震火災等により大きな被 害が想定されている地域。本計画においては、密集住宅市街地整備促進事業の事業地区及び東京都「防災都市づく り推進計画(平成 28 年 3 月)」に定める整備地域(下記)をいう。 ・浅草北部地域:浅草 3∼7 丁目、今戸 1・2 丁目、清川 1・2 丁目、千束 3∼4 丁目、日本堤 1・2 丁目、 橋場 1・2 丁目、東浅草 1・2 丁目、三ノ輪 1 丁目、竜泉 3 丁目 ・荒川地域のうちの台東区部分:根岸 5 丁目 23∼25 番街区 ・千駄木、向丘、谷中地域の台東区部分:根岸 2 丁目 1∼15・19∼23 番街区、上野桜木 2 丁目、 谷中 1 丁目 3∼7 番街区、谷中 1 丁目、谷中 3 丁目 1∼23 番街区、谷中 4∼7 丁目 20 台東区密集住宅市街地整備促進事業地区は、谷中 2、3、5 丁目地区(平成 32 年度まで)及び根岸 3、4、5 丁目地 区(平成 28 年度まで)の 2 地区をいう。(平成 28 年 3 月時点)

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23 (3)緊急輸送道路沿道建築物の耐震化 ■特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化に対する助成 特定緊急輸送道路沿道建築物については、東京都と連携し、建物所有者に対し個別 訪問や啓発文書の送付等を通じて耐震化をはたらきかけるとともに、耐震診断、補強 設計及び耐震改修工事等にかかる費用の一部を助成します。 特定緊急輸送道路沿道建築物は、耐震診断が義務付けられていることから、受診指 導を徹底するとともに、引き続き、原則として診断費用の全額を助成します。 補強設計及び耐震改修工事等については、助成内容の充実を図り、特に倒壊の危険 性が高い建築物(Is 値 0.3 未満相当の建築物)に対しては、より重点的な支援を行 います。 ■一般緊急輸送道路沿道建築物の耐震化に対する助成 一般緊急輸送道路沿道建築物についても、東京都と連携し、建物所有者に対し啓発 文書の送付等を通じて耐震化をはたらきかけるとともに、耐震診断、補強設計及び耐 震改修工事等にかかる費用の一部を助成します。また、小規模の建築物を中心に各助 成内容の充実を図ります。 (4)防災上重要な区有建築物の耐震化 耐震化が未実施の施設については、活用にあわせて耐震化を図っていきます。

参照

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