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舗装マネジメントシステムからアセットマネジメントシステムヘ

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Academic year: 2022

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(1)【土 木 学 会 舗 装 工 学 論 文 集 第10巻2005年12月. 【基調 論 文 】. 】. 舗 装 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム か ら ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム ヘ. 笠原 フェロー会 員. 工博. 北海道 工業 大学. 篤. 社会基盤 工学科. 教授(〒006‑8585札. わが国は,高 齢化,少 子化,国 お よび地方 自治 体の膨大 な債務. 幌 市手稲 区前 田7条15丁. 目). 公共 投資の抑制,財 政 改革の履行 な ど多 くの課題. を抱 えてい る.こ の よ うな状況下 において は,今 後,わ が国の社 会資産 として のイ ン フラス トラクチ ャをいか に維持 管理 し,そ の機能 をいか に保持 してい くかが非 常に重要 とな るが,こ れまで国民 も土木 技術者 も維 持管理の重要性 を 十 分に認 識 して きた とはい えない.こ の よ うな観 点か らアセ ッ トマネ ジメン トシステ ムの確 立が急務 となって いる. 本 論文 にお いては,ア セ ッ トマネ ジメン トシステ ムを構 築す る前 に,そ の考 え方や必要 とされ る事項な どにつ いて, マネ ジメン トシステ ムが最 初に適 用 され た舗装 を例 に と り論 を進 め,ア セ ッ トマネジ メン トシステムの構築 に寄 与す るこ とを 目的 としてい る.. Key Words: asset,management,pavement,performance,system. 1.は. じめ に. 構 築 す る前 に,そ い て,マ. の考 え 方 や 必 要 と され る事 項 な どにつ. ネ ジ メ ン トシ ス テ ム が最 初 に適 用 され た 舗 装 を. 例 に と り論 を進 め,ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム の構. 土木技術者 は,綿 密 な調査 計画 の も とに,詳 細 な設計 を行 い,慎 重 に施 工 し,国 民 の社会 生活 に欠かせ ない各. 築 に 寄 与 す る こ とを 目的 と して い る.. 種 のイ ンフラス トラ クチ ャ(社 会資本)を 提 供 してい る. 一方,市 民 に とって は,こ れ らのイ ンフ ラス トラクチャ. 2.舗. 装 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム. を通 して,サ ー ビス(機 能)を 享 受す るのみ であ り,い った んその サー ビスを受 ける と,後 は意識 さえ しな くな. 社 会 資本 と して の 道 路 を対 象 と して 考 えて み る と,交. る.維 持管理 の担 当者 は,こ れ らの機 能 を確保 す るた め. 通 路 を構 成 して い る トン ネル ・橋 梁 ・路 体 ・法 面 ・舗 装. に,定 期 的 に施設 の点検作業 を実施 し,施 設 の破損 お よ. な どの構 造 物 に つ い て,調 査 ・計 画 ・設 計 ・施 工 ・維 持 ・. び老朽 化 してい る箇 所の発 見 に努 め,不 都合 な箇所 や危. 補 修 ・修 繕 ・評 価 ・デ ー タ集 積 な どの 行 為 を 有機 的 に結. 険 箇所 が発 見 され た な らば,補 修 ・補強 さらには新 しい. 合 させ た マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム を 導 入 す る必 要 性 が認 識. 施設 への取 り替 えな ど,そ の箇所 に応 じた対策 を行 って. され 始 め た.そ. きた.. 据 え られ て い る.特 に,舗 装 に は 直 接 多 くの 外 力 が 作 用. わが国 は,高 齢化,少 子化,国 お よび地方 自治 体 の膨. こ で は,費 用 対 効 果 の 経 済 解 析 が 中枢 に. す る こ とか ら,他 の構 造 物 に 比 較 して,そ の寿 命 は 短 く,. 大な債務,公 共投資 の抑制,財 政改革 の履行 な ど多 くの. 投 資 費 用 と寿 命 の 関係,す. 課 題 を抱 えてい る.この よ うな状況下 において は,今後,. の 算 定 が 比 較 的 容 易 な 構 造 物 で あ る こ とか ら,舗 装 マ ネ. な わ ち ライ フ サ イ クル コス ト. わが国 の資産 としてのイ ンフ ラス トラ クチ ャをいか に維. ジ メ ン トシ ス テ ム(PMS:Pavement. 持 管理 し,そ の機能 をいかに保持 してい くかが非常 に重. 概 念 が,北 米 を 中 心 に して1970年. Management. Systems)の. 代 初 期 に誕 生 した.. 要 となるが,こ れ まで国 民 も土木技術者 も維持 管理 の重 要性 を十 分 に認識 して きた とはい えない.こ の よ うな観. (1)舗 装 マ ネ ジ メ ン トシ ステ ム 発 展 の 経 緯. 点 か らアセ ッ トマネ ジメ ン トシステムの確 立が急務 とな. 近 代 的 な道 路 舗 装 が 出現 した の は,18世 が,今. ってい る.. 日的 な意 味 で,舗. 紀後 半であ る. 装 シ ス テ ム の マ ネ ジ メ ン トの創. 始 者 は,お そ ら くテ ル ツ ァー ギ で あ り,歴 史 上 最 初 の道. 本論 文にお いては,ア セ ッ トマネ ジ メン トシス テム を K1.

(2) 路 技 術 者 と して位 置 づ け られ る.彼 は ロー マ人 が 建 設 し. (2)舗 装 マネ ジメ ン トシステ ムの基本 構成. 排 水 性 と十 分 な支 持 力 を持 っ よ うに設 計 す れ ば,比 較 的. PMSは,計 画調 査 ・設計 ・建設 ・維持修繕 ・評価 ・デ ー タバ ンク ・研 究な ど舗装 に係 わ るすべ ての行為 を有機. 軽 量 の 表 層 で 十 分 交 通 荷 重 に耐 え る こ と を示 した.さ. 的 に結合 して体 系づ けるものであ る.そ れ は,図‑1の よ. た 全 層 が石 か らな る重 量 舗 装 とは逆 に,下 層 部 を適 切 な. に重 要 な こ とは,彼. ら. は 道 路 舗 装 に お い て継 続 的 な維 持 が. うに概念的 に示す こ とがで き,7つ のサブ システ ムか ら構. 必 要 で あ る こ とをす で に認 識 して い た こ とで あ る.. 成 されてい る. ・計画 サブ システ ムで は ,ネ ッ トワー ク レベル で の舗装. 舗 装 の 設 計 法 と建 設 法 の 改 善 を 目的 と して,1958〜 1961年 にAASHO試. 験 道 路 が建 設 され,実. び 付 けた 幅 広 い 検討 が な され た.AASHO道 を受 け て,1968年. 験 と理 論 を結. 損 傷の評 価,必 要 な修繕 量 の把握,修 繕 計画 にお ける優. 路試 験 の成 果. 先順 位 の決 定,そ して具体的 な修繕 計 画の策定 と必要 な. テ キ サ ス 大 学 の研 究 者 は,シ ス テ ム的. な 視 点 か ら舗 装 設 計 に ア プ ロー チ す る手 法 を提 案 した.. 予算 額の算定 な どが行 われ る. ・ 設計 サブ システ ムでは,設 計に必 要な関連情報 の収集,. 1970年 前 後 か ら,[舗 装 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム]と い う用. 設計戦 略代 替案の策定 と分析,経 済比較,そ して最 良の. 語 が,[舗. 代替案 を選 択す る最終 の最適化 な どが行 われ る. ・建設 サ ブシステ ムは,設 計 内容 を具体化す るこ とであ. の]と. 装 を利 用 者 に 提 供す る あ ら ゆ る行 為 を含 む も. して 研 究 者 の 間 で使 わ れ 始 め た.1978年. れ たHaasとHudsonに Systems"は,舗 PMSの. よ る"avement. に出版 さ Management. り,主 として仕 様書,契 約書,工 程計画 の作成,建 設管. 装 世 界 のバ イ ブ ル 的 な存 在 に な っ て い る.. 開 発 お よび稼 働 に 関 して,1970年. 理,品 質管理,建 設 段階 で発 生 した情報 の収集 と処理,. 代 半 ば か ら,. デー タバ ンクへ の フィー ドバ ックな どの行為 が含 まれ る. ・維持 サブ システム には,維 持 の作 業計画 の策 定,現 場. 米 国 が最 も積 極 的 に取 組 み 始 めた.連 邦道 路 局(FHWA) は,1980年. にPMSの. 開 発 をす べ て の 州 に要 請 しそ の普 及. の 下 地 を 作 った.9年 経 過 した1989年1月13日 は,4年 け,PMSを. 以 内 にPMSの. 作業 の実施,維 持段 階 で発 生す る情 報の収集 と処理,デ ー タバ ンクへ のフ ィー ドバ ックな どの行 為が含 まれ る.. にFHWA. ・評 価サ ブシステムは,PMSの. 開 発 と実 施 を す べ て の州 に義 務 付. 導 入 しな い 限 り連 邦 道 路 局 は 各 州 に補 助 金 を. 中で特 に重要 なサ ブシス. テ ムであ り,均 一 と して取 り扱 う舗装 区間の設 定,乗 り. 拠 出 しな い と した.こ. の こ と が 引 き 金 とな っ て,各 州 の. 心地,路 面損傷,す べ り抵抗,支 持力 な どの舗装 特 性の. 運 輸 局(DOT)は,大. 学 お よ び コ ンサ ル タ ン トの 協 力 の. 定期 的調査,デ ー タバ ンクへ のデー タ蓄積 な どが行 われ. も とに,各 州 独 自のPMSを. 開 発 し始 め た.1991年. に は 「6. る.舗 装評価 の過程 で得 られ たデー タは,舗 装 が所 定の. 年 間 の 時 限 立 法 で あ る 陸 上 運 輸 効 率 化 法(htermodal. 機能 を満足 してい るかの評 価,将 来の維持 修繕 の計 画 と. Surface TransportationEfficiencyAct,ISTEA‑91)」 が施 行 され,. プ ログラ ミン グ,設 計 ・建設 ・維 持修繕 の技 術改 良な ど. 以 下 の6つ の マ ネ ジ メ ン トシ ステ ム の実 施 を制 定 した. ・ 舗 装 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム. に利用 され ること となる. ・デ ー タバ ンクシステ ムは,図 の中で独立 して位 置づ け. ・ 橋 梁 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム. られ てい る.こ れ は,PMSの. ・ 交 通 安 全 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム. す べてのサブ システ ムか ら. 発生す る情報 を集 中的 に管理 し,各 サブ システム の有効. ・ 渋 滞 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム. 性 を解析 す るために必要 な情 報 を提 供す る役割 を担 って. ・ 公 共 交 通 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム. い る. ・研 究サ ブシステムの重要 性は,PMSを. ・ 各 種 交通 機 間 の 連 絡 マ ネ ジ メ ン トシス テ ム. 用 い る公的機 関 の財源 と必要 性に依 存す る.研 究 は,計 画 ・設計 ・建設 ・ 維 持の過程 で生ず る問題 を解決す るために行われ るが, 表‑1PMSで. 図‑1舗. 装マネ ジメン トシステムの構成. K2. 必 要 と され る基 本 デ ー タ項 目.

(3) ●米国の公共投資の資本支出と非資本支出(連邦,州,地 方政府の合計). 図‑2米 (出典. 表‑2各. 州 の プ ロ ジ ェ ク ト数 と予 算. 国の公共 投資額 の推移 日経 コンス トラクシ ョン). 舗 装 評 価 に よ っ て収 集 され た 情報 も広 範 囲 に利 用 され る し,場 合 に よっ て は舗 装 評 価 自体 が研 究 の1つ. 2003年. と して考. 「陸 上 運 輸 延 長 法(Surface Transportation. Extension Act)」を 毎 年 更 新 した.2005年8月10日. え られ る こ と もで き る.. にブ ッ. シ ュ大 統 領 は,道 路 シ ステ ム の 最 新 化 お よび 国 民 生 活 の. 舗 装 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム を構 築 す る上 で必 要 と され るデ ー タの 重 要 度,質,量. か らは. 質 の 向 上 を 目的 と した 「 運 輸 法 案(Transpomtion. は,運 用 対 象 が ネ ッ トワー ク. レベ ル か プ ロジ ェ ク トレベ ル に よ っ て 異 な るが,デ ー タ 項 目 と して 表‑1に 示 す よ うに 共 通 で あ る.. Bill)」に. 署 名 した.今 後6年. 間 で6,371の. プ ロ ジ ェ ク トを 対 象 に. 2,864億 ドル(約33兆. 円)の支 出 を 予 定 して い る.支 出 予 算. 額 の 大 き い順 に,州 毎 の プ ロ ジ ェ ク ト数 と予 算 は表‑2の 通 りで あ る.. 3.米. 国 に お け る公 共 投 資 の 推移. わ が 国 と米 国 との 間 の道 路整 備 水 準 に は 歴 然 と した 差 が あ る と認 識 され て い る に もか か わ らず,米. 1970年 代 半 ば か ら1980年 代 初頭 に か け て米 国 で は,経. ス テ ム の 最 新 化 を 目指 して積 極 的 に 社 会 資 本 の整 備 を進. 済 の停 滞 に 起 因 す る公 共 施 設 へ の維 持 管 理 費 の 削 減 に よ. め て い る現 実 に 唖 然 と させ られ る.さ. り,社 会 資 本 の 破 損,老 朽,崩 壊 が 顕 著 とな り社 会 問題 化 した.「 荒 廃 す るア メ リカ 」 な る著 が1981年 れ,メ. 国は道路 シ. 的 に運 用 す るた め に,1992年2月. に発 刊 さ. らに,投 資 の効 率. にFHWAは. アセ ッ トマ. ネ ジ メ ン トオ フ ィ ス をす で に 設 置 してい る.. デ ィ アや 市 民 が 社 会 資 本 に対 して 大 き な 関 心 を寄. せ た.す な わ ち、1930年 代 の ニ ュー デ ィー ル 政 策 に よっ. 4.わ. て大 量 に建 設 され た 道 路 構造 物 が,建 設 後40〜50年 経 て 一 斉 に老 朽 化 して きた こ とも ,そ の 一 因 で あ った.特 に,. 国 土 交 通 省 が所 管 す る公 共 施 設 に 対 す る投 資 額 は1996. 1967年 の ウエ ス トバ ー ジ ニ ア州 に お け る道 路 橋 の崩 壊 に. 年 度 に最 大 で お よそ23兆. よ る46名 の死 亡 事故 が 契 機 とな り,橋 梁 点 検 制 度 が1971 年 に確 立 され た.そ. の後 も,1974年. 入 不 足,多. の ニ ュー ヨー ク 市 マ. 図‑3は,投. の コネ チ カ ッ ト州 の 州 際 道 路 橋 の落 橋 に. 年 の20年. 間 で 公 共 投 資 額 は1.8倍. 維 持 管理 投 資 が46%,更. か ら1994. 災 害 復 旧費 が4%と. と増 加 し,特 に1976. み,ア. 年 以 降 、維 持 管 理 投 資 が新 設 ・更 新 投 資 を 上 回 っ て お り,. ドル(約18兆. 年 間 で2180億. に は 「21. ドル(約25兆. を制 定 し,6. 円)の投 資 を決 定 した.TEA‑21. の 目的 は,社 会 資本 整 備 の た め の さ らな る投 資,国. 円 ま で 落 ち込 み,そ. 新 投 資 が30%,新. の 内 訳 は,. 設 投 資 が20%,. 推 定 され て い る.こ の よ うな現 況 に鑑. セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム の導 入 が 急 務 で あ る. よ りも. っ と厳 しい 状 態 に あ る こ とか ら,効 率 的 な 投 資 を模 索 し,. 世 紀 に 向 け て の 連 邦 運 輸 効 率 化 法(Fedefal Transportation Equity Act for Twenty‑First Century,TEA‑21)」. 少 す る と仮. 地 方 自治 体 の 社 会 資 本 投 資 の 現 状 と将 来 は,国. 円)を マ ネ ジ メ ン. トシ ス テ ム に投 資 し,さ らに 引 き続 き1998年. 度 以 降 毎 年2%減. と して い る.. そ れ に従 い 欠 陥橋 梁数 も少 な くな っ て きた.ISTEA‑91に も とづ き,6年 間 で1,580億. 共 投 資 抑 制 策 な ど,. 度 の 投 資 額 を予 測 した 結 果 で あ る.. 2025年 度 の投 資 額 は12兆. 国 の公 共 投 資 に お け る新 設 ・更 新 投 費 と. 維 持 管 理 投 資 の推 移 が 示 され て い る.1975年. 資 総 額 が2002年. 定 した場 合 の2025年. よ る3名 の 死 亡 な ど老 朽 化 が 顕 著 とな っ た. 図‑2に は,米. 円 で あ った.し か し,政 府 の収. 額 の赤 字 国 債 の発 行,公. 社 会 資 本 投 資 は 将 来 的 に減 少 せ ざ る を 得 な い 現 状 に あ る.. ン ハ ッ タ ン の ウエ ス トサ イ ドハ イ ウエ イ の崩 壊 に よ る交 通止 め,1983年. が 国における公共投資の将来. 民の. 安 全 性 の 向上,環 境 負 荷 の 低 減 の3つ に あ った.そ の後,. K3. ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシ ステ ム につ い て 取 り組 み 始 めて い る..

(4) 注. そ の 精度 は 低 く て も よい.. ●国全交通省が所管する公共施設 に対する投資額の推計. (3)算 定 され る金 額 の 有 効 数 字 は2桁. で 十 分 で あ り,2. 桁 を前 提 と して,必 要 な デ ー タ項 目,デ ー タ 精 度 を 決 め るべ き で あ る. (4)す. べ て の デ ー タ を揃 え な い とア セ ッ トマ ネ ジ メ ン ト. シ ス テ ム が構 築 で き ない と考 えが ち で あ る が,そ れ で は永 久 に構 築 で き な い. (5)ま ず は 粗 く と も シ ス テ ム を構 築 し,運 用 しな が ら各 サ ブ シ ス テ ム を 漸 次 補 強 し,シ ス テ ム全 体 の 精 度 を :「平 成14年渡国土交通白書 を基仁作業.2002年度以外は総投資額が毎年度2%ずつ減少するという. 図‑3国. で 算. 高 め る こ とか 重 要 で あ る.. 土交通省 が所管 する公 共施 設に対す る投 資額 の推 定 (出典. (6)社 会 資 本 と して最 も寿 命 が 短 い舗 装 に 対 して マ ネ ジ. 日経 コンス トラクシ ョン). メ ン トシ ス テ ム が 構 築 され て い な い 現 状 に あ っ て, そ れ よ りも格 段 に 寿 命 の長 い イ ン フ ラ につ い て マ ネ. 5.わ. が 国 の ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム の 構 築. ジ メ ン トシ ステ ム を構 築 す る の は不 可能 に 近 い.. に 向 けて. (7)デ. ー タ収 集 が ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トで あ る と誤 解 し. て は な らな い. 地 方 自治 体 に お け る アセ ッ トマ ネ ジ メ ン トに 関 して,. (8)ア. セ ッ トマ ネ ジ メ ン トも舗 装 マ ネ ジ メ ン トも必 要 と. 積 極 的 に 取 り組 ん で い る 自治 体 と全 く取 り組 ん で い な い. され る基 本 デ ー タ項 目(パ フ ォ ー マ ン ス 関 連,履. 自治 体 と,そ の 姿 勢 に は大 き な 差 が 見 られ る.ま た,勉. 関連,政. 強 会 の 立 ち上 げ,点 検 マ ニ ュ ア ル の 作 成,マ. 連)は. ニ ュアル に. 策 関連,幾. 何 構 造 関連,環. 境 関連,費. 歴. 用関. 同 じで あ る.. 基 づ く点 検,デ ー タベ ー ス の 作 成,劣 化 予 測 手 法 の構 築,. 参考文献. 補 修 の優 先順 位 付 け,優 先 順 位 に 沿 っ た補 修 な ど,そ の 達 成 度 お よび 達 成 目標 時 期 に も大 き な差 異 が あ る.さ. ら. に,ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トに対 す る理 解 度 が 担 当者 に よ. 1). 笠 原 篤: 舗 装 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム, 土 木学 会論 文集, N (478,. 2). 北海 道 土 木 技 術 会 舗 装 研 究 委 員 会 訳: 舗 装 マ ネ ジ メ ン トシス. っ て 異 な っ て い る こ と も,ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トを複 雑. pp.1‑12, 1993.. に して い る と言 え る. ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム の構 築 に 当 た り,そ の. テ ム, 1989.. 基 本 に お い て の 共 通 認 識 を 深 め る こ とが 最 も重 要 で あ る. 3). 北 海 道 土 木 技 術 会 舗 装 研 究 委 員 会 訳: 最新 舗 装 マネ ジ メ ン. 4). 笠 原 篤 監 訳: 社 会 資 本 マネ ジ メ ン ト, 森 北 出版(株)、2001.. 5). 岡 野 行 秀 監訳: 荒 廃 す る ア メ リカ, 開発 問題 研 究 会, 1982.. 6). 日経 コ ン ス トラ ク シ ョン, 2004/7/24号. こ とか ら,基 本 的 事 項 を簡 潔 に 以 下 に 記 す.. ト, 2000.. (1)ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム の構 築 の た め に は, 構 造 物 特 有 な 性 能 指 数 の 確 立,パ. フ オ ー マ ンス ぐ性能. 曲 線)の 予 測,費 用 と便 益 の算 定 が 不 可 欠 で あ る. (2)ア セ ッ トマ ネ ジ メ ン トシス テ ム の 最 終 出力 が,金 額. 7) http://www.fhwa.dotgov/infrastructure/assimgmt/indwx.htm. の 算 定 で あ り,意 志 決 定 の た め の武 器 とす る な らば,. DEVELOPMENT OF ASSET MANAGEMENT SYSTEMS BASED ON CONCEPT OF PAVEMENT MANAGEMENT SYSTEMS Atsushi KASAHARA Asset managementsystemhas alwaysbeen an importanttechnicalarea in the world. The asset managementis concernedwith the entire life cycle of transportationdecisions includingplanning, programing, construction, maintenance,and operations.National governmentand localgovernmentwould like to develop asset management systems in Japan. The applicationof conceptof pavementmanagementsystemwill make it possiblefor many asset managersto do a betterjob of managingtheir assets.The developingprocessof pavementmanagementsystem in USA will be useful to establishthe asset managementsystem in Japan. Performance,historic,policy, geometry, environmentaland cost relateddata are indispensablefor pavementand assetmanagementsystem.. K4.

(5)

参照