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The Dark Knight Rises TDKR Batman Begins BB

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(1)

“He is not here, for he is risen . . .”

――

The Dark Knight Rises

(2012)論への序章 ――

島 村 宣 男

Abstract:

Christopher Nolan’s Batman trilogy in film, i.e., Batman Begins(2005), The Dark Knight(2008), and The Dark Knight Risesto be released in July, 2012, solely following a‘realism’approach, will ever remain as a grand-styled‘epic,’ with thrilling stories, powerful performances, refined visual images, and nice and intellectual lines, in the history of American films.

The Batman, a comic-book hero, who first appeared in the Detective Comics in 1939, is exactly the‘cultural hero’of America today. Nolan's trilogy to be completed at the peak of its popularity, in this sense, may be interpreted as an all-inclusive interpretation of the thought and behavior of the‘Caped Crusader’in the context of the contemporary America.

The shooting of TDKR, which began in May, 2011, now in procession in Pittsburgh(wrapped on Aug. 21), and there are innumerable set videos and still photos leaked on the internet in spite of the extreme secrecy of the project. Thus it is highly interesting to imagine out of the present state of production how Nolan will bring his Batman-saga to an end.

The present paper, contributed to the Festschrift for Professor Kazuo Misono, is a preliminary essay for the conclusive discussion on aspects of linguistic and/or cultural representation in TDKR, to be published after the release of the film, followed by the publication of the script.

Key Words:

American films, Batman, The Dark Knight Rises(2012), Christopher Nolan, the Resurrection, the Crusader, Mary Magdalene

(2)

独創性豊かな映画作家 Christopher Nolan の〈バットマン〉三部作の完 結篇The Dark Knight Rises(以下、TDKR)は、2012年 7 月20日の全米公開 に向け、製作費 2 億 5 千万ドルの巨費を投じた撮影が進行している。アメ リカ国内では先行予告編(teaser trailer)が、同じ Warner Bros. Pictures 制作の〈ハリー・ポッター〉シリーズの完結篇の公開(2011年 7 月中旬) に合わせて早くも登場した。極めて異例なことである。 インターネット上では公式サイト (thedarkknightrises.com)が開設さ れ、洗練されたデザインの先行ポス ター(Fig. 1 )も解禁となったばか りか、各種の関連情報のウェブサイ ト(例えば、batman-news.com)で は、ペンシルヴァニア州ピッツバー グ(Pittsburgh)で IMAX カメラを 駆使しての野外撮影中の動画やステ ィル写真が公開されるなど、完成へ の期待が日毎に高まっているのが、 2011年 8 月末日現在の状況である。 先ずは、問題の先行予告編に注目 してみよう。青白い炎が激しく燃え 上がって画面から消えると、古びた ビル群の谷間をカメラが一気に上昇 し、その暗転後に浮び上がるのは、以 下のタグラインである。

EVERY HERO HAS A JOURNEY. 〔ヒーローは旅をする。〕

続いて、シリーズ第一作Batman Begins(2005、以下BB)の一シーンが

映し出される。若きブルース・ウエイン(Bruce Wayne)の苦難の旅の始 まりである。これを背景にして、ブルースの旧師でテロリスト集団〈影の

Fig. 1 The Teaser Poster TM & DC Comics 2012 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

(3)

同盟〉(the League of Shadows)の首魁、ラーズ・アル・グール(Ra’s al

Ghul)の声が低く、重く響く。1 )

“If you make yourself more than just a man, if you devote yourself to an ideal . . .”

〔人を超える存在になるというであれば理想へ邁進するというのであれ ば…〕

再び暗転した画面に映し出される次のタグライン、

EVERY JOURNEY HAS AN END. 〔どのような旅にも終わりがある。〕

の意味するところは、BBから続編 The Dark Knight(2008、以下 TDK

へ、そして新作TDKRへと、壮大なスケールで語り継がれた「叙事詩」が

ついに完結のときを迎えるという予告に他ならない。

そして、洞窟の闇に無数の蝙蝠が飛び交うなか、「自分探し」の放浪の旅

から帰還して間もないブルースが遠い少年時代の恐怖体験を克服するシー

ンに、再びラーズの声が重なる。〈バットマン〉誕生の瞬間である。

“. . . you become something else entirely.” 〔…完全に別の存在になればいい。〕

TDKにおいて、ジョーカー(the Joker)という不条理な《悪》の跳梁か

らゴッサム・シティを救うも、ジョーカーの狡猾な罠に堕ちた盟友の地方 検事ハーヴィ・デント/トゥー・フェイス(Harvey Dent/ Two Face)の狂 気が犯した罪を被り、警察署長ジム・ゴードン(Commissioner Jim Gordon)

をして、「沈黙の守護者」(a silent guardian)、「油断なき監視者」(a watchful

protector)、そして「闇の騎士」(the Dark Knight)と言わしめたバットマン

の孤影をカメラが追うTDKの最終シーンに、さらにラーズの声が被さる。

“A legend, Mr. Wayne. A legend.”

(4)

急転した画面は、病院のベッドに横臥するゴードンを写し出す。その重 篤と見えるベッドの左側に映る黒い影は、そのくぐもった声調からブルー

スであると知れる(Fig. 2 )。

JIM GORDON

We were in this together, and then you were gone. And now this evil rises. The Batman has to come back.

〔私たちはともに悪と闘い、やがて君は去った。そして、今度は 新たな悪が立ちはだかった。バットマンは復帰するべきだ。〕

BRUCE WAYNE What if he doesn’t exist anymore? 〔彼がもう存在しないとしたら?〕

JIM GORDON He must . . . he must . . .

〔彼には復帰してもらわなければ… どうあっても…〕

Fig. 2 Gary Oldman as Commissioner Gordon in TDKR

TM & DC Comics 2012 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

ブルースの台詞に注目しよう。バットマンには雌伏すべき決定的な理由 がある。その自警活動(vigilantism)は、社会的な正義の代行であったと しても、結局は非合法な行動に属する。その意味でも、ジョーカーの言葉 がおそらく、ブルースのこころに棘のごとく刺さっている。すなわち、拘

束したジョーカーに、「貴様には精神病院が似合いだ、永遠に。」(“You’ll be

in a padded cell, forever.”)と引導を渡したつもりが、「俺たち、相部屋に

なるかも。」(“Maybe we can share it.”)と切り返されたことである。《侠

気》と《狂気》とは文字通り紙一重、ジョーカーの言うように、「ほんの一

突き」(“a little push.”)でいとも簡単に変貌しうるものなのだ。

このシーンのブルースは、BB において夜の警察署でゴードン と初めて接触したときのように、 所謂「眼出し帽」(balaclava)で 顔を覆っているはずである。と はいえ、慧眼のゴードンである。 その奥の素顔を、つまりはバッ トマンの正体をすでに見抜いて いることだろう。

(5)

ところで、予告編において重要なのは、複数回にわたって見られる「上 方へ向かうエネルギー」のイメジである。それは、この三部作全体の方向 性を決定するものと言ってよい。

タイトルにある動詞riseの選択は、原作コミックの Frank Miller による短

期シリーズ The Dark Knight Returns(1986)に見える動詞return の再使

用を、ただ避けただけのものではあるまい。それは問題の動詞の意味用法

に深く関与しているはずである。何よりも重要なのは、動詞riseが英訳聖書

における頻用語であるという言語事実である。2 )とりわけ、福音書はMatthew,

28.6に見える主の御使いの言葉に、「彼〔イエス〕はここにはおられない…

言っておられたごとく、甦られたからである」(“He is not here, he is risen,

as he said.”)とあるごとく、それはキリストの《復活》(the Resurrection)

の意味と強く結びついている。3 )

ところでキリストの《復活》と言えば、20世紀英国の作家で批評家でも

あった Aldous Huxley(1894−1963)がその著書 Along the Road: Notes

and Essays of a Tourist(1925)で「世界中で最も偉大な絵画」(the greatest picture in the world)と絶賛して深い眠りから甦った、15世紀イタリアは

Fig. 3a Piero della Francesca Pesurrezione di

Cristo(Pinacoteca Comunale, Sansepolcro)

Fig. 3b The Stigma (detail)

ウンブリア派を代表する画 家 Piero della Francesca (1415?−1492)の描く「キ リストの復活」(1463−65) が名高いが、この宗教画に も問題の動詞riseのイメジ がはっきりと刻印されてい る(Fig. 3 a/b)。

(6)

右脇腹の「聖痕」(stigma)もくっきりと、いま甦るキリストは棺からす っくと立ち上がり、左足を棺の縁にしっかりと乗せ、右手に握り締めた赤 十字の旗を「上方」へ真直ぐに向け、こちらを直視して《復活》の一瞬を 観る者の眼に焼きつけるが、見張りの男たちは眠り呆けて全くこれに気づ いていない。 さて、先行予告編はこの間、TDKの最終シーンに挿入されたモンタージュ 映像――ゴッサム警察署の屋上に据えつけられた連絡用のバットシグナル (the Bat Signal)をハンマーで破壊するゴードン――に続いて、懸命に筋力 強化に励むブルースを、再びカメラが超高層建築群を「上方」の狭い空間 に向かって垂直に移動する画面を挟んで、深く、暗い井戸を「上方」に覗く 円形の空へ向かい、腰にロープを巻いて攀じ登る何者かの姿を映し出す。 さらに、スキンヘッドに異様なマスクを被った屈強な男の、こちら側を 覗き込むような顔が二度ほど、最初は朦朧と、続いて大写しで挿入される。 これがバットマンの新たな強敵ベイン(Bane)で、演じるは R 指定の刑務 所映画Bronson(2008)でタイトルロールの怪演で一躍脚光を浴びた英国

人俳優 Tom Hardy である(Fig. 4 )。4 )

Fig. 4 Tom Hardy as Bane in TDKR TM & DC Comics 2012 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

続いてカメラは再び上昇し、 無数の瓦礫の落下するなか、高 層建築群を切り裂くように天空 に蝙蝠のロゴが浮び上がると、 TDKRのタイトルがシンプルな かたちで表示される。それから、 画面は薄暗い地下倉庫のような 屋内に変わって、カメラは圧倒 的な巨躯で迫るベインを迎え撃 つバットマンを映し出す。そして、画面の最後に以下の説明が加わる。

THE EPIC CONCLUSION TO THE DARK KNIGHT LEGEND 〔ダークナイト伝説の叙事詩的完結〕

(7)

原作コミックは比較的遅く1993年に初登場したベインは、親は終身刑の 受刑者で生れも育ちも刑務所内、姓名は不詳、高度な知性と強靭な肉体を 併せもつ怪人物、人体実験で投与された強力な筋肉増強剤ヴェノム(venom) の副作用から、その常用のための特殊な注入器具を頭部に装着している。5 ) 脱獄したベインはバットマンに悪意を抱き、その背骨をへし折り、このゴ ッサムの《恐怖》を一時的な引退に追い込む。しかしながら、ベインをめ ぐる物語は初期のKnightfall連作以降はバットマンとの関係も含めた錯綜 と飛躍が煩わしく、 Nolan の新たな再構成が期待される。6 ) ベインを演じる Hardy、刺青を入れたその肉体は強壮なものの、身長が 5 フィート10インチと、バットマンの Christian Bale( 6 フィート)より低 く、コア・ファンの抱くベインのイメジを大きく損なう惧れなしとしない。 しかし、こうした懸念に対して、Hardy 自身は「私を信じてくれ。私は

Nolan を信じている」(“Trust me. I trust Nolan.”)と応じている。7 )

ピッツバーグでの撮影は、ラグビー場での一シーンで、ベインはゴッサ ム市民に向かって次のように挑発する。

BANE

Gotham take control . . . take control of your city. This is the instrument of your liberation! Identify yourself to the world!

〔ゴッサムが支配するのだ…諸君の町を支配するのだ。 これこそ諸君を解放する唯一の手段だ! この世界に自ら名乗りを挙げるのだ!〕 自己正当化とも聞こえる《自由》と《解放》を鼓舞するベインの「煽動」 が、《恐怖》によってゴッサムの闇を支配するバットマンに対する挑戦を 意味するのであれば、余儀ない雌伏のときを衝かれた「闇の騎士」の進む べき道はさなきだに狭まることになる。8 )

小雪舞うなか、ゴッサム市庁舎(the City Hall)の階段上でのバットマン とベインの、そして警官隊とテロリスト集団の入り乱れる壮絶な乱闘シー ンのイメジも、インターネット上でそのリハーサル風景を収めた動画によ

ってイメジがかなり明確になっている(Fig. 5 )。

(8)

ットマンが、〈影の同盟〉の標榜する過激な「エコテロリズム」

(ecoterror-ism)にいかに立ち向かうか、それがTDKRの最大の見どころになる。9 )

Fig. 5 Batman & Bane Fighting in the Snow (a set photo from the filming of TDKRin Pittsburg)

ところで、架空の固有名Baneは普通名詞bane(<OE. bane)に由来して、

語源は遠く印欧祖語まで遡る。古英語に残る最古の英雄叙事詩Beowulfには、

その用例を異形bonaも含めて11例ほど見出すことができる。加えて、

ecg-bana‘sword-slayer’(剣で殺す者)、feorh-bona‘life-slayer’(命あるものを

殺める者)、gast-bona‘soul-slayer, devil’(魂をもつものを殺める者、悪

魔)、muO-bona‘one who destroys with the mouth, devourer’(口を使って破

壊する者、貪り食う者)といった合成語の用例も各 1 例ずつある。10)OED

の与える意味用法は概略、(a)殺害者、殺人者;他者の死、または破滅を

もたらす者、(b)死をもたらすもの、または生命を破壊するものとあって、

より具体的な(a)の意味は現代英語になお通用している。

新作TDKRには、ベインに加えて、セリーナ・カイル/キャットウーマ

ン(Selina Kyle/ Catwoman)の再起動への期待が高まっている。バットマン

には、良い意味でも悪い意味でも不可欠の女性キャラクターである。11)

Burton 版の連作は第二作目のBatman Returns(1992)で、公開時は名

実ともにトップ女優の地位にあった Michelle Pfeiffer によるキャットウー

マンの華麗な演技はいまなお高い評価をもつ。それだけに、TDKR のキャ

(9)

ットウーマンを演じる女優には相当のプレッシャーがかかるはず、同じ

Burton 版の第一作 Batman(1989)でジョーカーを演じた名優 Jack

Nicholson に挑んで、TDKで破天荒なジョーカーを怪演した故 Heath Ledger

のプレッシャーに、それは近いものがあるだろう。12) Pfeiffer のキャットウーマンは、現在でも熱烈なファン層をもつ Michael Keaton のバットマンを待ち伏せ、激しいキックの雨を降らすも、たちまち のうちに叩きふせられるや、「私は女なのよ!」(I’m a woman!)と叫んで 手加減を要求したかと思えば、一瞬気を許したバットマンにいきなり鞭を 振るって威嚇の反撃、挙句の果てはバットマンの腹部を鋭利な爪で引掻い て裂傷を負わす始末。13)さらに別のシーンでは、 警官の銃撃を受けてビル の屋上から転落して仰向けに倒れたバットマンに馬乗りになり、その唇を 熱い舌でねっとりと舐め上げてその魔性を発揮する。その誕生秘話の悲哀

もさりながら、遂には、古諺にいう「猫は九生」(“A cat hath nine lives.”)を

引いて執念の復讐を遂げるという、いかにも女性的な「弱さ」と「強さ」

を併せもつ官能性と神秘性に満ち溢れていた(Fig. 6 )。この Pfeiffer を乗

り超えるのは難しく、新たな別の描き方が必要になるだろう。

Fig. 6 Catwoman sits astride Batman in Batman Returns TM & DC Comics 2012 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

TDKRにおいてこの難役を射止めたのは、The Devil Wears Prada(2006)

の清新な演技が印象的な Anne Hathaway である。14)すでに公式サイトには、

バットマンならぬバットポッドに跨るキャットウーマンの颯爽としたイメ ジが掲載されていて、そのストレートなイメジを伝えてくれる。Hathaway のキャットウーマンが鞭を振り回し、あるいは爪で引っ掻くかどうかはと

(10)

もかく、Pfeiffer のキャットウーマンの再現は許されない。予想される限り では、黒いレザースーツに特殊な暗視ゴーグル(night vision goggle)を装

着し、バットポッドを繰って――「バットケイヴ」(the Batcave)から盗ん だか、あるいはバットマンから借用したものか――ブルネットのロングヘ アを風に靡かせ、ゴッサム市街を縦横に疾走する行動派タイプになるので はあるまいか(Fig. 7 )。15) 原作コミックのセリーナ・カイル/キャットウーマンは、あるときは「宝 石泥棒」、またあるときは「元娼婦」、つまり《罪の女》(the Sinner)とし て描かれてきた特異なキャラクターで、ついにはバットマンの恋人(love-interest)からブルースの伴侶へ昇華して娘へレナ(Helena)をもうけると いうおまけ ・ ・ ・ まで付くこともある。

Fig. 7 Anne Hathaway as Catwoman on top of the Batpod in TDKR TM & DC Comics 2012 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

それだけに、TDKでジョーカーの「カウンターパンチ」を食らって心身

ともに深く傷ついた「黒いマントの聖戦士」(the Caped Crusader)、即ち

バットマンの《復活》をこのセリーナが確認する「マグダラのマリア」

(Maria Magdalene)、すなわち《改悛した女》(the Woman of Repentance)

の表象を纏って、「バットケイヴ」のなかでバットマンと絡むような仕儀と

もなれば、19世紀フランスは Jules Joseph Lefebvre(1836−1911)が描い

た「洞窟のなかのマグダラのマリア」(1876)の美しい裸像へと連想が及ん

(11)

もっとも、アメリカ合衆国は男性原理のピューリタン国家、大衆文化の

細部に「聖母マリア」はもとより、「マグダラのマリア」の表象が生じる事

例も稀であれば、ましてそれが「聖女」に昇華することもなかろう。もっ とも、監督 Nolan のこれまでの作風から見て、Hathaway が演じるセリー ナ・カイル/キャットウーマンは、おそらく娼婦上がりの〈第一の使徒〉 (the First Apostate)としてバットマンに寄り添い、その伝説の成立に関与す

るものの、両者の関係は非常にドライなかたちで描かれることになろう。 ところで、Pfeiffer と Hathaway の新旧両女優であるが、当然予想される 演技内容の隔たりに20年の時代差を見ることもできよう。しかし、原作コ ミックにおけるそのキャラクター像も必ずしも固定してはいない以上、こ

こでは映画作家として対極にある二人の、すなわち「ファンタジスト」

(fan-tasist)としての Burton と「リアリスト」(realist)としてのNolan の決定

的な作風の違いを考えるほうが映画論としては意味深いだろう。 Burton 版の語りの世界は、ゴッサムという小宇宙に狭く限定されて、そ こに生じる滑稽な奇想には、確かに独特の深みがある。しかし、バットマ ンも含め、「異常」(not normal)と映る異形のキャラクターの多様性のな かに、個々の来歴の悲哀が常につきまとう。そこでは全てがグロテスクな ほどに暗鬱なのだ。16) これに比して、Nolan 版の語りの世界はスケールが遥かに大きい。その 運動の射程は広く、遠くにまで及ぶ。すなわち、ブルース・ウエイン/バ ットマンの果敢な行動は、ゴッサムを離れてアジアはヒマラヤの山岳地帯 に(BB)、あるいは中国は国際都市香港にまで(TDK)拡がっている。さ

Fig. 8 Jules Joseph Lefebvre, Mary Magdalene in the Grotto (Hermitage Museum, Saint Petersburg)

(12)

らには、冒頭に引いたTDKRのタグラインで、ブルース・ウエイン/バッ トマンの理想への追求を《旅》に喩えたのもその表われと見ることができ る。17)

「恐怖を征服するには、自らが恐怖にならねばならない」(“To conquer

fear, you must become fear.”)――これは、BBで旧師ラーズがブルースに説

いた言葉の一つである。ブルースが黒い蝙蝠の戦闘服に全身を包んだ理由 がここにある。「蝙蝠」という不可思議な生きものへの《恐怖》は、ルネサ ンス期は Leonardo da Vinci の少年時代のエピソードを引くまでもなく、民 間信仰に根をもつ西欧文化史に深く関わる。18) 蝙蝠という生物が夜行性(noc-turnal)であり、高精度の反響定位(echolocation)と称される認知能力に 加えて、伸縮性のある翼(飛膜)による飛行能力を有する唯一の哺乳類と くれば、それは単なる《恐怖》を超えて得体の知れない《脅威》の対象と もなる。 TDKRでは、ピッツバーグでの野外撮影から、新「バットウイング」(the

Fig. 9 The Batwing attacks the Tumblers (a set photo from the filming of TDKR in Pittsburg)

半の大きな見せ場になるはずである(Fig. 9 )。 科学の進歩とともに私たちが失ったものは少なくないが、バットマンが 民衆文化の根源に由来する《恐怖》を想起させながら、現代科学の最先端に 他ならない《脅威》によって制圧するという、肯定と否定の均衡を保つ逆 説(paradox)はいかにも近代的なものである。それは同時に、《恐怖》に よって悪からゴッサムを守るバットマンが、《脅威》によって悪をゴッサム Batwing)の登場が明ら かになっている。このス テルス爆撃機(a stealth bomber)を思わせる魁 偉なバットウイングが、 おそらくは「影の同盟」 の手に渡った迷彩色仕様 の複数の軍用車「タンブ ラー」(Tumblers)との 大規模な戦闘シーンが後

(13)

から攻めるという逆説でもある。19)まさに、「攻撃は最大の防御」というわ

けである。

前作TDK で、ウエイン・エンタープライゼズの「三十代の野心的な顧

問弁護士」(30s, an ambitious M and A Consultant lawyer)のリース (Reese)が、同社の開発にかかるタンブラーの設計図を秘かに入手し、設 計者で現社長のルーシャス・フォックス(Licius Fox)に口止め料を要求す るシーンがある。さらに、バットマンは囮となったデントを守るために、 ジョーカーのミサイル攻撃を受けて被弾した黒のタンブラー、すなわち「バ ットモービル」(the Batmobile)を失っている。今回のTDKRでは、機密 の格納庫内に収められている予備のタンブラーが少なくとも 3 台、「影の同 盟」の手中に落ちるという趣向か。いずれにせよ、攻撃と防御のエスカレ ーションという、重大な事態を招来することになる。 TDKR はバットマンの《復活》の物語になるのは決定的であるが、果た して Nolan はブルース・ウエイン/バットマンの《旅》にいかなる決着を付 けるつもりだろうか。もっとも、それは「プレイボーイの大富豪」(a playboy

millionaire)という現実から「黒いマントの聖戦士」(the Caped Crusader)

という理想への内なる旅に他ならず、言わば《俗》から《聖》への往還で ある。畢竟、それは終わりがあって終わりのない旅ということでもある。

TDKの最終シーンで、バットマンがデントの罪を被ることに断固として

反対したゴードンに、バットマンは沈着冷静にこう応じていた――「ゴッ

サムが求めれば、私はいかなる存在にもなれる」(“I’m whatever Gotham

needs me to be.”)、と。つまり、自分はヒーローであってヒーローでない、

それはゴッサムが決める、というのである。つまり、「伝説」は自分ではな

く他者が作りあげるというわけである。

先の 6 月下旬、イングランドのノッティンガム郊外の大邸宅 Wollaton Hall を新築なったウエイン邸(the Wayne Manor)に見立てて行われた野

外撮影に合わせ、近接する墓地での撮影も行われた模様である。20)これは、

BB でその非業の死が詳しく描かれた父トマス(Thomas)と母マーサ

(Martha)の「墓参をするブルース」のエピソードが挿入されるというわけ

で、すぐれて有意味的なシーンになるだろう。21)

(14)

蝙蝠の巣食う洞窟に通じる古井戸に転落した少年ブルースに、父親のト マスは優しく諭したことがある――「人はなぜ失敗するのかな?立ち上が

るためなのだよ」(“Why do we fall? To pick ourselves up.”)。人の生命を守る

医師のトマスは、父祖の莫大な遺産を継承するウエイン財団の総帥であり、 同時にゴッサムきっての篤志家でもあった。然るべき人倫が廃れば心優し い慈善は却って仇となる場合のあることを、それも少年期に骨身に沁みて 味わっているからこそ、現在のブルース・ウエイン/バットマンがある。 《正義》の実現という理想を求める闘いに、果たして終息の日は来るのだろ うか?答えは「否」である。しかして、「伝説」は成立して〈バットマン〉 の名は永遠に大衆のこころに刻み込まれる。 前作のTDK同様、監督の Nolan 自身が原スクリプト(実弟 Jonathan と David Goyer の共同執筆)に加筆した最終版の公刊が待たれるが、ゴード ンを演じる名優 Gary Oldman が 3 月下旬に AbsoluteRadio のインタヴューに 応じたコメント以外に、その詳細はほとんど伝えられていない。すなわち、

「いま言えることは、〔TDKRは〕凄い、本当に凄い物語だということだけ

…〔Nolan は〕TDKを超える仕事をした

ね… 素晴らしい」(“… all I can say is it’s a great, really great story.[Chris Nolan] has out done himself, from The Dark Knight. It’s fantastic.”)というものであ る。22)

三部作を通してタイトルロールを演じ るイギリス人俳優の Christian Bale は

TDKR に先立って、実在する元プロボク

サーの兄弟の家族愛を描いたDavid O.

Russell 監督の The Fighter(2010)で、

その実力を認められながらも、俗世の底 辺で麻薬に溺れて刑務所生活を経験した のち、同じボクサーの道を歩む父親違い の弟のセコンドに回ってチャンピオンに 仕上げる男を熱演、第83回アカデミー賞 (助演男優賞)を受賞して、その鍛え抜か れたメソッド演技のほどを証明した。23)

Fig. 10 The Chinese Poster of The Flowers of War

2011 EDCO Film. All Rights Reserved.

(15)

オスカー受賞後の Bale が請われて挑んだ作品は、中国を代表する張芸謀

(Zhang Yimou)監督の戦争映画「金陵十三 」(中国国内では2011年12月

公開予定、英語版タイトルはThe Flowers of War)、描かれる時代と場所は

1937年当時の中国は首都南京、Bale 演じるジョン・ホーフマン(John Haufman)というアメリカ人が、日本軍の侵攻による未曾有の混乱のなか で遭遇した若い中国人女性たち――カトリックの教会学校に学ぶ一団の女

子学生と十三人の高級娼婦(courtesan)――の危機脱出に挺身する、「純な

希望と愛と犠牲の物語」(a genuine story of hope, love and sacrifice)である

という。24)

ことほどさように、Bale は《俗》と《聖》との往還に際立つ「行動する意

思」(the will to act)、すなわち「ヒロイズム」(heroism)を体現できる数

少ない俳優の一人である。TDKRへの期待はいやましに膨らむ。

1 )シリーズ第一作のBBで名優 Liam Neeson が演じたラーズは、TDKRではフ ラッシュバックで登場し、若手俳優の Josh Pence がその若き日を、子役の Joey King がその娘のターリア(Talia al Ghul)を演じる。いっぽう、フランス 出身のオスカー女優 Marion Cotillard が原作コミックに登場しないミランダ・ テイト(Miranda Tate)という役柄で出演しているが、成長した現在のター リアか、あるいは「影の同盟」と何らかの繋がりのある人物としてブルース・ ウエイン/バットマンと絡むものと予想される。

2 )R. Young, Analytical Concordance to the Holy Bible, 8th edn., Lutterworth Press(1879, 1939)を参照。

3 )福音書からの引用は、The Geneva Bible: A Facsimile of the 1560 Edition, Hendrickson Publishers, 2007 から。

4 )この特異なキャラクターは、Joel Schumacher がメガホンをとった連作のう ち、第二作目のBatman and Robin(1997)に登場している。この作品は、バ ットマン役に人気俳優の George Clooney を配して、Arnold Schwartzenegger が敵役のミスター・フリーズ(Mr. Freeze)を、また Uma Thurman が悪女ポ イズン・アイヴィー(Poison Ivy)を演じているが、第一作目の Batman

Forever(1995)同様、アクション映画として決定的に迫力不足のうえ、あ

ろうことか、バットマンの戦闘服に「乳首」を付けるなど、大方のファンの 不評を買った失敗作、問題のベインも見かけ倒しの端役で、強烈な見せ場も ないまま、原作のイメジを損なう結果となった。これに輪を掛けたのが、こ

(16)

の連作に登場した Chris O’Donnell 扮するロビン(Robin)の存在である。コ ミック原作の初期からお馴染みの少年ロビンが、バットマンの「少年愛」な いしは「同性愛」嗜好の風評を助長させてきたことも、この不評に拍車を掛 けたようである。それにしても、日本の大衆文化のヒーローたちに、例えば、 隻眼隻手の丹下左膳に孤児のちょび安が、神出鬼没の鞍馬天狗に角兵衛獅子 の杉作が、また探偵明智小五郎に助手の小林少年が、それぞれぴったりと寄 り添うのはなぜだろう。 5 )中英語期に古フランス語から英語に入った名詞 venomの語源はラテン語の

venen-umに求められる。辞書の与える語義はおおよそ、(a)(毒蛇などの) 猛毒、(b)(一般に)毒、(c)悪意、といったところである。

6 )Pittsburgh の撮影情報によれば、BBにおけるラーズと同様に、アーカム精 神病院(Arkham Asylum)――正式名称はThe Elizabeth Arkham Asylum for

the Criminally Insane ――に収容されている服役囚たちを解放して、ゴッサム

の騒乱に一層の拍車を掛ける気配である。

7 )ウェブサイト latinoreview.com におけるAndrew Weymes による記事“Tom Hardy addresses the Bane size problem”( 8 . 31. 2011)を参照。

8 )「煽動」と言えば、Milton, Paradise Lost は第Ⅰ巻の84行目以降の、神の「大 いなる敵」(the great enemy)に他ならぬサタン(Satan)によってなされた、 《報復》(revenge)へ向けた煽動が連想される。BBにおいてラーズに率いら れた〈影の同盟〉は、バットマンにその「エコテロリズム」の攻撃を阻まれ ている。 9 )「エコテロリズム」の思想と行動は、BB後半のラーズ自身の説明に、「〈影の 同盟〉は何千年にも渡って人間の堕落を阻止してきた。我々はローマを略奪 し、交易船にペスト菌を播き散らし、ロンドンを焦土と化した。文明が退廃 の極に達するたびに、我々が復帰して均衡を回復するのだ」とある。 10)Klaebers Beowulf, ed. by R.D. Fulk et al., Fourth Edition, Univ. of Toronto

Press, 2008 を参照。

11)その愚を犯したのが Pitof 監督作品の「バットマン抜き」のCatwoman(2008) である。後述するように、Michelle Pfeiffer の「キャットウーマン」人気を 受けての焼き直し(spin-off)で、オスカー女優 Halle Berry の起用も無駄遣 いに終った文字通りの失敗作である。つまりは、「蝙蝠男」あっての「猫女」 ということである。 12)Ledger はTDKの公開前に薬害による不慮の死を遂げたが、本作で同年度のア カデミー賞(助演男優賞)を受賞している。 13)キャットウーマンを振り切って、バットケイヴに戻ったバットマンが腹部に 刺さったままの爪を引き抜いて発する台詞が、Daniel Waters のスクリプト では罵声語の“Bitch!”(メス猫め ! )、映画では擬声語の“Miaow”(にゃー

(17)

お)となっている。いかにも Burton らしいブラック・ユーモアに溢れてい るではないか。

14)候補に名を連ねた女優には、Hathaway の他にも、Eva Green, Blake Lively, Charlize Theron, Vera Farmiga, Jessica Biel, Natalie Portman, Gemma Arterton, Kate Mara, Charlotte Riley, Keira Knightley などがいる。

15)キリスト教美術における「マグダラのマリア」はブルネットのロングヘアで 描かれるのが一般的である。Burton 版は宗教色が希薄で、Pfeiffer のセリー ナ・カイル/キャットウーマンがショートヘアであるのはコミック原作に忠 実であるが、ブロンドであるのは同原作に反している。なお、撮影時におけ る Pfeiffer の年齢は33歳、これに対して Hathaway は29歳と若い。 16)Burton 版の連作に関する筆者による既発表の論考は以下の 3 編である。 1991 「バットマン論」関東学院大学人文科学研究所所報14号,pp. 3−30. 1993 「祝祭・叛乱・弾圧――〈バットマン〉再考」関東学院大学文学部 紀要66号,pp. 3−49. 1994 「バットマン余燼」関東学院大学文学部紀要69号,pp.175−86. なお、Schumacher 版の連作については、筆者は論点を見出せないまま、こ れまで一度も採り上げたことがない。 17)Nolan 版の三部作に関する筆者による既発表の論考は以下の 4 編である。 2006 「“A guy who dresses up like a bat has clearly issues.”――映画

Batman Beginsの記号論」関東学院大学文学部紀要106号,pp.73−

107.

2008 「“Why so serious?”――映画The Dark Knightの倫理学」関東学院 大学文学部紀要114号,pp. 17−76.

2009 「“A blinding mass of Batman, black fur and bared teeth”――The

Dark Knight 夜話」関東学院大学文学部紀要116号,pp. 95−106.

2010 「“You truly are incorruptible, aren’t you?”――バットマン敗れず」 関東学院大学文学部紀要118号,pp. 1−13.

18)汎ヨーロッパ的な「吸血鬼伝承」が、いつの間にかコウモリ(あるいはオオ カミ)と結びつくようになって久しい。

19)「逆説」のもつ文化史的意義に関する議論は、Rosalie L. Colie, Paradoxia Epidemica: The Renaissance Tradition of Paradox, Princeton U. P., 1966 の序 章(pp. 3−40)を参照。 20)ウェブサイト batman-news.com/2011/06/25 を参照。 21)夜間の路上で、しかも自分の目の前で殺害された両親に対するブルースの哀 惜の情は、Burton 版のBatmanではミステリー仕立てで、昼間に現場を訪れ たブルースが路上に一輪の薔薇を手向けるというかたちで表現されていた。 22)ウェブサイト firstshowing.net/2011/03/28 を参照。

(18)

なお、すでに公刊されている Nolan 版のスクリプトは以下のとおり。 2005 Christopher Nolan & David Goyer, Batman Begins: The Screenplay,

Faber & Faber.

2008 Craig Byrne et al., The Dark Knight: Featuring Production Art and

Full Shooting Script, Universe.

23)本作はオスカーの作品賞・監督賞をはじめとする主要部門の候補作に上がっ ただけでなく、一作から助演女優賞候補を二人(Melissa Leo と Amy Adams) 出し、結果的には兄弟の奔放磊落な母親アリス・ウォード(Alice Ward)を 演じた ヴェテラン女優 Leo が受賞している。Bale と Leo、一作から男女に渡 る助演賞を受賞したことも含めて、総計46個の映画賞の候補になり、39個の 受賞に輝いたことは記憶に留めていい。さらに、特筆すべきは、本作のプロ デューサーで主演の弟ミッキー・ウォード(Micky Ward)を演じた Mark Wahlberg の公開時の年齢は39歳、兄のディッキー・エクランド(Dicky Eklund)を演じた Bale は34歳である。Wahlberg が小柄で童顔ということも あるが、Bale は体重を30ポンド落とし、老け役を強調するために頭髪も自ら 脱毛して撮影に臨んだという。もっとも、Bale はThe Machinist(2004)では、 轢き逃げ事件を引き起こして罪の意識に苛まれ、病的にやせ細った男を演じ るために、何と60ポンドの減量を成功させている。名優の Robert De Niro が

Raging Bull(1980)で、女優の Charlize Theron がMonster(2003)で体重を 増やして、ともにアカデミー賞を獲得したのはよく知られているが、体重を 大幅に減らすのは並大抵の努力で済むものではあるまい。Bale が「カメレオ ン俳優」(Chameleon-like changes of appearance for different roles)と呼ばれ るのも故なしとしない。

24)ウェブサイト collider.com の Adam Chitwood による記事“Zhang Yimou’s epic starring Christian Bale now titled The Flowers of War”(2011. 9 . 9 )を 参照。なお、全篇の40%が英語、60%が北京官話(Mandarin)の台詞という 本作は、インターネット上では当初13 Flowers in Nanjingという英語タイ トルで言及されていた。また、劇場用ポスター(Fig. 10)やインターネット 上ですでに公開されている画像に見えるBale の服装は、カトリック教会聖職 者の所謂「ローマンカラー」(Roman collar)であるが、主人公ジョンの人物 設定が民間人であるからには、これは侵略軍の眼を欺く偽装のようである。

Fig. 1 The Teaser Poster TM & DC Comics  2012 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
Fig. 2 Gary Oldman as Commissioner Gordon in TDKR
Fig. 3a Piero  della  Francesca  Pesurrezione di Cristo (Pinacoteca Comunale, Sansepolcro)
Fig. 5 Batman & Bane Fighting in the Snow
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参照

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