• 検索結果がありません。

学問の世界へと誘う「ブリッジ・カレッジ」(3. 入学前教育「ブリッジ・カレッジ」(I. <特集>大学での学びの礎を築く : 「大学での学びと経験」と「ブリッジ・カレッジ」)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "学問の世界へと誘う「ブリッジ・カレッジ」(3. 入学前教育「ブリッジ・カレッジ」(I. <特集>大学での学びの礎を築く : 「大学での学びと経験」と「ブリッジ・カレッジ」)"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

3.入学前教育「ブリッジ・カレッジ」

“学問の世界” へと誘う「ブリッジ・カレッジ」

井下 千以子 入学前教育の質保証を目指して 大学進学が一部のエリートに限られていた時代から、大学のユニバーサル化が進行する ことによって、大学とは何か、大学にはどのような価値を見出すべきか、その答えは簡単 ではなくなってきた。今、大学にはその価値を付与するための具体的な行動が求められて いる。 桜美林大学における学群制への移行は、そうした改革への挑戦でもあった。桜美林大学 では 2007 年 4 月リベラルアーツ学群が開設されたことにより、プロフェッショナルアー ツとしての総合文化学群、健康福祉学群、ビジネスマネジメント学群を加え、「学部学科 制から学群制へと」完成した形となった。学群制では「自分で学びを創造し体系化する」 ことが求められる。そこで、「学生一人ひとりが主体的な学びを可能にする基盤を身につ けるための教育を施す場」として、基盤教育院が設置された(佐藤 , 2007)。 こうした基盤教育院の理念に基づき、高校生に「大学での学びとは何か」を体験的に理 解させることを目的として、入学前教育が企画された。高校と大学をつなぐ架け橋として の「ブリッジ・カレッジ」である。大学生活への適応をねらった単発的なイベントに留め ず、学士課程カリキュラムとの有機的な連関を企図し、“学問の世界” へと誘う要素を取 り入れた。そのねらいは、特定のディシプリン(専門分野)に関する入門的内容の紹介と いうよりも、学問への関心を喚起し、学問する態度を養うことにあった。すなわち、入学 前教育ではあっても、大学教育としての質を下げることなく、「大学での学び」の本質を 保証していくことにあった。

3.入学前教育「ブリッジ・カレッジ」

“学問の世界” へと誘う「ブリッジ・カレッジ」

井下 千以子

(2)

では、なぜ、入学前教育のデザインにおいて、「学問」の要素を重視することとなった のか。表 1 の 6 つの調査結果(井下,2009c)をもとに、大学教育の質保証という観点から、 高校生を受け入れる大学側から見た、入学前教育のあり方について検討する。 ブリッジ・スクールからブリッジ・カレッジへ進化 2008 年 2 月、高校と大学をつなぐ「架け橋」としてブリッジ・スクールがスタートした。 それが、2009 年には、ブリッジ・カレッジと名称を改め、大学での学びを高校生により 強く意識化させる取り組みへと進化した。 この 2008 年と 2009 年のプログラムの開発と運営は、基盤教育院におけるアカデミック キャリアガイダンスを中心に進められてきた。プログラムの開発には、アカデミックガイ ダンス科目「大学での学びと経験」が培ってきた経験と、その理念が活かされている。 入学前教育の対象者は、A0 や推薦入試に合格し、一般入試より一足早く入学を決定し た高校生で、08 年はリベラルアーツ学群のみ、09 年には全学群に開放して参加者を募った。 08 年の申込者総数は 335 名で、リベラルアーツ学群入学者約 1000 名の 3 分の 1(33,5%)、 09 年は 498 名で、全学群入学者約 2000 名の 4 分の 1(25%)にあたる。 08 年のブリッジ・スクールが「大学生活への適応」と「大学での学習への導入」という、 適応とリメディアルを目的としていたのに対して、09 年のブリッジ・カレッジではそれ に「学問」の要素を加え、「ガイダンス」「英語コミュニケーション」「 学問の世界へよう こそ 」「メッセージ」のプログラムに再構成された。 では、なぜ 2 年目で内容を見直し再構成する必要があったのか。それについてはこれか ら述べていくが、まずは 1 年目に実施したブリッジ・スクールの内容から紹介していこう。 ブリッジ・スクールについて 内容は、「日本語コミュニケーション」「英語コミュニケーション」「コンピューターリ テラシー」「コミュニティ活動」のプログラムで構成されている。 2008 年 2 月から 3 月にかけて、全 3 日間のスクーリングを 2 回実施した。大学生活へ の適応を目的としたコミュニティ活動は、1 日目にガイダンス 「 桜美林を知ろう 」、2 日目 はアクティビティ「友だちをつくろう」、3 日目は卒業生・在校生・学群長からのメッセ ージ「大学生活をイメージしよう」を実施した。アクティビティでは、初対面の緊張をほ ぐし、楽しく自然と仲間作りができるよう、ラインナップや名前ゲームなどをおこなった。 ブリッジ・スクール最終日には参加高校生を対象としてアンケート調査(表 1 の①)を 実施し、「入学前の不安が解消された」「友だちができた」「楽しかった」など、9 割を超 える高い満足度が示された。

(3)

入学半年後のフォーカス・グループ・インタビュー調査 しかし、入学前教育が楽しいイベントや適応プログラムでよいのか。果たして大学教員 が企画する意味はあるのだろうか、疑問が残った。そこで、09 年には内容のさらなる向 上を目指し、参加高校生が半年間の大学生活を経て、入学前教育をどう評価しているか、 フォーカス・グループ・インタビュー:FGI(表 1 の②)を実施し、検討をおこなった。 その結果、「ある程度入学前の不安は解消されたが、楽しいだけでなく、大学の授業が どのようなものかを知っておくとよかった」「授業が難しいと感じることも必要だ」「簡単 だ、安心だと思うことが入学した後のストレスをなくすことにはならない」「この程度か と思ってしまい、春休みにもっと英語の勉強をすればよかったと授業が始まってから感じ た」など、ブリッジ・スクール最終日に実施した事後アンケート(表 1 の①)の結果とは 異なる意見も出た。この結果は、入学前教育の質の向上を検討していた筆者の見解と一致 するものだった。 表 1 入学前教育の実施状況と調査内容一覧 08 年 2 ~ 3 月 ブリッジ・スクール 実施  全 3 回×2 グループ、リベラルアーツ学群入学早期決定者(A0・推薦入試) ① 事後アンケート (対象:ブリッジ参加学生) 10 月 ② 入学半年後 FGI (対象:ブリッジ参加学生) 11 月 08 年度の方向性の決定 →「適応」「学習」に、「学問」を加える。 09 年 2 月 ブリッジ・カレッジ 実施  全 2 回 ×3 グループ、全学群入学早期決定者(A0・推薦入試) ③ 事後アンケート (対象:ブリッジ参加学生) ④ 授業記録 (対象:担当教員) ⑤ 振り返りアンケート (対象:担当教員) ⑥ 振り返り FGI (対象:大学生スタッフ) 学問への関心を喚起し、学問する態度を育む そこで、大学生活の適応や学習習慣の形成をねらったイベント的な内容から、「大学で の学び」を意識化させるプログラムへと、企画内容の方向の転換をおこない、入学前教育 の質の向上を図った。「学習」から「学問」へと意識を高め、学問への関心を喚起するこ とによって、高校生を学問の世界へと誘う「学問の世界へようこそ」の授業が企画された。 ところが、授業の担当を基盤教育院所属の教員に依頼すると、何人かの教員から「普段、 語学を担当している人間は、学問を教えるという授業では、あまり役立たないのではない

(4)

か」というようなメールが届いた。そこで次のようなメールを返信した。 「ここでは、ディシプリンというような既成の学問領域に限らず、もう少し広げて、あ るテーマに対して探究すること、課題と向き合って考える態度を養うことと捉えてもらい たい。自分で考え、発見することの楽しさや、少し難しいことにチャレンジしていくこと のおもしろさを伝えることによって、学問の扉を開いていくきっかけを作ってほしい。」 こうした教員とのメールのやりとりを通して、ここでの「学問」の定義が明確になった。 「既成の学問領域に限らない、あるテーマと向き合い探究すること」である。そして、ブ リッジ・カレッジを「学問する態度を育むための第一歩」と位置づけた。 5 つの「学問の要素」と、12 の「学問の扉」 授業には、5 つの学問の構成要素「主体的に考える。問いがある。発見がある。仲間を 知る。楽しい。」(表 2)を盛り込むよう、教員に依頼し、12 の「学問の扉」が開講された。 2 日間連続プログラムで、1 日目に、12 の「学問の扉」(表 3)から1つ授業を受ける。 2 日目は、12 の「学問の扉」での学びを、参加者全員で共有する取り組みがおこなわれた。 表 2  5 つの「学問の要素」 主体的に考える。問いがある。発見がある。仲間を知る。楽しい。 表 3  12 の「学問の扉」 日常の中の外国語‐外国語を学んで自分の世界を広げよう コンピュータは仕事が苦手?-情報科学の扉- 文章の実験 ―なんのために書くのか?― 日本語を教えて!と言われたら?-外国語としての日本語を考える- 日本語と(異文化間)コミュニケーション 日本の大学・外国の大学について知ろう!学ぼう! 外国語として日本語を教える/学ぶ ヨーロッパを学ぶ、日本を知る 生と死を考えてみよう 英語が苦手なのは、自分のせいだけではない? コミュニケーションの力って何? 人はなぜ考えることができるのか?-認知心理学の扉- 以下は、「学問の世界へようこそ」の案内文で、2009 年のブリッジ・カレッジのしおり に掲載したものである。

(5)

学問の世界へようこそ -大学での授業を一足早く体験しよう- みなさん、学問の世界へようこそ! 学問の世界には、いままでみなさんが経験してこなかったような新しい感動があります。 学問の世界には、先人たちが築き上げてきた智恵が凝縮されています。 いま、みなさんは、学問の世界の入り口に立ったところです。 さあ、力強く、学問の扉を開いてください。 ◆ 学問の扉 最初に、様々な学問の扉があることをご紹介しましょう。 高校までの学習にはなかった科目です。文化人類学、心理学、哲学など、扉の向こう には新しい学びの世界が広がっています。大学ではどんなことが学べるのか、自分は何に 関心があるのか、様々な学びがあることを知る。そこから、大学での学習が始まります。 ◆ 新しい知の創造の体験 次に、実際に、学問の世界を体験してみましょう。 高校までの学習では、知識は教わるものでした。大学における学問の世界は、知識は 教わるものではなく、自分で創っていくものです。先人たちが築き上げてきた知識に学びつつ、 そこから新しい知を自分で創っていくのです。ですから、そこには、発見があり、驚き があり、感動があるのです。ちょっと、難しいこともあるけれど、だからこそ、おもしろい のです。深く考えることの楽しさ、知の冒険を楽しんでください。 ◆ どんな仲間と学ぶのか、大学の授業の雰囲気を知ろう みなさんは、大学の授業に、どのようなイメージを持っていますか。 大教室で、大人数で、講義を聴くというようなイメージでしょうか。 確かに、そういう授業もありますが、ここでは、比較的少人数で授業をおこないます。 先生や友達とのやりとりを通して、お互いを知るということも大切したいと思います。 これから、どんな仲間と学ぶのか、大学の授業の雰囲気を一足早く感じ取ってください。 こうして、みなさんが 1 日目に体験した授業の内容と感想は、2 日目に先生からのメッセ ージとして紹介する予定です。みなさんがどんな授業を体験したのか、様々な学問の扉が あることも知ってほしいと思います。

(6)

「学びを振り返る調査」と「学びを共有する取り組み」がポイント このように、「学問の世界へようこそ」は、第 1 日目と 2 日目のプログラムがセットに なって機能することによって、高校生に「大学での学びとは何か」を体験的に理解させよ うとするものである。 ポイントは、第 1 日目の「学びを振り返る調査」と、第 2 日目の「学びを共有する取り 組み」にある。第 1 日目の授業終了後に、学生には授業での学びを振り返るアンケート(表 1 の③)を、担当教員には授業記録(表 1 の④)と振り返り(表 1 の⑤)の 2 種類のアン ケートを依頼し、それらの調査結果を即日集計してパワーポイントにまとめ(30 ~ 31 頁 を参照)、翌日のプログラムに間に合わせるというものだった。 運営担当の教員とスタッフの当日の作業量は大変なものだったが、こうした学びの振り 返りを徹底しておこなわなければ、2 日間の短期プログラムで、高校生に「大学での学び とは何か」を体験的に理解させていくことはできない。高校生が授業でどのようなことを 感じたのか、考えたのかをアンケートから丁寧に拾い、かつ担当教員が授業での高校生の 学びをどのように評価したかを、パワーポントのスライドにし(30 ~ 31 頁を参照)、先 生からのメッセージとして伝えた。 たとえば、高校生は授業の感想を次のように述べている。「興味を持ったことを調べる ことで、新しい世界の扉が次々と開いていくのですね。大学での授業が楽しみになりまし た」「人に伝えようとしていることが、自分の知識や経験で大きく変わってしまうと知っ て驚きました」「今まで考えたことがなかったことを話し合うのはたとえ簡単にみえるこ とでも難しかったです」というように発見や驚きが綴られていた。そして、学ぶことは決 して簡単ではないということにも気づいているようだった。 そうした高校生の学びに、担当教員は次のようなメッセージを送っている。「ちゃんと、 自分で考えたユニークな分析を行っていました。みな、素晴らしかったです」「真剣に考 えていることが表情からよくわかりました」「このような授業に対する積極的な姿勢は入 学後も続けてほしいです」 2 日目の「学びを共有する取り組み」では、こうした高校生の素直で素朴な感想と、先 生方からのメッセージを、12 の「学問の扉」ごとに紹介していった。そして、最後の締 めくくりとして確認したことは、以下のことであった(31 頁を参照)。 大学とは新しい知の創造を体験する場である。大学の学びで大切なことは、知識は教 わるものではなく、知識は自分で創っていくものである。だからそこには発見や驚き、 感動がある。学問の扉は、「なぜ」と問うことで開く。扉は「問い」という鍵によっ て開かれる。

(7)

ܖբ↝ɭမ↧↷ⅵↂ↌

䊣䊷䊨䉾䊌䉕ቇ䈹䇮ᣣᧄ䉕⍮䉎

• ⥝๧ࠍᜬߞߚߎߣࠍ⺞ߴࠆߎߣ ߢޔᣂߒ޿਎⇇ߩᚺ߇ᰴޘߣ㐿 ޿ߡ޿ߊߩߢߔߨޕᄢቇߩ᝼ᬺ ߇ᭉߒߺߦߥࠅ߹ߒߚޕ • ઁߩ࿖ߩᢥൻࠍቇ߱ߎߣߪ↢߈ ߡ޿ߊ਄ߢᄢಾߛߥߣᕁ޿߹ߒ ߚޕ • వ↢ߪ࡛࡯ࡠ࠶ࡄߦ㑐ߒߡᾲ޿ ᖱᾲࠍᜬߞߡ޿ࠄߞߒ߾ࠆߎߣ ߇ࠃߊࠊ߆ࠅ߹ߒߚޕ ᶏᵤవ↢䈎䉌䈱䊜䉾䉶䊷䉳 ⾰໧䈮ኻ䈚䇮੕䈇䈮⹤䈚ว䈉䈭䈬䉃䈚 䉐Ⓧᭂ⊛䈭᝼ᬺᆫ൓䈏↢䉁䉏䇮ቇ↢䉅 ᝼ᬺ䉕ᭉ䈚䉖䈪䈇䉎᭽ሶ䈣䈦䈢䇯 䈖䈱䉋䈉䈭᝼ᬺ䈮ኻ䈜䉎Ⓧᭂᕈ䈲౉ቇ ᓟ䉅⛯䈇䈩᰼䈚䈇䇯 ⊝ߐࠎߩᗵᗐ

ᄖ࿖⺆䈫䈚䈩ᣣᧄ⺆䉕ᢎ䈋䉎 䋯ቇ䈹

• ⥄ಽ߇᥉Ბ⹤ߒߡ޿ࠆ⸒⪲ࠍ ૗߽⍮ࠄߥ޿ੱߦ⺑᣿ߔࠆߩ ߪߣߡ߽㔍ߒ޿ߣᕁߞߚޕᧄ ᒰߦ᥉Ბ૗᳇ߥߊ૶ߞߡ޿ࠆ ࠎߛߣᗵߓߚޕ • ੹߹ߢ⠨߃ߚߎߣ߇ߥ߆ߞߚ ߎߣࠍ⹤ߒว߁ߩߪޔߚߣ߃ ◲නߦߺ߃ࠆࠃ߁ߥߎߣߢ߽ 㔍ߒ߆ߞߚޕ • ᄢቇߦ౉ߞߚࠄ᥉ㅢߦᄢቇ↢ ߢ߈ࠇ߫޿޿߿ߣ߆ᕁߞߡ޿ ߚߌߤޔ޿ࠈࠎߥߎߣࠍീᒝ ߒߚ޿ߣᕁߞߚޕ 㥲⮮వ↢䈎䉌䈱䊜䉾䉶䊷䉳 䇸䈲䇹䈫䇸䈏䇹䈱㆑䈇䈮䈧䈇䈩䇮䈬䈱䉫䊦䊷 䊒䉅䇮䈤䉆䉖䈫⥄ಽ䈪⠨䈋䈢䊡䊆䊷䉪䈭 ಽᨆ䉕ⴕ䈦䈩䈇䉁䈚䈢䇯 䉂䈭䈜䈳䉌䈚䈎䈦䈢䈪䈜䇯 ⊝ߐࠎߩᗵᗐ

(8)

ੱ䈲䈭䈟⠨䈋䉎䈖䈫䈏䈪䈐䉎䈱䈎䋿

䋭⹺⍮ᔃℂቇ䈱ᚺ䋭

੗ਅవ↢䈎䉌䈱䊜䉾䉶䊷䉳 વ⸒䉭䊷䊛䉕䉇䈦䈩䇮⸥ᙘ䈱ᄌኈ䈎 䉌䇮ੱ㑆䈱ᕁ⠨䈮䈧䈇䈩⠨䈋䉁䈚䈢䇯 ⍴ᤨ㑆䈣䈦䈢䈱䈮䇮⚿ᨐ䈱৻⥸ൻ䉁 䈪䈖䈑䈧䈔䈢䈱䈲䈜䈳䉌䈚䈇䋣 ⊝ߐࠎߩᗵᗐ • ᙘ䈋䉎䈫䈐䈮䈲䇮૗䉅⠨䈋䈩䈇䈭䈇 䉋䈉䈪䇮㊀ⷐᐲ䈱್ᢿ䈭䈬䇮᳇䈨䈇 䈩䈲䈇䈭䈇䈔䉏䈬䇮⥄ὼ䈫䇮ᕁ⠨ ࿁〝䈲࿁䈦䈩䈇䉎䈫䈇䈉䈖䈫䈏䉒䈎 䉍䉁䈚䈢䇯 • ੱ䈮વ䈋䉋䈉䈫䈚䈩䈇䉎䈖䈫䈏䇮⥄ ಽ䈏ᣢ䈮ᜬ䈦䈩䈇䉎⍮⼂䉇⠨䈋ᣇ 䈪ᄢ䈐䈒ᄌ䉒䈦䈩䈚䉁䈉䈫⍮䈦䈩㛳 䈐䉁䈚䈢䇯 • ౉ቇᓟ䈮䉅੹࿁䈱䉋䈉䈭䉮䊚䊠䊆 䉬䊷䉲䊢䊮䉺䉟䊒䈱᝼ᬺ䉕䉇䈦䈩䈒 䉏䉎䈫䈇䈇䈭䈫ᕁ䈇䉁䈚䈢䇯

ᣂ䈚䈇⍮䈱ഃㅧ䈱૕㛎

⍮⼂䈲ᢎ䉒䉎䉅䈱 ⍮⼂䈲⥄ಽ䈪ഃ䈦䈩䈇䈒䉅䈱 ⊒⷗䊶㛳䈐䊶ᗵേ 䈭䈟䋿䈫䈇䈉㵰໧䈇㵱䈏 䇸ቇ໧䈱ᚺ䇹䈱㎛䋣

ޟቇ໧ߩᚺޠߪ

̌໧޿̍ߦࠃߞߡ㐿߈߹ߔޕ

ቇ໧䈱਎⇇䈻䉋䈉䈖䈠

(9)

教員の意識の自発的転換 その他にも、事後アンケートでは「大学の授業の雰囲気がわかった」「学問の扉は全部 受けたかった」「高校にはない内容で新鮮だった」など、受講生の満足度の高さが示された。 また、担当教員による振り返りでは「普段何気なく見たり聞いたりしているものも別な 角度から分析すれば学問になっていくと気づいた」「授業で高校生の気づきの様子が見ら れたことにより、学問というテーマの重要性が再認識され、学期中の授業でも考慮するこ とが必要だと感じた」「日常の授業と異なる場面を体験し、授業方法など考えることが多々 あった」など教員の意識の自発的な転換(FD)も確認された。 入学前教育の質の検証と質の維持 こうして、2008 年のブリッジ・スクールから、2009 年のブリッジ・カレッジまでを振 り返ってみると、入学前教育の質の検討に有効だったのは、入学半年後に実施したフォー カス・グループ・インタビュー調査(FGI)による検証だったことがわかる。高校生たち は大学生となって半年後に、ブリッジ・スクールの内容を大学での授業や大学生活に照ら してその意味と価値を評価している。「楽しいだけでなく、難しいと感じることも必要だ」 「簡単だ、安心だと思うことがストレスをなくすことにはならない」と、ブリッジ・スク ール直後の「楽しかった」という高校生としての感想から、大学生となって客観的に入学 前教育を評価していることがわかった。このように、大学の授業に対する高校生の期待に 「学問」の要素を見出し、2 年目のブリッジ・カレッジで「学問の世界へようこそ」とい う授業を実施したことは、入学前教育の質を大学側から検証したといえるだろう。 さらに、それは教員の意識の向上(FD)にもつながった。教員の意識の転換は、最初 からねらっていたものではない。自発的なものだった。教員の振り返りアンケートにも記 されているように、「学問の世界へようこそ」を担当したことが、大学の授業とは何か、 大学での学びと何かを、教員自らが振り返る機会となったのである。そうしたことからも 2 日目の「学びを振り返る取り組み」の意義が確認できるだろう。 入学前教育の質を維持していくためには、プログラムの恒常的な検証が必須であり、そ うしたことの積み重ねが大学教育の質の向上につながっていくのではないかと思われた。

参照

関連したドキュメント

健学科の基礎を築いた。医療短大部の4年制 大学への昇格は文部省の方針により,医学部

専攻の枠を越えて自由な教育と研究を行える よう,教官は自然科学研究科棟に居住して学

究機関で関係者の予想を遙かに上回るスピー ドで各大学で評価が行われ,それなりの成果

この説明から,数学的活動の二つの特徴が留意される.一つは,数学の世界と現実の

(5) 子世帯 小学生以下の子ども(胎児を含む。)とその親を含む世帯員で構成され る世帯のことをいう。. (6) 親世帯

大学は職能人の育成と知の創成を責務とし ている。即ち,教育と研究が大学の両輪であ

学生 D: この前カタカナで習ったんですよ 住民 I:  何ていうカタカナ?カタカナ語?. 学生

手話の世界 手話のイメージ、必要性などを始めに学生に質問した。