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ごあいさつ

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Academic year: 2021

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ごあいさつ

雑誌名

新劇、輝きの'60年代 (大阪労演とその時代 II

1960-1969)

発行年

2012-10-22

(2)

ごあいさつ

 戦後の関西演劇文化を支え続けた大阪労演(大阪勤労者演劇協会)の視点から戦後演 劇の黎明と発展を見つめた「戦後演劇の世界 大阪労演とその時代Ⅰ 1949-1959」展の 開催より 1 年。関西学院大学博物館開設準備室は、第 2 回展として「新劇、輝きの ’60 年代 大阪労演とその時代Ⅱ 1960-1969」を開催いたします。  1960 年代になると演劇鑑賞運動は、「全国労演連絡会議」が設立されるなど新たな展 開を迎えます。こうした動きの中で大阪労演の会員数は増大し、’64 年には年間平均会員 数がほぼ 2 万人に達しました。かくして大阪労演は、’60 年代半ばにその全盛期を迎え ることとなったのです。しかし ’60 年代は、’60 年の安保闘争にはじまる「政治の季節」 であり、同時に高度経済成長によって日本社会が大きく変化した時代でもありました。 演劇界でも戦後世代による「新劇」批判が展開され、新劇は演劇の多様化や、団員の脱 退や解散といった劇団の変化にともなって、様々な方向性を模索しなくてはならない困 難な時期を迎えます。大阪労演の活動もこのような時代の影響を受け、’60 年代後半にな ると会員数は減少に転じました。  新劇の大きな転換期となった ’60 年代は、戦後の名優たちと新世代の俳優たちの交点 でもあります。名優の円熟した表現や新しい才能の萌芽がうかがわれる舞台の様子や、 社会の影響を受けながら変化する新劇の世界を、大阪労演が残した貴重な資料を通じて ご覧ください。 関西学院大学博物館開設準備室

参照

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