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平成29年度第1回(平成29年7月20日) 障害者差別解消法の施行について|岡山市|くらし・手続き|高齢者・障害者・福祉

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全文

(1)

会議録

会議の名称 岡山市障害者差別解消支援地域協議会(平成29年度第1回) 開催日時 平成29年7月20日(木)10時00分∼11時20分

開催場所 岡山市保健福祉会館9階 機能回復訓練室 (北区鹿田町一丁目)

出席者 委員13人(別紙のとおり) 会議内容 別添次第のとおり

会議資料 別添のとおり(次第、名簿、配席図、資料) 会議録の作成方法 要点記録

審議内容(発言者、発言内容、審議経過、結論等) 1.開会

保健福祉局審議監 矢吹 栄治 あいさつ 2.委員紹介、事務局紹介

3.議事 傍聴1人

事例についての協議

ア 中山委員及び久世委員からの3事例について

(中山委員及び久世委員から事例について概要説明後、各委員が意見を述べた) ○盲導犬を連れて店に入るのを拒否されたことはかつてはあったが、最近はなくなっ てきていたので、少し驚いた。飲食店は、毛が飛ぶことを嫌うので断られることが今 もあるが…。

○今回は盲導犬と同行するときにハーネスを使わずにリードを使っていたということ があり、視覚障害者も気をつけないといけない。

○子どもが犬を怖がったというのは理解できるが、入店を断る対応はいかがか。 ○本人はそのコンビニにはもう行かないと言っている。

○感情的に「もう行かない」となってしまうのはよくない。 ○支援者として再度そのコンビニに一緒に行こうと思っている。

○事務局への質問になるかと思うが、コンビニなどへの研修会を実施している例を把 握していれば教えてほしい。

(事務局)この事例については、特に対応はしていないが、先日、スパリゾートで差 別的対応があった時に、保健所に相談したところ、立ち入り検査等で指導してくれる ことになった。指導権限があるところへ対応をお願いすることはできる。

(2)

はないか。コンビニで盲導犬を拒否された事例でも、例えば、怖がっている子どもの ことを思って店員がついきつい口調で言ってしまったのであれば、伝え方に未熟さが あったということかもしれない。それに対してどう指導していくかということにつな いでいけたらいいと思う。

○事例をどう集積していくかは今後考えていく必要がある。

(事務局)個々の差別的対応に対するものではないが、県が企業や団体を対象に「あ いサポート研修」を行っており、障害についての理解を深めたり、対応を知ってもら ったりする機会になっている。

(事務局)岡山市でも地域の行事の際に会場がいっぱいになって立ち見も入れない時 に来られた車いすの方に「会場がいっぱいで入れない」ことを説明できずに「車いす だから入れない」と断って、問題がこじれたことがあった。きちんと状況を説明する ことができていれば違っていた。内閣府も各地で差別解消について説明会を開いてい るが、市でできることがあれば考えていきたい。また、いい取り組みをしているとこ ろに対して、市の表彰制度で顕彰できるかどうか、内閣府へ認証マークのようなもの の交付制度を要望するとか、いい取り組みを広めることも考えていきたい。この協議 会については、他都市では、研修会や啓発活動を行っているところもあるので、今後 そのようなことにつながっていけばいいと考える。

○盲導犬の入店を断られた事例については、店の対応としては、盲導犬ユーザーへの 対応であったが、もう一方の怖がったお子さんへ上手に配慮できていればそれでうま くいっていた事例かもしれない。1つ目の事例も込み合っていた店内での事例で、待 たされることになる客にしっかり対応したことで、みんなが快く受け入れることがで きた。

○教育が担う役割は大きいのではと思いながら聞いていた。正しく情報を伝えて、理 解を促していくことが大切だと思う。さまざまな障害を持っている方が自分たちのま ちで一緒に暮らしていることが認識できていない子どもたちがまだ多い。どんなこと に困っている人がいるのか知らせたり、相手の立場に立つことの大切さを伝えたりし ていく必要があると感じている。

イ 高中委員からの事例について

(高中委員から事例について概要説明後、各委員が意見を述べた)

○根拠となる再犯防止という理由がなくなったのであれば、精神保健福祉法の改正も 見直してほしいと考えている。措置入院からの退院に時間がかかるのではという問題 もはらんでいる。措置入院者だけではなく精神障害者全体に必要な支援が行われるよ うな法律にしてほしい。岡山県精神障害者社会福祉施設協議会では、この事件と今後 の法改正に向けた研修会を計画している。

(3)

受けたことがある。命の大切さを教育することが大事なことだなと考えた。 ○報道のあり方も今後話し合っていければと思う。

ウ 吉田委員からの事例について

(高中委員から事例について概要説明後、各委員が意見を述べた)

○精神障害関係の全国組織では10年以上前からJRに要望をしている。これ以外にも 障害者に対する優遇措置は、身体障害や知的障害と精神障害では異なっているが、全 障害が全く同じ支援を受けなければならないというのではないと思う。それぞれが障 害の程度に合った必要な支援やサービスを受けられるようになればよいと思う。 ○それぞれの事業者が独自に行っているサービスについては、それぞれにお願いして いくしかないが、精神障害者に対する支援については、雇用率が算定されるようにな るなど少しずつであるが進んできており、施策が進んでいくうちにある程度解消され てはいくと思う。

(全体)

○今後、事例をどう集積していくか、また、いい事例を例えば提言という形でどう広 げていくのか話し合っていきたい。

(4)

平成29年度第1回岡山市障害者差別解消支援地域協議会

次第

平成29年7月20日(月)10時00分∼

(岡山市保健福祉会館9階

機能回復訓練室)

委員紹介

事例についての協議

(5)

( 協 議 事 例 に つ い て )

○ 某 コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア に 白 杖 を 持 っ た 視 覚 障 が い の 方 が 買 い 物 に 来

ら れ て い ま し た 。そ の コ ン ビ ニ は 、出 入 り 口 が 自 動 ド ア で は な く 、手 動 の

観 音 開 き の ド ア で し た 。そ の 方 は 、出 口 の 不 安 や 白 杖 と 荷 物 で 両 手 が ふ さ

が る た め 、 レ ジ に い た 店 員 さ ん に 出 口 の 扉 を 開 け る 支 援 を 申 し 出 ま し た 。

店 員 さ ん は 、

そ の 申 し 出 を 快 く 了 解 し て 、

レ ジ を 他 の 店 員 さ ん と 交 代 し 、

そ の 店 員 さ ん は 、

そ の 方 の 荷 物 を 持 ち 、

手 を 取 っ て 出 口 ま で 案 内 し ま し た 。

コ ン ビ ニ を 出 る と 車 の 出 入 り が 多 い 駐 車 場 や 交 通 量 の 多 い 国 道 が 通 っ

て い た た め 、

店 員 さ ん は 国 道 歩 道 の 点 字 ブ ロ ッ ク ま で の 案 内 を 提 案 さ れ て

い ま し た 。視 覚 障 が い の あ る 方 が そ の 提 案 を 受 け 入 れ た の で 、店 員 さ ん は

手 を 取 っ て 安 全 に 歩 道 ま で 案 内 さ れ ま し た 。

店 員 さ ん は 、そ の 方 の 帰 宅 さ れ る 方 向 に 体 を 向 け 、帰 ら れ る 姿 を し ば ら

く 見 守 ら れ て い ま し た 。

( 中 山 委 員 )

○ 視 覚 障 害 者 の 盲 導 犬 ユ ー ザ ー が 入 店 拒 否 を さ れ た 事 例

視 覚 障 害 者 A さ ん は 、

会 合 の 帰 り に 買 い 物 を し よ う と コ ン ビ ニ に 立 ち 寄

っ た が 、 店 に 親 子 で 買 い 物 に 来 て い た 客 が 犬 を 見 て 怖 が っ て い る か ら と 、

入 店 を 拒 否 さ れ た 。

「 犬 は 入 れ ま せ ん ! 」 と 強 く 言 わ れ た た め 、 同 行 の ヘ

ル パ ー が こ の 犬 は 盲 導 犬 だ と 抗 議 し た が 聞 き 入 れ て も ら え ず 、

ヘ ル パ ー が

買 い 物 を 代 行 し た 。 本 人 は 盲 導 犬 と 共 に 、 店 の 外 で 待 っ て い た 。

後 日 A さ ん が 、 入 店 拒 否 の 苦 情 を オ ー ナ ー に 電 話 し た と こ ろ 、

「 店 員 と

あ や ま り に 行 け ば い い ん で し ょ う ! 」

「 店 に 貼 り 紙 を 貼 っ と き ま す ! 」 と

高 圧 的 な 言 い 方 で あ っ た 。

兵 庫 県 の 盲 導 犬 協 会 の 施 設 長 に も 相 談 し 、コ ン ビ ニ の 本 部 の「 お 客 様 相

談 係 」 に 連 絡 を 入 れ 、 感 情 を 入 れ ず 状 況 説 明 だ け を 伝 え た 。

( 久 世 委 員 )

○ 身 体 障 害 者 で 車 い す で の 入 店 を 拒 否 さ れ た 事 例

電 動 車 い す で 外 出 を す る B さ ん が 、

混 雑 を 避 け よ う と お 客 が 少 な い う ち

に「 車 い す な ん で す が … 」と 店 員 に 断 り を 入 れ 飲 食 店 に 入 ろ う と し た と こ

ろ 、

「 こ れ か ら お 客 が 入 る ん で 」 と 断 ら れ 、 入 店 拒 否 に あ っ た 。

(6)

○ 事 例 で は な い で す が 、

「 津 久 井 や ま ゆ り 園 」 事 件 か ら も う す ぐ

1

年 が 経

と う と し て い ま す 。容 疑 者 は 刑 事 起 訴 さ れ て お り 、こ れ は 、事 件 の 原 因 が

精 神 障 害 と い う こ と を 否 定 す る も の で 、障 害 者 へ の 偏 見 、差 別 の 解 消 に つ

な げ て い か な け れ ば な ら な い 事 例 と 思 わ れ ま す 。

少 し 取 り 上 げ て み て も よ

い の で は 、 と 思 い ま し た 。

( 高 中 委 員 )

○ 精 神 障 害 者 の 手 帳 を 持 た れ て い る 方 が 、

JR

の 割 引 が な い の は お か し い

と 言 っ て こ ら れ た 。

(7)

分野 団体区分 所属区分 所属団体 役職名 氏名

行政 地方公共団体 障害者施策主管部局 保健福祉局 参事 信木 修

人権主管部局 市民協働局人権推進課 課長補佐 上野 喜宣 代理

福祉事務所 保健福祉局北区中央福祉事務所 福祉振興第2係長 柿本 貴子

保健所・保健センター 保健福祉局保健所健康づくり課 課長補佐 吉田 美季

教育委員会 教育委員会指導課 教育支援室長 服部 道明 欠

学校 岡山県立岡山南支援学校 指導教諭 三宅 美穂

関係機関団体等 当事者 障害者団体・家族会 岡山市身体障害者福祉協会 会長 鷹取 清彦 欠

岡山市視覚障害者協会 相談役 藤澤 弘一

岡山市中途失聴・難聴者協会 会長 川場 充 欠

岡山市手をつなぐ育成会 副会長 宮﨑 良子

岡山市精神障害者団体連絡会 代表 山口 雅臣

福祉等 社会福祉協議会 岡山市社会福祉協議会 係長 久世 いづみ

相談支援事業者 旭川児童院 地域活動支援センター旭川荘 所長 村下 志保子 欠

岡山南障がい者相談支援センター 管理者 村上 眞

社会福祉施設 浦安荘 副施設長 中山 真

岡山市手をつなぐ育成会 統括施設長 高中 美和

民生・児童委員 岡山市民生委員児童委員協議会 理事 根木 一江 欠

医療・保健 医師 岡山県精神保健福祉センター 所長 野口 正行

法曹等 弁護士 岡山弁護士会 桒田 睦 欠

学識経験者 川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科 准教授

竹中 麻由美

計 20名

(8)

浦安荘

中山委員

岡 山

障 害

福 祉 課

近 藤

岡 山

人 権

推 進 課

上 野 委

山 市

中 央 福 祉

事 務 所

柿 本 委

岡 山 市

健 康 づ

く り 課

吉 田 委

平成29年度第1回岡山市障害者差別解消支援地域協議会配席図

山 市

障 害 福 祉

近 藤

山 市

障 害 福 祉

井 上

平成29年7月20日(木)10時00分∼ (岡山市保健福祉会館9階 機能回復訓練室)

山 市

保 健 福 祉

矢 吹

岡 山

保 健

福 祉 局

信 木 委

岡山市視覚障害者協会

藤澤委員

岡山市手をつなぐ育成会

宮﨑委員

岡山南支援学校

三宅委員

岡山南障がい者相談支援センター

村上委員

岡山市精神障害者団体連絡会

山口委員

岡山市社会福祉協議会

久世委員 報

道 席

傍 聴 者 事 務 局

岡山市手をつなぐ育成会

参照

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