15 JGC CORPORATION
Project
事業活動に伴う健康・安全・環境(HSE)への配慮
日揮グループは、地球規模で資源開発、石油、天然ガス、石油化学をはじめ、環境、ケミカル、医薬、水処理、新エ ネルギーなど幅広い分野においてプロジェクトを遂行し、これらプロジェクトの全体を通して常にHSE(健康・安 全・環境)への配慮を心掛けています。HSEへの配慮は、プラントのEPC(設計、機材調達、建設工事)活動はもち ろんのこと、それ以前の営業活動や事業化調査段階からメンテナンス、プラントの解体、さらにEPC以外の投資 事業やサービスビジネスにおいても欠かすことはできません。日揮グループは、エンジニアリング力とプロジェク トマネジメント力にHSEに対して高い次元で配慮することによって、持続可能な社会の実現を目指します。
◯HSE No.1コントラクターへ
近年はエネルギープラントなど大型プラント設備の設計・建設や操業に対し、事業者や社会による健康・安全・環境に 対する関心が高まっており、コントラクターへの要求も厳しくなっています。日揮は「HSE No.1コントラクター」を目指 し、その達成に向けて努力することで顧客の信頼を得るとともに、企業の社会的責任を果たしたいと考えています。
◯経済性とHSEを高い次元で両立
大型プラント設備においては稼働安定性やメンテナンス性などが操業時の経済性に大きく影響します。日揮は事業者であ る顧客の理解と協力のもと、プラント立地国の法制や顧客の要求事項を満たしつつ、自社の高いHSEスタンダードを適用さ せ、経済性とHSEへの配慮を併せ持ったプラント設備の提供を心掛けています。
◯長期と短期の視点をバランスよく融合
世界中のエネルギー・インフラ設備は、たとえ最新の技術を駆使したとしても長期的視野で評価すると環境に何らかの影 響を与える存在です。だからこそ、これら設備のコンセプトや詳細仕様を決定し、あるいは建設に従事する者は、その場限 りの経済合理性だけでなく長期的視野での環境への影響を常に意識しながら事前評価する必要があります。全ての関係者が HSEの本質を理解し全体最適化を達成できれば、顧客と社会の評価も得られます。日揮は短期と長期の二つの異なる視点の 必要性を深く認識し、これらの調和・融合を図る企業を目指しています。