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特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察

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奈良教育大学学術リポジトリNEAR

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察

著者 礒野 義一

雑誌名 奈良教育大学紀要. 人文・社会科学

巻 18

号 1

ページ 185‑203

発行年 1969‑11‑26

その他のタイトル A STUDY OF THE VOCATIONAL ABILITIES OF SPECIAL CLASS GRADUATES IN RELATION TO THE

REQUIREMENTS OF THE BUSINESS PROPRIETORS

URL http://hdl.handle.net/10105/3118

(2)

ユ85

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察

磯   野   義

(職 業 指 導 研 究 室)

〔1〕特殊学級卒業生の調査の目的と方法

奈良県下の中学校で特殊学級を設置する中学校2校について、これら中学校卒業生まで調査時

.点で奈良市、天理市、東大阪市及びこれら各市の近郊の職場に就職し、その職場で卒業後6ケ月 以上安定しているものを調査対象とした。男子20名,女子15名、計35名の卒業生である。昭和43 年10月から調査を始め、主として次の諸点について調査した。

(1)、就職職種。(2)、職場の環境(主として本人の作業環境)。(3)、事業主か本人の直接作業 偲当者がこれら就職者に要求している職務遂行上必要としている諸性能、特質。(4)、就職者が

従事している職務が要求する職務遂行上必要な諸性能と特質に照合して、現に就職者が所有して いる身体的作業特質、精神的作業特質を明かにする。

調査は労働省麻、職務分析蕃及び職務解説書を参考とした。特に上記(3)、(4Hこついては職務分 新書の諸項目をそのまま使用し、職務分析を行った。その評価は後述の通り、独白の方法を採る

ことにした。

調査対象となった特殊学級卒業生の就職先での職業と作業内容は第1表の通りである。LQは 点0〜59、4名。60〜69、13名。70〜79、15名。80〜、3名であった。

〔2〕職場の作業環境

作業者が職務遂行の上で先ず影響を受けるのは物理的、化学的作業環境と作業者をとりまく人 n間環墳であろう。特殊学級卒業生は彼らの環境に積極的に働きかける態度や方法の未熟き、意欲 の不足があり、そこから発生する不適応の問題も考えられる。かかる観点から、彼らの就職先の 作業環境を調査し、その実態を明かにしようとした。

今回の作業環境調査は労働省編、職務分析手引書の作業環境調査項目と評価方法とによって、

 ̄就職中の卒業生の作業環境を明かにしようとした。調査結果は第2表の通りである。調査項目は 一全部で20項目であるが、その評価は次に示す方法によった。1、作業場は常識の域を出ない項目

 ̄で問題はない。2、照明、3、換気、4、清潔、5、音響、6、塵填、7、臭気、9、震動、の 7項目は各項目ごとに、さらに3つに細分し「AJ「BJ「C」とした。「A」は暗いとか、汚 いというように常識的に患い条件で、適応し難い条件。「C」は明るい、きれいというように良 い条件で適応し易い条件と考えられる条件とした。8、湿度、10、温度、での「普通」は適応条 一件が普通という意味である。11、温度の変化から17有毒性までの申、5項目は2つに細分評価さ れることになっているが「Aある」は一般的に適応し難い条件で、「Bなし」は適応容易な条件

(3)

186 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

第一表 就職名 と そ の作業内容

(昭和44年10月調)

頻  数 職 業 名 男1女

メリヤス縫製下廻工 綿   布   工

製品仕上下廻工

糊 付 工 職 ミ シ ン 縫製工 木 工 家 具 職 スプレーの製缶 ミ シ ン 工 場 ボ p ル 盤 工

家庭金具製作工

商 品 整 理

塗装下準備工

牛 乳 配 達 包   装   工 建 材 運 搬

飲食店手伝い

クリーニング手伝 施 設 手 伝 い 雑       役 薦       業 家 事 手 伝

2   1 2 1 1 1 2 1 2 1 1

作 業 内 容 の 概 要

メリヤス下着の各部分を鋏で切り揃え縫工程の下準 備をする。

各種機械の運転又は操作して織布する。

布製品の仕上げの手伝いやラベル貼り。

糸や布製品に糊付けをする。

ミシンを操作して蚊帳や下着類の縫製をする。

木材を機械を用いて切断し、加工、組立をし家具を つくる。

各種スプレーの缶を作り、内容をつめ、包装をする。

ミシン組立の作業。

ボール盤で金属材料に穴をあける。

家屋で使用するかんたんな金具の製作。

送られてきた商品、材料等を箱から出して整理する。

金属製品の錆をおとして錆止めをする。

各家庭に牛乳を配達する。

製品を所定の紙で包み又は箱づめをする。

建材運搬の助手。

飲食店の手伝いや食器洗い。

クリーニング店の雑務。

寮で世話をする。

掃除その他の手伝い。

である。18、他人と共同で働くから20、1人で働く、までの3項目は人的環境の調査項目であ る。18、他人と共同で働く、はその職務遂行上、それが同一・職務であると否とにかかわらず、他 の作業者との協同を必要とするか、どうかを考える。19、他人のいるところで働く、はその職務 遂行上、その職場に外の人達との接触が必要であるか、或は、その職務遂行の従事者となんら開 係のない一般公衆のすぐそばで働く場合を「衆」とし、そうでない場合を「独」とした。

4、清潔、7、臭気の空欄は各事業所とも問題となるところがなく、この2項目は調査から外 すことにした。

作業環境調査の結果は第2表の如く適応に困難を感じるものは少いようである。調査項目10、

11、15、16、17、等は障害者には壷要項目として、特に注意したが、何れも作業遂行に不都合

「なし」と出た。その他の諾項目についても、結果を結合して特に問題はなかった。これは事業 所が従業者の作業環境の調整に宵志していること、労働基準法の通用、労働紅合の要求等によっ

て、全環境が改善されていることが彼らに幸いしていると考えられる。

「18、他人と共同で働く」では88.6%となっているが、これを男女別に見れば、男子は95%、

女子、80%で大多数は共同作業をしている。このことは、彼らは仕事の上で対人関係が多く、そ

(4)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

第二表  作 業 環 境 調 査

男子20名 女子15名

作   業

A   B   C

A   B   C

A   B   C

A B C

NoJ i項  目l人数l%

0

0

0

1 9 1 02 7 0

7 1

7

7

2

A B C

3 0 7

4 0 5

1 00

A   B   C

3 7

4 5

9

9冊 げ し 抽 孟 ; : ;

10 冊 た 柚 00・ 0

下葉三 雲  鵠 ll。 。 . 。 出 庫

13

瞳 らされ出 9;::

1鳩 匿   ‖轟 : :

1

− 3 日 100 ・0

乙 1」竺

17

芸霊 35 l聖 _

巨 1・4 同 i 31 !88・6

l轟 : : 201歪 く ! 芸 I i

187

の適応如何は仕事を遂行する上で直接、間接の影響が大きいことを知らねばならない。「19、他 人のいるところで働く」の項でも、多くの人のいるところで働くものが、97%を占めていること からも、同様のことがいえる。施設的環境には比較的鈍感な面があるが、微妙な対人関係を巧く 処理せねばならぬ環境については自己統制を必要するが、このことについては、常体健康者に比 して劣ると考えられているが、調査時点では,うまく適応していることは、中学校在学時代の教 育、受け入れた事業所での平素の配慮がこの好結果をもたらしたものと思う。

(5)

ユ88 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磋野)

〔3〕事業所の要求特質(性能)、男子従業者の所有特質、女子従業者の所 有特質

事業所の従業者に対する要求特質、男子従業者の所有特質、女子従業者の所有特質を明かにす るために労働省齢、職務分析手引書及び職務解説書を使用した。明かにしようとする、これらの 特質は職務分析手引書及び職務解説書に記載きれている48項目をとりあげた。また要求特質、所一 有特質を明確に把振する為に事業所の調査,職務分析票の研究を行うと同時に次の3事項を守る ことにした。(11、職務の実体を完全、正確に把握する。(2)職務の内容である仕事を完全且つ正 確に分析票に記述する。(3)、各職務において一人前の従業者となるために必要な要件はすべて好 捕されること。更に事業主や作業者の実態を知るため、職務分析の手嶋の方式になっている「作 業者は何をするか」「何のためにそれをするか」「そのやり方はどうするか」「その職務の熟練_

性」という噸序によって出来る限り情報を得ようとした。

かくて、職務分析は職務分析手引書の基本方式に従った。元来、職務分析手引書は分析対象者 が常態健康者としているから,この分析方式をそのまま適用すれば、調査項目の1部、例えば佐 相体力等を除き、その分析結果は下位に格付されるであろう。そこで、この度の分析手続きはそ

の基本原則を守りながら、次の如き応用手続を採った。

(1)、事業主の要求特質は48項目ごとに調査対象者が従事している職務について、事業主の要求▼

をそのまま分析し格付けをした。

(2)、男子、女手従業者の所有特質は職務分析手引書を参考とし、次の手順を踏んで明かにしよ うとした。すなわち、男女従業者の現在従事している仕事又は職務の所要特質に対し、被調査者t が、現在所有している性舘を明かにしようとした。つまり、事業所で従事している職務、仕事の 要求特質に対して、本人達がどの程度の通性,能力を所有しているかを明かにしようとした。従二 って、例えば、同1人であっても、高い知能を要求する事業所と低い知能を要求する事業所では 要求水準が異るから前者では評価はきびしく、格付は低くなるであろうし、後者はその反対とな−

る。

(3)事業所の要求特質、男子、女子従業者の所有特質の評価は「A」非常にすぐれている。「,

B」、可成すぐれている。「C」、普通程度そなえている。「D.E」、劣るか、全く欠けている とした。

(4)分析結果は事業所の要求特質、男子、女子従業者の所有特質別に集計し、集計された実数1 はrAJ「BJ「CJ「D.E」の4段階別にそれぞれ48分析項目ごとに百分率で表示したのが第二

3、4表である。

事業所の要求特質、男子従業者、女子従業者の評価段階で「A」は第1図、第2図で示した。

以下「B」評価段階は第3図,第4図、「C」評価段階は第5図、第6図、「「D.E」評価段階 は第7図、第8図で表示した。

今回の調査対象となった特殊学級卒業生が就職している21事業所での職務内容は第1表で示し た通り、技能、生産工程従業者が約74%、単純労働従事者が約23%、その他となっているが別掲−

の図、表により、事業所の所要特質と男女従業者の所有特質の傾向が或程度把膣出来、両者の要一 求特質、所有特質が調査時点で比較も出来たのである。

(5)、事業所の要求特質、男女従業者の所有特質について、調査項目48を「AJ「BJ「CJ「D−

E」の段階別に研討したい。

(6)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(穣野) 189

「A」段階、(第1、2図参照)

「長時間迅速な作業に耐える力」「指先の器用」「眼と手の共応」「両手の共応」という運動 機能への事業所の要求水準が高い。従業者の所有性能水準との間に開きがある。「眼と手の共 応」要求水準27%に対し、所有水準は男子0%、女子、2.9%。「 指先の器用さ」の要求水準12

・%に対し、所有水準は男子2.5%、女子5.7%となっている。他段階に比して、「A」段階では事 業所の要求水準は低いが、従業者の所有特質はその低い要求水準を更に下廻っている。48調査項

目で事業所の要求水準0%が11項目に対し、従業者の所有特質水準0%は男子で41項目女子で23 項目となっている。「A」段階では男子よりも女子従業員が多くの調査項目でやや高率を示し

た。また、これら従業員の運動機能の低いものに知能の低いものが多かった。

「B」段階、(第3、4図参照)

「A」段階と同じく、事業所の要求水準は男女従業者の所有性能よりも高く、特に事業所の要 一求水準の高かったのは「長時間迅速な作業に耐える力」「労働の程度」「手の力」「脱の力」「背 の力」「指先の器用」「手腕の器用」「眼と手の共応」「足と眼と手の共応」「両手の共応」「運 動の速さの目測」「形の知覚」「積極性」「機械の構造に対する理解」「注意の広さ」「一心不

第三表  事業所要求特質、男女従業者の所有特質   (調査項目1〜52)

1 2 3

4 5 6 7 8 9 10 ユ1 12 13 14 15 16 17 18 19 20

身      長 体      重 長時間迅速な作業

に耐える力 労 働 の 程度 手  の  力 腕  の  力 背  の  力 脚  の  力 指 先 の 器用 手 腕 の 器用 脚、足の器用 眼 と手の共応 足と眼と手の共応 両 手 の 共応 大 き さの目測 童 の 目 測

4.1)15.4

4.0 1.3 1.3 1.3 1.3 21.8 9.3 2.9 27.0 15.4 19.1 7.7

2.9!119.5

運動の速さの目測14.3 形 の 知 覚

視 覚の 鋭 さ 聴 覚 の 鋭 さl o

針芸+ 芸侶:‡

の  動

3 4 5 2 2 2

46.8128.8 38.6l2.6

雲冒:‡i;芸:芸

0 2.5 2.5 0 0 2.5 2.5 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17.2・ 0

72.5jlO.0日 2.9 2.5日  0

5.718.6

2・9再・6

2:はご

2・9恒・1

2.9[2.9

9 0 q U   O   O   O U   O   O

65.7 65.7 65.7 65.7 68,6 37.1 51.4 48.6I 62.9 48.6 48.6 65.7 71.4 51.4 11.4j60.0

17.1 20.0 20.0 20.0 14.2 28.6 25.7 39.9 19.9 31.4 31.4 28.5 25.7 37.1 28.6 20.0 17.1 11.4 2.8 11.4 25.7 34.2

(7)

ユ90 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(礪野)

第四表 事業所要求特質、男女従業者の所有特質   (調査項目30〜52)

事業所要求特質

AiB f c fD・E

男子従業者の所有特質

A 日日 C】D・E

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

U 3

3

3

3

3

3

3

3

3

3

4

41 42 43 44 45 46 47 48 49

50 51

一 般 知 覚[1・5 細部にわたる記憶 抽象概念の記憶 口憩命令の記憶 文 章 の 記憶 計      算 噸  応  力 決  断  力 企  画  性 積  極  性 機械の構造に対す

る理解

注 意 の 広 さ 言葉による表現 文革による表現 人と応対する能力 人及び人名の記憶 一心不乱にやる 気 分 の 恒 常 物の性質の評価力 危険なところで作 業をする 人を統御する技巧 身体的に不愉快な 条件の下で作業する 521容      姿

85.417.7[

0

0

0

0

0

0

0 0 0 0 0 0 5.0 Oi O Oi 0

女子従業者の所有特質

A】B!CID.E

Oi20・0157・1】22・9

乱にやる」「気分の恒常」の11項目である。「指先の器用」の要求水準は44%に対し、所有水準 は男子22.5%、女子28.6%。「手腕の器用」の要求水準41.5%に対し、所有水準男17.5%、女22

.9%。「一心不乱にやる」の要求水準39.7%に対し、所有水準男32.5%、女28.6%。「積極性」

の要求水準39.3%に対し、所有水準男22.5%、女14.3%となっている。「B」段階でも要求特質 ̄

水準と所有特質水準との闇に懸隔はあるが、要求特質水準が上れば、その項目については所有特 質水準も上昇している。「A」段階に比して評価基準は一段下げられた関係で、少数の項目を除 き、ほとんどの調査項目では要求特質水準、所有特質水準が上っている。女子従業者に比して男一 子従業者が高水準を示している項目は「手の力」「腕の力」「背の力」「脱の力」「身長」「大 きさの目測」「視覚の鋭さ」「積極性」の8項目で、他の項目は全部女子従業員が優位にあっ た。事業所要求水準を越えているのは男子従業者所有性能では「身長」1項目、女子従業者では。

「決断力」「言葉による表現」「文章による表現」「人と応持する能力」「危険なところで作巣 をする」「人と統御する技巧」「容姿」の7項目である。

「C」段階、(第5、6図参照)

「C」段階は事業所の要求特質水準と男女従業者の所有特質水準が三者並列して高水準にあJ る。項目によっては所有特質水準が要求特質水準を上廻る項目もある。所有特質水準が要求特質

(8)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(樋野) 191

水準を上廻る項目としては「身長」の要求水準5臥8%に対し、所有水準は男72.5%、女62.9%。

「背の力」の要求水準40.0%に対し、所有水準は男72.5%、女伍.7%。「指先の器用さ」要求水 準31.6%に対し、所有水準男42.5%、女37.1%となっている。その他、「体重」「唄覚」「作業 h態度」「運動機能」「感覚諸機能」では従業者所有特質は事業所の要求特質水準を上廻ってい る。「知的関係」項目では所有特質水準よりも事業所要求水準が高い、「口頭命令の記憶」の要

.求水準77.2%に対し、所有水準は男57.5%、女45.7%、「細部にわたる記憶」の要求水準66.6%

に対し、所有水準は男37.5%、女25.7%となっている。ただ、「言葉による表現」の項目では要

_求水準と所有水準がほぼ一致に近い状態である。

「D.E」段階、(第7、8図参照)

「D.E」段階では事業所の要求特質水準は7項目を除き他の41項目では男女従業者の所有特質 水準を下廻っている。このことは、男女従業者の所有特質水準が事務所側、即ち雇僻者側の要求 h特質水準を越していることになるが、これは「D.E」が最低に評価格付きれた段階であるから事

業所側では雇僻の意欲の低いことをあらわしたことと受けとれる。所有水準が、所要水準を上廻 る項目としては「指先の器用」「眼と手の共応」「足と眼と手の共応」「両手の共応」「一般知 一覚」「口頭命令の記憶」「噸応力」「積極性」「注意の広さ」「一心不乱にやる」「気分の恒

 ̄常」等がある。一例をあげれば「指先の器用」の要求水準、2.6%に対し、所有水準男32.5%、

 ̄女28.6%。「一般知覚」の要求水準7.7%に対し、所有水準男47.5%、女、37.1%となっている。

・次に男子従業者の「D.E」段階での所有特質水準の高いものは「手腕の器用」「眼と手の共応」

「足と眼と手の共応」「両手の共応」「大きさの目測」「量の目測」「運動の速さの目測」「細 部にわたる記憶」「文革の記憶」「企画性」「文革による表現」「身体的に不愉快な条件の下で イ乍業する」等の項目をあげることが出来る。女子従業者の所有特質水準の高いものは「肺患の器 用」「運動の速さの目測」「運動感覚」「抽象概念の記憶」「計算」「企画性」「文章による衰

_現」「身体的に不愉快な条件下で作業する」等をあげ得る。これら「所有特質水準が高い」とい う表現は「D.E」段階の格付では本人の該当項目の「所有特質が最低段階」に評価されていると いうことであり、この最低段階の所有特質水準のものを雇僻する意欲が低いことを示したとも解

される。

「D.EJ」段階で所有特質水準の高い項目二三について「A」段階での所有特質と要求特質水 準を比較すれば次の通りである。

「一般知覚」、所有水準、「D.E」段階、男47.5%、女37.1%。「A」段階では男女とも0%。

要求水準は1.5%である。「計算」、所有水準、「D.E」段階、男70.0%、女71.4%。「A」段 ト階では男女とも0%。要求水準は「D.E」段階では54.1%、「A」段階では0%。「卿足の器

用」所有水準、「D.E」段階、男32.5%、女39.9%。「A」段階では男0%、女2.9%、要求水 準は「D.E」段階では2.88%、「A」段階では2.9%となっている。

「AJ「BJ「CJ「D.E」の4段階の結果を通覧し、それと事業所の所要特質と従業者の所 有特質を比較してみれば、事業所側では特殊学級卒業者であることを承知しノながらもその要求特 質水準は従業者の実体を上廻る高水準にある。事業所の要求特質というよりも、就業した職務の 所要特質水準が高いといってよいであろう。しかし、就業した職務も第1表で示した通り、技能 ユ、生産工程職業が70%以上を示し、その他についても単純労働が多いから、他の多くの職業に

_比して、就職した職務の絶対要求特質そのものは高水準であるとはいえない。結局、従業者の所 有特質水準そのものが低位にあるものと思惟される。しかし、現実に彼らは職場に安定している

(9)

192 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

ことは本人の努力、特殊学級教師の教育の成果のあらわれであり、事業所側の行き届いた労務管 理と特殊学級卒業生への深い理解の結果と思う。

[4〕考     察

(1)昭和28年、31年、33年の全国中学校特殊学級卒業生(東京都)約1500名について辻村泰芳 氏外2名の方が行った調査の結果によると卒業後の状況を次の4群に分けている。第1群、就職

したもの(後に離職したかどうかに拘らず、とにかく卒業後就職したもの)。第2群家事手伝い。

第3群、家庭、施設保護、第4群、進学等(上級学級や洋裁学校へ進学したもの)。第1群は芳 子75.7%、女子61.4%、計、71.4%。第2群は男子17.7%、女子25.5%、計20.4%。第3群は芳 子5.4%、女子7.3%、計6.1%。第4群は男子1.2%、女子5.8%、計2.1%である。第1群の71.4_

%と第2群の20.4%を加えた全卒業生の90%以上は一応卒業後安定した働き場所を得たことにな・

る。これら就職者について見る時、第1群の就職したものの90%はI.Q.50以上であるのに対し、、

第3群では60%はLQ.50以下である。この結果から、卒業後就職できるかどうかということはL Q.50以上、以下が大きく関係しているようである。也、LQ.50以下でも就職したもの、50以上で も就職出来なかったものがあると報告している。この度の調査では工.Q.50以上を意識的に選別し たわけではなかったが、現に就職しているものを調査対象に選んだ結果、調査対象者は全部上.Q.

50以上であった。このことは偶然とはいえ、辻村氏らの報告とを併せ考える時、就職指導の上で 指針を示すものではないか。

狩野広之氏によれば、(1)、知能指数80以上では、現在の社会の各種の職業的作業のうち、常温 大多数の労働者が従事している作業は、ほとんど問題なく可能であると考えられるが、それは逆 に、各種工場、事業所の労務者を測定して、この知能指数の者が多数従事していることからも掟 測し得る。(2)1.Q.70〜50段階では就き得る職業的作業の一般規準は一定の作業手順が与えられ、

一定の方式により生産、処理を行うもの。共同組織作業で、指揮をうけて行う部分作業。検査遠 別などの作業において6ケ月以内の訓練にて十分な仕事等。(3上1.Q.50以下では簡単な部分的動一 作を反覆して行う作業。比較的粗大な動作で間に合う作業。速度上の要請の余りない作業、精神 的緊張のあまりない作業をあげている。つまり、I.Q.が低くとも、作業工程が細分し、単純化せ ば就職可能な職種も多数考えられることであり、現に多くの事業所では作業工程が細分化され、

企業の大型化、技術革新の導入等で作業工程の簡易化が進んでいることも事実である。現在特殊.

学級での職業教育の内容には多種多様の職澤が見られる。木工、金工、めっき、紙工、竹工、

窯業、印刷、裁縫、刺繍、家事、農耕、葺番、食品加工、文書事務、売買応待、単純労働等をあ げ得られる。彼らは、これらの多くの職種の教育を受けているのである。

調査対象35名は知能指数50以上であるから、作業能力では就職可能の職種の範囲は広いものと 考えられるし、多くの職場に進出している。適職に就職した障害者は仕事熱心で、転退職も少

く、事故も比較的少い。1951年、0,Conner氏が述べている如く、障害者が職業について成功す るかどうかは、彼らの情意的な安定性に依存することが大きいと。彼らが就職して1番困難を感さ ずる問題は作業のむづかしさもさることながら、職場におけるさまざまな人間関係の中での不安一 感を克服して自分白身を適応させることであろう。知能の低いということよりも、それに対して、

周囲の者から与えられる嘲笑等が彼らの性格を卑屈にしたり、反抗的にする。障害者の周囲の者一 が、その障害を過大に評価して、不当な抑圧や過剰な同情に駆りたてられないで、冷静に対処す

(10)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(樋野) 193

べきであろう。そして、彼らが、自己の安定感が確保され、自信や成功感を味うことができ、社 会的に承認されていると感じるばかりでなく、将来の生活に明るい希望が抱かれるようになるな らば、不当な抑圧感からも院政されるのである。彼らが職業指導をうけるねらいは、その指導過 程において、情意的安定性が匝はり、希望と意欲に目覚めさせるものでなければならない。

(2)、最近、年少労働者を中心、とする労働市場は急迫している。大企業はともかく、中小企業者 は求人に悩んでいる。このことは障害者への職場が鉱けられたとも受けとれるが、求人者の求職 者への「心身の完全き」への要求も強い。世の中には多数の障害者のあることを認識して、彼ら が安心して、且つ容易に社会に貢献出釆る職業の世界に入って行けるよう、受け入れ態勢をとる べきであろう。

特殊学級生徒は学校で正規の教育課程を履習させることは困難である。彼らは心身の障害程度 行動性等に幅広い差異はあるが、その実態を把握して個別的、即事的に妥当な教育をすることは 困難ではあるが極めて重要なことである。例えば、精神障害生徒の教育にしても、知能の欠陥は 治せないが、彼らへの教育で生活力を身につけさせて彼らに幸福な生活を獲得させることは可能 とするが出来る。常体健康者であれば、学校卒業後就職した場合、その適応範囲も広く、白から 進路を開拓して行くことも可能であろう。しかし特殊学級卒業生では、その障害程度、種類及び その性能に応じて具体的な教育を行うべきである。又事業所も学校教育を継承して職務の選定と 職場生活への適応に心すべきである。彼らの心身の障害度、性能、社会生活への適応度は物尺で 計って決められるというようなものではない。知能が低いが職場での作業能率の良好なものもの あるし、指導方法に当を得なかったり、その時期を失したため、本人の持っている力を発揮させ 得なかったものも出ている。基本的には学校、職場を通して、具体的な仕事が与えられ、それが 彼らに受容されて、働く態度、習慣を身につけさせること、紙のみの教育でなく、実践を通し、

体験を通して、はだに感じさせ、身につけさせることが肝要である。

(3)、事業所の要求特質、男女従業者の所有特質についてはすでに研討したが、更に48調査項目 を次の8缶域に再整理して考察を加えたい。

庄)「体格」、身長、体重、容姿、(3項目)

② 「体力」、長時間迅速な運動に耐える力、労働の程度、腕の力、手の力、背の力、脚の力

(6項目)

③ 「運動機能」、指先の器用、手腕の器用、脚足の器用、手と眼の共応、尼と眼と手の共応 両手の共応、(6項目)

④ 「感覚」、大ききの目測、量の目測、運動の速さの目測、形の知覚、視覚の鋭さ、聴覚の 鋭さ、唄覚、色の弁別、触弁別、運動感覚による弁別、(11項目)

⑤ 「知的領域」、細部にわたる記憶、抽象概念の記憶、口頭命令の記憶、文書記憶、計算、

機械の構造に対する理解、人及び人名の記憶、物の性質の評価力、一般知覚、(9項目)

⑥ 「言語表現」、言葉による表現力、文章による表現力、人と応持する能力、(3項目)

⑦ 「態度」、順応力、積極性、注意の広さ、一心不乱にやる、気分の恒常、危険なところで 作業する、身体的に不愉快な条件で作業する。(7項目)

⑧ 「指導性」企画性、決断力、人を統御する技巧、(3項目)

上記の如く、48項目を再分数して、8領域に整理したが、更に男女別に、事業所の要求特質男 女従業者の所有特質について「AJ「BJ「CJ「D.E」に段階分けをした。ここでは、資料を

まとめて、そこから出た結論だけを述べたい。

(11)

ユ94 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

8項目全体を通していえることは事業所要求特質、従業者の所有特質ともに「C」段階が高率 を示し、少数領域を除いて「C」領域を除く他段階では何れも低率であった。「体格」「体力」

「感覚」「態度」の4領域ではその傾向は明瞭であって、事業所要求特質水準の上廻る「王りを 所有特質水準の上廻る「C」で補っているようである。これらの領域では要求特質と所有特質両 者の一致度が高いから、職場適応の度も高い。又これらの領域は特殊学級での教育効果の期待出 来る領域であることからも、教育計画樹立の際、留意すべき点である。

「体力」については男女従業者の間に異質の差はある。男子では「手の力」「腕の力」「背の 力」といった筋肉的体力の強いものが多く、女子では「長時間迅速な作業に耐える力」の如く耐 久力が強い。「力の強さ」「耐久力」が要求されていることから、とくに健康教育、体力強化の教 育が重要と思惟される。併せて、これらの諸項目を強化する為の「作業教育」が、その教育計画 の中に採り入れらるべきであろう。

「知的領域」については男女従業者の所有特質は「D.E」に偏っているが、事業所要求特質と しては「C」に集中している。特殊学級卒業生を雇用した場合「知力」が低いから致し方がない とする事業所が、矢張り作業場で就業すれば少しでも高い知力を要求する事情が示されている。

知力の働きに障害のある者も視力、聴覚、身体躯幹に欠航のないものが多い。(もちろん身体障 害を併せもつものも少くない)。しかし、彼らが受けたこれら多くの外界の刺げきを連けいし、

冶合し、比較し、判断し、これを行動に移すということになると無力となることがある。彼らに は、学校や事業所で整理された知識を書物で体系的に与えるという教育法よりも自然や社会の中 に知力障害者をおいて、これらに適応させ、体験させるということで、将寒、社会人として寄与 させることが可能となるであろう。「生活を通じて生活にまで」「為すことによって学ぶ」とい う教育方法は妥当な方法ではないか。これらのことから、今考えられることは「慣れさせる」こ とが大事で具体的にはこうした「知力」特質を要求される具体的場面を想定したり、研究して、

そういうところで盛に使用される機械に慣れさせるとか、そこで、多く使用される材料の特質を 弁別させるとか、口頭命令によって簡単なものから次第に複雑な場面に対応させて行くこと等、

今後の実践、研究にまたねばならぬものが多い。

「言語表現」「指導性」の鋸城では男女従業者の所有特質の実体は「D.E」に偏っている。こ れは知力領域と同様当然のことと思う。事業所の要求水準も従業者の実情に沿っている。又要求 者側で男女の間に相異があるが、領域特有の傾向であるのか、職務がそうさせたのか、調査人員 が少人数であった為か更に考究したい。

「運動機能領域」については、事業所要求水準は「A」に偏し、男女従業者の所有水準とは可 成の差が生じている。特に女子従業者への要求水準は男子に比して高い。この要求水準と所有水 準との較差は特殊学級卒業生の職業選択範囲を狭くし、雑役的職務で止ったり、特定の職場に外 への転換を困難にすることとなり、職場での定着を不安定なものとする。要求水準と所有水準の 較差の大きいものでは「指先の器用」「眼と手の共応」「両手の共応」をあげ得る。これらの諸項目 は知力障害との相関が大きい。今後、運動機能訓練の場は他の諸領域の教育に比して更に強化さ れる必要があろう。遅動機舵の向上は特殊学級卒業生の就職を明かるくすると思うからである。

「態度街域」では事業所要求水準と男女従業者の所有水準に大きな開きがなかった。「一心不 乱にやる」「積極的」「気分の恒常性」「順応力」の項目では事業所の要求も強く、従業者も得 意とする特質である。従って、これらの項目を生かす職場が彼らの適職の場であり、こういう職 場を選定してやることが重要となる。同時に「態度領域」の諸項目の教育では平素の生活指導、

(12)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(議野) 195

作業学習を通し、或はその他の場でこれらの馴致と習慣づけをすることがその課題といえる。

事業所要求特質と従業者の所有特質について、各項目では相当の開きがある。「AJ「B」の 全領域では要求特質の50%を満たしていない。「AJ「BJ「C」を併せても30%以上の開きが

ある項目は多い。このような較差があるにもかかわらず、職場で安定している理由は「体力」

「一心不乱にやる態度」が「AJ「B」所有水準にあることが大きな支えとなっている。又「AJ

「B」水準で要求に応えられない場合でも、それに近い「C」所有水準で補っている。次ぎに要 求特質水準と所有特質水準との間に較差はあっても両者の傾向が相似ていることが多い。これら のことを事業所の現場についてみれば、①、従業員が本人に通した職務につき、その職務だけは 巧く遂行出来る。そして、益々自信をつけて精を出すようになる。事業所も適所に配置すること により、両者の要求、所有水準差が埋ってくる。②、年少者労働市場の急迫は事業所要求特質に 沿わなくとも事業所側を我慢させている。しかし、この事は不安定要素ともなる。③、事業所の 理解により、従業者の良い点を認め、欠点は時間をかけて逐次是正して行くという事業所側の深 い理解に支えられている点を認めざるを得ない。同時に家庭、特殊学級の教師、事業所の3者の 温い愛情が彼らを支えていることを忘れてはならない。

しかし、事業所の要求特質水準と特殊学級卒業就職者の所有特質水準との差は厳存している。

このことは現在は職場では安定しているが、その中に猶不安定性が潜在し、同時に同一職務での 永続性にも否定因子が包含されていることを意味する。今後の新教育の教育内容、方法につい て、卒業生の追指導について、受入れ側の職場教育について幾多の課題が存在するものと思惟す

る。

最後に調査対象人員が少数であったことは心残りであるが、今後の研究でその欠を補ってゆき たい。本調査に協力せられし、小西藤司氏、高瀬晴康氏に感謝の意を表し度い。

参 考 文 献

1951労働省麻 職務分析手引書、17〜30・66〜84・115・118〜124・165・172〜173 1950 仝 上 職務解説書、第20集〜35集

1950 文部省編 精神薄弱児の職業教育、2・8〜9 1958 増田幸一外 職業指導、16・250〜251・256〜262 1964 山口 薫 精神薄弱児講座、第1巻、 3・119〜200 1966 大阪府労働部 精神薄弱者の職業に関する報告書、 2・69 1967 行田忠雄 リハビリテーション講座、第2巻、 5・304 1967 小宮山倭リハビリテーション講座、第3巻、 5・79〜80

(昭和44年5月31日受理)

(13)

ユ96 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

1.身長 2.体重

3.童誓農警碧岩作

4.労働の程度 5.手の力

5

6.腕の力 7.背の力 8.脚の力 9.指先の器用 10.手腕の器用

10     15

11.蜘足の器用 12.眼と手の共応 13.是と眼と手の共 14.両手の共応

15.大きさの目測

第1園 「A」段 階

20

16.量の目測 17.漂雷品速さ 18.形の知覚 19.視覚の鋭さ 20.聴覚の鋭さ 事業所要求特質 男子従業者所有特質 女子従業者所有特質

l(項 酎     30

30.一般知覚 35.計算

31・響製詣 36・順応力 32増悪驚念 37,決断力 33・謂意令 38.企画性

34・遠車の記 39.積極性

35  40  45  50

40・警譜品構造に対す 45‥造及び人名の記 41.注意の広さ     46.一心不乱にやる 42.言葉による表現  47.気分の恒常 43・文章による表現 48・碧の性質の評価 44・人と応侍する能力 49頂掌書書芸ろで

第2図 「A」段 階

事業所要求特質 男子従業者所有特質 女子従業者所有特質

25

21.嗅覚 22.味覚 23.色の弁別 24.触弁別 25.運動感覚

50・語統御する 51.蔑賃砦猛悪雫

で作兼する 52.容姿

(14)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

1.身長       6.腕の力   11.脚足の器用   16.量の目測  21.嗅覚 2・体重    7・背の力 12・眼と手の共応 17・漂暫品速さ 22・味覚 3・真空雷管誉美作 8・脚の力 13億と眼と手の共18.形の知覚 23.色の弁別 4.労働の程度   9.指先の器用 14.両手の共応  19.視覚の鋭さ 24.触弁別 5.手の力     10.手腕の器用 15.大きさの目測  20.聴覚の鋭さ 25.運動感覚

第3回 「B」段 階

事業所要求特質 男子従業者所有特質 女子従業者所有特質

197

(15)

ユ98 特殊学級卒葉生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

(項 目)

30.一般知覚 35.計算 31・禦管主詣 36・順応力 32・翳票糧食 37油断力 33・譜慮命 38・企画性 34・遺草の記 39・積極性

35  40

40・管理品構造に対す 41.注意の広さ 42.言葉による表現 43.文章による表現 44.人と応侍する能力

第4凰 「B」段 階

45     50

45‥怠及び人名の記 46.一心不乱にやる 47.気分の恒常 48甥の性質の評価

49牒葉書書芸ろで 事業所要求特質 男子従業者所有特質 女子従業者所有特質

人を統‡即すそ 技巧

51.農賃砦霜雫

で作業する 52.容姿

(16)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(穣野)

(項 目)   1   5   10   15    20

1.身長       6.腕の力   11.潮見の器用   16.量の目測  21.嗅覚 2・体重    7滴の力 12潤と手の共応 17湧暫品速さ 22・味覚 3・墓讐宗警誉裏作 8潤の力 13.麓と眼と手の共18.形の知覚 23.色の弁別 4.労働の程度   9.指先の器用 14.両手の共応   19.視覚の鋭さ 24.触弁別 5.手の力    10.手腕の器用 15.大きさの目測  20.聴覚の鋭さ 25.運動感覚

第5図 「C」段 階

事業所要求特質 男子従業者所有特質 女子従業者所有特質

199

(17)

200 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

(項 目)    30 30.一般知覚 35.計算

31・鸞管主詣 36・順応力 32増悪悪念 37・決断力 33・謂凄令 38・企画性 34・遺草の記 39・横柳生

35  40  45  50

40・管理完構造に対す 45・′怠及び人名の記 50・詰統御する 41.注意の広さ     46.一心不乱にやる

42.言葉による表現  47.気分の恒常 43.文章による表現 48.碧の性質の評価 44.人と応侍する能力 49頂葉書書芸ろで

第6囲 「C」段 階

事業所要求特質 男子従業者所有特質 女子従業者所有特質

51.蔑賃砦提歪雫

で作:業する 52.容姿

(18)

特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(磯野)

(項 目)   1   5    10    15 1.身長       6.腕の力   11.脚足の器用 2.体重       7.背の力   12.眼と手の共応 3・墓讐温習警真作 8.脚の力 13億と眼と手の共 4.労働の程度    9.指先の器用 14.両手の共応 5.手の力     10.手腕の器用 15.大きさの目測

20

16.量の目測 17・漂暫品速さ 18.形の知覚 19.視覚の鋭さ 20.聴覚の鋭さ 事業所要求特質 男子従業者所有特質 女子従業者所有特質

第7園 「D,F」段 階

25

21.嗅覚 22.味覚 23.色の弁別 24.触弁別 25.運動感覚

201

(19)

202 特殊学級卒業生の就職とその職業能力に関する考察(樋野)

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(項 目)   30 30.一般知覚 35.計算 31・禦管主詣 36・順応力 32・翳吾等念 37言央断力 33・譜令 38・企画性

34‥這章の記 39・積極性

35  40

40・管理品構造に対す 41.注意の広さ 42.言葉による表現 43.文章による表現 44.人と応侍する能力

45  50

45‥益及び人名の紀 46.一心不乱にやる 47.気分の恒常 48・票の性質の評価 49・罪業書書芸ろで

事業所要求特質 男子従業者所有特質

女子従業者所有特質 第8図 「D,E」段 階

50・遠島統御する

51.農賃窒提歪雫

で作業する 52.容姿

(20)

203

A STUDY OF THE VOCATIONAL ABILITIES OF SPECIAL CLASS GRADUATES IN RELATION TO THE REQUIREMENTS OF

THE BUSINESS PROPRIETORS

Giichi Isono

Department of Vocational Guidance, Nara University of Education. Nara, Japan

An investigation was attempted, through the job analysis procedure based on the 'Guide Book into Job Analysis edited by Ministry of Labor, of the working environ- ment and the extent to which special class graduates meet those physical and mental

requirements presented by the business proprietors.

35 subjects for this study were graduates from two special classes attached to two public junior high schools, Nara prefecture. The author and his assistant colle- cted data through interviewing those proprietors who employ the above-mentioned subjects. The former made fourpoint ratings concerning several abilities of the subjects and the latter made ratings concerning abilities required for the job in

which subjects were engaged. Thus, comparison and analysis was made between

these two ratings, and discussion was given about the educational implications of the results.

参照

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