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広告市場は 2014 年も順調に拡大 TV-CM 制作費は安定的に増加 経営環境 電通が 2015 年 2 月 24 日に発表した 2014 年日本の広告費 に拠れば 2014 年 (1 月 ~12 月 ) の総広告費は 6 兆 1,522 億円と前年比 + 2.9% であった 消費税率引上げ前の駆

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アナリストレポート・プラットフォーム 1

ティー・ワイ・オー

(4358・東証 1 部)

㈱ テ ィ ー ・ ア イ ・ ダ ヴ リ ュ

藤根 靖晃

15/7 期実績は、売上高は(前期比)+6.9%、営業利益は(同)+10.0% と増収増益で着地。主力の広告事業において広告代理店取引がやや伸 び悩む中で、広告主直接取引が売上高(前期比)+20.2%、営業利益(同) +209.8%と大きく伸張した。営業人員の拡充、人員の戦力化による営 業力向上の結果、案件受注規模が拡大したことで売上が伸びた。売上 増とコスト管理の徹底により、新規顧客開拓など先行コストを吸収し て営業利益は大幅な増加となった。営業利益率では広告主直接取引は まだ 4.8%と広告代理店取引の 16.3%を大きく下回っている。これは まだ先行投資段階によるものであり、規模拡大によって改善余地が大 きいと考えられる。映像制作事業は、外部委託作業の増加により増収 減益であった。 16/7 期は中期計画通り、売上高 320 億円、営業利益 21.5 億円を会社 側は予想。既存事業の成長に加えて、インドネシアの現地資本との合 弁会社である PT TYO FIRST EDITION と、8 月に買収した K&L 社が売上 に寄与する。K&L 社はグラフィック分野に強いクリエイティブ・エージ ェンシーであり、ニコンをはじめ大手広告主に強い足場を持つ。この 2 社の利益貢献を会社計画は見込まないものの、広告主直接取引が営業 強化と案件大型化による高い成長から計画達成を予想する。同社では、 高成長に向けて引き続き積極的に M&A を推進する予定であり、中期計 画として、17/7 期売上高 400 億円・営業利益 27 億円、18/7 期売上高 500 億円を目標に掲げている。

広 告 主 直 接 取 引 の 売 上 成 長 と 利 益 率 改 善 が 牽 引

業 績 動 向 売上高 百万円 前期比 営業利益 百万円 前期比 経常利益 百万円 前期比 当期純利益 百万円 前期比 EPS 2013/7 通 期 実 績 25,000 3.5 1,493 3.1 1,390 27.1 808 -27.9 13.53 2014/7 通 期 実 績 26,569 6.3 1,712 14.7 1,509 8.6 596 -26.2 9.85 2015/7 通 期 実 績 28,393 6.9 1,884 10.0 1,806 19.7 1,119 87.8 17.96 2016/7 通 期 会 社 予 想 (2015 年 9 月発表) 32,000 12.7 2,150 14.1 2,000 10.7 1,200 7.2 19.24 新・アナリスト予想 32,000 12.7 2,150 14.1 2,000 10.7 1,200 7.2 19.24 旧・アナリスト予想 (2014 年 10 月発表) 31,500 10.9 2,190 16.2 2,040 13.0 1,060 -5.3 17.00 2017/7 通 期 新・アナリスト予想 35,000 9.4 2,500 16.3 2,350 17.5 1,410 17.5 22.39

2015 年 11 月 13 日

主要指標 2015/11/11 現在 株 価 203 円 年 初 来 高 値 216 円 (6/11) 年 初 来 安 値 161 円 (8/25) 発行済株式数 62,388,930 株 売 買 単 位 100 株 時 価 総 額 12,664 百万円 予 想 配 当 ( 会 社 ) 5.0 円 予 想 E P S ( ア ナ リ ス ト ) 19.24 円 実 績 P B R 2.27 倍

15/7 期は広告主直接取引が大きく伸張。

16/7 期は海外合弁事業と傘下に入った K&L 社が売上寄与

ア ッ プ デ ー ト レ ポ ー ト

直 前 の レ ポ ー ト 発 行 日 ベ ー シ ッ ク 2015/8/14 アップデート -

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アナリストレポート・プラットフォーム 2  経営環境 ・電通が 2015 年 2 月 24 日に発表した「2014 年 日本の広告費」に拠 れば、2014 年(1 月~12 月)の総広告費は、6 兆 1,522 億円と前年比+ 2.9%であった。消費税率引上げ前の駆け込み需要やソチオリンピック で伸張した後、消費増税による反動があったが、ワールドカップ ブラ ジル大会などの寄与から年間では 6 年ぶりに 6 兆円の市場規模を回復し た。主要四媒体(合計)、インターネット、プロモーションメディアの いずれもが前年比プラスであった。 ・テレビメディア広告費(2014 年から地上波と衛星メディア関連の合 計で算出)は、1 兆 9,564 億円(前年比+2.8%)。 ・地上波テレビは、1 兆 8,347 億円(同+2.4%)。番組(タイム)広告 は、「ソチオリンピック」「ワールドカップ」「アジア大会」などスポー ツ番組の好調やレギュラー番組の堅調を受けプラスに推移した。スポッ ト広告は、1-3 月は消費税率引上げ前の駆け込み需要で大きく伸張し、 4 月は前年割れするものの 5 月以降は再び市況が活性化し、年末まで好 調を維持した。衛星メディア関連は、1.217 億円(同+9.6%)。上半期 は二桁成長、下半期も堅調に推移した。 ・地上波テレビ CM 制作費は、2,170 億円(同+1.1%)。ソチオリンピッ クと消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動から、4 月以降にやや弱含 んだ場面もあったが、下半期は徐々に回復して前年を上回った。業種別 では、「自動車・関連品」と「金融・保険」が堅調であった。 ・インターネット広告費(媒体費+広告制作費)は、1 兆 519 億円(前 年比+12.1%)。この内、広告媒体費は 8,245 億円(同+14.5%)、広告制 作費は 2,274 億円(同+4.4%)。広告制作は、案件数は増加したものの、 大型キャンペーンの減少や制作単価の減少が見られたことから、成長率 は鈍化した。 ・同社業績と関連性の強い TV-CM 制作費は 2,170 億円。前年と比較して 成長率は鈍化したものの、インターネット利用との相乗効果もあり、製 作市場は安定的な拡大が続いている。

 会社概要

広告市場は 2014

年も順調に拡大。

TV-CM 制作 費は

安定的に増加

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アナリストレポート・プラットフォーム 3 1788 1870 1894 1990 2147 2170 1500 1600 1700 1800 1900 2000 2100 2200 2300 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 TV-CM制作費の推移 (出所:電通「日本の広告費」) TV-CM制作費(億円)

 会社概要

(4)

アナリストレポート・プラットフォーム 4  15/7 期実績 ・ 15/7 期は、売上高 2,839 百万円(前期比+6.9%)、営業利益 1,884 百万 円(同+10.0%)、経常利益 1,806 百万円(同+19.7%)、当期利益 1,119 百万 円(同+87.8%)であった。主力の広告事業が、広告代理店取引が堅調に推 移したこと、広告主直接取引が営業人員の拡充及び人材の戦力化により案件 受注が好調に推移したことが寄与した。 ・広告事業は、広告代理店取引と広告主直接取引に分かれる。 広告代理店取引は、売上高 20,461 百万円(前期比+3.4%)、営業利益 3,340 百万円(同-0.1%)。大手制作会社による市場専有化が進行しており、安定 的に売上が拡大した一方で、売上高増加に伴う人員増や外注費増加により営 業利益は微減。会社側によれば特別な要因は無く、通常生じるブレ幅の範囲 とのことである。 広告主直接取引は、売上高 6,444 百万円(同+20.2%)、営業利益 309 百万円 (同+209.8%)であった。売上高の増加は、営業人員拡充や人員戦力化によ る営業力向上の結果、案件受注規模が拡大したことによる。売上高の増加及 びコスト管理の徹底により、新規開拓活動に係る先行コストを吸収して営業 利益は大幅増となった。 営業利益率は、広告代理店取引が 16.3%、広告主直接取引が 4.8%である。 広告主直接取引の利益率は大きく見劣りするが、会社側に拠れば、現状は先 行投資段階であり、規模拡大によって、広告主直接取引の利益率は、向上す る余地が大きいとのことである。 ・映像関連事業は、売上高 1,487 百万円(前期比+5.0%)、営業利益 151 百 万円(同-12.1%)であった。企業向け映像案件、ライブ映像・演出映像の 案件受注の増加、アニメ制作の受注が増加したものの、アニメの外部委託作 業が増加したことから営業利益は減益となった。 ・今後の施策としては、人員・人材強化、広告主直接取引の拡充、M&A 展開 (国内・海外)を掲げている。 人員数は 14/7 期末の 742 人から 15/7 期末には 802 人に増加。K&L 社のクル ープ化により、16/7 期 1Q 末には 900 人規模に増加する見込みである。広告 主直接取引の拡充に関しては、K&L 社のグループ化(後述)、電通のクリエ イターであった三浦武彦氏を招聘してクリエイティブ機能強化を目的に広 告コミュニケーションのアイディア開発、ディレクションを行うブティック として MIURA&Co.を設立する、など広告主との関係強化図ると同時に機能 強化を進めている

 会社概要

広告主直接取引が

利益を牽引

人 員 ・ 人 材 強 化 、

直接取引、M&A

(5)

アナリストレポート・プラットフォーム 5 ・M&A 展開としては、インドネシアの広告会社 The First Edition と TYO FIRST EDITION を合弁会社として 7 月に設立。現地従業員に対してクリエイ ティブ力や技術・ノウハウを伝え人材を育成することにより、インドネシア の広告市場においてシェア拡大を目指すと同時にインドネシアにおける日 系企業との取引拡大を目指す。また、8 月に K&L 社(株式会社ケー・アンド・ エル)をグループ化。同社はニコンをはじめグラフィック領域を中心に大手 広告主案件を長期に手がけるクリエイティブ・エージェンシー。アジアにも 強い足場を持つ。同社の持つ広告主に対して、幅広い提案を可能とする。  16/7 期予想 ・ 16/7 期業績の会社計画は、売上高 32,000 百万円(前期比+12.7%)、営 業利益 2,150 百万円(同+14.1%)、経常利益 2,000 百万円(同+10.7%)、当 期利益 1,200 百万円(同+7.2%)。

売上高は前期比 36 億円増加する予想であるが、 TYO FIRST EDITION(推定 年商 12~13 億円)、K&L 社(同単独 18 億円、海外含めて 20 億円との説明) のかなりの部分が加わると考えられること、既存事業の中でもとりわけ広告 主直接取引が営業力の強化と案件の大型化によって拡大が見込まれること などから、会社予想売上高の達成は確度が高いと推察される。営業利益に関 しては、会社側は M&A 効果は見込んでいない(プラスマイナス・ゼロ)、既 存事業の成長によるものとしている。 ・TIW では 16/7 期業績に関して、当面は会社予想を踏襲する。売上面では、 既存事業(特に広告主直接取引)の伸びに加えて、TYO FIRST EDITION なら びに K&L 社の売上高が加わることで、会社計画を超過する可能性は十分に考 えられる。利益面では、広告主直接取引の利益率改善が期待できる一方で、 TYO FIRST EDITION はスタートしたばかりの合弁事業であることや、K&L 社 の利益水準は公表されていないことから、やや慎重に見ておきたい。今後の 進捗状況を確認したい。

16/7 期業績計画

は中計を踏襲

中計を

 会社概要

(6)

アナリストレポート・プラットフォーム 6 四半期業績の推移 単位:百万円、% 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 金額 伸率 2012年 1Q 実績 5,366 12.9% 1,080 -11.0% 847 -13.6% 233 0.0% -41 na -74 na 7月期 2Q 実績 6,454 -3.4% 1,349 -4.3% 810 -14.7% 539 17.4% 527 65.2% 200 -36.9% 3Q 実績 5,822 2.3% 1,292 -8.9% 693 -26.6% 599 26.4% 561 24.1% 687 87.7% 4Q 実績 6,511 18.0% 960 -7.8% 883 -11.3% 77 63.8% 46 -258.6% 307 -514.9% 上期 実績 11,820 3.4% 2,429 -7.4% 1,657 -14.1% 772 11.6% 486 0.6% 126 -68.2% 下期 実績 12,333 10.0% 2,252 -8.4% 1,576 -18.7% 676 29.8% 607 43.5% 994 240.4% 通期 実績 24,153 6.7% 4,681 -7.9% 3,233 -16.4% 1,448 19.4% 1,093 20.6% 1,120 62.8% 2013年 1Q 実績 5,111 -4.8% 977 -9.5% 710 -16.2% 267 14.6% 230 na 189 na 7月期 2Q 実績 7,262 12.5% 1,305 -3.3% 755 -6.8% 550 2.0% 525 -0.4% 283 41.5% 3Q 実績 5,635 -3.2% 1,069 -17.3% 718 3.6% 350 -41.6% 309 -44.9% 160 -76.7% 4Q 実績 6,992 7.4% 1,171 22.0% 845 -4.3% 326 323.4% 326 608.7% 176 -42.7% 上期 実績 12,373 4.7% 2,282 -6.1% 1,465 -11.6% 817 5.8% 755 55.3% 472 274.6% 下期 実績 12,627 2.4% 2,240 -0.5% 1,563 -0.8% 676 0.0% 635 4.6% 336 -66.2% 通期 実績 25,000 3.5% 4,522 -3.4% 3,028 -6.3% 1,493 3.1% 1,390 27.2% 808 -27.9% 2014年 1Q 実績 5,800 13.5% 1,012 3.6% 731 3.0% 280 4.9% 243 5.7% 127 -32.8% 7月期 2Q 実績 5,952 -18.0% 1,143 -12.4% 780 3.3% 364 -33.8% 327 -37.7% 135 -52.3% 3Q 実績 7,420 31.7% 1,302 21.8% 698 -2.8% 604 72.6% 494 59.9% 144 -10.0% 4Q 実績 7,397 5.8% 1,237 5.6% 772 -8.6% 464 42.3% 445 36.5% 190 8.0% 上期 実績 11,752 -5.0% 2,155 -5.6% 1,511 3.1% 644 -21.2% 570 -24.5% 262 -44.5% 下期 実績 14,817 17.3% 2,539 13.3% 1,470 -6.0% 1,068 58.0% 939 47.9% 334 -0.6% 通期 実績 26,569 6.3% 4,694 3.8% 2,981 -1.6% 1,712 14.7% 1,509 8.6% 596 -26.2% 2015年 1Q 実績 5,299 -8.6% 1,030 1.8% 692 -5.3% 338 20.7% 354 45.7% 207 63.0% 7月期 2Q 実績 7,297 22.6% 1,148 0.4% 765 -1.9% 383 5.2% 355 8.6% 232 71.9% 3Q 実績 6,911 -6.9% 1,401 7.6% 736 5.4% 665 10.1% 650 31.6% 424 194.4% 4Q 実績 8,886 20.1% 1,389 12.3% 891 15.4% 498 7.3% 447 0.4% 256 34.7% 上期 実績 12,596 7.2% 2,178 1.1% 1,457 -3.6% 721 12.0% 709 24.4% 439 67.6% 下期 実績 15,797 6.6% 2,790 9.9% 1,627 10.7% 1,163 8.9% 1,097 16.8% 680 103.6% 通期 実績 28,393 6.9% 4,968 5.8% 3,084 3.5% 1,884 10.0% 1,806 19.7% 1,119 87.8% 2012年 1Q 実績 7月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 2013年 1Q 実績 7月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 2014年 1Q 実績 7月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 2015年 1Q 実績 7月期 2Q 実績 3Q 実績 4Q 実績 出所:会社資料からTIW作成 注:端数処理の関係上、会社公表値と伸び率が異なる場合があります。 6.4% 5.2% 9.6% 5.6% 19.4% 15.7% 20.3% 15.6% 13.1% 10.5% 10.6% 10.0% 経常利益 当期利益 売上総利益率 販管費率 営業利益率 売上高 売上総利益 販売管理費 営業利益 20.1% 15.8% 4.3% 20.9% 12.6% 8.4% 22.2% 11.9% 10.3% 14.7% 13.6% 1.2% 19.1% 13.9% 5.2% 18.0% 10.4% 7.6% 19.0% 12.7% 6.2% 16.7% 12.1% 4.7% 17.4% 12.6% 4.8% 19.2% 13.1% 6.1% 17.5% 9.4% 8.1% 16.7% 10.4% 6.3% (四半期によって振れはあるものの、販売管理費率はコスト管理の徹底から 趨勢的に低下傾向を辿っている。)

 会社概要

(7)

アナリストレポート・プラットフォーム 7  中期計画 ・中期計画では引き続き、16/7 期売上高 320 億円・営業利益 21.5 億円、17/7 期売上高 400 億円・営業利益 27 億円、18/7 期売上高 500 億円、を掲げる。 15/7 期までは既存事業の成長をベースとした予想であったことから達成確 度は比較的見込みやすいものであったが、16/7 期以降は M&A を前提におい ており、17/7 期、18/7 期に向かってハードルはより高いものになっている。 16/7 期は前述したとおり、合弁会社 TYO FIRST EDITION の設立ならびに K&L 社の買収によって、(現時点では)少なくとも売上高の達成可能性は視野に 置ける。17/7 期、18/7 期については M&A に対して妥当な案件があるかどう かによって大きく影響を受けるものと考える。 ・TIW では現状の事業領域の成長を前提とした予想を行っており、新規の M&A の寄与を業績予想には考慮していない。 国内 M&A(今後の展開) 出所;会社資料 海外 M&A(今後の展開) 出所;会社資料

M&A 推進により

急成長を目指す

 会社概要

(8)

アナリストレポート・プラットフォーム 8  株主還元 株主還元は配当性向 25%以上を目標としている。  株主数 同社は、2013 年 10 月の売出し(インテグラル 1 号投資事業有限責任組合、 他 3 名:計 29,531 千株)によって、株主数が急増した。15/7 期末現在の株 主数は 15,888 人に達している。 単元株主数の推移 13/7期末 14/7期末 15/7期末 株主数(人) 2,198 14,522 15,888 出所:会社資料  株主優待 ・同社は株主優待として、毎年 1 月末の株主に対して、「オリジナルクオカ ード」の贈呈と「オリジナル株主優待」(前回は株主をモデルとしたオリジ ナルキャラクター制作=抽選で 10 名を実施、次回の内容は未定)を行って いる。 ・10 月 14 日に「オリジナルクオカード」株主優待の対象株主を、前回 5 単 元以上(500 株)から次回 10 単元以上(1,000 株)に変更した(「オリジナ ル株主優待」の対象は前回同様 5 単元以上の保有者)。 1,000 株以上の保有者でも、3,000 株以上は前回よりも優待条件が向上する 一方で、3,000 株未満の株主は後退した形となる。株主優待を通じて株主数 の適正化を模索していると推察される。 優待内容 保有株式数 贈呈内容 保有株式数 贈呈内容 ① 500株以上保有 クオカート ゙1,000円相当 ① 1,000株以上保有 クオカード 1,000円相当 ② 2,500株以上保有 クオカード 3,000円相当 ② 3,000株以上保有 クオカード 5,000円相当 ③ 5,000株以上保有 クオカート ゙5,000円相当 ③ 5,000株以上保有 クオカード 10,000円相当 出所:会社資料 実績(2015年1月末対象) 変更後(2016年1月末対象)

株主還元、株主数、株主優待

 会社概要

株主数は 14/7 期

よりさらに増加

(9)

アナリストレポート・プラットフォーム 9 2013/7 2014/7 2015/7 2016/7 予 (アナリスト) 株 価 推 移 株価(年間高値) 円 208 209 216 - 株価(年間安値) 円 91 142 164 - 月 間 平 均 出 来 高 百株 72,621 225,078 108,402 - 業 績 推 移 売 上 高 百万円 25,000 26,569 28,393 32,000 営 業 利 益 百万円 1,493 1,712 1,884 2,150 経 常 利 益 百万円 1,390 1,509 1,806 2,000 当 期 純 利 益 百万円 808 596 1,119 1,200 E P S 円 13.53 9.85 17.96 19.24 R O E % 21.1 13.3 21.6 20.0 貸 借 対 照 表 主 要 項 目 流 動 資 産 合 計 百万円 9,081 9,458 11.235 - 固 定 資 産 合 計 百万円 3,976 3,421 3,354 - 資 産 合 計 百万円 13.057 12,879 14,590 - 流 動 負 債 合 計 百万円 4,829 4,490 5,827 - 固 定 負 債 合 計 百万円 3,875 3,442 3,003 - 負 債 合 計 百万円 8,705 7,933 8,830 - 株 主 資 本 合 計 百万円 4,186 4,799 5,547 - 純 資 産 合 計 百万円 4,352 4,945 5,759 - キャッシュフ ロ ー 計 算 書 主 要 項 目 営業活動による CF 百万円 1,672 1,390 1,680 - 投資活動による CF 百万円 66 78 -155 - 財務活動による CF 百万円 -996 -984 -1,013 - 現金及び現金同等 物 の 期 末 残 高 百万円 3,394 3,878 4,388 - (出所)㈱QUICK 上記チャート図の一部又は全部を、方法の如何を問わず、また、有償・無償に関わらず第三者に配布してはいけません。 上記チャート図に過誤等がある場合でも㈱QUICK 社及び東京証券取引所は一切責任を負いません。 上記チャート図の複製、改変、第三者への再配布を一切行ってはいけません。

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アナリストレポート・プラットフォーム 10 ● 広告市場は、技術の進歩によって多様な手法が生み出されている。これ に対して、同社は新たな技術を活用した案件の提案・獲得に努めている ものの、今後のメディアの技術革新に対し、同社が柔軟に対応できない 場合には同社の業績に影響を及ぼす可能性がある。 ● 同社の主な販売先に対する販売実績で株式会社電通(15/7 期売上構成比 26.7%)、株式会社博報堂(同 18.7%)が高い比率を占めている。両社 の経営施策や取引方針の変更によっては業績に大きな影響を及ぼす可 能性がある。 ● 国内外で M&A を積極的に推進しているが、投資先(買収先)が投資に対 して損失あるいは十分なリターンを確保できない可能性がある。 ● 広告映像の制作は、ノウハウ・経験・高い創造性が求められる為、優秀 な人材の流出や人材の育成・採用ができなかった場合、経営に影響を与 える可能性がある。 ● 企業の広告支出は、景気に少なからず連動している為、景気悪化局面に おいては企業は広告支出を抑制し、一方で好況期には支出を増加させる 傾向にある。したがって、経済環境の変化が同社を取り巻く TV-CM 制作 業界に影響を与える可能性がある。

 会社概要

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アナリストレポート・プラットフォーム 11

デ ィ ス ク レ ー マ ー

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<指標の説明について> 本レポートに記載の指標に関する説明は、東京証券取引所ウェブサイトに掲載されております。 参照 URL ⇒ http://www.jpx.co.jp/listing/reports/analyst-report/03.html 1.本レポートは、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。)が実施する「アナリストレポー ト・プラットフォーム」を利用して作成されたものであり、東証が作成したものではありません。 2.本レポートは、本レポートの対象となる企業が、その作成費用を支払うことを約束することにより作 成されたものであり、その作成費用は、当該企業が東証に支払った金額すべてが、東証から株式会社テ ィー・アイ・ダヴリュ(以下「レポート作成会社」といいます。)に支払われています。 3.本レポートは、東証によるレビューや承認を受けておりません(ただし、東証が文面上から明らかに 誤りがある場合や適当でない場合にレポート作成会社に対して指摘を行うことを妨げるものではありま せん)。 4.レポート作成会社及び担当アナリストには、この資料に記載された企業との間に本レポートに表示さ れる重大な利益相反以外の重大な利益相反の関係はありません。 5.本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的として作成されたもので、有価証券の 取引及びその他の取引の勧誘又は誘引を目的とするものではありません。有価証券の取引には、相場変 動その他の要因により、損失が生じるおそれがあります。また、本レポートの対象となる企業は、投資 の知識・経験、財産の状況及び投資目的が異なるすべての投資者の方々に、投資対象として、一律に適 合するとは限りません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、投資者ご自身の判断でなされるようにお 願いいたします。 6.本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当 該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものでは なく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点の ものであり、今後予告なく変更されることがあります。 7.本レポートは、レポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、東証及 びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が 欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものでは ありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきまし ても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる 情報の使用による結果について、東証及びレポート作成会社は何ら責任を負うものではありません。 8.本レポートの著作権は、レポート作成会社に帰属しますが、レポート作成会社は、本レポートの著作 権を東証に独占的に利用許諾しております。そのため本レポートの情報について、東証の承諾を得ずに 複製、販売、使用、公表及び配布を行うことは法律で禁じられています。

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