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non-attractiveな粒子系の単調性と極限定理 (自然現象における確率モデルと測度値確率過程論の動向)

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Academic year: 2021

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(1)

non-attractive な粒子系の単調性と極限定理

Norio KONNO 今野紀雄 (横浜国立大学工学部)

本講演では以下の Domany-Kinzel モデル(1) の, 特に non-attractive

case

について発

表を行った. このモデルは, 以下で記述される1次元上で定義された離散時間マルコフ過程

である. $\xi_{n}^{A}$ を $A\subset 2\mathrm{Z}$ から出発したときの時刻 $n$ における粒子の集合とする. 時間発展は

(i) $P(x\in\xi_{n}^{A}+1|\xi nA)=f(|\xi nA\cap\{X-1, X+1\}|)$,

(ii) $\xi_{n}^{A}$ が与えられたとき, $\{x\in\xi_{n+1}^{A}\}$ は独立, 但し,

$f(0)=0$, $f(1)=p$, $f(2)=q$ $(0\leq p, q\leq 1)$

で定義される. 従って, このモデルは $S=$

{

$s=(x,$$n)\in \mathrm{Z}\chi \mathrm{Z}+:X+n=$ 偶数

}

上で考え

ることが出来る. ここで, $\mathrm{Z}_{+}=\{0,1,2, \ldots\}$. 特に, $q=2p-p^{2}$ のときは, 方向性のある ボンド. パーコレーションに, $q=p$ のときは, 方向性のあるサイトパーコレーションに 一致する. この Domany-Kinzel モデルに関する参考文献として, 例えば Durrett(2) の第5 章を参照のこと. このモデルで, $P\leq q$ の場合は, $\lceil_{\mathrm{a}}\mathrm{t}\mathrm{t}\mathrm{r}\mathrm{a}\mathrm{C}\mathrm{t}\mathrm{i}\mathrm{V}\mathrm{e}\rfloor$ , $P>q$ のときは, $\mathrm{r}_{\mathrm{n}\mathrm{o}}\mathrm{n}-\mathrm{a}\mathrm{t}\mathrm{t}\mathrm{r}\mathrm{a}\mathrm{c}\mathrm{t}\mathrm{i}\mathrm{V}\mathrm{e}$ 」 で

ある. 一般に, attractive case は, coupling の手法などが使えるため, 様々な結果が知ら

れているが, non-attractive

case

は, 数学的な手法が限られているため得られている結果は

少ない. 本講演では特に, non-attractive case に着目し, 我々の研究を中心に, 特徴量の単

調性や極限定理, さらには相関不等式に関し, 知られている結果及び予想について整理し,

報告した. (3-7) また, 研究会の発表後, non-attractive な特別の領域では ($p$ が 1 に近く,

$q\in[0,1]$, 但し $(p, q)\neq(1,0))$ , Bramson and Neuhauser (3) の手法を用いて, 完全収束定 理を証明することが出来た (8) (attractive

case

で成立することは知られている). 目標とし

ては, non-attractive 全ての領域で, 完全収束定理を示すことである. 参考文献

(1) E. Domany and W. Kinzel: Equivalence of cellular automata to Ising models and directed percolation. Phys. Rev. Lett. 53(1984)

311-314.

(2) R. Durrett, R. Lecture Notes on Particle Systems and Percolation Wadsworth, Inc.,

California (1988).

(3) M. Bramson and

C.

Neuhauser: Survival of

one-dimensional

cellular automata under random perturbations, Ann. Probab. 22(1994)244-263.

(4) N. Konno: Upper bounds on survivalprobabilities fora nonattractive model, J. Phys.

Soc

.

$Jpn$. 66(1997)3751-3755.

(5) 今野紀雄: ある無限粒子系の局所性と大域性-Domany-Kinzel モデルの相転移現象, 数 理科学, (1999)10月号,

37-43.

(6) M. Katori, N. Konno and H. Tanemura: Survivalprobabilitiesfordiscrete timemodels

in one dimension, J. Stat. Phys. (2000).

(7) N. Konno, K. Sato and $\mathrm{A}.\mathrm{W}$. Sudbury: Lower bounds for critical values of

a

cancella-tive model, J. Phys. $A$: Math. Gen. (2000).

(8) M. Katori, N. Konno $\mathrm{a}\mathrm{n}\mathrm{d}_{\sim}$ H. Tanemura, in preparation.

数理解析研究所講究録

参照

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