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在宅高齢者生活機能向上ツールを用いた家庭訪問による在宅高齢者の認知機能改善を目的とした介入研究

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Academic year: 2018

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学 位 論 文 審 査 の 概 要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 鵜川重和

主査 教授 玉城英彦

審査担当者 副査 教授 寺沢浩一

副査 教授 大滝純司

副査 教授 玉腰暁子

学 位 論 文 題 名

在宅高齢者生活機能向上ツールを用いた家庭訪問による

在宅高齢者の認知機能改善を目的とした介入研究

申請者は、2008 年より在宅高齢者生活機能向上ツール(Functioning Improvement Tool: FIT)

を開発し、新ひだか町と日高町在住で65 歳以上の特定高齢者や軽度要介護者256 名に3ヶ月間

の家庭訪問(対照群:家庭訪問なし)を実施し、認知機能に有意な改善効果が得られた。認知機能

改善効果が FIT そのものの効果によるのか、会話を含む訪問の効果であるのか判定するために、

2010 年に比較対照研究(対照群:日常会話を行う 30 分間/回の家庭訪問)を再度実施し、認知機能

の改善は、FIT の直接効果であることを確認した。審査において寺沢教授より対象者に認知症患

者が含まれるが、原因別に解析したのか否か、FIT は対象者一人で実施するのか否かについて、

大滝教授より対象者全員が家庭訪問を受けたのか否か、介入中に健康相談を行った者と行わない

者の違い、対象者の脱落の理由について、玉腰教授より今後の研究計画について、玉城教授より

要介護者が増加している理由、費用対効果について質問があった。申請者は、認知症患者は 13 名

しか含まれず、原因別に解析を実施することが難しいこと、FIT の実施については、介入者が対

象者にFIT記入方法の説明と記入の手助けを行ったこと、対象者全員が家庭訪問を受けたこと、

健康相談の有無と認知機能については、今後の検討課題であること、脱落の理由として活動的な

高齢者は多忙、要介護者は入院のために脱落したこと、平成 25 年度より特定高齢者のみと対象と

した1年間の家庭訪問研究を計画していること、要介護者の増加理由として、高齢化と家族介護

機能の低下、介護保険制度の認知が高まったことが考えられること、費用対効果は今後の研究課

題とすることを述べた。

審査員一同は、これらの成果を高く評価し、大学院課程における研鑽や取得単位なども併せ申

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