目次 オリックスの環境エネルギー事業再生可能エネルギー電 由化への取組み海外におけるエネルギービジネス資源 リサイクル事業 Copyright 2014 ORIX Corporation All rights reserved. 1

環境エネルギー事業の

環境エネルギ 事業の

今後の成⻑戦略

オリックス株式会社

オリックス株式会社

環境エネルギー本部⻑

錦織 雄一

錦織 雄

2014年9月11日

目次



オリックスの環境エネルギー事業



再生可能エネルギー



再生可能エネルギー



電⼒⾃由化への取組み



海外におけるエネルギービジネス



資源・リサイクル事業



資源 リサイクル事業

環境エネルギー事業の歩み

エネルギー分野

発電事業開始

再生可能エネル

ギ 事業の拡大



90年代に環境エネルギー事業を開始。

風⼒発電へ参⼊

省エネルギー

サービスの拡大

発電事業開始

ギー事業の拡大

電⼒事業へ参⼊

風⼒発電へ参⼊

ESCO

2000-電⼒卸売・

小売

太陽光発電

システム販売・

電⼒⾒える化

バイオマス発電所の

運営

太陽光発電・蓄電

2010s

2000s

1990s

リース

2000

電⼒⾒える化

廃棄物処理

の仲介

1998-広域リサイクル

システムの確⽴

廃棄物処理

施設の運営

_{⾦属資源事業}

ネットワーク構築

環境エネルギー事業の状況



再生可能エネルギーで1,000MWを目指す。

環境エネルギー事業の資産残高

再⽣可能エネルギー関連の出⼒規模

（億円）

（MW）

_{メガソーラー}

3,000

3,500

4,000

800

1,000

屋根設置型発電

地熱発電、風⼒発電等

1 500

2,000

2,500

400

600

500

1,000

1,500

200

0

14/3期

15/3期計画

18/3期計画

0

14/3期

15/3期計画

18/3期計画

環境エネルギー事業の方針



東⽇本震災後の新たなエネルギー基本計画および電⼒⾃由化等の制度改

革を踏まえ、多様な需要家のニーズに適ったエネルギーを安定供給する「総合

革を踏まえ、多様な需要家のニ ズに適ったエネルギ を安定供給する「総合

エネルギー事業者」を目指す。



国内においては、国産エネルギーである再生可能エネルギーの普及拡大を図

る。固定買取制度を活⽤しつつ、太陽光発電、地熱発電、風⼒発電、バイ

オマス発電など、多様な電源を開発し、今後５年で国内最大級の再エネ発

電事業者を目指す。

事業者

指



海外においては、国内外の高い技術を積極的に海外へ適⽤、エネルギーの効

率的な利⽤や、電⼒の安定供給に資するサービスを提供していく。



都市鉱山化等の資源の有効活⽤を促進させるため廃棄物・リサイクル分野に

ついて、業界をリードすることを目指す。



これらにより供給から需要までのエネルギーフローおよび物質サイクルにおける総

エネルギービジネスの主要ラインナップ

再生可能エネルギー（国内

）

メガソーラー

バイオマス発電

木質チップ専焼発電所

風⼒発電

風⼒発電事業への出資

屋根設置型

太陽光発電

風⼒発電事業への出資

4サイト、34ユニット

地熱発電

⽇本最大級の⾃家⽤設

備を保有

備を保有

エネルギービジネスの主要ラインナップ

ESCO

建物の省 ネルギ に関

エネルギーサービス（国内

）

新電⼒会社（PPS）

建物の省エネルギーに関

する包括的なサービスを

ご提供

東電、関電、中電の送電エリ

ア内で⺠間の高圧業務⽤を

対象に、割安な電⼒供給

デマンド・レスポン

ス・サービス

電⼒一括購⼊サービス

集合住宅向けに電⼒ 括購

電⼒のピークカットや電

⼒使⽤量の削減を⽀援

集合住宅向けに電⼒⼀括購

⼊サービスを展開

蓄電池関連事業

NEC、エプコと共同で蓄

電池事業を展開 個人

電池事業を展開。個人

宅を対象に蓄電池のレ

エネルギービジネスの主要ラインナップ

エネルギーサービス（海外）

バイオマス発電

IPP（独⽴系発

電事業者）

シンガポールのバイオマス

発電会社NESS社へ投

資

タイとマレ シアの発電所

電事業者）

韓国の石炭コジェネ発電会

社GS E&R（前STX

Energy）社へ投資

持分発電容量

_{タイとマレーシアの発電所}

プラント

持分発電容量13MW

(グロス30MW)

持分発電容量

175MW

(グロス175MW)

※1190MW⽯炭⽕⼒発

電所(STX Energy51%

出資)は建設中。

フィリピンの発電会社

GBPC社へ投資

持分発電容量

持分発電容量

487MW

(グロス627MW)

省エネルギーサービス

省エネルギーサービス会社

Enovity社へ投資。

省エネルギーツールをアジアを

省エネルギ ツ ルをアジアを

中心に展開。

再⽣可能エネルギー

再⽣可能エネルギー

太陽光発電

 業界トップレベルの実績。

 業界トップレベルの実績。

屋根設置事業

メガソーラー事業

太陽光発電システム

販売事業

合計

891

39

72MW

891

MW

395MW

424MW

72MW

MW

メガソーラー

全国78箇所で合計出⼒規模424MWのメガソーラーを

建設 運転中

建設、運転中。

800MW出⼒規模まで拡大予定。

357MW

670MW

800MW

800MW

800MW

42MW

133MW

494MW

710MW

800MW

メガソーラーの事例

空港跡地を利⽤した

メガソーラー

枕崎市 8 2MW

枕崎市 8.2MW

ゴルフ跡地を利⽤した

ゴルフ跡地を利⽤した

メガソーラー

三重県 51MW

メガソーラーとモーター

スポーツの共存

十勝スピードウェイ

21 9MW

21.9MW

バイオマス発電

木質チップ専焼発電



吾妻木質バイオマス発電所を運営。

出⼒規模：13.6MW

年間送電量：9,200万kWh

2011年9月商業運転開始

2011年9月商業運転開始

（2つの発電所建設を計画中）

響灘⽯炭バイオマス発電所（仮）

石炭木質チップ混焼発電

出⼒規模

出⼒規模：110MW

相馬⽯炭バイオマス発電所（仮）

石炭木質チップ混焼発電

石炭木質チップ混焼発電

出⼒規模：110MW

地熱発電

 大分県別府の杉乃井ホテルにおいて、⾃家発電⽤の地熱発電所を運営。

 全国有数の温泉地域において、温泉旅館と地熱発電を両⽴している事業者として、

地熱エネルギーの有効活⽤を実践。

温泉を利⽤した付属施設

温泉

旅館

温泉を利⽤した付属施設

・大型展望露天風呂「棚湯」

・屋外型温泉「アクアガーデン」

・温泉プ ル「アクアビ ト」

 温泉旅館事業と地熱

事業

・温泉プール「アクアビート」

給湯事業も⾏っており、地域の

温泉の普及にも貢献

温泉旅館事業と地熱

発電事業を両⽴する

ノウハウを保有

 地熱エネルギーの

地熱

出⼒規模1900kW

_{運転開始1981年、2006年に}

 地熱エネルギーの

ポテンシャルを最大限活

用して地域を活性化

→結果的に温泉を守る

発電

事業

運転開始1981年、2006年に

タービンを更新し継続稼動

余剰蒸気や熱水は給湯事業

に活⽤

→結果的に温泉を守る

地熱発電

 2MWを中心に5年で合計30MWを目指す。

○杉乃井ホテル（出⼒規模1.9MW）

⻘森県下北郡風間浦村（出⼒規模

）

○⻘森県下北郡風間浦村（出⼒規模２MW）

調査場所 ： ⻘森県下北郡風間浦村下風呂温泉周辺地域

調査内容 ： 物理探査

調査期間 ： 2014年6月〜2015年2月（予定）

○北海道函館市（出⼒規模２MW）

調査場所 ： 北海道函館市南茅部地域（泣⾯山周辺）

調査内容 ： 初期調査

調査期間 ： 2014年6月〜2014年10月（予定）

杉乃井ホテル

風⼒発電

出⼒規模

共同事業者

投資持分

投資時期

秋田新屋ウィンドファーム（秋田県）

6.8MW

エコ・パワー

19%

1997年2月

 5年で150MWを目指す。

たちかわウィンドファーム（山形県）

3.2MW

エコ・パワー

5%

1995年9月

五島岐宿風⼒発電研究所（⻑崎県）

1.2MW

エコ・パワー

19%

1997年4月

仁賀保高原風⼒発電所（秋田県）

24.7MW

電源開発

20%

2000年4月

仁 保 原

所（秋 県）

開

年

秋田新屋ウィンドファーム

たちかわウィンドファーム

五島岐宿風⼒発電研究所

_{仁賀保高原風⼒発電所}

再⽣可能エネルギー事業の方針



メガソーラーの仕込みは概ね今年度まで（適地減少、系統容量限界）



屋根設置は中⻑期的に強化

屋根設置は中⻑期的に強化

（技術進歩による発電単価低下、蓄電池との組み合わせ等）



風⼒・地熱・バイオマス等の電源開発に注⼒

＜太陽光発電＞メガソーラー＋屋根設置

 930MW規模まで積み上げる（メガソーラー800MW・屋根設置130MW）



風⼒ 地熱 バイオマス等の電源開発に注⼒

規模

積

（

根設置

）

 総事業費2,500億円

＜地熱発電＞

中小規模発電

を目標（ 年）

 中小規模発電で30MWを目標（5年）

 併せて開発期間の⻑い大型案件を仕込み

＜風⼒発電＞

 洋上風⼒の新規開発を中心に計画

電⼒⾃由化への取組み

電⼒⾃由化への取組み

電⼒⾃由化に向けたビジネス展開

2015年広域系統

運⽤機関設⽴

2015年広域系統

運⽤機関設⽴

2016年小売全⾯

2016年小売全⾯

⾃由化

⾃由化

2018年以降

発送電分離・リアルタイム市場・

ガス⾃由化

2018年以降

発送電分離・リアルタイム市場・

ガス⾃由化

供給

サ

「発

電

太陽光・風⼒・地熱・ﾊﾞｲｵﾏｽ

総

合

サ

イ

ド

・

調達

」

再エネ

高効率石炭⽕⼒・ガスコジェネ

No.1

合

エ

ネル

ギ

高圧電⼒販売

新電⼒

利益No.1

ギ

ー

サ

ー

需要

サ

イ

「供

給

・

蓄

_{ガス小売・卸売}

マンシ ン 括受電/10万⼾

低圧電⼒販売参⼊

ビ

ス

事

業

イ

ド

蓄

電」

_{マンション⼀括受電/10万⼾}

業

_者

へ

電⼒販売

•

2009年5月1⽇よりPPS事業者（特定規模電気事業者）として⼀般の需要家に電⼒供給を開始

 2017年3月期に100万ｋWの規模を目指す。

•

現在の供給エリアは東京・関⻄・中国電⼒エリアに展開。契約件数は全国で約2000社（4000件）

•

2014年4月には中部電⼒エリアでの営業を開始

•

国内営業網を活⽤

•

2017年には、高圧業務⽤の販売規模100万ｋｗを目指し、2016年小売全⾯⾃由化に伴い低圧

市場への参⼊も本格検討

市場への参⼊も本格検討

•

そのため電源の確保－⾃社発電および外部調達の組み合わせ

群馬県で木質チップ専焼発電所（13.6MW）を運営。

⾃家発電

相馬、北九州市で各110MWの⽯炭とバイオマスの混焼発電所を計画中。

太陽光発電の買取

供給エリア別契約電⼒実績

kW

 供給エリアを拡大し、2014年4月からは中部電⼒エリアでも営業開始。

kW

9%

38%

53%

海外におけ

海外における

海外展開

韓国 / GS E&R（前 STX E

）

 発電と省エネルギーサービス事業を展開。

米国 / Enovity

韓国 / GS E&R（前 STX Energy）

石炭⽕⼒コージェネレーションサービス。

1,190MW超々臨界石炭⽕⼒発電所を建設中。

エネルギ 使⽤量の削減と最適化サ ビス

エネルギー使⽤量の削減と最適化サービス。

顧客は連邦・州政府、電⼒・ガス会社、グ

ローバル企業高度施設等。

香港/Asia Climate Partners L.P.

アジアの新興国における環境関連ビジネス

（再生可能エネルギー、エネルギーサービス

（省エネ事業等） インフラ(水事業等)）を

1

2

（省エネ事業等）、インフラ(水事業等)）を

対象とするファンド。

ADBがファンドマネージャーを公募。オリックス/ロ

ベコが共同で応募し、選任されたもの。

リピン/

l b l

i

シンガポ ル/

'

l i

フィリピン/ Global Business Power

シンガポール/ Nature's Energy Solution

海外展開（ADBファンド）

Asia Climate Partners L.P.

ファンド名称

ファンド規模

USD 750 mil – 1 bil

1. 再⽣可能エネルギー

風⼒・太陽光・水⼒・バイオマス・地熱・廃熱利⽤等

2 エネルギーサービス

投資対象

2. エネルギーサービス

ESCO、省エネサービス、コジェネ、エネルギー効率化、公共交通機関関連省エネ等

3. 再⽣可能エネルギー関連サプライチェーン

風⼒タービン、太陽光モジュール、省エネ関連部品、電気⾃動⾞部品、上下水道事業等

※対象外：石炭・石油・原⼦⼒発電の建設・運営・拡張、窒素・フロンガス製造等

ファンド向け投資 直投資

投資対象地域

ADB所管(アジア 太平洋地域)の発展途上国(中国 インド含む)

投資タイプ

ファンド向け投資、直投資

※資⾦提供⽅法は、エクイティー、メザニン、転換社債、優先株等

投資対象地域

ADB所管(アジア・太平洋地域)の発展途上国(中国、インド含む)

海外展開（Robecoとの連携）

＜Robeco概要＞

 設⽴：1929年

 本社所在地： オランダ、ロッテルダム

 Robeco社は主に欧州、米国を中心に事業を

展開

 当社はアジア 中東 ⽇本に強固なネ トワ ク

 経営陣・ CEO： Roderick Munsters（Robeco Group）

 事業内容：資産運⽤会社

 事業所数： 本社 営業拠点 12 運⽤・営業拠点：8

 当社はアジア・中東・⽇本に強固なネットワーク

を確⽴

資源・リサイクル事業

資源・リサイクル事業

資源・リサイクル事業

⾦属廃棄物加工機械

ストックヤード

オリックス環境㈱船橋工場

処理量: 56,000 t/年

廃棄物を溶融する高温反応炉

ストックヤード

オリックス資源循環㈱寄居工場

処理量: 120,000t/年

本資料に関する注意事項

本資料に掲載されている、当社の現在の計画、⾒通し、戦略などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関係

する⾒通しであり、これらは、現在⼊⼿可能な情報から得られた当社の判断に基づいております。

従いまして、これらの⾒通しのみに全⾯的に依拠することはお控えくださるようお願いいたします。実際の業績は、外部環境

および内部環境の変化によるさまざまな重要な要素により、これらの⾒通しとは大きく異なる結果となりうることを、ご承知お

および内部環境の変化によるさまざまな重要な要素により、これらの⾒通しとは大きく異なる結果となりうることを、ご承知お

きください。

これらの⾒通しと異なる結果を生じさせる原因となる要素は、当社がアメリカ合衆国証券取引委員会（SEC）に提出し

ておりますForm20 Fによる報告書の「リスク要因（Risk Factors）」 関東財務局⻑に提出しております有価証券報告

ておりますForm20-Fによる報告書の「リスク要因（Risk Factors）」、関東財務局⻑に提出しております有価証券報告

書および東京証券取引所に提出しております決算短信の「事業等のリスク」に記載されておりますが、これらに限られるもの

ではありません。

なお 本資料は情報提供のみを目的としたものであり 当社が発⾏する有価証券 の投資の勧誘 募集を目的としたも

なお、本資料は情報提供のみを目的としたものであり、当社が発⾏する有価証券への投資の勧誘・募集を目的としたも

のではありません。

オリックスに関する追加情報については、弊社ホームページをご参照いただくか、

下記までご連絡下さい。

投資家情報 ： URL:http://www.orix.co.jp/grp/ir/

資料室

IR資料室

： URL:http://www.orix.co.jp/grp/ir/library/

オリックス株式会社 経営企画部

〒105-6135 東京都港区浜松町2-4-1

TEL：03 3435 3121

TEL：03-3435-3121

FAX：03-3435-3154