回
覧
ひ と り じやな い
青少 年 の悩 み は
「ふ らつぷ
」
ヘ
第
8号
発行 日 : 平 成 25年 6月 21日発行: 宇都 宮市青少年 自立支援 セ スター
青 少 年 自立 支 援 セ ンター「ふ らつぷ 」 で は 、ニー ト・引 き こ
も り、非 行 な ど青 少 年 の悩 み ご との相 談 をお受 けして い ます 。
年 間延べ千件 を超 え る相 談 の 中 に は 、 自立 まで に何 年 も掛 か る場合 も あ ります が 、今 回 は 、
5年
目で就 労 に いた つたA君
の ケー ス を紹 介 します 。い い か 分 か らな い 」 と語 り始 め ま した 。
そ こで 、今 後 、 どの よ うに 自立への道 を歩
ん でい くか 、話 し合 い を持 ちま した。
ふ らつぷ で は 、一 人 ひ と りに合 わせ た「自
立支 援 計 画 」 を作 成 し、計 画 的 に 自立への支 援 を行 つ てい るの です 。
鳳
覇
係
機
関
と
連
携
し
ふ らつぷ で は、就 学・就 労 な どの 関係 機 関・
団 体 と連 携 し支 援 を行つて い ます が 、 今 回 は
就 労 支 援 を 行つ て い る若 者 支 援 機 関 と連 携 し、就 労観 の 醸 成 を行い ま した。
そ の 結 果 、
A君
は 自分 で で き る とい う自信 を得 る こ とが で きました。( 1, 〉
面
接
か
ら
採
用
ヘ
ふ らつぷ で は 、
A君
か ら就 労 を本 格 的 に 進 めた い との要 望 を受 け、「ハ ロー ワー ク」
の活 用 法 な どを説 明 した とこ ろ、一 人 でハ ロー ワー ク に 出 向 き 、 面接 を受 け 、採 用 ま
で達 す る こ とが で きま した。
緊 張 す る と身 体 症 状が 出 て 苦 しん で い た
A君
が 晴 れ や か な表 情 に変 わ りました。A君
` 空
20代
男性 。5年
間 引 き こ も り状 態。ブ
t 学
卒
業
後
、
引
き
こ
も
り
に
得 意 科 目は理 数 系 、 苦手 は文 系 。コ ミュ ニ ケー シ ョンが苦 手 。 高 校 生 ま で は、先 生
か らは真 面 目とい う評 価 を受 けて いた
A君
が 、大 学 卒 業 後 、い つ の 間 に か 、 自分 の部屋 に 引 き こ も り、一 日中 、 自室 で 寝 るか パ
ソコ ンに 向 か うか の 生 活 に入 り、社 会との
接 点 を無 く して しま い ま した。
この状 態 を心配 して 両親が 「ふ らつぷ 」
を訪 れ ま した。
人
ひ と りに合わせ た計画 を
4ヵ
月後、
両親の勧めもあ り
、
一人で来所
できるよう
になつた
A君
。人 と
の関わ りが
苦
手
で
、
緊
張
すると
体
調を
崩し
が
ち
でし
た
の で 、相 談 員 は、少 しずつ 丁 寧 に 、 じつ く
りと信頼 関係 を築 きつ つ 、
A君
の気 持 ち に 寄 り添 つて 注意 深 く耳を傾 け る こ とか ら面談 を始 めま した。
面 談 を重 ね 、地 域の ごみ 拾 い な どの 「
社
会 参加 体験 」に参加 で き る よ うに な つた頃 、
A君
は「仕 事 を したい。 で も、 ど うした ら「ふ らつぷ」 は、宇都 宮市子ども部子 ども未来課青 少年 自立支援セ ンター の愛称 。「ふ らつぷ」 で は、 カウ ンセ リングな どの専 門知識の ある相談 員が お待 ち して います 。所内
での面接相談 や電話相談 の ほか 、必要に応 じて、 自宅な どへ の訪問相談 や定期的に市役所本庁舎
ふら っぶ
「
♯行賄止講 演会 」
平 成
25年
2月17日
( 日) に
東市 民活 動 セ ンタ ー で , よ り多 くの 人 に非 行につ いて考 え て いた だ こうと, 「非 行 防 止 講 演 会 」 を開催した と こ ろ
, 市
民122名
の参 加 が あ りま した 。少 年審判 , 非 行 体 験,生 き方
i 役
割 分 担 な どにつ い て話 が あ りま した の で, そ
の概 要 を紹 介 します 。少年審半
!
様 々 な こ とが 原 因 に宇 都 宮家 庭裁 判 所 調査 官 か ら家庭 裁 判 所 で の
少 年 審判の流 れ につ い て
, 説
明 が あ り, 様
々 な要 因 が複 合 的 にか らま つ た結 果 , 非 行 とい う形 になって 出 て くる との こ とで した。
少 年 た ち の小 さな変化 につ い て も気 をつ け, 悩 ん で い る よ うな らば, 声 をか けて あ げ る こ との大
切 さを感 じま した。
非 行体 験 支 えが 必 要
非 行 か ら立 ち直 り, 現 在は飲 食 店 の店 長 となつ た青 年 の体 験 談 です。
「非 行→
少 年 鑑 別 所→児 童 自立 支 援 施 設 入 所
とた どる 中 で 中学の担 任 の先 生 や 家 族 に支 え ら れ
, ま
た, 施
設 での先 生 との 出会 い, そ
して, 気
づ き。
19歳
で通信 制 高校 に入 学, 卒
業。海 外 留 学。そこで 人 生観 が変 わ り, 今
は飲 食 店 を経 営 し て い る。弟 子 も
2人
お り, ここまで来 れ た の も, た
く さ ん の人 の支 えが あった か ら と感 謝 して い る。非 行 に陥つた少年 は一 人 で は何 もで きな い の
考えてみ春世んか
私たちにできるこ こ
で皆 に支 えて ほ しい」 との話 が あ りま した。
大人 は少 年 が必ず 立 ち直 る と信 じて待つ こ との
大切 さを感 じま した。
生 き方 常 に生 き方 の チエ ック を
中央 大 学 の矢 島教 授 ( 社会 学
) は
昔 と今 の家 族, 地
域社 会 を比べた 時 に, 昔
に 比べ社 会 が大 き く変 貌 して しまい, そ
の再 生 の た め に は, 一
人 ひ と りの意 識 改 革 や 地 域の力 が必 要 で
, そ
の た め に は, 地
域 の育 成 会 に親 子 で 参 加 し活 動 する こ とな ど との提 案 が あ りま した。
また
, 人
は常 に軌 道 修 正 を しな が ら生 きてい ます が, そ
れ が, で
きない と歪 み が 大 き くなつ て しま うの で, 早
目の対 応 が必 要 だ とい う話 があ りま した。
役割
分
劃
良
い
「
お
せつ
かい
」を
家 庭 。
地 域 。学校 。
事 業者・警 察 の皆 さん で,
それ ぞれ の 立場 で非 行 防止 の た め に は ど うした
らよい か意 見 を交 わ した とこ ろ
, 子
ど もへ の関 わ りの 中で, 良
い 「お せ つ か い 」 を地 域 ぐるみ でや りま し ょ うとい うま とめ とな りま した。人でで きる こと 考 えてみ ませ ん か 皆 さん
, 非
行 防止 につ い て一 人 ひ と り何 がで き るか考 えて み ませ ん か。 その こ とが 防止へ の第 一 歩 だ と思い ます 。
澤
蒙 」
卜 生
F
σ
D
杏
目 言
炎 発
案
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み ない∼ こ
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中央