東京外国語大学
留学生日本語教育センター論集 33:111~119,2007
渡日前の国費留学生に必要な情報とは
小松 由美
(2006.10.31 受)
【キーワード】 国費留学生、渡日前、オリエンテーション、在外公館、コンフリ クト
0.はじめに
日本で学ぶ留学生の中で国費留学生が占める割合は1割弱であるが、国費留学生 の間でも、日本で参加するプログラムや個人の条件によって渡日前に必要な情報は 異なる。影響する要因としては、プログラムの日本語要件、日本語学習歴、漢字の 認識、日本社会の知識、母国と日本でのリソースとなる知人の有無、などが考えら れる。また、渡日前にどの程度の情報を既に持っているかについては、母国での日 本情報の入手可能程度のほか、日本留学を志望した動機、日本留学へのモチベーショ ンも影響を及ぼす。
予備教育機関として国費留学生への渡日前情報提供を考えるとき、国費留学生と はどのような条件で採用された者か、募集時の要件を理解する必要がある。そして、
募集採用から送り出しを担う在外公館で受ける渡日前指導を探り、予備教育修了後 の留学生の経験を知ることも欠かせない。この小文では、来日後の予備教育の対象 となる文部科学省国費学部留学生(以下、「学部留学生」)、同研究留学生(以下、「研 究留学生」)に必要な情報とその不足が及ぼす影響について、この3方面から考察し たい。
1.募集要項から
①日本語の習得について
国費留学生の学部留学生や研究留学生、教員研修留学生は採用時に日本語力を必 要要件としておらず、日本語未習の者は、渡日後の予備教育で日本語を習得する。
2006 年度の国費留学生の募集要項では、研究留学生は、応募者の資格および条件の
『日本語等』という項目に、「積極的に日本語を学習しようという意欲のある者。日 本について感心があり、来日後も進んで日本に対する理解を深めようという意欲が
ある者。また、日本で研究・勉学に従事し、生活に適応する能力を有すること。」[英 文では “Applicants must be eager to learn the Japanese language. In addition, they must be interested in Japan and enthusiastic about deepening their understanding of Japan after arriving in Japan. Moreover, they must have the capability to study and research in Japan, while adapting to the Japanese lifestyle.”]とあり、『大学への配置及び大学における研究指導』という項目では、
「大学における講義・実験・研修等の研究指導は、原則として日本語で行われる。」
[英文では “All lectures, experiments and practical training at universities are principally conducted in Japanese.” ]と記されているが、学部留学生募集 要項では、資格および条件の『日本語等』で、「日本語を学習し、かつ、日本語で大 学教育を受けようとする者。[英文では “Applicants must (be willing to ) learn the Japanese language and (to) receive university education in the Japanese language.”]、『大学教育等』という項目で、「授業の使用言語:授業は、すべて日本 語で行われる。(日本語能力を求めない大学への直接配置の場合を除く。)」[英文で は “Instruction Medium: All the instructions are given in the Japanese language (except the case of direct placement). ”]という大まかな記載に止まっており、
留学希望者が日本語能力を求めない大学進学の可能性があると解釈することも考え られる。実際には、予備教育修了後に国費学部留学生が進学する先で日本語能力は 不要という課程は現在のところ存在しない。
採用通知後に日本語を勉強できる場を探しても見つからない場合、日本語習得が どれほどの努力を要するものなのかといった情報を渡日前に自力で得ることは難し い。学内の事務掲示や食料品店の表示など、彼らが日常眼にし、情報を得るメディ アとなるものの多くが日本語であるため、日本語の表記を全く見ずに渡日したもの は、心理的に抵抗を感じ、まず見慣れるのに時間がかかる。中には、日本の大学で 勉学・研究を行う際は日本語力が必須だという認識が低く、結局当初の目的を果た さずに帰国することになった例が見られる。日本の大学や社会での日本語の必要性 について、渡日前にしっかりと認識する必要がある。
②日本の教育システム・学習スタイル
日本語・日本文化研修留学生や大学間協定で留学する学生とは異なり、学部留学 生や研究留学生の中には、日本の教育システムの知識がないまま採用され渡日する 者がある。2006 年度の学部留学生と研究留学生の募集要項には共に、「留学生は、
渡日に先立ち、日本語を学習し、日本の気候、風土、習慣、大学の状況等について、
あらかじめ十分承知しておくことが望ましい。」[英文では “A grantee is advised to learn the Japanese language and to have some information on Japanese climate, customs, manners, and university education and conditions in general before coming to Japan.”]と記されている。学部留学生の場合は学位取得までの5年間(専 門分野により7年間)を費やす留学であり、本来、日本の教育システムを理解した 上で日本の国費留学生制度に出願するべきであるが、学生が自力で日本の教育シス テムの詳細情報を得るのは、国・地域によっては難しい場合があり、大学のサイト などで日本から提供されている情報も、外国語によるものは日本語による情報量よ り圧倒的に少ない。国費留学生募集の広報時期と応募締め切りがあまりに近かった という学生もおり、申請前のみではなく、申請書受付後の情報提供と採用された者 の認識を高める働きかけも必要である。有職者が多い研究留学生や教員研修留学生 の中には、渡日直前まで働いていたため日本語や日本の社会事情を学ぶことをあえ てしなかったという者もある。
日本語未習で来日する者の中には、記憶と継続が必要とされる予備教育機関の日 本語の集中教育に慣れるのが困難な者もいる。渡日してから自国の教育システムや 学習スタイルと日本の差が大きいと感じた者は、その後の適応が困難になる。授業 への出席や課題の提出など、日本では大学によるスケジュールに沿う必要があるが、
このような教育システムの基本的なスタイルを受け入れることができない学生は、
予備教育を修了することが難しくなる。大学の学部に進学したとしても、国費留学 生制度の年限内に学位を取得するのは難しいであろう。
ホフステード(1997)が世界規模で調査した価値観の研究によると、日本は 53 の 国・地域の中では権力格差が大きいほうから 33 位である。日本では大学での履修科 目や出席など学生が自由に決められないことに納得がいかない学部留学生や、予備 教育修了後に日本文化研究に入ってからも指導教員に友達のような態度で接し日本 語を使わないで済まそうとする研究留学生は、権力格差が日本より小さい社会から の学生であった。留学生活で異文化間コンフリクトは避けられないとはいっても、
国費留学生として留学生活を実り多いものにするためには、それぞれの社会での価 値観と日本社会での価値観の相違について、特に大学生活に関連した違いの認識を 留学のスタート時に持っている必要がある。
③日本社会の知識
世界各地から来日する留学生の支援で使用される日本語以外の言語としては英語 が圧倒的に多いと思われる。研究留学生の募集要項でも『選考及び結果通知』の面 接についての項目で、「日本語又は英語の会話能力について、日本の指導教員との意 思疎通ができる程度の語学能力があると認められる者であること」[英文では “In addition, each applicant is required to have an enough Japanese or English language ability to communicate with the professor in charge of his or her education in Japan.”]と明記している。国費留学生申請書に英語は良くできると 記入してあっても、実は英語でのインストラクションを理解できない者がある。ゆ えに、英語で提供される情報を理解する助けを得やすい渡日前に情報提供を行うこ とに意味がある。それと共に、英語が十分に理解できるかどうか確認する必要があ る。
他の学生に比べて日本語や日本に関する知識が劣っていると感じる学生は、留学 生活のスタートから劣等感を背負う。日本全般に対し否定的に感じるカルチャー ショックの底辺の期間が長くなり、英語のみで学位が取れるプログラムへの進学を 求める者も出てくる。渡日前に日本社会に関する知識を持っておくことは、渡日後 のスムーズな適応につながる。
国費留学生制度の応募者の資格および条件には「心身ともに大学における学業に 支障がない者」[英文では”Applicants must have the physical and mental health to carry out their studies at Japanese universities.”]という項目があり、申 請書と共に所定の健康診断書の提出が求められているが、実際には、到着直後から 持病の治療が必要な者もいる。また、日本では一般的とは言えない医療を求める場 合もある。このような場で自国と同じサービスを当然のように期待し、コンフリク トが起こることがある。日本語力が十分でない者はひとりでは地域医療を受けるこ とができず、薬局で薬を買うこともできない。検査の方法や薬の処方の量は国によっ て異なることから、自らが望む医療サービスを得るためには、日本語で説明する必 要があるからである。医療制度、投薬方針、医師の社会的ステイタスなどは国によっ て異なるほか、日本語ができないと地域医療サービスを得ることが難しいことなど を伝えて、来日前に方策を考えておくよう促す必要がある。
学部留学生の多くは未成年で渡日するが、成年に達する年齢は国によって異なり、
飲酒喫煙できる年齢も日本とは異なる。社会生活において、未成年は様々な場で保 護者を求められるが、国費留学生の場合、母国から両親を日本に呼び寄せるのは、
経済面でも入国手続きの面でも容易にはできない。このような条件を理解した上で 渡日した場合と全く考えることなく渡日した場合とでは、留学生活への適応の度合 いが違い、万一の場合の反応や対応の迅速さが当然異なると考えられる。
2.日本大使館でのオリエンテーション
2004 年作成の外務省ホームページによると、外務省の留学生受入施策として、約 140 の在外公館において、国費留学生の募集・選考および渡日直前の国費留学生を 対象とした留学生渡日前オリエンテーションを実施している。国費留学生としての 採用通知は、一般に2月頃に学生に届くことが多いが、国によっては 12 月には既に 通知を受けて予備教育機関に連絡してきた者もあり、通知の時期にはばらつきがあ る。その後の対応は大使館により、また年度によって異なるが、4月渡日生には3 月に、10 月渡日生には9月に、日本大使館や領事館で、渡日旅費としての航空券や 日本学生支援機構(JASSO)の冊子が渡される。
在チェコ日本国大使館では、2006 年3月中旬に、4月に来日する国費留学生(研 究留学生)4名のための壮行会を兼ねた昼食会を日本大使公邸で開催した。学生は、
日本でのライフスタイルや食事、日本語習得のこつに関して大使と意見交換をし、
広報文化センターでオリエンテーションが実施された。また、在モンゴル日本国大 使館では、2006 年9月 29 日に大使公邸で 10 月渡日生 31 名を対象とした渡日前オ リエンテーションが実施され、元日本留学生が経験談を語った(両国とも、2006、外 務省在外公館ホームページ)。外務省による日本留学情報サイト「日本留学総合ガイ ド」によると、「国費留学生の渡日前オリエンテーション」を実施しているとする元 日本留学生の団体は、インド文部省留学生協会、インドネシア元日本留学生協会東 部ジャワ支部、日本大学留学生協会(ネパール)、パキスタン元国費留学生会、英国 国費留学生同窓会、帰国留学生会(アメリカ)、エクアドル文部省留学生協会、グア テマラJICA研修生同窓会、コロンビア・日本留学生協会、訪日パラグアイ人帰 国文部・科学省留学生センター、文部科学省国費留学生会(ブラジル)、文部省帰国 留学生協会(ペルー)、日本留学生協会(パプアニューギニア)、文部省国費留学生 同窓会(フィジー)、文部科学省留学生会(イラン)、日本帰国留学生会(エジプト)、
ガーナ帰国留学生会、セネガル日本友好協会などである。
帰国した元日本留学生から情報を得る機会を得ることは、渡日する学生が心理的 に安心感を得る助けにもなる。ここで注意するべきことは、元留学生の留学時期で ある。学部留学生を取り巻く状況には、最近の2~3年の間に制度上の変更や世相
の変化がかなり見られる。最近帰国した元学部留学生であっても、渡日直後の予備 教育期間から既に5年以上経っていることになる。
予備教育機関としてのオリエンテーションを効果的に行うためには、留学生が渡 日前に日本大使館で受けたオリエンテーションについて知る必要がある。そこで、
2006 年4月に東京外国語大学留学生日本語教育センター(以下、「センター」)に入 学した国費留学生が渡日前に各地の日本大使館で受けた渡日前オリエンテーション について、学部留学生 35 カ国 48 名(39 カ国 71 名中)、研究留学生 12 カ国 14 名(18 カ国 23 名中)から情報を得た。オリエンテーションの所要時間は、1時間から5日 間(10 時間)まで様々だが、2~4時間が多くなっている。
①渡日前オリエンテーションの有無
まず、大使館での国費留学生のための来日前オリエンテーションに出席したか尋 ねたところ、学部留学生では 28 カ国からの 39 名、研究留学生では 11 カ国からの 13 名が参加したと答えている。大使館でのオリエンテーションは実施されなかった と答えたものが学部留学生7カ国9名、大使館から通知は受けたが出席しなかった と答えたものが研究留学生1カ国1名あった。実施されなかったと答えた国には、
国費の学部留学生採用の歴史が短い国が多かったが、国費留学生制度初期のころか ら受け入れている国も含まれている。
②内容[学部=学部留学生、研究=研究留学生、( )内はそれぞれ回答があった人 数]
オリエンテーションで伝えられた内容について、複数回答可能として尋ねたとこ ろ、日本の気候(学部 32、研究9)、日本の習慣とマナー(学部 25、研究8)、日本 の物価(学部 20、研究 10)、奨学金とその管理(学部 22、研究6)、日本のコミュ ニケーションスタイル(学部 13、研究4)、日本の教室での教育スタイル・学習ス タイル(学部 10、研究0)、大学での専門分野(学部4、研究1)、予備教育機関で の勉強(学部3、研究2)、予備教育後の大学進学(学部7、研究N/A)、予備教 育後の勉学・研究(学部N/A、研究1)であった。
大使館で提供された情報以外で必要だった内容を自由記述で求めたところ、「予備 教育機関の情報」(学部 11、研究1)がもっとも多く、「衣類」(学部4)、「日本の 気候」(学部2)、「持ち物」(学部4)、「奨学金管理」(学部3、研究2)、「宿舎」(学 部3、研究3)、「物価」(学部2、研究1)、「必要な日本語力」(学部1)、「日本の
習慣」(学部5)、「日本の学習スタイル」(学部5)、「自国で入手したクレジットカー ドや電化製品の使用」(学部1)、「大学進学」(学部5、研究N/A)、「予備教育後 の研究」(学部N/A、研究4)、「専門分野」(学部4、研究1)、「教育システム」
(研究1)、「志願者の統計」(学部1)、「税関や出入国手続き」(学部1)、「家族同 伴や一時帰国の方法」(研究1)などが挙がっている。また、平仮名片仮名を渡日前 に習っておくべきだったと記した研究留学生が2名あった。
③方法[学部=学部留学生、研究=研究留学生、( )内はそれぞれ回答があった人 数]
オリエンテーションで取られた方法について複数回答可能として尋ねたところ、
元国費留学生と話す(学部 25、研究9)、大使館員によるレクチャー(学部 23、研 究 10)、印刷物(学部 18、研究5)、ビデオ(学部 13、研究5)、日本語教室(学部 9、研究0)であった。研究留学生の1名が、個人的な接触が大切であると述べて いる。また、学生の国の在日大使館との協力を提案した研究留学生が1名あった。
3.留学生と教員が見た渡日前情報提供
広島大学(二宮皓、2003)が平成 13 年度から 15 年度に実施した「留学生施策の 戦略的方策に関する研究」では、19 の大学の大学院留学生 7,011 名と 12 の国立・
私立大学において大学院レベルの留学生指導をした経験を持つ教授 5,989 名を対象 に意見調査を実施し、留学生 2,199 名(回収率 28.8%)、教員 1,299 名(回収率 21.7%)
の回答を得た。この調査では、自由記述意見欄に渡日前情報の不足について書いた 留学生が 13 名あり、「英語サイトの情報が少ない」、「日本の大学に関する情報は思っ たより少ないのでもっといい情報を増やしてほしい」、「日本の大学を細かく紹介し たサイトを作ってほしい」、「来日前に教員と学生のやりとりがあったほうが望まし い」等の意見が出されている。教員からは、具体的な提案として、「留学生が『自分 の研究にとってふさわしい研究環境はどの大学のどの学部学科か』が来日前に分か るように情報提示すること」、「大学院入試でどのようなことが要求されるのか(ど んな科目のどのレベルの試験をするのか、日本語力をどこまで要求するのか等)や 修論を日本語で書くことを要求するのか否かについての情報も示すこと」等が挙げ られた。この調査では、情報提供に今後改善が求められる際に基盤となるのは各大 学が提供する情報であり、留学生が適切な研究環境を選択できるよう詳細な情報を
英語で公開することが求められるが、その際、担当部局部署に直接連絡が取れるよ うに電子メールアドレスを掲載し、問い合わせには適任者が回答できるような構造 にすることが望まれる、とまとめている。
広島大学の調査は、予備教育が必要な国費留学生のみを対象としたものではない が、大学での勉学や生活について渡日前に情報が必要というセンターの国費留学生 の回答と重なっている。
4.予備教育機関による渡日前指導の方向性
センターでは、入学予定の国費留学生に対し、電子メール添付で Student Handbook を送付している。その内容は、到着までの各種問い合わせ先、奨学金と学費、セン ターでの勉強、到着後の予定、センター及び大学の施設、宿舎、一般情報(地域、
季節と服装、時間帯、商業施設と営業時間、両替、荷造り、物価、宗教施設、ごみ の分別、電気機器の使用、喫煙と飲酒)、外国人登録、健康保険、資格外活動、一時 帰国と海外渡航等であり、在外公館で渡される日本学生支援機構のハンドブッ ク”Life and Study in Japan”の内容を踏まえて、まず留学生が渡日後の留学生活を 送る予備教育機関での学習と生活についての情報提供を行っている。この内容は、
これまでの学生からの質問を参考に網羅する範囲が設定されているが、これは、2006 年のセンター生の調査で、在外公館での渡日前オリエンテーションで提供されない が必要だとされた情報のうち、予備教育機関の業務範囲について概ねカバーしてい るといえる。また、ニーズアナリシスに必要と思われる情報を学生から得ると共に、
相談部門と事務室の両方に届くメーリングリストを作成して、彼らの質問にも電子 メールでオンタイムに答えられるようにしている。教職員の中には、このような渡 日前の学生との接触や情報のやりとりは不要とする声もあるが、センター生の在外 公館でのオリエンテーション情報や広島大学での調査結果を見てもわかるように、
留学生活のスタートに大きく関わる予備教育のスタッフが直接渡日前指導に携わる ことはいまや必然と思われる。国費留学制度対象国の拡大に伴い、世界各国から留 学生を公平に迎えるためにも、予備教育機関による渡日前指導の更なる充実は欠か せないものと言えよう。国費留学生制度を共に担う機関として、在外公館での「渡 日前オリエンテーション」との連携を推進することが望まれる。
参考文献
在チェコ日本国大使館ホームページ (2006)
(http://www.cz.emb-japan.go.jp/jp/whatsnew_jp.html)
在モンゴル日本国大使館ホームページ (2006)
(http://www.mn.emb-japan.go.jp/news/jp222.html)
文化交流 留学生交流(2004)(外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/hito/koryu_1.html)
日本留学総合ガイド 『帰国留学生会リスト』(外務省ホームページ http://www.studyjapan.go.jp/jp/ath/ath0201j.html)
二宮皓(2003) 「留学生の施策の戦略的方策に関する研究」(広島大学ホームページ http://home.hiroshima-u.ac.jp/icie/chosa/kenkyu_2.htm)
文部科学省 2006 年度日本政府(文部科学省)奨学金留学生募集要項 学部留学生 文部科学省 2006 年度日本政府(文部科学省)奨学金留学生募集要項 研究留学生 Hofstede, G. (1997) Cultures and Organizations: Software of the Mind.
McGraw-Hill, NY
Pre-Departure Information
For The Japanese Government Scholarship Students
KOMATSU, YumiWhat kind of pre-departure information do the Japanese Government (MEXT) Scholarship Students need? MEXT Undergraduate Students and Research Students receive preparatory training of Japanese language after arrival, depending on the conditions. The Japanese language acquisition, adjustment to the Japanese campus culture and to the society are major challenges for them, and lack of the information on these matters results in series of troubles and conflicts after arrival. The web site of the Ministry of Foreign Affairs shows that some Japanese embassies hold a pre-departure orientation sessions for the grantees of the MEXT scholarship in cooperation with some groups of former MEXT scholarship students in the countries. To enhance the orientation by the Japanese Language Center for International Students, Tokyo University of Foreign Studies (“Center” hereafter) that offers preparatory education for MEXT scholarship students, a survey explores the content of the pre-departure orientation at the Japanese embassies offered to those who entered the Center in April 2006. Out of 62 respondents, 52 attend the orientation sessions at the Japanese embassies, and 9 answered there was no orientation session held for them. Climate in Japan was the most popular topic of the pre-departure orientation, and the most needed information for the respondents was the information on the Center. The results of a research conducted by Hiroshima University indicates that both international students and faculty members on the graduate level believe that more information on Japanese university systems (in English) should be introduced to prospective students overseas, and that the media of inquiries should be established for them. The Center offers pre-arrival orientation to MEXT scholarship students by sending a handbook and establishing a way for consultation by e-mail. In accordance with the increase of the applicable countries for the MEXT scholarship, further effort to provide effective pre-arrival orientation (such as the Center’s collaboration with the Japanese embassies) is needed.