東京外国語大学留学生日本語教育センター論集 第 40 号
・ 2014 年 3 月 31 日
・ 発行者・ 東京外国語大学留学生日本語教育センター
・ ・ 代表者 伊 東 祐 郎
・ ・ 〒 183-8534 東京都府中市朝日町 3-11-1
・ ・ 電 話 042-330-5760
編 集 後 記
JLC 論集ができあがる頃、1 年コースの留学生の小レポート集も完成する。教員の論文と学生 のレポートを比べることはできないが、読者が知的刺激を受け、感動さえ覚えるほどの良いも のには共通点があるように思う。逆に世界を驚かすほどのユニークな論文でも、一転して後日 問題噴出となるものもある。心して論文と向き合う必要があると強く思う昨今である。・(K.H.)
日本語教育から専門基礎教育まで、また、研究論文から教育実践報告まで、バラエティー豊 かな論考がそろいました。東京外国語大学留学生日本語教育センターの論集らしい号になった
のではないかと思います。・ (O.T.)
論集委員ということで、日頃はあまり目を通さない分野の研究にも触れることができました。
公開前の研究成果を読むことができることと相まって、ちょっと得した気分です。・ (M.T.)・
小学生の頃読んだ・SF・小説に、家から「テレビ」で図書館にアクセスして本を読むシーンがあっ た(ヒュゴー・ガーンズバック『ラルフ・124C41+』早川・SF・シリーズ)のですが、電車の中で・
kindle・や・iPad・などで書籍を読んでいる光景を目にすると、子どもの頃に「未来」とされていた ことの一部が実現しているのを感じます。
アメリカのアマゾンではハードカバーの書籍より電子本が売れているというニュースもなん となくピンと来ていなかったのですが(アメリカのハードカバーはもともと高いという話もあ りますし)、先日(2/22)開かれた修了生の会で某社の電子出版部門で働いているという学生と 会いました。なんでも思ったより電子本は売れているとのこと。既存の出版社側の思惑もあり、
まだ本格化していないが電子書籍は将来性のある分野であるということでした。前にもこの「編 集後記」に書きましたが、一冊の本としてまとまっていることが必ずしも必要でなく、必要な 一部を世界中からアクセスできたほうが便利な学会誌や紀要(本論集のようなもの)や、大部 すぎて使いにくい大部の百科事典・大きな辞書類から電子化が進んでいくのでしょう(各種電 子辞書とか『日本国語大辞典』とか)。いずれ・90%の紙の本はなくなるという人(たとえば小 飼弾氏)もいますが、一覧性や書き込みのしやすさなどで紙の本に匹敵する(かそれを凌駕する)
電子ペーパーのようなものができるまでは完全に今の紙の本は消滅することはないとも言われ ています(津野海太郎『本とコンピュータ』晶文社)。個人的には表紙・装丁などをふくめた物 質としての書物が好きなのですが(山口昌男『本の神話学』中央公論社、山形浩生『新教養主 義宣言』晶文社など)、いかんせんかさばるので、いずれ宗旨替えをするかもしれません。と、
ひとりだけ、編集後記がやたら長くなってしまいました。今回初めての試みとしての原稿締切 を・11 月にしたのですが、なんとか年度中に発行できそうでほっとしています。執筆者と、初め ての委員長を支えてくださった論集委員の皆様、またいろいろ無理を聞いていただいたインフォ
テックの竹中さんに感謝いたします。・ (H.S.)
・・・・・・・・・・・
本年度論集委員
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
金子比呂子 大津友美 甕隆博 花薗悟
218322_外大留日論集40号_校了.indb 219 2014/03/19 12:34:06