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第
126
号
理事長挨拶
理事長 関口 慶也 事業主様・加入員様・受給者様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げ ます。 さて、ここまでの厚生年金基金を取り巻く状況については、すでにマスコミ等の報道や当基 金発行の当紙面およびホームページ等での情報発信で、すでにご承知かと存じます。またご不 安もあろうかと存じます。つきましては一言ご挨拶申し上げます。 これまでを振り返りますと、当基金では、いままで運用委員会・理事会・代議員会の審議を 経て、基金存続の方向で決議をしてまいりました。その第一の施策として、加入事業所様にお いては掛金の引き上げによるご負担をお願いさせていただき、平成25年4月から実施いたし ました。さらに同時の施策として、受給者の方々を含む給付削減をお願いすることも決議いた しました。 しかし、熱心なる議論を経ての給付削減の決議ではありましたが、いざ詳細な実行計画立案 に取り掛かる前に、平成24年2月24日に初めて新聞報道がなされたと記憶しておりますが、 AIJ問題が発覚いたしました。 その後、それを契機として厚生労働省は旧民主党政権下で、基金制度に係わる「有識者会議」 を四月から開催しました。平成24年7月にまとめられました有識者会議の提言では「基金制 度の存廃については両論併記とし、議論を深めていく」という結果でしたが、辻前厚生労働副 大臣の「一律廃止」の方針が平成24年9月に報道され正に晴天の霹靂でありました。 平成24年11月から基金制度に係わる「専門委員会」がスタートしておりましたが、その 後の12月の衆議院の解散総選挙の結果、自民党への政権交代が行われ、田村新厚生労働省は 就任の記者会見で「健全な基金は残す」と発言をし、当基金としては安堵したことでありまし た。ところが「専門委員会」において2月に発表された意見集約では「健全基金の要件を平成 31年3月末に代行部分積立金の1.5倍の現物資産の保有」という、あくまで実質廃止とも いえる結果となりました。これは大変なことです。 それ以後、自民党厚生労働部会の了承、4月閣議決定、その後衆議院厚生労働委員会・本会 議での可決を経て、参議院厚生労働委員会・本会議で可決され6月19日に法案が成立しまし た。何にしても、基金サイド、特に受給権者に対する意見聴取や配慮は一切なく、性急に決め てしまったのはいかがなものでしょうか。受給権者の財産権の侵害にはならないのでしょうか。 ここで5年後の存続については高いハードルが出現しましたが、存続を決している以上、まず は『関東六県は存続に向けた努力をしていかなければならない』と思います。またその過程で、 形態・制度が変わろうとも、加入員や受給者のためにはもちろん、電気工事業界の団結のため にも「関東六県電気工事業」の看板は掲げ続けたいと切に思います。 最後になりますが、引き続き情報収集・検証・検討を進めていく所存でございますので、よ ろしくお願い申し上げます。 -2-平成 24 年度基金決算のお知らせ
平成 25 年 9 月 25 日に開催されました第 91 回代議員会で、当基金の平成 24 年度決算及び監 査報告が第 5 号議案として、議決承認されましたので、その概要をお知らせいたします。 (なお詳細な決算書等については基金ホームページ【財務報告⇒決算報告書】に掲載いたしま す。閲覧にはID・パスワードが必要です。)年金経理
【年金の給付や掛金の徴収、年金資産の運用損益などを処理する会計】■損益計算書 ■貸借対照表
平成 24 年 4 月 1 日~平成 25 年 3 月 31 日(単位:百万円) 平成 25 年 3 月 31 日現在 (単位:百万円) 費用勘定 収益勘定 資産勘定 負債勘定 科目 決算額 科目 決算額 科目 決算額 科目 決算額 1.経常収支 1.純資産 給付費 3,237 掛金等収入 2,431 流動資産 541 流動負債 98 移換金 115 政府負担金 169 固定資産(時価) 28,735 支払備金 1,324 離 婚 分 割 移 換 金 2 運用収益 3,483 計 29,276 計 1,422 運用報酬等 168 2.負債 業務委託費 30 責任準備金 33,504 運用損失 0 責任準備金(プラスアルファ部分) (4,263) その他 1 最低責任準備金 (28,159) 計 3,553 計 6,083 最低責任準備金調整額 (1,082) 2.特別収支 計 計 33,504 特別支出 0 特別収入 17 3.基本金 繰入金 0 受入金 1 基本金 5,837 基本金 187 計 0 計 18 ( 繰 越 不 足 金 ) (5,837) ( 別 途 積 立 金 ) (0) 3.負債の変動 ( 当 年 度 不 足 金 ) ( 4 , 1( 0 ) ( 当 年 度 剰 余 金 ) ( 1 8 7 ) 最低責任準備金調整額増加額 2,697 責任準備金(プラスアルファ部分)減少額 338 計 5,837 計 187 最低責任準備金減少額 777 総合計 35,113 総合計 35,113 ■平成24年度財政検証結果:継続基準 (純資産額+許容繰越不足金)/責任準備金=0.98 計 2,697 計 1,115 ※基準値1.00を下回ったため掛金の見直しが必要 4.基本金および総合計 ■平成24年度財政検証結果:非継続基準 繰 越 不 足 金 処 理 金 779 当 年 度 不 足 金 0 a 純資産額 / 最低積立基準額 =0.54 当年度剰余金 187 b 純資産額 / 最低任準備金 =0.98 計 966 計 0 ※bが基準値1.05を下回ったため要回復計画の再作成 総合計 7,216 総合計 7,216 -3-業務経理・業務会計
【基金の業務運営に必要な経費を処理する会計】■損益計算書 ■貸借対照表
平成 24 年 4 月 1 日~平成 25 年 3 月 31 日 (単位:千円) 平成 25 年 3 月 31 日現在(単位:千円) 費用勘定 収益勘定 資産勘定 負債勘定 科目 決算額 科目 決算額 科目 決算額 科目 決算額 事務費 57,417 掛金収入 75,648 流動資産 75,495 流動負債 30,194 代議員会費 2,086 雑収入 3,764 固定資産 161,607 基本金 161,608 繰入金 7,841 当 年 度 不 足 金 0 繰延勘定 30 繰 越 剰 余 金 40,813 雑支出 7,551 当 年 度 不 足 金 0 当 年 度 剰 余 金 4,517 当 年 度 剰 余 金 4,517 計 237,132 計 237,132 計 79,412 計 79,412業務経理・福祉施設会計
【基金福祉事業(慶弔金・見舞金・祝金・契約旅館宿泊補助金)にかかる経費を処理する会計】■損益計算書 ■貸借対照表
平成 24 年 4 月 1 日~平成 25 年 3 月 31 日 (単位:千円) 平成 25 年 3 月 31 日現在(単位:千円) 費用勘定 収益勘定 資産勘定 負債勘定 科目 決算額 科目 決算額 科目 決算額 科目 決算額 補助金 555 業 務 会 計 か ら の 受 入 金 6,925 固定資産 20,000 基本金 20,000 福祉給付費 6,230 計 20,000 計 20,000 雑支出 140 計 6,925 計 6,925第 91 回代議員会にて議決されたその他の議案
第 1 号議案 規約の一部変更について 事業所の任意脱退が承認されました。(イガラシ綜業㈱:茨城県)) 第 2 号議案 平成 24 度事業報告について ※決算報告とともに基金ホームページに掲載 第 3 号議案 基金規約の一部変更について(財政運用等の見直しに伴う変更) 平成24年1月31日付で「厚生年金基金の財政運営について(通知)」が一部改正され たことに伴い、変更を行うものです。 第4号議案 財政運営規程の一部変更について(非継続基準) 非継続基準のうち、最低積立基準額に対する必要積立比率は平成25年3月末決算から 引き上げられ、平成29年3月末以降決算は1.0になりますので、変更を行うものです。 -4-平成 24 年度資産運用について
平成 24 年度運用については、修正総合利回りはプラス13.68%となりました。運用委託 会社ごとの委託割合および実績は、決算書類とともに基金HPに掲示(財務報告⇒年金資産運 用)いたしておりますのでご参照ください。 3年間の修正総合利回り 平成22年度 平成23年度 平成24年度 0.22% ▲4.06% 13.68%平成 25 年度資産運用について
平成25年3月11日開催の理事会にて下記のとおり運用方針を見直し平成25年度からス タートしています。直近の運用委託会社ごとの委託割合および実績は基金ホームページに掲載 し毎月更新しています。1.見直し内容
①「掛金率の引上げと給付削減実行後」に、今までのような運用リスク(大きなマイナス運 用)を回避する。 ②特に代行部分は、国の運用(年金積立管理運用独立行政法人)と同じ運用をして、いわゆ る代行割れリスクを極力小さくする。 ③流動性・換金性・市場状況を勘案しつつ、既存の運用を見直ししていく。 ④上記①~③を、運用基本方針兼運用指針として制定する。 2.運用基本方針兼運用指針
・・・・・・基金ホームページに掲載しております。(財務報告⇒年金資産運用) 3.政策アセットミックス
公的年金の一部を代行していることを踏まえ、負債特性に応じて、年金積立金管理運用独立 行政法人(GPIF)の運用に追随することを目指す「代行部分」と、それ以外の「上乗せ部 分」に分け、それぞれの政策アセットミックスを策定する。 【代行部分】 資産名 資産構成割合 (中心値) 国内債券 67% 国内株式 11% 外国債券 8% 外国株式 9% 短期資産 5% 合計 100% ■上表についてはGPIFの現行基本ポートフォリオを記載。 ■ファンドによる拡張運用(債券 5 倍)を含め、GPIFの運用に追随することを目指す。 -5-【上乗せ部分】 資産名 資産構成割合 許容乖離幅 (中心値) 下限値 上限値 国内債券 0% 0% 0% 国内株式 18% 13% 23% 外国債券 8% 3% 13% 外国株式 11% 6% 16% オルタナティブ投資 63% 58% 68% 短期資産 0% 0% 5% 合計 100% - - 【リバランスルール】 ■上表の政策アセットミックスを長期的に維持すべき運営上の中心値とし、時価変動等によ る資産構成割合の乖離は、上表で設定する許容乖離幅の範囲内において許容するものとする。 ■当基金は、政策アセットミックスと実際の時価構成割合を四半期末毎に確認する。その上 で、上表で設定する許容乖離幅を超えている場合は、その超えている部分を上下限値まで速 やかに調整するものとする。ただし、オルタナティブ投資については、この限りではない。
基金の概況
平成 25 年 3 月 31 日現在及び平成 24 年度実績 ①事業所 568事業所 ②加入員 区分 加入員数 平均報酬標準給与月額 平均賞与標準給与額 男 6,231人 362,904円 606,014円 女 1,017人 223,988円 308,500円 全体 7,248人 343,412円 564,298円 ③受給者 区分 受給者数 平均年金額支払実績(代行部分+加算部分) 男 3,774人 711,394円 女 910人 470.376円 全体 4,684人 664,570円基金加入員記録と厚生年金被保険者記録との突合について
平成 21 年 3 月に厚労省通知「厚生年金基金の加入員記録の整備等に係わる事務処理について」 が発状され、上記を検証して適正な記録に訂正することとなり,それにともない平成 21 年度 9 月基準の「社会保険被保険者記録データ」が提供されました。 突合を終了し,相違がありました事業所様には順次、適正な記録に基金の加入員記録を訂正い ただくようお願いを開始しております。場合によっては、記録訂正による掛金の遡及納付をい ただきました事業所様もあります。(その場合は善意であれば延滞金は免除いたしております。) つきましては、連絡がまいりましたらご対応方を宜しくお願い致します。 -6-平成 25 年 7 月 26 日厚生労働省による
『基金制度改正のブロック説明会』が開催されました
~法改正による現在の状況~
今年6月19日に成立した厚生年金制度の見直し法案を受け、厚生労働省による関東ブロッ クの説明会が7月26日に開催されました。 法の施行日が平成26年4月 1 日に予定され、そこからの5年間の具体的な取り扱いは、今 年12月頃に出される政省令で定めるとしています。この説明会の資料、質疑応答集には不明 な点や検討するという表現もありますが、それに先立ちそれらの予定を踏まえた内容となって います。 今回の法改正は、基金加入者・受給権者の(加算部分)受給権はまったく考慮せずに、基金 が国に返還する代行部分資産の保全が最優先とされており、原則として厚生年金基金の将来的 な廃止または他制度への移行を目指すものです。 そのため、代行部分を持ち続けて厚生年金基金として存続する基準を厳しくする一方、厚生 年金基金が解散する場合や他制度への移行支援については(特に解散には)大幅な規制緩和を 図っています。 当基金といたしましては、今後明らかになってくる政省令の内容を十分確認・検証しながら、 最適かつ必要な緩和策を活用して、最良の選択ができるように検討してまいります。 説明会にて示された内容の概要は以下のとおりです。 1.代行割れ基金の早期解散のための方策 ※施行日から5年間に限り、これまでの特例解散制度を見直し、早期解散を促す ア.解散時の各事業所の債務を確定させて、事業所間の連帯債務を外す イ.厚生年金本体の運用利回り応じて変動していた利息の固定化 ウ.最長返納期間を15年から30年に延長する エ.5年以内に解散する基金は、解散時期を明示した解散計画を策定して、これに基づく 財政運営を行う(従来の継続基準や非継続基準を適用せず、解散に見合う特例掛金設 定し運営する。) オ.国へ返還する代行部分について8~16通りの算出方法から選択可能(各基金の状況 に応じて該当基金が、より有利になる再移出方法を選択可能。) 2.解散及び代行返上の認可基準の緩和 ア.代議員会における解散及び代行返上議決要件、事業主および加入員の同意については、 4分の3から3分の2に緩和 以下は従来どおり 〇解散の場合に、受給者への説明は必要であるが同意は不要。 〇代行返上し企業年金へ移行する場合の基本薄皮部分の削減は、受給者の3分の2 の同意が必要。 イ.認可申請の理由要件であった『母体企業の経営悪化等』は撤廃(理由は問われない。) 〇代行返上の場合は、従来から母体企業の経営悪化理由要件は課されていない。 ウ.年金記録整理等の事務処理に先行して代行資産を前納可能とする。 3.他制度への移行支援 ※上乗せ部分の他制度への移行支援策 ア.代行返上して確定給付企業年金(DB)に移行する場合、移行時の積立不足の償却期 間を20年から30年に延長する。(基金全体がDBに移行するので、加算年金受給者 および加入員の受給権を持ち込む。) -7-イ.解散して残余財産を事業所ごとに各制度に移行させることが可能 〇移行させる制度は、確定給付企業年金(DB)・確定拠出年金(DC)・中小企業 退職共済・企業年金連合会となる。 〇確定拠出年金(DC)・中小企業退職共済・企業年金連合会への移行は残余財産の みの持ち込みとなり加算年金受給者および加入員の受給権は消滅する。 〇確定給付企業年金(DB)への移行は残余財産と加算年金受給者および加入員の 受給権も持込み可能。 ウ.代行割れ基金が解散した場合であっても、新しく確定給付企業年金(DB)・確定拠出 年金(DC)を設立し退職給付が再建可能。 〇設立時の積立不足の償却期間を20年から30年に延長する。 〇解散前と同じ程度の掛金負担を続けることで退職給付が再建可能。 なお、さらに詳細な概要は当基金のホームページに掲載しております。 ・・・・(①「ブロック説明会」概要」)