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上 部 尿 路 疾 患 に お け る 腎 ク リ ア ラ ン ス

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Academic year: 2022

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(1)616. 61‑072. 7. 上 部 尿 路 疾 患 に お け る 腎 ク リ ア ラ ンス 岡山 大 学 医学 部 皮 膚 科泌 尿 器 科 教 室(主 任:大 村 順 一教 授) 専攻生. 早. 川. 慶. 〔昭 和34年9月14日. 子. 受稿〕 ップ ウ オ ッ チ に て 採 血 の 中 間 時 間 を 正 確 に 記 録 す.. 第1章. 緒. 言. ⑨20分 後 多 孔 カ テ ー テ ル に て 採 尿,Uと. 腎 の ク リア ラ ンス法 が 分節 的,数 量的機 能表 現 の 故 に 重要 視 され,殊 に系 統 的 内 科疾 患 に対 して最 も 正 確 な代 表 的 腎機 能 検 査 法 と して 賞 用 され て既 に久 し く,そ の 臨床 的限 界 につ い て は種 々再検 討 が 試み られ,診 断 的 価値 も充 分 評 価 され て い る現 況 で あ る. 外科 的疾 患 に対 して も,そ の特 異 性 を 利 用 して腎. 尿 終 了 時 間 が 採 血 中 間 時 間 の2倍. す.こ. す. 以 上 の 操 作 に よ り 得 たBo, のSTS,. PAHの. B,. 定 量, Boよ. Uよ. りそれ ぞ れ. り ヘ マ トク リ ッ トの. 測 定 を 行 い 体 表 面 積 に て 補 正 し, GFR., FFを. 算 出 した.な. ほSTSの. RBF,. RPF,. 定 量 に はClaus. Brun. 機 能 の正 確 な る判 定 資料 とす る試 み も次 第 に一 般 化. 法,PAHはNaphthylethylendiamin法. されつつ あ るが,内 科 的疾 患 と異 り,局 所 的或 いは. ヘ マ トク リ ッ トは 硫 酸 銅 法 に よ り 測 定 し た.. 非 系統 的 な泌尿 器外 科 的 腎疾 患 に 対 し て は 未 だ 諸 家1)2)3)4)5)6)の 報 告 もま ちま ち で あ り,近 時 漸 く整 理,再 検 討 の段 階 に至 つ た もの と考 え る.. 2). 血 尿 強 き1例(症. 例58)を. の 飲 食 を 禁 じ,当. 注 射 の簡 易法 に よ り糸球 体 濾 過 値(GFR),腎. 間 即 ち 稀 釈 期 に お い て1時. 血流. び濾 過率(FF). を 測定,従 来 行 わ れ て来 た水 試験,PSP試. 験 等 との. 相 関 関係 を求 あ泌 尿 器科 領 域 に おけ る腎 ク リア ラン ス法 の診 断 的 価値 に 対す る再 検 討 を試 み た.. 又 は 微 温 湯1,000ccを. き濃 縮 試 験 に 移 行, 比 重 を 測 定 し,. 飲 ま せ,最 間 毎4回. 2時 間 毎4回. 1). PSP試. %PSPを. GFR,. RBF,. RPF,. FFの. オ硫 酸 ソー ダ(以 下STS),パ 下PムH)を. 測 定 に は それ ぞ れ チ ラァ ミノ馬 尿 酸(以. 水 せ し め た る 後,0.6. 正 確 に1cc静. 注,以. に て 処 理 した る 後, Coleman比 545mμ)し. 後30',. 60',. 120'の. 量 を 正 確 に 測 定 し各kを10%NaOH 色 計 に て 定 量(Filter. た.. 用 い,福 井7)の 記 載 に よ る1回 注 射 の 第3章. 簡 易法 に従 つ た.即 ち, ① 試 験 前 日よ りサ ル フ ァ剤, 解 熱剤,パ. きつ づ 々 の 尿 量,. 験. 3回 採 尿,尿. ク リア ラ ンス法. 採 尿,引 採 尿,各. を 求 め 判 定 の 資 と し た. 3). 研 究 方 法. 初 の4時. 4時 間 排 泄 率 及 び 最 高 最 低 比 重 の 差. 施 行20分 前 に 約300cc飲. 第2章. 験 前 タ食 以 後 終 了 迄. 日早 朝 膀 胱 を 完 全 に 空 虚 に した る. 後,水. 血 漿 流 量(RPF)及. 除 き 全 例 にVorhard. ち,試. 科 入院 患 者72名 に対 し,臨 床 的 に手 技 の容 易 な1回. 量(RBF),腎. に よ り,. 水試 験. 1日 試 験 を 施 行 し た.即. こ こで私 は岡 山大 学 医 学部 附属 病 院 皮 膚 科 泌 尿器. の採. に な るよ うに注 意. ス,利 尿剤 の服 用 を 禁 ず. ② 試験 当 日は. 絶 食. ③ 患 者 の 身 長,体 重 を測 定(Du. Boisの 計 算. 1). 実. 験. 成. 績. 対 照 群 の 成 績 及 び判 定 規 準. 前 述 せ る 方 法 に 従 い,わ. た く しは尿 に異 常 所見 の. 図 表 よ り体 表 面積 を算 出).④ 試 験 前30分,水300〜. 康 な い 健 康 な 医 局 員,学. 400ccを. す べ く上 記 腎 機 能 検 査 を 施 行 し た の で あ る(第1表. Booと. 飲 ます.⑤5分. 前 採 血(オ キ サ ラー ト瓶). し,盲 検 及 び ヘ マ トク リ ッ ト測定 に用 う.. ⑥10g/dl. STS. 60 ccと10. mg/dl. PAH. 10 ccの 混. 合 液 を10分 間 にて 静注. ⑦ 注射 完 了 後20分,多. 孔カ. 先 ず ク リア ラ ン ス 法 に つ い て み れ ば,従 の 正 常 値 に つ い てNewman 報 告 も あ り,本. 了 時 ス トヅプ ウオ ッチ を押 す(0分).⑧10分. 平 均 値 に つ きGFR男100.. 射 側 と反 対 の肘 静 脈 よ り採 血, Bと す.こ の際 ス ト. 護 婦7名. に対照とな. 参 照).. テ ー テ ル にて 導 尿,膀 胱 を完 全 に空 に す る.導 尿 完 後注. 生,看. RBF男892.. 来簡易法. et al8), Klalent9)等. の. 邦 に お い て も 金 子10)は 簡 易 法 の 各. 8,女778.. 3,女94. 2cc/min,. 6cc/mi,. RPF男469.. 5,.

(2) 8060. 早. 川. 第1表. 女432.6cc/minで. RPFが. も GFR. 65.0cc/min,. RBF. PSP試. 験 の 正 常 値 下 限 界 に つ い て は 諸 説 あ る も,. 私 は 金 井12),渡 %,. 辺13),大. 60分 合 計 値50%,120分 2). RPF. もつ て 正 常 値 の 下 限 界 と し た.. 下14.)の 説 に 従 い30分 値40 合 計 値55%と. 腎. べ て1側. 結. した.. 腎結核群. 種 々 の 病 期 に あ る 腎 結 核 患 者17名(1例. 水試 験 の判 定 に は従 来 当教 室 に お いて 行 わ れ て来 第2表. し爾 後8時 間排 泄. 下 を異 常 と した.. つ て わた くし. 650.0cc/min,. 間 排 泄 率50%(但. 量 が この1/3を こえ な い こと)濃 縮 能 は比 重 差15以. や や 高 い値 を示. した が 略 々 一 致 す る と こ ろ で あ り,従. 300.0cc/minを. 稀釈 能 は4時. に これ ら. の事 は わた くしの 成 績 に お い て. や や 低 く, RBF,. 群. た方 法(大 村11))に よつ たが,そ の正 常 値 下限 界 を. 範 囲 外 に 出 る場 合 に始 めて 腎障 碍 あ. り と して い る.こ. 子. 照. 上 の変 動 を得 な い限 り そ れ ぞ れ. の 増 減 を 結 論 す る こ と は 出 来 な い と し,更. GFRが. 対. あ る と報 じ, GFR:±17.5yb,. RPF:±16.9%以. の135〜65%の. 慶. 性)に. 核. 対 し検 索 し た.. 群. を 除 きす.

(3) 上 部 尿 路疾 患 に お け る腎 ク リア ラ ンス 即 ち,第2表. に 示 す 如 く, GFRは. よ り最 低41.4cc/minの cc/minで. 最 低413.2cc/minの CC/minと. り213.7cc/minの. 間 を 変 動 し,そ. RBF. 常 値 は9例. 異 常上 昇 は2例, で あ つ た.但. し平. 比 重 差 の 異 常 は12例(66.785)で. あ り,そ. 間 排 泄 率77.99ー6及. 60分 合. 120分 合 計 値 で は3例(14.3%). 等 の異 常 が 認 め られ た, 以上 腎 結石 患者 群 につ い て ク リア ランス 法,水 試 験, PSP試. 験3者. の相 互 関 係 を 見 るに全26例 中14. 2者 のい つ れ かが 一 致 せ る も の は2例(症 37),ク. リア ラ ンス値 のみ 良 好 で他2者. 低 下 せ る は3例(症. の各 々の. び 比 重 差14.5を. 示. し,後 者 は 正 常 値 下 限 界 以 下 の 値 で あ つ た.即. ち,. 例(症 例33, 35)で. 例25,. がいつ れ も. 例30, 31, 38),逆. ンス値 の み低 下 し,他2者. 間 排 泄 率 の 減 少 例 は3例(11.7%),. 平 均 値 は4時. 験 は30分 値 の異 常8例(38.1%),. 例 が 略 々一 致 した変 動 を 示 し,ク リア ラ ン ス値 と他. 均 値 は正 常 範 囲 内 に あ つ た. 水 試 験4時. あ つ た.. 計 値7例(33.3%),. の平 均 値 は. 6例(33.3%),. あ り, FFの. に して,正. 低 下 は5例(23.8%)で. 常 値 下限 界 を 越 え て低 下. 7例(38.4%),. 4例(22.2%)で. 水 試験 稀 釈 能 の 低下 せ る は認 め られ ず,濃 縮 能 の. PSP試. 均 値 は680.03. して 各 ク リア ラ ン ス値 に 異 常 を 示 し た. 例 数 慮GFR. 低 下 は7例. り. にRPFは568.8cc/minよ. 示 し,正. して い る.而. RPF. 最 高839.3cc/minよ. 間 に あ り,平. な つ た.更. 399.88cc/minを. 常率 で は略 々一 致 した値 で あつ た.. 最 高100.4cc/min. 間 を 動 揺 し平 均 値 は73.38. あ つ た. RBFは. 8061. に ク リア ラ. の 成績 良 好 な る もの は2. あつ た.. 即 ち本 群 の2/3は3者. 略 々一致 した傾 向 を示 して. い ろ.. 稀 釈 能 よ り濃 縮 能 に.おい て 障 碍 が 強 く示 さ れ て い る. 4). の で あ る.. 一 側 性 の 尿管 結 石 患 者15例 につ いて み れ ば,第4. PSP試. 験 で は30分 値 の 低 下8例(44.4%),. 値 の 低 下6例(23.3%), %)等. 120分. 60分. 検 査 法 相互 の変 動 に つ い. い つ れ も略 々 一 致 し た 変 動 を 示. して い る の は5例(症. 例5,. 6,. 11, 17,. 水 試 験 と ク リア ラ ン ス 値 の2者 3,. 10,. 18)で. あ り,. が 略 々 一 致 して い る. 12, 13,. 16),. PSP試. 験. と 略 々 一 致 して 動 揺 し て い る の は 僅 か2例(症 9)等 他2者. で あ つ た.又. 例8,. ク リ ア ラ ンス 値 の み 良 好 に して. が 低 下 せ る も の は1例(症. 例7),逆. に 他2. 者 が 正 常 に し て ク リア ラ ン ス 値 の み 低 下 せ る も の は 2例(症. 例l,. 14)で. あ つ た .以 上 の 事 よ り ク リア. ラ ン ス 値 は 水 試 験,. PSP試. 験 の2者. 或 い は いつ れ. か 一 種 の 検 査 法 と よ く一 致 し て い る こ と が 予 想 出 来 る の で あ る. 3). 腎結石群. は それ ぞ れ1202.5,. もRBF FFで. 過 ぎ な い.こ れ らは. つ いて も云 え るこ とで あ り,最 高 値. 298.6cc/minで. 518.1cc/min,最. 低値 は583.2,. あつ た.正 常 値 下 限 界 を 越 え た例. 3例(20%),. RPF. 1例(6.6%)に. 止 つ た.. は 異 常上 昇 を 示 した の は高 血 圧 症 を 合併 す る. 1例 の み に して 低 い値 を示 したの は4例 で あ つ た. 水 試 験 稀 釈能 の異 常 は な く,濃 縮 能 試 験 で は2例 (13.3%)が PSP試 %),. 機 能 低 下 を 示 した. 験 で は30分 値 及 び60分 値 は各 々9例(60. 120分 値 は3例(20%)の. 異 常 が 認 め られ た.. この群 にお け る3種 機 能 検 査 の相 関 につ いて み れ. 低39・6cc/minに. 示 した もの は3例(14.3%)で. し て,異 あ つ た.即. 最高 常値を. ち,異. 常. 率 は 腎 結 核 群 に 比 し著 る し く減 少 して い る が 平 均 値 は 略 々 同 じ値 を 示 し て い る. RBF及 ぞ れ 最 高1030・5及 び673.4co/min,最 あ つ た.そ. びRPFは. それ. 低 は403.5及. の 平 均値 に お いて は. 腎 結 核 群 に 比 しか な り 良 好 な 値 を 示 して い る が,異. 験 の結 果. はい つ れ も異 常 を示 し,症 例46に お いて は ク リァ ラ ン ス値 とPSP試. ク リア ラ ン ス 値 に つ い て 見 れ ぱ, GFRは. び192.5cc/minで. RPFに. 験 は略 々同 様 の正 常 値 を 示 した がPSP試 に つ き 検 討 した. 参 照).. 94.3cc/min,最. に比 し明 らか に.障碍 の軽 度 な るを示 し,. 異 常 例 も僅 か1例(6.6%)に RBF,. り最 低. ば,症 例50及 び54に お いて は ク リア ラ ンス値 と水 試. 種 々 の 大 き さ の 腎 結 石 患 者21例 (第3表. 最 高110.4cc/minよ. 間 を変 動 し,平 均値79.3cc/minを. 示 し,前2群. て 概 観 す れ ば,3者. 例2,. 表 に示 す 如 くGFRは 61.5cc/minの. 値 で は4例(22.2. を 示 し た.. 以 上 の 結 果 を 通 覧 し,各. の は6例(症. 尿管 結 石 群. 験 が 略 々一致 して低 下 し,水 試 験. の み良 好 成 績 で あ つ た が,以 上 の3例 を除 く他 は3 者 略 々平 行 した値 を示 して い る.又,一. 般 に腎機 能. は前2群 に 比 しそ の障 碍 の 程 度 は い つれ も可 成 り軽 度 であ る こ とを示 して い る. 5). そ の他 の上 部 尿 路 疾 患群. 特 発 性 腎 出 血6例,嚢 因 不 詳 の 水 腎症3例,左. 胞 腎4例,遊. 走 腎3例,原. 膿 腎症,右. 重複 腎孟 の 各]. 例 に対 して も同 様検 索 を行 つ た(第5表. 参 照)..

(4) 第3表. 腎. 結. 石. 群.

(5) 上 部 尿 路疾 患 に おけ る腎 ク リア ラ ンス 第4表. 第5表. 尿. そ. の. 管. 他. これ らに つ い て も各 検査 法 相 互 の関 係 を検 討 して. の. 結. 上. 石. 8063. 部. 尿. 群. 路. 疾. 患. いつ れ も正 常 値 を示 し, PSP試. 験30分 値 に お い て. み るに,特 発性 腎 出 血 で は 血 尿高 度 に して 水 試験,. はl例 の み異 常 値 を 示 し,な おGFRの. PSP試. 1例 以外 は正 常 であ り,腎 機 能 は概 して 良好 で あ つ. 験 を行 い 得 なか つ た1例 を除 き水 試 験 で は. 低 下 もその.

(6) 8064. 早. 川. 慶. た.. 他 の2例 はPSP試. 嚢 胞 腎4例 はい つ れ も最 高 血圧140〜180mm‑Hg. した が,ク. の高 血 圧 を伴 つ て い た の で あ るが, FF上. 昇 は2例. に認 め られ た.又,. は予 期 せ. GFR,. RBF,. RPF等. る程 の変 化 を 示 さず,む し ろ 水 試 験, PSP試. 験に. 6). 小. 括. 検 査 法相 互 の関 係 につ き総括 的 に概 観 した が,こ れ. 上 昇 を 見 た以 外 著 変 を認 あ なか つ た.. 水 腎症 の3例 で は両 側 性 の1例(症. リア ラ ンス,水 試験 で は正 常 値 で あつ た.. 以 上 上部 尿路 疾 患 患 者72例 の検 査 成 績 を 述べ,各. 遊 走 腎3例 で は本 態 性 高 血 圧症 を合 併 せ る1例 に お い てFFの. 験 の み は い つれ も機 能 障碍 を示. 左 膿 腎症,左 重 複 腎盂 の 各1例 で は各検 査 成 績 い つれ も略 々正 常 範 囲 内 は こ止 まつ た .. お いて 低 下 を 示せ る場 合 が 多 か つ た.. 例70)に. らの代 表 的疾 患 で あ る腎 結核,腎 結 石 及 び 尿管 結石 の3群 につ き− 括 して考 察 を加 え て み た い(第6,. おい. 7表 参 照).. て各 ク リア ラ ンス値 の高 度 の 低 下 を示 し,水 試 験, PSP試. 子. 験 で も これ に相 応 す るす る異 常値 を示 し た.. 第6表. 第7表. FFを. 各 検. 各. 群. 除 く各 ク リア ラ ンス値 は 腎 結核,腎 結 石,. 査. 成. 異. 常. 績 平. 均. 値. 率(%). も, Eberbach15), Stoerk16)或 い は 当教 室 の大 北17). 尿 管結 石 の順 に その 平 均値 は上 昇 し,異 常 率 は低 下. 等 が 云 う ご と く,姉 妹 腎 に も初 期病 巣 に対 す る何等. して い る.先 づGFRに. つ いて 腎 結核 群 と腎 結 石 群. か の 治 癒機 転 が 営 まれ,総 腎 機 能 に お いて も一 側性. を比 較 すれ ば,そ の平 均 値 で は 有意 の差 を認 め な い. の 腎 結石 の場 合 の如 く代 償 性機 能亢 進 も見 られ ずむ. に もか か わ らず そ の異 常 率 で は 前者 は 後者 の1/3に. し ろ機 能 低 下 が 著 し くな るの で は な いか とも考 え ら. 低 下 して い る.即 ち, GFRの. れ,病 状 の進 展 と共 に その 障碍 は益 々高 度 とな り,. 変 動 範 囲 は結 石 群 に. お い て 狭 く,結 核 群 に お い て著 し く広 い 事 を示 して. 自験 例 につ いて 見 られ た 如 き傾 向 を示 す もの と考 え. い るの で あ る.換 言 す れ ば血 行 性 に 発症 す る腎 結 核. られ ろて 逆 に− 側 性 の結 石 症 に おい て は た とえ患腎. で は両 腎 の糸 球体 機 能 の障 碍 程 度 は ま ち ま ちで あ り,. の荒 廃 が 高 度 に して全 く機 能 を 消 失 して もな ほ姉妹. 上 行 性 に腎 障 碍 を もた らす 腎結 石症 で は略 々一 様 に. 腎が 健 全 で あ る限 り代 償 性 機 能 元 進 の た め総 腎機 能. 障 碍 され て い る事 を示 して い るの で あ る.又,. で は結核 症 に お け る程 の変 化 を 来 さな いの であ る,. RPPで. RBF,. は 腎 結 核 群 と結 石 群 は異 常 率 に お いて は 略. 自験 例 の 成 績 も田辺18)の 報 告 と略 々一 致 し これを. 々 同 じ結 果 とな る も平 均値 に おい て は 前 者 の障 碍 は. 充 分 に裏 付 け得 る もの であ り,詳 細 は割 愛 す るが,. 後 者 に比 し著 る し く高 度 であ る事 を 示 して い る.云. レ線 像,手 術 所 見 にお い て も これ らの関係 を確認 し. いか え れ ば,機 能 障 碍 を示 した 例 数 は 略 々 同 じであ. 得 た の で あ る.. つ て もそ の障 碍 の程 度 は腎結 核 の 場 合更 に高 度 で あ. な お尿 管 結 石 群 で は 腎結 石群 の上 行 性 腎 障碍 を更. る事 が うか が われ るの で あ る.即 ち腎 結核 が 血行 性. に純 粋 な 形 で 示 す もの で あ つ て,し か も 自験例15例. に して,た. は すべ て一 側 性 で あ るた め 上 述 の 関係 を よ く示 して. とえ臨 床 的 に は一 側 性 の 腎結 核 であ つ て.

(7) 上部 尿路 疾 患 にお け る腎 ク リア ラ ンス い る もの と考 え る. FFに. つ いて はChait1)が. 腎,尿 管 結石 症 の場 合. 1.. 腎結 核 群. l). GFRと. 8065. 水 試 験4時. 排 泄 率(第l図. 参 照). 一 定 の 傾 向 を示 さな い と述べ て い る.自 験 例 に こお い 第l図. て も或 い は上 昇 し,或 い は下 降 し結 石症 ば か りで な. 腎 結 核 に お け るGFRと. 排 泄率. γ=0.459. く,腎 結 核 その 他 の 上部 尿 路 疾 患 の 場 合 で も一 定 の 傾 向 が認 め られ な かつ た ので あ る. 水 試 験 の 成績 で は腎 結 核 群 に お い て いつ れ も異 常 率 が高 く,そ の平 均 値 に おい て も可 成 り低 下 を示 し, 特 に濃 縮能 を示 す比 重 差 の平 均値 は結 核 群 で は正 常 値 下 限 界 を下 廻 り,異 常 率 は最 高 を 示 して い る.即 ち,腎 結 核 に お い て,も つ と も影響 を受 け易 いの は 濃 縮能 であ る事 を 示 し て い る.教 室 の香 曽我 部19) の 結果 と もよ く一 致 す る所 で あ る. PSP試. 験 で は各 群 を 通 じ,そ の異 常 率 に お い て. 最 も高 い値 を示 して い るが,い つれ も30分, 60分,. 先 づ 腎 結核 群 のGFRと. 水 試 験4時 間 排 泄 率 に つ. い て み れ ば,そ の 両 者 或 い は いつ れ か に 異 常 が 認 め. 120分 値 とな るに従 つ て 異 常率 を 減 じ て い る.そ し. られ た のは8例 あ り,こ の う ちGFRの. て こ こにお いて も結 核 群 と結石 群(尿 管 結 石 群 も 含. た もの は7側,排. め て)の 間 には興 味 あ る差 異 を 示 して い るの で あ る.. あ つ た.又GFR正. 即 ちそ の異 常 例 の 減 少 の態 度 が 結 核 群 で は30分 値 と. 排 泄 率 正 常 に してGFRの. 60分 合計値 との 差 が 著 る し く,結 石 群 で は60分 合計. 低下を認 め. 泄率 の低 下 を 示 した もの は3例 で 常 に して排 泄 率 低 下 は1例.逆. 低 下せ るは5例 で あつ た.. 両者 の相 関 関係 数 を求 む る に γ=0.459で. 値 と120分 合計 値 との 差 が 著 ろ しいの で あ る.こ の 事. た.即 ち,腎 結核 群 に おい て はGFRと. はPSP試. は或 る程 度 の順 相 関係 が示 され て い る.. 験 はvan. Slyke20)等 が指 摘 した 様 に本 試. 験 は1時 間 或 い は2時 間 の 長 時検 査 で は色 素 が 何 度. 2). GFRと. に. 水 試 験 比 重 差(第2図. あつ. 腎稀 釈能 と. 参照). も尿細 管に お い て 尿 中 え排 泄 され る機 会 が与 え られ, 第2図. 病 的状 態 と云 え ど も正 常 範 囲 内 に入 り得 るた め と解. 腎結 核 に おけ るGFRと. され,更 に結 石 群 に おい て は 腎 実質 の変 化 も さ る事 乍 ら結 石 に よ ろ尿 の通 過 障 碍 の た め腎盂,尿 泄 され た 高濃 度PSP含. 有 尿 が120分. 比重差. γ=0.549. 管に排. と 云 う比 較 的. 長 時 間 を要 す れば 膀 胱 乃 至 は体 外 へ 排 泄 され得 るの で あ り,か か ろ結 核群 とは異 なつ た 傾 向 を示 した の で は な い か と考え られ る. 各検 査 法 につ い て3群 を比 較 す れ ば 以上 の如 くで あ るが,全 体 と して も臨 床 症 状 と並 行 して,腎 結 核, 腎結 石,尿 管 結 石 の順 に障 碍 の程 度 は軽 くな つ て お り,腎 結 核 群 では 実 質 の障 碍 を,腎 結 石 群 で は実 質. 両 者或 いは その い つ れ か に機 能障 碍 を示 した もの は13例,こ. の う ちGFRの. 低 下 を 認 め た もの は7. の 障 碍 プ ラス尿 の 通 過 障 碍 を,尿 管 結 石 群 で は主 と. 例,比 重 差 の 減 少 を 来 した もの は12例 であ つ た.又. して 尿 の 通過 障 碍 を私 の検 査 成 績 の 上 か ら も読み 取. GFR正. る ことが 出 来 るの で あ る.. 重差 正 常 に してGFRの. 第4章. 各検査成績相互の関係に ついてて. 前 章 に て,ク. リア ラ ンス法,水 試 験, PSP試 験 に. つ い て 記 し,且 そ の 相 互 の関 係 につ い て検 討 したが,. 常 に して比 重差 の減 少 せ る は5例,逆. に比. 低 下 せ るは1例 で あ つ た.. 即 ち,腎 結 核 群 に おい て は比 重 差 の方 がGFRよ. り. 異 常 率 が 高 い こ とを示 してい る.更 に両 者 の相 関係 数 は γ=0.549で 3). GFRとPSP試. GFR及. びPSP. あつ て,可 成 りの順 相 関 を示 した. 験30分 値(第3図. 参 照). 30分 値 の両 者或 い は そ の いつ れ. 更 に 詳 細 に相 関係 数 を求 め その 実 態 を 分 析せ ん と し. か に異 常 を認 めた の は10例 で,こ の 中GFRの. た.. せ る もの は7例,. PSP30分. 低下. 値 の 異 常 値 は8例 で あ.

(8) 8066. 早. 第3図. 腎 結 核 に お け るGFRとP. γ. 川. 慶. 子. 第5図. S. P30'値. =0.236. 腎 結 核 に お け るGFRとPSP120' 合 計値 γ=0.388. つ た.又GFR正 3例,. 常 に し てPSP30分. PSP30分. 値 の異 常 値 は. 値 正 常 に し てGFR低. 下 せ る は2 第6図. 例 で あ つ た.. 腎 結 核 に お け るRBFと. 排泄 率. γ =0.797. 両 者 の相 関 係 数 は γ=0.236に. して,著 明 な順 相. 関 関係 は認 め られ な か つ た. 4). GFRとPSP試 第4図. 験60分 値(第4図. 参 照). 腎 結 核 に お け るGFRとPSP60' 合 計値 γ=0.347. あ り,そ の 中RBFの. 低 下 せ るは6例 排 泄率 の 低下. せ るは3例 で あつ た.又, の低 下 せ るは1例,逆. 正 常 な る例 は4例 で あつ た.両. 者 の 相 関 関 係数 は. 7) 例 は10例 あ り,こ の 中GFR正 60分 値 の低 下例 は3例,逆 に してGRRの. 常 に して, PSP試 にPSP試. 験. 験60分f直正 常. 異 常 を示 せ ろは4例 あ つ た.両 者 の. 相 関 係 数 は γ=0.347と. な り, 30分1直と同様 あ ま り. 著 明 な 相 関 関係 は認 め られ な か つ た. 5). GFRとPSP試. 験120分 値(第5図. 常 に して排 泄率 下を 示 し排泄 率の. γ=0.797に 両 者 共 に,或 い は その い つれ か に異常 値 を示 した. RBF正. にRBF低. RBFと. して著 明 な順 相 関 が示 され たので あ る. 水試 験 比 重 差(第7図. 参照). 両 者 或 い は そ の いつ れ か に異 常 を 認 め たの は12例 で あ り,そ の 中比 重差 の減 少 せ るは12例, RBFの 下せ るは6例 あ り,又,. RBF正. 常 に して 比重 差減. 少 例 は6例 に して,比 重 差 正常 に してRBF低. は7例,. PSP試. 又GFR正. よ り比 重 差 に おい て 昔 る し く異 常 率 が 高 く,鋭 敏 で. 参 照). あ ると云 え る.し か し両 者 の相 関係 数は γ=0.623 低下せ る. 験120分 値 の異 常 例 は4例 で あつ た.. 常 に して120分 値 の 低 下 せ るは3例,. 分 値 正 常 に してGFR低. 120. 下せ る は6例 で あつ た.両. 者 の相 関 係 数 は γ=0.388と. な り,相 関 関 係 は前 項. と 同 じ くあ ま り著 明 で な い. 6). RBFと. 水 試験4時 間 排 泄率(第6図. 下例. は認 め られ なか つ た.即 ち両者 を比 蚊 す る にRBF. 両 者 共 に,或 い は そ のい つ れ か に異 常 を認 め たの は 前 項 と同 じ く10例 あ り,そ の 中MFRの. 低. 参照). 両 者或 い は そ のい つ れ か に異 常 を示 したの は7例. 第7図. 結 核 に お け るRBFと. 比重 差.

(9) 上 部 尿 路 疾 患 に お け る腎 ク リア ラ ンス てRBFが. に して可 成 りの 順 相 関 が 明 らか とな つ た. 8). RBFとPSP試. 験30分 値(第8図. 参照). 8067. 低 下 せ る もの5例 で あ つ た.又 両 者 の相. 関係 数 は γ=0.221で. 前 項 と 同 じく相 関 関係 は極 め. て薄 弱 で あ る事 を示 して い る, 第8図. 結 核 に お け るRBFとPSP30分. 値. 11). γ =0.131. RPFと 第10図. 水 試験4時 間 排 泄 率(第10図 腎 結 核 に お け るRFPと. 参 照). 排泄率. γ =0.590. 両 者 或 い は そ のい つ れ か に機 能 障 碍 を示 せ るは9 例 あ り,そ の 中30分 値 の低 下 せ る は8例, 低 下せ るは6例 で あ つ た.又, 分 値 減少 例 は3例,. RBF正. RBFの 常 に して30. 30分 値 正常 に してRBF減. 少例. は1例 で あつ た.両 者 の相 関係 数 は γ=0.131に. し. て,殆 ん ど相 関関 係 の な い 事 を示 してい る. 9). RBFとPSP試. 験60分 値(第9図. 両 者或 い は その い つ れ か に異 常 を 認 あ た の は5例,. 参 照). この 中RPFの 第9図. 腎 結 核 に お け るRBFとPSP60. 減 少せ るは4例,排. は3例 で あつ た.又RPF正. 分合計値. せ るは1例,逆. γ=0.227. 泄率の低下せ る. 常 に して 排 泄 率 の 低 下. に排 泄 率正 常 に してRPFの. 低下せ. るは2例 で あ つ た.両 者 の 相 関係 数 を み る に γ= 0.590に して 可成 りの 順相 関 を示 した. 12) RPFと 第11図. 水試 験 比 重 差(第11図. 参 照). 腎 結 核 に お け るRPFと. 比 重差. γ=0.582. 両 者 或 い はそ の い つ れか に機 能障 碍 を 示 した 例 は 9例,そ. の 中60分 値 の低 下 せ る は6例,. 下 例 も同 じ く6例 で あ つ た.又60分 RBFの. 低 下 せ ろは2例,逆. RBFの. 低. 値 正 常 に して. にRBF正. 常 に して60. 両 者 或 い は そ のい つ れ か に機 能 障碍 を示 したの は 、12例,こ の 中RPFの. 分 値低 下 例 は3例 で あ つ た. 両者 の相 関係 数は γi=0.227に して30分 値 との場. 低 下 は4例,比. 12例 あ り,ま たRPF正. 重 差 の低 下 は. 常 に して 比 重差 の減 少 せ る. 合 に比 しや や 上 廻 る も順 相 関 関 係‑あ ま り著 明 で な. は8例 で あつ た が,比 重 差 正 常 に してRPFの. い.. せ る例 は認 あ られ な か つ た.即 ち,明. 10) RBFとPSP試. 験120分 値. の 中RBFの. 低 下 を み た もの6例,. 値 の 低 下 を示 した もの4例 に し て, RBFが して120分 値 の低 下せ る もの3例,. らか に 比 重差. の 方 が異 常 を示 した 例 数 が 多 く,鋭 敏 と云 え る.そ. 両 者 或 い は その い ず れ か に機 能 障 碍 を 示 した もの 9例,こ. 低下. 120分 正常に. 120分 値 正常 に し. して両 者 の相 関係 数 は γ=0.582に. して, RPFと4. 時 間 排 泄 率 との相 関 係 数 と略 々同 様 の結 果 でつ た. 13) RPFとPSP試 RPF又. はPSP. 験30分 値(第12図. 参 照). 30分 値 の いつ れか に機 能 障 碍 を.

(10) 8068. 早. 第12図. 川. 腎 結 核 に お け るRPFとPSp30分. 値. 慶. 子. せ るは 同 じ ぐ4例,し. か し両 者 共 に機 能陣 碍 を示 し. た の は わ つ か に1例 のみ で あ り,そ の他 は いつ れ か 一 方 の み に異 常 値 を 認 めた の で あ る.そ して両者 の. γ=0.157. 相 関係 数 は γ=0.265に. して30分 値 の 場 合 と同様可. 成 り低 い相 関 関 係 が 明 らか とな つ た. 16) FFと. 水試 験PSP試. 験. 前 述 せ る方 法 に従 い, FFと 比 重 差, PSP試. 水 試 験4時 間排 泄率,. 験30分 値, 60分 値120分 値 との各 相. 関係 数 を 求 め各 々の 関係 を検 討 した.そ. の結 果FF. と4時 間 排 泄 率 との 相 関係 数 は γ=0.116,比 との相 関 係 数 は γ=0.001, 示 し た もの は9例 で,こ の 中30分 値 の低 下 を 認 め た. γ=0.041,60分. の は8例,. γ=一0.075と. RPFの. 低 下 せ る もの は14例 で あ つ た.. 又,比 重 差正 常 に してRPFの RPF正. 低 下 せ るは1例 に して. 常 に して比 重 差 の 減 少せ るは5例 認 め られ,. PSP30分. 値 は極 めて 鋭 敏 に反 応 して い る こ と を 示. して い るの で あ る.両 者 の相 関係 数 は γ=0.157と. RPFとPSP試. 第13図. 験60分 値(第13図. 験30分 値 とは. 値 と は γ=0.011,. 120分 値 と は. な り相 関 係 数 の絶 対 値 は小 さ く,正. 負 いつ れ の 場 合 もあ り,血. と水 試験, PSP試 験 と. は 全 く相 関 関係 を有 しな い事 が明 らか となつ た. 小. 括. 以上 腎結 核 群 に お け る腎 ク リア ラン ス値 を中 心 と. な り.殆 ん ど順 相 関 関 係 は認 あ られ な か つ た. 14). PSP試. 重差. して従 来 行 わ れ て来 た水 試験, PSP試. 参 照). 関 係 を 検 討 して来 た ので あ るが,こ. 腎 結 核 に お け るRPFとPSP60 分 合 計値. こで要 約 す れば,. GFRと. 水 試 験 と は可 成 り著 明 な る順 相 関 を示 し,. PSP試. 験 とは 予期 に反 し極 めて 相関 関 係 は 乏 しい. 結 果 となつ た.こ. γ=0.284. 験 と の相関. の 傾 向 はRBF,. RPFを. した 場合 で も同 様 で あ つ て,特 にRBFと 時 間 排 泄 率 との関 係 は γ=0.797な を示 したの で あ り, PSP試. 中心 に 水試 験4. る高度 の順 相 関. 験 で は 最 も腎機 能 を正. 確 に反 映 す る と云 われ た30分 値 と各 ク リア ランス値 との相 関 係 数 は最 も低 い値 を 示 し, 60分 値, 120分 値 と は それ を や や上 廻 る結 果 とな つ た. 結 局,腎 PSP試. 結 核 群 の 各 ク リア ラ ンス値 と水試 験,. 験 との相 関係 数 の 最 高 はRBFと4時. 泄 率 の γ=0.797に. して,最 低 はFFを. 試 験30分 値 と の間 にお け る γ=0.131で. 間排. 除 けばPSP あつ た.. II. 腎 結 石 群 両 者 或 い は その い つ れ か に異 常 を 示 した の は9例, そ の 中RPFの. 低 下 を 示 した の は4例,60分. 少 せ るは6例 で あ つ た.又, 値 の低 下 せ るは5例,60分. RPF正. 値 の減. 常 に して60分. 値 正 常 に してRPFの. 低. 1). GFRと. 水 試 験4時 間排 泄 率. 腎結 石 群 のGFR及. 中4例 あ り,こ の 中GFR正. 下 せ るは3例 認 め られ,こ の 場合 に お い て もPSP. もの1例,排. 試 験 はRPFに. で あつ た.ヌ,両. 比 し鋭 敏 に反 応 せ る事 を 示 して い る.. 両 者 の相 関 係 数 は γ=0.284に. して,前 項 の 場 合 と. 同様 可 成 り低 い順 相 関 関係 を有 す る ことを 示 して い 15) RPFとPSP試. 験120分 値. 低 下 せ るは4例,120分. 泄率 正 常 に してGFR低. 下 せ るは3例. 者 共 に機 能 障 碍 を示 した例 は認 め. γ=0.175と GFRと. な り,極 あて 低 い 順相 関 を示 した. 水試 験 比 重 差(第14図. 参照).. 両 者 或 いは その い つ れ か に異 常 値 を示 したのは7. 両 者或 い は そ の いつ れ か に異 常 を示 したの は7例, この うちRPFの. 常 に して排 泄率不 良の. られ なか つ た の で あ る.従 つ て両 者 の相 関係 数は. 2). る.. び水 試 験4時 間排 泄 率の 両者. 或 い は そ の い つれ か に機 能 障碍 を示 され た のは21例. 値 の減 少. 例 で,こ の 中GFRの. 低下 せ るは3例,比. 常 は5例 に して, GFR正. 重 差 の異. 常 に して 比 重 差の減 少せ.

(11) 上部 尿路 疾 患 に お け る腎 ク リア ラン ス 第14図. 腎 結 石 に お け るGFRと γ =0. 比重差. 第16図. 8069. 腎 結 石 に お け るGFRとPSP60分. .267. 合計値 γ=0.618. る例 は4例,比. 重 差正 常 に してGFRの. は2例 で あつ た.而. 減 少 した例. して,両 老 共 に機 能 障碍 を示 し. た の は 膿 腎 症 を伴 つ た両 側 珊 瑚樹 状 の1例(症 19)に 止 つ た. GFRと ば γ=0.267と 3). 例. 比 重 差 の相 関係 数を 求 め れ. な り,相 関 関 係は 極 め て薄 弱 で あ る.. GFRとPSP試. 験30分 値(第15図. 5). GFRとPSP試. 験120分 値(第17図. 両者 或 いは そ の いつ れ か に異 常 を示 した の は5例 で,こ の 中GFRの. 参 照). 低 下 せ るは3例,. 少せ るは2例 で あつ た.又,い 第15図. 腎 結 石 に お け るGFRとPSP30分. 値. 参 照). 120分 値 の減. つ れ か 一 方 が正 常 に. して他 方 が 減 少せ る は各 々2例 つ つ あ り,両 者共 に. γ=0.568. 異常 値 を示 した の は1例(症. 例19)で. 而 して両 者 の相 関係 数 は γ=0.654に. あつ た. して,可 成. り著 明 な順 相 関 関係 を示 して い る. 第17図. 腎 結 石 に お け るGFRと120分. 合. 計値 γ=0.654. 両 者 或 い は その い つれ か に 異 常 を認 め たの は30例, この う ちGFRの. 低 下 せ る もの3例,30分. せ る もの は8例 で あつ た.又. 分 値 の 減 少 せ るは7例,. GFR正. 値 の減 少 常 に して39. 30分 値 正 常 に してGFRの. 低 下 せ るも のは2例 認 め られ た.両 者 共 に機 能障 碍 を 認 め た の は前 項 と同 じ く,症 例19の1例. のみ で あ. つ た.し か し,両 老 の相 関 係 数 は γ=0.568に. して,. 可 成 りの順 相 関 を 認 め,全 体 の 傾 向 は両 者 共 略 々一 致 して い る こ とが うか が われ た の で あ る. 4). GFRとPSP試. 験60分 値(第16図. あ り, GFR正. 異 常 は3例,. で あつ た.し か し両 者 の相 関係 数 は γ=0.618に て 可 成 りの順 相 関 を 示 した.. 両者 或 い は その い つ れか に機 能障 碍 を示 した の は. 即 ち, RBF正. 低 下 せ るは7例,排. 泄率の. 者 共 に低 下 せ る例. 常 に して排 泄 率 の 低 下 した の は1例,. 排泄 率正 常 に してRBFの. 者 共 に機. 能 障 碍 を 示 した の は前 項 と 同 し く症 例19の1例. 参 照). は な く,す べ て い つれ か 一 方 の み に異 常 値 を 示 した.. 60分 値 の 減少 せ るは7例. 減 少 例 は2例,両. 水 試 験4時 間排 泄 率(第18図. 減 少 せ る はl例 で あつ た.又,両. 常 に して60分 値 の減 少 例 は6例,60. 分 値 正 常 に してGFRの. RRFと. 8例 で,こ の 中RBFの 参 照). 両 者 或 い はい つ れ か に異 常 を 認 め た の は9例,こ の 中GFRの. 6). のみ し. 低 下 を 認 あ た の は7例 で. あ つ た.而 して そ の相 関係 数 は γ=0.367に. して 両. 者 の相 関 関 係 は極 め て弱 い事 を 示 して い る. 7). RBFと. 水 試 験 比 重 差(第19図. 参 照). 両 者 或 い は そ の いつ れ か に機 能 障碍 を示 したの は.

(12) 8070. 早. 第18図. 腎 結 石 に お け るRBFと. 川. 慶. 子. せ るは4例,両. 排泄率. 者 共 に 低 下 せ るは3例 で あつ た.し. か し,両 者 の相 関 係 数 は γ=0.566で. γ=0.367. あ り,可 成 り. の順 相 関 関係 が存 在 せ る事 を示 して い る. 9). RBFとPSP試. 験60分 値. 両 者 或 い はい つ れ か に異 常 を認 め た の は11例,こ の 中RBFの. 低 下 せ るは7例,. 同 じ く7例 で あつ た.又, の 減少 せ るは4例,. 60分 値 の 減少 せ るも. RBF正. 常 に して60分 値. 60分 値 正 常 に してRBFの. せ るも 同 じ く4例,両. 減少. 者 共 に減 少 せ るは3例 で あつ. た.即 ち両 者 は 同 じ異 常 率 を 示 し,鋭 敏 度 も略 々匹 敵 す るを予 想せ しめ,両 者 の相 関係 数 は γ=0.798 とな り極 め て高 い順 相 関 関 係 を 有 したの であ る. 第19図. 腎 結 石 に お け るRBFと. 比 重差. 10) RBFとPSP試. 験120分 値(第21図. 参照). γ=0.271 第21図. 腎 結 石 に お け るRBFとPSP120 分 合 計値 γ=0.703. 10例 あ り,こ の 中RBFの. 低 下 せ るは7例,比. の減 少 せ るは5例 認 め られ た.又,RBF正 て 比 重 差 の減 少 せ るは3例.比 の 減少 せ るは5例 で あつ た.而 数 は γ=0.271に. 重差 常 にし. 重差 正 常 に してRBF して,両 者 の棉 関 係. して,前 項 の 場合 を下 廻 る値 とな. り相 関 関係 は極 あて薄 弱 で あ る事 を 示 して い る. 8). RBFとPSP試. 験30分 値(第20図. 参 照). 低 下 せ るは7例,30分. せ るは8例 で あ つ た.又, の低 下 せ るは7例,. RBF正. 値 の低 下. 常 に して30分 値. 30分 値 正 常 に してRBFの. に して,こ の 中RBFの れ,120分 RBF正. 値 の み低 下 せ るは3例 で あ つ た.即 ち, 常 に してPSP試. 腎 結 石 に お け るRBFとPSP30 分値 γ=0.566. 験120分 値 の 減少 例 はな く, 下 せ るは4例 認 め られ. た.そ して,両 者 の 相 関 係 数 は γ=0.703と. な り,. 可 成 り高 度 の順 相 関 関 係 を 示 して い るので あ る. 11) RPFと. 水 試 験4時 間排 泄 率(第22図. 参照). 低下 第22図. 第20図. 低 下 は7例 すべ て に認 め ら. 120分 値 正 常 に してRBF低. 両 者 或 い はそ の いつ れ か に 異常 を認 めた の は12例 で,こ の 中RBFの. 両 者 或 い はそ の い つ れ か に異 常 を 認 め たの は7例. 腎 結 石 に お け るRPFと γ=0.339. 排 泄率.

(13) 上 部 尿 路 疾 患 に お け る腎 ク リア ラ ンス 両 者或 い は そ のい つ れ か に機 能 障 碍 を示 した のは 5例,こ. の 中RPFの. 低 下せ る は4例,排. 泄 率 の低. 下 せ るは1例 で あ つ た.即 ち,両 榊共 に機 能 障 碍 を 示 した例 は な く, RPF正 低 下せ る もの は1例,. 常 に して4時 間 排 泄 率 の. 4時 間 排泄 率 正 常 に してRPF. 8071. と な り,可 成 りの順 相 関 を 認 め た. 14) RPFとPSP試. 験60分 値. 両 者 或 い は その い つ れ か に異 常 値 を 示 した の は9 例,こ の 中RPFの. 低 下 せ る は4例,. せ るは7例 認 め られ た.又,. の 低下 せ るは4例 認 め られ た.従 つて 両 者 の 相 関係. 値 の 低 下 したの は5例,. 数 も γ=0.339と. 低 下 せ るは2例,両. な り,或 る程 度 の順 相 関 関係 を 認. め たに 止 ま つ た. 12) RPFと 第23図. RPF正. 60分 値 の低 下 常 に して60分. 60分 値 正 常 に してRPFの. 者 共 に機 能 障 碍 を示 したの も同. じ く2例 で あつ た.両 者 の 相 関係 数 を求 む るに γ=. 水 試験 比 重 差(第23図. 参照). 腎 結 石 に お け るRPFと. 0.627と な り,可 成 り強 い順 相 関 関 係 が 認 め られ た. 15) RPFとPSP試. 比重差. γ=0.331. 第25図. 験120分 値(第25図. 参 照). 腎 結 石 に お け るRPFとPSP120分 合 計値 γ=0.506. 両 者或 い は そ のい つ れ か に機 能 障 碍 を示 したの は 8例,こ. の 中. FLPFの 低 下せ る は4例,比. 少 せ るは5例 で あつ た.ま たRPF常 差 の減 少せ るは4例,比. 重差の減 に して比 重. 重 差正 常 に してRPFの. 減. 少せ るは3例 で,両 者 共 に機 能 障 碍 を示 した の は僅 か に1例 で あつ た.従 つ て両 者 の 相 関 関 係 もRPF. 0.331な る相 関係 数 と な り,両 者 は 若干 の順 相 関 関 係 を 示 した に止 まつ た.. 第24図. 低 下 は4例,120分. 下 は3例 認 め られ た.又,. と4時 間排 泄 率 と の 相 関 関 係 と 略 々 同 様 に γ=. 13) RPEとPSP試. 両 者或 い は その いつ れ か に機 能 障碍 を示 し たの は 5例 で,そ の 中RPFの. 減 少 せ るは1例, せ るは2例,両. RPF正. 値の低. 常 に して120分 値. 120分 値 正常 に し てRPFの. 減少. 者 共 に機 能 障 碍 を示 した例 も同 じ く. 2例 で あつ た.両 者 の相 関係 数 を求 む れ ば γ=0.506 験30分 値(第24図. 参 照). 腎 結 石 に お け るRPFとPSP30分. とな り,可 成 りの順 相 関 を 有 しRPFと30分. 値 の場. 合 と略 々同 様 の結 果 とな つ た.. 値. 16) FFと. γ=0.507. FFと. 水 試 験PSP試. 水 試 験 及 びPSP試. 験 験 との関 係 は一 定 の 形. 式 を と らず,腎 結 核 に おけ る と同様 その 相 関係 数 は 正 負様 々で,絶 対値 は少 く互 に殆 ん ど相 関 関係 を有 して い な い の で あ る.即 ち,FFと 水 試 験4時 間 排 泄 率 とは γ=‑0.069,同 PSP試. じ く比 重 差 とは γ=‑0.292,. 験30分 値 とは γ=‑0.011,. 0.010, 120分 値 とは γ=‑0.039で 両 者 或 い はそ の い つ れか に機 能 障碍 を示 した の は 10例,こ. の う ち, RPFの. 低 下せ る は4例,30分. の 低 下 せ るは8例 で あ つ た.又, 30分 値 の 低 下 せ るは4例, の 低 下 せ る は3例,両. RPF正. 小. 60分 値 とは γ= あつ た.. 括. 値. 腎 結石 群21例 に対 す る各 腎 機 能 検 査 相 互 の 関係 に. 常 に して. つ い て は上 述 の 如 き結 果 と なつ たが,こ れ を要 約 す. 30分 値 正 常 に し てRPF. 者共 に機 能 障 碍 を示 したの は. 2例 で あ つ た.両 者 の 相 関 関係 を求 め るに γ=0.507. れ ば,最 も相 関 係 数 の 高 いの はRBFとPSP60分 値 との相 関 係 数 γ=0.798で FFを. 除 けばGFRと. あつ て,そ の 最 小値 は. 比 重 筆 との間 に お け る γ=.

(14) 8072. 早. 0.175で あ つ た.腎 結 核 群 と比 べ,最. 川. 慶. 子. も著 明 な 差異. 除 きす べ て に機 能 障碍 を示 した の で あ る.か か る特. は前 者 で 各 ク リア ラ ンス値 と水 試験4時 間 排 泄 率及. 殊 な1例 を 除 き,共 に機 能 障 碍 を示 した例 は な く両. び比 重 差 とは 可成 り著 しい1頂相 関関 係 を 示 した に反. 者 の相 関係 数 も γ=0.163と. し,結石 群 で はPSP試. 薄弱 な る事 が 明 らか に され た.. もRBFと. 験 と各 ク リア ラン ス値,中 で. の間 に最 も著 明 な順 相 関 関 係 を示 した と. 3). 云 う事 で あ る.. 第28図. Ⅲ. 尿 管 結 石 群 1). GFRと. GFRとPSP試. な り極 めて 相 関関 係 が. 験30分 値(第28図. 参 照). 尿 管 結 石 に お け るGFRとPSP 30'値. 水 試験4時. 間排 泄 率(第26図. 参 照) γ=0.061. 第26図. 尿 管 結 石 に お け るGFRと. 排泄率. γ=‑0.034. 両 者 或 い は そ の い つれ か に 異 常値 を示 した の は9 例 あ り,こ の うちGFRの. 低 下 せ る は1例,. 30分 値 の 減 少せ る は9例 に し て, GFR正 30分 値 の 低 下せ る は8例, 両 者 或 い はそ の い つれ か異 常 を 認 め たの は僅 か1. 下 せ るは1例(症. は な く, GFRの. はPSP30分. み に機 能 障 碍 を示 した1例 を 認 め. GFRと 第27図. み に して,本 群 に おい て. 値 の異 常 率 は 高 く. GFRは. 極 め て低. い 事 を示 してい る.又,両 者 の 相 関係 数 もγ=0.061. な り驚 くべ き こと にそ の絶 対値 は小. に して殆 ん ど相 関 関係 は存 在 しな い 結 果 と なつ た. 4). さい が 逆 相 関 を示 したの で あ ろ. 2). 例52)の. して両者 共iC低. して両 者 の相 関 係 数 を 求 め る に. たの で あつ た.そ γ=‑0.034と. 30分 値 正常 に してGFR. の 低 下 せ るは認 め られ な か つ た.そ. 例 に止 ま り,し か も4時 間 排 泄率 に異 常 を 認 め た 例. PSP. 常 に して. 水 試験 比 重 差(第27図. 参照). 尿 管 結 石 に おけ るGFRと. GFRとPSP試 第29図. 験60分 値(第29図. 尿 管 結 石 に お け るGFRとPSP 60'合. 比重差. 参 照). 計値 γ=0.090. γ=0.163. 両 者 或 い はそ の い つ れ かに 機 能 障 碍 を 示 した の は 3例 で, GFRの. 低 下せ るの は1例,比. せ るは3例 で あつ た.そ してGFR正. 重 差 の低 下 常 に して比 重. 両 者 或 い はい つ れ か に 異 常 を 認 め たの は9例 あり, この 中GFRの. 低 下 は1例,. 差 の低 下せ るは2例 認 め られ た が,逆 に比 重 差 正 常. あ られ, GFR正. に してGFRの. 60分 値 正常 に してGFRの. 低 下せ るは な く,両 者 共 に低 下 せ ろ. は1例 て あつ た.そ の1例(症. 例52)は. 本 態性 高 血. れ な か つ た.そ. 60分 値 の低 下 は9例 認. 常 に して60分 値 の低 下 せ るは8例, 低 下 せ るは1例 も認 め ら. して 両 者 共 に機 能 障 碍 を示 したのは. 圧 症 を 合 併 し,且 つ壮 年 期 よ りし ば しば 結石 の再 発. 前 項 の場 合 と同 じ く1例 の み で あ つ た.而 して両 者. を 繰 返 して 来 た症 例 に して,水 試験4時. の相 関 係 数 は γ=0.090に. 間 排 泄率 を. してGFRと30分. 値 との.

(15) 上 部 尿 路 疾 患 に お け る腎 ク リア ラ ンス 場 合 と同 様殆 ん ど相 関 関係 は認 あ られ な い事 を示 し 5). れ ど逆相 関 が示 され た の で あ ろ. 7). て い る. GFRとPSP120分 第30図. 値(第30図. 8073. 参照). RBFと 第32図. 水 試 験 比 重差(第32図 尿 管 結 石 に お け るRBFと. 比重 差. γ=0.259 尿 管 結 石 に お け るGFRとPSP 120'合. 参 照). 計値 γ=0.068. 両 者 或 い は その いつ れ か に機 能障 碍 を示 した の は 5例,そ. の中RBFの. 低 下 は3例,比. る も3例 で あつ た.又, 低 下せ る は2例,比 両 者 或 い は そ のい つ れ か に機 能 障 碍 を示 したの は 4例 あ り,こ の うちGFRの. 低 下 せ るは1例,. 120. 分 値の低 下 せ ろは4例 認 め ら れ た.又,GFR正 に して120分 値 の低 下 せ るは3例,120分 てGFRの. 常. 値正常に し. 低 下 せ るは1例 もな く, 30分 値 或 い は60. 分 値 との場 合 と 同様 矢 張 りGFRの. るは2例,両. 常 に して 比 重 差 の. 重 差正 常 に してRBFの. 低下せ. 者 共 に機 能障 碍 を示 した の は1例 で あ. つ た.そ の相 関 係 数 は γ=0.259に. して著 明 な順 相. 関 は認 あ られ なか つ た. 8). RBFとPSP試 第33図. 験30分 値(第33図. 参 照). 尿 管 結 石 に お け るRBFとPSP 30'値. 変化 と120分 値. γ=0.087. の変化 とは あ ま り関 係 が な い様 に思 わ れ ろ.そ して 相 関係 数 も γ=0.068に. RBF正. 重 差 の低 下 せ. して殆 ん ど相 関 関係 は存 在. しな い事 を 示 して い る.し か し乍 ら第30図 に 示 す 如 くGFRの. 値 が60〜80cc/mnの. 間 で, 30分 値 及 び. 60分 値 との 場 合 と同 様略 々一 致 し た 関 係 を 示 し, GFR90〜110cc/minの. 場 合 に はPSPの. 値 が心 ず. し も一致 して い な い の で あ る. 6). RBFと. 第31図. 水 試 験4時. 間 排 泄 率(第31図. 尿 管 結 石 に お け るRBFと. 参 照). 排泄率. 両 者或 い は その い つ れ か に異 常 を 認 占 うた の は11例 で, RBFの. γ=‑0.097. 低 下 せ るは3例,. 8例 で あ つ た.又, せ る は8例, 2例,両. RBF正. 30分 値 の減 少せ るは 常 に して30分 値 の低 下. 30分 値 正 常 に してRBFの. 低 下 せ るは. 者 共 に機 能 障 碍 を示 せ るは1例 のみ で あつ. た.即 ち,両 者 の 関係 は 可成 り喰違 つ た もの とな つ た が,相 関 係 数 に 於 いて も γ=0.087と. な り,殆 ん. ど相 関 関係 は ない 事 を示 して い る. 9). RBFとPSP試. 験60分 値. 両 者 或 い は そ の いつ れ か に機 能 障碍 を示 した の は 11例 に して, RBFの 両 者或 い は そ の いつ れ か に機 能障 碍 を認 めた の は 3例 あ り,こ の 中RBFの. 低 下 せ る は3例,. 4時 間. 低 下 せ るは3例,. 下せ るは9例 で あ つ た.又, 値 の低 下 せ るは8例,. 常 に して60分. 60分 値 正 常 に してRBFの. 排 泄 率 の異 常 は1例 も認 め られ なか つ た.そ して両. 下せ るは2例,両. 者 の 相 関 係 数 も γ=一0.097と. で あ つ た.即 ち, RBFとPSP試. な り,絶 対 値 は 小 な. RBF正. 60分 値 の 低. 低. 者 共 に機 能 障 碍 を 示 した の は1例 験30分 値 との場.

(16) 8074. 早. 川. 慶. 子. 合 と全 く同 じ傾 向 を 示 し た が.両 者 の相 関 係 数 は. 下 せ る はな く,両 者 共 に低 下 せ るの は1例 で あつ た.. γ=0.024と. 両 者 の相 関 係 数 は γ=0.123と. な り更 に下 廻 ろ値 となつ た.. 10) RBFとPSP試. 験120分 値. め て低 い事 を示 して い る.. 両 者或 い は そ のい つ れ か に異 常 値 を 示 した の は6 例 で, RBFの あ つ た.又, 3例,. 低 下 は3例, RBF正. な り,相 関関 係 は極. 13) RPFとPSP試. 験30分 値(第36図. 参照). 120分 値 の低 下 は4例 で. 常 に して120分 値 の 低下 せ る は. 120分 値 正 常 に してRBFの. 第36図. 尿 管 結 石 に お け るRPFとPSP 30'値. 低 下 せ るは2例. γ=0.012. で あつ た.即 ち, RBFと120分. 値 との関 係 は30分 値. 或 い は60分 値 との場 合 と相 似 た関 係 で あ るが,相 関 係 数 は γ=0.246と. な り,若 干 の 順 相 関 関係 の存 在. を 示 して い る. 11) RPFと 第34図. 水 試験4時 間 排 泄 率(第34図 尿 管 結 石 に お け るRPFと. 参 照). 排泄 率. γ=0.429. 両 者 或 い は そ のい つ れ か に機 能 障 碍 を 認 めた のは 9例,. RPFの. 低 下せ るは1例,. 9例 で あつ た.又, せ る は8例,. RPF正. 30値 の低 下 せ るは. 常 に して30分 値 の低 下. 30分 値 正 常 に してRPFの. 低下 せ る例. は な く,両 者 共 に機 能 障 碍 を に した の は1例 であつ た.両 者 の 相 関係 数 は γ=0.012と. な り,殆 ん ど相. 関 関係 が ない 事 を 示 して い る. 14) RPFとPSP試 両 者 或 い は そ の いつ れ か に異 常 を 認 め た の は症 例 52の1例. の み で あ り,排 泄率 の異 常値 を示 した の は. 1例 も認 め られ なか つ た が,両 者 の相 関係 数 は γ= 0.429と な り,或 ろ程 度 の順 相 関 関 係 を示 して い る. 12) RPFと. 水 試験 比 重 差(第35図. 第35図. 尿 管 結 石 に お け るRPFと. 参照). 験60分 値. 両 者 或 い は そ のい つ れ か に異 常 値 を 示 したのは9 例 に して, 30分 値 の 場 合 と全 く同 じ傾 向 を 示 し, RPF正. 常 に して60分 値 の低 下 せ るは9例,. 正 常 に してRPFの. 低 下 せ る は1例,両. そ して 両 老 の相 関係 数 も γ=0.015と. 比重差. 第37図. 験120´ 分 値(第37図. 尿 管 結 石 に お け るRPFとPSP 120'合. 計値 γ=0.103. 両 者 或 い は そ の いつ れ か に機 能 障 碍 を認 め た の は 低 下せ るは2例,比. 下 せ るは2例 で あつ た.又, 差 の低 下 せ ろは2例,比. な り,相 関 関. 係 は極 めて 低 い 事 を示 してい る. 15) RPFとPSP試. の 中RPFの. 者 共 に機 能. 障 碍 を 示 した の は前 項 の 場 合 と同 じ く1例 であつ た.. γ=0.123. 3例,そ. 60分 値. RPF正. 重差の低. 常 に して 比 重. 重 差正 常 に してRPFの. 低. 参照).

(17) 上 部 尿 路疾 患 に おけ る腎 ク リア ラ ンス. 両 者 或 い は そ の いつ れ か に機 能 障 碍 を 認 あ た の は 4例,こ. の う ちRPFの. 低 下 せ るは1例,. の 低 下せ るは4例 み とめ ら れ た.又, して120分 値 異 常 な る も の は3例,. 120分 値. RPF正 RPF減. 常に 少 して. 120分 値 の 正常 な るは認 め られ なか つ た.而. して,. 8075. 名 種 上 部 尿 路疾 患 々者72例 に お いて, GFRと. 水. 試 験 の両 者或 い は その い つ れ か に機 能 障碍 を示 され た の は8例,こ. の 中GFRの. 低 下 せ るは17例,. 間排 泄 率 の 低 下せ るは4例 に し て, GFR正. 4時. 常にし. て排 泄 率 の減 少 せ るは1例 の み,排 泄 率正 常 に して. 両 者 に機 能 障 碍 を示 したの は前 項 の 場 合 と同 じ く1. GFRの. 例 の み で あつ た.両 者 の相 関係 数は γ=0.103に. たの は3例 で あつ た.即 ち,両 者 はあ ま り平 行 的 で. し. 低 下 せ るは14例,両. て, 60分 値 の場 合 に比 す れ ば若 干 上 廻 るが矢 張 り相. な く相 関係 数 も γ=0.242と. 関 関係 は極 め て薄 弱 で あ る事 を示 して い る.. り低 い事 が 認 め られ た.. 16) FFと. 水 試 験PSP試. 2). 験. 腎結 核 群,結 石 群 と 同 じ く尿 管結 石 群 にお い て も FFと 水 試 験 及 びPSP試. GFRと 第39図. な り,相 関 関係 は可 成. 水 試験 比 重 差(第39図. 参 照). 水 試 験 に お け る 比 重 差 とGFR. 験 との相 関関 係は 殆 ん ど認. め られ なか つ た ので あ るが, FFと. 者 共 に機 能 障碍 を示 し. γ=0.376. 水 試 験4時 間排. 泄 率 と は γ=‑0.425を 示 し,他 は比 重 差 と γ= ‑0 .026, PSP試 験30分 値 と γ=‑0.049, 60分 値 と γ=0.082,. 120分 値 と γ=‑0.045と. な り,全 く. 不 規則な 関係 を示 した の で あ る. 小. 括. 尿 管結石15例 の 各 ク リア ラ ンス値 と 水 試 験, PSP 試験 との相 関 関 係 は 前述 せ る如 く,い つれ も相 関 係 数が低 く,前2群. と異 な り,一 定 の 関係 が見 出せ な. かつ た ので あ る.こ れ は本 群 の各検 査 成 績 がPSP 試 験30分 値, 60分 値 を除 き殆 ん どが異 常 値 を示 す事 な く,正 常 範 囲 内 で の変 動 につ い て相 関 係 数 を求 め た ため,か か る結 果 とな つ た ので は な いか と考 え ら れ る.. 各 種 上部 尿路 疾 患 患 者72例 に お い て, GFR及. び. 水 試 験 比 重 差 の両 者 或 い は そ の いつ れ か に異 常 を認 め たの は32例 あ り,こ の 中GFRの. 低 下 せ るは17例,. 比 重 差 の 低 下 せ るは26例 に して, GFR正 比 重 差 の低 下せ るは16例,比 の 低 下 せ るは7例,両. 常 に して. 重 差 正 常 に し てGFR. 者 共 に低 下 せ るは10例 で あつ. た.即 ち,前 項 の 場 合 に比 し可 成 り平 行 的 とな つ て. IV. 各種 上 部 尿 路疾 患 群. 来 たが 相 関 係 数 は γ=0.376と. 代表 的上 部 尿 路 疾 患群 につ いて は 前 述せ る通 りで あ るが,更 に これ らを 含 め各 種 上 部 尿路 疾 患72例 に. な り,著 明 な 順相 関. 関 係 は認 あ られ なか つ た. 3). GFRとPSP試. 験30分 値(第40図. 参 照). つ い て 同様 相 関 係 数 を求 め,各 ク リア ラ ンス値 と水 試 験, PSP試 1). GFRと 第38図. 験 との相 関 関 係 に つ き観 察 した. 水 試 験4時 間 排 泄 率(第38図 水 試 験4時. 参 照). 第40図. PSP30分. 値 とGFR. γ=0.132. 間 排 泄 率 とGFR. γ=0.2aa. 上 部 尿 路疾 患72例 に お い て, GFRとPSP試. 験. 30分 値 の両 者 或 いは その い つ れ か に異 常 を 認 め た の は39例 あ り.こ の 中GFRの. 低 下 せ るは17例, 30分 値. の低 下 せ るは34例 で あ つ た.又,. GFR正. 常 に して. 30分 値 の低 下 せ るは17例, 30分 値 正 常 に し てGFR.

(18) 8076. 早. 低 下 せ るは7例,両. 川. 慶. 子. 者 は あ る程 度 一 致 した 傾 向 を示. した が,相 関 係 数 は γ=0.132と. 第43図. 水 試 験4時. な り,殆 ん ど相 関. 間 排 泄 率 とRBF. γ=0.306. 関 係 が な い 事 を示 して い る. 4). GFRとPSP試. 験60分 値(第41図. 第41図. PSP60分. 参 照). 合 計 値 とGFR. γ=0.462. 4時 間 排 泄率 の両 者,或 い は そ の いつ れ か に異常 を 認 め たの は25例,そ. の 中RBFの. 低 下 せ るは22例,. 排泄 率 の低 下 せ るは5例 で あ つ た.又, 上 部 尿 路 疾 患患 者72例 に お い て,両 者或 い は その. に して排 泄 率 の低 下 せ るは3例,排. いつ れ か に機 能 障 碍 を 示 した の は38例,こ の 中GFR. RBFの. の 低 下せ るは17例, 60分 値 の低 下 せ るは31例 に して,. で あつ た.即 ち,明 らか にRBFの. GFR正. 示 せ る場 合 が 多 い.そ. 常 に して60分 値 の低 下 せ るは13例, 60分 値. 正 常 に してGFRの. 低 下せ るは8例,両. 者 いつ れ も. 機 能 障 碍 を示 せ るは9例 で あつ た.即 ち,両 者 は前 項 に比 し著 る し く平 行 的 とな り,相. 低 下 せ るは20例,両. GFRとPSP試. 7). 関 係 数 も γ=. 第42図. 験l20分 値(第42図 PSP120分. 常. 泄 率 正常 に して. 者 共 に低 下せ るは2例 方 が機 能障 碍 を. して両 者 の 相 関 係 数 は γ=. 0.306に して 高度 の順 相 関 は示 して いな い. RBFと 第44図. 水 試 験 比 重 差(第44図. 参 照). 水 試 験 に お け る 比 重 差 とRBF. 0.462と な り可 成 りの 順相 関関 係 を示 したの で あ る. 5). RBF正. γ=0.474. 参 照). 合 計 値 とGFR. γ=0.452. 上部 尿路 疾 患 患 者72例 にお い て, RBFと. 水試験. 比 重差 の両 者,或 い は そ の いつ れ かに機 能 障碍 を認 め た の は37例,そ 各 種 上部 尿 路疾 患 患 者72例 PSP試. に お い て, GFRと. 験120分 値 の 両 者,或 い は その い つ れ か に機. 能 障 碍 を認 め た の は28例,そ. の 中GFRの. 低下せ る. の 中RBFの. 重 差 の低 下 は26例 認 あ られ,両 者 共 に低 下 せ るは11 例 で あつ た.即. ち,両 者 は可 成 り平 行 した関係 にあ. り相 関 係 数 は γ=0.474で. は17例, 120分 値 の低 下 せ るは19例 で あつ た.又,. 8). GFR正. 上部 尿 路 疾患 患 者72例. 常 に して120分 値 の低 下 せ る は12例, 120分. 値 正 常 に してGFRの. 低 下 せ るは10例 で あつ た.両. 者 の相 関 係 数 は γ=0.452と. な り,前 項 と略 々一 致. 低 下 せ るは22例,比. RBFとPSP試. あつ た.. 験30分 値(第45図. 参 照). に お い て, RBFとPSP. 試 験30分 値 の両 者,或. い は その い つ れ かに機 能障碍. を 認 あ た の は45例,そ. の 中RBFの. 低 下 せ るは22例,. した値 を示 し,可 成 りの順 相 関関 係 を示 したの で あ. 30分 値 の低 下せ るは33例 で あ つ た.又,. る.. に して30分 値 の低 下 せ る は23例, 30分 値 正 常 に して. 6). RBFと. 水試 験4時 間 排 泄 率(第43図. 上部 尿 路疾 患 患 者72例 につ い てRBF及. RBF正. 常. 参 照). RBFの. び水 試 験. じ く11例 で あつ た.両 者 の相 関係 数 を求 むれ ば γ=. 低 下せ るは11例,両. 者 共 に低 下せ るもの同.

(19) 上 部 尿 路疾 患 に おけ る腎 ク リア ラ ンス 第45図. PSP30分. 8077. 72例 の上 部 尿 路疾 患 群 に お い て, RBFとPSP. 値 とRBF. 120分 値 の 両 者,或 い は そ のい つ れ か に異 常 を 認 め. γ=0.194. た の は33例,そ. の う ちRBFの. 低 下 を示 したの は22. 例, 120分 値 の低 下せ るは13例 で あつ た.又RBF正 常 に して120分 値 低 下 せ るは11例, 120分 値 正 常 に し てRBFの. 低 下 せ るは14例,両. 者 共 に低 下せ るは8. 例 で あつ た.即 ち,前 項 の 場 合 に比 し明 らか に平 行 的 とな り,相 関係 数 も γ=0.497を. 示 し可 成 りの順. 相 関 関 係 が み と め られ た. 11) RPFと 0.194と. な り,水. 試 験 の 場 合 よ り可 成 り下 廻 る結 探. 水 試 験4時 間 排泄 率(第48図. 第48図. 参 照). 水試 験4時 間 排 泄 率 とRPF γ=0.248. とな つ た. 9). RBFとPSP試 第46図. 験60分 値(第46図 PSP60分. 参 照). 合 計 値 とRBF. γ=0.404. 上 部 尿 路 疾 患患 者72例 のRPFと 泄 率 の 両者,或 上 部 尿 路 疾 患患 者72例 試験60分 値 の両 者,或 めた の は44例,そ. は14例,こ. に お い て, RBFとPSP. い はそ の い つ れ か に異 常 を 認. の うちRBFの. 低 下せ るは22例,. 60分 値 の低 下 せ るは31例 認 め られ, RBF正. 常 にし. の低 下 せ るは2例,排. の 低 下せ るは13例,両 者 いつ れ も低 下せ るは9例 で. で あ る.. 30分 値 と の関 係 に比 して著 る し く順 相 関 を 示 して い. 常 に して排 泄 率. 泄 率 正 常 に してRPFの. 低下. 12) RPFと. な り相 関関 係 は あま り著 明 で はな い の. 水 試 験 比 重 差(第49図. 参 照). 上 部 尿 路 疾 患 患者72例 に お い て, RPFと. 水試 験. 比 重 差 の 両 者,或 い は そ のい つ れ か に異 常 を 認 め た. る. 10). 低 下 せ る は12例,排 泄 率 の. せ るは9例 で あ つ た.両 者 の 相 関 関 係 を 求 む れ ば γ=0.248と. して,. の 中RPFの. 低 下 せ るは5例 認 め られ, RPF正. て60分 値 の低 下 せ るは22例, 60分 値 正 常 に してRBF. あつ た.そ の 相 関係 数 を求 む れ ば γ=0.404に. 水 試験4時 間 排. いは そ の いつ れ か に異 常 を 認 め たの. RBFとPSP試 第47図. 験120分 値(第47図 PSP120分 γ=0.497. 合 計 値 とRBF. 参 照). の は30例,そ 第49図. の 中RPFの. 異 常 はE例,比. 水 試 験 に お け る 比 重 差 とRPF γ=0.415. 重 差 の異.

(20) 8078. 早. 常 は28例 で あ り, RPF正 るは18例,比. 川慶. 常 に して比 重 差 の 減 少せ. 重恙 正 常 に してRPFの. 低 下 せ るは9. 例 で あつ た.両 者 の相 関 係 数 を求 む れ ば γ=0.415 と な り, 4時 間排 泄 率 に比 し可 成 り著 明 な順 相 関 関. 子. で あつ た.即 ち,前 項 の場 合 に比 し両 者 は や や平 行 的 と な り相 関 係 数 も γ=0.431を. 示 し,可 成 りの順. 相 関 関係 を示 して い る. 15) RPFとPSP試. 験120分 値(第52図. 参 照). 係 が 認 め られ たの で あ る. 13) RPSとPSP試. 験30分 値(第50図. 第52図. 参 照). PSP120分. 合 計 値 とRPF. γ=0.382 第50図. PSP30分. 値 とRPF. γ=0.284. 上 部 尿 路 疾 患 患者72例 上 部 尿路 疾 患 患 者72例 に おい て, RPF及. びPSP. 試験120分 値 の両 者,或. に お い て, RPFとPSP い は その い つ れ か に異 常 を. 試 験30分 値 の 両者,或 い は そ のい つ れ か に異 常 を 認. 認 め たの は24例,そ. φ たの は38例,そ の 中RPFの の低 下 は34例 で あ つ た.又,. 120分 値 の低 下せ るは21例 で あ り, RRF正. 低 下 は12例, 30分 値 RPF正 常 に して30分. 値 の低 下 せ るは26例, 30分 値 正 常 に してRPFの 下 せ るは4例,両. 低. 者 いつ れ も低 下せ る は8例 で あつ. た.即 ち,一 見 平行 的で はな い の で あ るが,そ の相 関係 数 も γ=0.284と. な り,著 明 な順 相 関 関 係 は認. め られ な か つ た ので あ る. 14) RPFとPSP試 第51図. 低 下せ るは12例.. 参 照). 常 に して. 120分 値 の低 下 せ るは12例, 120分 値 正 常 に してRPF の低 下 せ るは3例,両. 者 いつ れ も低 下 せ るは9例 で. あつ た.両 者 の相 関 係 数 を 求 む れ ば γ=0.382と. な. り,前 項 の場 合 と略 々同 様 な結 果 で あつ た. 16) FFと. 水 試験PSP試. 験. 72例 の上 部 尿 路 疾 患 患者 に お け るFFと. 験60分 値(第51図 PSP60分. の 中RPFの. PSP試. 水 試験,. 験 と の相 関 関 係 は 腎 結 核 群,腎 結 石 群,尿. 管結 石 群 の場 合 と同 様 い つれ も相 関 係 数 の絶 対値 は. 合 計 値 とRPF. 小 さ く,一 定 の 関係 は認 め られ な かつ た の であ るが,. γ=0.431. 水 試 験 とは いつ れ も順 相 関, PSP試 を 示 した の で あ る.即 ち, FFと 率 とは γ=0.271比. 重 差 と は γ=0.075,. 30分 値 とは γ=‑0.075,. PSP試 験. 60分 値 とは γ=‑0.051,. 120分 値 とは γ=‑0.117で 小. 験 と は 逆相 関. 水試 験4時 間排 泄. あ つ た.. 括. 各 種 上 部 尿 路 疾 患 患者72例 につ いて の 腎 ク リア ラ ンス値 と水 試 験 及 びPSP試. 験 との 相 関 関 係 につ き. 一括 してみ れ ば ,相 関 係 数 の 高 い の は 水 試 験 と GFR, 上部 尿路 疾 患 患 者72例 に お い てRPF及. びPSP. RBF,. 値 とGFR,. RPF及 RBF,. びPSP試 RPFと. 試験60分 値 の両 者,或 い は そ の いつ れ か に異 常 を認. 4時 間 排 泄 率 及 びPSP試. め た の は37例,こ. い つ れ も低 い値 となつ た.. の うちRPFの. 低 下せ るは12例,. 60分 値 の異 常 値 は31例 に認 め ら れ, RPF正. の 場 合 で あ り,水 試験 験30分 値 とは相 関係 数が. 常にし 第5章. て60分 値 の 低 下 せ るは25例, 60分 値 正 常 に してRPF の低 下 せ るは6例,両. 験60分 値, 120分. 者 いつ れ も低 下せ る もの6例. 従 来,腎. 総 括並 びに考 按. ク リア ラ ンス の診 断 的 意 義 に対 しては主.

(21) 上部 尿路 疾 患 に お け る腎 ク リア ラ ンス. 8079. と して 内科 領 域 よ り数 多 くの 研 究 が な され てい るが,. の 導 入 は ま さに画 期 的な もので あ り,大 い に歓 迎 し. 緒 言 に て も述 べ た如 く,外 科 的腎 疾 患 に 対 して も漸. た ので あ る.し か し乍 ら,手 技 の繁 雑 な 事及 び信 頼. く若 干 の報 告 が み られ るよ ケにな つ た の で あ る.即. し得 る成 績 を得 る迄 には可 成 りの熟 練 を 要 す る点,. ち,田 代6)は 各 種 尿 路 疾 患 に お け る腎 ク リア ラ ンス. 或 いは 患者 に対 す る負担 の大 な る点 等 よ り して泌 尿. とPSP試. 縮 力 試 験,血 漿 クレア チ ニ ン量等. 器 科 領 域 に お い て は研 究 を 目 的 とす る以 外 実 地臨 床. との 相 関 を説 き,渡 井5)は 下 部 尿 路 障 碍 の23例 につ. 上常 用 され るに は至 つ てい な いの で あ る.そ こで 私. きGFR,. 験,濃. RPF,. TmPAH及. いて報 じ,小 林21は STS,. PAHの. びPASの. 半 減期 につ. 腎 静 脈 カテ ー テ ル法 による. 除 去率 を論 じ,高. 島4)は 尿 管 腸 吻 合. は若 干 誤 差 範 囲 は拡 大.す る が(金 子10)に よれ ば持 続 点 滴 静注 法 の各 個 人 に お け る2〜3回. の ク リア ラ. ンス値 測 定値 と その 平 均値 と の偏 差 の 動 揺 はRPF:. 術 及 び腎部 分切 除 術 に 関 す る腎 ク リア ラ ンスを,又,. ±10.8%,. 教 室 の岸 本22)は 残 腎 部 分 切除 に 関 す る基 礎 的 実 験. 16.9%,GFR.±17.5%),臨. GFR:±11.7%,簡. 易 法 で はkPF:±. を 報 告 し,渋 沢23)24),平 島25,岩 井27),稻 生26). に よ り各種 上部 尿 路疾 患患 者72例 に対 し,従 来 の 腎. は一 般外 科 的侵 襲 に 際 して腎 機能 を検 索 してい るの. 機 能検 査 と の相 関 関係 を検 討 し,上 述 せ る結 果 を 得. で あ る.そ して 等 し く持 続 点 滴 静 注法 に よ る腎 ク リ. た の で あ る.即 ち,こ こ で 要 約 す れ ば(第8表. ア ランス法 の鋭敏 性 を認 め,極 あ て 有 力な る腎 機能. 照).腎 結核 群に お いて はGFRの. 床 的に容 易 な簡 易 法. 参. 変動 範 囲 が広 く,. 検 査 法 で あ る と して い るが,内 科 領 域 で は その結 果. 糸 球体 機 能 の障 碍 程 度 は ま ち ま ちで あ る事 を示 し,. 自体 が 診 断 的意 義 を 有 す るの と異 り,泌 尿 器 科領 域. RBF,. RPFで. は そ の他 の 疾 患 群 に比 し障 碍 が 著 る. では治療 方 針 の 決 定,治 癒 判 定 の 基 準或 い は予 後 判. しい事 を示 して い る.又,他. 定 のみに意 義 を 有 し,従 来 行 われ て 来 た水 試 験,PSP. 相 関 関 係 はFFを. 試験等 と同列 に おか れ る もの な の で あ る.し か し,. 験 の成 績 と よ く順 相 関 を示 して い る.. 従来 の検 査 法 に充 分満 足 し得 な か つ た我 々 に,か か る分節 的,数 量 的に機 能 を表 現 す る ク リア ラ ンス法 第8表. 各. 相. 種 腎機 能 検 査 成 績 との. 除 く 各 ク リア ラ ンス値 とも 水 試. 腎,尿 管 結 石群 で は ク リア ラン ス値 は概 して 良 好 な る もPSP試 関. 係. 験 に異 常値 を 示 せ る場 合が 多 い の で 数.

(22) 8080. 早. 川. 慶. 子. あ るが,中 で も最 も鋭 敏 と され て い る30分 値 に お い. を生 じ,誤 差 が大 とな り,真 の 腎機 能 の反 映 とは云. て 低 下 例 が 多 く, 120分 値 に な ると それ が著 る し く. い難 くな るの で あ る.(渋 沢四)等 は 尿 量 の極 度 に減. 減 少 して い る.即 ち,本 群 の障 碍 は尿 の 通 過障 碍 に. 少 す る下 部 尿 細 管 ネ フ ロー ジス の 場 合 に この関 係 を. よ る二 次 的 な 場合 が多 い 事 を示 し,且,腎. 詳 述 して い る).. 結石群で. は 各 ク リア ラ ンス値 と他種 検 査 成 績 との相 関関 係 で はPSP試. 験 特 に60分 値, 120分 値 の 場 合可 成 り著. 以 上 の3点 を考 慮す れ ば 簡 易法 腎 ク リア ラ ン ス は.泌 尿器 科 領 域 特 に上部 尿路 通 過 障 碍 に対 してそ. 明 な順 相 関 を示 して い る.し か し尿 管結 石 群 で は 各. の 障 碍表 現 を端 的 に 示 す 検 査 法 と 云 う よ り も,. ク リア ラ ンス値 が 正常 範囲 内で の相 関関 係 を 追 求 し. Rothauge30)が. た た め か相 関 係 数 は い つれ も低 い値 となつ た.し か. は,単 に 腎機 能検 査 の成 績 を豊 か に す る も の で あ. し相 関 グ ラフ に示 せ る如 く,機 能 障 碍 群 で は 略 々平. り,且 つ 腎 機 能 が 一種 類 の検 査 法 の みで は 腎外 因子. 行 した関 係 を 示 して い るの で あ る.. の影 響 も大 き く不 充 分 で あ る事 は 明 らかで あ り,こ. 更 に,以 上 の 各群 を含 め た72例 の各 種 上部 尿 路疾 患 につ い て み れ ば,最 試 験 で あ るが,ク. も多 く異 常 値 を 示 せ るはPSP. 述 べ た と同 様 泌尿 器 科 領域 にお いて. の意 味 か ら在 来 の各 種 機 能検 査 法 と併 せ て本 法 を施 行 す る事 は 多 角 的 に腎 の 実 態 を 知 る上 に極 めて有 効. リア ラ ンス値 との 相 関 関係 は60分. な る手 段 で あ り,腎 性 高 血圧 或 いは 内科 的腎疾 患 と. 値, 120分 値 とは顕 著 な る も鋭 敏 な30分 値 と はや や. の鑑 別 に際 して は 本 法 は 独特 の価 値 を 発 揮す る もの. 薄 弱 とな つ て い る.. と考 え られ る.且 又,血 行 性 両 側 性 に発 症 す る腎結. 又, FFは. 代表 的疾 患群 或 い は72例 す べ ての 場 合. 核 或 い は下 部 尿 路 障 碍 に対 して も治 療 方針 の決 定,. も,一 定 の傾 向を 示 さず,相 関 係 数 の絶 対 値 は小 さ. 治療 効果 の判 定 或 い は予 後 の 判 断 等 に際 して も一応. く,正 負 様 々で あつ た.. は試 み るべ き検 査 法 の一 つ と考 え られ る.. 簡 易法 腎 ク リア ラ ンス は外 科 的 上部 尿路 疾 患 に対 第6章. し在 来 の腎 機 能検 査 法 と比 べ 以 上 の如 き態 度 を示 し た の で あ るが,そ の表 現 す る意 義 につ いて考 察 す る と, PSP試. 験 と の 相 関関 係 に つ いて 標 準 法 に よ る. 諸 家 の報 告 をみ れ ば,大 島 はRPFとPSP試 分値 と は相 関 関係 数 γ=0.88,田. 験15. 代 は泌 尿 器疾 患 に. 1.. 結. 論. 72例 の 各 種 上部 尿路 疾 患 患 者 に対 し,簡 易法. に よ る腎 ク リア ラ ンス を施 行,併. せ て 水試 験,PSP. 試 験 を行 い,検 査成 績相 互 関 係 につ き検 討 した. 2.. 18例 の 腎 結核 群 で は糸 球体 機 能 の障 碍程度 は る. お い てPSP試 RBFと. 験60分 値 とGFRと. は γ=0.713,. RPFと. は γ=0.825,. は γ=0.602と. ま ち ま ちで あ り,尿 細 管 機 能 は そ の他 の疾 患 群 に比. して. 3.. お り.い つ れ も高 度 の順 相関 を指 摘 して い るが,私 の成 績 で は 腎結 石 群 の 場 合 を除 き相 関 係 数0.5以 の順 相 関 は認 め られ な か つ た.し. か もPSP試. し強 く障 碍 され て い る.. 実 質 の 障碍 よ りも尿 の 通 過障 碍 に よ る変化 が検 査成. 験に. 績 に 強 く影 響 を 及 ぼ し,総 括 的 に は腎機 能 障 碍 は軽. 関 係 数 は低 く,む しろ60分 或 いは120分 値 との 場 合 の 方 が よ く順 相 関 を示 してい る.. 度 で あつ た. 4.. 腎結 核 群 のGFR,. 次 に第4章. にて詳 述せ る如 く,必 ず し も腎 障 碍 時. した.. リア ラ ンス値 の み が これ を正 確 に表 現. 5.. しろ ク リア ラ ンス値 が 異常 値 を. 腎結 石 群 のGFR,. 認 め た.. 示 した 場 合 も可 成 り認 め られ,本 実 験 にお け る如 き. 6.. 及 びPSP試. は 云 い 難 い ので あ る.. な か つ た. 血 中濃 度 の対 数. RBF,. 尿 管 結 石 群 のGFR,. 上部 尿 路疾 患 に おい て は本 法 が最 も鋭 敏 な る方 法 と. びPAHの. RPFは. 水 試験4. RPFはPSP試. 験. 特 に60分 値, 120分 値 との間 に著 しき順 相 関 関係を. 示 さ ざ る場 合 で も他 種 検 査成 績 に て適 確 な る数値 を. 易法 はSTS及. RBF,. 時 間 排 泄率 及 び比 重 差 との 間 に可 成 りの順 相 関を示. に お いて,ク. 又,簡. 管 結 石15例 の結 石 群 では,腎. 上. おい て最 も鋭 敏 と され て い る30分 値 と は いつ れ も相. す る とは 限 らず,む. 腎結 石21例,尿. 7.. RBF,. RPFは. 水試験. 験 との 間 に殆 ん ど相 関 関 係 が認 め られ. 上 記3群. を 含め た 各種 上部 尿路 疾 患72例 の検. 下 降 直 線 を 基 と して算 出す る もの で あ る故,結 石 或. 査 成績 相 互 の 関 係 は, GFR,. い は腎盂 拡 張 等尿 の通 過 障 碍 の あ る 場 合 に はMc. 試 験60分 値, 120分 値 及 び水 試 験比 重差 との間には. SwineV鋤. 等 の云 うrenal‑tract delayed timeが. 長. 時 間 と な り,血 中 及 び 尿 中濃 度 の時 間 的 関係 にず れ. RBF,. RPFとPSP. 或 る程 度 の 順 相 関 関 係 を 認 め た が, PSP試. 験30分. 値 及 び水 試 験4時 間 排 泄 率 との間 の順 相関関 係 は薄.

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